JPH08226812A - 地盤調査用深度計測装置 - Google Patents

地盤調査用深度計測装置

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Publication number
JPH08226812A
JPH08226812A JP7055232A JP5523295A JPH08226812A JP H08226812 A JPH08226812 A JP H08226812A JP 7055232 A JP7055232 A JP 7055232A JP 5523295 A JP5523295 A JP 5523295A JP H08226812 A JPH08226812 A JP H08226812A
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JP
Japan
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rod
ground
depth
output
penetration
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Application number
JP7055232A
Other languages
English (en)
Inventor
Kojiro Takei
幸次郎 武居
Fumio Kinoshita
文男 木下
Kenji Nishi
謙治 西
Shinji Kubodera
眞司 久保寺
Shinji Sato
信二 佐藤
Masao Ozawa
正夫 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kajima Corp
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp, Kyowa Electronic Instruments Co Ltd filed Critical Kajima Corp
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロッドの貫入動作を中断することなく、ロッ
ド先端に接続されたコーンの地中への貫入深度を、自動
的に正確且つ迅速に計測することができるようにする。 【構成】 各種センサを内蔵したコーンには、一定長の
複数のロッドが地盤中に貫入されるに従い順次継ぎ足さ
れていく。このロッドの貫入路近傍には、地中に貫入さ
れていく複数のロッドの連結部位が通過すると磁束の変
化を受けて、ブリッジ回路にパルス状の不均衡電圧を誘
起させるコイル20eを有する継目検出センサ20が設
けられている。このパルス信号は、チャンネル回路CH
1により、検波、波形処理、増幅等の処理が施された
上、A/D変換器29によりディジタル信号に変換され
て信号処理手段30に入力され且つカウンタ30gによ
って計数され、ロッドの長さ単位での深度が計測され
る。ロッドの単位長未満の貫入量(深度)は、レーザ変
位計24で計測される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、先端部に、先端抵抗、
間隙水圧、摩擦抵抗等を検出する地盤調査用の各種セン
サを備えたコーン状の貫入体に複数個連結したロッドを
地中に貫入して地盤調査を行う際に、地中に貫入された
貫入体の貫入深度を容易且つ正確に測定できるようにし
た地盤調査用深度計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地盤を調査することにより、地盤の上
層、中間層、深層の各層における土質および支持層の不
陸状況が明らかになり、建造物の基礎の設計と円滑な施
工の実現が図られる。この地盤調査の一つとして、ロッ
ド端部に抵抗体やセンサが内蔵されたコーン状の貫入体
を接続したロッドを地中に貫入し、貫入時、回転時およ
び引抜き時等の抵抗や圧力の変化から土の特性を調査す
る、いわゆるサウンディングがある。
【0003】また、先端抵抗、間隙水圧、摩擦抵抗等を
検出するセンサを内蔵した先端部がコーン状を呈する貫
入体を、地中に一定速度で貫入させたときの抵抗や圧力
のデータの変化から土の特性を調査する、いわゆる電気
式静的コーン貫入試験があるが、この試験もサウンディ
ングの一つである。このコーン状の貫入体に、定尺のロ
ッドを継ぎ足しながら、地上部に設置した押し込み装置
(例えば、ボーリング機械)で荷重を加えて地中に挿入
する過程で、即ち貫入体の深度に応じて多くの地盤情報
を連続的に得ることができる。
【0004】従来、このような貫入体の押し込み深さで
ある地盤の深度の測定には、以下に列挙するような種々
の方法が採られていた。 (1).地中に貫入した一定長のロッドの本数および後
端からの長さを作業員が逐次目視により検尺して深度を
測定する方法。 (2).ロッドを地中内へ貫入する貫入装置のピストン
の動きを、ロータリ・エンコーダ等のセンサで測定し、
その深度を測定する方法。 (3).ロッドにゴム製のローラを押しつけ、ロッドの
動きをローラの回転に変換し、そのローラの回転量から
ロッドの挿入深度を測定する方法。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記(1)〜(3)の深度測定方法では、以下に述べる
ような問題があった。すなわち、上記(1)の方法の場
合には、ロッドの地中への貫入の度に作業員がその都
度、作業を中断して検尺しないと、深度の測定ができな
いため、その作業性が低いとともに、人為的誤差が入り
易く、測定の信頼性に欠けるという難点がある。
【0006】また、上記(1)の方法は、ロッドの地中
への貫入中に連続的な深度測定が必要な電気式静的コー
ン貫入試験等のサウンデイングには、対応できないとい
う致命的な難点がある。次に上記(2)の方法の場合に
は、押し込み装置とロッドの接続部の滑りや、接続状態
を開放したときの荷重開放に伴うロッドのリバンド等の
ために、押し込み装置のピストンの動きとロッドの移動
量が相違することがあり、これが測定結果に誤差として
混入することとなる。この誤差は、深度が増加するに伴
い蓄積され、誤差が拡大するという難点がある。
【0007】さらに、上記(3)の方法では、ローラと
ロッドとの間の滑りや、ローラの変形や摩耗により測定
結果に誤差が混入することになり、この誤差は、深度が
増加するに伴い蓄積され、この場合も誤差が拡大すると
いう難点がある。本発明は、上述の事情に鑑みてなされ
たもので、その第1の目的とするところは、地中へのロ
ッドの貫入本数をロッドの貫入動作を中断することな
く、自動的に正確且つ迅速に検出し得、もって地盤の深
度を長期に亘り安定して計測し得る地盤調査用深度計測
装置を提供することにある。
【0008】また、本発明の第2の目的とするところ
は、地中へのコーンの貫入本数を電子的に正確且つ迅速
に検出するとともに、ロッドの単位長未満の移動量の測
定が可能であり、より高精度に地盤の深度測定を可能と
し、地盤の土質と支持層の不陸状況を明確に知ることが
できる地盤調査用深度計測装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記第1の目的を達成するために、先端部に、先端
抵抗、間隙水圧、摩擦抵抗等を検出する地盤調査用の各
種センサを備えたコーン状の貫入体に所定の長さを単位
長として複数個連結されて押し込み装置により地中に貫
入されるロッドと、地上における前記ロッドの貫入路近
傍に配置され且つブリッジ回路の少なくとも1辺に接続
されて磁束を発生するコイルを有し、貫入中における前
記ロッドの各連結部位の磁束の変化を検出することによ
り前記ロッドの各連結部位の通過を検出する継目検出セ
ンサと、この継目検出センサの出力を信号処理し且つ前
記ロッドの連結部位の通過検出回数を計数して前記ロッ
ド単位で地盤の深度を計測してその計数結果を出力する
信号処理手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0010】また、請求項2の発明は、上記第2の目的
を達成するために、先端部に、先端抵抗、間隙水圧、摩
擦抵抗等を検出する地盤調査用の各種センサを備えたコ
ーン状の貫入体に所定の長さを単位長として複数個連結
されて押し込み装置により地中に貫入されるロッドと、
地上における前記ロッドの貫入路近傍に配置され且つブ
リッジ回路の少なくとも1辺に接続されて磁束を発生す
るコイルを有し、貫入中における前記ロッドの各連結部
位の磁束の変化を検出することにより前記ロッドの各連
結部位の通過を検出する継目検出センサと、この継目検
出センサが前記ロッドの各連結部位の通過を検出した時
点にリセットされ、前記各ロッドの連結部位の始端から
の地中貫入量を各ロッドの単位長の範囲内で光学的に検
出する光学式変位検出手段と、前記継目検出センサの出
力および前記光学式変位検出手段の出力信号を信号処理
し且つ前記ロッドの連結部位の通過検出回数を計数して
その計数結果と前記光学式変位検出手段の出力信号とを
合計して前記地盤の深度の計測結果を出力する信号処理
手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明に係る継目検出センサは、複
数個設けられてそれぞれの出力が位相検波器、出力アン
プ等で信号処理を施こされたうえマルチプレクサを通し
て前記信号処理手段に入力されることを特徴とするもの
である。また、本発明に係る信号処理手段は、前記複数
の継目検出センサから出力される出力信号ごとに電圧/
時間の複数回の平均をとって平均化処理を行った平均値
がそれぞれ所定レベルを越えているか否かを判定する一
致判定手段を含んで構成されていることを特徴とするも
のである。
【0012】また、本発明に係る信号処理手段の出力
は、前記貫入体の貫入量との関係で、先端抵抗、間隙水
圧、摩擦抵抗等の値を表示装置に表示することを特徴と
するものである。さらにまた、本発明に係る光学式変位
検出装置は、前記ロッドの表面に照射されたレーザ光の
反射光が干渉して形成されるスペックルパターンをイメ
ージセンサで受光し、その検出信号を処理することで前
記ロッドの単位長の範囲内の変位量を測定するレーザ変
位計であることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記のように構成された請求項1の地盤調査用
深度計測装置は、コーン状の貫入体に複数個のロッドを
順次連結してロッドの最後端部(最上端部)を押し込み
装置に把持させて貫入体を下端にして、地中にロッドを
貫入させていく際、ロッドの連結部位が継目検出センサ
のコイル近傍を通過するときコイルから発生する磁束が
変化するので、この磁束の変化を継目検出センサで検出
して、その検出信号を信号処理手段に入力し、所定の信
号処理を行うとともに、ロッドの連結部位の通過検出回
数を計数し、ロッド単位で地盤の深度を計測し、その計
測結果を信号処理手段から出力する。
【0014】また請求項2の地盤調査用深度計測装置
は、コーン状の貫入体に複数個のロッドを順次連結して
ロッドの最後端部を押し込み装置に把持させた状態でコ
ーンを下端にして、地中にロッドを貫入させていく際、
ロッドの連結部が継目検出センサのコイル近傍を通過す
るときコイルから発生する磁束が変化するので、この磁
束の変化を継目検出センサで検出して、その検出信号を
信号処理装置に入力し、所定の信号処理を行うととも
に、ロッドの連結部位の通過検出回数を計数し、ロッド
単位で地盤の深度を計測する。
【0015】一方、光学式変位検出手段で常時ロッドの
地中への貫入変位を検出し、継目検出センサがロッドの
連結部位を検出するごとに光学式変位検出手段の検出出
力をリセットしてロッドの単位長未満の長さを各ロッド
ごとに連結部位の一端から計数を開始して計測最後のロ
ッドの単位未満の計数結果と全ロッドの計数結果との合
計を信号処理手段で算出することにより、ロッドの地中
貫入への全長を計測して、地盤の深度を正確に計測す
る。
【0016】光学式変位検出装置は、レーザ発振器とイ
メージセンサと演算手段よりなり、レーザ発振器から照
射されたレーザ光は、ロッドの表面で拡散反射し、その
反射光は、互いに干渉してスペックルパターンを形成す
る。このスペックルパターンは、ロッドの移動と対応し
た動きをするので、その移動量をイメージセンサにより
検出し、その検出信号によりロッドの移動量を計測する
レーザー変位計を用いることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
具体的に説明する。図2は、本発明の地盤調査用深度計
測装置を搭載して地盤調査を行う位置に移動することが
できる地盤調査車の側面図であり、図2中の、1は地盤
調査車を示し、この地盤調査車1の運転席2の前部の下
方の位置において、架台3にアウトリガー4が取り付け
られている。また、荷台5の後方の位置にも架台3に、
図示していないが1対のアウトリガーが取り付けられて
いる。
【0018】また、荷台5の後方の位置において、架台
3には、左右に張り出す1対のウエイト置き台(図示せ
ず)も取り付けられている。このウエイト置き台は、地
盤調査車1の走行時には、架台3内に収納可能になって
いる。アウトリガー4およびウエイト置き台は、後述す
る地盤深度測定時にロータリ・パーカッション・ドリル
を作動させる際に、地盤調査車1を地盤上に安定させる
ためのものである。
【0019】前記荷台5には、アルミバンタイプの覆い
6が設けられ、その内部には、前部に原動機に直結され
た発電機やエンジンからのPTOに連結された圧油発生
装置等(いずれも図示せず)が設置されている。覆い6
内の中央部には、信号処理手段およびその端末となるパ
ーソナル・コンピュータ、モニタ、キーボード、机、椅
子その他の機器類が配置されている。さらに、フレーム
の中央部には、油圧シリンダを介して、S波発生装置7
が昇降可能に吊り下げられている。
【0020】前記覆い6内の後部には、図3に示すよう
な貫入試験機兼用ロータリ・パーカッション・ドリル8
(以下、「パーカッション・ドリル」という)の上部が
ガイドセル8aとともに、トラックの架台3上に立設さ
れている。貫入試験機およびパーカッション・ドリル8
のその他の部分であるシリンダ類やチャックは、昇降フ
レーム10とともに架台3の後端で後輪の後方に吊り下
げられている。
【0021】ガイドセル8aには、ドリル・ヘッド9が
取り付けられ、ドリル・ヘッド9は、ガイドセル8aに
沿って上下動するようになっている。ドリル・ヘッド9
は、貫入試験時には、邪魔にならないように、掘削軸1
1に対して90度回動した退避位置に退避させ得るよう
になっている。また、コンベネ棒(図示せず)は、上方
からロッド・ブレーカ12を通り、上部チャック13
a、下部チャック13bに挿入され、上部チャック13
aと下部チャック13bと交互に把持されて地盤中に貫
入されるようになっている。
【0022】上部チャック13aと下部チャック13b
の下降は、互いに対角線上斜めに1対づつ配設された給
進シリンダ14a,14aと14b,14b(それぞれ
一方のみが図示されている)によって行われるようにな
っている。前記ロッド・ブレーカ12は、コンベネ棒お
よびボーリング・ロッドを着脱する際のねじ締め、およ
びねじの弛緩に使用する。地盤深度の測定時には、押し
込み装置の一部をなすボーリング・ロッドに地盤調査用
深度計測装置のロッドを連結するようになっている。
【0023】図4は、この地盤調査用深度計測装置のロ
ッドの複数個の連結状態を示す斜視図である。この図4
より明らかなように、地盤に貫入する先端部は、砲弾状
あるいはコーン状の貫入体(以下(「コーン」という)
15が使用される。コーン15の内部には、例えば、先
端抵抗、間隙水圧、摩擦抵抗、傾斜、振動などを検出す
るために、ひずみゲージを用いて構成してなる、荷重変
換器、間隙水圧計、摩擦応力計、傾斜計、加速度セン
サ、および温度を計測するための温度センサ、等のセン
サ類15aのいくつかを内蔵されている。
【0024】これらの各種のセンサ類15aの内、たと
えば、振動センサ(または加速度センサ)は、前記S波
発生装置7からのS波(せん断波)を受けて、そのS波
に応じた検出信号を出力する。各センサの検出出力信号
をとり出すための導線等のケーブル16がコーン15か
らロッド17a〜17nを介して外部に導出されてい
る。
【0025】このコーン15に複数個ないしは多数個の
透磁性の、例えば、金属製のロッド17a〜17nが連
結されるようになっている。各ロッド17a〜17n
は、一定寸法の単位長、たとえば、1mの長さの寸法を
有し、一端(地盤深度測定時には、下端側となる)に
は、上記単位長の寸法外の長さ寸法を有する雄ねじ18
がそれぞれ設けられている。
【0026】各ロッド17a〜17nの他端側(地盤深
度測定時には、上端側となる)には、その内周面に雌ね
じ19が形成されている。したがって、これらのロッド
17a〜17nを計測すべき深度(計測予定深度)に応
じて予め概略的目安をつけて数10個ないし数100個
程度をケーブル16を挿通した状態とし、ロッドを押し
込んでいく過程で隣接するロッド同士の雄ねじ18と雌
ねじ19とを順次螺合して継ぎ足していく。
【0027】本発明では、第1に、このようにして、コ
ーン15に複数個ないし多数個のロッド17a〜17n
を連結したロッドの個数を計数することにより、地盤深
度を先ず、ロッドの長さに連結したロッドの個数を乗じ
ることにより自動的に計測するものであり、このロッド
の個数の計測のために、各ロッド17a〜17nの雄ね
じ18と雌ねじ19とによる連結部位21を検出するこ
とにより、地盤深度を計測するようにしている。
【0028】この連結部位21の計測に関して、図1に
示すようなブリッジ回路による継目検出センサ20が使
用されている。ブリッジ回路の3辺には、それぞれ固定
抵抗20a〜20cが挿入され、他の1辺には、抵抗2
0dとコイル20eとの直列回路を挿入して形成されて
いる。この図1の実施例では、説明を簡略にするため
に、1チャンネルの継目検出センサ20を使用する場合
を例示しているが、より高精度に連結部位21の検出を
行う場合には、後述するように複数チャンネルのセンサ
を使用することが望ましい。
【0029】ブリッジ回路中にコイル20eを回路挿入
して電磁的に連結部位21の検出を行うのは、ロッド1
7a〜17nの多数回の使用により、連結部位21が土
等の付着により汚れても、土等は磁性体ではないから、
継目検出に影響を与えずより的確に検出することができ
るからである。地盤深度測定時には、継目検出センサ2
0のブリッジ回路の入力端にブリッジ電源20fから常
時5KHzの搬送波が供給されており、コイル20eか
らこの搬送波による交流磁束を常時発生するようにして
いる。
【0030】ロッド17a〜17nの各連結部位21の
継目検出の原理について説明すると、ロッド17a〜1
7nの各連結部位21の非検出時(コイル20eがロッ
ド17a〜17nの側周面に対峙しているとき)には、
継目検出センサ20のブリッジ回路は、ほぼバランスし
ているが、各連結部位21がコイル20eと対向して各
連結部位21がコイル20eの発生する磁束を横切った
ときに、連結部位21のギャップにより磁束が変化し、
その磁束の変化により、ブリッジ回路が不平衡状態とな
って、ブリッジ回路の出力端に山形状のパルスを発生す
るので、そのパルスを後述する信号処理手段で信号処理
して、連結部位21を検出するようにしているのであ
る。
【0031】図5は、この連結部位21の検出のため
に、継目検出センサ20およびロッドの単位長未満の寸
法を計測するレーザ変位計24と各ロッド17a〜17
dとの配置関係をそれぞれ示す斜視図である。この図5
では、説明を簡略にするために、ロッド17bと17c
との連結部位21を検出しようとする状態を示してお
り、継目検出センサ20は、ガラス、プラスチック等の
非透磁性の材料によるブロック22内にモールドあるい
は、ケース内に収納されるようにしている。
【0032】以下の説明では、継目検出センサ20は、
ブロック22内にモールドされている実施例の場合を例
にとって説明を進める。ブロック22は、保守の容易性
のために二つ割りにしたブロック22aと22bとから
構成され、その相対向する内面は、半円形の凹部を有
し、両方のブロック22aと22bとを互いに、接合す
ると、凹部同士が相対向して貫通したロッド挿通部23
を形成するようになっている。両ブロック22a,22
bは、継目検出センサ20を配設した後に、図示省略の
締付ねじ等により一体化される。
【0033】このロッド挿通部23の内周面に対向する
ように、前記コイル20eがブロック22aかブロック
22bの一方または双方の内部に収納されている。つま
り、コイル20eは、ロッド挿通部23の内周面と対向
するようになっており、しかも各連結部位21が矢印A
1方向に地中に貫入されて行くに際し、連結部位21が
コイル20eと対向するときには、連結部位21とコイ
ル20eが同一水平面になるように、コイル20eがブ
ロック22aまたは22b内に収納されている。
【0034】図5には、さらに光学式変位検出手段とし
ての一例を示すレーザ変位計も示されており、このレー
ザ変位計24は、各ロッド17a〜17nの単位長未満
の各ロッド17a〜17nの寸法をスペックルパターン
と称される干渉縞を利用して比較的短かい区間の微小変
位を正確に測定するものである。レーザ変位計24の使
用理由は、ロッド17a〜17nが何度も使用されるこ
とにより、その表面が傷や土等の付着によりその表面が
汚れても、非常に高精度な変位量の検出ができるからで
ある。
【0035】レーザ変位計24には、レーザ光射出孔2
4aとレーザ光受光孔24bが形成されており、地表か
ら一定の高さ位置においてレーザ光をロッドの外周面に
向かって照射し得るように、レーザ光射出孔24aの位
置が設定されている。各ロッド17a〜17nは、図5
の矢印A1方向にコーン15からロッド17a、…17
nと地中に貫入されるから、その貫入速度に応じた時間
で各ロッド17a〜17nのそれぞれの外周面を順次レ
ーザ光が照射される。ロッド17a〜17nのいずれか
一つの表面からはその照射したレーザ光が反射され、そ
の反射光がレーザ光受光孔24bを通して受光されるよ
うになっている。
【0036】レーザ変位計24内で受光されたレーザ光
は、図示されていないが、レーザ変位計24内で電気信
号に変換される。ここで、レーザ変位計の変位検出原理
について説明する。レーザ光は、粗面、即ち拡散反射す
る表面に照射すると、その反射光が干渉を起こして「ス
ペックルパターン」と称する干渉縞を発生する性質を有
している。これは、レーザ光が粗面に照射するときに微
妙に粗面の距離に差ができることにより拡散光に位相の
差が生じ、この位相の差によって光の干渉が起き、明・
暗の干渉縞となるものである。この干渉縞は、粗面が移
動すれば、移動し、粗面が静止していれば、干渉縞も静
止しているのである。
【0037】従ってこの干渉縞が変化し一方向または他
方向に移動する状態をイメージセンサ(例えばライン状
のCCD、即ち電荷結合素子)で検出するのが、レーザ
変位計である。スペックルパターンは、直線方向で見た
場合、所定の明・暗をなす縞模様をなしているため、一
定の間隔(例えば、20μm)で受光素子が配列されてな
る一次元のイメージセンサを用いることで、その移動量
と方向を検出することができる。
【0038】即ち、スペックルパターンの移動量は、例
えば、リセット入力がオン状態のときの受光素子にある
スペックルパターンが入光されていたとし、その後、リ
セット入力がオフとなったとき、イメージセンサへの入
光が、例えば+方向にイメージセンサの単位受光素子の
n個分動いたとすると、スペックルパターンの移動量
は、n×0.2μmとなるので、このイメージセンサの
出力をもとにロッド17の変位量が演算され、その演算
結果は、上記信号処理手段30内の深度演算手段30i
に出力され、ロッド長単位の移動量と加算されて深度が
算出されて、RAM30cに格納されると共に、表示装
置32に表示される。
【0039】ここで、再び図1に説明を戻して、継目検
出センサ20以降の信号処理系の説明を行う。継目検出
センサ20の出力端は、アンプ25を介して位相検波器
26に接続されている。位相検波器26は、搬送波に重
畳された継目検出センサ20の出力信号から、搬送波成
分を分離し、コイル20eの検出信号のみを取り出す
(復調する)ものである。
【0040】位相検波器26の出力は、キャリア・フィ
ルタ27に入力される。このキャリア・フィルタ27
は、位相検波器26の出力に含まれている搬送波の2倍
の周波数のリプルを除去するためのものである。このキ
ャリア・フィルタ27の出力は、出力アンプ28に入力
されるようになっている。出力アンプ28の出力端は、
マルチプレクサ29の一つの入力端に接続されている。
【0041】このマルチプレクサ29の他の入力端に
は、図1の符号CH1をもって示す破線で囲まれる回路
部分(以下「第1チャンネル回路」という)と同一の構
成よりなる第2チャンネル回路CH2および第3チャン
ネルCH3の各出力端が接続されている。即ち、第1チ
ャンネル回路CH1〜第3チャンネルCH3は、継目検
出センサ20、アンプ25、位相検波器26、キャリア
・フィルタ27、出力アンプ28をもってそれぞれ構成
されている。
【0042】上記各第1〜第3チャンネル回路CH1〜
CH3における出力アンプ28の出力は、マルチプレク
サ29の複数の入力端に入力される。マルチプレクサ2
9は、CPU30aの制御のもとに、第1チャンネル回
路CH1〜第3チャンネル回路CH3の各出力アンプ2
8の出力を順次切り換えながら信号処理手段30のA/
D変換器30bに入力される。A/D変換器30bは、
アナログ信号である出力アンプ28の出力を、ディジタ
ル信号に変換し、電圧変化量判定手段30eに出力す
る。
【0043】この電圧変化量判定手段30eには、平均
化処理回路と電圧変化量判定回路の機能を含んで構成さ
れている。このうち、平均化処理回路は、継目検出セン
サ20で検出されたロッド17a〜17nの各連結部位
21の検出毎に検出出力の時間に対する電圧の変化(電
圧/時間)を、例えば5個のディジタル信号の平均をと
る処理を行うものである。
【0044】この平均化処理を行うのは、各ロッド17
a〜17nが地盤によって貫入速度が異なるために、継
目検出センサ20の出力の変化量と貫入速度(時間)と
の平均化を行い、検出精度を一定化するためである。平
均化処理回路の出力は、電圧変化量判定手段30e内の
電圧変化量判定回路に出力するようになっている。
【0045】電圧変化量判定回路は、平均化処理回路で
平均化された信号が所定のレベル以上にあるか否かによ
り、適正か、否かの判定を行うものであり、その判定結
果が適正であると判定した場合には、CPU30aの制
御によりRAM(ランダム・アクセス・メモリ)30c
にそのレベルを一旦記憶するようになっている。CPU
30aは、ROM(リード・オンリ・メモリ)30dに
記憶されているプログラムに従ってマルチプレクサ29
の切換制御、A/D変換器30bの入出力制御、RAM
30cの書き込み/読み出し制御、入出力装置31(以
下、「I/O」という)のデータの入/出力制御を行う
ようになっている。
【0046】I/O31には、CPU30aの制御のも
とに前記コーン15に装着されている圧力変換器、加速
度変換器、温度センサ等の出力信号に相当する各種信号
が入力されるとともに、RAM30cに記憶されている
データを電圧変化量判定手段30e、一致判定手段30
f、深度演算手段30h、表示装置32およびプリンタ
33等に出力するようにしている。
【0047】また、CPU30a内には、一致判定手段
30fが含まれている。一致判定手段30fには、電圧
変化量判定手段30eおよびRAM30cの出力信号が
入力されるようになっており、電圧変化量判定手段30
eの出力データが、既にRAM30cに記憶されている
異なるチャンネル回路CH1〜CH3で計測された継目
検出センサ20の平均化処理された所定レベル以上の検
出データと同一程度のレベルであるか否かを判定して、
一致したと判定した場合には、連結部位21の検出が適
正になされたことになるので、一致判定手段30fから
レーザ変位計24にリセット信号を送出して、レーザ変
位計24に再度次のロッドの単位長未満の長さの計測を
開始させるようになっている。
【0048】一方、一致判定手段30fの一つの連結部
位21の検出出力をCPU30aのカウンタ30gにて
計数するようになっており、カウンタ30gの出力は、
I/O31の制御の下に表示装置32および深度演算手
段30hに出力するようになっている。また、レーザ変
位計24の出力は、信号処理手段30内の深度演算手段
30hに入力されるようになっている。
【0049】次に以上のように構成された本発明の動作
について説明する。まず、図2に示す地盤調査車1を所
定の地盤調査地域に走行させ、地盤調査地域でアウトリ
ガー4を張り出して地盤調査車1を安定させた後に、図
4に示すように、コーン15に装着した各種検出手段に
接続されているケーブル16を、予め概略的個数用意し
た、例えば、1mの単位長を有するロッド17a〜17
n内に挿通しておき、これらのロッド17a〜17nの
うち、ロッド17aをコーン15に取付け、以降をロッ
ド17aから17nの順に順次隣接するロッドの雄ねじ
18を雌ねじ19に螺合して連結する。
【0050】尚、図3に示すパーカッション・ドリル8
のドリル・ヘッド9に、コンベネ棒およびボーリング・
ヘッドを固定し、ドリル・ヘッド9に接続済の最上端の
ロッドを装着した状態で、コンベネ棒を上方からロッド
・ブレーカ12を通し、パーカッション・ドリル8の上
部チャック13a、下部チャック13bに把持せしめ
て、各対を成す給進シリンダ14aと14bの交互の給
進作動により、コーン15とともにロッド17a〜17
nが順に地中に貫入するように下方に移動させる。
【0051】この場合、コーン15ならびにロッド17
a〜17nが、図5に示すように地上(この場合、地盤
調査車1)に配置された継目検出センサ20のブロック
22a,22bのロッド挿通部23内に挿入されるよう
にして、これらのコーン15からロッド17a〜17n
を順次地中内に貫入する。コーン15が地中内に貫入さ
れることにより、地盤のコーン15に対する先端抵抗、
間隙水圧、摩擦抵抗等は、ひずみゲージにより、電気信
号として検出され、その検出出力信号は、ケーブル16
を通して図示しない動ひずみ測定器に導かれ、先端抵
抗、間隙水圧、摩擦抵抗等が測定され、これら測定値に
基づき、地盤の特性を調査することができる。
【0052】また、前記ロッド17a〜17nの貫入時
にロッド17a〜17nの各連結部位21が、ブロック
22a,22bのロッド挿通部23を通過し、その通過
時にブロック22a,22b内に収納された継目検出セ
ンサ20のコイル20eと同心円状で対向する。する
と、継目検出センサ20のコイル20eには、ブリッジ
電源20fから5KHzの搬送波が供給されており、こ
の搬送波によりコイル20eが励磁されて、交流磁束を
発生している。
【0053】即ち、この交流磁束がロッド17a〜17
nの外表面に対し加えられていることになる。ロッド1
7a〜17nは、透磁性を有する材料で形成されている
ので、連結部位21がコイル20eの設置されている位
置を通過しない間は継目検出センサ20を含むブリッジ
回路は、平衡状態にあり、継目検出センサ20の出力は
図6に示すように、ほぼ一定のレベルあるいは微小変動
レベルで推移する。
【0054】しかし、ロッド17a〜17nの各連結部
位21が、ブロック22a、22bのロッド挿通部23
を通過し、その通過時にブロック22a、22b内に収
納された継目検出センサ20のコイル20eと対向する
と、各連結部位21にギャップがあることから、磁束に
乱れを生じる。従って、各連結部位21がコイル20e
の位置を通過する毎に、継目検出センサ20を構成する
ブリッジ回路が不平衡状態となり、図6に示すように各
連結部位21検出毎にパルスP1、P2が発生する。
【0055】このパルスP1、P2は、連結部位21の
検出信号である継目検出センサ20からの信号はアンプ
25で増幅された後に位相検波器26に入力される。位
相検波器26は、5KHzのブリッジ電源としての搬送
波に重畳されている継目検出信号を、位相検波する。即
ち、搬送波信号を基準にしてアンプ25の出力信号の位
相検波を行い、コイル20eにより検出された現象波形
のみを生成する。位相検波器26の出力信号は、キャリ
ア・フィルタ27でリプルを除去され、さらに出力アン
プ28で所定のゲインで増幅される。
【0056】以上のような動作は、第1チャンネル回路
CH1のほか、第2チャンネル回路CH2および第3チ
ャンネルCH3にも同様に行われ、これらの各チャンネ
ル回路の出力アンプ28の出力は、マルチプレクサ29
により所定の順序で高速で選択(切換え)されて、A/
D変換器30bに順次入力される。このA/D変換器3
0bによりディジタル信号は、電圧変化量判定手段30
eの平均化処理回路に入力される。
【0057】この平均化の処理は、例えば、図6のパル
スP1を例にとって説明する。このパルスP1を拡大し
て見れば、時間に対する電圧レベルは、図7に示すよう
にA1、A2、A3、A4、A5のように脈動してお
り、それぞれの脈動の単位時間に対する脈動電圧y(す
なわち、y/x)はA1<A2<A3<A4>A5のよ
うに変化している。
【0058】従って、単純に継目検出センサ20の出力
信号を平均化処理回路で平均化処理を行わずに信号処理
装置30内に入力して信号処理を行うと、連結部位21
の検出にエラーを生じることになる。このように、継目
検出センサ20の出力信号の所定時間に対する電圧の変
化値、例えば、検出値5回の平均をとることにより、継
目検出センサ20の連結部位21の誤検出を極端に少な
くすることができる。つまり、検出精度を高めることが
できる。
【0059】電圧変化量判定手段30eの電圧変化量判
定回路は、平均化処理回路の出力、ひいては継目検出セ
ンサ20の出力が所定値以上になっているか、否かの判
定を行う。この判定の結果が所定値以上であると判定し
た場合には、継目検出センサ20が連結部位21を確か
に検出したと判定するものである。この電圧変化量判定
回路は、平均化処理回路の出力が、所定値以上であると
判定したときは、一致判定手段30fに対し、判定デー
タを出力すると共にRAM30cに対しても同様データ
を出力し、RAM30c内に格納しておく。
【0060】一致判定手段30fでは、3チャンネル分
の判定データを、チェックし、いずれも同程度のレベル
範囲内にある場合には、レーザ変位計24に対しリセッ
ト信号を出力すると共に、カウンタ30gに対し、パル
ス信号を出力する。即ち、上記パルス信号を受けたカウ
ンタ30gは、ロッド17の各連結部位の通過を検出す
る毎に1カウントずつ計数することになるので、その計
数値は、地盤内に貫入されるロッド17の本数を計数す
ることとなる。このカウンタ30gの計数値データは、
深度演算手段30hに入力されると共に、RAM30c
にも入力され、格納される。
【0061】深度演算手段30hは、カウンタ30gの
計数値データにロッド17の単位長(この実施例の場
合、1m)を乗算することにより、ロッド17の長さ単
位(1mの整数倍)でのコーン15の地盤中における貫
入深度を算出する。この算出データは、RAM30cに
格納されると共に、表示装置32に表示される。また、
所望により、プリンタ33により印字させることもでき
る。
【0062】ところで、地盤深度の測定に際して、地盤
深度は必ずしもロッド単位長で計測が区切りよく完了す
るとは限らないので、本発明では、ロッド単位長未満の
深度測定は、レーザ変位計24で測定するようになって
いる。このため、上述したように、一致判定手段30f
が前記一致を判定する毎に、ロッド単位の計数が完了し
たものとして、ロッド単位長未満の深度測定処理に入
り、一致判定手段30fからリセット信号がレーザ変位
計24に送出される。
【0063】レーザ変位計24は、本実施例において
は、自体公知の株式会社キーエンス製のレーザ変位計
(形式名:センサヘッド部はFC2010、アンプユニ
ット部はFC2000、アナログパルスユニットはFC
500)を用いており、因に、測定範囲は、−9999
mm〜+9999mm、測定対象物移動速度は、4000mm
/sec以下、レーザスポット径は、設定距離20mmに
て0.5×2mm、表示精度は±0.5%of移動距離と
いう仕様を有するものである。
【0064】このようなレーザ変位計24は、上述した
ように、継目検出センサ20の近傍であって且つレーザ
光射出孔24aからレーザ光をロッド17(17a〜1
7nのいずれか一つ)に投射し得る位置に配設されてい
る。このようにして投射されたレーザ光は、粗面をなす
ロッド17の表面で拡散反射を起こし、その一部がレー
ザ光受光孔24bおよび適宜の受光光学系を介して、図
示しないイメージセンサ上に結像され、その結像光は干
渉を起こして上述した明暗の縞からなる「スペックルパ
ターン」と称する干渉縞を形成する。この干渉縞は、粗
面からなるロッド17の移動に応じて移動する。
【0065】レーザ変位計24は、このスペックルパタ
ーンの移動量および移動方向を、イメージセンサ(ライ
ン状のCCD)で検出し、レーザ変位計24内の図示し
ない信号処理回路でロッド17の移動量として算出し、
その算出データ、即ちロッド17の単位長未満の移動量
データを、深度演算手段30iに出力する。
【0066】そこで深度演算手段30hは、CPU30
aの制御回路(図示せず)の制御の下に、自ら演算によ
り算出したロッド長単位の移動量データと、上記レーザ
変位計24で算出されたロッドの単位長未満の移動量デ
ータとを加算し、その加算結果データをRAM30cに
出力すると共に、I/O31を介して表示装置32に出
力し、さらに、必要に応じてプリンタ33にも出力す
る。
【0067】上述のように構成され且つ動作する実施例
は、次のような効果を奏する。先ず、継目検出センサ2
0は、順次接続されたコーン15、ロッド17a〜17
nの各連結部位を、コイル20eを含むブリッジ回路に
より、検出するものであるため、土、泥等がコーン15
やロッド17a〜17nに付着していても影響を受ける
虞れがなく、また、ロッド17に直接接触するものでは
ないから、摩耗することなく、故障も少ない上、保守管
理が極めて容易であり、従来のようなピストンの動き
を、ロータリ・エンコーダ等で測定したり、ロッドの動
きをローラの回転に変換して深度を計測する場合の難点
である、押し込み装置とロッドとの間の滑り、ローラの
摩耗等に起因した測定誤差を悉く排除することができ、
積上げ誤差もなく、ロッド17a〜17nの長さを単位
としたロッドの移動量、即ち、コーン15の地盤中の深
度を長期間に亘って極めて正確に計測することができ
る。
【0068】そして、継目検出センサ20は、1個用い
るより2個以上複数用いることが望ましい。何となれ
ば、ロッド17a〜17nを貫入していく過程での深度
測定においては、ロッド17a〜17nが泥などで汚れ
ておらず、誤検出は生じ難いが、ロッド17a〜17n
の引抜き過程での深度測定におけるように、ロッド17
a〜17nの外表面に泥が厚く付着するとき、まれに誤
検出の虞れがあり得るので、複数の継目検出センサ20
の出力を、一致判定手段により比較して、連結部位21
の検出を行っているので、ノイズを拾って、カウンタ3
0gが計数したり、リセット信号を出力する、といった
ミスを排除できるからである。
【0069】また、電圧変化量判定手段では、検出出力
の時間に対する電圧の変化を、平均化するようにしてい
るので、ロッド17の貫入速度が変化しても検出精度を
一定に保持することができる。また、上記実施例におい
ては、各ロッドの単位長未満の移動量(貫入量)は、レ
ーザ変位計24により計測しているので、微小な移動量
を、測定範囲(ロッドの長さ)が1mであるとすれば、
±5mmの精度で計測することができ、従来の計測方法に
比較し、極めて高精度の深度計測を行うことがてきる。
【0070】そして、このレーザ変位計24による計測
の場合も、非接触計測であるから、摩耗による誤差や、
移動体とのすべりによる誤差が混入する余地はなく、長
期に亘って安定した精度で、深度の計測を行うことがで
きる。その上、深度の計測は、原則的に自動的に行うこ
とができ、人件費の大幅な節減を図ることができるう
え、計測者の読み取り誤差を皆無とすることができる。
【0071】尚、本発明は、上述した実施例にのみ限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
において種々の変形実施が可能である。例えば、図示の
実施例では、継目検出センサ20のコイル20eを1個
のみ使用している場合を例示しているが、コイル20e
は、ブリッジ回路の二辺または四辺にそれぞれ接続する
ようにしてもよい。この場合には、各コイル20eが同
一水準でロッド17a〜17nの連結部位21に対向す
るように配置されることはいうまでもない。
【0072】また、継目検出センサ20は、前記実施例
では、符号Aで囲む1チャンネルCH1のみを使用する
場合を主として説明したが、複数チャンネルCH2,C
H3を使用することもできる。図1において、符号CH
2,CH3をもって示す回路部分は、上述したように符
号CH1をもって示す部分と同一の構成をなすものとす
る。この符号CH2,CH3で示すチャンネルを使用す
ることにより、より連結部位21の検出精度を高めるこ
とができる。
【0073】この第2、第3チャンネルCH2,CH3
を使用する場合には、アンプ25、位相検波器26、キ
ャリア・フィルタ27、出力アンプ28の系統を継目検
出センサ20の個数だけ設け、各チャンネルの出力アン
プ28の出力信号をマルチプレクサ29に入力させてそ
こで信号切換えを順次行ない、図1の実施例の場合と同
様に、信号処理手段30に入力し、所定の深度演算を行
なうように構成すればよい。
【0074】また、第1チャンネルCH1のみを用いる
場合には、マルチプレクサ29は、不要であることは、
いうまでもない。また、平均化処理回路は、電圧変化量
判定手段30e内に設ける場合に限らず、出力アンプ2
8の後段に設けてもよい。また、この平均化処理回路に
おいて、y/xなる演算を行う場合において、時間x
は、ロッド17の移動速度に対応させて変化させるよう
にしてもよい。
【0075】このように構成することにより、ロッド1
7の移動速度が著しく変化した場合の、連結部位21の
検出精度を一定化させることができる。また、各ロッド
17の連結手段は、上記実施例のようなねじ結合手段に
よる方法に限らず、バヨネット結合、ロック手段付き凹
凸嵌合など、着脱可能な連結手段であってもよい。
【0076】また、上述の実施例では、各ロッドの連結
部位の始端からの地中貫入量を検出するのに、光学式変
位検出手段を用いた例について説明したが、ロータリエ
ンコーダのような直接接触式の変位検出手段を用いても
よい。
【0077】なぜならば、従来は貫入体の全押し込み深
さをロータリエンコーダで検出していたので、深度が増
加するに伴い誤差が蓄積されるという問題があったが、
本発明においては、基本的には、継目検出センサの出力
に基づきロッド単位での地盤の深度を高精度で計測する
ので、ロッドの単位長(この例の場合1m)の範囲内
で、例えば押し込み装置とロッドの接続部の滑りなどに
基づく誤差が生じたとしても、深度の増加毎に誤差が積
み重なることはなく、ロッドの単位長の範囲内での僅か
な誤差にとどまるからである。但し、ロッドの単位長の
範囲内での計測誤差は、ロータリエンコーダを用いるよ
りは、光学式変位検出手段としてのレーザ変位計を用い
た方がはるかに小さくて有利であることはいうまでもな
い。
【0078】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、コーン状の貫入体に連結されて地中に貫入する複数
個のロッドの連結部位を、ブリッジ回路の少なくとも1
辺に接続されたコイルを有する継目検出センサにより検
出して連結部位の個数を計数するようにしたので、地中
への貫入体を非接触状態で自動的に検出して深度計測す
ることができ、従って、ロッドの表面が傷や土等により
汚れていても、確実に計測でき人手によるロッド本数の
計数誤差などを皆無にすることができ、長期に亘って安
定して正確且つ迅速にしかも容易にロッド単位の地盤深
度の測定をすることができ、ひいては、地盤の土質と支
持層の不陸状況を明確に知ることができる地盤調査用深
度計測装置を提供することができる。
【0079】また、請求項2の発明によれば、前記請求
項1の発明に加えて、各ロッドの単位長未満の長さ寸法
を光学式変位検出手段を用いて検出するようにしたの
で、前記請求項1の発明の効果に加えて、ロッドの単位
長未満の寸法の自動測定が可能となり、より高精度な地
盤深度の測定が可能となる。従って、地盤の土質と支持
層の不陸状況をさらに明確に知ることができる地盤調査
用深度計測装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の地盤調査用深度計測装置の全体的な回
路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の地盤調査用深度計測装置を搭載した地
盤調査車の外部構成を示す側面図である。
【図3】図2の地盤調査車に搭載されるパーカッション
・ドリルの構成を示す側面図である。
【図4】本発明の地盤調査用深度計測装置により連結部
位が検出されるロッドを複数個連結する状態を示す斜視
図である。
【図5】本発明の地盤調査用深度計測装置における継目
検出センサによりロッドの連結部位の検出を行う状態、
およびレーザ変位計を用いてロッドの単位長未満の寸法
を計測する状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の地盤調査用深度計測装置における継目
検出センサで検出されたロッドの連結部位の検出波形図
である。
【図7】本発明の地盤調査用深度計測装置における継目
検出センサで検出されたロッドの連結部位の検出波形の
時間に対する電圧の変化状況を説明するための拡大波形
図である。
【符号の簡単な説明】
1 地盤調査車 2 運転席 3 架台 4 アウトリガー 5 荷台 6 覆い 7 S波発生装置 8 パーカッション・ドリル 8a ガイドセル 9 ドリル・ヘッド 10 昇降フレーム 11 掘削軸 12 ロッド・ブレーカ 13a 上部チャック 13b 下部チャック 14a,14b 給進シリンダ 15 コーン 16 ケーブル 17a〜17n ロッド 18 雄ねじ 19 雌ねじ 20 継目検出センサ 20a〜20d 抵抗 20e コイル 20f ブリッジ電源 21 連結部位 22,22a,22b ブロック 23 ロッド挿通部 24 レーザ変位計 24a レーザ光射出孔 24b レーザ光受光孔 25 アンプ 26 位相検波器 27 キャリア・フィルタ 28 出力アンプ 29 マルチプレクサ 30 信号処理手段 30a CPU 30b A/D変換器 30c RAM 30d ROM 30e 電圧変化量判定手段 30f 一致判定手段 30g カウンタ 30h 深度演算手段 31 I/O装置 32 表示装置 33 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01B 11/04 G01B 11/04 Z G01D 21/00 G01D 21/00 D (72)発明者 西 謙治 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 久保寺 眞司 東京都調布市調布ヶ丘3丁目5番地1 株 式会社共和電業内 (72)発明者 佐藤 信二 東京都調布市調布ヶ丘3丁目5番地1 株 式会社共和電業内 (72)発明者 小澤 正夫 東京都調布市調布ヶ丘3丁目5番地1 株 式会社共和電業内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に、先端抵抗、間隙水圧、摩擦抵
    抗等を検出する地盤調査用の各種センサを備えたコーン
    状の貫入体に所定の長さを単位長として複数個連結され
    て押し込み装置により地中に貫入されるロッドと、 地上における前記ロッドの貫入路近傍に配置され且つブ
    リッジ回路の少なくとも1辺に接続されて磁束を発生す
    るコイルを有し、貫入中における前記ロッドの各連結部
    位の磁束の変化を検出することにより前記ロッドの各連
    結部位の通過を検出する継目検出センサと、 この継目検出センサの出力を信号処理し且つ前記ロッド
    の連結部位の通過検出回数を計数して前記ロッド単位で
    地盤の深度を計測してその計数結果を出力する信号処理
    手段と、を備えたことを特徴とする地盤調査用深度計測
    装置。
  2. 【請求項2】 先端部に、先端抵抗、間隙水圧、摩擦抵
    抗等を検出する地盤調査用の各種センサを備えたコーン
    状の貫入体に所定の長さを単位長として複数個連結され
    て押し込み装置により地中に貫入されるロッドと、 地上における前記ロッドの貫入路近傍に配置され且つブ
    リッジ回路の少なくとも1辺に接続されて磁束を発生す
    るコイルを有し、貫入中における前記ロッドの各連結部
    位の磁束の変化を検出することにより前記ロッドの各連
    結部位の通過を検出する継目検出センサと、 この継目検出センサが前記ロッドの各連結部位の通過を
    検出した時点にリセットされ、前記各ロッドの連結部位
    の始端からの地中貫入量を各ロッドの単位長の範囲内で
    光学的に検出する光学式変位検出手段と、 前記継目検出センサの出力および前記光学式変位検出手
    段の出力信号を信号処理し且つ前記ロッドの連結部位の
    通過検出回数を計数してその計数結果と前記光学式変位
    検出手段の出力信号とを合計して前記地盤の深度の計測
    結果を出力する信号処理手段と、を備えることを特徴と
    する地盤調査用深度計測装置。
  3. 【請求項3】 前記継目検出センサは、複数個設けられ
    てそれぞれの出力が位相検波器、出力アンプ等で信号処
    理を施こされたうえマルチプレクサを通して前記信号処
    理手段に入力されることを特徴とする請求項1および請
    求項2に記載の地盤調査用深度計測装置。
  4. 【請求項4】 前記信号処理手段は、前記複数の継目検
    出センサから出力される出力信号ごとに電圧/時間の複
    数回の平均をとって平均化処理を行った平均値がそれぞ
    れ所定レベルを越えているか否かを判定する一致判定手
    段を含んで構成されていることを特徴とする請求項1お
    よび請求項2に記載の地盤調査用深度計測装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段の出力は、前記貫入体
    の貫入量との関係で、先端抵抗、間隙水圧、摩擦抵抗等
    の値を表示装置に表示することを特徴とする請求項1お
    よび請求項2に記載の地盤調査用深度計測装置。
  6. 【請求項6】 前記光学式変位検出装置は、前記ロッド
    の表面に照射されたレーザ光の反射光が干渉して形成さ
    れるスペックルパターンをイメージセンサで受光し、そ
    の検出信号を処理することで前記ロッドの単位長の範囲
    内の変位量を測定するレーザ変位計であることを特徴と
    する請求項2に記載の地盤調査用深度計測装置。
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