JPS6339624Y2 - - Google Patents

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JPS6339624Y2
JPS6339624Y2 JP15762181U JP15762181U JPS6339624Y2 JP S6339624 Y2 JPS6339624 Y2 JP S6339624Y2 JP 15762181 U JP15762181 U JP 15762181U JP 15762181 U JP15762181 U JP 15762181U JP S6339624 Y2 JPS6339624 Y2 JP S6339624Y2
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JP
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gas
front column
fluorocarbon
moisture
assembly
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JP15762181U
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JPS5862246U (ja
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  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスリーク測定用組体、更に詳しくは
SF6およびフロロカーボンガスリークガス測定用
の組体に関する。
近年ガス状絶縁媒体としてSF6が注目され、例
えば電気機器等のガス状絶縁媒体として広く使用
されている。当然のことながらSF6絶縁媒体が正
常の機能を果すためには電気機器中に気密に保持
される必要があり、SF6ガスの漏洩の有無はSF6
リーク量測定器により測定される。代表的な従来
のSF6リーク量測定器の概略構成図を第1図に示
す。第1図によれば被検ガスはガス吸引ポンプ8
の作動によりガス吸込口1から吸引され、プロー
ブ2、PTFE樹脂(四弗化エチレン樹脂)パイプ
(以下単にPTFE樹脂パイプという)3を経てダ
ストフイルター4に導かれる。ダストフイルター
4で被検ガス中の塵埃等の固形物は除去され、ガ
ス体のみがフロントカラム5に導入される。フロ
ントカラム5には合成ゼオライトが充填され、被
検ガス中の水分はここでゼオライトに吸着された
後乾燥したガスがPTFE樹脂パイプ3を経てガス
検出器6へ送られる。ガス検出器6ではSF6はイ
オン化され、発生したイオン量に比例した電気信
号を読みとることにより被検ガス中のSF6リーク
量を測定することができる。測定済みガスは
PTFE樹脂パイプ3を経てリアカラム7に送ら
れ、ここではガス検出器で発生したオゾンまたは
水分が除去された後ガス吸引ポンプ8を経てガス
出口9から大気中に放出される。
ところが最近、据付面積を小さくすること、省
エネルギー等の観点から絶縁媒体を絶縁媒体とし
てのみでなく冷却媒体としても用いる電気機器が
出現してきた。たとえば、SF6とフロロカーボン
の混合物が使用されている蒸発冷却式変圧器等が
その代表例である。このような機器からのガスリ
ーク測定に用いるとフロロカーボンに対して測定
感度が低く応答も遅い。例えばSF6180ppmおよ
びフロロカーボン7000ppmのそれぞれを含有する
被検ガスを合成ゼオライト(Na−A型合成ゼオ
ライト、細孔径4Å)を充填したフロントカラム
−ガス検出器へそれぞれ通し、ガス検出器を記録
計に接続して得られた結果を第2図に示す。第2
図からわかるようにSF6(曲線)はフロントカ
ラムに被検ガス通気開始(A点)後直ちにSF6
山が表われ、約1分して通気は終了(B点)した
ことを示すが、フロロカーボン(曲線)の場合
には通気開始時(A)にフロロカーボンの山は表われ
出すが約1分後のB点でもなおフロロカーボンの
検出は完了しないことを示す。このようにフロロ
カーボンは応答が遅く、SF6の180ppmに比して
7000ppmと多量であるにも拘らず、検出される山
は比較的小さくて感度が低い。このため従来の
SF6リーク量測定器をそのままSF6とフロロカー
ボン混合物封入蒸発冷却式電気機器からのガスリ
ーク量を測定することはできない。この原因はフ
ロントカラムに充填された合成ゼオライトが被検
ガス中の水分だけでなく、フロロカーボンをも吸
着してしまうためと考えられる。このフロロカー
ボンとは既知のFC−72、FC−77、FC−104、FC
−75、FC−40、FC−43、FC−70(いずれも商品
名)、C8F16O、(CF34N等の既知のフロロカーボ
ンをいう。フロントカラム充填剤は測定の妨害成
分である水分を除去する機能をもつと同時に目的
成分を吸着しないばかりでなく目的成分と反応し
ないという性質をもつことが要求される。従来使
用されてきた前記Na−A型合成ゼオライトは
SF6に対しては上述の要求は満すがフロロカーボ
ン或はSF6とフロロカーボンの混合物に対しては
上述のように満さない。従つてSF6−フロロカー
ボン混合ガスリーク量測定器には上記性質を備え
た新しいフロントカラムの案出が必要である。
本考案者はフロントカラムとしてNa−Pb合金
粒子を充填したカラムと従来の検出器との組体が
SF6−フロロカーボン混合ガスのリーク量測定器
にも首尾よく使用しうることを見出し本考案を完
成した。
本考案は防湿用フロントカラムとフロントカラ
ムと流通可能に接続したSF6ガスと少なくとも1
種のフロロカーボン蒸気との混合物を含む被検ガ
ス中の被検ガス成分をイオン化し生成するイオン
量に対応する電気信号を発するガス成分検出器と
の組体を備えるガスリーク測定用組体において、
防湿用フロントカラム中の防湿剤がNa−Pb合金
であることを特徴とする、ガスリーク測定用組体
にある。
本考案でフロントカラムに充填する物質はNa
−Pb合金である。これはドライナツプ〔和光純
薬(株)製〕の商品名で1〜3mmの粒子として商業的
に入手できる。類似の他のNa−Pb合金粒子も使
用できることは勿論である。Na−Pb合金粒子は
間隙保持剤として例えばカラス粒子(3〜5mm)
により空間的に均一に分散するように充填され
る。他の任意の不活性間隙保持剤を使用できる。
この間隙剤はNa−Pb粒子が水を吸収して膨潤し
た際カラム内の被検ガス通路を確保し、通気抵抗
の増大による測定誤差を防止し、Na−Pb合金の
取換頻度を減少させる。
第3図に本考案のフロントカラムの構成を説明
する概略説明図を示す。Na−Pb合金51(1〜
3mm)はガラス粒子(3〜5mm)52によりほぼ
均一に分散保持され、ふた53によりカラム5中
に収納される。
本考案のフロントカラムは第1図に示した従来
の合成ゼオライト充填フロントカラム5に代えて
配設することによりSF6−フロロカーボン混合ガ
スのリーク量測定にそのまま使用できる。
本考案の組体の構成要素であるガス検出器は従
来SF6の検出に使用した検出器をそのまま使用で
きる。
本考案によるNa−Pb合金粒子充填フロントカ
ラムと従来のSF6量測定用ガス検出器との組体に
よれば、SF6とフロロカーボンとの混合ガスのリ
ーク量をSF6単独の場合と同様に高感度で迅速な
応答により測定できる。
第1図のガス測定装置に本考案の組体を配設し
てSF6−フロロカーボン混合ガスの測定した結果
を第4図に示す。
第4図においてA,B,CおよびDの各直線は
下記の既知濃度(ppm)のSF6およびフロロカー
ボンの単独および混合ガスに対するリーグ装置測
定器の指示値を示す図である: SF6(%) フロロカーボン(%) A 100 0 B 67 33 C 33 67 D 0 100 第4図のD検量線から従来のSF6の検出器の表
示部の指示値を1/2にすればフロロカーボンのみ の検量線を与えることがわかる。従つて従来の
SF6検出器を使用すればSF6とフロロカーボンと
の混合被検リークガス量はSF6検出器の指示値
と、その1/2の指示値との間のリーク値であるこ とがわかる。更に正確にリーク値を知るには検出
器を記録計に接続してSF6とフロロカーボン
(FC−75)の組成比を知れば正確な混合ガスリー
ク量を知りうる。
本考案の組成によればSF6単独、フロロカーボ
ン単独のリーク量およびそれらの混合物のリーク
量も測定できる。なお、ダストフイルタ4とフロ
ントカラム5との間にミストトラツプを設ければ
被測定ガス中のミストを取除くことができ、測定
精度の向上は勿論のこと、フロントカラム5中の
乾そう剤の寿命を延ばすことができる。
本考案はこれをSF6とフロロカーボンの混合物
の適用について説明したけれども、SF6と他のフ
ロロカーボンとの混合物にも同様に適用できるこ
とは当業者により容易に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図はSF6ガスの従来のガスリーク量測定器
の概略構成を示す図、第2図は従来のSF6ガスリ
ーク量測定器によるSF6およびフロロカーボンに
対する応答を示す図、第3図は本考案組体のフロ
ントカラムの構成の説明図、第4図は本考案の組
体を使用するガスリーク量測定器のSF6とフロロ
カーボンとに対する性能を示す図である。図中: 1……ガス吸込口、2……プローブ、3……
PTFE樹脂パイプ、4……ダストフイルター、5
……フロントカラム、6……ガス検出器、7……
リアカラム、8……ガス吸引ポンプ、9……ガス
出口、51……Na−Pb合金粒子、52……ガラ
ス粒子、53……ふた。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 防湿用フロントカラムとフロントカラムと流
    通可能に接続したSF6ガスと少なくとも1種の
    フロロカーボン蒸気との混合物を含む被検ガス
    中の被検ガス成分をイオン化し生成するイオン
    量に対応する電気信号を発するガス成分検出器
    との組体を備えるガスリーク測定用組体におい
    て、防湿用フロントカラム中の防湿剤がNa−
    Pb合金であることを特徴とする、ガスリーク
    測定用組体。 (2) Na−Pb合金粒子が間〓保持剤と混合して充
    填保持されてなる実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のガスリーク測定用組体。
JP15762181U 1981-10-21 1981-10-21 ガスリ−ク測定用組体 Granted JPS5862246U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15762181U JPS5862246U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 ガスリ−ク測定用組体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15762181U JPS5862246U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 ガスリ−ク測定用組体

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Publication Number Publication Date
JPS5862246U JPS5862246U (ja) 1983-04-26
JPS6339624Y2 true JPS6339624Y2 (ja) 1988-10-18

Family

ID=29950143

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JP15762181U Granted JPS5862246U (ja) 1981-10-21 1981-10-21 ガスリ−ク測定用組体

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JPS5862246U (ja) 1983-04-26

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