JPH08220034A - 吸着剤の吸水状態検知装置 - Google Patents

吸着剤の吸水状態検知装置

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JPH08220034A
JPH08220034A JP2404795A JP2404795A JPH08220034A JP H08220034 A JPH08220034 A JP H08220034A JP 2404795 A JP2404795 A JP 2404795A JP 2404795 A JP2404795 A JP 2404795A JP H08220034 A JPH08220034 A JP H08220034A
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武男 吉岡
Hiroyuki Hirakawa
宏之 平河
Yoshinobu Numa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器の設置現場でも容易に吸着剤の吸水状態
を検知することが可能な吸着剤の吸水状態検知装置を得
る。 【構成】 所定の容積を有する容器1と、この容器1の
一端側に連結され先端に開口2aが形成された細管2
と、容器1に連結され吸引することにより細管2の開口
2aを介して容器1内に気体を吸入する吸引器3と、容
器1内に収容され吸入された気体に含まれる水分を検知
する水分検知器4と、この水分検知器4で検知される水
分の濃度を表示する水分濃度表示器5とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばSF6ガス絶
縁機器内におけるSF6ガス中に含まれる水分および分
解ガスの量を、管理値以内に抑えるために機器容器内に
封入される合成ゼオライト等のような吸着剤の吸水状態
を、容易に検知することができる吸着剤の吸水状態検知
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばSF6ガス絶縁機器等の
ように、機器の内部に絶縁性ガスを封入して絶縁特性を
保持するガス絶縁機器においては、絶縁性ガス中に含ま
れる水分および分解ガスの量は機器の絶縁特性に大きな
影響を与えるので、管理値以内に抑えておく必要があ
る。このため、各機器内には吸着剤が収納され、これら
水分および分解ガスを吸着することにより、絶縁性ガス
中に含まれる水分および分解ガスの量が管理値を越えな
いように管理されている。
【0003】したがって、これらの吸着剤は機器内に収
納される時点において、吸水状態を十分に検査して出来
るだけ含水量の低い吸着剤を機器内に収納する必要があ
る。そして、これら吸着剤の吸水状態を表示する一つの
方法として、塩化コバルトを顕湿用呈色指示薬とした青
色シリカゲルが、一般に市販され良く知られている。こ
のシリカゲルは、乾燥状態では青色を呈し、吸湿状態で
はピンク色を呈する指示薬としての塩化コバルトを含浸
した粒子と、塩化コバルトを含有しない粒子とを混合し
たものが製品として出荷されている。
【0004】そして、このようなシリカゲルでは、相対
湿度RH30%・20℃における水蒸気圧は、20℃に
おける水の飽和水蒸気圧を17.5mmHgとすると、 (17.5×0.30)/760×106=6900ppm(vol) となる。したがって、例えば0.6MPa封入のSF6
ガス絶縁機器では、 6900/6=1150ppm(vol) となるが、この値は「電気協同研究Vol33、No.
4」(昭和52年10月)において、SF6ガス絶縁機
器保守基準として示される管理値300ppm(vo
l)を大幅に越え、SF6ガス絶縁機器に使用するのは
適切と言えない。
【0005】このような点から、SF6ガス中の水分量
を低く抑え、且つ分解ガスの吸着特性にも優れた合成ゼ
オライトが使用される。そして、この合成ゼオライトは
25℃において15wt%吸湿しても、大気圧下で、 0.1(mmHg)/760×106=132ppm(vol) の水分濃度を保つことができ、0.6MPa封入のSF
6ガス雰囲気内では、 132/6=22ppm(vol) に水分濃度を維持することができ、SF6ガス絶縁機器
に使用するものには適している。
【0006】しかしながら、合成ゼオライトの含水状態
を外部からの目視で判断することは出来ないので、一旦
開封してその一部を取り出し後述の測定方法で検知する
必要があるため、開封後の保管が適切でないと、誤って
含水状態の高い合成ゼオライトを機器内に収納するとい
う心配もあった。
【0007】すなわち、吸着剤の吸水率の測定は、原理
的には吸着剤を200℃以上に加熱し、この際に放出さ
れる水分をP25トラップで捕集し、この重量増から乾
燥状態の吸着剤重量に対する捕集した水分の重さの比
率、すなわち吸水率から含水状態を知ることができる。
同様に市販の水分計を用いることも可能であるが、例え
ばSF6ガス雰囲気中で使用されていたものについて
は、前処理としてSF6を除去する必要があるため、い
ずれにしても、設備の整った実験室レベルでは容易であ
るが、例えばSF6ガス絶縁機器等のように、設置され
た現場で測定する場合には作業が繁雑となる。
【0008】又、SF6ガス絶縁機器内の水分量測定に
は、例えば露点計式水分計を用いることができる。この
場合、機器のSF6ガス流入出口にこの水分計を接続
し、流入出するSF6ガスの一部を直接水分計に導入し
て、SF6ガス中に含まれる水分量を検知することによ
って、吸着剤が効果的に作用しているか否かを知ること
ができるが、吸着剤の効果が現れる平衡状態になるまで
に長時間を要する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来、吸着剤の吸水状
態を検知する方法として、塩化コバルト含浸シリカゲル
に代わる顕湿剤がないのにもかかわらず、これがSF6
ガス絶縁機器保守基準の管理値を大幅に越えて使用でき
ないため、点検時に機器内が一旦大気中に開放される
と、その度にSF6ガス絶縁機器保守基準の管理値以内
に収まる合成ゼオライトに更新するようにしているの
で、非常に不経済であり、又、市販の水分計を使用する
場合には、設置現場における作業が繁雑で、長時間を要
する等の問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、経済的で且つ機器の設置現場で
も容易に吸着剤の吸水状態を検知することが可能な吸着
剤の吸水状態検知装置を提供することを目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る吸着剤の吸水状態検知装置は、所定の容積を有する容
器と、この容器の一端側に連結され先端に開口が形成さ
れた細管と、容器に連結され吸引することにより細管の
開口を介して容器内に気体を吸入する吸引器と、容器内
に収容され吸入された気体に含まれる水分を検知する水
分検知器と、この水分検知器で検知される水分の濃度を
表示する水分濃度表示器とを備えたものである。
【0012】又、この発明の請求項2に係る吸着剤の吸
水状態検知装置は、請求項1において、細管の先端を収
納容器内の吸着剤槽の内部に挿入するようにしたもので
ある。
【0013】又、この発明の請求項3に係る吸着剤の吸
水状態検知装置は、請求項2において、吸着剤として合
成ゼオライトを適用したものである。
【0014】又、この発明の請求項4に係る吸着剤の吸
水状態検知装置は、請求項3において、合成ゼオライト
はSF6ガス雰囲気中で使用するようにしたものであ
る。
【0015】又、この発明の請求項5に係る吸着剤の吸
水状態検知装置は、請求項2において、収納容器を吸水
状態検知時に水分透過性の小さいシートで覆うようにし
たものである。
【0016】又、この発明の請求項6に係る吸着剤の吸
水状態検知装置は、請求項1において、容器および細管
を金属部材で形成し少なくとも内面を平滑処理したもの
である。
【0017】又、この発明の請求項7に係る吸着剤の吸
水状態検知装置は、請求項1において、細管を容器に対
して着脱自在にしたものである。
【0018】又、この発明の請求項8に係る吸着剤の吸
水状態検知装置は、請求項1において、吸引器を可撓部
材でスポイト状に形成し操作部の伸縮により気体を容器
へ吸入、排出するようにしたものである。
【0019】又、この発明の請求項9に係る吸着剤の吸
水状態検知装置は、請求項8において、操作部の延在方
向を容器に対して自在としたものである。
【0020】
【作用】この発明の請求項1における吸着剤の吸水状態
検知装置は、吸引器により細管の先端の開口より容器内
に気体を吸入し、水分検知器でこの気体中に含まれる水
分を検知するとともに、この水分の濃度を水分濃度表示
器で表示する。
【0021】又、この発明の請求項2における吸着剤の
吸水状態検知装置は、細管の先端を吸着剤の内部に挿入
して、吸着剤とほぼ平衡状態にある気体を容器内に導入
する。
【0022】又、この発明の請求項3における吸着剤の
吸水状態検知装置は、細管の先端を合成ゼオライトの内
部に挿入して、合成ゼオライトとほぼ平衡状態にある気
体を容器内に導入する。
【0023】又、この発明の請求項4における吸着剤の
吸水状態検知装置は、細管の先端を合成ゼオライトの内
部に挿入して、合成ゼオライトとほぼ平衡状態にあるS
6ガスを容器内に導入する。
【0024】又、この発明の請求項5における吸着剤の
吸水状態検知装置は、吸水状態検知時に収納容器を水分
透過性の小さいシートで覆って風の影響等を防止する。
【0025】又、この発明の請求項6における吸着剤の
吸水状態検知装置は、容器および細管の内面を平滑処理
することにより、水分が内面に吸着するのを阻止する。
【0026】又、この発明の請求項7における吸着剤の
吸水状態検知装置は、細管を容器に対して着脱自在とす
ることにより、測定個所の条件に応じた寸法の細管の適
用を可能にする。
【0027】又、この発明の請求項8における吸着剤の
吸水状態検知装置は、操作部の伸縮により気体を容器へ
吸入、排出する。
【0028】又、この発明の請求項9における吸着剤の
吸水状態検知装置は、操作部の延在方向を容器に対して
自在とすることにより操作性を容易にする。
【0029】
【実施例】 実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1における吸着剤の吸水状
態検知装置の構成を示す図、図2は図1における吸着剤
の吸水状態検知装置の使用状態を示す図である。図にお
いて、1は所定の容積を有する容器、2はこの容器1の
一端に連結され先端に開口2aが形成された細管で、こ
れら容器1および細管2はそれぞれ例えばステンレス等
の金属部材で成り、内面が例えば鏡面仕上げ等により平
滑処理されている。
【0030】3は容器1の他端に連結され、可撓部材に
よりスポイト状に形成された吸引器で、操作部3aを伸
縮させることにより、細管1の開口1aから容器2へ気
体を吸入、排出する。4は容器1内に収容され吸入され
た気体に含まれる水分を検知する水分検知器、5はこの
水分検知器4で検知される水分の濃度を表示する水分濃
度表示器、6はSF6ガス7が封入されたSF6ガス絶縁
機器の器壁、8はこの器壁6の内面に取り付けられ、吸
着剤としての合成ゼオライトの粒子9が充填収納された
収納容器で、器壁に細管2が貫通可能な穴8aが複数個
設けられている。
【0031】次に上記のように構成される実施例1にお
ける吸着剤の吸水状態検知装置を使用した検知動作につ
いて説明する。まず、内部点検等でSF6ガス絶縁機器
内のSF6ガス7が回収され大気と置換された状態で、
図2に示すように細管2を収納容器8の穴8aから貫通
させて挿入し、開口2aを合成ゼオライトの粒子9の層
中央部に位置させる。次いで、吸引器3の操作部3aを
伸長させることにより、合成ゼオライトの粒子9のほぼ
層中央部の気体を容器1内へ吸入して、容器1内の残留
気体と置換する。そして、この容器1内に置換された気
体中に含まれる水分を水分検知器4で検知し、検知され
た水分の濃度を水分濃度表示器5で表示する。
【0032】このように上記実施例1によれば、細管2
の開口2aを収納容器8に充填された合成ゼオライトの
粒子9のほぼ層中央部に位置させ、この部分の合成ゼオ
ライトの粒子9とほぼ平衡状態にある気体を容器1内に
導入して水分を検知するようにしているので、合成ゼオ
ライトの吸水状態を容易に且つ正確に検知することがで
きる。
【0033】又、上記のような構成とすることにより、
合成ゼオライトを使用しても吸水状態を容易に検知する
ことができるようになるので、SF6ガス絶縁機器保守
基準の管理上も適用可能となり、SF6ガスが残留して
いる雰囲気でも使用可能となる。
【0034】又、容器1および細管2を金属部材で形成
し、内面を平滑処理しているので、水分が内面に吸着し
難くなり、また、吸着しても容易に離脱するようになる
ため、細管2から導入される水分の全てを検知すること
ができ、正確な水分の検知が可能となる。
【0035】又、吸引器3を可撓部材で形成し、操作部
3aの延在方向を容器1に対して自在としているので、
例えば図1に示す状態から図2に示す状態へというよう
に、検知状態により操作部3aの延在方向を変えること
ができるため、作業性の向上が図れ、さらに又、可撓部
材でスポイト状にしているので、容器1内の気体の置換
を簡単な構造で容易に行うことができる。
【0036】実施例2.尚、上記実施例1によれば、容
器1と細管2とが一体化した場合について説明したが、
図3にその要部を示すように、細管10の根元部をテー
パ状にして、容器11に対して着脱自在とすることによ
り、異なる寸法のものとの交換が可能となるため、例え
ば合成ゼオライトの粒子が収納される収納容器を布製袋
で構成する場合等には、さらに細い寸法の細管が必要と
なるが、このような場合にも対応が可能となる。
【0037】実施例3.図4はこの発明の実施例3にお
ける吸着剤の吸水状態検知装置の使用状態を示す図であ
る。図において、図2に示す実施例1における場合と同
様な部分は同一符号を付して説明を省略する。12は例
えばビニル樹脂等のように水分透過性の小さい部材で成
るシート部材で、収納容器8を覆うように配設されてい
る。
【0038】このように上記実施例3によれば、水分透
過性の小さい部材でなるシート部材12で、収納容器8
を覆って検知作業をするようにしているので、現地にお
いて屋外作業を行う際に、もし風が吹いていても、風の
影響を受けることなく正確に吸水状態を検知することが
できる。
【0039】実施例4.尚、上記各実施例では、水分濃
度表示器5の表示については詳述しなかったが、水分濃
度表示は例えば露点で表示するようにしても良い。この
場合、−50℃の露点では、雰囲気温度25℃として吸
水率は13wt%近くになり、機器の運転による温度上
昇を考えると不適当であるが、−70℃の露点では、吸
水率が6wt%以下となり、機器の運転による温度上昇
を考慮しても充分な状態であるので、この場合は吸着剤
の継続使用が可能であると判断することができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、所定の容積を有する容器と、この容器の一端側に
連結され先端に開口が形成された細管と、容器に連結さ
れ吸引することにより細管の開口を介して容器内に気体
を吸入する吸引器と、容器内に収容され吸入された気体
に含まれる水分を検知する水分検知器と、この水分検知
器で検知される水分の濃度を表示する水分濃度表示器と
を備えたので、経済的で且つ機器の設置現場でも容易に
吸着剤の吸水状態を検知することが可能な吸着剤の吸水
状態検知装置を提供することができる。
【0041】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、細管の先端を収納容器内の吸着剤槽の内部
に挿入するようにしたので、経済的で且つ機器の設置現
場でも容易に吸着剤の吸水状態を検知することが可能で
あることは勿論のこと、より正確な吸水状態の検知が可
能な吸着剤の吸水状態検知装置を提供することができ
る。
【0042】又、この発明の請求項3によれば、請求項
2において、吸着剤として合成ゼオライトを適用したの
で、SF6ガスが残留している雰囲気でも使用可能な吸
着剤の吸水状態検知装置を提供することができる。
【0043】又、この発明の請求項4によれば、請求項
3において、合成ゼオライトはSF6ガス雰囲気中で使
用するようにしたので、SF6ガス絶縁機器保守基準の
管理値以内で適用が可能な吸着剤の吸水状態検知装置を
提供することができる。
【0044】又、この発明の請求項5によれば、請求項
2において、収納容器を吸水状態検知時に水分透過性の
小さいシートで覆うようにしたので、風の影響を受ける
ことなく正確な吸水状態の検知が可能な吸着剤の吸水状
態検知装置を提供することができる。
【0045】又、この発明の請求項6によれば、請求項
1において、容器および細管を金属部材で形成し少なく
とも内面を平滑処理したので、経済的で且つ機器の設置
現場でも容易に吸着剤の吸水状態をより正確に検知する
ことが可能な吸着剤の吸水状態検知装置を提供すること
ができる。
【0046】又、この発明の請求項7によれば、請求項
1において、細管を容器に対して着脱自在としたので、
経済的で且つ機器の設置現場でも容易に吸着剤の吸水状
態を検知することが可能であることは勿論のこと、汎用
性の向上が可能な吸着剤の吸水状態検知装置を提供する
ことができる。
【0047】又、この発明の請求項8によれば、請求項
1において、吸引器を可撓部材でスポイト状に形成し操
作部の伸縮により気体を容器へ吸入、排出するようにし
たので、経済的で且つ機器の設置現場でも容易に吸着剤
の吸水状態を検知することが可能であることは勿論のこ
と、簡単な構造で容器内の気体の置換が可能な吸着剤の
吸水状態検知装置を提供することができる。
【0048】又、この発明の請求項9によれば、請求項
8において、操作部の延在方向を容器に対して自在とし
たので、作業性の向上が可能な吸着剤の吸水状態検知装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における吸着剤の吸水状
態検知装置の構成を示す図である。
【図2】 図1における吸着剤の吸水状態検知装置の使
用状態を示す図である。
【図3】 この発明の実施例2における吸着剤の吸水状
態検知装置の要部を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施例3における吸着剤の吸水状
態検知装置の使用状態を示す図である。
【符号の説明】
1,11 容器、2,10 細管、2a,10a 開
口、3 吸引器、3a 操作部、4 水分検知器、5
水分濃度表示器、8 収納容器、8a 穴、9 合成ゼ
オライトの粒子(吸着剤)、12 シート部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉岡 武男 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 平河 宏之 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 沼 芳伸 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社伊丹製作所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の容積を有する容器と、この容器の
    一端側に連結され先端に開口が形成された細管と、上記
    容器に連結され吸引することにより上記細管の開口を介
    して上記容器内に気体を吸入する吸引器と、上記容器内
    に収容され上記吸入された気体に含まれる水分を検知す
    る水分検知器と、この水分検知器で検知される水分の濃
    度を表示する水分濃度表示器とを備えたことを特徴とす
    る吸着剤の吸水状態検知装置。
  2. 【請求項2】 細管の先端は収納容器内の吸着剤層の内
    部に挿入されていることを特徴とする請求項1記載の吸
    着剤の吸水状態検知装置。
  3. 【請求項3】 吸着剤は合成ゼオライトであることを特
    徴とする請求項2記載の吸着剤の吸水状態検知装置。
  4. 【請求項4】 合成ゼオライトはSF6ガス雰囲気中で
    使用されることを特徴とする請求項3記載の吸着剤の吸
    水状態検知装置。
  5. 【請求項5】 収納容器は吸着剤の吸水状態検知時に水
    分透過性の小さいシートで覆うようにしたことを特徴と
    する請求項2記載の吸着剤の吸水状態検知装置。
  6. 【請求項6】 容器および細管は金属部材でなり少なく
    とも内面が平滑処理されていることを特徴とする請求項
    1記載の吸着剤の吸水状態検知装置。
  7. 【請求項7】 細管は容器に対して着脱自在であること
    を特徴とする請求項1記載の吸着剤の吸水状態検知装
    置。
  8. 【請求項8】 吸引器は可撓部材でスポイト状に形成さ
    れ操作部の伸縮により気体の容器への吸入、排出を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の吸着剤の吸水状態検知
    装置。
  9. 【請求項9】 操作部の延在方向が容器に対して自在で
    あることを特徴とする請求項8記載の吸着剤の吸水状態
    検知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001305123A (ja) * 2000-04-25 2001-10-31 Tokyo Gas Co Ltd 燃料ガス中硫黄化合物吸着剤の寿命判定方法
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JP4674216B2 (ja) * 2007-01-29 2011-04-20 オリオン機械株式会社 吸着材の吸着容量測定装置

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