JPH08221545A - 画像合成装置 - Google Patents
画像合成装置Info
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- JPH08221545A JPH08221545A JP2382595A JP2382595A JPH08221545A JP H08221545 A JPH08221545 A JP H08221545A JP 2382595 A JP2382595 A JP 2382595A JP 2382595 A JP2382595 A JP 2382595A JP H08221545 A JPH08221545 A JP H08221545A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像合成装置に関し、バックの色に関係なく
被写体の撮像ができるため、合成画像の取り込みが容易
である。 【構成】 データベースと、このデータベースのベース
画像データにはめ込む合成用の画像として、被写体を撮
像し、取込み画像データを出力する撮像装置30と、こ
の撮像装置30からの取込み画像データを構成する画素
すべてについて、被写体のエッジを構成する暗画素およ
びエッジを構成しない明画素に二値化するエッジ強調手
段70と、前記撮像装置30からの取込み画像データ
を、上記エッジ強調手段70からの暗画素の位置情報に
もとづいて前記はめ込み箇所の大きさに一致するように
拡大または縮小した後、出力する取込み画像調整手段1
11と、入力したベース画像データのはめ込み箇所に取
込み画像データをはめ込むことで画像合成する画像はめ
込み手段112とを備える。
被写体の撮像ができるため、合成画像の取り込みが容易
である。 【構成】 データベースと、このデータベースのベース
画像データにはめ込む合成用の画像として、被写体を撮
像し、取込み画像データを出力する撮像装置30と、こ
の撮像装置30からの取込み画像データを構成する画素
すべてについて、被写体のエッジを構成する暗画素およ
びエッジを構成しない明画素に二値化するエッジ強調手
段70と、前記撮像装置30からの取込み画像データ
を、上記エッジ強調手段70からの暗画素の位置情報に
もとづいて前記はめ込み箇所の大きさに一致するように
拡大または縮小した後、出力する取込み画像調整手段1
11と、入力したベース画像データのはめ込み箇所に取
込み画像データをはめ込むことで画像合成する画像はめ
込み手段112とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベース画面に合成用
に撮像した画面の一部をはめ込む画像合成装置に関し、
特にバックの色に関係なく撮像ができ、また合成画像の
倍率・位置バランス調整を自動化することで取扱いを容
易にした画像合成装置を提供しようとするものである。
に撮像した画面の一部をはめ込む画像合成装置に関し、
特にバックの色に関係なく撮像ができ、また合成画像の
倍率・位置バランス調整を自動化することで取扱いを容
易にした画像合成装置を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像合成装置としては、
クロマキー方式、すなわち合成用の画像内の被写体とバ
ックとの色相差を弁別してキー信号(切り抜き用の信
号)を得る方式が知られている。すなわち、合成しよう
とする被写体を、その色とできるだけ色相の遠い色のバ
ックを用いて合成用画面として撮像する。そして、バッ
クの色を弁別して波形処理を行うことで被写体のエッジ
情報を示すキー信号を作る。このキー信号を用いて、ベ
ース画面のはめ込み部の切り抜き処理および合成画面の
バックの切り落とし処理を施した後、両者を重ね合わせ
ることで画像合成をする方式である。この方式により、
特に人物像を合成する場合には、肌色の補色であるブル
ーをバックにして被写体をカメラのレンズの前に直接向
かわせ、撮像することが多かった。
クロマキー方式、すなわち合成用の画像内の被写体とバ
ックとの色相差を弁別してキー信号(切り抜き用の信
号)を得る方式が知られている。すなわち、合成しよう
とする被写体を、その色とできるだけ色相の遠い色のバ
ックを用いて合成用画面として撮像する。そして、バッ
クの色を弁別して波形処理を行うことで被写体のエッジ
情報を示すキー信号を作る。このキー信号を用いて、ベ
ース画面のはめ込み部の切り抜き処理および合成画面の
バックの切り落とし処理を施した後、両者を重ね合わせ
ることで画像合成をする方式である。この方式により、
特に人物像を合成する場合には、肌色の補色であるブル
ーをバックにして被写体をカメラのレンズの前に直接向
かわせ、撮像することが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の画像合成装置では、合成用画面として人物を撮像する
際、クロマキー用にバックの色をブルーにしなければな
らないことが撮像する上での制約となり、撮像時のセテ
ィングが面倒であるといった第1の問題点があった。
の画像合成装置では、合成用画面として人物を撮像する
際、クロマキー用にバックの色をブルーにしなければな
らないことが撮像する上での制約となり、撮像時のセテ
ィングが面倒であるといった第1の問題点があった。
【0004】また、合成用の画像をはめ込む際の基準と
して、被写体の中心や輪郭部を用いることはできても、
複数の被写体に共通した幾何学上の特徴箇所を基準とす
ることができず、このため合成用画像の位置バランスを
自動的に調整しながら画像合成することが難しいといっ
た第2の問題点があった。すなわち、具体的にはヘアサ
ロンでヘアースタイルの仕上がりイメージを予め客に見
てもらう等のため、種々のヘアースタイルのベース画面
に対して撮像した人物の顔を合成するシステムを考える
と、この場合に、ヘアースタイルと人物の顔との相対的
な位置バランスは主に人物の目の高さとヘアスタイルと
の位置関係で決まる。従来の画像合成装置では、この目
の位置認識を簡単に行うことができなかったため、合成
後の位置バランス調整の自動化ができず、合成終了ごと
にオペレータが全体のバランスを見ながらマニュアル調
整を行わざるを得なかった。
して、被写体の中心や輪郭部を用いることはできても、
複数の被写体に共通した幾何学上の特徴箇所を基準とす
ることができず、このため合成用画像の位置バランスを
自動的に調整しながら画像合成することが難しいといっ
た第2の問題点があった。すなわち、具体的にはヘアサ
ロンでヘアースタイルの仕上がりイメージを予め客に見
てもらう等のため、種々のヘアースタイルのベース画面
に対して撮像した人物の顔を合成するシステムを考える
と、この場合に、ヘアースタイルと人物の顔との相対的
な位置バランスは主に人物の目の高さとヘアスタイルと
の位置関係で決まる。従来の画像合成装置では、この目
の位置認識を簡単に行うことができなかったため、合成
後の位置バランス調整の自動化ができず、合成終了ごと
にオペレータが全体のバランスを見ながらマニュアル調
整を行わざるを得なかった。
【0005】また、この両目の位置認識を簡単に行うこ
とができないことにより、ヘアスタイルに対する取込み
画像の倍率調整が自動化できないここともなり、このた
めカメラからの距離を常に一定に保ちながら撮像する必
要があり、この点からも撮像時のセティングが面倒であ
るといった第3の問題点もあった。すなわち、この人の
顔とヘアスタイルの大きさについても、目の高さでバラ
ンスがとれていれば全体のバランスもとれているように
見えるため、合成前の顔の拡大・縮小率を決める際、目
の位置を基準にその左右の顔の輪郭部同士の幅を用いる
ことが最も妥当である。従来の画像合成装置では、この
目の位置認識を簡単に行うことができなかったため、目
の左右の顔の輪郭部を合成時の顔の拡大・縮小率を決め
る基準とすることができず自動化が難しかった。
とができないことにより、ヘアスタイルに対する取込み
画像の倍率調整が自動化できないここともなり、このた
めカメラからの距離を常に一定に保ちながら撮像する必
要があり、この点からも撮像時のセティングが面倒であ
るといった第3の問題点もあった。すなわち、この人の
顔とヘアスタイルの大きさについても、目の高さでバラ
ンスがとれていれば全体のバランスもとれているように
見えるため、合成前の顔の拡大・縮小率を決める際、目
の位置を基準にその左右の顔の輪郭部同士の幅を用いる
ことが最も妥当である。従来の画像合成装置では、この
目の位置認識を簡単に行うことができなかったため、目
の左右の顔の輪郭部を合成時の顔の拡大・縮小率を決め
る基準とすることができず自動化が難しかった。
【0006】さらに、従来の画像合成装置では、人物を
カメラのレンズの前に直接向かわせて撮像するので、ど
うしてもレンズに視線がいって目線が不自然となり、ま
た撮される人にとっては取り込まれた後の自分の顔のイ
メージを撮像中に確認することができないために、撮り
直しが多くなるといった第4の問題点があった。そこ
で、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有す
る第1の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、その目的とするところは、バックの色
に関係なく被写体の撮像ができるため、合成画像の取り
込みが容易な画像合成装置を提供しようとするものであ
る。
カメラのレンズの前に直接向かわせて撮像するので、ど
うしてもレンズに視線がいって目線が不自然となり、ま
た撮される人にとっては取り込まれた後の自分の顔のイ
メージを撮像中に確認することができないために、撮り
直しが多くなるといった第4の問題点があった。そこ
で、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有す
る第1の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的
とするところは、その目的とするところは、バックの色
に関係なく被写体の撮像ができるため、合成画像の取り
込みが容易な画像合成装置を提供しようとするものであ
る。
【0007】請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項2記載の発明は、上記した第2,第3の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、ベース画像に対する合成用画像の倍率や位置バラン
スの調整を自動化して取扱いを容易にした画像合成装置
を提供しようとするものである。
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項2記載の発明は、上記した第2,第3の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、ベース画像に対する合成用画像の倍率や位置バラン
スの調整を自動化して取扱いを容易にした画像合成装置
を提供しようとするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、上記した請求項
1,2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、上記した第4の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、合成用として人の顔を撮像する際の被写体とカメラ
との間にミラーを設けることで、目線が自然で、かつ取
り込まれた後のイメージを自分で確認しながら撮像でき
る画像合成装置を提供しようとするものである。
1,2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、上記した第4の問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、合成用として人の顔を撮像する際の被写体とカメラ
との間にミラーを設けることで、目線が自然で、かつ取
り込まれた後のイメージを自分で確認しながら撮像でき
る画像合成装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した目的
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、図1に示すように、次の5つの構成を備えたことを
特徴する。
を達成するためのものであり、以下にその内容を図面に
示した実施例を用いて説明する。請求項1記載の発明
は、図1に示すように、次の5つの構成を備えたことを
特徴する。
【0010】第1は、データベースで、このデータベー
スには、ベース画面を成すベース画像データが格納され
ている。第2は、撮像装置(30)で、この撮像装置(30)
は、ベース画面の一部にはめ込む合成用の画像として、
被写体を撮像し、その撮像により取り込まれた取込み画
像データを出力するものである。
スには、ベース画面を成すベース画像データが格納され
ている。第2は、撮像装置(30)で、この撮像装置(30)
は、ベース画面の一部にはめ込む合成用の画像として、
被写体を撮像し、その撮像により取り込まれた取込み画
像データを出力するものである。
【0011】第3は、エッジ強調手段(70)で、このエッ
ジ強調手段(70)は、撮像装置(30)からの取込み画像デー
タを入力し、入力した取込み画像データを構成する画素
すべてについてエッジ強調処理を施すことで、被写体の
エッジを構成する暗画素およびエッジを構成しない明画
素に二値化するものである。第4は、取込み画像調整手
段(111)で、この取込み画像調整手段(111)は、前記撮像
装置(30)からの取込み画像データを入力し、入力した取
込み画像データを、上記エッジ強調手段(70)からの暗画
素の位置情報にもとづいて前記ベース画像データのはめ
込み箇所の大きさに一致するように拡大または縮小した
後、出力するものである。
ジ強調手段(70)は、撮像装置(30)からの取込み画像デー
タを入力し、入力した取込み画像データを構成する画素
すべてについてエッジ強調処理を施すことで、被写体の
エッジを構成する暗画素およびエッジを構成しない明画
素に二値化するものである。第4は、取込み画像調整手
段(111)で、この取込み画像調整手段(111)は、前記撮像
装置(30)からの取込み画像データを入力し、入力した取
込み画像データを、上記エッジ強調手段(70)からの暗画
素の位置情報にもとづいて前記ベース画像データのはめ
込み箇所の大きさに一致するように拡大または縮小した
後、出力するものである。
【0012】第5は、画像はめ込み手段(112)で、この
画像はめ込み手段(112)は、取込み画像調整手段(111)か
らの取込み画像データおよび前記データベースからのベ
ース画像データを各々入力し、入力したベース画像デー
タのはめ込み箇所に取込み画像データをはめ込むことで
画像合成するものである。請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、図1に示すよ
うに、次の3つの構成を備えている。
画像はめ込み手段(112)は、取込み画像調整手段(111)か
らの取込み画像データおよび前記データベースからのベ
ース画像データを各々入力し、入力したベース画像デー
タのはめ込み箇所に取込み画像データをはめ込むことで
画像合成するものである。請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、図1に示すよ
うに、次の3つの構成を備えている。
【0013】第1は、輪郭抽出手段(80)で、この輪郭抽
出手段(80)は、エッジ強調手段(70)からの暗画素を入力
し、入力した暗画素を、上下、左右あるいは斜めに隣接
して連なった暗画素の集合体である連結成分画素にまと
めた後、連結成分画素ごとに採番し、採番した連結成分
画素の各々について、その重心座標および連結成分画素
で囲まれた画素面積を示す連結画素データを算出するも
のである。
出手段(80)は、エッジ強調手段(70)からの暗画素を入力
し、入力した暗画素を、上下、左右あるいは斜めに隣接
して連なった暗画素の集合体である連結成分画素にまと
めた後、連結成分画素ごとに採番し、採番した連結成分
画素の各々について、その重心座標および連結成分画素
で囲まれた画素面積を示す連結画素データを算出するも
のである。
【0014】第2は、両目認識手段(90)で、両目認識手
段(90)は、前記撮像装置(30)により取り込まれた人物の
顔のうち、ヘアスタイルと顔の位置バランスを決める両
目に対応した2つの連結成分画素を認識するために、上
記輪郭抽出手段(80)からの連結成分画素および連結画素
データを入力し、入力した連結画素データをもとに2つ
の連結成分画素同士を逐次比較して、その比較の結果、
両連結成分画素の重心座標のx成分同士およびy成分同
士が所定距離より離れていないこと、両連結成分画素の
x成分が1つでも重複していないこと、及び連結成分画
素に囲まれた画素面積の差が所定範囲内であること、の
3条件をすべて満たす2つの連結成分画素を、両目に対
応する特定連結成分画素と認識するものである。
段(90)は、前記撮像装置(30)により取り込まれた人物の
顔のうち、ヘアスタイルと顔の位置バランスを決める両
目に対応した2つの連結成分画素を認識するために、上
記輪郭抽出手段(80)からの連結成分画素および連結画素
データを入力し、入力した連結画素データをもとに2つ
の連結成分画素同士を逐次比較して、その比較の結果、
両連結成分画素の重心座標のx成分同士およびy成分同
士が所定距離より離れていないこと、両連結成分画素の
x成分が1つでも重複していないこと、及び連結成分画
素に囲まれた画素面積の差が所定範囲内であること、の
3条件をすべて満たす2つの連結成分画素を、両目に対
応する特定連結成分画素と認識するものである。
【0015】第3は、特徴抽出手段(100)で、特徴抽出
手段(100)は、両目認識手段(90)により認識された特定
連結成分画素の重心同士の中点の座標を求め、求めた重
心同士の中点からx正方向及びx負方向に暗画素を各々
検索することで顔の左右の特定輪郭部を求め、求めた2
つの特定輪郭部の中点を顔のバランス上の中心点(x,
y)として、この中心点(x,y)から特定輪郭部までの
距離(d)をもとに前記取込み画像調整手段(111)が取込
み画素データの拡大または縮小を行うために、当該中心
点(x,y)及び中心点(x,y)から特定輪郭部までの距
離(d)を取込み画像調整手段(111)に出力するものであ
る。
手段(100)は、両目認識手段(90)により認識された特定
連結成分画素の重心同士の中点の座標を求め、求めた重
心同士の中点からx正方向及びx負方向に暗画素を各々
検索することで顔の左右の特定輪郭部を求め、求めた2
つの特定輪郭部の中点を顔のバランス上の中心点(x,
y)として、この中心点(x,y)から特定輪郭部までの
距離(d)をもとに前記取込み画像調整手段(111)が取込
み画素データの拡大または縮小を行うために、当該中心
点(x,y)及び中心点(x,y)から特定輪郭部までの距
離(d)を取込み画像調整手段(111)に出力するものであ
る。
【0016】請求項3記載の発明は、上記した請求項
1,2記載の発明の特徴点に加え、撮像装置(30)が、図
3に示すように、次の3つの構成を備えている。第1
は、ミラー(31)である。第2は、貫通孔(33)で、この貫
通孔(33)は、ミラー(31)のほぼ中央に位置し、ミラー(3
1)を貫通するものである。
1,2記載の発明の特徴点に加え、撮像装置(30)が、図
3に示すように、次の3つの構成を備えている。第1
は、ミラー(31)である。第2は、貫通孔(33)で、この貫
通孔(33)は、ミラー(31)のほぼ中央に位置し、ミラー(3
1)を貫通するものである。
【0017】第3は、カメラ(32)で、このカメラ(32)
は、前記ミラー(31)の裏側に位置し、前記貫通孔(33)を
通してミラー(31)の表面に写る被写体を撮像するもので
ある。
は、前記ミラー(31)の裏側に位置し、前記貫通孔(33)を
通してミラー(31)の表面に写る被写体を撮像するもので
ある。
【0018】
【作 用】したがって、請求項1記載の発明によれば、
合成用画像のエッジ情報を得るのに、従来のキー信号の
ように被写体とバックとの色相差を利用せず、エッジ強
調処理といった信号処理を経て画像合成が行われる。請
求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発
明の作用に加え、次のような作用を奏する。
合成用画像のエッジ情報を得るのに、従来のキー信号の
ように被写体とバックとの色相差を利用せず、エッジ強
調処理といった信号処理を経て画像合成が行われる。請
求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発
明の作用に加え、次のような作用を奏する。
【0019】すなわち、人の顔とヘアスタイルの大きさ
や位置のバランス上の要となる両目を認識することで、
その両目位置からベース画面にはめ込む際の基準となる
中心点(x,y)が、また中心点(x,y)から左右に向か
う顔の特定輪郭部までの距離(d)から顔の拡大・縮小率
が各々求められ、これらをもとに画像合成がされるの
で、ほとんどの場合、1回の画像合成で顔とヘアスタイ
ルとの大きさや位置のバランスがとれた合成画像を得る
ことができる。
や位置のバランス上の要となる両目を認識することで、
その両目位置からベース画面にはめ込む際の基準となる
中心点(x,y)が、また中心点(x,y)から左右に向か
う顔の特定輪郭部までの距離(d)から顔の拡大・縮小率
が各々求められ、これらをもとに画像合成がされるの
で、ほとんどの場合、1回の画像合成で顔とヘアスタイ
ルとの大きさや位置のバランスがとれた合成画像を得る
ことができる。
【0020】請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1,2記載の発明の作用に加え、次のような作用を
奏する。すなわち、被写体である人がカメラ(32)を意識
することがなく、その目線は鏡を見ているときのように
自然なまま撮像される。また、取り込まれる自分の顔を
ミラー(31)で確認できる。
求項1,2記載の発明の作用に加え、次のような作用を
奏する。すなわち、被写体である人がカメラ(32)を意識
することがなく、その目線は鏡を見ているときのように
自然なまま撮像される。また、取り込まれる自分の顔を
ミラー(31)で確認できる。
【0021】
【実施例】図1〜22は、本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1は画像合成装置の機能ブロック図、図2
は画像合成装置のブロック図、図3はミラーカメラの正
面図、図4は画像合成の流れを示すフローチャート、図
5は図4のヘアスタイルのサブルーチンを示すフロー、
図6は図5の取込み画像データの取り込みのサブルーチ
ンを示すフローチャート、図7は図5の自動調整処理の
サブルーチンを示すフローチャート、図8は図7の前処
理のサブルーチンを示すフローチャート、図9は図5の
手動調整処理のサブルーチンを示すフローチャート、図
10は図5の合成処理のサブルーチンを示すフローチャ
ート、図11は図10のワークファイル作成のサブルー
チンを示すフローチャート、図12は図10のコントラ
スト調整処理のサブルーチンを示すフローチャート、図
13は図10の肌色調整処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート、図14は図10のぼかし処理のサブルーチ
ンを示すフローチャート、図15は図4のそのまんまフ
ォトのサブルーチンを示すフローチャート、図16は認
識単位の説明図、図17は連結成分画素の一例を示す説
明図、図18は取込み画像の調整結果を示す説明図、図
19はベース画像の説明図、図20は肌色サンプリング
箇所を示す取込み画像、図21は肌色調整処理の概念
図、図22はぼかし処理の割合を示す説明図をそれぞれ
示す。
のであり、図1は画像合成装置の機能ブロック図、図2
は画像合成装置のブロック図、図3はミラーカメラの正
面図、図4は画像合成の流れを示すフローチャート、図
5は図4のヘアスタイルのサブルーチンを示すフロー、
図6は図5の取込み画像データの取り込みのサブルーチ
ンを示すフローチャート、図7は図5の自動調整処理の
サブルーチンを示すフローチャート、図8は図7の前処
理のサブルーチンを示すフローチャート、図9は図5の
手動調整処理のサブルーチンを示すフローチャート、図
10は図5の合成処理のサブルーチンを示すフローチャ
ート、図11は図10のワークファイル作成のサブルー
チンを示すフローチャート、図12は図10のコントラ
スト調整処理のサブルーチンを示すフローチャート、図
13は図10の肌色調整処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャート、図14は図10のぼかし処理のサブルーチ
ンを示すフローチャート、図15は図4のそのまんまフ
ォトのサブルーチンを示すフローチャート、図16は認
識単位の説明図、図17は連結成分画素の一例を示す説
明図、図18は取込み画像の調整結果を示す説明図、図
19はベース画像の説明図、図20は肌色サンプリング
箇所を示す取込み画像、図21は肌色調整処理の概念
図、図22はぼかし処理の割合を示す説明図をそれぞれ
示す。
【0022】図2中、10は、画像合成装置を示すもので
あり、この画像合成装置10は、人物の顔をビデオカメラ
等から合成画像として取り込み、予め内蔵されたベース
画像に対する合成画像の倍率や位置バランスを自動的に
調整し、調整後の合成画像をベース画面にはめ込むこと
で画像合成した後、プリントアウトする装置である。こ
のベース画面としては、例えばヘアスタイル、コスチュ
ーム、或いはアミューズメントと称する各種の面白い格
好等が納められており、これらのベース画面の内容に応
じてヘアサロンやブライダルサロン等での顧客サービス
として、或いは遊技場でのアミューズメントマシンとし
て利用されるものである。
あり、この画像合成装置10は、人物の顔をビデオカメラ
等から合成画像として取り込み、予め内蔵されたベース
画像に対する合成画像の倍率や位置バランスを自動的に
調整し、調整後の合成画像をベース画面にはめ込むこと
で画像合成した後、プリントアウトする装置である。こ
のベース画面としては、例えばヘアスタイル、コスチュ
ーム、或いはアミューズメントと称する各種の面白い格
好等が納められており、これらのベース画面の内容に応
じてヘアサロンやブライダルサロン等での顧客サービス
として、或いは遊技場でのアミューズメントマシンとし
て利用されるものである。
【0023】具体的に画像合成装置10は、図2に示すよ
うに、当該画像合成装置10を制御して内部に記憶された
各種データをもとに種々の画像処理や画像合成を行うコ
ンピュータ本体20と、ベース画面の一部にはめ込む合成
用の画像として、被写体を撮像し、その撮像により取り
込まれた取込み画像を映像信号に搬送させて出力する撮
像装置、例えばミラーカメラ30と、オペレータが当該画
像合成装置10を操作するための入力装置、例えばテンキ
ー40と、オペレータに対し操作案内及び取り込み画像や
合成後の画像を表示する表示装置、例えばテレビモニタ
50と、合成後の画像をプリントアウトするための印刷装
置、例えばビデオプリンタ60とを備える。
うに、当該画像合成装置10を制御して内部に記憶された
各種データをもとに種々の画像処理や画像合成を行うコ
ンピュータ本体20と、ベース画面の一部にはめ込む合成
用の画像として、被写体を撮像し、その撮像により取り
込まれた取込み画像を映像信号に搬送させて出力する撮
像装置、例えばミラーカメラ30と、オペレータが当該画
像合成装置10を操作するための入力装置、例えばテンキ
ー40と、オペレータに対し操作案内及び取り込み画像や
合成後の画像を表示する表示装置、例えばテレビモニタ
50と、合成後の画像をプリントアウトするための印刷装
置、例えばビデオプリンタ60とを備える。
【0024】上記コンピュータ本体20には、図2に示す
ように、CPUやメモリの他、記憶手段としてハードデ
ィスクやRAMディスクを備えている。上記ハードディ
スクには、図2に示すように、例えばMS−DOS等の
OSと、ベース画面を成すベース画像データが格納され
たデータベースファイルと、ディスク管理ファイルと、
本装置の納入時にセットされ、納入先の顧客により異な
るカスタマズ設定データが格納されたカスタマズファイ
ルとを備えている。
ように、CPUやメモリの他、記憶手段としてハードデ
ィスクやRAMディスクを備えている。上記ハードディ
スクには、図2に示すように、例えばMS−DOS等の
OSと、ベース画面を成すベース画像データが格納され
たデータベースファイルと、ディスク管理ファイルと、
本装置の納入時にセットされ、納入先の顧客により異な
るカスタマズ設定データが格納されたカスタマズファイ
ルとを備えている。
【0025】前記RAMディスクには、前記ミラーカメ
ラ30により取り込まれた取込み画像データが保存のため
記憶された元ファイルと、同じ取込み画像データが処理
前のオリジナルデータとして記憶されたベースファイル
と、このベースファイルからの取込み画像データにベー
ス画像に対する倍率及び位置バランスの調整を施した
後、記憶されたワークファイルと、そのまんまフォトフ
ァイルとを備えている。
ラ30により取り込まれた取込み画像データが保存のため
記憶された元ファイルと、同じ取込み画像データが処理
前のオリジナルデータとして記憶されたベースファイル
と、このベースファイルからの取込み画像データにベー
ス画像に対する倍率及び位置バランスの調整を施した
後、記憶されたワークファイルと、そのまんまフォトフ
ァイルとを備えている。
【0026】また、コンピュータ本体20の内部には、図
1に示すように、次の5つの構成を備える。第1は、エ
ッジ強調手段70で、このエッジ強調手段70は、前記ミラ
ーカメラ30からの取込み画像データを入力し、入力した
取込み画像データを構成する画素すべてについてエッジ
強調処理を施すことで、被写体のエッジを構成する暗画
素およびエッジを構成しない明画素に二値化するもので
ある。
1に示すように、次の5つの構成を備える。第1は、エ
ッジ強調手段70で、このエッジ強調手段70は、前記ミラ
ーカメラ30からの取込み画像データを入力し、入力した
取込み画像データを構成する画素すべてについてエッジ
強調処理を施すことで、被写体のエッジを構成する暗画
素およびエッジを構成しない明画素に二値化するもので
ある。
【0027】第2は、輪郭抽出手段80で、この輪郭抽出
手段80は、エッジ強調手段70からの暗画素を入力し、入
力した暗画素を、上下、左右あるいは斜めに隣接して連
なった暗画素の集合体である連結成分画素にまとめた
後、連結成分画素ごとに採番し、採番した連結成分画素
の各々について、その重心座標および連結成分画素で囲
まれた画素面積を示す連結画素データを算出するもので
ある。
手段80は、エッジ強調手段70からの暗画素を入力し、入
力した暗画素を、上下、左右あるいは斜めに隣接して連
なった暗画素の集合体である連結成分画素にまとめた
後、連結成分画素ごとに採番し、採番した連結成分画素
の各々について、その重心座標および連結成分画素で囲
まれた画素面積を示す連結画素データを算出するもので
ある。
【0028】第3は、両目認識手段90で、この両目認識
手段90は、前記ミラーカメラ30により取り込まれた人物
の顔のうち、ヘアスタイルと顔の位置バランスを決める
両目に対応した2つの連結成分画素を認識するために、
上記輪郭抽出手段80からの連結成分画素および連結画素
データを入力し、入力した連結画素データをもとに2つ
の連結成分画素同士を逐次比較して、その比較の結果、
両連結成分画素の重心座標のx成分同士およびy成分同
士が所定距離より離れていないこと、両連結成分画素の
x成分が1つでも重複していないこと、及び連結成分画
素に囲まれた画素面積の差が所定範囲内であること、の
3条件をすべて満たす2つの連結成分画素を、両目に対
応する特定連結成分画素と認識するものである。
手段90は、前記ミラーカメラ30により取り込まれた人物
の顔のうち、ヘアスタイルと顔の位置バランスを決める
両目に対応した2つの連結成分画素を認識するために、
上記輪郭抽出手段80からの連結成分画素および連結画素
データを入力し、入力した連結画素データをもとに2つ
の連結成分画素同士を逐次比較して、その比較の結果、
両連結成分画素の重心座標のx成分同士およびy成分同
士が所定距離より離れていないこと、両連結成分画素の
x成分が1つでも重複していないこと、及び連結成分画
素に囲まれた画素面積の差が所定範囲内であること、の
3条件をすべて満たす2つの連結成分画素を、両目に対
応する特定連結成分画素と認識するものである。
【0029】第4は、特徴抽出手段100で、この特徴抽
出手段100は、両目認識手段90により認識された特定連
結成分画素の重心同士の中点の座標を求め、求めた重心
同士の中点からx正方向及びx負方向に暗画素を各々検
索することで顔の左右の特定輪郭部を求め、求めた2つ
の特定輪郭部の中点を顔のバランス上の中心点(x,y)
として、この中心点(x,y)及び中心点(x,y)から特
定輪郭部までの距離dを出力するものである。
出手段100は、両目認識手段90により認識された特定連
結成分画素の重心同士の中点の座標を求め、求めた重心
同士の中点からx正方向及びx負方向に暗画素を各々検
索することで顔の左右の特定輪郭部を求め、求めた2つ
の特定輪郭部の中点を顔のバランス上の中心点(x,y)
として、この中心点(x,y)及び中心点(x,y)から特
定輪郭部までの距離dを出力するものである。
【0030】第5は、画像合成手段110で、この画像合
成手段110は、ミラーカメラ30からの取込み画像データ
及び前記データベースファイルからのベース画像データ
を入力し、入力した両データに予め各種処理を施した
後、上記特徴抽出手段100からの中心点(x,y)及び距
離dにもとづいてベース画像データのはめ込み箇所に取
込み画像データをはめ込むことで画像合成するものであ
る。
成手段110は、ミラーカメラ30からの取込み画像データ
及び前記データベースファイルからのベース画像データ
を入力し、入力した両データに予め各種処理を施した
後、上記特徴抽出手段100からの中心点(x,y)及び距
離dにもとづいてベース画像データのはめ込み箇所に取
込み画像データをはめ込むことで画像合成するものであ
る。
【0031】また、画像合成手段110には、図1に示す
ように、上記特徴抽出手段100からの中心点(x,y),
距離d,前記ミラーカメラ30からの取込み画像データを
各々入力し、入力した中心点(x,y)及び距離dにもと
づいて前記ベース画像データのはめ込み箇所の大きさに
一致するように取込み画像データを拡大または縮小して
出力する取込み画像調整手段111と、この取込み画像調
整手段111からの取込み画像データおよび前記データベ
ースファイルからのベース画像データを各々入力し、入
力したベース画像データのはめ込み箇所に取込み画像デ
ータをはめ込むことで画像合成する画像はめ込み手段11
2とを備えている。
ように、上記特徴抽出手段100からの中心点(x,y),
距離d,前記ミラーカメラ30からの取込み画像データを
各々入力し、入力した中心点(x,y)及び距離dにもと
づいて前記ベース画像データのはめ込み箇所の大きさに
一致するように取込み画像データを拡大または縮小して
出力する取込み画像調整手段111と、この取込み画像調
整手段111からの取込み画像データおよび前記データベ
ースファイルからのベース画像データを各々入力し、入
力したベース画像データのはめ込み箇所に取込み画像デ
ータをはめ込むことで画像合成する画像はめ込み手段11
2とを備えている。
【0032】前記ミラーカメラ30は、図3に示すよう
に、その中央に貫通孔33を備えたミラー31と、このミラ
ー31の貫通孔33裏側でレンズ面を手前に向けて設けら
れ、ミラー31表面に映されたままを貫通孔33を通して撮
像するカメラ、例えばビデオカメラ32とからなる。この
貫通孔33は、直径がおおよそ7,8ミリ¢程度で、この
貫通孔33を通してミラー31に映ったままを撮像するよう
にビデオカメラ32の位置出しがされている。
に、その中央に貫通孔33を備えたミラー31と、このミラ
ー31の貫通孔33裏側でレンズ面を手前に向けて設けら
れ、ミラー31表面に映されたままを貫通孔33を通して撮
像するカメラ、例えばビデオカメラ32とからなる。この
貫通孔33は、直径がおおよそ7,8ミリ¢程度で、この
貫通孔33を通してミラー31に映ったままを撮像するよう
にビデオカメラ32の位置出しがされている。
【0033】前記テンキー40には、図示しないが、1〜
9の数字キーの他、やり直しキー,調整キー,シャッタ
ーキー,カーソル移動キー等の各種操作キーを備えてい
る。次に、このように構成された画像合成装置10の操作
および処理について、図4〜15のフローに沿って説明
する。なお、ここでの処理は、すべて図1及び図2に示
すコンピュータ内でCPUの制御にもとづいて行われ
る。
9の数字キーの他、やり直しキー,調整キー,シャッタ
ーキー,カーソル移動キー等の各種操作キーを備えてい
る。次に、このように構成された画像合成装置10の操作
および処理について、図4〜15のフローに沿って説明
する。なお、ここでの処理は、すべて図1及び図2に示
すコンピュータ内でCPUの制御にもとづいて行われ
る。
【0034】図4に全体の流れを示す。まず、オペレー
タが装置の電源を投入すると、第0ステップS0でシステ
ムタイトル、社名等を示す「オープニング画面」が前記
テレビモニタ50に表示された後、フローが次の第1ステ
ップS1に移行する。第1ステップS1では、「デモ画面」
がテレビモニタ50に表示される。「デモ画面」のバック
グランドは、毎月自動的に変化する12種類と、さらに
各月ごとに趣向の異なる「エレガント」,「ポップ」の
2種類とがあり、全部で24種類が用意されている。顧
客の好みで「エレガント」又は「ポップ」のどちらかを
選択でき、その設定は前記カスタマズファイルに予め記
憶されている。デモが暫く続いた後、次の第2ステップ
S2に移行する。
タが装置の電源を投入すると、第0ステップS0でシステ
ムタイトル、社名等を示す「オープニング画面」が前記
テレビモニタ50に表示された後、フローが次の第1ステ
ップS1に移行する。第1ステップS1では、「デモ画面」
がテレビモニタ50に表示される。「デモ画面」のバック
グランドは、毎月自動的に変化する12種類と、さらに
各月ごとに趣向の異なる「エレガント」,「ポップ」の
2種類とがあり、全部で24種類が用意されている。顧
客の好みで「エレガント」又は「ポップ」のどちらかを
選択でき、その設定は前記カスタマズファイルに予め記
憶されている。デモが暫く続いた後、次の第2ステップ
S2に移行する。
【0035】第2ステップS2では、「メニュー画面」が
テレビモニタ50に表示される。ここでは、メニューの内
容が合成前後の例を用いてわかり易く表示されるととも
に、それぞれに前記テンキー40のキー番号が付されて、
いずれかのメニューの選択が指示される。具体的には、
1〜4番の数字キーに各々対応して、「ヘアスタイ
ル」、「コスチューム」、「アミューズメント」及
び「そのまんまフォト」が各々表示がされる。
テレビモニタ50に表示される。ここでは、メニューの内
容が合成前後の例を用いてわかり易く表示されるととも
に、それぞれに前記テンキー40のキー番号が付されて、
いずれかのメニューの選択が指示される。具体的には、
1〜4番の数字キーに各々対応して、「ヘアスタイ
ル」、「コスチューム」、「アミューズメント」及
び「そのまんまフォト」が各々表示がされる。
【0036】ここで、「ヘアスタイル」は、各種ヘア
スタイルのベース画像に自分の顔を合成するメニュー
で、主としてヘアサロン向けである。また「コスチュ
ーム」は、ドレスや和服の着映え、或いはこれらと髪型
との取り合わせを見るために、種々の衣服のベース画像
に対し好みのヘアスタイルのベース画像を選び、その後
に同じように自分の顔を合成することで実際に試着しな
くても試着後の全体の雰囲気を確かめることができ、主
としてブライダルサロンや貸衣装店向けである。
スタイルのベース画像に自分の顔を合成するメニュー
で、主としてヘアサロン向けである。また「コスチュ
ーム」は、ドレスや和服の着映え、或いはこれらと髪型
との取り合わせを見るために、種々の衣服のベース画像
に対し好みのヘアスタイルのベース画像を選び、その後
に同じように自分の顔を合成することで実際に試着しな
くても試着後の全体の雰囲気を確かめることができ、主
としてブライダルサロンや貸衣装店向けである。
【0037】これに対し、「アミューズメント」で
は、例えばボディビラー、ぬいぐるみ、相撲取り或いは
肖像画等のいろいろな等身大の格好のベース画像に、同
じく自分の顔を合成して、その組合せの面白さを楽しむ
もので、主として遊技場のでのアミューズメントマシン
として、あるいは上記ヘアサロン等での「ヘアスタイ
ル」のオプションとして待ち時間用等に利用される。
は、例えばボディビラー、ぬいぐるみ、相撲取り或いは
肖像画等のいろいろな等身大の格好のベース画像に、同
じく自分の顔を合成して、その組合せの面白さを楽しむ
もので、主として遊技場のでのアミューズメントマシン
として、あるいは上記ヘアサロン等での「ヘアスタイ
ル」のオプションとして待ち時間用等に利用される。
【0038】さらに、「そのまんまフォト」があり、
ここでは特に画像合成はしないが、連続撮映ができ、ミ
ラーカメラ30で撮した自分の顔をビデオプリンタ60で連
続写真風に出力できる。次の第3ステップS3で、オペレ
ータが以上の4つのメニューの何れかを選択すると、対
応する4つのメニュー処理(第4〜7ステップS4,S5,S
6,S7)のうち選択された何れかのメニュー処理が開始す
る。
ここでは特に画像合成はしないが、連続撮映ができ、ミ
ラーカメラ30で撮した自分の顔をビデオプリンタ60で連
続写真風に出力できる。次の第3ステップS3で、オペレ
ータが以上の4つのメニューの何れかを選択すると、対
応する4つのメニュー処理(第4〜7ステップS4,S5,S
6,S7)のうち選択された何れかのメニュー処理が開始す
る。
【0039】以下、「ヘアスタイル」が選択された場
合のメニュー処理である第4ステップS4の詳細につい
て、図5に沿って説明する。まず、図5の第20ステッ
プS20で、カスタマズファイル設定が「合成繰り返し」
かどうかが判断される。すなわち、以前に選択されたメ
ニューで前記ベースファイルが作成され、このベースフ
ァイルが再利用できる場合に、同じ取込み画像データの
取り込み及び調整をスキップさせるための判断が行われ
る。ベースファイルが既に作成されている場合には、フ
ローが第100ステップS100の前にジャンプし、ベース
ファイルが未だ作成されていない場合には、次の第30
ステップS30から始まる。
合のメニュー処理である第4ステップS4の詳細につい
て、図5に沿って説明する。まず、図5の第20ステッ
プS20で、カスタマズファイル設定が「合成繰り返し」
かどうかが判断される。すなわち、以前に選択されたメ
ニューで前記ベースファイルが作成され、このベースフ
ァイルが再利用できる場合に、同じ取込み画像データの
取り込み及び調整をスキップさせるための判断が行われ
る。ベースファイルが既に作成されている場合には、フ
ローが第100ステップS100の前にジャンプし、ベース
ファイルが未だ作成されていない場合には、次の第30
ステップS30から始まる。
【0040】この第30ステップS30では、取込み画像
データの取り込みが行われる。そのフロー詳細を図6に
示す。最初に、第31ステップ31で、ミラーカメラ30か
らの画像取込みが行われる。オペレータは、図3のミラ
ーカメラ30の前に座り、ミラー31に映った自分の顔が真
っ直ぐで傾いていないかを確認した後、前記テンキー40
のシャッターキーを押す。この際、逆光の場合はライト
等で顔を照らす必要があるが、バックの色は一切気にす
る必要はない。また、ミラー31からの距離も80cm位が
適当ではあるが、これも後で倍率が自動調整されるので
極端に近づいたり離れてさえしていなければよい。
データの取り込みが行われる。そのフロー詳細を図6に
示す。最初に、第31ステップ31で、ミラーカメラ30か
らの画像取込みが行われる。オペレータは、図3のミラ
ーカメラ30の前に座り、ミラー31に映った自分の顔が真
っ直ぐで傾いていないかを確認した後、前記テンキー40
のシャッターキーを押す。この際、逆光の場合はライト
等で顔を照らす必要があるが、バックの色は一切気にす
る必要はない。また、ミラー31からの距離も80cm位が
適当ではあるが、これも後で倍率が自動調整されるので
極端に近づいたり離れてさえしていなければよい。
【0041】撮像が終わると、所定画素数、例えば本実
施例では640×400画素の取込み画像データが、映
像信号に搬送されてコンピュータ本体20内に送られる。
映像信号を受けたコンピュータ本体20内では、図には示
さないが、映像信号から取込み画像データを取り出した
後、取り出した取込み画像データのサンプリングが行わ
れ、1画素につき8ビット(0〜255階調)のデジタ
ル信号に変換される。なお、この変換は、前記ミラーカ
メラ30内で予め行うようにしてもよいし、また、ミラー
カメラ30に用いるカメラとしてビデオカメラ32ではなく
デジタルスチルカメラを用い、取込み画像データをデジ
タルスチルカメラから直接得るようにすることもでき
る。
施例では640×400画素の取込み画像データが、映
像信号に搬送されてコンピュータ本体20内に送られる。
映像信号を受けたコンピュータ本体20内では、図には示
さないが、映像信号から取込み画像データを取り出した
後、取り出した取込み画像データのサンプリングが行わ
れ、1画素につき8ビット(0〜255階調)のデジタ
ル信号に変換される。なお、この変換は、前記ミラーカ
メラ30内で予め行うようにしてもよいし、また、ミラー
カメラ30に用いるカメラとしてビデオカメラ32ではなく
デジタルスチルカメラを用い、取込み画像データをデジ
タルスチルカメラから直接得るようにすることもでき
る。
【0042】その後、このようにコンピュータ本体20内
に送られた取込み画像の顔がテレビモニタ50上に映し出
される。これを見たオペレータによりテンキー40のやり
直しキーが押されると、上記と同様にして再度、画像の
取り込みができる。やり直しキーが押されない場合に
は、取込み画像データが前記RAMディスク内の元ファ
イルに格納されて元ファイルが作成され(第32ステッ
プS32)、その後、この元ファイルの内容がそのままベ
ースファイルにコピーされて(第33ステップS33)、
当該取込み画像データの取り込みが終了する。
に送られた取込み画像の顔がテレビモニタ50上に映し出
される。これを見たオペレータによりテンキー40のやり
直しキーが押されると、上記と同様にして再度、画像の
取り込みができる。やり直しキーが押されない場合に
は、取込み画像データが前記RAMディスク内の元ファ
イルに格納されて元ファイルが作成され(第32ステッ
プS32)、その後、この元ファイルの内容がそのままベ
ースファイルにコピーされて(第33ステップS33)、
当該取込み画像データの取り込みが終了する。
【0043】続いて図5のフローに戻り、次の第40ス
テップS40で「初回の調整処理か」否かが判断される。
すなわち、通常、初めての場合は自動調整処理がされる
が、やり直しの場合は一度自動調整処理が失敗したので
自動調整がきかないと判断して、自動調整処理をスキッ
プして手動に切り換えるためのものである。やり直しの
場合は、フローが第90ステップS90の前にジャンプす
る。
テップS40で「初回の調整処理か」否かが判断される。
すなわち、通常、初めての場合は自動調整処理がされる
が、やり直しの場合は一度自動調整処理が失敗したので
自動調整がきかないと判断して、自動調整処理をスキッ
プして手動に切り換えるためのものである。やり直しの
場合は、フローが第90ステップS90の前にジャンプす
る。
【0044】初めての場合は、次の第50ステップS50
において自動調整処理が行われる。自動調整処理では、
取込み画像データの倍率調整のための拡大・縮小率とし
て、人の顔のバランス上の中心をなす両目位置を自動認
識し、その両目位置をもとに顔の中心点(x,y)を求め
るとともに、その中心点(x,y)から左右の顔の特定輪
郭部までの距離dが算出される。自動調整処理のフロー
詳細を図7に示す。
において自動調整処理が行われる。自動調整処理では、
取込み画像データの倍率調整のための拡大・縮小率とし
て、人の顔のバランス上の中心をなす両目位置を自動認
識し、その両目位置をもとに顔の中心点(x,y)を求め
るとともに、その中心点(x,y)から左右の顔の特定輪
郭部までの距離dが算出される。自動調整処理のフロー
詳細を図7に示す。
【0045】最初に、第130ステップS130で、前記第
33ステップS33において作成されたベースファイルか
ら取込み画像データが読み込まれた後、次の第140ス
テップS140で、前処理が行われる。この前処理では、両
目認識の準備として取込み画像データに種々の信号処理
が施される。具体的に前処理のフローについて説明する
と、図8に示すように、まず第141ステップS141で、
以降の処理時間短縮のため1/2の原画像圧縮が行われ
る。すなわち、ベースファイルから読み込まれた取込み
画像データに対し、その総画素を1つ置きに間引いて、
x,yの各軸方向に1/2、面積で1/4の圧縮処理が
される。従って、前記したように最初は640×400
画素であった取込み画像データは、この処理後は320
×200画素まで圧縮される。
33ステップS33において作成されたベースファイルか
ら取込み画像データが読み込まれた後、次の第140ス
テップS140で、前処理が行われる。この前処理では、両
目認識の準備として取込み画像データに種々の信号処理
が施される。具体的に前処理のフローについて説明する
と、図8に示すように、まず第141ステップS141で、
以降の処理時間短縮のため1/2の原画像圧縮が行われ
る。すなわち、ベースファイルから読み込まれた取込み
画像データに対し、その総画素を1つ置きに間引いて、
x,yの各軸方向に1/2、面積で1/4の圧縮処理が
される。従って、前記したように最初は640×400
画素であった取込み画像データは、この処理後は320
×200画素まで圧縮される。
【0046】続く第142ステップS142では、圧縮され
た取込み画像中の荒削りな画素や残留しかけてしまった
不要な画素等を除去することで、取込み画像からノイズ
感をなくすために、スムージングがかけられる。具体的
には、図16に示すように、取込み画像中の3×3の画
素を1つの認識単位として取扱い、その認識単位内の画
素9個をその階調値順に並べたときに、階調値最大の画
素の階調値を5番目に大きな階調値で置き換える処理を
行う。この処理を1つの認識単位について終えると、次
に認識単位をx,yの何れかの方向に1画素分ずらして
同様な処理をし、これを繰り返して取込み画像中のあら
ゆる組合せの認識単位について行う。
た取込み画像中の荒削りな画素や残留しかけてしまった
不要な画素等を除去することで、取込み画像からノイズ
感をなくすために、スムージングがかけられる。具体的
には、図16に示すように、取込み画像中の3×3の画
素を1つの認識単位として取扱い、その認識単位内の画
素9個をその階調値順に並べたときに、階調値最大の画
素の階調値を5番目に大きな階調値で置き換える処理を
行う。この処理を1つの認識単位について終えると、次
に認識単位をx,yの何れかの方向に1画素分ずらして
同様な処理をし、これを繰り返して取込み画像中のあら
ゆる組合せの認識単位について行う。
【0047】次の第143ステップS143では、図1の前
記エッジ強調手段70により、エッジ強調のための画素階
調値の二値化が行われる。すなわち、図16に示すよう
に、上記スムージングと同様に取込み画像中の3×3の
画素を認識単位として取扱い、その真ん中の画素を基準
画素とし、その基準画素周囲の8画素の各々について、
その画素と基準画素との階調値差の正負が判断される。
この結果、各画素の階調値が基準画素の階調値より大き
い場合は「明」と、小さい場合は「暗」と各々定義して
二値化される。この二値化の処理を1つの認識単位につ
いて終えると、次に認識単位をx,yの何れかの方向に
1画素分ずらして同様な処理をし、これを繰り返して取
込み画像中のあらゆる組合せの認識単位について行う。
記エッジ強調手段70により、エッジ強調のための画素階
調値の二値化が行われる。すなわち、図16に示すよう
に、上記スムージングと同様に取込み画像中の3×3の
画素を認識単位として取扱い、その真ん中の画素を基準
画素とし、その基準画素周囲の8画素の各々について、
その画素と基準画素との階調値差の正負が判断される。
この結果、各画素の階調値が基準画素の階調値より大き
い場合は「明」と、小さい場合は「暗」と各々定義して
二値化される。この二値化の処理を1つの認識単位につ
いて終えると、次に認識単位をx,yの何れかの方向に
1画素分ずらして同様な処理をし、これを繰り返して取
込み画像中のあらゆる組合せの認識単位について行う。
【0048】このような処理を取込み画像中のすべての
画素について行うと、1つの画素に対して、最大8回の
二値化がされることとなるが、より多く「明」と判断さ
れた画素を最終的な「明画素(階調値:255)」と、
より多く「暗」と判断された画素を最終的な「暗画素
(階調値:0)」とそれぞれ判定され、この判定に応じ
て全ての画素の階調値が「0」又は「255」へ置き換
えられる。この置換え処理により、取込み画像のエッジ
部分が階調値0の黒色の画素として、階調値255の白
色の画素中に浮き彫りにされ、いわゆるエッジ強調が行
われたこととなる。
画素について行うと、1つの画素に対して、最大8回の
二値化がされることとなるが、より多く「明」と判断さ
れた画素を最終的な「明画素(階調値:255)」と、
より多く「暗」と判断された画素を最終的な「暗画素
(階調値:0)」とそれぞれ判定され、この判定に応じ
て全ての画素の階調値が「0」又は「255」へ置き換
えられる。この置換え処理により、取込み画像のエッジ
部分が階調値0の黒色の画素として、階調値255の白
色の画素中に浮き彫りにされ、いわゆるエッジ強調が行
われたこととなる。
【0049】次の第144ステップS144では、図1の前
記エッジ強調手段70で判定された暗画素を入力した前記
輪郭抽出手段80により、入力した暗画素のグルーピング
及び採番が行われる。すなわち、図17に示すように、
全暗画素を、上下、左右あるいは斜めに隣接して連なっ
た暗画素の集合体である連結成分画素に区分し、その、
区分した連結成分画素を所定数、例えば本実施例では1
28から順に採番する。
記エッジ強調手段70で判定された暗画素を入力した前記
輪郭抽出手段80により、入力した暗画素のグルーピング
及び採番が行われる。すなわち、図17に示すように、
全暗画素を、上下、左右あるいは斜めに隣接して連なっ
た暗画素の集合体である連結成分画素に区分し、その、
区分した連結成分画素を所定数、例えば本実施例では1
28から順に採番する。
【0050】次の第145ステップS145も、輪郭抽出手
段80により行われる。ここでは、採番された各連結成分
画素について、その重心座標および連結成分画素で囲ま
れた画素面積を示す連結画素データが各々算出され、連
結成分画素の特性が把握される。この段階では、各連結
成分画素が顔のどの部分に相当するかは判らないが、
目、眉毛、鼻あるいは口等の顔のすべての要素の位置や
面積が把握されたこととなる。そして、この連結成分画
素ごとの連結画素データが、図1の前記両目認識手段90
に出力されることで、当該前処理が終了する。
段80により行われる。ここでは、採番された各連結成分
画素について、その重心座標および連結成分画素で囲ま
れた画素面積を示す連結画素データが各々算出され、連
結成分画素の特性が把握される。この段階では、各連結
成分画素が顔のどの部分に相当するかは判らないが、
目、眉毛、鼻あるいは口等の顔のすべての要素の位置や
面積が把握されたこととなる。そして、この連結成分画
素ごとの連結画素データが、図1の前記両目認識手段90
に出力されることで、当該前処理が終了する。
【0051】続いて図7のフローに戻り、次の第150
ステップS150では、輪郭抽出手段80からの連結画素デー
タを入力した図1の両目認識手段90により、両目が認識
される。すなわち、ヘアスタイルと顔の位置バランスを
決める両目に対応した2つの連結成分画素を認識するた
めに、入力した連結画素データをもとに、一の連結成分
画素と他の連結成分画素とを比較する。具体的には、以
下の3条件を満たすかどうかを判断する。
ステップS150では、輪郭抽出手段80からの連結画素デー
タを入力した図1の両目認識手段90により、両目が認識
される。すなわち、ヘアスタイルと顔の位置バランスを
決める両目に対応した2つの連結成分画素を認識するた
めに、入力した連結画素データをもとに、一の連結成分
画素と他の連結成分画素とを比較する。具体的には、以
下の3条件を満たすかどうかを判断する。
【0052】(a)当該両連結成分画素の重心座標につ
いて、そのx成分同士およびy成分同士が、所定距離よ
り離れていないこと。例えば本実施例では、x成分同士
の距離が30画素以上100画素以下で、かつy成分同
士の距離が6画素以内であること。 (b)当該両連結成分画素のx成分が1つでも重複して
いないこと。
いて、そのx成分同士およびy成分同士が、所定距離よ
り離れていないこと。例えば本実施例では、x成分同士
の距離が30画素以上100画素以下で、かつy成分同
士の距離が6画素以内であること。 (b)当該両連結成分画素のx成分が1つでも重複して
いないこと。
【0053】(c)当該各連結成分画素に囲まれた画素
面積同士の差が所定範囲内であること。例えば本実施例
では、各連結成分画素に囲まれた2つの画素面積につ
き、その一方の画素面積が他方の画素面積の3倍以内で
あること。この判断をすべての連結成分画素の組合せに
ついて行い、上記3条件をすべて満たす2つの連結成分
画素を、両目に対応する特定連結成分画素と認識する。
面積同士の差が所定範囲内であること。例えば本実施例
では、各連結成分画素に囲まれた2つの画素面積につ
き、その一方の画素面積が他方の画素面積の3倍以内で
あること。この判断をすべての連結成分画素の組合せに
ついて行い、上記3条件をすべて満たす2つの連結成分
画素を、両目に対応する特定連結成分画素と認識する。
【0054】次の第160ステップS160及び第170ス
テップS170は、図1の特徴抽出手段100により行われ
る。ここでは、画像をはめ込む際の基準点である顔の位
置バランス上の中心点の座標(x,y)、及び取込み画像
データの拡大・縮小倍率を各々決定するために中心点
(x,y)から真横の特定輪郭部までの距離dが求められ
る。
テップS170は、図1の特徴抽出手段100により行われ
る。ここでは、画像をはめ込む際の基準点である顔の位
置バランス上の中心点の座標(x,y)、及び取込み画像
データの拡大・縮小倍率を各々決定するために中心点
(x,y)から真横の特定輪郭部までの距離dが求められ
る。
【0055】まず、第160ステップS160では、顔の輪
郭のうち、両目位置から左右真横の、いわば両こめかみ
の辺りの特定輪郭部の位置を求める。すなわち、上記ス
テップ160で認識された特定連結成分画素の重心同士の
中点をまず求め、求めた重心同士の中点からx正方向及
びx負方向に暗画素の有無を各々検索し、最外郭の暗画
素を特定輪郭部と判断する。続く第170ステップS170
で、求めた特定輪郭部同士の中点を顔の位置バランス上
の中心点(x,y)として、その中心点(x,y)から特定
輪郭部までの距離dが計算され、これら中心点の座標
(x,y)と中心点(x,y)から特定輪郭部までの距離d
が図1の前記取込み画像調整手段111に出力されると、
当該自動調整処理が終了する。
郭のうち、両目位置から左右真横の、いわば両こめかみ
の辺りの特定輪郭部の位置を求める。すなわち、上記ス
テップ160で認識された特定連結成分画素の重心同士の
中点をまず求め、求めた重心同士の中点からx正方向及
びx負方向に暗画素の有無を各々検索し、最外郭の暗画
素を特定輪郭部と判断する。続く第170ステップS170
で、求めた特定輪郭部同士の中点を顔の位置バランス上
の中心点(x,y)として、その中心点(x,y)から特定
輪郭部までの距離dが計算され、これら中心点の座標
(x,y)と中心点(x,y)から特定輪郭部までの距離d
が図1の前記取込み画像調整手段111に出力されると、
当該自動調整処理が終了する。
【0056】続いて図5のフローに戻り、次の第60〜
80ステップS60,S70,S80では、上記自動調整処理の結
果、うまく調整処理が行われたか否かが判断される。具
体的に、第60ステップS60では、図18に示すよう
に、前記第31ステップS31でテレビモニタ50上に映し
出された顔に重ねて、上記で求めた中心点(x,y)で交
差した十字線が表示され、オペレータによる画像確認が
行われる。すなわち、テレビモニタ50を見たオペレータ
は、十字線がおおよそ両目を結んだ中心で交差している
場合、自動調整がうまく行われたとしてシャッターキー
を押すし、顔が傾いている等の理由で十字線がずれてい
る場合はやり直しキーを押す。これに対し、顔は真っ直
ぐに撮れてるのに十字線が両目中心からずれている場合
は、画像取り込み時の光の加減等により自動調整がうま
くできなかったと判断し、この場合には調整キー押す。
これらのキー操作は、第70ステップS70及び第80ス
テップS80で判断され、やり直しキーが押されれば、フ
ローは前記第30ステップS30の前に戻り画像データの
取り込みから再度やり直すし、シャッターキーが押され
れば、次の第90ステップS90をスキップする。
80ステップS60,S70,S80では、上記自動調整処理の結
果、うまく調整処理が行われたか否かが判断される。具
体的に、第60ステップS60では、図18に示すよう
に、前記第31ステップS31でテレビモニタ50上に映し
出された顔に重ねて、上記で求めた中心点(x,y)で交
差した十字線が表示され、オペレータによる画像確認が
行われる。すなわち、テレビモニタ50を見たオペレータ
は、十字線がおおよそ両目を結んだ中心で交差している
場合、自動調整がうまく行われたとしてシャッターキー
を押すし、顔が傾いている等の理由で十字線がずれてい
る場合はやり直しキーを押す。これに対し、顔は真っ直
ぐに撮れてるのに十字線が両目中心からずれている場合
は、画像取り込み時の光の加減等により自動調整がうま
くできなかったと判断し、この場合には調整キー押す。
これらのキー操作は、第70ステップS70及び第80ス
テップS80で判断され、やり直しキーが押されれば、フ
ローは前記第30ステップS30の前に戻り画像データの
取り込みから再度やり直すし、シャッターキーが押され
れば、次の第90ステップS90をスキップする。
【0057】これに対し、調整キーが押されると、次の
第90ステップS90で手動調整処理が行われる。この手
動調整処理は、そのフロー詳細を図9に示すように、前
記した自動調整処理と同様にベースファイルからの読み
込みを行った後、自動調整処理で行われた前記前処理
(第140ステップS140)及び両目認識(第150ステ
ップS150)をせずに、オペレータのキー操作で前記中心
点及び特定輪郭部を直接指定するものである。
第90ステップS90で手動調整処理が行われる。この手
動調整処理は、そのフロー詳細を図9に示すように、前
記した自動調整処理と同様にベースファイルからの読み
込みを行った後、自動調整処理で行われた前記前処理
(第140ステップS140)及び両目認識(第150ステ
ップS150)をせずに、オペレータのキー操作で前記中心
点及び特定輪郭部を直接指定するものである。
【0058】まず、図9に示すように、第91ステップ
S91でベースファイルから取込み画像データを読み込ん
だ後、次の第92ステップS92では、手動による中心点
(x,y)の指定が行われる。具体的には、オペレータ
が、テレビモニタ50を見ながらテンキー40の上下、左右
のカーソル移動キーを操作して表示された顔上の十字線
を移動させ、その交点がおおよそ両目中心を結んだ線の
真ん中にくるように位置合わせを行う。
S91でベースファイルから取込み画像データを読み込ん
だ後、次の第92ステップS92では、手動による中心点
(x,y)の指定が行われる。具体的には、オペレータ
が、テレビモニタ50を見ながらテンキー40の上下、左右
のカーソル移動キーを操作して表示された顔上の十字線
を移動させ、その交点がおおよそ両目中心を結んだ線の
真ん中にくるように位置合わせを行う。
【0059】続く第93ステップS93では、オペレータ
が左右のカーソル移動キーを用いて、十字線のうち縦線
を顔の左右の輪郭部に合わせて輪郭取りを行う。左右の
カーソル移動キーは、その右のキーが縦線を左右に等間
隔に外側に広げ、左のキーが内側に縮めるように動くの
で、上記第92ステップS92での中心点(x,y)の位置
合わせがうまく行われていない場合には左右輪郭部が同
時には合わないことがあるが、この場合、図示しない
が、やり直しキーを押すことで第92ステップS92の中
心点(x,y)の位置合わせを再度繰り返すことができ
る。中心点(x,y)の位置合わせ及び輪郭取りがうまく
行われた場合には、シャッターキーを押すことにより、
これら中心点の座標(x,y)及び中心点(x,y)から右
又は左の特定輪郭部までの距離dが確定し、当該手動調
整処理が終了する。
が左右のカーソル移動キーを用いて、十字線のうち縦線
を顔の左右の輪郭部に合わせて輪郭取りを行う。左右の
カーソル移動キーは、その右のキーが縦線を左右に等間
隔に外側に広げ、左のキーが内側に縮めるように動くの
で、上記第92ステップS92での中心点(x,y)の位置
合わせがうまく行われていない場合には左右輪郭部が同
時には合わないことがあるが、この場合、図示しない
が、やり直しキーを押すことで第92ステップS92の中
心点(x,y)の位置合わせを再度繰り返すことができ
る。中心点(x,y)の位置合わせ及び輪郭取りがうまく
行われた場合には、シャッターキーを押すことにより、
これら中心点の座標(x,y)及び中心点(x,y)から右
又は左の特定輪郭部までの距離dが確定し、当該手動調
整処理が終了する。
【0060】続いて図5のフローに戻り、次の第100
ステップS100で、データベース、この場合は「ヘアスタ
イル」の前記データベースファイルから合成したいヘア
スタイルが選択される。まず、各種ヘアスタイルが所定
の配列、例えばテンキー40と同じ1〜9の番号が付され
た3×3の配列でテレビモニタ50上に表示され、何れか
のキー操作が指示される。何れかのキーが押されること
でデータベースの選択が行われる。なお、ここで選択の
対象となっている各ヘアスタイルにおいて、図19に示
すように、取込み画像のはめ込み箇所である顔部分は、
そのデータのRGBすべてが階調値255に予め設定さ
れている。
ステップS100で、データベース、この場合は「ヘアスタ
イル」の前記データベースファイルから合成したいヘア
スタイルが選択される。まず、各種ヘアスタイルが所定
の配列、例えばテンキー40と同じ1〜9の番号が付され
た3×3の配列でテレビモニタ50上に表示され、何れか
のキー操作が指示される。何れかのキーが押されること
でデータベースの選択が行われる。なお、ここで選択の
対象となっている各ヘアスタイルにおいて、図19に示
すように、取込み画像のはめ込み箇所である顔部分は、
そのデータのRGBすべてが階調値255に予め設定さ
れている。
【0061】次の第110ステップS110でやり直しキー
が押されると、画像データの取り込みから繰り返される
が、シャッターキーが押されると次の合成処理(第12
0ステップS120)の処理が開始する。この合成処理(第
120ステップS120)は、図1の前記画像合成手段110
により行われ、図10に示すように、前記管理テーブル
ファイル上でベースファイルからの取込み画像データに
位置・倍率調整を施すことでワークファイルを作成する
ワークファイル作成(第180ステップS180)と、この
取込み画像及びベース画像全体の明るさを予め所定基準
に近づける補正をするコントラスト調整処理(第190
ステップS190)と、この取込み画像の顔の肌色と選択さ
れたベース画像の肌色とを所定比率であゆみ寄らせる肌
色調整処理(第200ステップS200)と、この合成時の
境界を成す両肌色部分に対し、合成による違和感を除く
ためのぼかし処理(第210ステップS210)と、これら
一連の処理が施されたベース画像に処理後の取込み画像
をはめ込む画像はめ込み処理(第220ステップS220)
とからなる。
が押されると、画像データの取り込みから繰り返される
が、シャッターキーが押されると次の合成処理(第12
0ステップS120)の処理が開始する。この合成処理(第
120ステップS120)は、図1の前記画像合成手段110
により行われ、図10に示すように、前記管理テーブル
ファイル上でベースファイルからの取込み画像データに
位置・倍率調整を施すことでワークファイルを作成する
ワークファイル作成(第180ステップS180)と、この
取込み画像及びベース画像全体の明るさを予め所定基準
に近づける補正をするコントラスト調整処理(第190
ステップS190)と、この取込み画像の顔の肌色と選択さ
れたベース画像の肌色とを所定比率であゆみ寄らせる肌
色調整処理(第200ステップS200)と、この合成時の
境界を成す両肌色部分に対し、合成による違和感を除く
ためのぼかし処理(第210ステップS210)と、これら
一連の処理が施されたベース画像に処理後の取込み画像
をはめ込む画像はめ込み処理(第220ステップS220)
とからなる。
【0062】以下、合成処理(第120ステップS120)
の詳細について、図10に沿い、また図11〜14の各
処理フローを用いて説明する。図10の第180ステッ
プS180では、ワークファイル作成が行われる。このフロ
ー詳細を図11に示す。まず、第181ステップS181で
は、管理テーブルファイル上にベースファイルから取込
み画像データが読み込まれる。ここで、管理テーブルフ
ァイルは、取込み画像の位置・倍率調整を行うために予
め用意されている領域であり、データベースと同じ位置
座標データ(x,y)を備えている。
の詳細について、図10に沿い、また図11〜14の各
処理フローを用いて説明する。図10の第180ステッ
プS180では、ワークファイル作成が行われる。このフロ
ー詳細を図11に示す。まず、第181ステップS181で
は、管理テーブルファイル上にベースファイルから取込
み画像データが読み込まれる。ここで、管理テーブルフ
ァイルは、取込み画像の位置・倍率調整を行うために予
め用意されている領域であり、データベースと同じ位置
座標データ(x,y)を備えている。
【0063】次の第182ステップS182では、ベースフ
ァイルから読み込んだ取込み画像データの肌色の基準と
して、図20に示すように、両目の下付近の8×8の6
4画素それぞれをサンプリング抽出し、その後、その計
128個すべての画素のRGBの平均値:SR,SG,
SBが算出され、セットされる。次の第183ステップ
S183は、図1の前記取込み画像調整手段111により行わ
れ、ここでは、管理テーブルファイル上に読み込まれた
取込み画像データに、位置・倍率調整がかけられる。す
なわち、前記第160ステップS160において特徴抽出手
段100から送られた中心点の座標(x,y)を管理テーブ
ルファイルの位置座標データに照らし、その中心点
(x,y)をデータベースの所定のはめ込み基準に合わせ
ることで、取込み画像データが所定のはめ込み箇所位置
に移される。また、中心点の座標(x,y)とともに送ら
れてきた中心点(x,y)から特定輪郭部までの距離d、
及びデータベースのはめ込み基準から左右のはめ込み箇
所エッジまでの所定距離をもとに、その両者の比率で取
込み画像データが拡大又は縮小される。
ァイルから読み込んだ取込み画像データの肌色の基準と
して、図20に示すように、両目の下付近の8×8の6
4画素それぞれをサンプリング抽出し、その後、その計
128個すべての画素のRGBの平均値:SR,SG,
SBが算出され、セットされる。次の第183ステップ
S183は、図1の前記取込み画像調整手段111により行わ
れ、ここでは、管理テーブルファイル上に読み込まれた
取込み画像データに、位置・倍率調整がかけられる。す
なわち、前記第160ステップS160において特徴抽出手
段100から送られた中心点の座標(x,y)を管理テーブ
ルファイルの位置座標データに照らし、その中心点
(x,y)をデータベースの所定のはめ込み基準に合わせ
ることで、取込み画像データが所定のはめ込み箇所位置
に移される。また、中心点の座標(x,y)とともに送ら
れてきた中心点(x,y)から特定輪郭部までの距離d、
及びデータベースのはめ込み基準から左右のはめ込み箇
所エッジまでの所定距離をもとに、その両者の比率で取
込み画像データが拡大又は縮小される。
【0064】その後、位置・倍率調整後の取込み画像デ
ータによりワークファイルを再び書き換え(第184ス
テップS184)、一方で、前記第100ステップS100で選
択されたヘアスタイルのベース画像データを、図1,2
のデータベースファイルからデータベースワークに転送
する(第185ステップS185)と、当該ワークファイル
作成が終了する。なお、ここでデータベースワークは、
ベース画像データを処理するために予め用意されている
領域である。
ータによりワークファイルを再び書き換え(第184ス
テップS184)、一方で、前記第100ステップS100で選
択されたヘアスタイルのベース画像データを、図1,2
のデータベースファイルからデータベースワークに転送
する(第185ステップS185)と、当該ワークファイル
作成が終了する。なお、ここでデータベースワークは、
ベース画像データを処理するために予め用意されている
領域である。
【0065】続いて図10のフローに戻り、次の第19
0ステップS190でコントラスト調整処理が行われる。コ
ントラスト調整処理は、取り込んだ画像が余りに暗かっ
たり明るかったりすると合成後の全体の明るさに影響す
るので、取込み画像及びベース画像全体の明るさを予め
所定基準に各々近づけるための処理である。具体的に
は、その補正対象の色のうち基準としてはRのみを使用
することとし、取込み画像及びベース画像の全画素のR
GBに対し、基準となるR(AR)と前記取込み画像の
肌の平均値のR(SR)との差の1/2づつを増減して
明るさの補正をするものである。そのフロー詳細を図1
2に示す。
0ステップS190でコントラスト調整処理が行われる。コ
ントラスト調整処理は、取り込んだ画像が余りに暗かっ
たり明るかったりすると合成後の全体の明るさに影響す
るので、取込み画像及びベース画像全体の明るさを予め
所定基準に各々近づけるための処理である。具体的に
は、その補正対象の色のうち基準としてはRのみを使用
することとし、取込み画像及びベース画像の全画素のR
GBに対し、基準となるR(AR)と前記取込み画像の
肌の平均値のR(SR)との差の1/2づつを増減して
明るさの補正をするものである。そのフロー詳細を図1
2に示す。
【0066】まず第191ステップS191では、図2の前
記カスタマズファイルから所定の肌の基準値AR、例え
ば階調値210を読み込む。次の第192ステップS192
及び第193ステップS193では、前記第182ステップ
S182でサンプリングされた取込み画像の肌の平均値SR
を基準値ARから引いて絶対値をとった後、2で割って
算出された平均値を、ARとしてセットする。
記カスタマズファイルから所定の肌の基準値AR、例え
ば階調値210を読み込む。次の第192ステップS192
及び第193ステップS193では、前記第182ステップ
S182でサンプリングされた取込み画像の肌の平均値SR
を基準値ARから引いて絶対値をとった後、2で割って
算出された平均値を、ARとしてセットする。
【0067】そして、次の第194ステップで、データ
ベースワーク上のベース画像データの全画素のRGBか
ら平均値ARを減算するとともに、次の第195ステッ
プS195で、前記第184ステップS184でワークファイル
に書き込んだ位置・調整処理後の取込み画像データの全
画素のRGBに平均値ARを加算すると、当該コントラ
スト調整処理が終了する。
ベースワーク上のベース画像データの全画素のRGBか
ら平均値ARを減算するとともに、次の第195ステッ
プS195で、前記第184ステップS184でワークファイル
に書き込んだ位置・調整処理後の取込み画像データの全
画素のRGBに平均値ARを加算すると、当該コントラ
スト調整処理が終了する。
【0068】続いて図10のフローに戻り、次の第20
0ステップS200で肌色調整処理が行われる。この肌色調
整処理は、図21に示すように、まず所定のあゆみ寄り
比率(DP,SP)から修正基準値(AAR,AAG,
AAB)を求め、求めた修正基準値(AAR,AAG,
AAB)を一旦平均階調値128を基準とする肌色の調
整比(ベース画像:DCR,DCG,DCB、取込み画
像:SCR,SCG,SCB)として算出した後、ベー
ス画像データ及び取込み画像データのの全画素の各RG
Bに対し、対応する肌色の調整比を個々に乗算すること
で、肌色の調整を行うものである。そのフロー詳細を図
13に示す。
0ステップS200で肌色調整処理が行われる。この肌色調
整処理は、図21に示すように、まず所定のあゆみ寄り
比率(DP,SP)から修正基準値(AAR,AAG,
AAB)を求め、求めた修正基準値(AAR,AAG,
AAB)を一旦平均階調値128を基準とする肌色の調
整比(ベース画像:DCR,DCG,DCB、取込み画
像:SCR,SCG,SCB)として算出した後、ベー
ス画像データ及び取込み画像データのの全画素の各RG
Bに対し、対応する肌色の調整比を個々に乗算すること
で、肌色の調整を行うものである。そのフロー詳細を図
13に示す。
【0069】まず、第201ステップS102で、ベース画
像データの肌色の基準値(DR,DG,DB)を読み込
む。この肌色の基準値(DR,DG,DB)は、図1,
2の前記データベースファイルに予め記憶、設定されて
いるもので、例えば赤色の基準値DRとして階調値21
0、緑色の基準値DGとして階調値150、青色の基準
値として階調値125がデータベースファイルから各々
読み出される。
像データの肌色の基準値(DR,DG,DB)を読み込
む。この肌色の基準値(DR,DG,DB)は、図1,
2の前記データベースファイルに予め記憶、設定されて
いるもので、例えば赤色の基準値DRとして階調値21
0、緑色の基準値DGとして階調値150、青色の基準
値として階調値125がデータベースファイルから各々
読み出される。
【0070】次の第202ステップS202では、前記第1
82ステップS182でサンプリングされた取込み画像の肌
色の平均値、すなわち赤色の平均値SR,緑色の平均値
SG及び青色の平均値SBが各々読み出される。また、
次の第203ステップS203では、ベース画像のあゆみ寄
り比率DP及び取込み画像のあゆみ寄り比率SPが、図
2の前記カスタマズファイルから各々読み込まれる。あ
ゆみ寄り比率DP,SPは、システム導入時に顧客の要
望に応じて予め設定されるもので、例えば当該「ヘア
スタイル」のメニュー処理では合成後も取り込んだ状態
の肌色に近くするために取込み画像側に大きな比率が設
定され、読み込まれる。例えば、図21に示すように、
ベース画像のあゆみ寄り比率DPとして「3」、取込み
画像のあゆみ寄り比率SPとして「7」が各々設定さ
れ、読み込まれる。なお、アミューズメントが選択され
た場合には面白さを強調するためにベース画像寄りに設
定される場合も多い。
82ステップS182でサンプリングされた取込み画像の肌
色の平均値、すなわち赤色の平均値SR,緑色の平均値
SG及び青色の平均値SBが各々読み出される。また、
次の第203ステップS203では、ベース画像のあゆみ寄
り比率DP及び取込み画像のあゆみ寄り比率SPが、図
2の前記カスタマズファイルから各々読み込まれる。あ
ゆみ寄り比率DP,SPは、システム導入時に顧客の要
望に応じて予め設定されるもので、例えば当該「ヘア
スタイル」のメニュー処理では合成後も取り込んだ状態
の肌色に近くするために取込み画像側に大きな比率が設
定され、読み込まれる。例えば、図21に示すように、
ベース画像のあゆみ寄り比率DPとして「3」、取込み
画像のあゆみ寄り比率SPとして「7」が各々設定さ
れ、読み込まれる。なお、アミューズメントが選択され
た場合には面白さを強調するためにベース画像寄りに設
定される場合も多い。
【0071】次の第204ステップS204では、上記各あ
ゆみ寄り比率DP,SPからRGBごとの修正基準値、
すなわち赤色の修正基準値AAR,緑色の修正基準値A
AG及び青色の修正基準値AABが算出される。具体的
には、以下の(1式)〜(3式)が用いられる。 AAR=(SP×DR+DP×SR)/(DP+SP) (1式) AAG=(SP×DG+DP×SG)/(DP+SP) (2式) AAR=(SP×DB+DP×SB)/(DP+SP) (3式) 修正基準値AAR,AAG,AABは、これらの式から
判るように、ベース画像の肌色の基準値DR,DG,D
B及び取込み画像の肌色の平均値SR,SG,SBを上
記各あゆみ寄り比率DP,SPに応じて盛り込んで1つ
の新たな基準値にまとめたものである。
ゆみ寄り比率DP,SPからRGBごとの修正基準値、
すなわち赤色の修正基準値AAR,緑色の修正基準値A
AG及び青色の修正基準値AABが算出される。具体的
には、以下の(1式)〜(3式)が用いられる。 AAR=(SP×DR+DP×SR)/(DP+SP) (1式) AAG=(SP×DG+DP×SG)/(DP+SP) (2式) AAR=(SP×DB+DP×SB)/(DP+SP) (3式) 修正基準値AAR,AAG,AABは、これらの式から
判るように、ベース画像の肌色の基準値DR,DG,D
B及び取込み画像の肌色の平均値SR,SG,SBを上
記各あゆみ寄り比率DP,SPに応じて盛り込んで1つ
の新たな基準値にまとめたものである。
【0072】次の第205ステップS205及び第206ス
テップS206では、ベース画像及び取込み画像についてR
GBごとの肌色の調整比が各々算出される。ここで求め
られる各調整比は、平均階調値128を、上記で修正基
準値を求める前の基準値又は平均値に対する修正基準値
の比で変化させたものである。具体的には、第205ス
テップS205で、ベース画像の肌色の調整比、すなわち赤
の調整比DCR,緑の調整比DCG及び青の調整比DC
Bが、以下の(4式)〜(6式)により算出される。
テップS206では、ベース画像及び取込み画像についてR
GBごとの肌色の調整比が各々算出される。ここで求め
られる各調整比は、平均階調値128を、上記で修正基
準値を求める前の基準値又は平均値に対する修正基準値
の比で変化させたものである。具体的には、第205ス
テップS205で、ベース画像の肌色の調整比、すなわち赤
の調整比DCR,緑の調整比DCG及び青の調整比DC
Bが、以下の(4式)〜(6式)により算出される。
【0073】 DCR=AAR×128/DR (4式) DCG=AAG×128/DG (5式) DCB=AAB×128/DB (6式) また、第206ステップS206では、取込み画像の肌色の
調整比、すなわち赤の調整比SCR,緑の調整比SCG
及び青の調整比SCBが、以下の(7式)〜(9式)に
より算出される。
調整比、すなわち赤の調整比SCR,緑の調整比SCG
及び青の調整比SCBが、以下の(7式)〜(9式)に
より算出される。
【0074】 SCR=AAR×128/SR (7式) SCG=AAG×128/SG (8式) SCB=AAB×128/SB (9式) 次の第207ステップS207及び第208ステップS208で
は、前記コントラスト調整処理後のベース画像及び取込
み画像の全画素の各RGBに対し、上記で求めた対応す
る各調整比を用いた肌色調整処理が各々施される。
は、前記コントラスト調整処理後のベース画像及び取込
み画像の全画素の各RGBに対し、上記で求めた対応す
る各調整比を用いた肌色調整処理が各々施される。
【0075】具体的には、第207ステップS207で、以
下の(10式)〜(12式)に示すように、ベース画像
の全画素のRは上記ベース画像の赤色の調整比DCR、
Gは緑の調整比DCG、Bは青の調整比DCBを各々乗
じて平均階調値128で割り込んだ値で各々置き換えら
れる。 R←R×DCR/128 (10式) G←G×DCG/128 (11式) B←B×DCB/128 (12式) 同様にして、第208ステップS208では、以下の(13
式)〜(15式)に示すように、取込み画像の全画素の
各RGBは、対応する前記取込み画像の調整比SCR,
SCG,SCBを用いて算出された値で各々置き換えら
れると、当該肌色調整処理が終了する。
下の(10式)〜(12式)に示すように、ベース画像
の全画素のRは上記ベース画像の赤色の調整比DCR、
Gは緑の調整比DCG、Bは青の調整比DCBを各々乗
じて平均階調値128で割り込んだ値で各々置き換えら
れる。 R←R×DCR/128 (10式) G←G×DCG/128 (11式) B←B×DCB/128 (12式) 同様にして、第208ステップS208では、以下の(13
式)〜(15式)に示すように、取込み画像の全画素の
各RGBは、対応する前記取込み画像の調整比SCR,
SCG,SCBを用いて算出された値で各々置き換えら
れると、当該肌色調整処理が終了する。
【0076】 R←R×SCR/128 (13式) G←G×SCG/128 (14式) B←B×SCB/128 (15式) 続いて図10のフローに戻り、次の第210ステップで
ぼかし処理が行われる。ぼかし処理は、図19のはめ込
み箇所の境界周囲のベース画像及び取込み画像の肌色部
分に対し、両肌色部分の色を互いににじませる処理であ
る。より詳しくは、図22に示すように、境界を成す一
画素(以下「単位境界線」という。)の左右又は上下の
所定個数の画素に対し、単位境界線を中心に、ヘアスタ
イル側にベース画像の割合を徐々に増加させ、顔中心側
に減少させる処理を行う。そして、この処理を境界線に
沿って1周させ、境界線全体を目立たなくさせる処理で
ある。このフロー詳細を図14に示す。
ぼかし処理が行われる。ぼかし処理は、図19のはめ込
み箇所の境界周囲のベース画像及び取込み画像の肌色部
分に対し、両肌色部分の色を互いににじませる処理であ
る。より詳しくは、図22に示すように、境界を成す一
画素(以下「単位境界線」という。)の左右又は上下の
所定個数の画素に対し、単位境界線を中心に、ヘアスタ
イル側にベース画像の割合を徐々に増加させ、顔中心側
に減少させる処理を行う。そして、この処理を境界線に
沿って1周させ、境界線全体を目立たなくさせる処理で
ある。このフロー詳細を図14に示す。
【0077】まず、第211ステップS211及び第212
ステップS212で、ぼかし処理を施す画素を取り込む。第
211ステップS211で、ベース画像と取込み画像の単位
境界線からベース画像側にn個、例えば8個まで離れた
各画素の階調値をすべて取り込み、第212ステップS2
12では、同様に取込み画像側に8個まで離れた各画素の
階調値をすべて取り込む。そして、これら16個の画素
を一つの処理単位とする。
ステップS212で、ぼかし処理を施す画素を取り込む。第
211ステップS211で、ベース画像と取込み画像の単位
境界線からベース画像側にn個、例えば8個まで離れた
各画素の階調値をすべて取り込み、第212ステップS2
12では、同様に取込み画像側に8個まで離れた各画素の
階調値をすべて取り込む。そして、これら16個の画素
を一つの処理単位とする。
【0078】次の第213ステップS213では、取り込ん
だ各画素の階調値を変化させる。すなわち、単位境界線
の両隣の階調値を基準として、この両階調値を図22に
示す所定割合に調合した階調値で、ベース画像側の画素
8個の階調値すべてを順に置き換えていく。同様に、第
214ステップS214では、取込み画像側の画素8個の階
調値すべてを所定割合に調合した階調値で置き換えて行
く。
だ各画素の階調値を変化させる。すなわち、単位境界線
の両隣の階調値を基準として、この両階調値を図22に
示す所定割合に調合した階調値で、ベース画像側の画素
8個の階調値すべてを順に置き換えていく。同様に、第
214ステップS214では、取込み画像側の画素8個の階
調値すべてを所定割合に調合した階調値で置き換えて行
く。
【0079】その後、当該単位境界線の左右又は上下の
次の処理単位に進んで(第216ステップS216)同様に
置換え処理をし、これを繰り返して第215ステップS2
15で境界線上を1周したと判断した場合には、当該ぼか
し処理が終了する。次に図10の第220ステップS220
の画像はめ込み処理で、以上の種々の処理(第180〜
第210ステップS180,S190,S200,S210)を施したデー
タベースワーク上のベース画像データのはめ込み箇所に
対し、処理後のワークファイルをはめ込むと、当該合成
処理が終了し、同時に第4ステップS4であるヘアスタ
イルのメニュー処理も終了する。
次の処理単位に進んで(第216ステップS216)同様に
置換え処理をし、これを繰り返して第215ステップS2
15で境界線上を1周したと判断した場合には、当該ぼか
し処理が終了する。次に図10の第220ステップS220
の画像はめ込み処理で、以上の種々の処理(第180〜
第210ステップS180,S190,S200,S210)を施したデー
タベースワーク上のベース画像データのはめ込み箇所に
対し、処理後のワークファイルをはめ込むと、当該合成
処理が終了し、同時に第4ステップS4であるヘアスタ
イルのメニュー処理も終了する。
【0080】このメニュー処理の終了と同時に、図4の
フローの第8ステップS8で、合成画像の表示がされる。
なお、上記した画像合成の処理はコンピュータ内の処理
なので、オペレータが前記第60ステップS60でシャッ
ターキーを押すと、テレビモニタ50上に表示されていた
取込み画像は、そのヘアスタイルが選択したヘアスタイ
ルに即座に取り換えられるものである。
フローの第8ステップS8で、合成画像の表示がされる。
なお、上記した画像合成の処理はコンピュータ内の処理
なので、オペレータが前記第60ステップS60でシャッ
ターキーを押すと、テレビモニタ50上に表示されていた
取込み画像は、そのヘアスタイルが選択したヘアスタイ
ルに即座に取り換えられるものである。
【0081】一方、前記第3ステップS3でコスチュー
ムが選択された場合には、図5の前記第100ステップ
S100ではヘアスタイルのみ選択されたのに対し、コスチ
ューム及びヘアスタイルのベース画像データが各々選択
され、のヘアスタイルの場合と同様にヘアスタイルの
ベース画像データに対する取込み画像の合成処理が行わ
れた後、第8ステップS8で合成画像が表示される。
ムが選択された場合には、図5の前記第100ステップ
S100ではヘアスタイルのみ選択されたのに対し、コスチ
ューム及びヘアスタイルのベース画像データが各々選択
され、のヘアスタイルの場合と同様にヘアスタイルの
ベース画像データに対する取込み画像の合成処理が行わ
れた後、第8ステップS8で合成画像が表示される。
【0082】また、アミューズメントが選択された場
合は、アミューズメントのベース画像データのみが選択
され、このアミューズメントのベース画像データに対す
る取込み画像の合成処理がヘアスタイルの場合と同様に
行われた後、同様に合成画像が表示される。ただ、これ
らコスチュームやアミューズメントの場合は、前記
第200ステップS200の肌色調整処理において、ベース
画像データに対する肌色調整、すなわち第205ステッ
プS205及び第207ステップS207に対応する処理は行わ
れない。
合は、アミューズメントのベース画像データのみが選択
され、このアミューズメントのベース画像データに対す
る取込み画像の合成処理がヘアスタイルの場合と同様に
行われた後、同様に合成画像が表示される。ただ、これ
らコスチュームやアミューズメントの場合は、前記
第200ステップS200の肌色調整処理において、ベース
画像データに対する肌色調整、すなわち第205ステッ
プS205及び第207ステップS207に対応する処理は行わ
れない。
【0083】これに対し、そんまんまフォトが選択さ
れた場合には、そのメニュー処理である第7ステップS7
では、図15に示すように、第230ステップS230でミ
ラーカメラ30からの取込み画像データが前記第31ステ
ップS31と同様に取り込まれ、これを連続撮像の場合に
は繰り返した後(第240ステップS240)、取込み画像
データがそのまま出力され、第8ステップS8で表示され
る。
れた場合には、そのメニュー処理である第7ステップS7
では、図15に示すように、第230ステップS230でミ
ラーカメラ30からの取込み画像データが前記第31ステ
ップS31と同様に取り込まれ、これを連続撮像の場合に
は繰り返した後(第240ステップS240)、取込み画像
データがそのまま出力され、第8ステップS8で表示され
る。
【0084】このように何れかのメニュー処理がされ、
その結果が第8ステップS8で表示された後は、次の図4
の第9ステップS9で、表示のみか否かが判断され、表示
のみの場合は図2のカスタマイズファイルに予め設定さ
れている戻り先A〜Cの何れかに戻されるが、表示のみ
でない場合には、次の第10ステップS10で、前記ビデ
オプリンタ60により、合成後の画像が印画紙にプリン
ト、出力される。この場合にも、種々のプリントパター
ンが前記カスタマイズファイルに予め設定され、これに
従って顧客の好みのプリントを行わせることができる。
その結果が第8ステップS8で表示された後は、次の図4
の第9ステップS9で、表示のみか否かが判断され、表示
のみの場合は図2のカスタマイズファイルに予め設定さ
れている戻り先A〜Cの何れかに戻されるが、表示のみ
でない場合には、次の第10ステップS10で、前記ビデ
オプリンタ60により、合成後の画像が印画紙にプリン
ト、出力される。この場合にも、種々のプリントパター
ンが前記カスタマイズファイルに予め設定され、これに
従って顧客の好みのプリントを行わせることができる。
【0085】プリント後は、上記の戻り先A〜Cの何れ
かに戻され、続けて別のメニューを選択することができ
る。システムを終了させたいときは、この時に限らず、
電源を切ることで何時でも強制終了させることができ
る。図23,24は、本発明の第2実施例を示すもので
あり、図23は画像処理の概念説明図、図24は画像の
角度調整を示す説明図である。
かに戻され、続けて別のメニューを選択することができ
る。システムを終了させたいときは、この時に限らず、
電源を切ることで何時でも強制終了させることができ
る。図23,24は、本発明の第2実施例を示すもので
あり、図23は画像処理の概念説明図、図24は画像の
角度調整を示す説明図である。
【0086】本第2実施例の特徴は、データベースファ
イルとして、図23に示すように、3つのデータベース
ファイルを使用している。第1は、変身用データベース
で、この変身用データベースは、先に説明した第1実施
例のデータベースファイルに相当し、ベース画面として
は、例えばヘアスタイル、コスチューム等が格納されて
いる。
イルとして、図23に示すように、3つのデータベース
ファイルを使用している。第1は、変身用データベース
で、この変身用データベースは、先に説明した第1実施
例のデータベースファイルに相当し、ベース画面として
は、例えばヘアスタイル、コスチューム等が格納されて
いる。
【0087】第2は、ぼかし用データベースで、透明度
を管理するためのものである。ぼかし用データベースの
最内周の丸で囲まれた中央部の透明度は、100%であ
る。そして、最外周の丸で囲まれた外側のハッチングが
部分の透明度は、0%である。また、最内周の丸と最外
周の丸で囲まれたドーナツ型の部分の透明度は、中心か
ら周囲に向かって1〜99%に次第に変化している。
を管理するためのものである。ぼかし用データベースの
最内周の丸で囲まれた中央部の透明度は、100%であ
る。そして、最外周の丸で囲まれた外側のハッチングが
部分の透明度は、0%である。また、最内周の丸と最外
周の丸で囲まれたドーナツ型の部分の透明度は、中心か
ら周囲に向かって1〜99%に次第に変化している。
【0088】第3は、肌色調整用データベースで、図2
3にハッチングを付した首や耳等の肌色を管理するため
のものである。なお、肌色調整用データベースは、変身
用データベースのベース画像にもとづいて作成され、当
該ベース画像に首や耳のほか、手や他の肌の部分が見え
る際には、その箇所の肌色も管理する。つぎに、本第2
実施例による画像合成手順を、図23,24にもとづい
て説明する。
3にハッチングを付した首や耳等の肌色を管理するため
のものである。なお、肌色調整用データベースは、変身
用データベースのベース画像にもとづいて作成され、当
該ベース画像に首や耳のほか、手や他の肌の部分が見え
る際には、その箇所の肌色も管理する。つぎに、本第2
実施例による画像合成手順を、図23,24にもとづい
て説明する。
【0089】まず、図2のミラーカメラ30から取り込ん
だデータを、図23に示すように、ワークデータAに格
納する。ワークデータAに格納した後、つぎの5つの処
理を行う。第1にフィルタ処理を行う。このフィルタ処
理により、画像のノイズを除去する。
だデータを、図23に示すように、ワークデータAに格
納する。ワークデータAに格納した後、つぎの5つの処
理を行う。第1にフィルタ処理を行う。このフィルタ処
理により、画像のノイズを除去する。
【0090】第2に、ブライトネス調整を行う。このブ
ライトネス調整では、画像全体のR,G,Bの階調(0
〜255)を上げ、輝度を10〜20%向上する。この
ように、輝度を上げるには、撮影時の照明が一般的に暗
く、ミラーカメラ30からの取り込みが暗いためである。
第3に、コントラスト調整を行う。
ライトネス調整では、画像全体のR,G,Bの階調(0
〜255)を上げ、輝度を10〜20%向上する。この
ように、輝度を上げるには、撮影時の照明が一般的に暗
く、ミラーカメラ30からの取り込みが暗いためである。
第3に、コントラスト調整を行う。
【0091】まず、画像全体のヒストグラム(階調の分
布)を取得する。つぎに、画像全体のレンジを拡大す
る。例えば、図2のミラーカメラ30から取り込んだデー
タ、「0〜255」階調をヒストグラムの集中する中央
部分「150」階調(「50」〜「200」)に有効レ
ンジを設定する。その際の下限範囲は、「20」〜「5
0」階調まで、又、上限範囲は、「200」〜「23
0」階調まで上下する。さらに、その際の下限、「5
0」を「0」に、上限、「200」を「255」にレン
ジ拡大させる。
布)を取得する。つぎに、画像全体のレンジを拡大す
る。例えば、図2のミラーカメラ30から取り込んだデー
タ、「0〜255」階調をヒストグラムの集中する中央
部分「150」階調(「50」〜「200」)に有効レ
ンジを設定する。その際の下限範囲は、「20」〜「5
0」階調まで、又、上限範囲は、「200」〜「23
0」階調まで上下する。さらに、その際の下限、「5
0」を「0」に、上限、「200」を「255」にレン
ジ拡大させる。
【0092】その処理結果として、画像の明暗、輪郭が
強調される。つぎに、顔全体の輪郭を取得する。その
後、第4に、画像の拡大・縮小を行う。すなわち、画像
の任意の中心点を考慮し、拡大・縮小処理を行う。中心
点を考慮するのは、拡大・縮小した際に、顔の位置がフ
レーム上ずれないようにするためである。
強調される。つぎに、顔全体の輪郭を取得する。その
後、第4に、画像の拡大・縮小を行う。すなわち、画像
の任意の中心点を考慮し、拡大・縮小処理を行う。中心
点を考慮するのは、拡大・縮小した際に、顔の位置がフ
レーム上ずれないようにするためである。
【0093】第5に、画像の角度調整(回転)を行う。
すなわち、図24に示すように、画像の左目を中心点と
し、回転処理を行う。まず、目の横線と、この横線の中
間点との直交線を取る。つぎに、直交線と垂線との交点
を中心点とし、画像を角度θだけ回転する。つぎに、処
理後のワークデータAとぼかし用データベースとを使用
して、図23に示すように、処理結果をワークデータ
A’として格納する。
すなわち、図24に示すように、画像の左目を中心点と
し、回転処理を行う。まず、目の横線と、この横線の中
間点との直交線を取る。つぎに、直交線と垂線との交点
を中心点とし、画像を角度θだけ回転する。つぎに、処
理後のワークデータAとぼかし用データベースとを使用
して、図23に示すように、処理結果をワークデータ
A’として格納する。
【0094】すなわち、ぼかし用データベースを使用
し、顔の輪郭に沿ってワークデータAを調整する。一
方、変身用データベースと肌色調整用データベースとを
使用し、図23に示すように、処理結果をワークデータ
Bに格納する。すなわち、まず、変身用データベースの
データをワークデータBに取り込む。
し、顔の輪郭に沿ってワークデータAを調整する。一
方、変身用データベースと肌色調整用データベースとを
使用し、図23に示すように、処理結果をワークデータ
Bに格納する。すなわち、まず、変身用データベースの
データをワークデータBに取り込む。
【0095】つぎに、ワークデータAからデータの取得
をする。すなわち、処理後のワークデータAの目の位置
の下側の16箇所の色と、眉の上の16箇所の色の平均
値をR,G,B別にサンプリング色として取得する。そ
の後、サンプリング色と肌色調整用データベースを使用
して、ワークデータBの肌色部分を本人の肌色に近づけ
る。
をする。すなわち、処理後のワークデータAの目の位置
の下側の16箇所の色と、眉の上の16箇所の色の平均
値をR,G,B別にサンプリング色として取得する。そ
の後、サンプリング色と肌色調整用データベースを使用
して、ワークデータBの肌色部分を本人の肌色に近づけ
る。
【0096】最後に、ワークデータA’とワークデータ
Bとを合成して、合成画像を作成し、作成した合成画像
を、ワークデータCに格納して出力する。本第2実施例
によれば、画像の角度調整(回転)を行っているので、
撮影時に顔が傾いていても修正できる。また、本第2実
施例によれば、ぼかし用データベースを使用しているの
で、変身用データベースと合成した際に、顔とヘアーと
の境界が自然に仕上げることができる。
Bとを合成して、合成画像を作成し、作成した合成画像
を、ワークデータCに格納して出力する。本第2実施例
によれば、画像の角度調整(回転)を行っているので、
撮影時に顔が傾いていても修正できる。また、本第2実
施例によれば、ぼかし用データベースを使用しているの
で、変身用データベースと合成した際に、顔とヘアーと
の境界が自然に仕上げることができる。
【0097】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、バックの色に関係なく被写体の撮
像ができるため、合成画像の取り込みが容易な画像合成
装置を提供することができる。
ので、以下に記載されるような効果を奏する。請求項1
記載の発明によれば、バックの色に関係なく被写体の撮
像ができるため、合成画像の取り込みが容易な画像合成
装置を提供することができる。
【0098】請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の効果に加え、次のような効果を奏する。す
なわち、請求項2記載の発明によれば、ベース画像に対
する合成用画像の倍率や位置バランスの調整を自動化し
て取扱いを容易にした画像合成装置を提供することがで
きる。
求項1記載の効果に加え、次のような効果を奏する。す
なわち、請求項2記載の発明によれば、ベース画像に対
する合成用画像の倍率や位置バランスの調整を自動化し
て取扱いを容易にした画像合成装置を提供することがで
きる。
【0099】請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1,2記載の効果に加え、次のような効果を奏す
る。すなわち、請求項3記載の発明によれば、合成用と
して人の顔を撮像する際の被写体とカメラとの間にミラ
ーを設けることで、目線が自然で、かつ取り込まれた後
のイメージを自分で確認しながら撮像できる。従って、
撮り直しを減らすことができる。
求項1,2記載の効果に加え、次のような効果を奏す
る。すなわち、請求項3記載の発明によれば、合成用と
して人の顔を撮像する際の被写体とカメラとの間にミラ
ーを設けることで、目線が自然で、かつ取り込まれた後
のイメージを自分で確認しながら撮像できる。従って、
撮り直しを減らすことができる。
【図1】画像合成装置の機能ブロック図である。
【図2】画像合成装置のブロック図である。
【図3】ミラーカメラの正面図である。
【図4】画像合成の流れを示すフローチャートである。
【図5】図4のヘアスタイルのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図6】図5の取込み画像データの取り込みのサブルー
チンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
【図7】図5の自動調整処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図8】図7の前処理のサブルーチンを示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図9】図5の手動調整処理のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図10】図5の合成処理のサブルーチンを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図11】図10のワークファイル作成のサブルーチン
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図12】図10のコントラスト調整処理のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
ンを示すフローチャートである。
【図13】図10の肌色調整処理のサブルーチンを示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図14】図10のぼかし処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図15】図4のそのまんまフォトのサブルーチンを示
すフローチャートである。
すフローチャートである。
【図16】認識単位の説明図である。
【図17】連結成分画素の一例を示す説明図である。
【図18】取込み画像の調整結果を示す説明図である。
【図19】ベース画像の説明図である。
【図20】肌色サンプリング箇所を示す取込み画像であ
る。
る。
【図21】肌色調整処理の概念図である。
【図22】ぼかし処理の割合を示す説明図である。
【図23】本発明の第2実施例を示し、同図は画像処理
の概念説明図である。
の概念説明図である。
【図24】本発明の第2実施例を示し、同図は画像の角
度調整を示す説明図である。
度調整を示す説明図である。
10 画像合成装置 20 コンピュータ本体 30 撮像装置(ミラーカメラ) 31 ミラー 32 カメラ 33 貫通孔 40 テンキー 50 テレビモニタ 60 ビデオプリンタ 70 エッジ強調手段 80 輪郭抽出手段 90 両目認識手段 100 特徴抽出手段 110 画像合成手段 111 取込み画像調整手段 112 画像はめ込み手
段 S0〜S240 処理ステップ
段 S0〜S240 処理ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 誠 東京都渋谷区恵比寿西2丁目20番17号 株 式会社日本ボス研究所内 (72)発明者 遠藤 廣己 東京都渋谷区恵比寿西2丁目20番17号 株 式会社日本ボス研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 ベース画面を成すベース画像データが格
納されたデータベースと、このベース画面の一部にはめ
込む合成用の画像として、被写体を撮像し、その撮像に
より取り込まれた取込み画像データを出力する撮像装置
と、この撮像装置からの取込み画像データを入力し、入
力した取込み画像データを構成する画素すべてについて
エッジ強調処理を施すことで、被写体のエッジを構成す
る暗画素およびエッジを構成しない明画素に二値化する
エッジ強調手段と、前記撮像装置からの取込み画像デー
タを入力し、入力した取込み画像データを、上記エッジ
強調手段からの暗画素の位置情報にもとづいて前記ベー
ス画像データのはめ込み箇所の大きさに一致するように
拡大または縮小した後、出力する取込み画像調整手段
と、この取込み画像調整手段からの取込み画像データお
よび前記データベースからのベース画像データを各々入
力し、入力したベース画像データのはめ込み箇所に取込
み画像データをはめ込むことで画像合成する画像はめ込
み手段とを備えることを特徴とする画像合成装置。 - 【請求項2】 エッジ強調手段からの暗画素を入力し、
入力した暗画素を、上下、左右あるいは斜めに隣接して
連なった暗画素の集合体である連結成分画素にまとめた
後、連結成分画素ごとに採番し、採番した連結成分画素
の各々について、その重心座標および連結成分画素で囲
まれた画素面積を示す連結画素データを算出する輪郭抽
出手段と、前記撮像装置により取り込まれた人物の顔の
うち、ヘアスタイルと顔の位置バランスを決める両目に
対応した2つの連結成分画素を認識するために、上記輪
郭抽出手段からの連結成分画素および連結画素データを
入力し、入力した連結画素データをもとに2つの連結成
分画素同士を逐次比較して、その比較の結果、両連結成
分画素の重心座標のx成分同士およびy成分同士が所定
距離より離れていないこと、両連結成分画素のx成分が
1つでも重複していないこと、及び連結成分画素に囲ま
れた画素面積の差が所定範囲内であること、の3条件を
すべて満たす2つの連結成分画素を、両目に対応する特
定連結成分画素と認識する両目認識手段と、この両目認
識手段により認識された特定連結成分画素の重心同士の
中点の座標を求め、求めた重心同士の中点からx正方向
及びx負方向に暗画素を各々検索することで顔の左右の
特定輪郭部を求め、求めた2つの特定輪郭部の中点を顔
のバランス上の中心点として、この中心点から特定輪郭
部までの距離をもとに前記取込み画像調整手段が取込み
画素データの拡大または縮小を行うために、当該中心点
及び中心点から特定輪郭部までの距離を取込み画像調整
手段に出力する特徴抽出手段とを備えたことを特徴とす
る請求項1記載の画像合成装置。 - 【請求項3】 撮像装置は、ミラーと、このミラーのほ
ぼ中央に位置し、ミラーを貫通する貫通孔と、前記ミラ
ーの裏側に位置し、前記貫通孔を通してミラーの表面に
写る被写体を撮像するカメラとを備えたことを特徴とす
る請求項1又は請求項2記載の画像合成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2382595A JPH08221545A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 画像合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2382595A JPH08221545A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 画像合成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08221545A true JPH08221545A (ja) | 1996-08-30 |
Family
ID=12121149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2382595A Withdrawn JPH08221545A (ja) | 1995-02-13 | 1995-02-13 | 画像合成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08221545A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001005092A (ja) * | 1997-05-09 | 2001-01-12 | Snk Corp | フォトブース及び撮影方法 |
JP2006215685A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Funai Electric Co Ltd | フォトプリンタ |
JP2009253976A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | National Chiao Tung Univ | 統合型画像監視システムおよびその画像ビデオ融合方法 |
-
1995
- 1995-02-13 JP JP2382595A patent/JPH08221545A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001005092A (ja) * | 1997-05-09 | 2001-01-12 | Snk Corp | フォトブース及び撮影方法 |
JP2006215685A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Funai Electric Co Ltd | フォトプリンタ |
JP2009253976A (ja) * | 2008-04-10 | 2009-10-29 | National Chiao Tung Univ | 統合型画像監視システムおよびその画像ビデオ融合方法 |
US8547434B2 (en) | 2008-04-10 | 2013-10-01 | National Chiao Tung University | Integrated image surveillance system and image synthesis method thereof |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |