JPH08218911A - 車両用内燃エンジン制御装置 - Google Patents
車両用内燃エンジン制御装置Info
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- JPH08218911A JPH08218911A JP4896795A JP4896795A JPH08218911A JP H08218911 A JPH08218911 A JP H08218911A JP 4896795 A JP4896795 A JP 4896795A JP 4896795 A JP4896795 A JP 4896795A JP H08218911 A JPH08218911 A JP H08218911A
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- engine
- output torque
- ignition timing
- engine output
- torque
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン出力トルクの応答性を高めつつ、変
速時のエンジン出力トルクを充分にかつ適切に制御する
ことにより変速時のショックを低減することのできる車
両用内燃エンジン制御装置を提供する。 【構成】 内燃エンジン制御装置のECU5では、自動
変速機のシフトアップ時にエンジン出力トルクをスロッ
トル制御および点火時期制御により変化させる。シフト
アップ時にトルクアップ要求に応じてスロットル弁開度
を大きくしてエンジン出力トルクを増加させる一方、シ
フトアップ時にトルクダウン要求に応じて点火時期のリ
タード量IGRETを大きくしてエンジン出力トルクを
減少させ、応答性の高い制御を行なう。また、急激なシ
フトアップにより要求されるトルクダウン量が大きいと
きには点火時期のリタード量IGRETが限界値IGR
ETGを越えてしまうが、このとき限界値IGRETG
までリタード量IGRETの方を優先し、不足分のトル
クダウン量をスロットル弁開度THで補うようにしたこ
とにより、要求されるトルクダウン量が大きい場合にも
応答性を高めつつショックを低減できる。
速時のエンジン出力トルクを充分にかつ適切に制御する
ことにより変速時のショックを低減することのできる車
両用内燃エンジン制御装置を提供する。 【構成】 内燃エンジン制御装置のECU5では、自動
変速機のシフトアップ時にエンジン出力トルクをスロッ
トル制御および点火時期制御により変化させる。シフト
アップ時にトルクアップ要求に応じてスロットル弁開度
を大きくしてエンジン出力トルクを増加させる一方、シ
フトアップ時にトルクダウン要求に応じて点火時期のリ
タード量IGRETを大きくしてエンジン出力トルクを
減少させ、応答性の高い制御を行なう。また、急激なシ
フトアップにより要求されるトルクダウン量が大きいと
きには点火時期のリタード量IGRETが限界値IGR
ETGを越えてしまうが、このとき限界値IGRETG
までリタード量IGRETの方を優先し、不足分のトル
クダウン量をスロットル弁開度THで補うようにしたこ
とにより、要求されるトルクダウン量が大きい場合にも
応答性を高めつつショックを低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速時のショックを低
減する車両用内燃エンジン制御装置に関する。
減する車両用内燃エンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、変速時のショックを低減するもの
として、特開平5−321707号公報に示された車両
用内燃機関のスロットル制御装置が知られている。
として、特開平5−321707号公報に示された車両
用内燃機関のスロットル制御装置が知られている。
【0003】このスロットル制御装置は、自動変速機の
ギヤ比を小さくするシフトアップ時にスロットルアクチ
ュエータを制御してスロットル弁開度を調節し、エンジ
ン出力トルクを一旦増加させた後に変速前のエンジン出
力トルクより減少させることによって、シフトアップ時
に減速側での加速度の低下およびそれに続く加速側での
加速度の上昇によるショックの発生を抑制する。
ギヤ比を小さくするシフトアップ時にスロットルアクチ
ュエータを制御してスロットル弁開度を調節し、エンジ
ン出力トルクを一旦増加させた後に変速前のエンジン出
力トルクより減少させることによって、シフトアップ時
に減速側での加速度の低下およびそれに続く加速側での
加速度の上昇によるショックの発生を抑制する。
【0004】図12は従来のスロットル制御によってエ
ンジン出力トルクを変化させる場合を示すタイミングチ
ャートである。同図に示すように、3速から4速に切り
替える変速指示があると、変速開始時にトルクアップ要
求に応じたトルク補正量DTESFTにしたがってスロ
ットル弁開度THを徐々に開くと、実エンジン出力トル
クは増加する。3速から4速に変速が開始されると、ト
ルクダウン要求に応じたトルク補正量DTESFTにし
たがってスロットル弁開度THを変速開始前より閉じる
と実エンジン出力トルクは減少する。これにより、変速
時におけるエンジン出力トルクの変化を滑らかにするこ
とができ、シフトアップ時のショックを低減する。
ンジン出力トルクを変化させる場合を示すタイミングチ
ャートである。同図に示すように、3速から4速に切り
替える変速指示があると、変速開始時にトルクアップ要
求に応じたトルク補正量DTESFTにしたがってスロ
ットル弁開度THを徐々に開くと、実エンジン出力トル
クは増加する。3速から4速に変速が開始されると、ト
ルクダウン要求に応じたトルク補正量DTESFTにし
たがってスロットル弁開度THを変速開始前より閉じる
と実エンジン出力トルクは減少する。これにより、変速
時におけるエンジン出力トルクの変化を滑らかにするこ
とができ、シフトアップ時のショックを低減する。
【0005】また、アクセルとスロットル弁とがワイヤ
で機械的に接続されている車両のエンジンでは、スロッ
トル弁を独立して制御できないので、スロットル制御を
行なう代わりに点火時期をリタードさせて、変速後のエ
ンジン出力トルクの減少を行っている。
で機械的に接続されている車両のエンジンでは、スロッ
トル弁を独立して制御できないので、スロットル制御を
行なう代わりに点火時期をリタードさせて、変速後のエ
ンジン出力トルクの減少を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスロットル制御装置では、スロットル弁を制御して
エンジン出力トルクを上げたり下げたりするので、要求
されるエンジン出力トルクの応答性が点火時期制御に比
較して悪く、急激なシフトアップ時にショックを充分低
減できなかった(図12の矢印B参照)。
来のスロットル制御装置では、スロットル弁を制御して
エンジン出力トルクを上げたり下げたりするので、要求
されるエンジン出力トルクの応答性が点火時期制御に比
較して悪く、急激なシフトアップ時にショックを充分低
減できなかった(図12の矢印B参照)。
【0007】さらに、上期従来の点火時期制御では、変
速時に一律なリタード量を与えているのみであった。し
かしながら同一リタード量に対するエンジン出力トルク
の変化量はエンジン運転状態に応じて異なるため、適切
にエンジン出力トルクを制御できなかった。
速時に一律なリタード量を与えているのみであった。し
かしながら同一リタード量に対するエンジン出力トルク
の変化量はエンジン運転状態に応じて異なるため、適切
にエンジン出力トルクを制御できなかった。
【0008】そこで、本発明はかかる問題を解決するた
めに、エンジン出力トルクの応答性を高めつつ、変速時
のエンジン出力トルクを充分にかつ適切に制御すること
により変速時のショックを低減することのできる車両用
内燃エンジン制御装置を提供することを目的とする。
めに、エンジン出力トルクの応答性を高めつつ、変速時
のエンジン出力トルクを充分にかつ適切に制御すること
により変速時のショックを低減することのできる車両用
内燃エンジン制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る車両用内燃エンジン制御装
置は、変速機を備えた内燃エンジンに設けられ、該変速
機の減速比を変化させる変速時にエンジン出力トルクを
変更することにより変速ショックを低減する車両用内燃
エンジン制御装置において、前記変速時のエンジン出力
トルク変更量を算出するエンジン出力トルク変更量算出
手段と、前記エンジン出力トルク変更量に基づきスロッ
トル開度を制御するスロットル制御手段と、前記エンジ
ン出力トルク変更量に基づき点火時期を制御する点火時
期制御手段と、前記エンジン出力トルク変更量算出手段
によりエンジン出力を減少させるエンジントルク変更量
が算出された場合に前記点火時期制御手段を前記スロッ
トル制御手段に優先させる優先手段とを有する。
に、本発明の請求項1に係る車両用内燃エンジン制御装
置は、変速機を備えた内燃エンジンに設けられ、該変速
機の減速比を変化させる変速時にエンジン出力トルクを
変更することにより変速ショックを低減する車両用内燃
エンジン制御装置において、前記変速時のエンジン出力
トルク変更量を算出するエンジン出力トルク変更量算出
手段と、前記エンジン出力トルク変更量に基づきスロッ
トル開度を制御するスロットル制御手段と、前記エンジ
ン出力トルク変更量に基づき点火時期を制御する点火時
期制御手段と、前記エンジン出力トルク変更量算出手段
によりエンジン出力を減少させるエンジントルク変更量
が算出された場合に前記点火時期制御手段を前記スロッ
トル制御手段に優先させる優先手段とを有する。
【0010】請求項2に係る車両用内燃エンジン制御装
置では、請求項1に係る車両のエンジン制御装置におい
て前記エンジン出力トルク変更量が前記点火時期制御手
段による所定の制御限界値より大きいとき、前記スロッ
トル制御手段を併用して前記エンジン出力トルク変更量
を得る。
置では、請求項1に係る車両のエンジン制御装置におい
て前記エンジン出力トルク変更量が前記点火時期制御手
段による所定の制御限界値より大きいとき、前記スロッ
トル制御手段を併用して前記エンジン出力トルク変更量
を得る。
【0011】請求項3に係る車両用内燃エンジン制御装
置は、変速機を備えた内燃エンジンに設けられ、該変速
機の減速比を変化させる変速時に点火時期を制御してエ
ンジン出力トルクを変更することにより変速ショックを
低減する車両用内燃エンジン制御装置において、前記変
速時のエンジン出力トルク変更量を算出するエンジン出
力トルク変更量算出手段と、前記エンジンの回転数と負
荷とに応じて点火時期変更量に対するエンジン出力トル
ク変化量を演算するエンジン出力トルク変化量演算手段
と、該エンジン出力トルク変化量演算手段を用いて、前
記エンジン出力トルク変更量に対応した点火時期を演算
する点火時期演算手段とを備える。
置は、変速機を備えた内燃エンジンに設けられ、該変速
機の減速比を変化させる変速時に点火時期を制御してエ
ンジン出力トルクを変更することにより変速ショックを
低減する車両用内燃エンジン制御装置において、前記変
速時のエンジン出力トルク変更量を算出するエンジン出
力トルク変更量算出手段と、前記エンジンの回転数と負
荷とに応じて点火時期変更量に対するエンジン出力トル
ク変化量を演算するエンジン出力トルク変化量演算手段
と、該エンジン出力トルク変化量演算手段を用いて、前
記エンジン出力トルク変更量に対応した点火時期を演算
する点火時期演算手段とを備える。
【0012】
【作用】本発明の請求項1に係る車両用内燃エンジン制
御装置では、内燃エンジンに設けられた変速機の減速比
を変化させる変速時にエンジン出力トルクを変更するこ
とにより変速ショックを低減する際に、エンジン出力ト
ルク変更量算出手段により前記変速時のエンジン出力ト
ルク変更量を算出し、スロットル制御手段により前記エ
ンジン出力トルク変更量に基づきスロットル開度を制御
し、点火時期制御手段により前記エンジン出力トルク変
更量に基づき点火時期を制御し、前記エンジン出力トル
ク変更量算出手段によりエンジン出力を減少させるエン
ジントルク変更量が算出された場合に優先手段により前
記点火時期制御手段を前記スロットル制御手段に優先さ
せる。
御装置では、内燃エンジンに設けられた変速機の減速比
を変化させる変速時にエンジン出力トルクを変更するこ
とにより変速ショックを低減する際に、エンジン出力ト
ルク変更量算出手段により前記変速時のエンジン出力ト
ルク変更量を算出し、スロットル制御手段により前記エ
ンジン出力トルク変更量に基づきスロットル開度を制御
し、点火時期制御手段により前記エンジン出力トルク変
更量に基づき点火時期を制御し、前記エンジン出力トル
ク変更量算出手段によりエンジン出力を減少させるエン
ジントルク変更量が算出された場合に優先手段により前
記点火時期制御手段を前記スロットル制御手段に優先さ
せる。
【0013】請求項2に係る車両用内燃エンジン制御装
置では、前記エンジン出力トルク変更量が前記点火時期
制御手段による所定の制御限界値より大きいとき、前記
スロットル制御手段を併用して前記エンジン出力トルク
変更量を得る。
置では、前記エンジン出力トルク変更量が前記点火時期
制御手段による所定の制御限界値より大きいとき、前記
スロットル制御手段を併用して前記エンジン出力トルク
変更量を得る。
【0014】請求項3に係る車両用内燃エンジン制御装
置では、内燃エンジンに設けられた変速機の減速比を変
化させる変速時に点火時期を制御してエンジン出力トル
クを変更することにより変速ショックを低減する際に、
エンジン出力トルク変更量算出手段により前記変速時の
エンジン出力トルク変更量を算出し、エンジン出力トル
ク変化量演算手段により前記エンジンの回転数と負荷と
に応じて点火時期変更量に対するエンジン出力トルク変
化量を演算し、該エンジン出力トルク変化量演算手段を
用いて、点火時期演算手段により前記エンジン出力トル
ク変更量に対応した点火時期を演算する。
置では、内燃エンジンに設けられた変速機の減速比を変
化させる変速時に点火時期を制御してエンジン出力トル
クを変更することにより変速ショックを低減する際に、
エンジン出力トルク変更量算出手段により前記変速時の
エンジン出力トルク変更量を算出し、エンジン出力トル
ク変化量演算手段により前記エンジンの回転数と負荷と
に応じて点火時期変更量に対するエンジン出力トルク変
化量を演算し、該エンジン出力トルク変化量演算手段を
用いて、点火時期演算手段により前記エンジン出力トル
ク変更量に対応した点火時期を演算する。
【0015】
【実施例】本発明の車両用内燃エンジン制御装置の実施
例について説明する。
例について説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係る内燃エンジ
ン(以下「エンジン」という)及びその制御装置の全体
の構成図であり、エンジン1の吸気管2の途中にはスロ
ットル弁3が配されている。スロットル弁3にはスロッ
トル弁開度(TH)センサ4が連結されており、当該ス
ロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子コ
ントロールユニット(以下「ECU」という)5に供給
する。
ン(以下「エンジン」という)及びその制御装置の全体
の構成図であり、エンジン1の吸気管2の途中にはスロ
ットル弁3が配されている。スロットル弁3にはスロッ
トル弁開度(TH)センサ4が連結されており、当該ス
ロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子コ
ントロールユニット(以下「ECU」という)5に供給
する。
【0017】また、ECU5にはスロットル弁3を駆動
するスロットルアクチュエータ23およびアクセル開度
APを検出するアクセル開度(AP)センサ25が接続
されており、ECU5はアクセル開度センサ25によっ
て検出されたアクセル開度APに基づいてスロットルア
クチュエータ23を駆動する。
するスロットルアクチュエータ23およびアクセル開度
APを検出するアクセル開度(AP)センサ25が接続
されており、ECU5はアクセル開度センサ25によっ
て検出されたアクセル開度APに基づいてスロットルア
クチュエータ23を駆動する。
【0018】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
【0019】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には管7
を介して吸気管内圧力(PB)センサ8が設けられてお
り、この圧力センサ8により電気信号に変換された圧力
信号は前記ECU5に供給される。また、その下流には
吸気温(TA)センサ9が取付けられており、吸気温T
Aを検出して対応する電気信号を出力してECU5に供
給する。
を介して吸気管内圧力(PB)センサ8が設けられてお
り、この圧力センサ8により電気信号に変換された圧力
信号は前記ECU5に供給される。また、その下流には
吸気温(TA)センサ9が取付けられており、吸気温T
Aを検出して対応する電気信号を出力してECU5に供
給する。
【0020】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。
【0021】エンジン1の図示しないカム軸周囲又はク
ランク軸周囲には、エンジン1の特定の気筒の所定クラ
ンク角度位置で信号パルス(以下「CYL信号パルス」
という)を出力する気筒判別センサ(以下「CYLセン
サ」という)13、各気筒の吸入行程開始時の上死点
(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位
置で(4気筒エンジンではクランク角180゜毎に)T
DC信号パルスを発生するNEセンサ12、及び前記T
DC信号パルスの周期より短い一定クランク角(例えば
30゜)周期で1パルス(以下「CRK信号パルス」と
いう)を発生するクランク角センサ(以下「CRKセン
サ」と云う)11が取り付けられており、CYL信号パ
ルスTDC信号パルス及びCRK信号(クランク角信
号)パルスはECU5に供給される。
ランク軸周囲には、エンジン1の特定の気筒の所定クラ
ンク角度位置で信号パルス(以下「CYL信号パルス」
という)を出力する気筒判別センサ(以下「CYLセン
サ」という)13、各気筒の吸入行程開始時の上死点
(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位
置で(4気筒エンジンではクランク角180゜毎に)T
DC信号パルスを発生するNEセンサ12、及び前記T
DC信号パルスの周期より短い一定クランク角(例えば
30゜)周期で1パルス(以下「CRK信号パルス」と
いう)を発生するクランク角センサ(以下「CRKセン
サ」と云う)11が取り付けられており、CYL信号パ
ルスTDC信号パルス及びCRK信号(クランク角信
号)パルスはECU5に供給される。
【0022】エンジン1の各気筒には、点火プラグ19
が設けられ、ディストリビュータ18を介してECU5
に接続されている。この他、ECU5には周知の自動変
速機26が接続されている。自動変速機26は、図示し
ないロックアップクラッチやギヤ機構の動作を制御する
油圧制御回路26bおよびシフト位置を検出するギヤ位
置センサ26aを備えており、油圧制御回路26bおよ
びギヤ位置センサ26aはECU5に電気的に接続され
ている。
が設けられ、ディストリビュータ18を介してECU5
に接続されている。この他、ECU5には周知の自動変
速機26が接続されている。自動変速機26は、図示し
ないロックアップクラッチやギヤ機構の動作を制御する
油圧制御回路26bおよびシフト位置を検出するギヤ位
置センサ26aを備えており、油圧制御回路26bおよ
びギヤ位置センサ26aはECU5に電気的に接続され
ている。
【0023】三元触媒(触媒コンバータ)15はエンジ
ン1の排気管14に配置されており、排気ガス中のH
C,CO,NOx等の成分の浄化を行う。排気管14の
触媒コンバータ15の上流側には、空燃比センサとして
の酸素濃度センサ16(以下「O2センサ16」とい
う)が装着されており、このO2センサ16は排気ガス
中の酸素濃度を検出し、その検出値に応じた電気信号を
出力しECU5に供給する。また、ECU5には車速V
Pを検出する車速センサ24が電気的に接続されてい
る。
ン1の排気管14に配置されており、排気ガス中のH
C,CO,NOx等の成分の浄化を行う。排気管14の
触媒コンバータ15の上流側には、空燃比センサとして
の酸素濃度センサ16(以下「O2センサ16」とい
う)が装着されており、このO2センサ16は排気ガス
中の酸素濃度を検出し、その検出値に応じた電気信号を
出力しECU5に供給する。また、ECU5には車速V
Pを検出する車速センサ24が電気的に接続されてい
る。
【0024】ECU5は各種センサからの入力信号波形
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路、中央演算処理回路(以下「CPU」という)、
CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等
を記憶する記憶手段、前記燃料噴射弁6及びディストリ
ビュータ18等に駆動信号を供給する出力回路等から構
成される。
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路、中央演算処理回路(以下「CPU」という)、
CPUで実行される各種演算プログラム及び演算結果等
を記憶する記憶手段、前記燃料噴射弁6及びディストリ
ビュータ18等に駆動信号を供給する出力回路等から構
成される。
【0025】ECU5のCPUは上述の各種エンジンパ
ラメータ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じ
た空燃比のフィードバック制御運転領域やオープンルー
プ制御運転領域等の種々のエンジン運転状態を判別する
とともに、エンジン運転状態に応じ、数式(1)に基づ
き、前記TDC信号パルスに同期して燃料噴射弁6の燃
料噴射時間Toutを演算する。
ラメータ信号に基づいて、排気ガス中の酸素濃度に応じ
た空燃比のフィードバック制御運転領域やオープンルー
プ制御運転領域等の種々のエンジン運転状態を判別する
とともに、エンジン運転状態に応じ、数式(1)に基づ
き、前記TDC信号パルスに同期して燃料噴射弁6の燃
料噴射時間Toutを演算する。
【0026】
【数1】Tout=Ti×KO2×K1+K2 ここに、Tiは基本燃料量、具体的にはエンジン回転数
NEと吸気管内圧力PBとに応じて決定される基本燃料
噴射時間であり、このTi値を決定するためのTiマッ
プが記憶手段に記憶されている。
NEと吸気管内圧力PBとに応じて決定される基本燃料
噴射時間であり、このTi値を決定するためのTiマッ
プが記憶手段に記憶されている。
【0027】KO2は、O2センサ16の出力に基づい
て算出される空燃比補正係数であり、空燃比フィードバ
ック制御中はO2センサ16の出力に応じてエンジンに
供給される混合気の空燃比が目標空燃比に一致するよう
に設定され、オープンループ制御中はエンジン運転状態
に応じた所定値に設定される。
て算出される空燃比補正係数であり、空燃比フィードバ
ック制御中はO2センサ16の出力に応じてエンジンに
供給される混合気の空燃比が目標空燃比に一致するよう
に設定され、オープンループ制御中はエンジン運転状態
に応じた所定値に設定される。
【0028】K1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ
信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数であ
り、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速
特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定され
る。
信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変数であ
り、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速
特性等の諸特性の最適化が図られるような値に設定され
る。
【0029】ECU5のCPUはさらに点火時期θIG
をエンジン運転状態に応じて算出し、上記Tout値に
応じた燃料噴射弁6の駆動信号及びθIG値に応じた点
火プラグ19の駆動信号を、出力回路を介して出力す
る。
をエンジン運転状態に応じて算出し、上記Tout値に
応じた燃料噴射弁6の駆動信号及びθIG値に応じた点
火プラグ19の駆動信号を、出力回路を介して出力す
る。
【0030】図2はECU5によって実行されるエンジ
ン出力トルク制御処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。本ルーチンはタイマ処理などにより一定時間間隔
で繰り返し実行される。まず、アクセル開度APおよび
エンジン回転数NEにより基本スロットル弁開度THB
ASEを算出する(ステップS1)。図3はアクセル開
度APおよびエンジン回転数NEに応じた基本スロット
ル弁開度THBASEの値を示すグラフである。
ン出力トルク制御処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。本ルーチンはタイマ処理などにより一定時間間隔
で繰り返し実行される。まず、アクセル開度APおよび
エンジン回転数NEにより基本スロットル弁開度THB
ASEを算出する(ステップS1)。図3はアクセル開
度APおよびエンジン回転数NEに応じた基本スロット
ル弁開度THBASEの値を示すグラフである。
【0031】つづいて、吸気管内圧力PBおよびエンジ
ン回転数NEにより基本点火時期IGBASEを算出す
る(ステップS2)。図4は吸気管内圧力PBおよびエ
ンジン回転数NEに応じた基本点火時期IGBASEの
値を示すグラフである。
ン回転数NEにより基本点火時期IGBASEを算出す
る(ステップS2)。図4は吸気管内圧力PBおよびエ
ンジン回転数NEに応じた基本点火時期IGBASEの
値を示すグラフである。
【0032】つぎに、自動変速機26がシフトチェンジ
中であるか否かをギヤ位置センサ26aの出力によって
判別し、判別結果に応じてシフトショック低減処理用の
トルク補正量DTESFTを算出する(ステップS
3)。シフトチェンジ中であるとき、トルク補正量DT
ESFTはシフト位置SFT、エンジン出力トルク(エ
ンジン回転数NE、吸気管内圧力PB)、変速機のギヤ
比、車速VPなどにより、刻々と変化する変速状況に応
じて演算されるが、このトルク補正量DTESFTの演
算タイミングについて説明する。
中であるか否かをギヤ位置センサ26aの出力によって
判別し、判別結果に応じてシフトショック低減処理用の
トルク補正量DTESFTを算出する(ステップS
3)。シフトチェンジ中であるとき、トルク補正量DT
ESFTはシフト位置SFT、エンジン出力トルク(エ
ンジン回転数NE、吸気管内圧力PB)、変速機のギヤ
比、車速VPなどにより、刻々と変化する変速状況に応
じて演算されるが、このトルク補正量DTESFTの演
算タイミングについて説明する。
【0033】図5はドライブシャフトトルク、要求エン
ジン出力トルクおよびエンジン回転数NEを示すタイミ
ングチャートである。尚、比較のために従来の場合を点
線で示す。変速指令が出ると、1速から2速、2速から
3速、3速から2速などの変速状況に応じて変速用リニ
アソレノイドが駆動される。リニアソレノイドの駆動が
開始されてから油圧が立ち上がるまでは本ルーチンの実
行を遅らせる。この時点まではトルク補正量DTESF
Tは値0のままである。
ジン出力トルクおよびエンジン回転数NEを示すタイミ
ングチャートである。尚、比較のために従来の場合を点
線で示す。変速指令が出ると、1速から2速、2速から
3速、3速から2速などの変速状況に応じて変速用リニ
アソレノイドが駆動される。リニアソレノイドの駆動が
開始されてから油圧が立ち上がるまでは本ルーチンの実
行を遅らせる。この時点まではトルク補正量DTESF
Tは値0のままである。
【0034】遅延時間が経過して次段クラッチの接続が
開始されると、本ルーチンが実行される。本ルーチンで
は、変速状況に応じたトルク補正量DTESFTの最大
値、およびその最大値に到達するまでのトルクアップ回
数を算出し、さらにその最大値をトルクアップ回数で割
ることにより1回分の加算量DTEUP1を算出する。
即ち、前回のトルク補正量DTESFTに加算量DTE
UP1を加えた値を今回のトルク補正量DTESFTに
設定してトルクアップを行う。トルクアップ回数だけ加
算した時点でトルク補正量DTESFTは最大値に達す
る。この後、エンジン回転数NEの変化により前段クラ
ッチの解放が検知されるまで最大値となったトルク補正
量DTESFTをホールドする。
開始されると、本ルーチンが実行される。本ルーチンで
は、変速状況に応じたトルク補正量DTESFTの最大
値、およびその最大値に到達するまでのトルクアップ回
数を算出し、さらにその最大値をトルクアップ回数で割
ることにより1回分の加算量DTEUP1を算出する。
即ち、前回のトルク補正量DTESFTに加算量DTE
UP1を加えた値を今回のトルク補正量DTESFTに
設定してトルクアップを行う。トルクアップ回数だけ加
算した時点でトルク補正量DTESFTは最大値に達す
る。この後、エンジン回転数NEの変化により前段クラ
ッチの解放が検知されるまで最大値となったトルク補正
量DTESFTをホールドする。
【0035】つづいて、前段クラッチの解放が検知され
た時点で変速状況に応じたトルクダウン量DTEUP2
を算出し、そのトルクダウン量DTEUP2にトルク補
正量DTESFTを設定する。この後、エンジン回転数
NEの変化により変速終了が検知されるまで設定された
トルク補正量DTESFTをホールドし、変速終了が検
知された時点でトルク補正量DTESFTを値0にす
る。
た時点で変速状況に応じたトルクダウン量DTEUP2
を算出し、そのトルクダウン量DTEUP2にトルク補
正量DTESFTを設定する。この後、エンジン回転数
NEの変化により変速終了が検知されるまで設定された
トルク補正量DTESFTをホールドし、変速終了が検
知された時点でトルク補正量DTESFTを値0にす
る。
【0036】上記タイミングにしたがって、トルク補正
量DTESFTは演算されるが、基本的には変速機のギ
ヤ比を小さくするシフトアップの開始時には、エンジン
出力トルクの増加(トルクアップ)を行うべく、トルク
補正量DTESFTは正の値に設定される一方、シフト
アップの終了時にはシフトショック低減のためにエンジ
ン出力トルクの減少(トルクダウン)を行うべく、トル
ク補正量DTESFTは負の値に設定される。シフトチ
ェンジ中でないときはトルク補正量DTESFTは値0
に設定される。トルク補正量DTESFTの値が「0」
であるときは、後述する処理によってスロットル弁開度
THおよび点火時期IGが実質的に変更されることはな
い。
量DTESFTは演算されるが、基本的には変速機のギ
ヤ比を小さくするシフトアップの開始時には、エンジン
出力トルクの増加(トルクアップ)を行うべく、トルク
補正量DTESFTは正の値に設定される一方、シフト
アップの終了時にはシフトショック低減のためにエンジ
ン出力トルクの減少(トルクダウン)を行うべく、トル
ク補正量DTESFTは負の値に設定される。シフトチ
ェンジ中でないときはトルク補正量DTESFTは値0
に設定される。トルク補正量DTESFTの値が「0」
であるときは、後述する処理によってスロットル弁開度
THおよび点火時期IGが実質的に変更されることはな
い。
【0037】つぎに、トルク補正量DTESFTが
「0」以上であるか否かを判別する(ステップS4)。
トルク補正量DTESFTが「0」以上であるときに
は、シフトチェンジ中でないときであるか、またはシフ
トチェンジ時にトルクアップ、即ちエンジン出力トルク
の増加が要求されていることを意味し、トルク補正量D
TESFTによりスロットル弁開度補正量DTHSFT
を算出する(ステップS5)。即ち、スロットル弁開度
補正量DTHSFTはエンジン回転数NEと基本スロッ
トル弁開度THBASEのマップから検索される変換係
数にトルク補正量DTESFTを乗算することによって
求められる。図6はエンジン回転数NEおよび基本スロ
ットル弁開度THBASEに応じて設定される変換係数
を示すグラフである。変換係数はエンジン回転数NEが
高い程大きく、且つ基本スロットル弁開度THBASE
が大きい程大きな値に設定される。
「0」以上であるか否かを判別する(ステップS4)。
トルク補正量DTESFTが「0」以上であるときに
は、シフトチェンジ中でないときであるか、またはシフ
トチェンジ時にトルクアップ、即ちエンジン出力トルク
の増加が要求されていることを意味し、トルク補正量D
TESFTによりスロットル弁開度補正量DTHSFT
を算出する(ステップS5)。即ち、スロットル弁開度
補正量DTHSFTはエンジン回転数NEと基本スロッ
トル弁開度THBASEのマップから検索される変換係
数にトルク補正量DTESFTを乗算することによって
求められる。図6はエンジン回転数NEおよび基本スロ
ットル弁開度THBASEに応じて設定される変換係数
を示すグラフである。変換係数はエンジン回転数NEが
高い程大きく、且つ基本スロットル弁開度THBASE
が大きい程大きな値に設定される。
【0038】つぎに、スロットル制御を行うべく、基本
スロットル弁開度THBASEにスロットル開度補正量
DTHSFTを加えた値をスロットル弁開度THに設定
し(ステップS6)、点火時期のリタードを禁止すべ
く、基本点火時期IGBASEを点火時期IGに設定し
て(ステップS7)、本ルーチンを終了する。
スロットル弁開度THBASEにスロットル開度補正量
DTHSFTを加えた値をスロットル弁開度THに設定
し(ステップS6)、点火時期のリタードを禁止すべ
く、基本点火時期IGBASEを点火時期IGに設定し
て(ステップS7)、本ルーチンを終了する。
【0039】一方、ステップS4でトルク補正量DTE
SFTが「0」より低いとき、つまりシフトチェンジの
終了時であってエンジン出力トルクの減少、即ちトルク
ダウンが要求されているとき、トルク補正量DTESF
Tおよび他の運転パラメータにより点火時期のリタード
量IGRETを算出する(ステップS8)。図7はリタ
ード量IGRETの算出に用いられる変換係数KTEI
Gの値を吸気管内圧力PBおよびエンジン回転数NEに
応じて示すグラフであり、図8は吸気管内圧力PBとエ
ンジン回転数NEに応じた基本リタード量IGRET0
の値を示すグラフである。図7に示すように、変換係数
KTEIGは高負荷である程小さく、且つ高回転である
程大きく設定される。また、図8に示すように、基本リ
タード量IGRET0は高回転である程大きく、且つ高
負荷である程概ね大きく設定される。点火時期のリター
ド量IGRETは数式2により算出される。
SFTが「0」より低いとき、つまりシフトチェンジの
終了時であってエンジン出力トルクの減少、即ちトルク
ダウンが要求されているとき、トルク補正量DTESF
Tおよび他の運転パラメータにより点火時期のリタード
量IGRETを算出する(ステップS8)。図7はリタ
ード量IGRETの算出に用いられる変換係数KTEI
Gの値を吸気管内圧力PBおよびエンジン回転数NEに
応じて示すグラフであり、図8は吸気管内圧力PBとエ
ンジン回転数NEに応じた基本リタード量IGRET0
の値を示すグラフである。図7に示すように、変換係数
KTEIGは高負荷である程小さく、且つ高回転である
程大きく設定される。また、図8に示すように、基本リ
タード量IGRET0は高回転である程大きく、且つ高
負荷である程概ね大きく設定される。点火時期のリター
ド量IGRETは数式2により算出される。
【0040】
【数2】 IGRET=KTEIG×DTESFT+IGRET0 図9は数式2にしたがって算出された点火時期のリター
ド量IGRETによるトルクダウン量(計算トルクダウ
ン量)と実際のトルクダウン量(実トルクダウン量)を
示すグラフである。図中破線で示すように、リタード量
が小さいときには、トルクダウンの効果は得られていな
い。
ド量IGRETによるトルクダウン量(計算トルクダウ
ン量)と実際のトルクダウン量(実トルクダウン量)を
示すグラフである。図中破線で示すように、リタード量
が小さいときには、トルクダウンの効果は得られていな
い。
【0041】本実施例では、実トルクダウン量にできる
だけ一致させるために、計算トルクダウン量とリタード
量IGRETとの関係を数式2で表現することとした。
すなわち、実トルクダウン量に合わせて、リタード量I
GRETが基本リタード量IGRET0になるまでトル
クダウンの効果を与えないこととする。また、トルクダ
ウン量は同一のリタード量であっても、エンジンの運転
状態に応じて異なってくるので、上述したように、基本
リタード量IGRET0は、エンジン回転数NEおよび
吸気管内圧力PBのマップ検索によりエンジンの運転状
態に応じた適切な値を選ぶようにした(図8参照)。さ
らに、基本リタード量IGRET0よりも大きな値にリ
タード量IGRETを設定した場合には、トルクダウン
量の小さい領域(図9の矢印A)を除いてトルクダウン
量はリタード量IGRETにほぼ比例するので、リター
ド量IGRETの一次関数であるとみなす。但し、その
傾きKTEIGは、上述したように基本リタード量IG
RET0と同様にエンジン回転数NEおよび吸気管内圧
力PBに応じて変化するので、エンジン回転数NEおよ
び吸気管内圧力PBのマップ検索により求めるようにし
た(図7参照)。
だけ一致させるために、計算トルクダウン量とリタード
量IGRETとの関係を数式2で表現することとした。
すなわち、実トルクダウン量に合わせて、リタード量I
GRETが基本リタード量IGRET0になるまでトル
クダウンの効果を与えないこととする。また、トルクダ
ウン量は同一のリタード量であっても、エンジンの運転
状態に応じて異なってくるので、上述したように、基本
リタード量IGRET0は、エンジン回転数NEおよび
吸気管内圧力PBのマップ検索によりエンジンの運転状
態に応じた適切な値を選ぶようにした(図8参照)。さ
らに、基本リタード量IGRET0よりも大きな値にリ
タード量IGRETを設定した場合には、トルクダウン
量の小さい領域(図9の矢印A)を除いてトルクダウン
量はリタード量IGRETにほぼ比例するので、リター
ド量IGRETの一次関数であるとみなす。但し、その
傾きKTEIGは、上述したように基本リタード量IG
RET0と同様にエンジン回転数NEおよび吸気管内圧
力PBに応じて変化するので、エンジン回転数NEおよ
び吸気管内圧力PBのマップ検索により求めるようにし
た(図7参照)。
【0042】基本リタード量IGRET0および傾きK
TEIGと、既にステップS3にて求めたトルク補正量
DTESFTとを用いて上記数式2によりリタード量I
GRETを算出する。このようにして、エンジンの運転
状態に応じた適切なリタード量IGRETを要求トルク
ダウン量にしたがって演算することができる。
TEIGと、既にステップS3にて求めたトルク補正量
DTESFTとを用いて上記数式2によりリタード量I
GRETを算出する。このようにして、エンジンの運転
状態に応じた適切なリタード量IGRETを要求トルク
ダウン量にしたがって演算することができる。
【0043】さらに、リタード量IGRETは、後述す
るようにエンジン回転数NE、吸気管内圧力PBに応じ
た限界値IGRETG(図10参照)以外に、機関温
度、機関失火状態、触媒温度などにより制限される場合
があるが、このような条件下においても上記近似式(数
式2)によりリタード量IGRETによるトルクダウン
量の限界値IGRETGを算出することは可能である。
したがって、限界値IGRETGに達したときには、要
求トルクダウン量とリタード量IGRETによる限界値
IGRETGとの差分をスロットル制御によるトルクダ
ウン量で補うこととする。尚、本実施例では上記近似式
(数式2)を一次関数としたが、他の関数で表現しても
よいことは勿論である。
るようにエンジン回転数NE、吸気管内圧力PBに応じ
た限界値IGRETG(図10参照)以外に、機関温
度、機関失火状態、触媒温度などにより制限される場合
があるが、このような条件下においても上記近似式(数
式2)によりリタード量IGRETによるトルクダウン
量の限界値IGRETGを算出することは可能である。
したがって、限界値IGRETGに達したときには、要
求トルクダウン量とリタード量IGRETによる限界値
IGRETGとの差分をスロットル制御によるトルクダ
ウン量で補うこととする。尚、本実施例では上記近似式
(数式2)を一次関数としたが、他の関数で表現しても
よいことは勿論である。
【0044】つづいて、リタード量IGRETの限界値
IGRETGを算出する(ステップS9)。図10は吸
気管内圧力PBおよびエンジン回転数NEに応じた限界
値IGRETGの値を示すグラフである。限界値IGR
ETGは高負荷である程小さく、且つ高回転である程小
さく設定される。
IGRETGを算出する(ステップS9)。図10は吸
気管内圧力PBおよびエンジン回転数NEに応じた限界
値IGRETGの値を示すグラフである。限界値IGR
ETGは高負荷である程小さく、且つ高回転である程小
さく設定される。
【0045】上記ステップS5で算出された点火時期の
リタード量IGRETが限界値IGRETG以上である
か否かを判別する(ステップS10)。点火時期のリタ
ード量IGRETが限界値IGRETGより小さいとき
には、スロットル制御を禁止すべく、スロットル弁開度
THを基本スロットル弁開度THBASEに設定し(ス
テップS11)、点火時期IGを基本点火時期IGBA
SEからリタード量IGRETを差し引いた値に設定し
て点火時期をリタードし(ステップS12)、本ルーチ
ンを終了する。
リタード量IGRETが限界値IGRETG以上である
か否かを判別する(ステップS10)。点火時期のリタ
ード量IGRETが限界値IGRETGより小さいとき
には、スロットル制御を禁止すべく、スロットル弁開度
THを基本スロットル弁開度THBASEに設定し(ス
テップS11)、点火時期IGを基本点火時期IGBA
SEからリタード量IGRETを差し引いた値に設定し
て点火時期をリタードし(ステップS12)、本ルーチ
ンを終了する。
【0046】一方、ステップS10で点火時期のリター
ド量IGRETが限界値IGRETG以上であるときに
は、限界値IGRETG、基本リタード量IGRET0
および変換係数KTEIGにより限界値IGRETGに
おけるトルクダウン量DTEIGを数式3により逆算す
る(ステップS13)。
ド量IGRETが限界値IGRETG以上であるときに
は、限界値IGRETG、基本リタード量IGRET0
および変換係数KTEIGにより限界値IGRETGに
おけるトルクダウン量DTEIGを数式3により逆算す
る(ステップS13)。
【0047】
【数3】DTEIG=(IGRETG−IGRET0)
/KTEIG 逆算された限界値IGRETGのトルクダウン量DTE
IGをトルク補正量DTESFTから差し引いた値をス
ロットル制御で補うべきトルクダウン量DTETHとし
て算出する(ステップS14)。
/KTEIG 逆算された限界値IGRETGのトルクダウン量DTE
IGをトルク補正量DTESFTから差し引いた値をス
ロットル制御で補うべきトルクダウン量DTETHとし
て算出する(ステップS14)。
【0048】前記ステップS5と同様な方法で、算出さ
れたトルクダウン量DTETHによりスロットル弁開度
補正量DTHSFTを算出する(ステップS15)。つ
まり、吸気管内圧力PBおよびエンジン回転数NEのマ
ップ(図6参照)から検索される変換係数をトルクダウ
ン量DTETHに乗算してスロットル弁開度補正量DT
HSFTを算出する。
れたトルクダウン量DTETHによりスロットル弁開度
補正量DTHSFTを算出する(ステップS15)。つ
まり、吸気管内圧力PBおよびエンジン回転数NEのマ
ップ(図6参照)から検索される変換係数をトルクダウ
ン量DTETHに乗算してスロットル弁開度補正量DT
HSFTを算出する。
【0049】次いで、前記ステップS6と同様の方法
で、基本スロットル弁開度THBASEにスロットル弁
開度補正量DTHSFTを加えた値をスロットル弁開度
THに設定してスロットル制御を行い(ステップS1
6)、基本点火時期IGBASEから限界値IGRET
Gを差し引いた値を点火時期IGに設定して点火時期リ
タードを行い(ステップS17)、本ルーチンを終了す
る。
で、基本スロットル弁開度THBASEにスロットル弁
開度補正量DTHSFTを加えた値をスロットル弁開度
THに設定してスロットル制御を行い(ステップS1
6)、基本点火時期IGBASEから限界値IGRET
Gを差し引いた値を点火時期IGに設定して点火時期リ
タードを行い(ステップS17)、本ルーチンを終了す
る。
【0050】以上示したように、本実施例の車両用内燃
エンジン制御装置によれば、シフトアップ終了時のトル
クダウン要求時に点火時期をリタード量IGRETによ
りリタードしてエンジン出力トルクを減少させているの
で、シフトアップ時に応答性の高いエンジン出力トルク
の制御を行なうことができる。
エンジン制御装置によれば、シフトアップ終了時のトル
クダウン要求時に点火時期をリタード量IGRETによ
りリタードしてエンジン出力トルクを減少させているの
で、シフトアップ時に応答性の高いエンジン出力トルク
の制御を行なうことができる。
【0051】図11はシフトアップ時におけるスロット
ル弁開度TH、点火時期IGRET、実際のエンジン出
力トルクの変化を示すタイミングチャートである。同図
(A)は要求トルクダウン量が少ない場合を示し、同図
(B)は要求トルクダウン量が多い場合を示す。同図
(A)の要求トルクダウン量が少ない場合には、変速指
示にしたがって3速から4速に変速を行うときにトルク
アップ要求に応じたトルク補正量DTESFTにしたが
ってスロットル弁開度THを徐々に開いて実エンジン出
力トルクを増加させた後に、点火時期IGRETのリタ
ードだけでトルクダウン要求に応じたトルク補正量DT
ESFTにしたがって実エンジン出力トルクを減少させ
る。一方、同図(B)の要求トルクダウン量が多い場合
には、点火時期IGRETのリタードだけではエンジン
出力トルクを減少できないので、スロットル弁開度TH
を閉じて要求トルクダウン量に応じたトルク補正量DT
ESFTの不足分を補う。つまり、急激なシフトアップ
による要求トルクダウン量が大きいときには点火時期の
リタード量IGRETが限界値IGRETGを越えてし
まうが、かかる場合には限界値IGRETGまでリター
ド量IGRETの方を優先し、不足分のトルクダウン量
をスロットル制御で補うようにしたので、要求トルクダ
ウン量が大きい場合にも応答性を高めつつショックを低
減できる。
ル弁開度TH、点火時期IGRET、実際のエンジン出
力トルクの変化を示すタイミングチャートである。同図
(A)は要求トルクダウン量が少ない場合を示し、同図
(B)は要求トルクダウン量が多い場合を示す。同図
(A)の要求トルクダウン量が少ない場合には、変速指
示にしたがって3速から4速に変速を行うときにトルク
アップ要求に応じたトルク補正量DTESFTにしたが
ってスロットル弁開度THを徐々に開いて実エンジン出
力トルクを増加させた後に、点火時期IGRETのリタ
ードだけでトルクダウン要求に応じたトルク補正量DT
ESFTにしたがって実エンジン出力トルクを減少させ
る。一方、同図(B)の要求トルクダウン量が多い場合
には、点火時期IGRETのリタードだけではエンジン
出力トルクを減少できないので、スロットル弁開度TH
を閉じて要求トルクダウン量に応じたトルク補正量DT
ESFTの不足分を補う。つまり、急激なシフトアップ
による要求トルクダウン量が大きいときには点火時期の
リタード量IGRETが限界値IGRETGを越えてし
まうが、かかる場合には限界値IGRETGまでリター
ド量IGRETの方を優先し、不足分のトルクダウン量
をスロットル制御で補うようにしたので、要求トルクダ
ウン量が大きい場合にも応答性を高めつつショックを低
減できる。
【0052】尚、上記実施例では、吸気管内圧力PB、
エンジン回転数NEを運転パラメータとしているが、こ
の他に車速VP、水温TW、吸気温TA、大気圧、シフ
ト位置SFTなどを加えてもよい。
エンジン回転数NEを運転パラメータとしているが、こ
の他に車速VP、水温TW、吸気温TA、大気圧、シフ
ト位置SFTなどを加えてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る車両用内燃エン
ジン制御装置によれば、変速時にエンジン出力トルクを
変更させる際、エンジン出力トルクの増加要求に対して
は、スロットル制御手段によりスロットル弁開度を大き
くしてエンジン出力トルクを増加させ、エンジン出力ト
ルクの減少要求に対しては、エンジン出力トルクの減少
がより速く得られる点火時期制御手段をスロットル制御
手段に優先させるので、エンジン出力トルクの応答性を
高めて変速時のショックを充分に低減できる。
ジン制御装置によれば、変速時にエンジン出力トルクを
変更させる際、エンジン出力トルクの増加要求に対して
は、スロットル制御手段によりスロットル弁開度を大き
くしてエンジン出力トルクを増加させ、エンジン出力ト
ルクの減少要求に対しては、エンジン出力トルクの減少
がより速く得られる点火時期制御手段をスロットル制御
手段に優先させるので、エンジン出力トルクの応答性を
高めて変速時のショックを充分に低減できる。
【0054】請求項2に係る車両のエンジン制御装置に
よれば、前記エンジン出力トルク変更量が前記点火時期
制御手段による所定の制御限界値より大きいとき、前記
スロットル制御手段を併用して前記エンジン出力トルク
変更量を得るので、点火時期のリタード量の限界値を越
える分についてはスロットル制御に依存することによっ
て大きなトルクダウン量を確保でき、しかも点火時期制
御を充分に活かした応答性の高い制御を行なうことがで
きる。
よれば、前記エンジン出力トルク変更量が前記点火時期
制御手段による所定の制御限界値より大きいとき、前記
スロットル制御手段を併用して前記エンジン出力トルク
変更量を得るので、点火時期のリタード量の限界値を越
える分についてはスロットル制御に依存することによっ
て大きなトルクダウン量を確保でき、しかも点火時期制
御を充分に活かした応答性の高い制御を行なうことがで
きる。
【0055】請求項3に係る車両のエンジン制御装置に
よれば、エンジンの回転数と負荷とに応じて点火時期リ
タード量に対するエンジン出力トルク変化量を演算して
いるので、エンジン出力トルクの減少要求に応じた適切
な点火時期リタード量を演算できるため、変速時のショ
ックを充分に低減できる。
よれば、エンジンの回転数と負荷とに応じて点火時期リ
タード量に対するエンジン出力トルク変化量を演算して
いるので、エンジン出力トルクの減少要求に応じた適切
な点火時期リタード量を演算できるため、変速時のショ
ックを充分に低減できる。
【図1】実施例に係る内燃エンジン及びその制御装置の
全体の構成図である。
全体の構成図である。
【図2】ECU5によって実行されるエンジン出力トル
ク制御処理ルーチンを示すフローチャートである。
ク制御処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図3】アクセル開度APおよびエンジン回転数NEに
応じた基本スロットル弁開度THBASEの値を示すグ
ラフである。
応じた基本スロットル弁開度THBASEの値を示すグ
ラフである。
【図4】吸気管内圧力PBおよびエンジン回転数NEに
応じた基本点火時期IGBASEの値を示すグラフであ
る。
応じた基本点火時期IGBASEの値を示すグラフであ
る。
【図5】ドライブシャフトトルク、要求エンジン出力ト
ルクおよびエンジン回転数NEを示すタイミングチャー
トである。
ルクおよびエンジン回転数NEを示すタイミングチャー
トである。
【図6】エンジン回転数NEおよび基本スロットル弁開
度THBASEに応じて設定される変換係数を示すグラ
フである。
度THBASEに応じて設定される変換係数を示すグラ
フである。
【図7】リタード量IGRETの算出に用いられる変換
係数KTEIGの値を吸気管内圧力PBおよびエンジン
回転数NEに応じて示すグラフである。
係数KTEIGの値を吸気管内圧力PBおよびエンジン
回転数NEに応じて示すグラフである。
【図8】吸気管内圧力PBとエンジン回転数NEに応じ
た基本リタード量IGRET0の値を示すグラフであ
る。
た基本リタード量IGRET0の値を示すグラフであ
る。
【図9】数式2にしたがって算出された点火時期のリタ
ード量IGRETによるトルクダウン量(計算トルクダ
ウン量)と実際のトルクダウン量(実トルクダウン量)
を示すグラフである。
ード量IGRETによるトルクダウン量(計算トルクダ
ウン量)と実際のトルクダウン量(実トルクダウン量)
を示すグラフである。
【図10】吸気管内圧力PBおよびエンジン回転数NE
に応じた限界値IGRETGの値を示すグラフである。
に応じた限界値IGRETGの値を示すグラフである。
【図11】シフトアップ時におけるトルクダウン要求時
のスロットル弁開度TH、点火時期IGRET、実際の
エンジン出力トルクの変化を示すタイミングチャートで
ある。
のスロットル弁開度TH、点火時期IGRET、実際の
エンジン出力トルクの変化を示すタイミングチャートで
ある。
【図12】従来のスロットル制御によってエンジン出力
トルクを変化させる場合を示すタイミングチャートであ
る。
トルクを変化させる場合を示すタイミングチャートであ
る。
3 スロットル弁 4 スロットル開度センサ 5 ECU 8 圧力センサ 12 NEセンサ 19 点火プラグ 23 スロットルアクチュエータ 24 車速センサ 26 自動変速機 26a ギヤ位置センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 5/15 F16H 61/04 F16H 61/04 F02P 5/15 B (72)発明者 高橋 潤 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 変速機を備えた内燃エンジンに設けら
れ、 該変速機の減速比を変化させる変速時にエンジン出力ト
ルクを変更することにより変速ショックを低減する車両
用内燃エンジン制御装置において、 前記変速時のエンジン出力トルク変更量を算出するエン
ジン出力トルク変更量算出手段と、 前記エンジン出力トルク変更量に基づきスロットル開度
を制御するスロットル制御手段と、 前記エンジン出力トルク変更量に基づき点火時期を制御
する点火時期制御手段と、 前記エンジン出力トルク変更量算出手段によりエンジン
出力を減少させるエンジントルク変更量が算出された場
合に前記点火時期制御手段を前記スロットル制御手段に
優先させる優先手段とを有することを特徴とする車両用
内燃エンジン制御装置。 - 【請求項2】 前記エンジン出力トルク変更量が前記点
火時期制御手段による所定の制御限界値より大きいと
き、前記スロットル制御手段を併用して前記エンジン出
力トルク変更量を得ることを特徴とする請求項1記載の
車両用内燃エンジン制御装置。 - 【請求項3】 変速機を備えた内燃エンジンに設けら
れ、 該変速機の減速比を変化させる変速時に点火時期を制御
してエンジン出力トルクを変更することにより変速ショ
ックを低減する車両用内燃エンジン制御装置において、 前記変速時のエンジン出力トルク変更量を算出するエン
ジン出力トルク変更量算出手段と、 前記エンジンの回転数と負荷とに応じて点火時期変更量
に対するエンジン出力トルク変化量を演算するエンジン
出力トルク変化量演算手段と、 該エンジン出力トルク変化量演算手段を用いて、前記エ
ンジン出力トルク変更量に対応した点火時期を演算する
点火時期演算手段とを備えることを特徴とする車両用内
燃エンジン制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4896795A JPH08218911A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 車両用内燃エンジン制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4896795A JPH08218911A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 車両用内燃エンジン制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08218911A true JPH08218911A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12818055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4896795A Pending JPH08218911A (ja) | 1995-02-14 | 1995-02-14 | 車両用内燃エンジン制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08218911A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6119654A (en) * | 1998-02-20 | 2000-09-19 | Daimlerchrysler Ag | Method for adjusting the operating energy input of a motor |
WO2007049546A1 (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 内燃機関の制御装置 |
JP2008280926A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 車両駆動ユニットの制御装置 |
-
1995
- 1995-02-14 JP JP4896795A patent/JPH08218911A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6119654A (en) * | 1998-02-20 | 2000-09-19 | Daimlerchrysler Ag | Method for adjusting the operating energy input of a motor |
WO2007049546A1 (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-03 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | 内燃機関の制御装置 |
JP2008280926A (ja) * | 2007-05-10 | 2008-11-20 | Toyota Motor Corp | 車両駆動ユニットの制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |