JPH0822304B2

JPH0822304B2 - 足洗い器

Info

Publication number: JPH0822304B2
Application number: JP16020193A
Authority: JP
Inventors: 隆奈佐
Original assignee: Iwatani Corp
Current assignee: Iwatani Corp
Priority date: 1993-06-04
Filing date: 1993-06-04
Publication date: 1996-03-06
Anticipated expiration: 2011-03-06
Also published as: JPH06343676A

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、立った状態あるいは椅
子に腰掛けた状態で、足を洗うことのできる足洗い器に
関する。

【０００２】

【従来技術及び発明が解決しようとする問題点】従来、
手軽に足を洗うための足洗い器はなかった。このため、
一般に入浴時に足を洗うようにしていたのであるが、単
身赴任者等が深夜帰宅した際に、ふろを沸かさなければ
ならず面倒であった。また、シャワー等をを使用して足
を洗うこともあるが、この場合には、足をこすり合わせ
る程度で、指の間まで完全に洗うことはできない。本発
明はこのような点に着目してなされたもので、風呂場等
に設置して簡単に指の間まで洗うことのできる足洗い器
を提供することを目的とする。

【０００３】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、足挿入口を形成したケーシング内に足
置き台を配置し、この足置き台に対応させてローラブラ
シを配置するとともに、足置き台の上方にシャワーノズ
ルを配置し、足挿入口部分に防水カーテンを配置したこ
とを特徴としている。

【０００４】

【作用】本発明では、足挿入口を形成したケーシング内
に足置き台を配置し、この足置き台に対応させてローラ
ブラシを配置するとともに、足置き台の上方にシャワー
ノズルを配置し、足挿入口部分に防水カーテンを配置し
ているので、足をケーシング内に挿入して足置き台に乗
せ、シャワーから水あるいは温水を噴出させるととも
に、ローラブラシを回転させることにより、足をきれい
に洗うことができる。

【０００５】

【実施例】図面は本発明の実施例を示し、図１は縦断側
面図である。この足洗い器は、底壁(１)をすのこ状に形
成したケーシング(２)の天井壁(３)から一側壁(４)にか
けて切り欠くことにより足挿入口(５)を形成し、このケ
ーシング(２)内に足置き台(６)を昇降揺動可能に配置
し、この足置き台(６)の上面に対応して揺動基端寄り部
分と、揺動先端寄り部分とにそれぞれローラブラシ(７)
を回転可能に配置し、ケーシング(２)内で足置き台(６)
の上方部分にシャワーノズル(８)と石鹸液を滴下させる
洗剤滴下ノズル(９)を配置し、足置き台(６)の揺動先端
側下面に、シャワーノズル(８)への通水路(10)に介装し
た流路開閉弁(11)を配置し、足挿入口(５)に防水カーテ
ン(12)を垂下させて構成してある。

【０００６】足置き台(６)は、枠体(13)と、この枠体(1
3)の左右側枠間に配置した複数の軸体(14)と、この各軸
体(14)それぞれ回転自在に装着した多数の回転ローラ(1
5)とで、いわゆるソロバン状に形成してあり、水捌けを
よくするとともに、ケーシング(２)内に挿入した足を足
置き台(６)に載せて前後に移動させることにより、回転
ローラ(15)で足の裏を刺激して指圧効果を得られるよう
にしてある。

【０００７】また、足置き台(６)の上面に対応して配置
したローラブラシ(７)は、図示を省略した駆動機構で回
転可能に構成してあり、揺動先端側に位置しているロー
ラブラシ(７ａ)が足先部分に接当し、揺動基端側に位置
しているローラブラシ(７ｂ)が踵部分に接当するように
構成してある。また、両ローラブラシ(７ａ)(７ｂ)は足
置き台(６)の昇降移動に連動して昇降できるように、そ
のローラ軸がケーシング(２)の左右側壁に昇降可能に支
持させてある。

【０００８】流路開閉弁(11)は、踏み込み式のバルブで
構成してあり、足置き台(６)を踏み込むことにより、シ
ャワーノズル(８)への通水路(10)を開通し、足置き台
(６)を戻すことにより通水路(10)を遮断するように構成
してある。

【０００９】図注符号(16)はケーシング(２)の上壁に配
置した石鹸液の貯蔵容器であり、この石鹸液貯蔵容器(1
6)に貯蔵されている石鹸液は容器上部に配置されている
手動ポンプ(17)で洗剤滴下ノズル(９)に送り込まれるよ
うになっている。

【００１０】以上の構成からなる足洗い器では、足挿入
口(５)からケーシング(２)内に足を挿入し、足置き台
(６)に足を載せると、足置き台(６)が下降揺動して、流
路開閉弁(11)を開通側に作動させてシャワーノズル(８)
から水あるいは温水を噴出する。そして、洗剤貯蔵容器
(16)の手動ポンプ(17)を作動させて石鹸液を洗剤滴下ノ
ズル(９)から挿入した足に滴下させるとともに、ローラ
ブラシ(７)を回転させ、足置き台(６)に載せた足をロー
ラブラシ(７)で洗浄する。このとき足置き台(６)に載せ
た足を前後に移動させることにより、足置き台(６)の回
転ローラ(15)が足の裏を刺激することになるから、指圧
効果を発揮し、疲労を回復させることができる。

【００１１】上記実施例では、シャワーノズル(８)への
通水路(10)に流路開閉弁(11)を配置し、この流路開閉弁
(11)を足置き台(６)の揺動で作動させるように構成した
が、電磁式で形成して流路開閉弁(11)をケーシング(２)
の外面に配置するとともに、足置き台(６)の揺動領域に
スイッチを配置し、足置き台(６)の踏み込みでスイッチ
を切り替え作動するようにしてもよい。このとき、その
スイッチの切り替え作動で、ローラブラシ(７)の作動切
換及び石鹸液貯蔵容器に配置した電動ポンプを作動させ
るようにしてもよい。

【００１２】

【発明の効果】足挿入口を形成したケーシング内に足置
き台を配置し、この足置き台に対応させてローラブラシ
を配置するとともに、足置き台の上方にシャワーノズル
を配置し、足挿入口部分に防水カーテンを配置している
ので、足をケーシング内に挿入して足置き台に乗せ、シ
ャワーから水あるいは温水を噴出させるとともに、ロー
ラブラシを回転させることにより、足をきれいに洗うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施例を示す縦断面図である。

【符号の説明】

２…ケーシング、５…足挿入口、６…足置き台、７…ロ
ーラブラシ、８…シャワーノズル、９…洗剤滴下ノズ
ル、11…導液路開閉弁、12…防水カーテン、15…回転ロ
ーラ。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】足挿入口(５)を形成したケーシング(２)
内に足置き台(６)を配置し、この足置き台(６)に対応さ
せてローラブラシ(７)を配置するとともに、足置き台
(６)の上方にシャワーノズル(８)を配置し、足挿入口
(５)部分に防水カーテン(12)を配置した足洗い器。
【請求項２】足置き台(６)を昇降揺動可能に形成し、
シャワーノズル(８)への導液路開閉弁(11)の操作用ペダ
ルに兼用した請求項１に記載の足洗い器。
【請求項３】足置き台(６)の上面にその上面から突出
する状態で回転ローラ(15)を多数配置した請求項１又は
２に記載の足洗い器。
【請求項４】ローラブラシ(７)を足置き台(６)の揺動
基端寄り部と揺動先端寄り部とに配置し、一方のローラ
ブラシを足先洗い用に、他方のローラブラシを踵洗い用
に形成した請求項１〜３のいずれか１項に記載の足洗い
器。
【請求項５】ケーシング(２)内にシャワーノズル(８)
とともに、洗剤滴下ノズル(９)を配置した請求項１〜４
に記載の足洗い器。