JPH0822345A - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
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- JPH0822345A JPH0822345A JP6154617A JP15461794A JPH0822345A JP H0822345 A JPH0822345 A JP H0822345A JP 6154617 A JP6154617 A JP 6154617A JP 15461794 A JP15461794 A JP 15461794A JP H0822345 A JPH0822345 A JP H0822345A
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- temperature sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】冷却ファンでの強制冷却において、環境温度が
下降した場合の低騒音の強制冷却を実現する。 【構成】温度センサ付きスイッチ1の環境温度が所定の
温度より、上昇した場合の温度センサ付きスイッチ1の
出力によりファン制御部3が冷却ファン2のファン回転
数を低速回転から高速回転に切り替え、また、下降した
場合の温度センサ付きスイッチ1の出力によりファン制
御部2がそのファン回転数を高速回転から低速回転に切
り替える。
下降した場合の低騒音の強制冷却を実現する。 【構成】温度センサ付きスイッチ1の環境温度が所定の
温度より、上昇した場合の温度センサ付きスイッチ1の
出力によりファン制御部3が冷却ファン2のファン回転
数を低速回転から高速回転に切り替え、また、下降した
場合の温度センサ付きスイッチ1の出力によりファン制
御部2がそのファン回転数を高速回転から低速回転に切
り替える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タやワークステーションなどの、冷却ファンを備える情
報処理装置に関するものである。
タやワークステーションなどの、冷却ファンを備える情
報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パ−ソナルコンピュ−タやエンジ
ニアリングワ−クステ−ション(EWS)などの情報処理
装置は、CPUを始めとする各種電子部品の高性能化によ
り処理能力が飛躍的に向上してきているが、同時に電子
部品の発熱量も大きくなってきており、情報処理装置の
内部を如何に冷却するかが問題になっている。冷却方式
として最もシンプルな自然空冷方式では冷却能力が不足
であるため、比較的コストも低く効果も大きい、冷却フ
ァンを用いた強制空冷方式を用いるのが一般的である。
ニアリングワ−クステ−ション(EWS)などの情報処理
装置は、CPUを始めとする各種電子部品の高性能化によ
り処理能力が飛躍的に向上してきているが、同時に電子
部品の発熱量も大きくなってきており、情報処理装置の
内部を如何に冷却するかが問題になっている。冷却方式
として最もシンプルな自然空冷方式では冷却能力が不足
であるため、比較的コストも低く効果も大きい、冷却フ
ァンを用いた強制空冷方式を用いるのが一般的である。
【0003】図15は、従来における情報処理装置の一
例のケーシング開示図である。
例のケーシング開示図である。
【0004】ケーシング6は、長手方向を設置面に平行
に置く、横置きの状態で設置されている。ケーシング6
内にはハードディスクドライブユニット(HDD)9、フ
ロッピーディスクドライブユニット(FDD)10、基板
12、電源11が納められており、これらが発生する熱
を除去するための強制冷却を実現する冷却ファン2も内
蔵されている。
に置く、横置きの状態で設置されている。ケーシング6
内にはハードディスクドライブユニット(HDD)9、フ
ロッピーディスクドライブユニット(FDD)10、基板
12、電源11が納められており、これらが発生する熱
を除去するための強制冷却を実現する冷却ファン2も内
蔵されている。
【0005】装置内の強制冷却は、天面、底面、側面等
に設けられた吸気口4から吸い込まれた空気が、装置内
部の熱を奪った後、冷却ファン2により外部に吐き出さ
れることにより行われる。
に設けられた吸気口4から吸い込まれた空気が、装置内
部の熱を奪った後、冷却ファン2により外部に吐き出さ
れることにより行われる。
【0006】次に、従来における情報処理装置内の温度
分布について説明する。
分布について説明する。
【0007】図16は、従来における情報処理装置の一
例のケーシング内部温度分布図である。横軸は空気流路
に沿った装置内の位置を、縦軸は空気温度を示してい
る。
例のケーシング内部温度分布図である。横軸は空気流路
に沿った装置内の位置を、縦軸は空気温度を示してい
る。
【0008】一般に、ケーシング内を流れる空気温度
は、吸気口位置では装置外の空気温度(環境温度)に等
しく、排気口位置に到達するまで温度上昇を続ける。
は、吸気口位置では装置外の空気温度(環境温度)に等
しく、排気口位置に到達するまで温度上昇を続ける。
【0009】ここで温度上昇の度合いを示す温度勾配
は、冷却ファンの仕様(風量・静圧)と、羽根の回転数
(以下ファン回転数)の大小から決まる。例えば同じ仕
様のファンを用いファン回転数が、大きい場合の温度分
布41と、小さい場合の温度分布42aとを比較する
と、温度分布41の方が温度勾配が小さくなる。
は、冷却ファンの仕様(風量・静圧)と、羽根の回転数
(以下ファン回転数)の大小から決まる。例えば同じ仕
様のファンを用いファン回転数が、大きい場合の温度分
布41と、小さい場合の温度分布42aとを比較する
と、温度分布41の方が温度勾配が小さくなる。
【0010】またこの温度勾配は、装置内部の発熱量の
みから決まるものであり、装置外の空気温度の影響はあ
まり無いと見なせる。従って図16に示すように、ファ
ンの仕様やファン回転数が同じ場合、環境温度が25℃
から30℃に上昇すると、装置内の温度勾配は同じで1
0℃上方にシフトする(温度分布42a→温度分布42
b)。
みから決まるものであり、装置外の空気温度の影響はあ
まり無いと見なせる。従って図16に示すように、ファ
ンの仕様やファン回転数が同じ場合、環境温度が25℃
から30℃に上昇すると、装置内の温度勾配は同じで1
0℃上方にシフトする(温度分布42a→温度分布42
b)。
【0011】次に、従来の情報処理装置における冷却フ
ァンの選定及びファン回転数の決定方法について説明す
る。
ァンの選定及びファン回転数の決定方法について説明す
る。
【0012】通常の電子機器では、装置の動作を保証す
る使用環境温度範囲が規定されており(例えば5℃〜3
5℃)、この最高温度(35℃)の環境下でも装置内部
の全ての部品温度がそれぞれ許容温度と同じかそれ以下
になるように、冷却ファンの選定とファン回転数の決定
を行う必要がある。
る使用環境温度範囲が規定されており(例えば5℃〜3
5℃)、この最高温度(35℃)の環境下でも装置内部
の全ての部品温度がそれぞれ許容温度と同じかそれ以下
になるように、冷却ファンの選定とファン回転数の決定
を行う必要がある。
【0013】例えば、図17に示すように、使用環境温
度範囲の上限を35℃とすると、35℃で機器を使用し
た場合に、HDD、FDD、CPUの各温度が、許容温度と同じ
かそれ以下である様な温度分布43aになるように冷却
ファンの選定とファン回転数の決定を行う。ここでファ
ン回転数が大きすぎると温度分布43cとなり、HDD、F
DD、CPUの各部品は許容温度以下に収めることが出来る
反面、騒音レベルが大きくなるという問題がある。ま
た、ファン回転数が小さすぎると温度分布43bとな
り、CPUの許容温度をオーバーしてしまう。そこで様々
なファンの仕様やファン回転数で実験やシミュレーショ
ンを実施し、試行錯誤により温度分布43aの様な温度
分布を実現できるファンの仕様、ファン回転数を見つけ
出す必要がある。
度範囲の上限を35℃とすると、35℃で機器を使用し
た場合に、HDD、FDD、CPUの各温度が、許容温度と同じ
かそれ以下である様な温度分布43aになるように冷却
ファンの選定とファン回転数の決定を行う。ここでファ
ン回転数が大きすぎると温度分布43cとなり、HDD、F
DD、CPUの各部品は許容温度以下に収めることが出来る
反面、騒音レベルが大きくなるという問題がある。ま
た、ファン回転数が小さすぎると温度分布43bとな
り、CPUの許容温度をオーバーしてしまう。そこで様々
なファンの仕様やファン回転数で実験やシミュレーショ
ンを実施し、試行錯誤により温度分布43aの様な温度
分布を実現できるファンの仕様、ファン回転数を見つけ
出す必要がある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
にして選定された冷却ファンやファン回転数は、最も熱
的に過酷な条件を基準に選定が行なわれるため、常に高
回転数で使用することになり騒音レベルが大きくなりが
ちであるという問題がある。
にして選定された冷却ファンやファン回転数は、最も熱
的に過酷な条件を基準に選定が行なわれるため、常に高
回転数で使用することになり騒音レベルが大きくなりが
ちであるという問題がある。
【0015】特に、通常のオフィスの環境温度である2
5℃前後で装置を使用する場合、ケーシング内の温度
は、各部品の許容温度に対し温度マージンが大きすぎ必
要以上のファン回転数となっている反面、騒音レベルが
高いというアンバランスが生じている。
5℃前後で装置を使用する場合、ケーシング内の温度
は、各部品の許容温度に対し温度マージンが大きすぎ必
要以上のファン回転数となっている反面、騒音レベルが
高いというアンバランスが生じている。
【0016】したがって、本発明はこのような事情に鑑
み、環境温度が低い場合にはファン回転数を下げ、低騒
音の情報処理装置を提供するものである。
み、環境温度が低い場合にはファン回転数を下げ、低騒
音の情報処理装置を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の情報処理装置は、吸気口および排気口を有す
るケーシング内に冷却ファンを設け、前記ケーシング内
に収納した部品を冷却ファンで強制冷却する情報処理装
置において、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備え
られ環境温度が所定の温度より上昇・下降したことを検
出して対応する所定の出力動作を行う温度センサ手段
と、前記温度センサ手段の出力に応答して前記冷却ファ
ンの回転数(ファン回転数)を制御するファン制御部と
を備え、前記温度センサ手段の環境温度が所定の温度よ
り、上昇した場合の前記温度センサ手段の出力により前
記ファン制御部が前記ファン回転数を低速回転から高速
回転に切り替え、また、下降した場合の前記温度センサ
手段の出力により前記ファン制御部が前記ファン回転数
を高速回転から低速回転に切り替えることを特徴として
いる。
に本発明の情報処理装置は、吸気口および排気口を有す
るケーシング内に冷却ファンを設け、前記ケーシング内
に収納した部品を冷却ファンで強制冷却する情報処理装
置において、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備え
られ環境温度が所定の温度より上昇・下降したことを検
出して対応する所定の出力動作を行う温度センサ手段
と、前記温度センサ手段の出力に応答して前記冷却ファ
ンの回転数(ファン回転数)を制御するファン制御部と
を備え、前記温度センサ手段の環境温度が所定の温度よ
り、上昇した場合の前記温度センサ手段の出力により前
記ファン制御部が前記ファン回転数を低速回転から高速
回転に切り替え、また、下降した場合の前記温度センサ
手段の出力により前記ファン制御部が前記ファン回転数
を高速回転から低速回転に切り替えることを特徴として
いる。
【0018】上記情報処理装置は、前記ケーシングの長
手方向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケー
シングの長手方向を設置面に対して平行に置く横置き
の、いずれの設置方向も可能であることを特徴とするこ
ともできる。
手方向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケー
シングの長手方向を設置面に対して平行に置く横置き
の、いずれの設置方向も可能であることを特徴とするこ
ともできる。
【0019】上記情報処理装置は、前記ケーシングは前
記縦置きの際の底面に前記吸気口を備え、同じく縦置き
の際の天面近傍に前記排気口を備えることを特徴とする
こともできる。
記縦置きの際の底面に前記吸気口を備え、同じく縦置き
の際の天面近傍に前記排気口を備えることを特徴とする
こともできる。
【0020】上記情報処理装置は、前記温度センサ手段
の位置が、前記ケーシングが縦置きの際には、前記ケー
シング内のいずれかの部品が所定の温度にまで温度上昇
をしたときに、前記温度センサ手段がファン回転数を低
速回転から高速回転に切り替える出力動作を行う第1の
スイッチ位置であり、また前記ケーシングが横置きの際
には、前記ケーシング内のいずれかの部品が所定の温度
にまで温度上昇をしたときに、前記温度センサ手段がフ
ァン回転数を低速回転から高速回転に切り替える出力動
作を行う第2のスイッチ位置であることを特徴とするこ
ともできる。
の位置が、前記ケーシングが縦置きの際には、前記ケー
シング内のいずれかの部品が所定の温度にまで温度上昇
をしたときに、前記温度センサ手段がファン回転数を低
速回転から高速回転に切り替える出力動作を行う第1の
スイッチ位置であり、また前記ケーシングが横置きの際
には、前記ケーシング内のいずれかの部品が所定の温度
にまで温度上昇をしたときに、前記温度センサ手段がフ
ァン回転数を低速回転から高速回転に切り替える出力動
作を行う第2のスイッチ位置であることを特徴とするこ
ともできる。
【0021】上記情報処理装置は、前記第2のスイッチ
位置が、前記第1のスイッチ位置よりも前記吸気口に近
いことを特徴とすることもできる。
位置が、前記第1のスイッチ位置よりも前記吸気口に近
いことを特徴とすることもできる。
【0022】上記情報処理装置は、前記温度センサ手段
は、設置方向に応じた重力の作用により前記ケーシング
内で前記第1または第2のスイッチ位置のいずれかに移
動するように構成されていることを特徴とすることもで
きる。
は、設置方向に応じた重力の作用により前記ケーシング
内で前記第1または第2のスイッチ位置のいずれかに移
動するように構成されていることを特徴とすることもで
きる。
【0023】上記情報処理装置は、縦置きあるいは横置
きのいずれかの場合にのみ設置床面と干渉する床面検出
部材を備え、前記温度センサ手段は、前記床面検出部材
の検出に応答して前記第1または第2のスイッチ位置の
いずれかに移動することを特徴とすることもできる。
きのいずれかの場合にのみ設置床面と干渉する床面検出
部材を備え、前記温度センサ手段は、前記床面検出部材
の検出に応答して前記第1または第2のスイッチ位置の
いずれかに移動することを特徴とすることもできる。
【0024】上記情報処理装置は、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段と、前記温度センサ付ス
イッチの位置を移動させるスイッチ位置移動手段とを備
え、前記設置方向検出手段から得られる設置方向情報に
応じて、前記スイッチ位置移動手段が前記温度センサ手
段を前記第1または第2のスイッチ位置へ移動させるこ
とを特徴とすることもできる。
向を検出する設置方向検出手段と、前記温度センサ付ス
イッチの位置を移動させるスイッチ位置移動手段とを備
え、前記設置方向検出手段から得られる設置方向情報に
応じて、前記スイッチ位置移動手段が前記温度センサ手
段を前記第1または第2のスイッチ位置へ移動させるこ
とを特徴とすることもできる。
【0025】上記情報処理装置は、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段が、前記吸気口近傍に設置された第1の温度センサ
手段と、前記吸気口に対し第1の温度センサ手段よりも
離れた位置に設置された第2の温度センサ手段とで構成
され、ケーシングの設置方向に応じて前記第1または第
2の温度センサ手段がその設置に応じた出力動作を行う
ことを特徴とすることもできる。
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段が、前記吸気口近傍に設置された第1の温度センサ
手段と、前記吸気口に対し第1の温度センサ手段よりも
離れた位置に設置された第2の温度センサ手段とで構成
され、ケーシングの設置方向に応じて前記第1または第
2の温度センサ手段がその設置に応じた出力動作を行う
ことを特徴とすることもできる。
【0026】上記情報処理装置は、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段が、それぞれ前記吸気口から同一またはほぼ同一の
ところに設置されかつ出力動作温度が異なる第1および
第2の温度センサ手段で構成され、前記第1および第2
の温度センサ手段はそれぞれケーシングの設置方向に応
じた出力動作を行うことを特徴とすることもできる。
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段が、それぞれ前記吸気口から同一またはほぼ同一の
ところに設置されかつ出力動作温度が異なる第1および
第2の温度センサ手段で構成され、前記第1および第2
の温度センサ手段はそれぞれケーシングの設置方向に応
じた出力動作を行うことを特徴とすることもできる。
【0027】本発明第2の情報処理装置は、吸気口と排
気口を有し内部に強制冷却されるべき部品を収納したケ
ーシングと、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備え
られた温度センサと、前記ケーシング内に備えられた冷
却ファンと、前記冷却ファンの回転数を制御するファン
制御部と、前記温度センサから得られる温度値毎に前記
冷却ファンの回転数を対応させるテーブルを格納する記
憶手段と、前記温度センサから得られる温度値と記憶手
段に格納された温度値との比較演算を行う演算手段とを
備え、前記ファン制御部は前記演算手段からの出力より
前記冷却ファンの回転数を導出して前記冷却ファンの回
転数を変更することを特徴としている。
気口を有し内部に強制冷却されるべき部品を収納したケ
ーシングと、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備え
られた温度センサと、前記ケーシング内に備えられた冷
却ファンと、前記冷却ファンの回転数を制御するファン
制御部と、前記温度センサから得られる温度値毎に前記
冷却ファンの回転数を対応させるテーブルを格納する記
憶手段と、前記温度センサから得られる温度値と記憶手
段に格納された温度値との比較演算を行う演算手段とを
備え、前記ファン制御部は前記演算手段からの出力より
前記冷却ファンの回転数を導出して前記冷却ファンの回
転数を変更することを特徴としている。
【0028】上記情報処理装置は、ケーシングの長手方
向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケーシン
グの長手方向を設置面に対して平行に置く横置きの、い
ずれの設置方向も可能であることを特徴とすることもで
きる。
向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケーシン
グの長手方向を設置面に対して平行に置く横置きの、い
ずれの設置方向も可能であることを特徴とすることもで
きる。
【0029】上記情報処理装置は、前記ケーシングが、
縦置きされている状態において前記ケーシング内のいず
れかの部品が所定の温度にまで温度上昇をしたときの前
記温度センサから得られる温度値と前記冷却ファンの回
転数との対応を表す第1のテーブルと、横置きにされて
いる状態において前記ケーシング内のいずれかの部品が
所定の温度にまで温度上昇をしたときの前記温度センサ
から得られる温度値と前記冷却ファンの回転数との対応
を表す第2のテーブルとを前記記憶手段が格納し、装置
が縦置きか横置きかを検出する設置方向検出手段を備
え、装置が縦置きの場合には前記第1のテーブルを、横
置きの場合には前記第2のテーブルを、それぞれ、前記
演算手段が参照することを特徴とすることもできる。
縦置きされている状態において前記ケーシング内のいず
れかの部品が所定の温度にまで温度上昇をしたときの前
記温度センサから得られる温度値と前記冷却ファンの回
転数との対応を表す第1のテーブルと、横置きにされて
いる状態において前記ケーシング内のいずれかの部品が
所定の温度にまで温度上昇をしたときの前記温度センサ
から得られる温度値と前記冷却ファンの回転数との対応
を表す第2のテーブルとを前記記憶手段が格納し、装置
が縦置きか横置きかを検出する設置方向検出手段を備
え、装置が縦置きの場合には前記第1のテーブルを、横
置きの場合には前記第2のテーブルを、それぞれ、前記
演算手段が参照することを特徴とすることもできる。
【0030】
【作用】本発明第1の情報処理装置によれば、吸気口お
よび排気口を有するケーシング内に冷却ファンを設け、
前記ケーシング内に収納した部品を冷却ファンで強制冷
却するにおいて、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に
備えられた温度センサ手段が、環境温度が所定の温度よ
り上昇・下降したことを検出すると、これに対応する所
定の出力動作を行う。ファン制御部は、この温度センサ
手段の環境温度が所定の温度より、上昇したときはこの
温度センサ手段の出力に応答してファン回転数を低速回
転から高速回転に切り替え、また、下降したときは温度
センサ手段の出力に応答してファン回転数を高速回転か
ら低速回転に切り替えることから、環境温度が低く温度
センサ手段の近傍の温度が所定の温度より低い場合に
は、ファン回転数を低速回転とし低騒音を実現できる。
よび排気口を有するケーシング内に冷却ファンを設け、
前記ケーシング内に収納した部品を冷却ファンで強制冷
却するにおいて、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に
備えられた温度センサ手段が、環境温度が所定の温度よ
り上昇・下降したことを検出すると、これに対応する所
定の出力動作を行う。ファン制御部は、この温度センサ
手段の環境温度が所定の温度より、上昇したときはこの
温度センサ手段の出力に応答してファン回転数を低速回
転から高速回転に切り替え、また、下降したときは温度
センサ手段の出力に応答してファン回転数を高速回転か
ら低速回転に切り替えることから、環境温度が低く温度
センサ手段の近傍の温度が所定の温度より低い場合に
は、ファン回転数を低速回転とし低騒音を実現できる。
【0031】上記情報処理装置で、前記ケーシングの長
手方向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケー
シングの長手方向を設置面に対して平行に置く横置き
の、いずれの設置方向も可能にした場合も、ケーシング
の吸気口を縦置きの際の底面に排気口を同じく縦置きの
際の天面近傍に備えた場合には装置のレイアウトの自由
度が大きくなり使い勝手がよくなる。
手方向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケー
シングの長手方向を設置面に対して平行に置く横置き
の、いずれの設置方向も可能にした場合も、ケーシング
の吸気口を縦置きの際の底面に排気口を同じく縦置きの
際の天面近傍に備えた場合には装置のレイアウトの自由
度が大きくなり使い勝手がよくなる。
【0032】上記情報処理装置では、前記温度センサ手
段の位置を、前記ケーシングが縦置きの際には、前記ケ
ーシング内のいずれかの部品が所定の温度にまで温度上
昇をしたときに、前記温度センサ手段がファン回転数を
低速回転から高速回転に切り替える出力動作を行う第1
のスイッチ位置とし、また前記ケーシングが横置きの際
には、前記ケーシング内のいずれかの部品が所定の温度
にまで温度上昇をしたときに、前記温度センサ手段がフ
ァン回転数を低速回転から高速回転に切り替える出力動
作を行う第2のスイッチ位置とした場合には、縦置きと
横置きの各々で温度センサ手段の設置位置の変更によ
り、全部品で許容温度を超えずかつ必要以上の温度マー
ジンも持たない最適なファン回転数切り替え温度を縦置
きと横置きの各々について設定できる。
段の位置を、前記ケーシングが縦置きの際には、前記ケ
ーシング内のいずれかの部品が所定の温度にまで温度上
昇をしたときに、前記温度センサ手段がファン回転数を
低速回転から高速回転に切り替える出力動作を行う第1
のスイッチ位置とし、また前記ケーシングが横置きの際
には、前記ケーシング内のいずれかの部品が所定の温度
にまで温度上昇をしたときに、前記温度センサ手段がフ
ァン回転数を低速回転から高速回転に切り替える出力動
作を行う第2のスイッチ位置とした場合には、縦置きと
横置きの各々で温度センサ手段の設置位置の変更によ
り、全部品で許容温度を超えずかつ必要以上の温度マー
ジンも持たない最適なファン回転数切り替え温度を縦置
きと横置きの各々について設定できる。
【0033】上記情報処理装置で前記温度センサ手段の
設置位置として、前記第2のスイッチ位置が、前記第1
のスイッチ位置よりも前記吸気口に近いした場合には、
前記最適なファン回転数の切り替え温度の設定ができ
る。
設置位置として、前記第2のスイッチ位置が、前記第1
のスイッチ位置よりも前記吸気口に近いした場合には、
前記最適なファン回転数の切り替え温度の設定ができ
る。
【0034】上記情報処理装置で前記温度センサ手段
を、設置方向に応じた重力の作用により前記ケーシング
内で前記第1または第2のスイッチ位置のいずれかに移
動するように構成した場合には簡単で低価格に温度セン
サ手段を縦置きと横置きとでそれぞれ必要な位置に設定
できる。
を、設置方向に応じた重力の作用により前記ケーシング
内で前記第1または第2のスイッチ位置のいずれかに移
動するように構成した場合には簡単で低価格に温度セン
サ手段を縦置きと横置きとでそれぞれ必要な位置に設定
できる。
【0035】上記情報処理装置で、縦置きあるいは横置
きのいずれかの場合にのみ設置床面と干渉する床面検出
部材を備え、前記温度センサ手段を、前記床面検出部材
の検出に応答して前記第1または第2のスイッチ位置の
いずれかに移動するようにした場合では、簡単で低価格
で確実に温度センサ手段を縦置きと横置きとでそれぞれ
必要な位置に設定できる。
きのいずれかの場合にのみ設置床面と干渉する床面検出
部材を備え、前記温度センサ手段を、前記床面検出部材
の検出に応答して前記第1または第2のスイッチ位置の
いずれかに移動するようにした場合では、簡単で低価格
で確実に温度センサ手段を縦置きと横置きとでそれぞれ
必要な位置に設定できる。
【0036】上記情報処理装置で、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段と、前記温度センサ付ス
イッチの位置を移動させるスイッチ位置移動手段とを備
え、前記設置方向検出手段から得られる設置方向情報に
応じて、前記スイッチ位置移動手段が前記温度センサ手
段を前記第1または第2のスイッチ位置へ移動させるよ
うにした場合では簡単で低価格で確実に温度センサ手段
をそれぞれ必要な位置に設定できる。
向を検出する設置方向検出手段と、前記温度センサ付ス
イッチの位置を移動させるスイッチ位置移動手段とを備
え、前記設置方向検出手段から得られる設置方向情報に
応じて、前記スイッチ位置移動手段が前記温度センサ手
段を前記第1または第2のスイッチ位置へ移動させるよ
うにした場合では簡単で低価格で確実に温度センサ手段
をそれぞれ必要な位置に設定できる。
【0037】上記情報処理装置で、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段を、前記吸気口近傍に設置された第1の温度センサ
手段と、前記吸気口に対し第1の温度センサ手段よりも
離れた位置に設置された第2の温度センサ手段とで構成
し、ケーシングの設置方向に応じて前記第1または第2
の温度センサ手段がその設置に応じた出力動作を行うよ
うにした場合では、各温度センサ手段を縦置きと横置き
の際にそれぞれ必要な位置に設定するのが容易となる。
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段を、前記吸気口近傍に設置された第1の温度センサ
手段と、前記吸気口に対し第1の温度センサ手段よりも
離れた位置に設置された第2の温度センサ手段とで構成
し、ケーシングの設置方向に応じて前記第1または第2
の温度センサ手段がその設置に応じた出力動作を行うよ
うにした場合では、各温度センサ手段を縦置きと横置き
の際にそれぞれ必要な位置に設定するのが容易となる。
【0038】上記情報処理装置で、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段を、それぞれ前記吸気口から同一またはほぼ同一の
ところに設置されかつ出力動作温度が異なる第1および
第2の温度センサ手段で構成し、前記第1および第2の
温度センサ手段をそれぞれケーシングの設置方向に応じ
た出力動作を行うようにした場合では、温度センサ手段
の設置スペースが狭く済む。
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段を、それぞれ前記吸気口から同一またはほぼ同一の
ところに設置されかつ出力動作温度が異なる第1および
第2の温度センサ手段で構成し、前記第1および第2の
温度センサ手段をそれぞれケーシングの設置方向に応じ
た出力動作を行うようにした場合では、温度センサ手段
の設置スペースが狭く済む。
【0039】本発明第2の情報処理装置は、吸気口およ
び排気口を有するケーシング内に冷却ファンを設け、前
記ケーシング内に収納した部品を冷却ファンで強制冷却
するにおいて、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備
えられた温度センサから得られる温度値と、この温度値
毎に前記冷却ファンの回転数を対応させるテーブルを格
納してある記憶手段の格納温度値とが、演算手段で比較
演算される。そして、ファン制御部は前記演算手段から
の出力より前記冷却ファンの回転数を導出して前記冷却
ファンの回転数を変更するようにしたから、環境温度が
低く温度センサ手段の近傍の温度が所定の温度より低い
場合には、ファン回転数を低速回転とし低騒音を実現で
きる。
び排気口を有するケーシング内に冷却ファンを設け、前
記ケーシング内に収納した部品を冷却ファンで強制冷却
するにおいて、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備
えられた温度センサから得られる温度値と、この温度値
毎に前記冷却ファンの回転数を対応させるテーブルを格
納してある記憶手段の格納温度値とが、演算手段で比較
演算される。そして、ファン制御部は前記演算手段から
の出力より前記冷却ファンの回転数を導出して前記冷却
ファンの回転数を変更するようにしたから、環境温度が
低く温度センサ手段の近傍の温度が所定の温度より低い
場合には、ファン回転数を低速回転とし低騒音を実現で
きる。
【0040】上記情報処理装置で、ケーシングの長手方
向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケーシン
グの長手方向を設置面に対して平行に置く横置きの、い
ずれの設置方向も可能にした場合は装置のレイアウトの
自由度が大きくなり使い勝手がよくなる。
向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケーシン
グの長手方向を設置面に対して平行に置く横置きの、い
ずれの設置方向も可能にした場合は装置のレイアウトの
自由度が大きくなり使い勝手がよくなる。
【0041】上記情報処理装置で、前記ケーシングを、
縦置きされている状態において前記ケーシング内のいず
れかの部品が所定の温度にまで温度上昇をしたときの前
記温度センサから得られる温度値と前記冷却ファンの回
転数との対応を表す第1のテーブルと、横置きにされて
いる状態において前記ケーシング内のいずれかの部品が
所定の温度にまで温度上昇をしたときの前記温度センサ
から得られる温度値と前記冷却ファンの回転数との対応
を表す第2のテーブルとを前記記憶手段に格納し、装置
が縦置きか横置きかを検出する設置方向検出手段を備
え、装置が縦置きの場合には前記第1のテーブルを、横
置きの場合には前記第2のテーブルを、それぞれ、前記
演算手段が参照するようにした場合では、より一層、温
度センサの環境温度に対応して正確にファン回転数を低
速回転に切り替えて低騒音を実現できる。
縦置きされている状態において前記ケーシング内のいず
れかの部品が所定の温度にまで温度上昇をしたときの前
記温度センサから得られる温度値と前記冷却ファンの回
転数との対応を表す第1のテーブルと、横置きにされて
いる状態において前記ケーシング内のいずれかの部品が
所定の温度にまで温度上昇をしたときの前記温度センサ
から得られる温度値と前記冷却ファンの回転数との対応
を表す第2のテーブルとを前記記憶手段に格納し、装置
が縦置きか横置きかを検出する設置方向検出手段を備
え、装置が縦置きの場合には前記第1のテーブルを、横
置きの場合には前記第2のテーブルを、それぞれ、前記
演算手段が参照するようにした場合では、より一層、温
度センサの環境温度に対応して正確にファン回転数を低
速回転に切り替えて低騒音を実現できる。
【0042】
【実施例】以下に、本発明の実施例における情報処理装
置について図面を参照しながら説明する。
置について図面を参照しながら説明する。
【0043】図1は本発明の第1の実施例における情報
処理装置の一例のケーシング開示図である。装置はケー
シング6の長手方向を設置面に平行に置く、横置きの状
態で設置されている。また、ケーシング6の長手方向に
垂直な面に、縦置き用ゴム足7と吸気口4が設けられて
いる。さらにこの面の対面近くに冷却ファン2が配置さ
れており、図1中の矢印Aの方向に空気の流れを発生さ
せている。この冷却ファン2のファン回転数を電圧によ
り制御するためにファン制御部3が設けられており、吸
気口4の近傍に配置された温度センサ手段としての温度
センサ付きスイッチ1のON/OFFに従ってファン回転数の
切り替えを行う。冷却ファン2と吸気口4との間には、
HDD 9、FDD 10、電源11、基板12が配置されてい
る。ここで、温度センサ付きスイッチ1は、スイッチに
温度センサが付属された形式のものであるが、温度セン
サにより検出した環境温度が後述の所定の温度より上昇
した場合にはON(またはOFF)動作し、下降した場合に
はOFF(またはON)動作をするスイッチとでなり、温度
センサとスイッチとが一体の場合では同一の場所に設置
され、温度センサとスイッチとを別体とした場合では温
度センサのみが所定の場所に設置され、この温度センサ
とスイッチとは配線で接続するとよい。温度センサとし
ては熱膨張利用形式のもの(例えばバイメタル式)、熱
電対形式のもの、抵抗温度形式のもの、デジタル形式温
度センサ形式のものなど各種あり、スイッチはこの温度
センサからの出力によってON、OFFする形式のものがあ
る。本発明における温度センサ手段はこのようないずれ
の形式の温度センサ付きスイッチを含む。
処理装置の一例のケーシング開示図である。装置はケー
シング6の長手方向を設置面に平行に置く、横置きの状
態で設置されている。また、ケーシング6の長手方向に
垂直な面に、縦置き用ゴム足7と吸気口4が設けられて
いる。さらにこの面の対面近くに冷却ファン2が配置さ
れており、図1中の矢印Aの方向に空気の流れを発生さ
せている。この冷却ファン2のファン回転数を電圧によ
り制御するためにファン制御部3が設けられており、吸
気口4の近傍に配置された温度センサ手段としての温度
センサ付きスイッチ1のON/OFFに従ってファン回転数の
切り替えを行う。冷却ファン2と吸気口4との間には、
HDD 9、FDD 10、電源11、基板12が配置されてい
る。ここで、温度センサ付きスイッチ1は、スイッチに
温度センサが付属された形式のものであるが、温度セン
サにより検出した環境温度が後述の所定の温度より上昇
した場合にはON(またはOFF)動作し、下降した場合に
はOFF(またはON)動作をするスイッチとでなり、温度
センサとスイッチとが一体の場合では同一の場所に設置
され、温度センサとスイッチとを別体とした場合では温
度センサのみが所定の場所に設置され、この温度センサ
とスイッチとは配線で接続するとよい。温度センサとし
ては熱膨張利用形式のもの(例えばバイメタル式)、熱
電対形式のもの、抵抗温度形式のもの、デジタル形式温
度センサ形式のものなど各種あり、スイッチはこの温度
センサからの出力によってON、OFFする形式のものがあ
る。本発明における温度センサ手段はこのようないずれ
の形式の温度センサ付きスイッチを含む。
【0044】図2は本発明の第1の実施例における情報
処理装置の一例の外観斜視図である。装置はケーシング
6の長手方向を設置面に垂直に置く、縦置きの状態で設
置されている。また、ケーシング6の長手方向に垂直な
面(吸気口を備える面の対面)に排気口5が設けられて
いる。また横置き時に使用する横置き用ゴム足8を備え
ている。さらに、吸気口と排気口をケーシング6の長手
方向に垂直な面のみに限定して設けており、ケーシング
6の他の面には光磁気ディスクユニット91、CDROMユ
ニット92を連結している。
処理装置の一例の外観斜視図である。装置はケーシング
6の長手方向を設置面に垂直に置く、縦置きの状態で設
置されている。また、ケーシング6の長手方向に垂直な
面(吸気口を備える面の対面)に排気口5が設けられて
いる。また横置き時に使用する横置き用ゴム足8を備え
ている。さらに、吸気口と排気口をケーシング6の長手
方向に垂直な面のみに限定して設けており、ケーシング
6の他の面には光磁気ディスクユニット91、CDROMユ
ニット92を連結している。
【0045】図3は本発明の第1の実施例における情報
処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図であ
る。温度センサ付きスイッチ1が取り付けられているス
イッチ基板15は回動軸17にネジ止めされており、軸
受け18を中心に回動可能に構成されている。回動軸1
7にはスイッチ基板15に対して垂直方向に延びる腕1
9が一体に設けられており、その先端に重り16が取り
付けられている。また、温度センサ付きスイッチ1のON
/OFF状態は、スイッチ用コネクタ20を通じて、ファン
制御部3(図1)に送られる。
処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図であ
る。温度センサ付きスイッチ1が取り付けられているス
イッチ基板15は回動軸17にネジ止めされており、軸
受け18を中心に回動可能に構成されている。回動軸1
7にはスイッチ基板15に対して垂直方向に延びる腕1
9が一体に設けられており、その先端に重り16が取り
付けられている。また、温度センサ付きスイッチ1のON
/OFF状態は、スイッチ用コネクタ20を通じて、ファン
制御部3(図1)に送られる。
【0046】次に、本発明の第1の実施例の作用を説明
する。
する。
【0047】図4は本発明の第1の実施例における情報
処理装置において、冷却ファン回転数が低速回転から高
速回転に変わる際の、ケーシング内温度分布の推移を示
したものである。
処理装置において、冷却ファン回転数が低速回転から高
速回転に変わる際の、ケーシング内温度分布の推移を示
したものである。
【0048】ここで、装置の使用環境温度範囲は5℃〜
35℃、冷却ファン回転数が低速回転から高速回転に変
わる環境温度(以下ファン回転数切り替え温度と呼ぶ)
は30℃として設計してあると仮定する。また、環境温
度の推移は緩やかに行うこととし、装置内の温度は常に
平衡状態にあると仮定する。
35℃、冷却ファン回転数が低速回転から高速回転に変
わる環境温度(以下ファン回転数切り替え温度と呼ぶ)
は30℃として設計してあると仮定する。また、環境温
度の推移は緩やかに行うこととし、装置内の温度は常に
平衡状態にあると仮定する。
【0049】環境温度が26℃ではファン回転数は低速
回転であり、温度分布は温度分布31aである。環境温
度が上昇するに従い温度分布は温度勾配を一定に保った
まま高温域にシフトし、環境温度30℃で温度分布31
bとなる。このとき温度センサ付きスイッチ1がOFFか
らONに切り替わる。これによりファン回転数は高速回転
に切り替わり、温度分布の温度勾配が小さくなり、温度
分布32aになる。さらに環境温度が上昇すると温度勾
配を一定に保ったまま高温域にシフトし35℃に達する
と、温度分布32bとなる。
回転であり、温度分布は温度分布31aである。環境温
度が上昇するに従い温度分布は温度勾配を一定に保った
まま高温域にシフトし、環境温度30℃で温度分布31
bとなる。このとき温度センサ付きスイッチ1がOFFか
らONに切り替わる。これによりファン回転数は高速回転
に切り替わり、温度分布の温度勾配が小さくなり、温度
分布32aになる。さらに環境温度が上昇すると温度勾
配を一定に保ったまま高温域にシフトし35℃に達する
と、温度分布32bとなる。
【0050】次に、第1の実施例における冷却ファン
の、低速及び高速回転時のファン回転数選定方法につい
て述べる。
の、低速及び高速回転時のファン回転数選定方法につい
て述べる。
【0051】図5は、ファン回転数切り替え温度を30
℃に設計した場合の、ファン回転数(低速回転時)の選
定例を示している。この場合、環境温度が30℃におい
て装置内の各部品が許容温度を超えない範囲で出来るだ
けファン回転数を小さく選定し、ファン騒音を小さくす
るのが目標である。例えばあるファン回転数における温
度分布を33aとすると、ファン回転数を大きくすれば
温度勾配が小さくなって温度分布33bになり、装置内
の各部品の許容温度に対し十分な余裕がある反面、ファ
ン騒音が大きくなるという問題がある。また、ファン回
転数を小さくすれば温度勾配が大きくなって温度分布3
3cになり、ファン騒音は小さい反面、装置内の各部品
の許容温度を超えてしまうという問題がある。
℃に設計した場合の、ファン回転数(低速回転時)の選
定例を示している。この場合、環境温度が30℃におい
て装置内の各部品が許容温度を超えない範囲で出来るだ
けファン回転数を小さく選定し、ファン騒音を小さくす
るのが目標である。例えばあるファン回転数における温
度分布を33aとすると、ファン回転数を大きくすれば
温度勾配が小さくなって温度分布33bになり、装置内
の各部品の許容温度に対し十分な余裕がある反面、ファ
ン騒音が大きくなるという問題がある。また、ファン回
転数を小さくすれば温度勾配が大きくなって温度分布3
3cになり、ファン騒音は小さい反面、装置内の各部品
の許容温度を超えてしまうという問題がある。
【0052】従って、環境温度30℃のもとで様々なフ
ァン回転数について装置内部の温度分布を測定し、各部
品の許容温度を超えているかあるいは許容温度までの余
裕(以下、温度マージンと呼ぶ)がどれくらいあるかを
見て、許容温度を超えない範囲で出来るだけ温度マージ
ンを小さくなる様にすれば、最適なファン回転数を決定
できる。
ァン回転数について装置内部の温度分布を測定し、各部
品の許容温度を超えているかあるいは許容温度までの余
裕(以下、温度マージンと呼ぶ)がどれくらいあるかを
見て、許容温度を超えない範囲で出来るだけ温度マージ
ンを小さくなる様にすれば、最適なファン回転数を決定
できる。
【0053】高速回転時のファン回転数選定についても
同様に、使用環境温度範囲の上限値と各部品の許容温度
から最適なファン回転数を選定可能である。
同様に、使用環境温度範囲の上限値と各部品の許容温度
から最適なファン回転数を選定可能である。
【0054】次に、所定のファン回転数切り替え温度で
ファン回転数を低速回転から高速回転に切り替わる様に
するための、温度センサ付きスイッチ位置決定方法につ
いて述べる。
ファン回転数を低速回転から高速回転に切り替わる様に
するための、温度センサ付きスイッチ位置決定方法につ
いて述べる。
【0055】図6は、ファン回転数切り替え温度を30
℃とし、動作温度が35℃の温度センサ付きスイッチを
使用した場合の、温度センサ付きスイッチ位置の決定方
法を示すものである。ファン回転数切り替え温度と装置
内の各部品の許容温度から最適な温度分布34が定ま
る。この温度分布とスイッチの動作温度35℃の交点か
ら、温度センサ付きスイッチ位置35が導き出せる。
℃とし、動作温度が35℃の温度センサ付きスイッチを
使用した場合の、温度センサ付きスイッチ位置の決定方
法を示すものである。ファン回転数切り替え温度と装置
内の各部品の許容温度から最適な温度分布34が定ま
る。この温度分布とスイッチの動作温度35℃の交点か
ら、温度センサ付きスイッチ位置35が導き出せる。
【0056】次に、本発明の第1の実施例における、縦
置き及び横置き状態の作用について説明する。
置き及び横置き状態の作用について説明する。
【0057】本実施例は縦置き及び横置きの両用が可能
に構成されているが、一般に縦置き状態と横置き状態で
は装置内部の温度分布が異なる。例えば縦置き時の温度
分布34(図7)は、設置面と吸気口の設けられている
面との隙間が縦置き用ゴム足7(図1)の高さ分しか無
く空気が流れにくいため、横置き時に比べて装置内部が
冷却されにくく、横置き時の温度分布36aに比べ温度
勾配が大きくなる。
に構成されているが、一般に縦置き状態と横置き状態で
は装置内部の温度分布が異なる。例えば縦置き時の温度
分布34(図7)は、設置面と吸気口の設けられている
面との隙間が縦置き用ゴム足7(図1)の高さ分しか無
く空気が流れにくいため、横置き時に比べて装置内部が
冷却されにくく、横置き時の温度分布36aに比べ温度
勾配が大きくなる。
【0058】このため、温度センサ付きスイッチ1(図
1)の位置が縦置き時と横置き時で同じ温度センサ付き
スイッチ位置35であるとすると、ファン回転数が低速
回転から高速回転に切り替わる際の温度分布は、それぞ
れ温度分布34、温度分布36aとなる。このうち温度
分布34では、CPU位置での空気温度がCPUの許容温度を
越えずしかも必要以上の温度マージンがない温度であり
最適な温度分布になっていると考えられる。しかし温度
分布36aでは、CPU位置での空気温度はCPUの許容温度
に対して低いので、ファン回転数切り替え温度を上げて
温度分布を温度分布36bまでシフトすることが可能で
あり、これによりファン回転数を低速回転で運用する温
度範囲を広くすることが可能である。
1)の位置が縦置き時と横置き時で同じ温度センサ付き
スイッチ位置35であるとすると、ファン回転数が低速
回転から高速回転に切り替わる際の温度分布は、それぞ
れ温度分布34、温度分布36aとなる。このうち温度
分布34では、CPU位置での空気温度がCPUの許容温度を
越えずしかも必要以上の温度マージンがない温度であり
最適な温度分布になっていると考えられる。しかし温度
分布36aでは、CPU位置での空気温度はCPUの許容温度
に対して低いので、ファン回転数切り替え温度を上げて
温度分布を温度分布36bまでシフトすることが可能で
あり、これによりファン回転数を低速回転で運用する温
度範囲を広くすることが可能である。
【0059】そこで本実施例では、縦置き時と横置き時
で温度センサ付きスイッチの位置を変え、縦置き時には
温度センサ付きスイッチ位置35、横置き時には温度セ
ンサ付きスイッチ位置37になるようにすることで、そ
れぞれ必要以上の温度マージンを持たない最適な温度分
布を実現している。
で温度センサ付きスイッチの位置を変え、縦置き時には
温度センサ付きスイッチ位置35、横置き時には温度セ
ンサ付きスイッチ位置37になるようにすることで、そ
れぞれ必要以上の温度マージンを持たない最適な温度分
布を実現している。
【0060】ここで、温度センサ付きスイッチ1(図
1)の位置移動は重力を利用して行なっている。すなわ
ち横置き時には、図3に示す様に重り16が重力により
鉛直下方向に引かれているので、温度センサ付きスイッ
チ1は吸気口の近傍に位置している。縦置き時には、図
8に示すように重り16が鉛直下方向(吸気口の方向)
に引かれ、回動軸17を中心に腕19やスイッチ基板1
5が90度回転し、温度センサ付きスイッチ位置を排気
口側に移動させることができる。
1)の位置移動は重力を利用して行なっている。すなわ
ち横置き時には、図3に示す様に重り16が重力により
鉛直下方向に引かれているので、温度センサ付きスイッ
チ1は吸気口の近傍に位置している。縦置き時には、図
8に示すように重り16が鉛直下方向(吸気口の方向)
に引かれ、回動軸17を中心に腕19やスイッチ基板1
5が90度回転し、温度センサ付きスイッチ位置を排気
口側に移動させることができる。
【0061】次に、本発明の第1の実施例における効果
を述べる。
を述べる。
【0062】本発明の情報処理装置は縦置きと横置きの
両用が可能に構成されているので、使用者にとって装置
レイアウトの自由度が大きく、使い勝手のよい情報処理
装置を提供することができる。また、吸気口と排気口を
ケーシングの長手方向に垂直な面のみに設けているの
で、ケーシングの他の面を有効に利用することが可能で
あり、図2に示すように光磁気ディスクユニット91、
CDROMユニット92等を連結して、省スペースで機能拡
張が可能な情報処理装置を実現できる。
両用が可能に構成されているので、使用者にとって装置
レイアウトの自由度が大きく、使い勝手のよい情報処理
装置を提供することができる。また、吸気口と排気口を
ケーシングの長手方向に垂直な面のみに設けているの
で、ケーシングの他の面を有効に利用することが可能で
あり、図2に示すように光磁気ディスクユニット91、
CDROMユニット92等を連結して、省スペースで機能拡
張が可能な情報処理装置を実現できる。
【0063】また任意の環境温度でファン回転数を低速
回転から高速回転に切り替える様設定可能であり、設定
した温度以下ではファン騒音の静かな情報処理装置を実
現できる。温度検出は吸気口に比較的近い位置であり、
装置内部の温度変動の影響を受けにくいのでファン回転
数切り替えが頻繁に起こらない。従ってファン騒音の変
動が少ない快適な使用が可能である。
回転から高速回転に切り替える様設定可能であり、設定
した温度以下ではファン騒音の静かな情報処理装置を実
現できる。温度検出は吸気口に比較的近い位置であり、
装置内部の温度変動の影響を受けにくいのでファン回転
数切り替えが頻繁に起こらない。従ってファン騒音の変
動が少ない快適な使用が可能である。
【0064】また、縦置き時と横置き時で温度センサ付
きスイッチの位置を移動することにより、各々の場合に
ついて温度マージンを必要最小限にとどめファン回転数
切り替え温度を可能な限り上げることができる。これに
よりファンを低速回転で運用可能な環境温度範囲を最大
限に広げることができ、縦置き時と横置き時の各々の場
合について最も低騒音の状態にすることができる。
きスイッチの位置を移動することにより、各々の場合に
ついて温度マージンを必要最小限にとどめファン回転数
切り替え温度を可能な限り上げることができる。これに
よりファンを低速回転で運用可能な環境温度範囲を最大
限に広げることができ、縦置き時と横置き時の各々の場
合について最も低騒音の状態にすることができる。
【0065】図9は本発明の第2の実施例における情報
処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図であ
る。
処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図であ
る。
【0066】図9に示す実施例は、温度センサ付きスイ
ッチの位置を、縦置き時および横置き時の各々で独立に
設定するための構成部分以外は、第1の実施例と同じで
ありその効果も同じである。以下第1の実施例と異なる
構成についてのみ説明する。
ッチの位置を、縦置き時および横置き時の各々で独立に
設定するための構成部分以外は、第1の実施例と同じで
ありその効果も同じである。以下第1の実施例と異なる
構成についてのみ説明する。
【0067】第2の実施例は、ケーシング6の吸気口が
設けられている面を貫通し、かつ縦置き用ゴム足7より
ケーシング6から突き出すように配置された床面検出部
材21と、回動軸17と一体に回動する歯車B 23と、
床面検出部材21に設けられた歯とかみ合って歯車B 2
3へ動力を伝達する歯車A 22と、床面検出部材21を
ケーシング6から装置外方向に突き出す力を加えるバネ
24を備えている。
設けられている面を貫通し、かつ縦置き用ゴム足7より
ケーシング6から突き出すように配置された床面検出部
材21と、回動軸17と一体に回動する歯車B 23と、
床面検出部材21に設けられた歯とかみ合って歯車B 2
3へ動力を伝達する歯車A 22と、床面検出部材21を
ケーシング6から装置外方向に突き出す力を加えるバネ
24を備えている。
【0068】第2の実施例の作用を説明する。装置を横
置きから縦置きにすると、床面検出部材21が設置面に
押されてケーシング6の内部に押し込まれ、歯車22、
歯車23を介して回動軸17を回転させる。これによ
り、回動軸17にネジ止めされているスイッチ基板15
および温度センサ付きスイッチ1が回動軸17を中心に
回転し、温度センサ付きスイッチ1の位置を吸気口と反
対方向に移動することができる。また装置を縦置きから
横置きにすると、床面検出部材21が設置面から離れ、
床面検出部材21をケーシング6に押し込んでいた力が
無くなり、バネ24が床面検出部材21をケーシング6
の外側に引き出す。これに連動して温度センサ付きスイ
ッチ1が吸気口の方向に移動する。
置きから縦置きにすると、床面検出部材21が設置面に
押されてケーシング6の内部に押し込まれ、歯車22、
歯車23を介して回動軸17を回転させる。これによ
り、回動軸17にネジ止めされているスイッチ基板15
および温度センサ付きスイッチ1が回動軸17を中心に
回転し、温度センサ付きスイッチ1の位置を吸気口と反
対方向に移動することができる。また装置を縦置きから
横置きにすると、床面検出部材21が設置面から離れ、
床面検出部材21をケーシング6に押し込んでいた力が
無くなり、バネ24が床面検出部材21をケーシング6
の外側に引き出す。これに連動して温度センサ付きスイ
ッチ1が吸気口の方向に移動する。
【0069】図10は本発明の第3の実施例における情
報処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図で
ある。
報処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図で
ある。
【0070】図10に示す実施例は、温度センサ付きス
イッチの位置を、縦置き時および横置き時の各々で独立
に設定するための構成部分以外は、第1の実施例と同じ
でありその効果も同じである。以下第1の実施例と異な
る構成についてのみ説明する。
イッチの位置を、縦置き時および横置き時の各々で独立
に設定するための構成部分以外は、第1の実施例と同じ
でありその効果も同じである。以下第1の実施例と異な
る構成についてのみ説明する。
【0071】第3の実施例は、ケーシング6の吸気口を
設けた面に、ケーシング6の設置方向を検出する設置方
向検出手段25を備える。また回動軸17と一体に構成
された歯車28は、歯車27を通じて駆動手段26と連
結されている。
設けた面に、ケーシング6の設置方向を検出する設置方
向検出手段25を備える。また回動軸17と一体に構成
された歯車28は、歯車27を通じて駆動手段26と連
結されている。
【0072】第3の実施例の作用を説明する。装置を横
置きから縦置きにすると、設置方向検出手段25が設置
面に押されて縦置き状態であることを検出し、これに連
動して駆動手段26が歯車D 28を正回転させることに
より、温度センサ付きスイッチ1が回動軸17の回りを
回動し、温度センサ付きスイッチの位置を吸気口と反対
方向に移動することができる。また、装置を縦置きから
横置きにすると、設置方向検出手段25が設置面から解
放されて横置き状態であることを検出し、これに連動し
て駆動手段26が歯車28を逆回転させることにより、
温度センサ付きスイッチ1の位置を吸気口の方向に移動
することができる。本実施例では駆動手段としてモータ
を用いているが、ソレノイド等でも同様の動作を実現で
きる。
置きから縦置きにすると、設置方向検出手段25が設置
面に押されて縦置き状態であることを検出し、これに連
動して駆動手段26が歯車D 28を正回転させることに
より、温度センサ付きスイッチ1が回動軸17の回りを
回動し、温度センサ付きスイッチの位置を吸気口と反対
方向に移動することができる。また、装置を縦置きから
横置きにすると、設置方向検出手段25が設置面から解
放されて横置き状態であることを検出し、これに連動し
て駆動手段26が歯車28を逆回転させることにより、
温度センサ付きスイッチ1の位置を吸気口の方向に移動
することができる。本実施例では駆動手段としてモータ
を用いているが、ソレノイド等でも同様の動作を実現で
きる。
【0073】図11は本発明の第4の実施例における情
報処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図で
ある。
報処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図で
ある。
【0074】図11に示す実施例は、温度センサ付きス
イッチの位置を、縦置き時および横置き時の各々で独立
に設定するための構成部分以外は、第1の実施例と同じ
でありその効果も同じである。以下第1の実施例と異な
る構成についてのみ説明する。
イッチの位置を、縦置き時および横置き時の各々で独立
に設定するための構成部分以外は、第1の実施例と同じ
でありその効果も同じである。以下第1の実施例と異な
る構成についてのみ説明する。
【0075】第4の実施例は、ケーシング6の設置方向
を検出する設置方向検出手段25と、吸気口近傍に配置
された第一の温度センサ付きスイッチ1aと、第1の温
度センサ付きスイッチ1aと同じ動作温度であり、かつ
第1の温度センサ付きスイッチ1aより吸気口から離れ
た位置に配置された第2の温度センサ付きスイッチ1b
を備えている。
を検出する設置方向検出手段25と、吸気口近傍に配置
された第一の温度センサ付きスイッチ1aと、第1の温
度センサ付きスイッチ1aと同じ動作温度であり、かつ
第1の温度センサ付きスイッチ1aより吸気口から離れ
た位置に配置された第2の温度センサ付きスイッチ1b
を備えている。
【0076】第4の実施例の作用を説明する。装置を横
置きから縦置きにすると、設置方向検出手段25が設置
面に押されて縦置き状態であることを検出し、第2の温
度センサ付きスイッチ1bのON/OFF動作により、ファン
回転数の切り替えを行う。また、装置を縦置きから横置
きにすると、設置方向検出手段25が設置面から解放さ
れて横置き状態であることを検出し、第1の温度センサ
付きスイッチ1aのON/OFF動作により、ファン回転数の
切り替えを行う。
置きから縦置きにすると、設置方向検出手段25が設置
面に押されて縦置き状態であることを検出し、第2の温
度センサ付きスイッチ1bのON/OFF動作により、ファン
回転数の切り替えを行う。また、装置を縦置きから横置
きにすると、設置方向検出手段25が設置面から解放さ
れて横置き状態であることを検出し、第1の温度センサ
付きスイッチ1aのON/OFF動作により、ファン回転数の
切り替えを行う。
【0077】本実施例は、第1の実施例に示した様に縦
置き状態と横置き状態で一つの温度センサ付きスイッチ
の位置を移動する代わりに、移動先にあらかじめ温度セ
ンサ付きスイッチを配置しておくことで、同様の効果を
得るものである。
置き状態と横置き状態で一つの温度センサ付きスイッチ
の位置を移動する代わりに、移動先にあらかじめ温度セ
ンサ付きスイッチを配置しておくことで、同様の効果を
得るものである。
【0078】図12は本発明の第5の実施例における情
報処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図で
ある。
報処理装置の一例の温度センサ付きスイッチ部詳細図で
ある。
【0079】図12に示す実施例は、2つの温度センサ
付きスイッチの動作温度及び位置以外は、第4の実施例
と同じでありその効果も同じである。以下第4の実施例
と異なる構成についてのみ説明する。
付きスイッチの動作温度及び位置以外は、第4の実施例
と同じでありその効果も同じである。以下第4の実施例
と異なる構成についてのみ説明する。
【0080】本実施例は、ケーシング6の設置方向を検
出する設置方向検出手段25と、第1の温度センサ付き
スイッチ1cと、第1の温度センサ付きスイッチ1cよ
り低い温度に動作温度を設定してあり、かつ吸気口から
の距離が第1の温度センサ付きスイッチ1cと同じであ
る第2の温度センサ付きスイッチ1dを備えている。
出する設置方向検出手段25と、第1の温度センサ付き
スイッチ1cと、第1の温度センサ付きスイッチ1cよ
り低い温度に動作温度を設定してあり、かつ吸気口から
の距離が第1の温度センサ付きスイッチ1cと同じであ
る第2の温度センサ付きスイッチ1dを備えている。
【0081】第5の実施例の作用を説明する。装置内部
の温度分布が、それぞれ図13の温度分布38(縦置き
時)および温度分布39(横置き時)になった時にファ
ン回転数を切り替える構成とする。この場合温度センサ
付きスイッチ位置35とそれぞれの温度分布の交点を求
め、これから定まる温度で動作する温度センサ付きスイ
ッチを用いればよい。図13の場合には、縦置き状態の
時に参照するものは、35℃で動作する温度センサ付き
スイッチ1dとし、横置き状態の時に参照するものは、
38℃で動作する温度センサ付きスイッチ1cとすれ
ば、それぞれ希望の温度分布でファン回転数の切り替え
を実現できる。
の温度分布が、それぞれ図13の温度分布38(縦置き
時)および温度分布39(横置き時)になった時にファ
ン回転数を切り替える構成とする。この場合温度センサ
付きスイッチ位置35とそれぞれの温度分布の交点を求
め、これから定まる温度で動作する温度センサ付きスイ
ッチを用いればよい。図13の場合には、縦置き状態の
時に参照するものは、35℃で動作する温度センサ付き
スイッチ1dとし、横置き状態の時に参照するものは、
38℃で動作する温度センサ付きスイッチ1cとすれ
ば、それぞれ希望の温度分布でファン回転数の切り替え
を実現できる。
【0082】図14は本発明の第6の実施例における情
報処理装置の一例のケーシング開示図である。
報処理装置の一例のケーシング開示図である。
【0083】図14に示す実施例は、吸気口から同じ距
離に配置された2つの温度センサ付きスイッチの代わり
に、温度センサ、記憶手段、演算手段を備えている以外
は、第5の実施例と同じでありその効果も同じである。
以下第5の実施例と異なる構成についてのみ説明する。
本実施例は、吸気口4の近傍に配置され流入する空気の
温度値を測定する温度センサ51と、基板12の上に設
けられ、ファン回転数を低速回転から高速回転に切り替
える温度値を格納する記憶手段52と、温度センサ51
で検出された温度と記憶手段52に格納された温度値と
の比較演算を行う演算手段53を備えている。
離に配置された2つの温度センサ付きスイッチの代わり
に、温度センサ、記憶手段、演算手段を備えている以外
は、第5の実施例と同じでありその効果も同じである。
以下第5の実施例と異なる構成についてのみ説明する。
本実施例は、吸気口4の近傍に配置され流入する空気の
温度値を測定する温度センサ51と、基板12の上に設
けられ、ファン回転数を低速回転から高速回転に切り替
える温度値を格納する記憶手段52と、温度センサ51
で検出された温度と記憶手段52に格納された温度値と
の比較演算を行う演算手段53を備えている。
【0084】次に第6の実施例の作用を説明する。
【0085】まず、設置方向検出手段25により装置が
縦置き状態か横置き状態かを検出し、これに応じてあら
かじめ記憶手段52に格納してある、ファン回転数を低
速回転から高速回転へ切り替える温度値を参照する。次
に、参照した温度値と温度センサ51で検出した温度と
を演算手段53により比較し、温度センサ51で検出し
た温度の方が高ければファン回転数を高速回転とする。
逆に温度センサ51で検出した温度の方が低ければファ
ン回転数を低速回転とする。
縦置き状態か横置き状態かを検出し、これに応じてあら
かじめ記憶手段52に格納してある、ファン回転数を低
速回転から高速回転へ切り替える温度値を参照する。次
に、参照した温度値と温度センサ51で検出した温度と
を演算手段53により比較し、温度センサ51で検出し
た温度の方が高ければファン回転数を高速回転とする。
逆に温度センサ51で検出した温度の方が低ければファ
ン回転数を低速回転とする。
【0086】ここで、記憶手段52に格納する温度値
(ファン回転数を低速回転から高速回転に切り替える温
度値)を変更することにより、縦置き時と横置き時の各
々について独立にファン回転数切り替え温度を設定可能
であり、第5の実施例のように異なる動作温度の温度セ
ンサ付きスイッチを用いる場合と同じ効果を実現可能で
ある。
(ファン回転数を低速回転から高速回転に切り替える温
度値)を変更することにより、縦置き時と横置き時の各
々について独立にファン回転数切り替え温度を設定可能
であり、第5の実施例のように異なる動作温度の温度セ
ンサ付きスイッチを用いる場合と同じ効果を実現可能で
ある。
【0087】
【発明の効果】以上に示したように本発明によると、本
発明第1の情報処理装置によれば、吸気口および排気口
を有するケーシング内に冷却ファンを設け、前記ケーシ
ング内に収納した部品を冷却ファンで強制冷却するにお
いて、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備えられた
温度センサ手段が、環境温度が所定の温度より上昇・下
降したことを検出し、これに対応する所定の出力動作を
行うと、ファン制御部は、この温度センサ手段の環境温
度が所定の温度より、上昇したときはこの温度センサ手
段の出力に応答してファン回転数を低速回転から高速回
転に切り替え、また、下降したときは温度センサ手段の
出力に応答してファン回転数を高速回転から低速回転に
切り替えるように構成したことから、環境温度が低く温
度センサ手段の近傍の温度が所定の温度より低い場合に
は、ファン回転数を低速回転とし低騒音を実現できる。
発明第1の情報処理装置によれば、吸気口および排気口
を有するケーシング内に冷却ファンを設け、前記ケーシ
ング内に収納した部品を冷却ファンで強制冷却するにお
いて、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備えられた
温度センサ手段が、環境温度が所定の温度より上昇・下
降したことを検出し、これに対応する所定の出力動作を
行うと、ファン制御部は、この温度センサ手段の環境温
度が所定の温度より、上昇したときはこの温度センサ手
段の出力に応答してファン回転数を低速回転から高速回
転に切り替え、また、下降したときは温度センサ手段の
出力に応答してファン回転数を高速回転から低速回転に
切り替えるように構成したことから、環境温度が低く温
度センサ手段の近傍の温度が所定の温度より低い場合に
は、ファン回転数を低速回転とし低騒音を実現できる。
【0088】上記情報処理装置で、前記ケーシングの長
手方向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケー
シングの長手方向を設置面に対して平行に置く横置き
の、いずれの設置方向も可能にした場合も、ケーシング
の吸気口を縦置きの際の底面に排気口を同じく縦置きの
際の天面近傍に備えた場合には縦置きと横置きとの両用
が可能であり、使用者にとって装置レイアウトの自由度
が大きく、使い勝手のよい情報処理装置を提供すること
ができる。また、吸気口と排気口をケーシングの長手方
向に垂直な面のみに設けているので、ケーシングの他の
面を有効に利用することが可能であり、光磁気ディスク
ユニットやCDROMユニットなどの増設を省スペースで実
現できる。
手方向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケー
シングの長手方向を設置面に対して平行に置く横置き
の、いずれの設置方向も可能にした場合も、ケーシング
の吸気口を縦置きの際の底面に排気口を同じく縦置きの
際の天面近傍に備えた場合には縦置きと横置きとの両用
が可能であり、使用者にとって装置レイアウトの自由度
が大きく、使い勝手のよい情報処理装置を提供すること
ができる。また、吸気口と排気口をケーシングの長手方
向に垂直な面のみに設けているので、ケーシングの他の
面を有効に利用することが可能であり、光磁気ディスク
ユニットやCDROMユニットなどの増設を省スペースで実
現できる。
【0089】上記情報処理装置では、前記温度センサ手
段の位置を、前記ケーシングが縦置きの際には、前記ケ
ーシング内のいずれかの部品が所定の温度にまで温度上
昇をしたときに、前記温度センサ手段がファン回転数を
低速回転から高速回転に切り替える出力動作を行う第1
のスイッチ位置とし、また前記ケーシングが横置きの際
には、前記ケーシング内のいずれかの部品が所定の温度
にまで温度上昇をしたときに、前記温度センサ手段がフ
ァン回転数を低速回転から高速回転に切り替える出力動
作を行う第2のスイッチ位置とした場合には、縦置きと
横置きの各々で温度センサ手段の設置位置の変更によ
り、全部品で許容温度を超えずかつ必要以上の温度マー
ジンも持たない最適なファン回転数切り替え温度を縦置
きと横置きの各々について設定できる。
段の位置を、前記ケーシングが縦置きの際には、前記ケ
ーシング内のいずれかの部品が所定の温度にまで温度上
昇をしたときに、前記温度センサ手段がファン回転数を
低速回転から高速回転に切り替える出力動作を行う第1
のスイッチ位置とし、また前記ケーシングが横置きの際
には、前記ケーシング内のいずれかの部品が所定の温度
にまで温度上昇をしたときに、前記温度センサ手段がフ
ァン回転数を低速回転から高速回転に切り替える出力動
作を行う第2のスイッチ位置とした場合には、縦置きと
横置きの各々で温度センサ手段の設置位置の変更によ
り、全部品で許容温度を超えずかつ必要以上の温度マー
ジンも持たない最適なファン回転数切り替え温度を縦置
きと横置きの各々について設定できる。
【0090】上記情報処理装置で前記温度センサ手段の
設置位置として、前記第2のスイッチ位置が、前記第1
のスイッチ位置よりも前記吸気口に近いした場合には、
前記最適なファン回転数の切り替え温度の設定ができ
る。
設置位置として、前記第2のスイッチ位置が、前記第1
のスイッチ位置よりも前記吸気口に近いした場合には、
前記最適なファン回転数の切り替え温度の設定ができ
る。
【0091】上記情報処理装置で前記温度センサ手段
を、設置方向に応じた重力の作用により前記ケーシング
内で前記第1または第2のスイッチ位置のいずれかに移
動するように構成した場合には簡単で低価格に温度セン
サ手段を縦置きと横置きとでそれぞれ必要な位置に設定
できる。
を、設置方向に応じた重力の作用により前記ケーシング
内で前記第1または第2のスイッチ位置のいずれかに移
動するように構成した場合には簡単で低価格に温度セン
サ手段を縦置きと横置きとでそれぞれ必要な位置に設定
できる。
【0092】上記情報処理装置で、縦置きあるいは横置
きのいずれかの場合にのみ設置床面と干渉する床面検出
部材を備え、前記温度センサ手段を、前記床面検出部材
の検出に応答して前記第1または第2のスイッチ位置の
いずれかに移動するようにした場合では、簡単で低価格
で確実に温度センサ手段を縦置きと横置きとでそれぞれ
必要な位置に設定できる。
きのいずれかの場合にのみ設置床面と干渉する床面検出
部材を備え、前記温度センサ手段を、前記床面検出部材
の検出に応答して前記第1または第2のスイッチ位置の
いずれかに移動するようにした場合では、簡単で低価格
で確実に温度センサ手段を縦置きと横置きとでそれぞれ
必要な位置に設定できる。
【0093】上記情報処理装置で、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段と、前記温度センサ付ス
イッチの位置を移動させるスイッチ位置移動手段とを備
え、前記設置方向検出手段から得られる設置方向情報に
応じて、前記スイッチ位置移動手段が前記温度センサ手
段を前記第1または第2のスイッチ位置へ移動させるよ
うにした場合では簡単で低価格で確実に温度センサ手段
をそれぞれ必要な位置に設定できる。
向を検出する設置方向検出手段と、前記温度センサ付ス
イッチの位置を移動させるスイッチ位置移動手段とを備
え、前記設置方向検出手段から得られる設置方向情報に
応じて、前記スイッチ位置移動手段が前記温度センサ手
段を前記第1または第2のスイッチ位置へ移動させるよ
うにした場合では簡単で低価格で確実に温度センサ手段
をそれぞれ必要な位置に設定できる。
【0094】上記情報処理装置で、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段を、前記吸気口近傍に設置された第1の温度センサ
手段と、前記吸気口に対し第1の温度センサ手段よりも
離れた位置に設置された第2の温度センサ手段とで構成
し、ケーシングの設置方向に応じて前記第1または第2
の温度センサ手段がその設置に応じた出力動作を行うよ
うにした場合では、各温度センサ手段を縦置きと横置き
の際にそれぞれ必要な位置に設定するのが容易となる。
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段を、前記吸気口近傍に設置された第1の温度センサ
手段と、前記吸気口に対し第1の温度センサ手段よりも
離れた位置に設置された第2の温度センサ手段とで構成
し、ケーシングの設置方向に応じて前記第1または第2
の温度センサ手段がその設置に応じた出力動作を行うよ
うにした場合では、各温度センサ手段を縦置きと横置き
の際にそれぞれ必要な位置に設定するのが容易となる。
【0095】上記情報処理装置で、ケーシングの設置方
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段を、それぞれ前記吸気口から同一またはほぼ同一の
ところに設置されかつ出力動作温度が異なる第1および
第2の温度センサ手段で構成し、前記第1および第2の
温度センサ手段をそれぞれケーシングの設置方向に応じ
た出力動作を行うようにした場合では、温度センサ手段
の設置スペースが狭く済む。
向を検出する設置方向検出手段を備え、前記温度センサ
手段を、それぞれ前記吸気口から同一またはほぼ同一の
ところに設置されかつ出力動作温度が異なる第1および
第2の温度センサ手段で構成し、前記第1および第2の
温度センサ手段をそれぞれケーシングの設置方向に応じ
た出力動作を行うようにした場合では、温度センサ手段
の設置スペースが狭く済む。
【0096】本発明第2の情報処理装置は、吸気口およ
び排気口を有するケーシング内に冷却ファンを設け、前
記ケーシング内に収納した部品を冷却ファンで強制冷却
するにおいて、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備
えられた温度センサから得られる温度値と、この温度値
毎に前記冷却ファンの回転数を対応させるテーブルを格
納してある記憶手段の格納温度値とが、演算手段で比較
演算される。そして、ファン制御部は前記演算手段から
の出力より前記冷却ファンの回転数を導出して前記冷却
ファンの回転数を変更するようにしたから、環境温度が
低く温度センサ手段の近傍の温度が所定の温度より低い
場合には、ファン回転数を低速回転とし低騒音を実現で
きる。
び排気口を有するケーシング内に冷却ファンを設け、前
記ケーシング内に収納した部品を冷却ファンで強制冷却
するにおいて、前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備
えられた温度センサから得られる温度値と、この温度値
毎に前記冷却ファンの回転数を対応させるテーブルを格
納してある記憶手段の格納温度値とが、演算手段で比較
演算される。そして、ファン制御部は前記演算手段から
の出力より前記冷却ファンの回転数を導出して前記冷却
ファンの回転数を変更するようにしたから、環境温度が
低く温度センサ手段の近傍の温度が所定の温度より低い
場合には、ファン回転数を低速回転とし低騒音を実現で
きる。
【0097】上記情報処理装置で、ケーシングの長手方
向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケーシン
グの長手方向を設置面に対して平行に置く横置きの、い
ずれの設置方向も可能にした場合は装置のレイアウトの
自由度が大きくなり使い勝手がよくなる。
向を設置面に対して垂直に置く縦置きと、前記ケーシン
グの長手方向を設置面に対して平行に置く横置きの、い
ずれの設置方向も可能にした場合は装置のレイアウトの
自由度が大きくなり使い勝手がよくなる。
【0098】上記情報処理装置で、前記ケーシングを、
縦置きされている状態において前記ケーシング内のいず
れかの部品が所定の温度にまで温度上昇をしたときの前
記温度センサから得られる温度値と前記冷却ファンの回
転数との対応を表す第1のテーブルと、横置きにされて
いる状態において前記ケーシング内のいずれかの部品が
所定の温度にまで温度上昇をしたときの前記温度センサ
から得られる温度値と前記冷却ファンの回転数との対応
を表す第2のテーブルとを前記記憶手段に格納し、装置
が縦置きか横置きかを検出する設置方向検出手段を備
え、装置が縦置きの場合には前記第1のテーブルを、横
置きの場合には前記第2のテーブルを、それぞれ、前記
演算手段が参照するようにした場合では、より一層、温
度センサの環境温度に対応して正確にファン回転数を低
速回転に切り替えて低騒音を実現できる。
縦置きされている状態において前記ケーシング内のいず
れかの部品が所定の温度にまで温度上昇をしたときの前
記温度センサから得られる温度値と前記冷却ファンの回
転数との対応を表す第1のテーブルと、横置きにされて
いる状態において前記ケーシング内のいずれかの部品が
所定の温度にまで温度上昇をしたときの前記温度センサ
から得られる温度値と前記冷却ファンの回転数との対応
を表す第2のテーブルとを前記記憶手段に格納し、装置
が縦置きか横置きかを検出する設置方向検出手段を備
え、装置が縦置きの場合には前記第1のテーブルを、横
置きの場合には前記第2のテーブルを、それぞれ、前記
演算手段が参照するようにした場合では、より一層、温
度センサの環境温度に対応して正確にファン回転数を低
速回転に切り替えて低騒音を実現できる。
【図1】 本発明の第1の実施例のケーシング開示図で
ある。
ある。
【図2】 本発明の第1の実施例の外観斜視図である。
【図3】 本発明の第1の実施例の温度センサ付きスイ
ッチ部詳細図である。
ッチ部詳細図である。
【図4】 本発明の第1の実施例の装置内温度分布の推
移図である。
移図である。
【図5】 本発明の第1の実施例のファン回転数選定図
である。
である。
【図6】 本発明の第1の実施例の温度センサ付きスイ
ッチ位置選定図である。
ッチ位置選定図である。
【図7】 本発明の第1の実施例の縦置き及び横置き時
の温度センサ付きスイッチ位置選定図である。
の温度センサ付きスイッチ位置選定図である。
【図8】 本発明の第1の実施例の温度センサ付きスイ
ッチ移動動作図である。
ッチ移動動作図である。
【図9】 本発明の第2の実施例の温度センサ付きスイ
ッチ部詳細図である。
ッチ部詳細図である。
【図10】 本発明の第3の実施例の温度センサ付きス
イッチ部詳細図である。
イッチ部詳細図である。
【図11】 本発明の第4の実施例の温度センサ付きス
イッチ部詳細図である。
イッチ部詳細図である。
【図12】 本発明の第5の実施例の温度センサ付きス
イッチ部詳細図である。
イッチ部詳細図である。
【図13】 本発明の第5の実施例の温度センサ付きス
イッチ動作温度選定図である。
イッチ動作温度選定図である。
【図14】 本発明の第6の実施例のケーシング開示図
である。
である。
【図15】 従来例のケーシング開示図である。
【図16】 従来例のファン回転数と温度勾配の関係図
である。
である。
【図17】 従来例のファン回転数選定図である。
1 温度センサ付きスイッチ 2 冷却ファン 3 ファン制御部 4 吸気口 5 排気口 6 ケーシング 16 重り 21 床面検出部材 25 設置方向検出手段 51 温度センサ 52 記憶手段 53 演算手段
Claims (13)
- 【請求項1】吸気口および排気口を有するケーシング内
に冷却ファンを設け、前記ケーシング内に収納した部品
を冷却ファンで強制冷却する情報処理装置において、 前記ケーシング内の前記吸気口近傍に備えられ環境温度
が所定の温度より上昇・下降したことを検出して対応す
る所定の出力動作を行う温度センサ手段と、前記温度セ
ンサ手段の出力に応答して前記冷却ファンの回転数(フ
ァン回転数)を制御するファン制御部とを備え、 前記温度センサ手段の環境温度が所定の温度より、上昇
した場合の前記温度センサ手段の出力により前記ファン
制御部が前記ファン回転数を低速回転から高速回転に切
り替え、また、下降した場合の前記温度センサ手段の出
力により前記ファン制御部が前記ファン回転数を高速回
転から低速回転に切り替えることを特徴とする情報処理
装置。 - 【請求項2】前記ケーシングの長手方向を設置面に対し
て垂直に置く縦置きと、前記ケーシングの長手方向を設
置面に対して平行に置く横置きの、いずれの設置方向も
可能であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理
装置。 - 【請求項3】前記ケーシングは前記縦置きの際の底面に
前記吸気口を備え、同じく縦置きの際の天面近傍に前記
排気口を備えることを特徴とする請求項1または2に記
載の情報処理装置。 - 【請求項4】前記温度センサ手段の位置が、前記ケーシ
ングが縦置きの際には、前記ケーシング内のいずれかの
部品が所定の温度にまで温度上昇をしたときに、前記温
度センサ手段がファン回転数を低速回転から高速回転に
切り替える出力動作を行う第1のスイッチ位置であり、
また前記ケーシングが横置きの際には、前記ケーシング
内のいずれかの部品が所定の温度にまで温度上昇をした
ときに、前記温度センサ手段がファン回転数を低速回転
から高速回転に切り替える出力動作を行う第2のスイッ
チ位置であることを特徴とする請求項2または3に記載
の情報処理装置。 - 【請求項5】前記第2のスイッチ位置が、前記第1のス
イッチ位置よりも前記吸気口に近いことを特徴とする請
求項4に記載の情報処理装置。 - 【請求項6】前記温度センサ手段は、設置方向に応じた
重力の作用により前記ケーシング内で前記第1または第
2のスイッチ位置のいずれかに移動するように構成され
ていることを特徴とする請求項4または5に記載の情報
処理装置。 - 【請求項7】縦置きあるいは横置きのいずれかの場合に
のみ設置床面と干渉する床面検出部材を備え、前記温度
センサ手段は、前記床面検出部材の検出に応答して前記
第1または第2のスイッチ位置のいずれかに移動するこ
とを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 【請求項8】ケーシングの設置方向を検出する設置方向
検出手段と、前記温度センサ付スイッチの位置を移動さ
せるスイッチ位置移動手段とを備え、前記設置方向検出
手段から得られる設置方向情報に応じて、前記スイッチ
位置移動手段が前記温度センサ手段を前記第1または第
2のスイッチ位置へ移動させることを特徴とする請求項
4に記載の情報処理装置。 - 【請求項9】ケーシングの設置方向を検出する設置方向
検出手段を備え、前記温度センサ手段が、前記吸気口近
傍に設置された第1の温度センサ手段と、前記吸気口に
対し第1の温度センサ手段よりも離れた位置に設置され
た第2の温度センサ手段とで構成され、ケーシングの設
置方向に応じて前記第1または第2の温度センサ手段が
その設置に応じた出力動作を行うことを特徴とする請求
項4に記載の情報処理装置。 - 【請求項10】ケーシングの設置方向を検出する設置方
向検出手段を備え、前記温度センサ手段が、それぞれ前
記吸気口から同一またはほぼ同一のところに設置されか
つ出力動作温度が異なる第1および第2の温度センサ手
段で構成され、前記第1および第2の温度センサ手段は
それぞれケーシングの設置方向に応じた出力動作を行う
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 【請求項11】吸気口と排気口を有し内部に強制冷却さ
れるべき部品を収納したケーシングと、前記ケーシング
内の前記吸気口近傍に備えられた温度センサと、前記ケ
ーシング内に備えられた冷却ファンと、前記冷却ファン
の回転数を制御するファン制御部と、前記温度センサか
ら得られる温度値毎に前記冷却ファンの回転数を対応さ
せるテーブルを格納する記憶手段と、前記温度センサか
ら得られる温度値と記憶手段に格納された温度値との比
較演算を行う演算手段とを備え、前記ファン制御部は前
記演算手段からの出力より前記冷却ファンの回転数を導
出して前記冷却ファンの回転数を変更することを特徴と
する情報処理装置。 - 【請求項12】ケーシングの長手方向を設置面に対して
垂直に置く縦置きと、前記ケーシングの長手方向を設置
面に対して平行に置く横置きの、いずれの設置方向も可
能であることを特徴とする請求項11に記載の情報処理
装置。 - 【請求項13】前記ケーシングが、縦置きされている状
態において前記ケーシング内のいずれかの部品が所定の
温度にまで温度上昇をしたときの前記温度センサから得
られる温度値と前記冷却ファンの回転数との対応を表す
第1のテーブルと、横置きにされている状態において前
記ケーシング内のいずれかの部品が所定の温度にまで温
度上昇をしたときの前記温度センサから得られる温度値
と前記冷却ファンの回転数との対応を表す第2のテーブ
ルとを前記記憶手段が格納し、装置が縦置きか横置きか
を検出する設置方向検出手段を備え、装置が縦置きの場
合には前記第1のテーブルを、横置きの場合には前記第
2のテーブルを、それぞれ、前記演算手段が参照するこ
とを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6154617A JPH0822345A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6154617A JPH0822345A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 情報処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0822345A true JPH0822345A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15588102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6154617A Pending JPH0822345A (ja) | 1994-07-06 | 1994-07-06 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0822345A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-07-06 JP JP6154617A patent/JPH0822345A/ja active Pending
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