JPH08220919A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH08220919A
JPH08220919A JP4355895A JP4355895A JPH08220919A JP H08220919 A JPH08220919 A JP H08220919A JP 4355895 A JP4355895 A JP 4355895A JP 4355895 A JP4355895 A JP 4355895A JP H08220919 A JPH08220919 A JP H08220919A
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JP
Japan
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roller
oil
fixing device
applying
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP4355895A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Hinokigaya
敏明 桧ケ谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイル塗布ローラに付着した異物を効率的に
除去するためにオイル塗布ローラにオイル供給ローラ及
びクリーニングローラを夫々連れ回りさせるようにした
定着装置において、従来構造の定着器に機構的な大幅改
造を加えることなく、オイル塗布ローラから加熱ローラ
に対するオイル塗布量がコピー枚数の多寡によって不足
したり、過剰となる事態の発生を防止するようにした定
着装置を提供する。 【構成】 外周面で互いに圧接しながら回転する加熱ロ
ーラ1及び加圧ローラ2と、該加熱ローラ外周面に接触
して加熱ローラにオイルを塗布するオイル塗布ローラ5
と、該オイル塗布ローラの外周面に圧接するオイル供給
ローラ7と、を備えた定着装置に於いて、上記オイル供
給ローラは、上記オイル塗布ローラに連れ回りすると共
に、該オイル供給ローラには連れ回りを規制する制動手
段20が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ装置等のように電子写真式の画像形成部を備え
た画像形成装置に用いられる定着装置の改良に関し、特
に未定着トナーを記録紙上に熱溶融定着させる定着装置
に於いて、定着装置を構成する加熱ローラにオイルを供
給するオイル塗布ローラに付着した異物が加熱ローラに
逆付着し、その結果記録紙がトナー汚れを起こして画質
を低下させるという不具合を解決することができる定着
装置に関する。更に詳しくは、オイル塗布ローラへのオ
イル供給量の過不足を解消することができる定着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成部を備えた複写
機、プリンタ、ファクシミリ装置等々の画像形成装置で
は、原稿反射光等の光学的な画像情報を予め一様に帯電
した感光体上に照射することによって得た静電潜像に、
現像装置からトナーを供給して可視像化し、このトナー
像を記録紙上に転写した後で定着装置に通紙して熱定着
を行っている。この定着装置は、内部にヒータを備えた
加熱ローラと、この加熱ローラの外周面に圧接する加圧
ローラを有し、両ローラ間を通過する転写済み記録紙を
加圧しながら加熱することにより、トナー像の定着を行
っている。
【0003】上記従来の定着装置においては、加熱ロー
ラへのトナーの付着と、それに起因したオフセットの発
生(定着能力の低下)を防止する為に、加熱ローラの外
周面に高粘度のシリコンオイルを含浸したオイル塗布手
段、或はローラ内に設けたオイルタンクから染み出る微
量のオイルをフェルトを介して塗布するオイル塗布手段
を圧接させてオイル膜を形成することが行われている
が、このオイル塗布手段は加熱ローラと常時接触する
為、加熱ローラ周面に付着したトナー、紙粉等の異物が
オイル塗布手段側に転写してしまい、オイルを均一に塗
布する能力の低下を来すばかりでなく、オイル塗布手段
側に徐々に蓄積した異物が逆に加熱ローラ側に逆流し、
最後に記録紙に付着して画質の低下をもたらすという不
具合があった(特開昭61−109084号、62−5
284号、1−120171号、3−114064号公
報)。
【0004】即ち、図4は従来の定着装置の構成説明図
であり、未定着トナーTを有した記録紙Pが図面右方に
位置する画像形成部から搬送されてきて、加熱ローラ1
と加圧ローラ2のニップ部に進入すると、記録紙P上の
トナーTが紙上に定着され、定着装置の左方に位置する
図示しない排紙ユニットに排出される。通常、トナーT
を保持した記録紙Pは定着ローラ1の熱によって溶かさ
れて記録紙に融着する。しかし、加熱ローラ1の表面の
離型性が悪い場合には一部のトナーが加熱ローラ1の表
面に付着し、微量オフセットを起こす。このための対策
として、加熱ローラ1にシリコンオイルが内填されたオ
イル塗布ローラ5を圧接してシリコンオイルを常時加熱
ローラ1に供給してその離型性を高め、オフセットを防
止することが行われている。
【0005】しかし、このようにオイル塗布ローラ5を
用いても完全にオフセットを防止することは困難であ
り、依然として微量オフセットが加熱ローラ1に残る。
この為、オイル塗布ローラ5がクリーニングローラを兼
ねる結果となり、使用して行くに従い、オイル塗布ロー
ラ5が汚れを起こし、オイル塗布量の減少、並びにクリ
ーニングローラ(図4には図示しない、加熱ローラに直
接接触するクリーニングローラ)に付着したトナーの加
熱ローラ1への再転写が発生し、画像汚れを起こす。
【0006】このようなところから、図4に示す様にオ
イル塗布ローラ5に対してクリーニングローラ6を圧接
させて連れ回りさせると共に、オイル塗布ローラ5自体
には、オイルタンクを備えずにオイル供給ローラ7から
オイル塗布ローラ5にオイルを供給させるようにした定
着装置が本出願人によって提案されている。この定着装
置に於ては、クリーニングローラ6によってオイル塗布
ローラ5に付着したトナー等の異物を除去する様にして
いる。符号3はヒータ、4は温度検知用のサーミスタ、
8は分離爪、9、10は排紙ガイド、11は分離爪スプ
リング、12は排紙コロ、13は入口ガイド、14はオ
イル供給ユニットである。
【0007】この定着装置は、オイル塗布ローラ5、ク
リーニングローラ6、オイル供給ローラ7をアイドラロ
ーラとして、加熱ローラからの駆動力によって連れ回り
させており、この機構によればかなりの高い確率でオフ
セットの発生を防止でき、実用性が極めて高いが、一本
のオイル塗布ローラ5が単位時間内に加熱ローラに対し
てオイルを供給できる量は限られている。このため、オ
イル少量コピー時に適した少ないオイル塗布量に設定し
ておくと、大量にコピーをとった時にはオイルが供給不
足に陥り、また大量コピー時に適した多量のオイル塗布
量に設定しておくと、少量コピー時にオイルの過剰塗布
となり、記録紙のオイル汚れが発生するという不具合が
ある。
【0008】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、オイル塗布ローラに付着した異物を効率的に除去す
るためにオイル塗布ローラにオイル供給ローラ及びクリ
ーニングローラを夫々連れ回りさせるようにした定着装
置において、従来構造の定着器に機構的な大幅改造を加
えることなく、オイル塗布ローラから加熱ローラに対す
るオイル塗布量がコピー枚数の多寡によって不足した
り、過剰となる事態の発生を防止するようにした定着装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明は、外
周面で互いに圧接しながら回転する加熱ローラ及び加圧
ローラと、該加熱ローラ外周面に接触して加熱ローラに
オイルを塗布するオイル塗布ローラと、該オイル塗布ロ
ーラの外周面に圧接するオイル供給ローラと、を備えた
定着装置に於いて、上記オイル供給ローラは、上記オイ
ル塗布ローラに連れ回りすると共に、該オイル供給ロー
ラには連れ回りを規制する制動手段が設けられているこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】以上のように構成した為、オイル塗布ローラ表
面のオイルの量の多寡に応じてオイル供給ローラは自動
的に回転を停止、減速、増速させることが可能となり、
常に最適量のオイルを供給することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例
を詳細に説明する。図1は本発明の定着装置の一実施例
の構成説明図であり、この定着装置は、内部にヒータ3
を有した加熱ローラ1と、加熱ローラ1と圧接する加圧
ローラ2と、加熱ローラ1の表面温度を検知するサーミ
スタ4と、加熱ローラ1の表面に圧接して摩擦力により
連れ回りするオイル塗布ローラ5と、オイル塗布ローラ
5の表面に圧接して連れ回りするクリーニングローラ6
と、オイル塗布ローラ5の表面に圧接しオイル塗布ロー
ラ5に連れ回りするオイル供給ローラ7と、オイル供給
ローラ7の回転に制動を与える制動手段20を有する。
他の構成は図4の従来例と同様である。
【0012】加熱ローラ1はアルミ製のジャーナル部の
表面にフッ素樹脂加工を施したものであり、フッ素樹脂
としては、PFA、PTFA等を用いる。オイル塗布ロ
ーラ5としては、表層がPFA、PTFA等のフッ素樹
脂、又はシリコンゴム系の弾性体からなっているものを
用い、トナーが付着しにくく、且つシリコンオイルが供
給し易いものである。クリーニングローラ6は金属ロー
ラの表面にフッ素ゴムを10〜100μmコーティング
したローラである。オイル供給ローラ7は、表面がPT
FAの樹脂からなり、内部にオイルタンクを備えてい
る。表面のPTFEには微細な穴が形成され、この穴か
ら微少なシリコンオイルが染み出てきてオイル塗布ロー
ラ5の表面にシリコンオイルを塗布する。
【0013】本実施例では、オイル供給ローラ7に制動
手段20を取付けることにより、コピー枚数の多寡に応
じてオイル供給ローラの回転を制限したり、促進させる
ことによりオイル塗布ローラ、ひいては加熱ローラ1に
対するオイル供給量を増減させることが可能となる。本
発明では、オイル塗布ローラ5の表面のオイル量が十分
にある間は上記制動手段20からの制動力によってオイ
ル供給ローラ7はオイル塗布ローラ5表面とスリップし
て回転しない一方で、オイル塗布ローラ表面のオイルが
枯渇してきた場合にはオイル供給ローラ7との間の摩擦
抵抗が増大する為に上記制動力に抗して連れ回りできる
様に構成されている。オイル供給ローラが回転していな
い時にはオイルは供給されないが、回転している時には
オイルがオイル塗布ローラ表面に供給されることとな
る。つまり、本発明では、加熱ローラ表面のオイルの消
費量の多寡に応じて、自動的にオイル塗布ローラに対す
るオイル供給量を調整することができるので、オイル塗
布ローラ5の表面に対する異物(トナー、紙粉等)の付
着を防止でき、クリーニングローラ6による除去効率を
高めることができる。また、加熱ローラ1に対しても十
分な量のオイルを供給することが可能となる。
【0014】なお、オイル供給ローラ7の外周面からの
オイルしみ出し量は、軸方向中央部が多く、軸方向端部
が少なくなる様に構成されている。その理由は、軸方向
全長に渡って均一量がしみ出すように構成すると、小サ
イズ記録紙だけが連続通紙された時に非通紙部分(外側
部分)にオイルが溜り、次のコピー時にオイルが溜った
部分に幅広の記録紙が接するとオイル汚れが発生するの
で、記録紙のサイズの大小に関係なく常に通紙される領
域である中央部だけのオイルしみ出し量を多くし、軸方
向両端部を少なくしているのである。
【0015】図2は上記制動手段の一例の構成説明図で
あり、オイル供給ローラ7の軸7aを側板25により支
持された軸受26によって回転自在に支持した場合に、
ローラ7の端面に摩擦板30を一体化すると共に、側板
25側に該摩擦板30と摺動する弾性体31を配置し、
摩擦板30と弾性体31との間の摩擦抵抗力によりオイ
ル供給ローラ7を制動する様に構成している。摩擦抵抗
力は、摩擦板30と弾性体31の各表面摩擦係数を異な
らせることにより調整可能である。
【0016】以上の構成に於て、通紙枚数が増大した結
果、オイル塗布ローラ5の表面のオイル量が減少した場
合には、オイル塗布ローラ5とオイル供給ローラ7との
間の接触部における摩擦抵抗が増大する為、オイル供給
ローラ7は制動手段20の制動力に抗して回転し、オイ
ル塗布ローラ5表面にオイルを供給する。これに対し
て、オイル塗布ローラ表面のオイル量が適正である場
合、或は過剰になった場合には、オイル塗布ローラ表面
のオイルによってオイル供給ローラ7がスリップすると
同時に制動手段20により回転が抑制(完全停止、或は
回転速度低下)されるので、オイル供給ローラからのオ
イルの供給は停止、或は減少する。このため、オイル塗
布ローラ表面の現実のオイル量の多寡に応じて常に適正
なオイル供給状態を実現することが可能となる。図3は
従来例との比較で本発明によるオイル供給量の変化を示
す図であり、この図からも明らかな様に制動手段を設け
ることにより、常に必要量のオイルを供給することが可
能となる。
【0017】
【発明の効果】以上の様に本発明の定着装置に於いて
は、外周面で互いに圧接しながら回転する加熱ローラ1
及び加圧ローラ2と、該加熱ローラ外周面に接触して加
熱ローラにオイルを塗布するオイル塗布ローラ5と、該
オイル塗布ローラ5の外周面に夫々圧接するクリーニン
グローラ6及びオイル供給ローラ7と、を備えた定着装
置に於いて、上記クリーニングローラ及びオイル供給ロ
ーラは、上記オイル塗布ローラに連れ回りすると共に、
該オイル供給ローラには連れ回りを規制する制動手段を
設けた。この為、オイル塗布ローラ表面のオイルの量の
多寡に応じてオイル供給ローラは自動的に回転を停止、
減速、増速させることが可能となり、常に最適量のオイ
ルを供給することが可能となる。還元すれば、従来構造
の定着器に機構的な大幅改造を加えることなく、オイル
塗布ローラから加熱ローラに対するオイル塗布量がコピ
ー枚数の多寡によって不足したり、過剰となる事態の発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の定着装置の構成説明図。
【図2】図1の実施例の要部構成説明図。
【図3】本発明の効果を示す図。
【図4】従来例の説明図。
【符号の説明】
1 加熱ローラ、2 加圧ローラ、3 ヒータ、4 サ
ーミスタ、5 オイル塗布ローラ、6 クリーニングロ
ーラ、7 オイル供給ローラ、20 制動手段、25
側板、26 軸受、30 摩擦板、31 弾性体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面で互いに圧接しながら回転する加
    熱ローラ及び加圧ローラと、該加熱ローラ外周面に接触
    して加熱ローラにオイルを塗布するオイル塗布ローラ
    と、該オイル塗布ローラの外周面に圧接するオイル供給
    ローラと、を備えた定着装置に於いて、 上記オイル供給ローラは、上記オイル塗布ローラに連れ
    回りすると共に、該オイル供給ローラには連れ回りを規
    制する制動手段が設けられていることを特徴とする定着
    装置。
JP4355895A 1995-02-08 1995-02-08 定着装置 Pending JPH08220919A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4355895A JPH08220919A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4355895A JPH08220919A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 定着装置

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JPH08220919A true JPH08220919A (ja) 1996-08-30

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ID=12667088

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JP4355895A Pending JPH08220919A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 定着装置

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