JPH08226838A - 内燃機関の吸入空気量センサ - Google Patents

内燃機関の吸入空気量センサ

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Publication number
JPH08226838A
JPH08226838A JP7032513A JP3251395A JPH08226838A JP H08226838 A JPH08226838 A JP H08226838A JP 7032513 A JP7032513 A JP 7032513A JP 3251395 A JP3251395 A JP 3251395A JP H08226838 A JPH08226838 A JP H08226838A
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JP
Japan
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intake air
support member
ring
insulating film
air amount
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Application number
JP7032513A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
博 小林
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸気流量を計測する検知部から支持部材に伝
わる熱量を極力抑えて検知部の熱応答性を向上して、電
源投入時直後からの正確な吸気流量の計測を可能とする
ことにある。 【構成】 流量検出素子9は、少なくとも上流側に絶縁
膜が形成され、当該絶縁膜上に抵抗膜が形成されるリン
グ状の検知部と、この検知部に一体に形成され、少なく
とも上流側に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜上に前記抵
抗膜に連続して電極膜が形成される接合部からなり、前
記接合部と接合される部分の周辺を除いて絶縁膜が形成
され、当該絶縁膜上に電極膜が形成される棒状の支持部
材11により、前記検知部を吸気流の流れ方向に直交さ
せて支持することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱式流量計からなる内
燃機関の吸入空気量センサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の吸入空気量センサとして、ホ
ットワイヤ式あるいはホットフィルム式等の熱式流量計
の原理を利用したものが従来から知られているが、吸気
通路の断面の一箇所に白金線等からなる流量検出素子が
配設される形となるため、吸気通路断面における各部の
流速分布が不均一になると、比較的大きな誤差が発生す
る。
【0003】そこで、従来、例えば特開平1−2887
25号公報において、吸気通路全体を横切るように平板
状の流量検出素子を設けた吸入空気量センサが提案され
ている。この平板状の流量検出素子は、吸気が通流可能
なように多数の開口部を有し、かつ吸気通路と直交する
ように配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車のエ
ンジンの吸入空気量センサにおいては、イグニッション
・スイッチをONにした直後の排気ガス性能の確保から
アイドリング状態で空気を流した時の電源投入時のセン
サの応答性が要求される。具体的には電源投入時、セン
サ信号は10msec〜20msec以内にアイドル状
態の空気流量値を示さなければならない。
【0005】しかし、上記特開平1−288725号公
報において、電源投入時にエンジンシリンダ内に取り入
れられる空気は外気の時に比べて急激に温度が上るが、
所定の流量が流れているために、電源投入時から一定時
間経過すると温度が一定になる。上記空気の温度が一定
になるまでに時間を要すると図14に示す如くセンサ信
号は、温度の上昇によるピーク時から所定時間の間に一
定の値に落ち着き、当該落ち着いた時から更に安定する
まで時間Tを要する。上記センサ信号が安定するまで時
間Tを要すると吸入空気量センサは応答性を低下して、
前述した電源投入時からセンサ信号が10msec〜2
0msec以内にアイドル状態の空気流量値を示すこと
が困難になる不具合があった。上記センサ信号が一定に
落ち着いてから更に安定するまでの時間Tは、流量検出
素子を支持している支持部材への熱の伝導により左右さ
れることが知られている。
【0006】従って、吸入空気量センサの応答性を向上
するには、当該吸気流量を検知する素子部(検知部)か
ら支持部材への熱の伝導を極力抑えることが必要であっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、その目的は、吸気流量を計測する
検知部から支持部材に伝わる熱量を極力抑えて検知部の
熱応答性を向上して、電源投入時直後からの正確な吸気
流量の計測を可能とする内燃機関の吸入空気量センサを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の第1の発
明は、吸気流の下流に向かうにしたがって吸気通路断面
積が徐々に縮小する絞り通路部と、この絞り通路部より
も下流側に位置し、かつ下流に向かうにしたがって吸気
通路断面積が徐々に拡大する拡大通路部と、前記絞り通
路部の下流端部に近接して配置され、かつ流れ方向に直
交して吸気通路全体を横切るように設けられた熱抵抗体
からなる流量検出素子とを具備する内燃機関の吸入空気
量センサであって、前記流量検出素子は、少なくとも上
流側に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜上に抵抗膜が形成
されるリング状の検知部と、この検知部に一体に形成さ
れ、少なくとも上流側に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜
上に前記抵抗膜に連続して電極膜が形成される接合部と
からなり、前記接合部と接合される部分の周辺を除いて
絶縁膜が形成され、当該絶縁膜上に電極膜が形成される
棒状の支持部材により、前記検知部を吸気流の流れ方向
に直交させて支持すると共に、この支持部材の電極膜と
前記接合部の電極膜とを導電体により接続したことを要
旨とする。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、前記接合部
と前記支持部材との接合される部分にガラス溶着層を形
成したことを要旨とする。
【0010】請求項3記載の第3の発明は、前記支持部
材が貫通する貫通孔および当該貫通孔の一部を含むよう
に前記接合部が収納される切欠き部を形成する弾性体か
らなる弾性部材により当該接合部と支持部材とを接合さ
せ、当該切欠き部を通る貫通孔を貫通した支持部材に形
成されている電極膜と当該切欠き部に収納される当該接
合部に形成されている電極膜とを導電体により接続した
ことを要旨とする。
【0011】請求項4記載の第4の発明は、前記検知部
に一体に形成された接合部の略中央部に中空を形成した
ことを要旨とする。
【0012】請求項5記載の第5の発明は、前記流量検
出素子に近接する上流側に前記吸気流の流れ方向に直交
して吸気通路全体を横切るように金網を設けたことを要
旨とする。
【0013】請求項6記載の第6の発明は、前記検知部
のリング状の厚さは0.15〜0.30mmであること
を要旨とする。
【0014】請求項7記載の第7の発明は、前記支持部
材の太さは0.5〜1.0mmであることを要旨とす
る。
【0015】請求項8記載の第8の発明は、前記導電体
の太さは50μ〜100μであることを要旨とする。
【0016】
【作用】上述の如く構成すれば第1の発明は、絞り通路
部の下流端部に近接して配置され、かつ流れ方向に直交
して吸気通路全体を横切るように設けられた熱抵抗体か
らなる流量検出素子は、少なくとも上流側に絶縁膜が形
成され、当該絶縁膜上に抵抗膜が形成されるリング状の
検知部と、この検知部に一体に形成され、少なくとも上
流側に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜上に前記抵抗膜に
連続して電極膜が形成される接合部とからなる。また、
流量検出素子は、前記接合部と接合される部分の周辺を
除いて絶縁膜が形成され、当該絶縁膜上に電極膜が形成
される棒状の支持部材により、前記検知部を吸気流の流
れ方向に直交させて支持すると共に、この支持部材の電
極膜と前記接合部の電極膜とを導電体により接続したこ
とにより、支持部材への熱量の伝導を抑えるので、吸気
流量を計測する検知部から支持部材に伝わる熱量を極力
抑えて検知部の熱応答性を向上して、電源投入時直後か
らの正確な吸気流量の計測を可能にできる。
【0017】第2の発明は、流量検出素子の前記接合部
と前記支持部材との接合される部分に熱の伝導率の低い
ガラス溶着層を形成したので、リング状の検知部から支
持部材に伝わる熱量を極力抑えることができる。
【0018】第3の発明は、流量検出素子の前記支持部
材が貫通する貫通孔および当該貫通孔の一部を含むよう
に前記接合部が収納される切欠き部を形成する弾性体か
らなる弾性部材により当該接合部と支持部材とを接合さ
せ、当該切欠き部を通る貫通孔を貫通した支持部材に形
成されている電極膜と当該切欠き部に収納される当該接
合部に形成されている電極膜とを導電体により接続した
ので、リング状の検知部から支持部材に伝わる熱量を極
力抑えるとともに、接合部の損傷を防止できる。
【0019】第4の発明は、流量検出素子の前記検知部
に一体に形成された接合部の略中央部に中空を形成した
ので、接合部の自量の軽量化を図ることができる。
【0020】第5の発明は、前記流量検出素子に近接す
る上流側に前記吸気流の流れ方向に直交して吸気通路全
体を横切るように金網を設けたので、検知部の素子部を
通過する断面の平均流量を計測する場合に不安定な流れ
において計測精度の悪化を防止できる。
【0021】第6の発明は、流量検出素子の前記検知部
のリング状の厚さは0.15〜0.30mmであるの
で、リング状検知素子13の熱容量を抑えて、薄い金属
薄板を製造を容易にしてコールドスタート時の応答性の
低下を防止できる。
【0022】第7の発明は、流量検出素子の前記支持部
材の太さは0.5〜1.0mmであるので、最大流量時
の応力に対しても変形することはなく、吸気流量の流れ
を乱さず、且つ、強度を保持できる。
【0023】第8の発明は、流量検出素子の前記導電体
の太さは50μ〜100μであるので、熱伝導を少なく
できる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0025】図1は本発明の内燃機関の吸入空気量セン
サに係る第1の実施例の全体構成を示す図である。
【0026】上記吸入空気量センサ1は、内燃機関の吸
気通路3を構成する吸気ダクト(図示せず)の途中に介
装される合成樹脂で作られた筒状のハウジング5を有す
る。上記ハウジング5内の吸気通路3は、吸気流の下流
に向かうに従って通路断面積が徐々に縮小する絞り通路
部3aと、この絞り通路部3aの下流に接続された通路
断面積が一定のスロート部3bと、このスロート部3b
の下流に接続され、かつ下流に向かうに従って通路断面
積が徐々に拡大する拡大通路部3cと、から構成されて
いる。本実施例では、上記絞り通路部3aおよび拡大通
路部3cがそれぞれ円錐形に形成されている。上記絞り
通路部3aの下流端部つまりスロート部3bとの境界に
はハウジング5内の吸気通路3全体を横切るように金網
7が配設されている。上記金網7の下流側には流れ方向
に直交して吸気通路3を横切るように検知素子9が配設
されている。上記検知素子(流量検出素子)9は、図中
上部のハウジング5により係止されている細い棒状の支
持部材11と、当該支持部材11の吸気通路3の略中央
のリング状検知素子13(検知部)とから構成されてい
る。上記リング状検知素子13は支持部材11に接合さ
れて吸気流の流れ方向に直交して支持されている。ま
た、リング状検知素子13は内燃機関の吸入空気量セン
サとして、ホットワイヤ式あるいはホットフィルム式等
の熱式流量計の原理を利用したもののうち、ホットフィ
ルム素子から構成されている。上記検知素子9を支持し
ている支持部材11の一端はハウジング5内の図中上部
のセンサ回路15に結合されている。上記センサ回路1
5は図示の如くハウジング5に一体的に結合され、リン
グ状検知素子13により計測された吸気流量を検知す
る。なお、ハウジング5は支持部材11の延長方向に対
して図中左右の2つの部品から構成され、O−リング部
17でシールされ結合されている。
【0027】なお、通路断面積が一定のスロート部3b
の長さは、下記の実験結果から、20mm以下であるこ
とが望ましい。上記実験のモデルは、吸入空気量センサ
1の入口の通路内径を80mm、スロート部2bの内径
を56mmとしたものであり、検知素子9を具備しない
通路構造のみとの比較である。上記通路構造の例として
は、実質的にスロート部3bが存在しない通路構造、上
流側の絞り通路部3aを、断面がR形状となるノズル形
状にした通路構造、R形状とした絞り通路部3aと上流
側の吸気通路3内周面との接続部を滑らかに連続させた
通路構造がある。上記各種の実験のモデルの通路構造に
おいても、スロート部3bの長さが0〜20mmのとき
に圧力損失が小さくなる。これは、スロート部3bの長
さが20mm以上になるとスロート部3bの壁面で流れ
の剥離が生じるため、圧力損失が増大するものと考えら
れる。
【0028】上記検知素子9の全体構成を図1の吸気流
の流れ方向からの正面図である図2を用いて説明する。
【0029】上記検知素子9は、内径44.2mmのハ
ウジング5から後述するリング状検知素子13の直径1
5mmより若干広い間隔で当該ハウジング5から張着さ
れている2本の細い棒状の支持部材11およびリング状
検知素子13から構成されている。上記2本の細い棒状
の支持部材11の下端は、単一のリング状の形状を有す
るリング状検知素子13の図中左右両端と接合して当該
リング状検知素子13を支持している。上記リング状検
知素子13を単一のリング形状としたのは、例えば、3
重のリング形状と比べてリングとリングとを接続する部
位もあわせて削減し、素子部の熱容量の低減を図るため
である。一方、単一のリングでは、3重のリングに比べ
素子部を通過する断面の平均流量を計測する場合に断面
の流速分布の影響を受けやすくなるため、不安定な流れ
において計測精度が悪化する。これを防止するために図
1に示したハウジング5の最狭部の最上流側に金網7を
配置して流れを整流し、整流効果を生かすために最狭部
の直管部の中央より上流側にリング状検知素子13を配
置した。
【0030】前述の図2のリング状検知素子13の接合
部を下流側方向から拡大した図3の拡大図を用いて説明
する。
【0031】上記リング状検知素子13は直径が15m
m、リングの幅が0.35mm、肉厚が0.15mmの
リング状の形状であり、線膨脹係数が金属材料としては
最も小さな値をもつNi(ニッケル)が42%、Fe
(鉄)が58%成分の42%Ni合金からなる。ここ
で、リング状検知素子13の肉厚の許容範囲を0.15
〜0.30mmの金属薄板としたのは、リング状検知素
子13の熱容量を抑えるためである。また、リング状検
知素子13の肉厚の許容範囲の下限を0.15mmと設
定したのは、薄い金属薄板を製造するのは困難だからで
ある。一方、肉厚の許容範囲の上限を0.30mmと設
定したのは、0.30mm以上であるとコールドスター
ト時の応答性が低下するからである。
【0032】また、リング状検知素子13は、当該リン
グ状検知素子13と一体に形成されている凸部19(接
合部)により支持部材11と接合されている。上記凸部
19は、極力体積を減らしてリング状検知素子13の熱
容量を減らすため、円形状の中空部が形成されている。
上記凸部19に接合される細い棒状の支持部材11は直
径が0.8mm、材質が42%Ni合金またはSUS3
04(ステンレス304)から構成されている。また、
支持部材11の下端は、凸部19の中空部より図中左端
側に図中×印で示す電気スポット溶接またはレーザビー
ム溶接等21により凸部19と接合されている。上記支
持部材11とリング状検知素子13との電気的接続を行
うために細線状のリード線23の一端は支持部材11
に、他端は凸部19にそれぞれハンダ付け25により接
合されている。また、リード線23はNi(ニッケル)
または銅からなる線材で、直径が0.1mmの極細の細
線である。上記支持部材11はスズ青銅合金やリン青銅
合金からなる直径0.8mmの線材でリング状検知素子
13を支持する構造である。このため、支持部材11は
最大流量時にリング状検知素子13が受ける約75kg
/mm2 の応力に対しても変形しない機械的強度を有す
る。また、支持部材11の太さは、吸気流量の流れを乱
さず、且つ、強度を保持するために0.5〜1.0mm
が許容範囲である。更に、リード線23の太さは、熱伝
導を少なくするために0.05〜0.1mmが許容範囲
である。
【0033】図4は図3において説明したリング状検知
素子13の凸部19の反対方向、即ち吸気流の上流側か
らの拡大図である。
【0034】上記凸部19の図中右上部の後述する電極
膜31と支持部材11の後述する電極膜31とは、図中
右下がりの斜め方向のリード線23を介してハンダ付け
25により接合されている。上記リード線23はリング
状検知素子13と支持部材11とを電気的に結合させる
ため、凸部19の表面には後述する絶縁膜29上に後述
する電極膜31が形成されている。一方、支持部材11
に接合される凸部19の図中裏側の面および支持部材1
1の凸部19の接合する部分の周辺は合金のままであ
る。上記支持部材11は、リード線23と電気的結合を
もたせるため、凸部19と接合される先端部分を除き、
後述する絶縁膜29の表面に後述する電極膜31が形成
されている。
【0035】図5はリング状検知素子13の断面構造を
示すもので、凸部19とリング状検知素子13との境界
部付近を模式的に示したものである。
【0036】同図において、0.15mmの厚みをもつ
リング形状の42%Ni合金27上の表面に約15μm
の絶縁膜29が形成されている。上記凸部19以外の図
中縦線の左側の矢印方向に示すリング状検知素子13
は、吸入空気量センサの検知抵抗素子を形成するために
絶縁膜29上に抵抗膜(抵抗層)33が約10μmの厚
みで形成されている。そして、リング状検知素子13の
図中縦線の右側の矢印方向に示す凸部19は、抵抗膜3
3を具備せずに電極膜(電極層)31が約20μmの厚
みで形成されている。これら絶縁膜(絶縁層)29は後
述で詳述する如く、ペースト状のガラス材をスクリーン
印刷し、その後焼成することで42%Ni合金27の表
面に焼き付けられる。上記抵抗膜33は、焼き付けられ
た後にペースト状の白金材をスクリーン印刷し、その後
焼成することで絶縁膜29に焼き付けられる。同様に電
極膜31はペースト状のニッケル材あるいは銀・パラジ
ウムをスクリーン印刷して焼成することで絶縁膜29に
焼き付けられる。
【0037】次に、第1の実施例の製作手順を図6を用
いて説明する。
【0038】最初にリング状検知素子13の素材である
42%Ni合金27の薄板(0.15mmの厚み)をリ
ング形状に打ち抜く。打ち抜いた後、42%Ni合金ま
たはSUS304からなる直径が0.8mmの支持部材
11の線材は所定の長さに切断される。切断後、直径
0.8mmの線材の溶接部位は溶接されやすくするた
め、わずかに平坦になるようプレス加工が施される。こ
の後、リング形状に打ち抜いたリング状検知素子13の
素材である42%Ni合金27の薄板と線材とはスポッ
ト溶接あるいはレーザビーム溶接21により接合されて
一体化に接続される。
【0039】接合された後、リング状検知素子13およ
び支持部材11について厚膜を形成するプロセスに移
る。まず、リング状検知素子13および支持部材11の
素材の表面に絶縁層を形成するため、リング状検知素子
13および支持部材11はスクリーン印刷により約30
μmのガラス・ペーストが塗布される。塗布後、焼成炉
にてガラス・ペーストが焼成され、支持部材11である
金属材に絶縁層が焼き付けられる。次に、素子部である
リング状検知素子13については、抵抗層を形成するた
め白金・ペーストがスクリーン印刷により約20μmの
厚さで塗布される。一方、支持部材11についてはニッ
ケル・ペーストあるいは銀・パラジウム・ペーストをス
クリーン印刷で約40μmの厚みで塗布される。塗布
後、焼成炉においてリング状検知素子13の抵抗層とリ
ング状検知素子13および支持部材11の電極層とは焼
成され、前述の絶縁層に焼き付けられる。
【0040】焼き付けられた後、リード線23は所定の
長さに切断され、この後ハンダ付け25によりリング状
検知素子13の凸部19および支持部材11が一体化に
接続される。
【0041】以上述べたように本発明の第1の実施例
は、薄板からなるリング状検知素子13の熱容量を小さ
くし、またリング状検知素子13を支持する支持部材1
1を細い棒状体とすることにより支持部材11の熱容量
を小さくできる。更に、支持部材11とリング状検知素
子13とを電気的に接続するリード線23を極細の細線
とするので、リング形状検知素子13から支持部材11
へ伝導する熱量を抑えて熱応答性に優れたホット・フィ
ルム素子から構成される吸入空気量センサを製作するこ
とができる。
【0042】[第2の実施例]本発明の第2の実施例を
図7を用いて説明する。
【0043】上記第2の実施例は、支持部材11とリン
グ状検知素子13の凸部35とが接合する面が断熱材料
であるガラス材からなるガラス溶着層39により接合さ
れる構成にする。これにより、第1の実施例と比較して
リング状検知素子13から支持部材11への熱伝導を更
に抑えることにより、ホット・フィルム素子の熱応答性
を向上させるものである。
【0044】上記リング状検知素子13と一体に形成さ
れた接合部である凸部35は、図中上部からの支持部材
11の下端と接合されている。また、凸部35と支持部
材11とは、一端が当該凸部35に接合して図中略中央
から垂直方向に伸びて途中から略湾曲状に屈曲して他端
が支持部材11に接合するリード線37(極細の導電
体)を介して電気的に結合されている。
【0045】次に、図7に示した支持部材11と凸部3
5との断面図を図8に示す。
【0046】上記支持部材11の凸部35に接合する面
は、後述するサンド・ブラスト等の手段により小さな凹
凸の表面に形成されている。また、リング状検知素子1
3の凸部35の面も後述するサンド・ブラスト等の手段
により小さな凹凸の表面に形成されている。上記支持部
材11の凸部35に接合する表面と当該凸部35の表面
との間には、ガラス溶着層39が形成されている。上記
ガラス溶着層39は、支持部材11から凸部35への熱
の伝導を抑えるもので、ホット・フィルム素子、即ちリ
ング状検知素子13の熱応答性を向上させることができ
る。なお、ガラス溶着層39の厚みは10〜15μmで
ある。
【0047】以上述べた第2の実施例の製作手順を図9
に示す。
【0048】最初にリング状検知素子13の素材である
42%Ni合金の薄板(0.3mmの厚み)をリング形
状に打ち抜く。打ち抜いた後、42%Ni合金またはS
US304からなる支持部材11の線材は所定の長さに
切断される。切断後、支持部材11の凸部35と接合す
る部分は平坦な面となる加工が施され、この後加工面が
サンド・ブラスト等の手段により小さな凹凸に形成され
る。同様に凸部35の支持部材11と接合する面もサン
ド・ブラスト等の手段により小さな凹凸に形成される。
【0049】この後、凸部35の支持部材11と接合す
る面は、サンド・ブラスト等の手段により小さな凹凸に
形成され、高温にして溶かされたガラス材で塗布されて
焼成される。上記サンド・ブラスト等の手段により小さ
な凹凸に形成された支持部材11も高温にして溶かされ
たガラス材で塗布されて焼成される。上記ガラス材で塗
布され、焼成された凸部35は、サンド・ブラスト等の
手段により小さな凹凸に形成された支持部材11の面と
接合される。これにより、支持部材11とリング状検知
素子13とが組立てられる。
【0050】接合された後、前述の図6で説明した手順
により素子部であるリング状検知素子13については、
抵抗層を形成するため白金・ペーストをスクリーン印刷
により約20μmの厚さで塗布される。また、支持部材
11については電極層を形成するため、ニッケル・ペー
ストあるいは銀・パラジウム・ペーストをスクリーン印
刷で約40μmの厚みで塗布される。塗布後、焼成炉に
おいてリング状検知素子13の抵抗層と支持部材11お
よびリング状検知素子13の電極層とは焼成され、前述
の絶縁層に焼き付けられる。
【0051】焼き付けられた後、リード線23は所定の
長さに切断されて支持部材11と凸部35とに接合され
る面が平坦加工される。この後リード線37はハンダ付
け25により支持部材11と凸部35とに接続される。
【0052】以上述べたように本発明の第2の実施例
は、リング状検知素子13の凸部35と支持部材11と
を接合する手段をガラス溶着層39とするので、第1の
実施例と比較してリング状検知素子13から支持部材1
1に伝達する熱量を抑え、更に、熱応答性の向上を実現
できる。
【0053】[第3の実施例]本発明の第3の実施例
は、弾性体の一種であるゴム部品41(弾性部材)を支
持部材11とリング状検知素子13との接合部材として
用い、ニッケルワイヤ43のボンディング時の荷重の管
理が容易になり、過大荷重によるリング状検知素子13
の前述した絶縁膜29、電極膜31および抵抗膜33の
破壊を防止するものである。
【0054】まず、第3の実施例の全体構成を示す正面
図を図10に示す。
【0055】ハウジング5(図外)から張着されている
直径が42%Ni合金の2本の支持部材11は、幅0.
35mm、厚み0.15mm、42%Ni合金のリング
状検知素子13の図中左右両端にコの字形状のゴム部品
41に貫通して当該リング状検知素子13を支持する。
【0056】次に、上記図10の正面図のコの字形状の
ゴム部品41を拡大した拡大図を図11に、当該図11
のゴム部品41のAーA断面図を図12に、当該ゴム部
品41の外観図を図13にそれぞれ示す。
【0057】上記ゴム部材41は、当該筐体の略中心か
らリング状検知素子13よりに当該支持部材11と同じ
形状の円形の貫通孔45を形成している。また、ゴム部
品41は、リング状検知素子13に一体に形成されてい
る凸部42(接合部)を収納する切欠き部47を筐体の
図中右端の中心から略中央に直方体の形状で形成してい
る。更に、ゴム部品41は、リング状検知素子13と分
離可能であり、例えば、フッ素ゴム、テフロゴムから構
成されている。なお、ゴム部品41の形状は直方体に限
らず、例えば、正方形、楕円等の形状でも可能である。
上記貫通孔45に支持部材11は貫通して、凸部42を
含めてリング状検知素子13全体を吸気流の流れ方向に
直交させて支持する。そして、ゴム部品41に貫通して
切欠き部47の中空の支持部材11に形成された電極膜
と凸部42に形成された電極膜とは、直径0.1mmの
ニッケル線または銅線からなるニッケルワイヤ43(導
電体)により電気的に接続されている。
【0058】以上の構成によるゴム部品41がリング状
検知素子13の左右両端に備えられている。
【0059】次に、第3の実施例の組立手順を説明す
る。
【0060】最初にリング状検知素子13の継手部であ
る凸部42をゴム部品41に形成されている切欠き部4
7に挿入して収納する。収納後、支持部材11をゴム部
品41の貫通孔45に挿入する。挿入後、ニッケルワイ
ヤ43をボンディング接合する。
【0061】これにより、ニッケルワイヤ43のボンデ
ィング時の荷重の管理が容易になり、過大荷重によるリ
ング状検知素子13の前述した絶縁膜29、電極膜31
および抵抗膜33の破壊を防止できる。
【0062】また、ゴム部品41の弾性部材によりリン
グ状検知素子13の凸部42である接合部を保護するの
で、ハンドリング時等における凸部42の破損を防止で
きる。
【0063】更に、支持部材11はゴム部品41を介し
てリング状検知素子13を弾力的に支持するため、熱伝
導を抑えるためのニッケルワイヤ43にハンドリング時
等に発生する過大な応力の発生を阻止するので、ニッケ
ルワイヤ43の破壊を防止できる。
【0064】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、第1の発
明は、絞り通路部の下流端部に近接して配置され、かつ
流れ方向に直交して吸気通路全体を横切るように設けら
れた熱抵抗体からなる流量検出素子は、少なくとも上流
側に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜上に抵抗膜が形成さ
れるリング状の検知部と、この検知部に一体に形成さ
れ、少なくとも上流側に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜
上に前記抵抗膜に連続して電極膜が形成される接合部と
からなる。また、流量検出素子は、前記接合部と接合さ
れる部分の周辺を除いて絶縁膜が形成され、当該絶縁膜
上に電極膜が形成される棒状の支持部材により、前記検
知部を吸気流の流れ方向に直交させて支持すると共に、
この支持部材の電極膜と前記接合部の電極膜とを導電体
により接続したことにより、支持部材への熱量の伝導を
抑えるので、吸気流量を計測する検知部から支持部材に
伝わる熱量を極力抑えて検知部の熱応答性を向上して、
電源投入時直後からの正確な吸気流量の計測を可能にで
きる。
【0065】第2の発明は、流量検出素子の前記接合部
と前記支持部材との接合される部分に熱の伝導率の低い
ガラス溶着層を形成したので、リング状の検知部から支
持部材に伝わる熱量を極力抑えることができる。
【0066】第3の発明は、流量検出素子の前記支持部
材が貫通する貫通孔および当該貫通孔の一部を含むよう
に前記接合部が収納される切欠き部を形成する弾性体か
らなる弾性部材により当該接合部と支持部材とを接合さ
せ、当該切欠き部を通る貫通孔を貫通した支持部材に形
成されている電極膜と当該切欠き部に収納される当該接
合部に形成されている電極膜とを導電体により接続した
ので、リング状の検知部から支持部材に伝わる熱量を極
力抑えるとともに、接合部の損傷を防止できる。
【0067】第4の発明は、流量検出素子の前記検知部
に一体に形成された接合部の略中央部に中空を形成した
ので、接合部の自量の軽量化を図ることができる。
【0068】第5の発明は、前記流量検出素子に近接す
る上流側に前記吸気流の流れ方向に直交して吸気通路全
体を横切るように金網を設けたので、素子部を通過する
断面の平均流量を計測する場合に不安定な流れにおいて
計測精度の悪化を防止できる。
【0069】第6の発明は、流量検出素子の前記検知部
のリング状の厚さは0.15〜0.30mmであるの
で、リング状検知素子13の熱容量を抑えて、薄い金属
薄板を製造を容易にしてコールドスタート時の応答性の
低下を防止できる。
【0070】第7の発明は、流量検出素子の前記支持部
材の太さは0.5〜1.0mmであるので、最大流量時
の応力に対しても変形することはなく、吸気流量の流れ
を乱さず、且つ、強度を保持できる。
【0071】第8の発明は、流量検出素子の前記導電体
の太さは50μ〜100μであるので、熱伝導を少なく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸入空気量センサの第1の実施例
を示す図である。
【図2】検知素子の断面図である。
【図3】リング状検知素子の接合部の拡大図である。
【図4】図3の接合部の反対方向の拡大図である。
【図5】リング状検知素子の断面図である。
【図6】第1の実施例の製作手順を示す図である。
【図7】本発明に係る吸入空気量センサの第2の実施例
を示す図である。
【図8】図7示した支持部材とリング状検知素子の凸部
との断面図である。
【図9】第2の実施例の製作手順を示す図である。
【図10】本発明に係る吸入空気量センサの第3の実施
例を示す正面図である。
【図11】ゴム部品を示す拡大図である。
【図12】図11のAーA断面図である。
【図13】ゴム部品を示す外観図である。
【図14】吸入空気量センサの応答性を示す図である。
【符号の説明】
1 吸入空気量センサ 3 吸気通路 3a 絞り通路部 3b スロート部 3c 拡大通路部 9 検知素子 11 支持部材 13 リング状検知素子 19、35、42 凸部 21 電気スポット溶接 23、37 リード線 25 ハンダ付け 29 絶縁膜 31 電極膜 33 抵抗膜 39 ガラス溶着層 41 ゴム部品 43 ニッケルワイヤ 45 貫通孔 47 切欠き部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気流の下流に向かうにしたがって吸気
    通路断面積が徐々に縮小する絞り通路部と、この絞り通
    路部よりも下流側に位置し、かつ下流に向かうにしたが
    って吸気通路断面積が徐々に拡大する拡大通路部と、前
    記絞り通路部の下流端部に近接して配置され、かつ流れ
    方向に直交して吸気通路全体を横切るように設けられた
    熱抵抗体からなる流量検出素子とを具備する内燃機関の
    吸入空気量センサであって、 前記流量検出素子は、 少なくとも上流側に絶縁膜が形成され、当該絶縁膜上に
    抵抗膜が形成されるリング状の検知部と、 この検知部に一体に形成され、少なくとも上流側に絶縁
    膜が形成され、当該絶縁膜上に前記抵抗膜に連続して電
    極膜が形成される接合部とからなり、 前記接合部と接合される部分の周辺を除いて絶縁膜が形
    成され、当該絶縁膜上に電極膜が形成される棒状の支持
    部材により、前記検知部を吸気流の流れ方向に直交させ
    て支持すると共に、 この支持部材の電極膜と前記接合部の電極膜とを導電体
    により接続した、 ことを特徴とする内燃機関の吸入空気量センサ。
  2. 【請求項2】 前記接合部と前記支持部材との接合され
    る部分にガラス容着層を形成したことを特徴とする請求
    項1記載の内燃機関の吸入空気量センサ。
  3. 【請求項3】 前記支持部材が貫通する貫通孔および当
    該貫通孔の一部を含むように前記接合部が収納される切
    欠き部を形成する弾性体からなる弾性部材により当該接
    合部と支持部材とを接合させ、当該切欠き部を通る貫通
    孔を貫通した支持部材に形成されている電極膜と当該切
    欠き部に収納される当該接合部に形成されている電極膜
    とを導電体により接続したことを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関の吸入空気量センサ。
  4. 【請求項4】 前記検知部に一体に形成された接合部の
    略中央部に中空を形成したことを特徴とする請求項1記
    載の内燃機関の吸入空気量センサ。
  5. 【請求項5】 前記流量検出素子に近接する上流側に前
    記吸気流の流れ方向に直交して吸気通路全体を横切るよ
    うに金網を設けたことを特徴とする請求項1記載の内燃
    機関の吸入空気量センサ。
  6. 【請求項6】 前記検知部のリング状の厚さは0.15
    〜0.30mmであることを特徴とする請求項1および
    請求項4記載の内燃機関の吸入空気量センサ。
  7. 【請求項7】 前記支持部材の太さは0.5〜1.0m
    mであることを特徴とする請求項1、請求項2および請
    求項3記載の内燃機関の吸入空気量センサ。
  8. 【請求項8】 前記導電体の太さは50μ〜100μで
    あることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸入空
    気量センサ。
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