JPH08221303A - 記録制御装置、および記録制御方法、並びに情報処理装置 - Google Patents

記録制御装置、および記録制御方法、並びに情報処理装置

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JPH08221303A
JPH08221303A JP7027955A JP2795595A JPH08221303A JP H08221303 A JPH08221303 A JP H08221303A JP 7027955 A JP7027955 A JP 7027955A JP 2795595 A JP2795595 A JP 2795595A JP H08221303 A JPH08221303 A JP H08221303A
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JP7027955A
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Tomohisa Shiga
知久 志賀
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画ファイルを高速で再生することができる
ようにする。 【構成】 CPU1に対し、ファイルの記録が指示され
ると、CPU1では、そのファイルの種類が識別され
る。そして、そのファイルが動画のファイル(動画ファ
イル)である場合には、CPU1において、フラグメン
トが生じないように、その動画ファイルがハードディス
ク7に配置されるように、ハードディスク装置6が制御
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録制御装置、記録制
御方法、および情報処理装置に関する。特に、ファイル
の種類に応じて、そのファイルを記録媒体に配置する配
置方法を変えて記録を行うようにすることにより、ファ
イルの種類に応じた再生を行うことができるようにした
記録制御装置、記録制御方法、および情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンピュータなどの情報処
理装置に接続された、例えば磁気ディスクなどの記録媒
体にファイルを記録するハードディスク装置などの記録
装置では、コンピュータの制御の下、ファイルの記録
(書き込み)、再生(読み出し)、消去、管理その他が
行われるようになされている。
【0003】即ち、例えば初期化した直後のハードディ
スク(磁気ディスク)に対して、ファイルの記録が指示
された場合には、そのファイルが順次記録される。具体
的には、例えば1セクタ分の容量のファイルA乃至D,
2セクタ分の容量のファイルE,1セクタ分の容量のフ
ァイルF,Gの記録が順次指示された場合には、図8
(a)に示すように、ハードディスクのある連続するト
ラックのセクタSec1乃至Sec4に、ファイルA乃
至Dがそれぞれ記録され、それに続くセクタSec5お
よび6に、ファイルEが記録され、さらにそれに続くセ
クタSec7またはSec8に、ファイルFまたはGが
それぞれ記録される。
【0004】そして、その後、例えばファイルB,D,
Fが不要となり、その消去が指示された場合には、図8
(b)に示すように、セクタSec2,4,7にそれぞ
れ記録されていたファイルB,D,Fが消去される。
【0005】ところで、図8(b)に示す状態におい
て、例えば4セクタ分の容量のファイルHの記録が指示
された場合、ファイルHは、通常、セクタSec9から
4セクタ分の領域には記録されない。即ち、この場合、
ハードディスクを効率的に使用するため、ファイルH
は、例えば1セクタ分の容量のファイルの断片H1乃至
H4に分割され、例えば図8(c)に示すように、ファ
イルの断片H1乃至H3は、既にファイルが消去されて
いるセクタSec2,Sec4,Sec7にそれぞれ記
録され、ファイルの断片H4は、セクタSec9に記録
される。
【0006】ここで、このようにファイルHを、いわば
不連続に記録(配置)しただけでは、その再生を行うこ
とができなくなる。そこで、このように、ファイルH
を、ファイルの断片H1乃至H4に分割して記録した場
合には、ファイルの断片H1乃至H4どうしの接続関係
が分かるように、図8(c)において矢印で示すように
リンクが張られる。コンピュータは、このリングを辿っ
ていくことで、ファイルの断片H1乃至H4のすべて、
即ちファイルHを読み出すことができる。
【0007】なお、以上のように、ファイルが分割さ
れ、リンクが張られて記録される状態は、フラグメント
と呼ばれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、コン
ピュータにおいて、ファイルが、その種類を区別するこ
となく、ハードディスクに配置されて記録されるように
なされていた。このため、例えばファイルがテキストフ
ァイルであっても、静止画のファイル(静止画ファイ
ル)であっても、あるいは動画のファイル(動画ファイ
ル)であっても、即ち、ファイルの種類に関わらず、上
述したようなフラグメントが生じることがあった。
【0009】従って、例えば動画ファイルが分割され
て、その断片が、ハードディスク上の離れた領域に分散
して記録される場合もあり、このような場合に、その動
画ファイルを再生すると、磁気ヘッドは、長い距離を頻
繁に移動しなければならず、再生に時間がかかり、その
結果、動画が滑らかに再生されない課題があった。
【0010】また、ユーザによっては、動画ファイルは
再生に時間がかかっても良いが、ある種類のファイル、
即ち、例えばテキストファイル、静止画ファイル、また
は音声のファイル(音声ファイル)だけは、高速な再生
を希望する者もいる。
【0011】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、所定の種類のファイルの再生を高速に行
うことができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の記録制御装置
は、ファイルの種類を識別する識別手段と、ファイルの
種類に応じて、そのファイルを記録媒体に配置する配置
方法を変えて、記録装置に記録を行わせる制御を行う制
御手段とを備えることを特徴とする。
【0013】この記録制御装置においては、制御手段
に、ファイルが動画ファイルである場合、動画ファイル
が記録媒体に連続的に配置されるように、記録装置を制
御させ、ファイルが動画ファイル以外の非動画ファイル
である場合、フラグメントの発生を許容して、非動画フ
ァイルが記録媒体に配置されるように、記録装置を制御
させることができる。また、制御手段には、ファイルが
動画ファイルである場合のみ、動画ファイルを記録媒体
に連続的に配置するための領域を確保させ、その領域
に、動画ファイルが記録されるように、記録装置を制御
させることができる。さらに、制御手段には、ファイル
の種類に応じて、ファイルを記録する領域を分けて記録
が行われるように、記録装置を制御させることができ
る。
【0014】記録媒体が、ディスク状の記録媒体である
ディスク状記録媒体である場合、制御手段には、ファイ
ルが動画ファイルであるとき、動画ファイルが記録され
る動画領域が、ディスク状記録媒体の内周から外周方
向、または外周から内周方向に成長するように、記録装
置を制御させ、ファイルが動画ファイル以外の非動画フ
ァイルであるとき、非動画ファイルが記録される非動画
領域が、動画領域が成長する方向とは反対の方向に成長
するように、記録装置を制御させることができる。この
場合、動画領域は、ディスク状記録媒体の内周側または
外周側から成長させ、非動画領域は、ディスク状記録媒
体の、動画領域とは逆側から成長させることができる。
【0015】記録装置は、磁気ディスク装置または光磁
気ディスク装置とすることができる。
【0016】本発明の記録制御方法は、ファイルの種類
を識別し、ファイルの種類に応じて、そのファイルを記
録媒体に配置する配置方法を変えて、記録装置に記録を
行わせる制御を行うことを特徴とする。
【0017】本発明の情報処理装置は、ファイルの種類
を識別する識別手段と、ファイルの種類に応じて、その
ファイルを記録媒体に配置する配置方法を変えて、記録
装置に記録を行わせる制御を行う制御手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明の記録制御装置および情報処理装置にお
いては、識別手段は、ファイルの種類を識別し、制御手
段は、ファイルの種類に応じて、そのファイルを記録媒
体に配置する配置方法を変えて、記録装置に記録を行わ
せる制御を行うようになされている。
【0019】本発明の記録制御方法においては、ファイ
ルの種類が識別され、ファイルの種類に応じて、そのフ
ァイルを記録媒体に配置する配置方法を変えて、記録装
置に記録を行わせる制御が行われるようになされてい
る。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明するが、その前
に、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施
例との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括
弧内に、対応する実施例(但し、一例)を付加して、本
発明の特徴を記述すると、次のようになる。
【0021】即ち、請求項1に記載の記録制御装置およ
び請求項9に記載の情報処理装置は、ファイルの種類を
識別する識別手段(例えば、図4に示すプログラムの処
理ステップS3など)と、ファイルの種類に応じて、そ
のファイルを記録媒体に配置する配置方法を変えて、記
録装置に記録を行わせる制御を行う制御手段(例えば、
図4に示すプログラムの処理ステップS4乃至S6な
ど)とを備えることを特徴とする。
【0022】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0023】図1は、本発明を適用したコンピュータシ
ステムの一実施例の構成を示している。CPU(中央演
算処理装置)1は、操作部4の操作や、RAM3にロー
ドされたプログラム(システムプログラム、アプリケー
ションプログラム)にしたがって、所定の処理を行うよ
うになされている。ROM2は、IPL(Initial Prog
ram Loading)プログラムなどを記憶している。RAM
3は、CPU1の動作上必要な情報を記憶するようにな
されている。操作部4は、例えばキーボードや、マウス
などでなり、CPU1に対して指示を与えるときに操作
される。操作部4が操作されると、その操作に対応した
信号(操作信号)がCPU1に供給されるようになされ
ている。CRT5は、CPU1に制御され、例えばハー
ドディスク7から再生された情報その他を表示するよう
になされている。ハードディスク装置6は、CPU1に
制御され、ハードディスク7に情報を記録し(書き込
み)、またハードディスク7に記録された情報を再生す
る(読み出す)ようになされている。
【0024】なお、以上のCPU1,ROM2,RAM
3、操作部4,CRT5、およびハードディスク装置6
は、バスを介して接続されている。
【0025】ハードディスク(磁気ディスク)7は、例
えば図2に示すように構成される。即ち、ハードディス
ク7には、複数のトラックが、同心円状に形成されてお
り、各トラックには、ディスク中心から放射状に延びた
直線によって区切られる領域であるセクタが形成されて
いる。
【0026】なお、本実施例では、例えば、ハードディ
スク7には、1930のトラックTr0乃至Tr192
9が形成され、各トラックは、44のセクタSec1乃
至Sec44でなり、各セクタに記録可能なデータ量
は、512バイトとされているものとする。従って、ハ
ードディスク7の全容量は、約41.5Mバイト(≒1
930トラック×44セクタ×512バイト)というこ
とになる。
【0027】また、現在、ハードディスクは、磁気ディ
スクを複数枚組み合わせたものが周流であり、さらに、
通常、その表面および裏面とも記録に用いられるが、こ
こでは、説明を簡単にするため、ハードディスク7は、
1枚の磁気ディスクでなり、その片面だけが使用される
ものとする。
【0028】次に、その動作について説明する。なお、
ハードディスク7の所定の領域には、OS(Operating
System)、およびハードディスク装置6その他の周辺装
置(例えば、操作部4を構成するマウスなど)をドライ
ブ(駆動)するためのデバイスドライバが記録されてい
るものとする。
【0029】システムの電源がオンにされると、CPU
1は、まず、ROM2に記憶されているIPLプログラ
ムにしたがって、ハードディスク装置6を介して、ハー
ドディスク7に記録されているOSおよびデバイスドラ
イバを読み出し、RAM3にロードさせる。これによ
り、CPU1は、RAM3にロードされたOSの下で、
操作部4の操作に対応した処理を行ったり、あるいはア
プリケーションプログラムを実行することが可能な状態
となる。さらに、CPU1は、デバイスドライバにした
がい、ハードディスク装置6およびその他の周辺装置を
ドライブすることが可能な状態となる。
【0030】その後、操作部4が操作されることによっ
て、CPU1に対し、例えばアプリケーションプログラ
ムを実行することが指示された場合には、CPU1は、
そのアプリケーションプログラムをRAM3にロードし
て実行する。また、操作部4が操作されることによっ
て、あるいはアプリケーションプログラムによって、C
PU1に対し、例えばハードディスク6から、所定の情
報を読み出すことが指示された場合には、CPU1は、
ハードディスク装置6を制御し、ハードディスク7から
所定の情報に対応するファイルを読み出させる。そし
て、その情報は、必要に応じて、CRT5に供給されて
表示され、あるいは所定の処理を行うために用いられ
る。
【0031】さらに、操作部4が操作されることによっ
て、あるいはアプリケーションプログラムによって、C
PU1に対し、例えばハードディスク6に、所定の情報
を書き込むことが指示された場合には、CPU1は、ハ
ードディスク装置6を制御し、所定の情報に対応するフ
ァイルを、ハードディスク7に記録させる。
【0032】次に、CPU1がデバイスドライバにした
がい、ハードディスク装置6を制御して、ファイルをハ
ードディスク7に記録する場合について、さらに説明す
る。
【0033】図3は、図2に示したハードディスク7の
トラックを直線状にしたものを示している。なお、同図
において、縦方向または方向は、ハードディスク7の半
径方向または円周方向にそれぞれ対応している。
【0034】図3は、ファイルが既に記録されている状
態のハードディスク7の状態を示している。本実施例に
おいては、例えばハードディスク7の最外周のトラック
であるトラックTr0が、ファイルの位置管理などを行
うための情報であるFAT(File Allocation Table)
を記録する領域としてのFAT領域(図3において影を
付してある部分)とされている。従って、データ(プロ
グラムも含む)ファイルは、トラックTr1より内周側
に記録される。
【0035】ここで、CPU1は、ファイルをハードデ
ィスク7に記録する場合、そのファイルの種類に応じ
て、そのファイルをハードディスク7に配置する配置方
法を変えて、ハードディスク装置6に記録を行わせる制
御を行うようになされている。
【0036】即ち、例えばCPU1は、ファイルの種類
に応じて、ファイルをハードディスク7に記録する領域
を分けて記録が行われるように、ハードディスク装置6
を制御するようになされている。
【0037】具体的には、例えばCPU1は、ファイル
が動画ファイルである場合には、動画ファイルが記録さ
れる動画領域が、ハードディスク7の外周側としての、
例えばトラックTr1から内周方向に成長するように、
ファイルが動画ファイル以外の非動画ファイル(例え
ば、テキストファイルや、静止画ファイル、音声ファイ
ルなど)である場合には、非動画ファイルが記録される
非動画領域が、動画領域が成長する方向とは反対の方
向、つまりハードディスク7の内周側としての、例えば
トラックTr1929から外周方向に成長するように、
ハードディスク装置6を制御するようになされている。
【0038】なお、動画領域および非動画領域の成長を
開始させる位置は、上述したものに限定されるものでは
ないが、動画領域または非動画領域の成長が進んでも、
両領域が接触し難くするために、できるだけ離れた位置
とするのが好ましい。
【0039】さらに、CPU1は、ファイルが動画ファ
イルである場合には、そのファイルがハードディスク7
に連続的に記録(配置)されるように、ファイルが非動
画ファイルである場合には、従来の場合と同様にフラグ
メントの発生を許容して、非動画ファイルがハードディ
スク7に記録(配置)されるように、ハードディスク装
置6を制御するようにもなされている。
【0040】また、CPU1は、動画ファイルをハード
ディスク7に連続的に記録することができるように、フ
ァイルが動画ファイルである場合のみ、その動画ファイ
ルを連続的に配置することが可能な領域を、ハードディ
スク7上に確保してから記録が行われるように、ハード
ディスク装置6を制御するようにもなされている。
【0041】従って、動画ファイルは、図3において右
下がりの斜線を付して示すように、ハードディスク7の
外周側から内周方向に成長するように、かつ連続的に記
録(配置)される。図3においては、トラックTr1の
セクタSec1乃至セクタ43の連続した領域に、動画
ファイルMV1が連続して配置され、さらにトラックT
r1のSec44、およびその1つ内周側のトラックT
r2のセクタSec1乃至Sec4の連続的な領域(こ
の領域は、複数のトラックにわたっているので、必ずし
も連続した領域とは言えないが、連続した領域とほぼ同
様に考えることができるので、連続的な領域と記述す
る)(本明細書中では、適宜、このように連続している
状態と同様に考えられる状態の他、連続している状態も
含めて、連続的と記述する)に、動画ファイルMV2が
連続的に配置されている状態を示している。
【0042】このように、動画ファイルは連続的に記録
されるので、フラグメントが発生せず、従って、この場
合、ハードディスク7から動画ファイルを高速で再生す
ることができる。その結果、動画を滑らかに再生するこ
とが可能となる。
【0043】また、非動画ファイルは、図3において左
下がりの斜線を付して示すように、ハードディスク7の
内周側から外周方向に成長するように、かつフラグメン
トが発生するのを許容して記録される。図3において
は、非動画ファイルF1が、トラックTr1929のセ
クタSec2、並びにトラックTr1928のセクタS
ec1およびSec2に分割して配置され、さらに非動
画ファイルF2が、トラック1929のセクタSec
4、トラックTr1928のセクタSec43およびS
ec44、並びにトラックTr1927のセクタSec
3およびSec4に分割して配置されている状態を示し
ている。
【0044】なお、図3において無地の部分は、ファイ
ルが記録されていない領域を示している。また、ファイ
ルの記録は、例えばセクタ単位を最小単位として行われ
るようになされており、従って、極端には、例えば1バ
イトの容量のファイルであっても、そのファイルを記録
することで、1セクタの領域(本実施例では、512バ
イトの領域)が使用される。
【0045】次に、図4のフローチャートを参照して、
CPU1の動作についてさらに説明する。CPU1で
は、例えば操作部4が操作されることによって、あるい
はアプリケーションプログラムによって、所定の処理を
行うことが要求されると、ステップS1において、その
要求(処理要求)が、ハードディスク7に対するファイ
ルの書き込み要求であるか否かが判定される。ステップ
S1において、処理要求が書き込み要求でないと判定さ
れた場合、ステップS2に進み、その処理要求に対応し
た処理が行われる。また、ステップS1において、処理
要求が書き込み要求であると判定された場合、ステップ
S3に進み、ハードディスク7に記録する(書き込む)
ファイルの種類が判定(識別)される。
【0046】ここで、ファイルの種類の判定は、CPU
1において、例えば、次のように行われる。即ち、ファ
イルを記録する際には、そのファイルに、ファイル名が
付されるが、このファイル名は、操作部4を操作するこ
とにより入力されたり、あるいはアプリケーションプロ
グラムで決定される。そこで、例えば、ファイルの種類
に応じて、ファイル名の拡張子とする文字列をあらかじ
め決めておくようにし、この場合、CPU1には、ファ
イル名の拡張子を参照させることで、そのファイルの種
類を判定させることが可能となる。
【0047】また、例えばアプリケーションプログラム
がファイルを生成するものである場合には、ファイルの
一部に、そのファイルの種類を表す情報としての種類情
報が記述されるように、アプリケーションプログラムを
作成しておく。この場合には、ファイルに記述された種
類情報を参照することで、そのファイルの種類を判定す
ることができる。
【0048】ステップS3において、ファイルが動画フ
ァイルでない、即ち非動画ファイルであると判定された
場合、ステップS4に進み、図3で説明したように、そ
の非動画ファイルが、ハードディスク7の内周側から外
周方向に向かって、従来と同様の配置方法(通常の配置
方法)で記録されるように、ハードディスク装置6が制
御され、ステップS1に戻る。その結果、非動画ファイ
ルは、従来と同様に、フラグメントの発生を許容して記
録される。
【0049】一方、ステップS3において、ファイルが
動画ファイルであると判定された場合、ステップS5に
進み、その動画ファイルを連続的に配置するのに必要な
領域(記録領域)が、ハードディスク7の外周側から内
周方向に向かって確保され、ステップS6に進む。ステ
ップS6では、確保された記録領域に、動画ファイルを
連続的に記録するように、ハードディスク装置6が制御
され、ステップS1に戻る。その結果、動画ファイル
は、連続的に記録される。
【0050】次に、以上のようにしてハードディスク7
に記録されたファイルの管理方法について、図5を参照
して説明する。図5は、1つの動画ファイルMV11
と、2つの非動画ファイルF10およびF20が、ハー
ドディスク7に記録されている状態を示している。な
お、非動画ファイルF10およびF20については、フ
ラグメントが生じており、非動画ファイルF10は、3
つのファイルの断片FP11乃至FP13に分割されて
記録されており、また、非動画ファイルF20は、3つ
のファイルの断片FP21乃至FP23に分割されて記
録されている。
【0051】ファイルの記録にあたっては、ファイル自
体の他、そのファイルを管理するためのFATも、FA
T領域としてのトラックTr0に記録される。図5で
は、動画ファイルMV11、非動画ファイルF10(フ
ァイルの断片FP11乃至FP13)、またはF20
(ファイルの断片FP21乃至23)をそれぞれ管理す
るためのFAT#1乃至FAT#3が記録されている。
【0052】なお、非動画ファイルF10およびF20
については、フラグメントが生じているため、図8で説
明した場合と同様、非動画ファイルF10を構成するフ
ァイルの断片FP11乃至FP13どうしの接続関係
と、非動画ファイルF20を構成するファイルの断片F
P21乃至23どうしの接続関係とが分かるように、図
中、矢印で示すようにリンクが張られている(従って、
ファイルF10は、ファイルの断片FP11,FP1
2,FP13を、この順番で結合することにより得るこ
とができ、また、ファイルF20は、ファイルの断片F
P21,FP22,FP23を、この順番で結合するこ
とにより得ることができる)。
【0053】FAT#1乃至FAT#3には、各FAT
が管理するファイルのファイル名や、そのファイルの先
頭の位置(そのファイルへのリンク先)(トラックとセ
クタの位置)などが記述されている。従って、あるファ
イル名のファイルの読み出し(再生)は、そのファイル
名の記述されているFATを検索して、そのFATを参
照し、そこに記述されているファイルの先頭の位置にア
クセスすることで行うことができる。
【0054】図5においては、動画ファイルMV11
は、連続的に(この場合は、連続して)配置されている
ので、それを管理するFAT#3を参照することだけ
で、動画ファイルMV11を読み出すことができる。
【0055】一方、非動画ファイルF10についても、
FAT#2には、そのファイルの先頭の位置が記述され
ているから、FAT#2を参照することで、最初のファ
イルの断片FP11にアクセスすることができる。そし
て、この場合、ファイルの断片FP11には、次のリン
ク先であるファイルの断片FP12の位置が記述された
ヘッダが付加されており、従ってこのヘッダを参照する
ことで、ファイルの断片FP12にアクセスすることが
できる。さらに、この場合、ファイルの断片FP13に
も、次のリンク先であるファイルの断片FP13の位置
が記述されたヘッダが付加されており、従ってこのヘッ
ダを参照することで、ファイルの断片FP13にアクセ
スすることができる。そして、この場合、ファイルの断
片FP13に続くファイルの断片は存在しないから、即
ちファイルの断片FP13は、ファイルF10の最後の
部分であるから、ファイルの断片FP13には、その後
にはリンク先がない旨(EOF)が記述されたヘッダが
付加されている。従って、このヘッダを参照すること
で、ファイルF10の終了位置を認識することができ
る。
【0056】CPU1において、ファイルF10の読み
出しは、以上のようにしてファイルの断片FP11乃至
FP13に順次アクセスし、それらを結合することによ
って行われる。
【0057】非動画ファイルF20を構成するファイル
の断片FP21乃至FP23にも、非動画ファイルF1
0を構成するファイルの断片FP11乃至FP13にお
ける場合と同様のヘッダが付加されており、従って、C
PU1では、FAT#3、ファイルの断片FP11乃至
FP13のヘッダを参照することにより、ファイルの断
片FP11乃至FP13が順次読み出され、これらが結
合されることによって、ファイルF20が再生される。
【0058】なお、ヘッダは、CPU1によって付加さ
れる。
【0059】次に、図6は、FATの詳細構成例を示し
ている。なお、図6(後述する図7においても同様)に
おいて、縦の長さは8ビットに相当し、従って横方向の
1単位の長さは1バイトに相当する。
【0060】FATは、例えば39バイト単位で構成さ
れており、1つのFATによって1つのファイルが管理
される。従って、図6においては、2つのFATを示し
てあるが、これらは、それぞれ別のファイルを管理す
る。FATの先頭には、ファイル名が記述される32バ
イトのファイル名領域(File Name)が配置されてい
る。ファイルを読み出す際には、まず、このファイル名
領域が参照され、読み出すべきファイルのファイル名と
一致するものが検索される。
【0061】ファイル名領域に続いては、リンク先(リ
ンク先のファイルの先頭の位置)のトラック番号(例え
ば、ファイルの先頭がトラックTr#iに記録されてい
る場合には、#i)が記述される11ビットのリンクド
トラック領域(Linked Track)が配置されており、その
後は、4ビットの未使用領域を介して、このFATが使
用状態にあるか否かを示すフラグが記述される1ビット
のユーズドフラグ領域(Used Flag)が配置されてい
る。
【0062】ここで、リンクドトラック領域が11ビッ
トとされているのは、ハードディスク7は、上述したよ
うにトラックTr0乃至Tr1929の1930のトラ
ックを有しており、従って、そこには、トラック番号と
して、例えば0乃至1929の数字を記述することがで
きれば良いからである。なお、ハードディスク7のトラ
ック数が増加した場合には、必要に応じて、4ビットの
未使用領域を減らして、リンクドトラック領域を増加さ
せることができる。
【0063】また、ユーズドフラグ領域に記述されるフ
ラグは、FATが使用されている場合には、例えば1に
され、使用されていない場合には、例えば0とされるよ
うになされている。従って、CPU1は、ハードディス
ク7に、新たにファイルを記録する場合、このフラグを
参照し、これが0となっているFATのいずれかを、そ
の新たなファイルの管理用に使用する。そして、この
際、CPU1は、フラグを1にする。また、CPU1
は、ハードディスク7からファイルを削除する場合、そ
のファイルの管理用に使用していたFATのユーズドフ
ラグ領域に記述されているフラグを0にする。これによ
り、そのFATは、それ以後に記録されるファイルの管
理用に使用することが可能となる。
【0064】ユーズドフラグ領域の後には、リンク先
(リンク先のファイルの先頭の位置)のセクタ番号(例
えば、ファイルの先頭がセクタSec#iに記録されて
いる場合には、#i−1)が記述される6ビットのリン
クドセクタ領域(Linked Sector)が配置されており、
それに続いては、2ビットの未使用領域が配置されてい
る。
【0065】ここで、リンクドセクタ領域が6ビットと
されているのは、ハードディスク7の各トラックは、上
述したようにセクタSec1乃至Sec44の44のセ
クタを有しており、従って、そこには、セクタ番号とし
て、例えば0乃至43の数字を記述することができれば
良いからである(本実施例において、セクタは1から数
え、トラックは0から数えるようにしたのは、通常、そ
のように番号が付されることが多いからである)。な
お、ハードディスク7のセクタ数が増加した場合には、
必要に応じて、2ビットの未使用領域を減らして、リン
クドセクタ領域を増加させることができる。
【0066】2ビットの未使用領域の後には、FATが
管理するファイルの長さが記述される4バイトのファイ
ル長領域(File length)が配置されている。
【0067】次に、図7は、セクタ(ファイルが記録さ
れたセクタ)の詳細構成例を示している。セクタの構成
は、そのセクタに、ファイルまたはファイルの断片の先
頭が記録されているか、あるいは、それ以外のものが記
録されているかで異なり、セクタに、ファイルまたはフ
ァイルの断片の先頭が記録されている場合には、図7
(a)に示すように、その先頭部分には、4バイトのヘ
ッダ(Header)が付加される。1つのセクタの大きさ
は、上述したように512バイトであるから、セクタに
ヘッダが配置される場合、そのセクタの実質的な容量
は、508(=512−4)バイトとなる。
【0068】一方、セクタに、ファイルまたはファイル
の断片の先頭以外が記録されている場合、そのセクタの
構成は、図7(b)に示すように、セクタの全領域であ
る512バイトがデータ(ファイル)の記録用に使用さ
れる。
【0069】従って、例えば図5に示す場合において
は、動画ファイルMV11の先頭が記録されているトラ
ックTr1のセクタSec1、ファイルの断片FP11
の先頭が記録されているトラックTr3のセクタSec
3、ファイルの断片FP12の先頭が記録されているト
ラックTr3のセクタSec42、ファイルの断片FP
13の先頭が記録されているトラックTr1929のセ
クタSec42、ファイルの断片FP21の先頭が記録
されているトラックTr1926のセクタSec2、フ
ァイルの断片FP22の先頭が記録されているトラック
Tr1928のセクタSec3、およびファイルの断片
FP23の先頭が記録されているトラックTr1927
のセクタSec43は、図7(a)のように構成されて
いる。
【0070】また、動画ファイルMV11の先頭部分以
外が記録されているトラックTr1のセクタSec2乃
至43、ファイルの断片FP12の後半部分が記録され
ているトラックTr3のセクタSec43、ファイルの
断片FP13の後半部分が記録されているトラックTr
1929のセクタSec43、ファイルの断片FP21
の後半部分が記録されているトラックTr1926のセ
クタSec3、およびファイルの断片FP23の後半部
分が記録されているトラックTr1927のセクタSe
c44は、図7(b)のように構成されている。
【0071】セクタが、図7(a)に示すように構成さ
れる場合、ヘッダは、その先頭から、11ビットのリン
クドトラック領域(Linked Track)、4ビットの未使用
領域、1ビットのエンドオブファイル領域(EOF(End O
f File))、6ビットのリンクドセクタ領域(Linked S
ector)、2ビットの未使用領域、6ビットのセクタ長
領域(Sector Length)、2ビットの未使用領域が、順
次配置されて構成される。
【0072】リンクドトラック領域またはリンクドセク
タ領域には、図6で説明したFATにおける場合と同様
に、そのセクタに記録されているファイルの断片の後の
リンク先のトラック番号またはセクタ番号がそれぞれ記
述される。
【0073】なお、図5に示した動画ファイルMV11
のように、1トラック以内に配置することのできるファ
イルについては、そのリンク先は存在しないので、その
先頭のセクタにおけるリンクドトラック領域およびリン
クドセクタ領域の記述は行われない。但し、連続的に配
置されたファイルであっても、それが記録された領域が
複数トラックにわたる場合には、その複数トラックの間
にリンクを張る必要があるので、このような場合には、
リンクドトラック領域およびリンクドセクタ領域に、リ
ンク先が記述される。
【0074】エンドオブファイル領域には、その後のリ
ンク先が存在するか否かを示すフラグが記述される。こ
のフラグは、リンク先が存在する場合には、例えば1
に、リンク先が存在しない場合には、例えば0にされ
る。従って、このフラグが0である場合には、リンクド
トラック領域およびリンクドセクタ領域の記述は行われ
ない。
【0075】セクタ長領域には、このセクタに記録され
ているファイルの断片が、そのセクタを含めて幾つのセ
クタにわたって連続して記録されているかが記述され
る。即ち、例えば図5におけるファイルの断片FP21
であれば、それは2つのセクタにわたって連続して記録
されているので、セクタ長領域には、そのセクタの数で
ある2が記述される。また、例えば図5における動画フ
ァイルMV11については、これはセクタSec1乃至
Sec43の43のセクタにわたって連続して記録され
ているので、セクタ長領域には43が記述される。
【0076】ここで、セクタ長領域が6ビットとされて
いるのは、ハードディスク7の各トラックは、上述した
ように44のセクタを有しており、従って、連続して記
録可能なセクタの最大数が44であるため、リンクドセ
クタ領域と同様に、そこには、例えば0乃至43の数字
を記述することができれば良いからである。
【0077】なお、ファイル全体の長さがセクタ単位
(本実施例においては、512バイト)で割り切れる
(商が整数となる)ことは稀であり、ファイル全体の長
さがセクタ単位で割り切れない場合、そのファイルの最
後の部分が記録されたセクタは、その領域の途中までし
か使用されていないことになる。この場合、そのセクタ
がどこまで使用されているかを知るには、FAT(図
6)のファイル長領域(FileLength)に記述されている
ファイル長を、セクタ単位(512)で除算すれば良
い。即ち、その除算結果の剰余が、ファイルの最後の部
分が記録されたセクタが使用されている領域の大きさと
なる。
【0078】以上、本発明を、ファイルをハードディス
ク(磁気ディスク)に記録する場合について説明した
が、本発明は、この他、例えば光磁気ディスクや、その
他のランダムアクセスかつ記録再生が可能な記録媒体に
ファイルを記録する場合に適用可能である。
【0079】なお、ファイルを記録する際には、ファイ
ルが記録されていないセクタ(使用されていないセク
タ)を知る必要があるが、それは、公知の方法によって
行うことができる。即ち、例えば縦方向または横方向
に、トラック番号またはセクタ番号をそれぞれ並べた表
を作成し、ファイルが記録されている領域に対応する部
分には1を記述し、ファイルが記録されていない領域に
対応する部分には0を記述しておくようにし、この表を
参照して、ファイルが記録されていない部分を認識する
ようにすることができる。このような表は、ハードディ
スク7の所定の領域に記録しておくことができる。
【0080】また、本実施例においては、図4に示した
ステップS5において、動画ファイルを連続的に配置す
ることのできる領域を確保するようにしたが、動画ファ
イルの容量は、一般的に大きいので、そのような容量の
大きい動画ファイルを連続的に配置することのできる領
域を確保することが困難な場合がある。そこで、このよ
うな場合には、既に記録されているファイルを、適宜移
動して、領域を確保するようにすることができる。
【0081】但し、この場合、移動するファイルが容量
の大きなものであるときには、そのファイルの移動に時
間がかかり、システム全体の処理速度を低下させるおそ
れがある。そこで、このような場合には、動画ファイル
が連続的に記録されているとみなすことのできる範囲
で、フラグメントの発生を許容して、動画ファイルを配
置、記録するようにすることができる。即ち、リンクの
張られるファイルの断片を、物理的に、ある程度近い位
置に配置することができる場合に限り、動画ファイルを
ファイルの断片に分割して記録するようにすることがで
きる。従って、この場合も、動画ファイルは連続的に記
録される(とみなせる)ので、即ち動画ファイルはファ
イルの断片に分割され、連続には記録されていないが、
リンクの張られるファイルの断片どうしは近距離に位置
するように記録され、これにより、ハードディスク装置
7のヘッド(図示せず)は、そのファイルの断片間を迅
速に移動することができるので、動画ファイルを高速で
再生することができる。
【0082】なお、動画ファイルが連続的に記録されて
いるとみなすことのできる範囲をどの程度にするかは、
デバイスドライバ(ディスクドライバ)を記述するパラ
メータによって変更することができるようにしておき、
システムの設計者が実験を行い、その実験結果に基づい
て決定するようにすれば良い。
【0083】さらに、本実施例では、動画ファイルが記
録される動画領域を、ハードディスク7の外周側から内
周方向に成長させるとともに、非動画ファイルが記録さ
れる非動画領域を、ハードディスク7の内周側から外周
方向に成長させるようにしたが、この他、例えば動画領
域を、ハードディスク7の内周側から外周方向に成長さ
せるとともに、非動画領域を、ハードディスク7の外周
側から内周方向に成長させるようにすることもできる。
【0084】また、本実施例では、動画ファイルまたは
非動画ファイルを、ハードディスク7の外周または内周
側の領域に、それぞれ別々に分けて記録するようにした
が、動画ファイルまたは非動画ファイルを記録する領域
の分け方は、これに限られるものではない。即ち、例え
ばハードディスク7が複数枚の磁気ディスクで構成され
る場合には、動画ファイルと非動画ファイルとは、それ
ぞれ別の磁気ディスクに記録するようにすることができ
る。
【0085】さらに、本実施例では、動画ファイルと非
動画ファイルとの記録位置(記録領域)を別にすること
により、動画ファイルを連続的に記録しやすくするよう
にしたが、必ずしも、そのように記録位置を別にする必
要はない。
【0086】また、本実施例においては、動画ファイル
と非動画ファイルとを、それぞれ異なる配置方法によっ
て記録するようにしたが、その他、高速再生を希望する
ファイルが動画ファイルでなく、例えば非動画ファイル
のうちの静止画ファイルである場合には、静止画ファイ
ルと、それ以外の非動画ファイルおよび動画ファイルと
を、それぞれ異なる配置方法によって記録するようにす
ることが可能である。あるいは、例えば高速再生を希望
するファイルが動画ファイルおよび静止画ファイルであ
る場合には、動画ファイルおよび静止画ファイルと、静
止画ファイル以外の非動画ファイルとを、それぞれ異な
る配置方法によって記録するようにすることも可能であ
る。
【0087】さらに、本実施例では、ファイルを、その
種類に応じて、従来の場合と同様の配置方法またはファ
イルを連続的に配置する配置方法のいずれかによって記
録するようにしたが、その他の配置方法を採用すること
も可能である。
【0088】
【発明の効果】以上の如く、本発明の記録制御装置、記
録制御方法、および情報処理装置によれば、ファイルの
種類が識別され、ファイルの種類に応じて、そのファイ
ルを記録媒体に配置する配置方法を変えて、記録装置に
記録を行わせる制御が行われるので、所定の種類のファ
イルの再生を高速に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンピュータシステムの一実
施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のハードディスク7の詳細構成例を示す図
である。
【図3】ファイルが既に記録されているハードディスク
7の状態を示す図である。
【図4】図1のCPU1の処理を説明するフローチャー
トである。
【図5】ハードディスク7に記録されたファイルの管理
方法を説明するための図である。
【図6】FATのフォーマットを示す図である。
【図7】セクタのフォーマットを示す図である。
【図8】フラグメントを説明するための図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 操作部 5 CRT 6 ハードディスク装置 7 ハードディスク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイルを記録媒体に記録する記録装置
    を制御する記録制御装置であって、 前記ファイルの種類を識別する識別手段と、 前記ファイルの種類に応じて、そのファイルを前記記録
    媒体に配置する配置方法を変えて、前記記録装置に記録
    を行わせる制御を行う制御手段とを備えることを特徴と
    する記録制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記ファイルが動画フ
    ァイルである場合、前記動画ファイルが前記記録媒体に
    連続的に配置されるように、前記記録装置を制御し、前
    記ファイルが動画ファイル以外の非動画ファイルである
    場合、フラグメントの発生を許容して、前記非動画ファ
    イルが前記記録媒体に配置されるように、前記記録装置
    を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記ファイルが動画フ
    ァイルである場合のみ、前記動画ファイルを前記記録媒
    体に連続的に配置するための領域を確保し、その領域
    に、前記動画ファイルが記録されるように、前記記録装
    置を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記ファイルの種類に
    応じて、前記ファイルを記録する領域を分けて記録が行
    われるように、前記記録装置を制御することを特徴とす
    る請求項1に記載の記録制御装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体は、ディスク状の記録媒体
    であるディスク状記録媒体であり、 前記制御手段は、前記ファイルが動画ファイルである場
    合、前記動画ファイルが記録される動画領域が、前記デ
    ィスク状記録媒体の内周から外周方向、または外周から
    内周方向に成長するように、前記記録装置を制御し、前
    記ファイルが動画ファイル以外の非動画ファイルである
    場合、前記非動画ファイルが記録される非動画領域が、
    前記動画領域が成長する方向とは反対の方向に成長する
    ように、前記記録装置を制御することを特徴とする請求
    項1に記載の記録制御装置。
  6. 【請求項6】 前記動画領域は、前記ディスク状記録媒
    体の内周側または外周側から成長し、 前記非動画領域は、前記ディスク状記録媒体の、前記動
    画領域とは逆側から成長することを特徴とする請求項5
    に記載の記録制御装置。
  7. 【請求項7】 前記記録装置は、磁気ディスク装置また
    は光磁気ディスク装置であることを特徴とする請求項1
    に記載の記録制御装置。
  8. 【請求項8】 ファイルを記録媒体に記録する記録装置
    を制御する記録制御方法であって、 前記ファイルの種類を識別し、 前記ファイルの種類に応じて、そのファイルを前記記録
    媒体に配置する配置方法を変えて、前記記録装置に記録
    を行わせる制御を行うことを特徴とする記録制御方法。
  9. 【請求項9】 所定の処理を行う中央演算処理装置を有
    する情報処理装置であって、少なくともファイルを記録
    媒体に記録する記録装置を制御する情報処理装置におい
    て、 前記ファイルの種類を識別する識別手段と、 前記ファイルの種類に応じて、そのファイルを前記記録
    媒体に配置する配置方法を変えて、前記記録装置に記録
    を行わせる制御を行う制御手段とを備えることを特徴と
    する情報処理装置。
JP7027955A 1995-02-16 1995-02-16 記録制御装置、および記録制御方法、並びに情報処理装置 Abandoned JPH08221303A (ja)

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