JPH08220009A - 異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents

異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

Info

Publication number
JPH08220009A
JPH08220009A JP4359595A JP4359595A JPH08220009A JP H08220009 A JPH08220009 A JP H08220009A JP 4359595 A JP4359595 A JP 4359595A JP 4359595 A JP4359595 A JP 4359595A JP H08220009 A JPH08220009 A JP H08220009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foreign matter
inspection
signal
inspection surface
position coordinate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4359595A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Iwanaga
武彦 岩永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4359595A priority Critical patent/JPH08220009A/ja
Publication of JPH08220009A publication Critical patent/JPH08220009A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レチクルやペリクル面上に付着したゴミ等の
異物を高精度に検出することのできる異物検査装置及び
それを用いた半導体デバイスの製造方法を得ること。 【構成】 光源手段からの光束を検査面上に導光し、該
検査面上の異物から生ずる散乱光を検出手段で検出し、
該検出手段からの信号を信号処理手段で処理して、該検
査面上の2次元的な位置座標毎に異物の有無状態を検出
する際、該信号処理手段は該検査面上の異物からの散乱
光に基づいて該検出手段で得られる各位置座標の信号の
うち、最大値を与える最大位置座標を求め記憶手段に記
憶し、該最大位置座標と隣接する周辺位置座標に相当す
る信号を調整して出力していること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異物検査装置及びそれを
用いたデバイスの製造方法に関し、特にIC,LSI等
の半導体デバイス,CCD,液晶パネル,磁気ヘッド等
のデバイス(以下「デバイス」と総称する)を製造する
際に使用される回路パターンが形成されているレチクル
やフォトマスク等の基板上又は/及び当該基板に装着し
た基盤への異物の付着を防止するためのペリクル膜面上
の異物の有無状態(有無及びその大きさ等)やその位置
座標を検出し、高集積度のデバイスを製造する際に好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】一般にIC製造工程においてはレチクル
やフォトマスク等の基板上に形成されている回路パター
ンを露光装置(ステッパー又はマスクアライナー)によ
りレジストが塗布されたウエハ上に転写している。この
際、基板面上にパターン欠陥やゴミ等の異物が存在する
と、転写する際、異物も同時に転写されてしまい、IC
やLSI製造の歩留を低下させる。
【0003】特にレチクルを使用し、ステップアンドリ
ピート法によりウエハ上の多数のショット領域に回路パ
ターンを繰り返し焼き付ける場合、レチクル上に有害な
1個の異物が存在していると、この異物がウエハ全面に
焼き付けられてしまい、ICやLSIの歩留を大きく低
下させる。その為、IC製造工程においては基板上の異
物の存在を検出することが不可欠となっており、従来よ
り種々の検査方法が提案されている。一般には異物が等
方的に光を散乱する性質を利用する検査方法が用いられ
ている。
【0004】例えば本出願人は特願平5−188436
号において検査面上の異物の有無状態を検出する異物検
査装置を提案している。該異物検査装置では光源手段か
らの平行光束を検査面上に斜入射させ、該検査面上の異
物からの散乱光を屈折率分布型のマイクロレンズアレイ
によって1次元イメージセンサー(センサーアレイ)上
に集光させて(検査面をセンサーアレイ上に結像させ
て)、該センサーアレイからの信号を用いて検査面上の
異物の有無状態を2次元的に検出して、該検出結果を図
10(A)に示すような方法で表示手段に表示してい
る。
【0005】図10(A)では検査結果としてレチクル
面を横方向(A〜T)、縦方向に1〜22のいくつかの
メッシュに分割して各メッシュ内の最大異物の大きさを
表示している。
【0006】図10(A)においてはレチクル面が20
×22のメッシュに分割されており、異物はその大きさ
に従い「・」と「A」と「B」の3つのランク(ランク
B,ランクA,ランク「・」)で表示している。図10
(A)では異物の寸法が大きい順にB,A,「・」とし
て示している(B>A>「・」)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】検査面を複数の領域
(エリア)に分割して検査面上の異物の有無状態を2次
元的な位置座標で表示する方法は異物が各エリアの境界
線近傍にあると、あたかも隣接するエリアにも異物が存
在するように検査結果が表示されてしまう場合がある。
この問題は特に表示するエリアの1ブロックの大きさと
検出される異物信号の大きさが近い場合に問題となって
くる。
【0008】例えば図10(B)に示すように(A,
1)〜(C,3)に相当するレチクル(検査面)上にラ
ンクBの異物P1,P2,P3があった場合、異物P1
はエリア(A,1)上のランクBの異物として判断され
る。
【0009】これに対して異物P2はエリア(B,1)
とエリア(C,1)の境界上に位置しているために、図
10(C)のようにエリア(B,1)とエリア(C,
1)上では別の異物として判断されてしまう。更に異物
P3は各エリア(B,2),(C,2),(B,3),
(C,3)の境界上にあるために図10(C)のように
各エリア(B,1),(C,1),(B,2),(C,
2)上の4つの異物として判断されてしまい、結果とし
て3つのランクBの異物から4つのランクAの異物と3
つのランクBの異物が存在するものとして表示されてし
まう。
【0010】このように異物の有無状態を2次元的な位
置座標で表示する際、各エリアの境界上に異物が存在し
ていると検出精度が低下してくる傾向があった。
【0011】本発明は、検査面上の有害となる異物の有
無状態(異物の有無及びその大きさ等)を2次元的な位
置座標で表示する際、検査面上の異物からの散乱光を検
出する検出手段で得られる信号を信号処理手段で適切に
処理することにより検査面上の異物の有無状態を高精度
に検出することができ、デバイスを効率的に製造するこ
とができる異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製
造方法の提供を目的としている。
【0012】この他本発明は、検査面上を複数の領域に
分割したときに各領域の境界上もしくはその近傍に異物
があった場合でも複数の隣接した領域に異物が存在する
ように表示手段に表示されることを効果的に防止し、異
物の有無状態を2次元的な位置座標として高精度に表示
することができる異物検査装置及びそれを用いた異物検
査方法の提供を目的としている。
【0013】
【課題を解決する為の手段】
(1−1)本発明の異物検査装置は、光源手段からの光
束を検査面上に導光し、該検査面上の異物から生ずる散
乱光を検出手段で検出し、該検出手段からの信号を信号
処理手段で処理して、該検査面上の2次元的な位置座標
毎に異物の有無状態を検出する際、該信号処理手段は該
検査面上の異物からの散乱光に基づいて該検出手段で得
られる各位置座標の信号のうち、最大値を与える最大位
置座標を求め記憶手段に記憶し、該最大位置座標と隣接
する周辺位置座標に相当する信号を調整して出力してい
ることを特徴としている。
【0014】特に、 (1−1−1)前記信号処理手段は周辺位置座標に相当
する信号を除去して出力していること。
【0015】(1−1−2)前記検査面上に導光した光
束と該検査面とを1次元又は2次元的に駆動手段により
相対移動させて、該光束により該検査面上を2次元的に
走査していること。
【0016】(1−1−3)前記検出手段は複数の受光
素子を配列したイメージセンサーを有し、前記信号処理
手段は該イメージセンサー上の異物信号の大きさと略同
じ大きさの単位で最大値を与える最大位置座標を求め記
憶手段に記憶しており、該最大位置座標と隣接する周辺
位置座標に相当する信号を該イメージセンサー上の異物
信号の大きさと略同じ大きさの単位で除去した処理を行
っていること。
【0017】(1−1−4)前記信号処理手段は検査面
上に導光した光束と検査面との相対的位置の移動開始
後、前記検出手段からの信号をA/D変換してイメージ
センサー上での異物信号の大きさと略同じ大きさの単位
でイメージセンサーの長手方向に対して最大値の検出を
行って、その結果を第1記憶手段に記憶し、該第1記憶
手段からの信号に基づいてイメージセンサーの長手方向
と直交方向のイメージセンサー上の異物信号の大きさと
略同じ大きさで最大値の検出を行い、その結果を第2記
憶手段に記憶し、該第2記憶手段から検査面上の位置に
応じた信号を出力して検査面より広い領域の信号が記憶
できる第3記憶手段に順次記憶し、該第3記憶手段で記
憶した信号を用いて検査面に相当する領域の信号をラン
ク分けして前記表示手段に出力していること。
【0018】(1−1−5)前記信号処理手段はDSP
を利用していること。等を特徴としている。
【0019】(1−2)本発明の異物検査方法は、光源
手段からの光束を検査面上に導光し、該検査面上の異物
からの散乱光を検出手段で検出し、該検出手段からの信
号を信号処理手段により該検出手段で得られる該検査面
上の各位置座標の信号のうち最大値を与える最大位置座
標を求め記憶し、該最大位置座標と隣接する周辺位置座
標に相当する信号を調整して表示手段に出力しているこ
とを特徴としている。
【0020】(1−3)本発明のデバイスの製造方法
は、収納装置から原板を異物検査装置に搬入し、該異物
検査装置により検査面上の異物の有無状態を検査し、該
異物検査装置で該検査面上に有害な異物がないと判断し
たときは該原板を露光装置の露光位置にセットし、有害
な異物が存在すると判断したときは洗浄装置で洗浄した
後に再度該異物検査装置で検査し、有害な異物がなくな
ったと判断したとき該原板を該露光装置の露光位置にセ
ットして、該原板上のパターンをウエハに露光転写し、
該露光転写した原板を現像処理工程を介してデバイスを
製造する際、該異物検査装置は光源手段からの光束を検
査面上に導光し、該検査面上の異物から生ずる散乱光を
検出手段で検出し、該検出手段からの信号を信号処理手
段で処理して、該検査面上の2次元的な位置座標毎に異
物の有無状態を検出する際、該信号処理手段は該検査面
上の異物からの散乱光に基づいて該検出手段で得られる
各位置座標の信号のうち、最大値を与える最大位置座標
を求め記憶手段に記憶し、該最大位置座標と隣接する周
辺位置座標に相当する信号を調整して出力していること
を特徴としている。
【0021】
【実施例】図1,図2は本発明の異物検査装置の実施例
1の要部斜視図である。本実施例は、半導体分野等で使
用される露光用原板(レチクルやフォトマスク)やペリ
クル面やウエハ等の被検面(検査面)上の表面状態を検
査する検査装置、具体的には被検面上に付着するゴミ等
の異物或は被検面上についた傷等の欠陥(以下、これら
を総称して「異物」という)を検査する異物検査装置を
示している。
【0022】同図においてレーザー光源3からのレーザ
ー光をコリメーターレンズ4によって平行光5として基
板(レチクル)1の検査面(ブランク面)1aに斜入射
している。レーザー光源3とコリメーターレンズ4は光
学手段の一要素を構成している。2はペリクルであり、
基板1に装着している。9は検査面1a上に形成された
レーザー光5による直線状の照射領域である。10は異
物であり、検査面1a上の照射領域9に位置している場
合を示している。10aはレーザー光5の照射により異
物10から生じる散乱光である。6は結像手段であり、
複数の微小レンズを1次元方向に配列した構成より成っ
ている。7は検出手段であり、複数のセンサーを1次元
方向に配列した1次元イメージセンサーから成ってい
る。
【0023】照射領域9と結像手段6の微小レンズの配
列方向、そして検出手段7のセンサーの配列方向は互い
に略一致している。そして結像手段6は検査面1a上の
照射領域9を検出手段9の受光面上に結像するようにし
ている。
【0024】8は信号処理手段であり、検出手段7から
の信号を処理して異物10の存在している位置座標を後
述する方法で求めている。9は表示手段であり、信号処
理手段8からの信号に基づいて検査面1a上の異物の有
無状態及びその位置座標を、例えば図10(A)に示す
ようにして表示している。簡略化の為、図1においては
ブランク面上の光学系、信号処理系のみを示してある
が、ペリクル面側にも同様な光学系、信号処理系を有し
ている。12は筐体であり、図1に示す各要素3,4,
6,7等、及び図示されていないペリクル面側の検出光
学系を収納している。
【0025】本実施例では駆動手段(不図示)により基
板1と筐体12の相対的な位置を変化させている。具体
的には検査面1aの照射領域9と直交方向(X方向)に
相対的に変化させている。これによりレーザー光5によ
り検査面1a上を2次元的に走査している。
【0026】本実施例では検査面1a上の1個の異物か
らの散乱光は1次元イメージセンサー7上で複数画素面
上に結像する。例えば、1次元イメージセンサーとして
50μm画素ピッチのセンサーを用い、結像レンズ6の
分解能を500μmとした場合は、1個の異物からの散
乱光(信号)は略10画素以上の幅を持って結像する。
この結果、10画素以上からの信号として得られる。
【0027】イメージセンサー7からの信号は信号処理
手段8により処理され、A/D変換して、例えば8bit
の信号としてデジタル処理している。また、光学系全体
を収納する筐体12を1次元イメージセンサー8の長手
方向に対して垂直方向(図中のX方向)に直線走査させ
ることによってレクチル全面1aの検査を行っている。
筐体12を直線走査させる代わりにレチクル1を1次元
イメージセンサー7の長手方向に対して垂直方向(図中
のX方向)に直線走査させても良い。走査速度はX方向
とY方向の検出分解能を同一にするならばイメージセン
サー7の蓄積時間と検出光学系がイメージセンサー7の
画素ピッチの距離移動する時間とを等しくなるように設
定している。X方向とY方向の検出分解能が異なれば、
それに応じて走査速度を設定している。
【0028】図10(A)は本実施例において表示手段
9の表示面に表示した検査面1a上の有無状態の検査結
果表示である。本実施例では検査結果としてレチクル1
aを幾つかのメッシュに分割して、各メッシュ内の最大
の異物の大きさを表示している(以下、この表示を「異
物マップ」と呼ぶ)。
【0029】図10(A)において横方向をX、縦方向
をYとし、Xは光学系全体を収納している筐体12の走
査方向、Yは1次元イメージセンサー7の画素の配列方
向である。図10(A)においてはレチクル面1aが2
0×22のメッシュに分割されており、検査範囲をX方
向に100mm,Y方向に110mmとしており、1メ
ッシュの大きさがXY各方向ともレチクル面1a上で5
mmとなっている。
【0030】図3は本実施例の信号処理手段8による信
号処理のフローチャートである。検査開始後、メモリ等
の処理系を初期化し、レーザー光源3を点灯して光学系
の走査を開始する(ステップ101)。ラインセンサー
7からのデータを読み取り(ステップ102)、イメー
ジセンサー7上のビーム径と略同じ大きさで区切ったメ
ッシュ上で異物から得られた信号のピークのみを取り出
し、ピーク以外の信号を除去して異物が存在するメッシ
ュ以外に異物信号が生じないようにする(ステップ10
3)。
【0031】ここでメッシュの大きさをイメージセンサ
ー7上のビーム径と略同じ大きさにするのはビームが3
メッシュ以上にまたがって生じる可能性を小さくし、例
え3メッシュにまたがったとしても両端のメッシュから
の値は極端に小さくなるので隣接したメッシュとの大小
関係を見るだけで異物の最大値とそれに派生したデータ
との弁別をし、処理を単純化して高速化を図るためであ
る。このメッシュの区切りの幅がビーム径より大きくな
れば近接した異物の弁別が困難となり、逆に小さくなる
と1つの異物が2つ以上のメッシュに渡って表示される
可能性が大きくなる。
【0032】次に異物マップより細かいメッシュの中間
マップにステップ103で作製したデータを展開する
(ステップ104)。異物の検出位置精度は1mm程で
良く、検査範囲で不要な部分、例えばペリクルフレーム
部分や露光領域以外の部分を処理上から除く、所謂マス
キングを掛けるのに都合が良い大きさにするので、通常
1mm程度のメッシュで中間マップを作製している。検
査範囲以上の範囲の検出が終了したら(ステップ10
5)、光学系の走査を終了し(ステップ106)、中間
マップからマスキングを掛けながら異物の大きさに応じ
て予め設定されたランキング分けを行っている。
【0033】本実施例では「・」,「A」,「B」の3
レベルに検査結果を分けて異物マップを作製して出力し
ている(ステップ107)。中間マップのメッシュがレ
チクル上でXY方向の各1mmに相当し、異物マップが
レチクル上でXY方向の各5mmに相当するならば中間
マップの5×5の中の最大値を異物マップの1データと
している。
【0034】図3ではステップ103のメッシュとステ
ップ104のメッシュを別にしたが、ビーム径がステッ
プ104のメッシュに相当する大きさであればステップ
103をステップ104の中で行っても良い。この処理
により異物が境界線近傍にあった場合でも隣接するエリ
アに異物が表示されず、これにより正確な異物の個数判
別を可能としている。図4は本実施例のより詳細な信号
処理のフローチャートである。
【0035】次に本実施例において用いている記憶手段
としてのラインメモリと3つのメモリ1〜3について説
明する。ラインメモリはイメージセンサー7上のビーム
径と略同じ大きさに相当する画素数(以下、「ビーム径
相当画素数」と呼ぶ)の中の最大値をストアするもの
で、イメージセンサー7の画素ピッチは50μm、イメ
ージセンサー7上の結像レンズ6の分解能を500μm
とすると10画素中の最大値がラインメモリの1データ
となる。ラインメモリの深さはイメージセンサー7の有
効画素数をビーム径相当画素数で割った深さであれば良
い。
【0036】メモリ1のY方向のメッシュの大きさは検
査範囲を含む検査範囲より広い領域をビーム径より大き
なピッチで割ったものであり、X方向は3列以上の配列
をとる。X方向とY方向の検出分解能を同一にするため
にイメージセンサー7の蓄積時間と光学系が画素ピッチ
の距離50μm移動する時間とを等しく設定したなら、
イメージセンサー7の10回分のデータ、つまり光学系
全体が500μm移動する間のデータがメモリ1のX方
向の1メッシュとなる。検査範囲がY方向100mm,
ピッチを1mmとすると、Y方向のメッシュは100以
上となる。
【0037】メモリ1のメッシュ構成例を図5に示す。
メモリ2のメッシュの大きさはY方向においてメモリ1
のY方向と同じ深さを持ち、X方向も検査範囲を含む検
査範囲より広い領域をビーム径より大きなピッチで割っ
たもので、検査範囲がX方向100mm,Y方向100
mm,ピッチを1mmとすると、データの数は10000以
上となる。メモリ3のメッシュの大きさは異物マップと
同じ大きさで区分したものである。1メッシュの大きさ
が5mmで検査範囲がX方向100mm,Y方向100
mmならば、XY方向のメッシュは各々20となり、メ
ッシュの数は400となる。
【0038】図4に従って、信号処理方法を述べる。検
査開始後にラインメモリとメモリ1〜3の内容を0クリ
アし、レーザー光源3を点灯して光学系の走査を開始す
る(ステップ401)。イメージセンサー7の1ライン
分のデータをピーク処理しながらラインメモリに読み込
み(ステップ402)、読み込んだデータをY方向に処
理する(ステップ403)。
【0039】図6(A),(B)を用いてステップ40
2,ステップ403の処理例を示す。図6(A)のよう
にラインメモリの2ブロックがメモリ1の1ブロックで
あり、メモリ1のブロック幅はラインセンサーの10画
素に相当する。今、メモリ1のY方向j番目のブロック
の処理を考える。ラインメモリのiブロックとi+1ブ
ロックの最大値がメモリ1のY方向j番目のブロックの
値とする。ラインメモリには各ブロックの最大値がスト
アされている。
【0040】図6(A)では、iブロックではP4,i
+1ブロックではP5,i+2ブロックではP6とな
る。ここで図6(B)に示すY方向処理を施す。これに
よりP4>P5>P6であるのでピークP4の値がメモ
リ1のY方向j番目の値となり、ピークP5の右スロー
プによってメモリ1のY方向j+1番目に生じているピ
ークP6は消去される。
【0041】このステップ402〜403の処理をX方
向とY方向の分解能がほぼ等しくなるように複数回繰り
返す(ステップ404)。イメージセンサー7の蓄積時
間と光学系がイメージセンサー7の画素ピッチ50μm
移動する時間とを等しくなるようにすればY方向の分解
能は500μmなので繰り返し回数は10回となる。
【0042】次にメモリ1とメモリ2の1ブロック幅の
比(本実施例では2)の回数のステップ402〜403
の処理が終了していれば(ステップ405)、X方向処
理(ステップ406)を行う。X方向処理例を図7に示
す。
【0043】ここでメモリ1の座標は図5で図示したも
ので、比較するメモリ2のアドレスはレチクルの被検出
位置に応じたアドレスである。これでY方向と同様にX
方向も1つのピークで派生する隣接したメッシュのデー
タは消去され、結果はメモリ2にストアされる。X方向
処理ステップ406の後、ステップ408でNoであれ
ばX方向処理(ステップ406)を行わずにメモリ1の
X方向シフト(ステップ407)を行う。
【0044】これは図5においてメモリ1のX方向1行
目の内容を2行目へ、2行目の内容を3行目へ、1行目
の内容を0クリアするものである。ステップ402〜4
07の処理が検査領域をカバーする予め設定した範囲を
超えたら(ステップ408)、光学系の走査を停止し、
光学系の初期位置への駆動を開始する(ステップ40
9)。以下のステップ410,411の処理は光学系の
駆動と平行して行うことができるので、処理時間を短縮
することができる。
【0045】次にメモリ2からメモリ3へ変換する(ス
テップ410)。ここではグルーピング処理で最大値メ
ッシュ1のX方向5メッシュ,Y方向5メッシュ中のデ
ータの最大値をメモリ3のデータとする。この変換時に
不要な検査領域、例えばペリクルフレーム部分や露光領
域以外の部分を処理上から除いて最大値の比較データか
ら除いて処理する。これにより完成したメモリ3を異物
検査装置の検査結果として表示する(ステップ41
1)。
【0046】以上の処理によってラインセンサーからの
データを取り込みながら、最大値処理を行い、検査領域
全域のデータ取り込み終了後はメモリ2からメモリ3へ
の単純なグルーピング処理を行うだけで良い為に、処理
の高速化を図ることができる。
【0047】更にビーム径の大きさに区切ったメモリ1
を用意し、メモリ1で最大値検索処理を行い、メモリ2
にデータをストアすることによってビーム径の大きさに
区切ったメモリ2を用意し、これにデータを入れていく
よりも使用メモリ領域を減らすことができる。
【0048】図8(A)は本発明の実施例1の要部ブロ
ック図である。1次元イメージセンサー7からの信号は
クランプ/明暗シェーディング補正回路22でレベル固
定と感度補正された後、A/Dコンバーター23に入
る。明シェーディング補正データは表面が微小な凸凹で
均一な散乱特性を持つ標準資料面からの散乱光を複数回
読み込み平均したものを用い、これを不揮発性メモリ等
に記憶させておく。暗シェーディング補正データは検査
開始時にレーザー光源3を消灯した状態でイメージセン
サー7のデータを複数回読み取り、これを平均して補正
データとしてイメージセンサー7の各画素の補正を行
う。
【0049】A/Dコンバーター23から出力されるデ
ジタルデータは順次FIFO24に書き込まれる。検査
開始と同時にCPU32は駆動制御部33に指令を出
し、光学系全体を収納する筐体12の走査を開始し、順
次上記のように1次元イメージセンサー7からのデータ
をFIFO24に取り込んでいく。クロック発生部30
は1次元イメージセンサー7,A/Dコンバーター2
3,FIFO24,アドレス発生回路31にクロックを
送る。アドレス発生回路31はラインメモリ26に対し
てアドレス信号を発生する。ラインメモリ26、第1,
第2,第3記憶手段としてのメモリ1〜3(27〜2
9)は検査開始時に0にクリアされる。
【0050】イメージセンサー7の1ライン分のFIF
O24の取り込みが終了すると、アドレス発生回路31
はラインメモリ26にアドレスを送り、そのアドレスの
値(最大値)が比較器25に入る。比較器25はFIF
O24からのデータを最大値と比較し、大きい方のデー
タをラインメモリ26に書き込む。ラインメモリ26の
メモリ1マス分の処理が終了したらアドレス発生回路3
1は最大値メモリのアドレスを1つインクリメントして
再び比較器25によるFIFO24とのデータ比較を行
う。ラインメモリの1ライン分の処理が終了するまでこ
れを繰り返す(図4のステップ402〜403の処
理)。
【0051】次にラインメモリ26のデータを用い、ス
テップ405〜407の処理をCPU32で行いなが
ら、メモリ1(第1記憶手段),メモリ2(第2記憶手
段)にデータを入れる。レチクルの検査領域以上の走査
が終了したら、メモリ2(28)にはY方向には異物信
号幅単位の最大値が入っていることになる。
【0052】次にメモリ2(28)のデータからステッ
プ410の処理を行ってメモリ3(29)(第3記憶手
段)に異物マップが完成する。完成した異物マップは表
示器34に表示される。
【0053】図8(B)には本発明の別の実施例の要部
ブロックを示す。図8(A)では最もデータ数が多く処
理時間の必要なステップ402の処理をハードウエアで
行っていたが、図8(B)ではこの処理をDSP(デジ
タルシグナルプロセッサー)35で行う。デジタルシグ
ナルプロセッサーDSP35は1CPUクロックでソー
スアドレスとディストネーションアドレスを同時にイン
クリメント(デクリメント)及び値の代入が可能となる
のでハードウエアによる最大値検出ではなく、ソフトに
よる最大値検出がスループットを犠牲にすることなく実
現できる。
【0054】例えば、ラインセンサー7の蓄積時間を1
0msec,処理に必要な1ラインのデータ数を4000、
データ読み込み時間を2msec,その他の処理に5msec必
要とすると、10画素あたりの最大値比較処理時間を
7.5μsec 以内で終了させなければならない。これを
200nsecのクロックで働くCPUでソフト処理をした
場合、37クロックで処理を終了させる必要があるが、
通常のCPUでは1処理に2〜4クロックかかり、しか
もソースとディスネーションのアドレスを別々にインク
リメント(デクリメント)させる必要があり、このイン
クリメントコマンドが2クロックで動くとしたら、これ
だけ40クロックでかかってしまう。
【0055】これをDSP35で行えば、インクリメン
トで10クロック、比較動作で5クロック及び値の代入
で5クロックとしても、計20クロックで実現が可能と
なる。その他の処理は図8(A)の場合と同じ処理を行
い、メモリ3(29)に異物マップが完成する。
【0056】図8(A)ではクランプ/明暗シェーディ
ング補正回路22でラインセンサーの感度/黒レベルの
補正を行っているが、図8(B)ではDSP35で同じ
処理をする。この場合、補正前のデータがデジタルデー
タとして取り込まれるので、ダイナミックレンジが図8
(A)より小さくなり、又、飽和(8bit なら255)
データに問題に補正をかけた場合、飽和データが補正後
は飽和でなく分布を持ってしまう(図9)。
【0057】これを防ぐにはデータが飽和(8bit なら
255)していたなら、そのデータには補正をかけない
か、若しくは最小の計測レンジで(飽和値から最大の暗
クランプデータを引いたレンジ)で全体の補正を行う。
【0058】図9は横軸にデータの値の大きさ、縦軸に
データの個数をとったもので、図9(A)は補正なし、
図9(B)は補正ありで飽和していたデータが分布を持
ってしまっているのが分かる。矢印は最小の計測レンジ
幅を示している。図9(C)は補正したデータを最小の
計測レンジと飽和値の比で更に補正したもので、図9
(B)で分布を持っていた飽和データが飽和している。
【0059】尚、本実施例では光検出器として1次元ラ
インセンサーを用い、ラインセンサーの長手方向と直交
する方向に光検出器とレチクルを相対移動させて検査し
たが、光検出器として2次元イメージセンサーを用いて
光検出器とレチクルを相対移動させても良い。更に光検
出器としてアレイセンサーではなくフォトダイオード等
のセンサーを用い、レーザービームをポリゴンミラー等
で走査させるレーザースキャン系としてレーザースキャ
ン方向と略直交する方向にレチクルを移動させても良
い。
【0060】図11は本発明の半導体デバイスの製造方
法の実施例1の要部概略図である。本実施例は本発明の
異物検査装置をレチクルやフォトマスク等の原板に設け
た回路パターンをウエハ上に焼き付けて半導体デバイス
を製造する製造システムに適用した場合を示している。
システムは大まかに露光装置、原板の収納装置、原板の
検査装置(異物検査装置)、コントローラとを有し、こ
れらはクリーンルームに配置されている。
【0061】同図において901はエキシマレーザーの
ような遠紫外光源、902はユニット化された照明系で
あり、これらによって露光位置E.P.にセットされた
原板903を上部から同時に所定のNA(開口数)で照
明している。909は投影レンズであり、原板903上
に形成された回路パターンをシリコン基板等のウエハ9
10上に投影焼き付けしている。投影焼き付け時にはウ
エハ910は移動ステージ911のステップ送りに従っ
て、1ショット毎ずらしながら露光を繰り返す。900
はアライメント系であり、露光動作に先立って原板90
3とウエハ910とを位置合わせしている。アライメン
ト系900は少なくとも1つの原板観察用顕微鏡系を有
している。以上の各部材によって露光装置を構成してい
る。
【0062】914は原板の収納装置であり、内部に複
数の原板を収納している。913は原板上の異物の有無
を検出する検査装置(異物検査装置)であり、先の異物
検査装置の実施例1で示した構成を含んでいる。この検
査装置913は選択された原板が収納装置914から引
き出されて露光位置E.P.にセットされる前に原板上
の異物検査を行っている。
【0063】このときの異物検査の原理及び動作は前述
の実施例で示したものを利用している。コントローラ9
18はシステム全体のシーケンスを制御しており、収納
装置914、検査装置913の動作指令、並びに露光装
置の基本動作であるアライメント・露光・ウエハのステ
ップ送り等のシーケンスを制御している。
【0064】以下、本実施例のシステムを用いた半導体
デバイスの製造工程について説明する。まず、収納装置
914から使用する原板903を取り出し、検査装置9
13にセットする。
【0065】次に検査装置913で原板903上の異物
検査を行う。検査の結果、異物がないことが確認された
ら、この原板を露光装置の露光位置E.P.にセットす
る。次に移動ステージ911上に被露光体である半導体
ウエハ910をセットする。そしてステップアンドリピ
ート方式によって移動ステージ911のステップ送りに
従って1ショット毎ずらしながら半導体ウエハ910の
各領域に原板パターンを縮小投影し、露光する。この動
作を繰り返す。
【0066】1枚の半導体ウエハ910の全面に露光が
済んだら、これを収容して新たな半導体ウエハを供給
し、同様にステップアンドリピート方式で原板パターン
の露光を繰り返す。露光の済んだ露光済みウエハは本シ
ステムとは別に設けられた装置で現像やエッチング等の
公知の所定の処理をしている。この後にダイシング、ワ
イヤボンディング、パッケージング等のアッセンブリ工
程を経て、半導体デバイスを製造している。
【0067】本実施例によれば、従来は難しかった非常
に微細な回路パターンを有する高集積度半導体デバイス
を製造することができる。図12は半導体デバイスの製
造方法の実施例2の一部分のブロック図である。本実施
例は前記の異物検査装置の実施例を半導体デバイスを製
造する為のレチクルやフォトマスク等の原板の洗浄検査
システムに適用したものであり、一連の半導体デバイス
製造システムの中の一部分を構成している。システムは
大まかに原板の収納装置、洗浄装置、乾燥装置、検査装
置(異物検査装置)、コントローラを有し、これらはク
リーンチャンバ内に配置される。
【0068】同図において920は原板の収納装置であ
り、内部に複数の原板を収納し、洗浄すべき原板を供給
する。921は洗浄装置であり、純水によって原板の洗
浄を行う。922は乾燥装置であり、洗浄された原板を
乾燥させる。923は原板の検査装置(異物検査装置)
であり、先の実施例1の構成を含み、洗浄された原板上
の異物検査を行う。924はコントローラでシステム全
体のシーケンス制御を行う。
【0069】以下、動作について説明する。まず、原板
の収納装置920から洗浄すべき原板を取り出し、これ
を洗浄装置921に供給する。洗浄装置921で洗浄さ
れた原板は乾燥装置922に送られて乾燥させる。乾燥
が済んだら検査装置923に送られ、検査装置923に
おいては先の実施例の方法を用いて原板上の異物を検査
する。
【0070】検査の結果、異物が確認されなければ原板
を収納装置920に戻す。又、異物が確認された場合
は、この原板を洗浄装置921に戻して洗浄し、乾燥装
置922で乾燥動作を行った後に検査装置923で再検
査を行い、異物が完全に除去されるまでこれを繰り返
す。そして完全に洗浄がなされた原板を収納装置920
に戻す。
【0071】この後にこの洗浄された原板を露光装置に
セットして、半導体ウエハ上に原板の回路パターンを焼
き付けて半導体デバイスを製造している。これによって
従来は製造が難しかった非常に微細な回路パターンを有
する高集積度半導体デバイスを製造することができるよ
うにしている。
【0072】次に上記説明した露光装置を利用した半導
体デバイス(半導体素子)の製造方法の実施例を説明す
る。図13は半導体デバイス(ICやLSI等の半導体
チップ、或は液晶パネルやCCD等)の製造のフローを
示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回
路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では設計した
回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステ
ップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウ
エハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工
程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いてリソ
グラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。
【0073】次のステップ5(組立)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ
5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久
性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体
デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0074】図14は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。
【0075】ステップ16(露光)では上記説明した露
光装置によってマスクの回路パターンをウエハに焼付露
光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現
像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジ
スト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト
剥離)ではエッチングがすんで不要となったレジストを
取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによ
ってウエハ上に多重に回路パターンが形成される。本実
施例の製造方法を用いれば、従来は製造が難しかった高
集積度の半導体デバイスを製造することができる。
【0076】
【発明の効果】 (2−1)本発明は以上のように、検査面上の有害とな
る異物の有無状態(異物の有無及びその大きさ等)を2
次元的な位置座標で表示する際、検査面上の異物からの
散乱光を検出する検出手段で得られる信号を信号処理手
段で適切に処理することにより検査面上の異物の有無状
態を高精度に検出することができ、デバイスを効率的に
製造することができる異物検査装置及びそれを用いたデ
バイスの製造方法を達成することができる。
【0077】(2−2)又、本発明によれば以上のよう
に各要素を設定することにより、検査面上を複数の領域
に分割したときに各領域の境界上もしくはその近傍に異
物があった場合でも複数の隣接した領域に異物が存在す
るように表示手段に表示されることを効果的に防止し、
異物の有無状態を2次元的な位置座標として高精度に表
示することができる異物検査装置及びそれを用いた異物
検査方法を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異物検査装置の実施例1の要部斜視図
【図2】本発明の異物検査装置の実施例1の要部外観図
【図3】本発明の異物検査方法の実施例1のフローチャ
ート
【図4】本発明の異物検査方法の実施例1のフローチャ
ート
【図5】本発明の異物検査方法における信号処理手段の
説明図
【図6】本発明の異物検査方法における信号処理手段の
フローチャートの説明図
【図7】本発明の異物検査方法における信号処理手段の
フローチャートの説明図
【図8】本発明の異物検査方法の要部ブロック図
【図9】本発明の異物検査方法における信号処理手段の
説明図
【図10】本発明の異物検査装置における表示手段の表
示方法の説明図
【図11】本発明の半導体デバイスの製造方法の要部概
略図
【図12】本発明における原板の洗浄検査システムのブ
ロック図
【図13】本発明の半導体デバイスの製造方法のフロー
チャート
【図14】本発明の半導体デバイスの製造方法のフロー
チャート
【符号の説明】
1 レチクル 2 ペリクル 3 レーザー光源 4 コリメーターレンズ 5 照射手段 6 検出光学系 7 検出手段 8 信号処理手段 9 表示手段 10 異物 12 筐体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段からの光束を検査面上に導光
    し、該検査面上の異物から生ずる散乱光を検出手段で検
    出し、該検出手段からの信号を信号処理手段で処理し
    て、該検査面上の2次元的な位置座標毎に異物の有無状
    態を検出する際、該信号処理手段は該検査面上の異物か
    らの散乱光に基づいて該検出手段で得られる各位置座標
    の信号のうち、最大値を与える最大位置座標を求め記憶
    手段に記憶し、該最大位置座標と隣接する周辺位置座標
    に相当する信号を調整して出力していることを特徴とす
    る異物検査装置。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段は周辺位置座標に相当
    する信号を除去して出力していることを特徴とする異物
    検査装置。
  3. 【請求項3】 前記検査面上に導光した光束と該検査面
    とを1次元又は2次元的に駆動手段により相対移動させ
    て、該光束により該検査面上を2次元的に走査している
    ことを特徴とする請求項1の異物検査装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は複数の受光素子を配列し
    たイメージセンサーを有し、前記信号処理手段は該イメ
    ージセンサー上の異物信号の大きさと略同じ大きさの単
    位で最大値を与える最大位置座標を求め記憶手段に記憶
    しており、該最大位置座標と隣接する周辺位置座標に相
    当する信号を該イメージセンサー上の異物信号の大きさ
    と略同じ大きさの単位で除去した処理を行っていること
    を特徴とする請求項1の異物検査装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理手段は検査面上に導光した
    光束と検査面との相対的位置の移動開始後、前記検出手
    段からの信号をA/D変換してイメージセンサー上での
    異物信号の大きさと略同じ大きさの単位でイメージセン
    サーの長手方向に対して最大値の検出を行って、その結
    果を第1記憶手段に記憶し、該第1記憶手段からの信号
    に基づいてイメージセンサーの長手方向と直交方向のイ
    メージセンサー上の異物信号の大きさと略同じ大きさで
    最大値の検出を行い、その結果を第2記憶手段に記憶
    し、該第2記憶手段から検査面上の位置に応じた信号を
    出力して検査面より広い領域の信号が記憶できる第3記
    憶手段に順次記憶し、該第3記憶手段で記憶した信号を
    用いて検査面に相当する領域の信号をランク分けして前
    記表示手段に出力していることを特徴とする請求項4の
    異物検査装置。
  6. 【請求項6】 前記信号処理手段はDSPを利用してい
    ることを特徴とする請求項1の異物検査装置。
  7. 【請求項7】 光源手段からの光束を検査面上に導光
    し、該検査面上の異物からの散乱光を検出手段で検出
    し、該検出手段からの信号を信号処理手段により該検出
    手段で得られる該検査面上の各位置座標の信号のうち最
    大値を与える最大位置座標を求め記憶し、該最大位置座
    標と隣接する周辺位置座標に相当する信号を調整して表
    示手段に出力していることを特徴とする異物検査方法。
  8. 【請求項8】 収納装置から原板を異物検査装置に搬入
    し、該異物検査装置により検査面上の異物の有無状態を
    検査し、該異物検査装置で該検査面上に有害な異物がな
    いと判断したときは該原板を露光装置の露光位置にセッ
    トし、有害な異物が存在すると判断したときは洗浄装置
    で洗浄した後に再度該異物検査装置で検査し、有害な異
    物がなくなったと判断したとき該原板を該露光装置の露
    光位置にセットして、該原板上のパターンをウエハに露
    光転写し、該露光転写した原板を現像処理工程を介して
    デバイスを製造する際、該異物検査装置は光源手段から
    の光束を検査面上に導光し、該検査面上の異物から生ず
    る散乱光を検出手段で検出し、該検出手段からの信号を
    信号処理手段で処理して、該検査面上の2次元的な位置
    座標毎に異物の有無状態を検出する際、該信号処理手段
    は該検査面上の異物からの散乱光に基づいて該検出手段
    で得られる各位置座標の信号のうち、最大値を与える最
    大位置座標を求め記憶手段に記憶し、該最大位置座標と
    隣接する周辺位置座標に相当する信号を調整して出力し
    ていることを特徴とするデバイスの製造方法。
JP4359595A 1995-02-08 1995-02-08 異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 Pending JPH08220009A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4359595A JPH08220009A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4359595A JPH08220009A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08220009A true JPH08220009A (ja) 1996-08-30

Family

ID=12668164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4359595A Pending JPH08220009A (ja) 1995-02-08 1995-02-08 異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08220009A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100460705B1 (ko) * 1997-12-30 2005-01-17 주식회사 하이닉스반도체 레티클 상의 파티클 검출장치
US9513229B1 (en) 2015-07-13 2016-12-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Particle measurement mask and particle managing method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100460705B1 (ko) * 1997-12-30 2005-01-17 주식회사 하이닉스반도체 레티클 상의 파티클 검출장치
US9513229B1 (en) 2015-07-13 2016-12-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Particle measurement mask and particle managing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4537467B2 (ja) 試料検査装置及び試料検査方法
US7443498B2 (en) Method and apparatus for inspecting a mura defect, and method of manufacturing a photomask
US7355691B2 (en) Defect inspection apparatus and defect inspection method
JP5330019B2 (ja) マスクパターンの検査方法およびマスクパターン検査装置
TWI608293B (zh) 檢驗一光微影光罩之方法及檢驗系統
JP5793093B2 (ja) 検査装置および検査方法
US7872745B2 (en) Pattern inspection apparatus and pattern inspection method
JPH06105169B2 (ja) 反復微細パターンの差異検出方法
JP2007064843A (ja) 試料検査装置、試料検査方法及びプログラム
EP0143004A2 (en) Apparatus for inspecting mask used for manufacturing integrated circuits
JP2005338620A (ja) ムラ欠陥検査マスク、ムラ欠陥検査装置及び方法、並びにフォトマスクの製造方法
JP2007178144A (ja) パターン検査装置、パターン検査方法、検査対象試料、及び検査対象試料の管理方法
JP4583155B2 (ja) 欠陥検査方法及びシステム、並びにフォトマスクの製造方法
JPH0735698A (ja) 像読取り装置、表面状態検査装置及び該装置を備える露光装置
US7817264B2 (en) Method for preparing focus-adjustment data for focusing lens system of optical defect-inspection apparatus, and focus adjustment wafer used in such method
JPH08220009A (ja) 異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
US20220011679A1 (en) Measurement tool and method for lithography masks
JP2009075068A (ja) パターン検査装置及びパターン検査方法
KR100783175B1 (ko) 체스격자 마스크, 마이크로렌즈 어레이 및 씨씨디 결합을이용한 포토마스크 표면의 헤이즈 검출장치 및 그검출방법
JP2006275780A (ja) パターン検査方法
JP2007334212A (ja) フォトマスクの検査方法及び装置
JP4922381B2 (ja) パターン検査装置及びパターン検査方法
JP4634478B2 (ja) 試料検査装置及び試料検査方法
JPH10106941A (ja) 異物検査装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JP2010175571A (ja) 試料検査装置及び試料検査方法