JPH08217175A

JPH08217175A - ディスク状記録担体の収容具

Info

Publication number: JPH08217175A
Application number: JP4622895A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Kitajima; 久司北島
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-02-10
Filing date: 1995-02-10
Publication date: 1996-08-27

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】出し入れが容易で、嵩張らず携帯しやすいディ
スク状記録担体の収容具を提供する。【構成】収容具１０は一対の箱状体１１、１２を備えて
いる。箱状体１１、１２は側板１１０、１２０と側壁１
１１、１１２、１１３、１２１、１２２、１２３とを備
えている。側板１１０、１２０のうち側壁がない箇所に
は両側板１１０、１２０を連結する連結片１３が設けて
ある。連結片１３の中央部には、上部が開口している偏
平な四角筒状の主収容部１４が底部を固定して設けてあ
る。主収容体１４の高さは収容物の高さよりも低く形成
して収容物が露出するようにしてあり、内部には仕切り
板１９が設けてある。主収容体１４の両側には、折り曲
げられているヒンジ片１５、１６を介して側部収容体１
７、１８が設けてある。側部収容体１７、１８は上部が
開口している偏平な有底四角筒状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はディスク状記録担体の収
容具に係り、更に詳しくは、収容具からディスク状記録
担体を取り出しやすくした収容具に関する。

【０００２】

【従来の技術とその課題点】フレキシブルディスクやコ
ンパクトディスク等のディスク状記録担体は、電子情報
や光情報等の情報を記録するために広く普及し使用され
ている。これらを収容する収容具としては一枚ずつ収容
するプラスチックケース、十数枚をまとめて収容する箱
状のプラスチックケース、区画されたリーフに収容しこ
れをまとめたバインダー形式のものなどがある。これら
従来のディスク状記録担体の収容具は、バインダー形式
のもののように薄く携帯しやすいものは収容可能な枚数
が少なくて出し入れがしにくく、逆に箱状のケースのよ
うに収容枚数が多く出し入れがしやすいものは嵩張って
携帯する際に不便であるなど、それぞれに不都合な点が
あった。

【０００３】また、ディスク状記録担体の記録内容は、
直接目視できない。このため、記録内容の目録を用紙に
プリントアウトするなどして目視できるようにする必要
がある。しかし、最近の主流である３．５インチ規格の
ディスク状記録担体が入っているプラスチックケースに
は、目録をプリントアウトした用紙を入れるためのスペ
ースの余裕はほとんど無く、その収容場所に困ってい
る。このため、記録内容を知るためには、プリントアウ
トはせずに、機器の表示画面に表示させて内容を確認し
ているのが実情であり、手間がかかる欠点があった。

【０００４】

【発明の目的】そこで本発明の目的は、必要十分な枚数
のディスク状記録担体を収容できると共に、ディスク状
記録担体の出し入れが容易で、嵩張らず携帯しやすいデ
ィスク状記録担体の収容具を提供することにある。ま
た、他の目的は、ディスク状記録担体に記録されている
内容をプリントアウトした用紙を収容できるディスク状
記録担体の収容具を提供することにある。

【０００５】

【発明の構成】上記目的を達成する為に講じた発明の構
成は次の通りである。第１の発明にあっては、ディスク
状記録担体を収容する収容具であって、剛性または準剛
性を有し、互いに向かい合う側が開口されている一対の
箱状体と、上記一対の箱状体の間に設けられ、これらの
箱状体をそれぞれ揺動可能に連結している連結片と、こ
の連結片に自立可能に設けてあり、上部に開口部を有す
る主収容体と、この主収容体の片側または両側に設けて
あり、上部が主収容体から離れる方向に揺動可能な側部
収容体と、を備え、上記一対の箱状体を合体させること
によって箱状体の対向側壁同士が重なり合い単一の収容
具となる、ディスク状記録担体の収容具である。

【０００６】第２の発明にあっては、箱状体の側板の外
側面または／及び内側面にディスク状記録担体に保存さ
れている内容をプリントアウトした用紙を収容できる収
容部が設けられている、第１の発明に係るディスク状記
録担体の収容具である。

【０００７】収容具は、剛性または準剛性を有する紙、
プラスチック、金属或いはそれらを複合させた構成要素
で作られる。

【０００８】

【作用】主収容体と側部収容体にディスク状記録担体を
入れ、収容部にディスク状記録担体に保存されている内
容をプリントアウトした用紙を収容しておく。保管時や
運搬時には箱状体は合体させて閉じておく。使用時に箱
状体を開くと、主収容体と側部収容体とは立った状態で
表われるので、ディスク状記録担体は先部を摘んで簡単
に引き出すことができる。

【０００９】

【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図１は本発明の第１実施例を示した斜視
図である。図において符号１０はディスク状記録担体の
収容具を示している。収容具１０は、プラスチックまた
は紙などで形成された剛性または準剛性を有する一対の
箱状体１１、１２を備えている。

【００１０】箱状体１１、１２は、それぞれ長方形状ま
たは正方形状に形成された側板１１０、１２０と、当該
側板１１０、１２０に連結されている三つの側壁１１
１、１１２、１１３、１２１、１２２、１２３とを備え
ている。箱状体１１、１２は、互いに向かい合う側は開
口されており、対抗壁の延長部同士が互いに係合して他
の側壁に重なるようになっている。また、重なる箇所に
は箱状体１１、１２が勝手に開くのを防止するための、
例えば突起や穴などの係合手段（図示省略）が設けてあ
る。

【００１１】側板１１０、１２０のうち側壁がない箇所
には両側板１１０、１２０を連結する連結片１３が設け
てある。この連結片１３によって箱状体１１、１２が連
結してある。連結片１３の中央部には、上部が開口して
いる偏平な四角筒状の主収容部１４が底部を固定して設
けてある。この主収容部１４は有底筒状でもよい。ま
た、主収容体１４の高さは、フレキシブルディスクのよ
うな収容物の高さよりも低く形成して収容物が露出する
ようにしてある。

【００１２】なお、図示はしていないないが、主収容部
１４の底には衝撃防止のためのスポンジやゴム等の緩衝
部材が配設してある。また、主収容部１４内には、仕切
り板１９が設けてある。仕切り板１９の先端部中央に
は、半円形の切欠部１９０が設けてあり、収容物の取り
出しが容易にできるようにしている。

【００１３】上記主収容体１４の両側には、折り曲げら
れている「Ｖ」状のヒンジ片１５、１６を介して側部収
容体１７、１８が設けてある。ヒンジ片１５、１６は上
半分が接着されており、下半分は接着されていない。接
着箇所と非接着箇所との境界部分には折り目が設けてあ
る。側部収容体１７、１８は高さ及び幅とも主収容体１
４と同じである。側部収容体１７、１８は上部が開口し
ている偏平な有底四角筒状に形成してある。底面は連結
片１３からやや離れて位置させてあり、連結片１３とは
当接していない。また、主収容部１４の場合と同様に、
図示はしていいないが、底には衝撃防止のためのスポン
ジやゴム等の緩衝部材が配設してある。

【００１４】（作用）主収容体１４と側部収容体１７、
１８にディスク状記録担体を入れ、保管や運搬時には箱
状体１１、１２を合体させて閉じておく。使用時に箱状
体１１、１２を開くと、主収容体１４と側部収容体１
７、１８は立った状態で表われるので、上部を摘んで簡
単に引き出して取り出すことができる。

【００１５】図２は本発明の第２実施例を示しており、
箱状体を閉じた状態を示す斜視図である。図面におい
て、上記第１実施例と同一または同等箇所には同一符号
を付して示している。本実施例の収容具１０ａにおいて
は、箱状体１１の側壁１１２の中央部分に半円形状の切
欠部１１２ａを設け、その両側に凹凸を有する滑り止め
部１１２ｂが形成してあり、また、箱状体１２の側壁１
２２の中央部分（切欠部１１２ａに対応する部分）には
滑り止めのための凹凸１２２ａが形成してある。更に
は、側板１１０、１２０の外面にはプラスチックシート
１２４がポケット状に設けてあり、これにより入口が開
口した収容部１２５が設けてある。なお、その他の構造
は大体において第１の実施例と同じである。

【００１６】第２実施例に係る収容具１０ａは、第１実
施例と比較して箱状体１１、１２の開閉が容易である。
また、収容部１２５にディスク状記録担体に記録されて
いる内容をプリントアウトした用紙を収容することがで
きるので、記録内容の検索が容易にできる。なお、側板
１１０、１２０の内側に収容部１２５を設けることも出
来るが、外側に設けるほうが、いちいち開く必要がない
ので早くアクセスでき好ましい。本発明は図示の実施例
に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内に
おいて数々の変形が可能である。

【００１７】

【発明の効果】本発明は上記構成を有し、次の効果を奏
する。（ａ）必要十分な枚数のディスク状記録担体を収容する
ことができるとともに、収容したディスク状記録担体が
取り出しやすい。また、嵩張らず、携帯に便利である。

【００１８】（ｂ）ディスク状記録担体に保存されてい
る内容をプリントアウトした用紙が収容できるようにし
たものは、記録内容の検索が容易にでき、一覧すること
によって保存内容の詳細が素早く分かり必要なディスク
状記録担体を短時間で取り出すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は本発明の第１実施例を示した斜視図。

【図２】本発明の第２実施例を示しており、箱状体を閉
じた状態を示す斜視図。

【符号の説明】

１０、１０ａ収容具１１、１２箱状体１１０、１２０側板１１１、１１２、１１３、１２１、１２２、１２３側
壁１１２ａ切欠部１１２ｂ滑り止め部１２２ａ凹凸１２４プラスチックシート１２５収容部１３連結片１４主収容部１５、１６ヒンジ片１７、１８側部収容体１９仕切り板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ディスク状記録担体を収容する収容具で
あって、剛性または準剛性を有し、互いに向かい合う側が開口さ
れている一対の箱状体と、上記一対の箱状体の間に設けられ、これらの箱状体をそ
れぞれ揺動可能に連結している連結片と、この連結片に自立可能に設けてあり、上部に開口部を有
する主収容体と、この主収容体の片側または両側に設けてあり、上部が主
収容体から離れる方向に揺動可能な側部収容体と、を備え、上記一対の箱状体を合体させることによって箱状体の対
向側壁同士が重なり合い単一の収容具となることを特徴
とする、ディスク状記録担体の収容具。
【請求項２】箱状体の側板の外側面または／及び内側
面にディスク状記録担体に保存されている内容をプリン
トアウトした用紙を収容できる収容部が設けられている
ことを特徴とする、請求項１記載のディスク状記録担体の収容具。