JPH08215320A - 体内挿入医療器具用薬剤散布チューブ - Google Patents
体内挿入医療器具用薬剤散布チューブInfo
- Publication number
- JPH08215320A JPH08215320A JP7021720A JP2172095A JPH08215320A JP H08215320 A JPH08215320 A JP H08215320A JP 7021720 A JP7021720 A JP 7021720A JP 2172095 A JP2172095 A JP 2172095A JP H08215320 A JPH08215320 A JP H08215320A
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- JP
- Japan
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- tube
- drug
- notch
- medical instrument
- medicine spraying
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 使捨てが可能で、安全・確実に薬剤を体内に
散布できる薬剤散布チューブを得ること。 【構成】 内視鏡等の体内挿入医療器具31に組み付け
られる薬剤散布チューブ2であって、チューブ2を復元
力のある可撓性樹脂から成形し、チューブ2の先端部2
1を密閉し、チューブ2の先端部付近の外周に下方から
上方に向けてチューブ2の内面まで複数箇所刻み目22
を入れてある。
散布できる薬剤散布チューブを得ること。 【構成】 内視鏡等の体内挿入医療器具31に組み付け
られる薬剤散布チューブ2であって、チューブ2を復元
力のある可撓性樹脂から成形し、チューブ2の先端部2
1を密閉し、チューブ2の先端部付近の外周に下方から
上方に向けてチューブ2の内面まで複数箇所刻み目22
を入れてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡等の体内挿入医
療器具に組み付けられる薬剤散布チューブに関するもの
である。
療器具に組み付けられる薬剤散布チューブに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】内視鏡等に装着される薬剤散布チューブ
は、胃腸内の付着残滓を除去して観察をより容易にする
ための洗浄チューブとして、患部に色素を散布して病変
の範囲や形態を明瞭にする散布チューブとして、または
体内の異物を除去した後に切除部に止血剤等を散布する
治療チューブとして広く利用されている。
は、胃腸内の付着残滓を除去して観察をより容易にする
ための洗浄チューブとして、患部に色素を散布して病変
の範囲や形態を明瞭にする散布チューブとして、または
体内の異物を除去した後に切除部に止血剤等を散布する
治療チューブとして広く利用されている。
【0003】従来の薬剤散布チューブの代表例を図6に
示す。このチューブ1はポリウレタン等の細径樹脂管1
1の先端に特別に加工した金属製ノズル12を装着した
ものからできている。ノズル12は通常の構造をしてお
り、樹脂管11から送られてきた加圧流体をノズル12
内の減圧室121で撹乱し、細孔122から急速噴霧す
る。
示す。このチューブ1はポリウレタン等の細径樹脂管1
1の先端に特別に加工した金属製ノズル12を装着した
ものからできている。ノズル12は通常の構造をしてお
り、樹脂管11から送られてきた加圧流体をノズル12
内の減圧室121で撹乱し、細孔122から急速噴霧す
る。
【0004】このような構造のノズルは精密加工を必要
とするので高価であり、また、使用中に樹脂管から外れ
るおそれもある。
とするので高価であり、また、使用中に樹脂管から外れ
るおそれもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、安価で使捨てが可能であり、安全かつ確実
に薬剤を散布できる薬剤散布チューブを得ることにあ
る。
する課題は、安価で使捨てが可能であり、安全かつ確実
に薬剤を散布できる薬剤散布チューブを得ることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のチューブは、内
視鏡等の体内挿入医療器具に組み付けられる薬剤散布チ
ューブであって、該チューブを復元力のある可撓性樹脂
から成形し、該チューブの先端部を密閉し、該チューブ
の先端部付近の外周に下方から上方に向けて該チューブ
の内面まで複数箇所刻み目を入れたことを特徴としてい
る。
視鏡等の体内挿入医療器具に組み付けられる薬剤散布チ
ューブであって、該チューブを復元力のある可撓性樹脂
から成形し、該チューブの先端部を密閉し、該チューブ
の先端部付近の外周に下方から上方に向けて該チューブ
の内面まで複数箇所刻み目を入れたことを特徴としてい
る。
【0007】前記チューブの外径Dが1−2mm、該チ
ューブの刻み目の外周位置Lは密封先端から2−20m
m、刻み目の傾斜角θが直径方向に関して45−80
°、刻み目の直径方向の深さSが0.1−2mmにそれ
ぞれ設定することが好ましい。
ューブの刻み目の外周位置Lは密封先端から2−20m
m、刻み目の傾斜角θが直径方向に関して45−80
°、刻み目の直径方向の深さSが0.1−2mmにそれ
ぞれ設定することが好ましい。
【0008】前記刻み目を前記チューブの内周方向に3
−6箇所設けることが好ましい。
−6箇所設けることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明の薬剤散布チューブにおいては、チュー
ブ内の液状薬剤が加圧されたとき、薬剤がチーブ先端の
刻み目を押し広げてチューブ外部に飛散する。そのさい
に、チューブ外周の刻み目片が薬剤の散布立体角を規制
し、また、チューブ内周の刻み目片が薬剤の流入を誘導
するとともに流れを乱反射させるのに役立つ。
ブ内の液状薬剤が加圧されたとき、薬剤がチーブ先端の
刻み目を押し広げてチューブ外部に飛散する。そのさい
に、チューブ外周の刻み目片が薬剤の散布立体角を規制
し、また、チューブ内周の刻み目片が薬剤の流入を誘導
するとともに流れを乱反射させるのに役立つ。
【0010】刻み目の設置位置、箇数、傾斜角度につい
ては、使用する薬剤の種類、チューブの材質、外径等に
よって決める。
ては、使用する薬剤の種類、チューブの材質、外径等に
よって決める。
【0011】
【実施例】図1−5を参照して、本発明の体内挿入医療
器具用薬剤散布チューブの実施例について説明する。
器具用薬剤散布チューブの実施例について説明する。
【0012】図1−3に示すように、本発明の薬剤散布
チューブ2は内視鏡等の体内挿入医療器具3に組み付け
られる薬剤散布チューブであって、チューブ2を復元力
のある可撓性樹脂から成形し、チューブの先端部21を
密閉し、チューブの先端部付近の外周に下方から上方に
向けてチューブ1の内面まで複数箇所刻み目22を入れ
る。
チューブ2は内視鏡等の体内挿入医療器具3に組み付け
られる薬剤散布チューブであって、チューブ2を復元力
のある可撓性樹脂から成形し、チューブの先端部21を
密閉し、チューブの先端部付近の外周に下方から上方に
向けてチューブ1の内面まで複数箇所刻み目22を入れ
る。
【0013】本発明のチューブ2は、一般のカテーテル
に使用される可撓性樹脂が好ましく、例えば、ポリウレ
タン、ナイロン、シリコンゴム、PVC等が好適であ
る。
に使用される可撓性樹脂が好ましく、例えば、ポリウレ
タン、ナイロン、シリコンゴム、PVC等が好適であ
る。
【0014】チューブ1内に注入する液状薬剤として
は、止血剤、トロビン液、純エタノール液等である。
は、止血剤、トロビン液、純エタノール液等である。
【0015】チューブ2の外径Dは1−2mm、チュー
ブ2の刻み目22の外周位置Lは密封先端21から2−
20mm、刻み目22の傾斜角θは直径方向に関して4
5−80°、刻み目22の直径方向の深さSは0.1−
2mmであるいことが好ましい。
ブ2の刻み目22の外周位置Lは密封先端21から2−
20mm、刻み目22の傾斜角θは直径方向に関して4
5−80°、刻み目22の直径方向の深さSは0.1−
2mmであるいことが好ましい。
【0016】図4に示すように、刻み目22をチューブ
2の内周方向に3−6箇所設けることが好ましい。
2の内周方向に3−6箇所設けることが好ましい。
【0017】図5に示すように、チューブ2内の液状薬
剤4が400−600mmHg程度に加圧されたとき、
薬剤4がチューブ2の先端に設けてある刻み目22を押
し広げてチューブ2の外部に飛散する。そのさいに、チ
ューブ外周の刻み目片221が薬剤4の散布立体角を規
制し、また、チューブ内周の刻み目片222が薬剤4の
流入を誘導するとともに流れを乱反射させるのに役立
つ。
剤4が400−600mmHg程度に加圧されたとき、
薬剤4がチューブ2の先端に設けてある刻み目22を押
し広げてチューブ2の外部に飛散する。そのさいに、チ
ューブ外周の刻み目片221が薬剤4の散布立体角を規
制し、また、チューブ内周の刻み目片222が薬剤4の
流入を誘導するとともに流れを乱反射させるのに役立
つ。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、薬剤散布部がチューブ
に一体に形成されているので、分離するおそれもなく安
全に使用できる。チューブ先端の刻み目は鋭利なカッタ
による通常の切込み加工で形成されるので、安価に製作
でき、使捨てが可能となる。
に一体に形成されているので、分離するおそれもなく安
全に使用できる。チューブ先端の刻み目は鋭利なカッタ
による通常の切込み加工で形成されるので、安価に製作
でき、使捨てが可能となる。
【図1】体内挿入医療器具に本発明の薬剤散布チューブ
を装着した状態を示す部分側面図である。
を装着した状態を示す部分側面図である。
【図2】本発明の薬剤散布チューブの側面図である。
【図3】本発明の薬剤散布チューブの先端部分の縦断面
図である。
図である。
【図4】図3のIV−IV線からみた横断面図である。
【図5】図3と同様な図面であって、薬剤散布状態を示
す。
す。
【図6】従来の薬剤散布チューブの先端部分の縦断面図
である。
である。
2・・・薬剤散布チューブ 3・・・体内挿入医療器具 4・・・液状薬剤 21・・・先端部 22・・・刻み目
Claims (3)
- 【請求項1】 内視鏡等の体内挿入医療器具に組み付け
られる薬剤散布チューブであって、該チューブを復元力
のある可撓性樹脂から成形し、該チューブの先端部を密
閉し、該チューブの先端部付近の外周に下方から上方に
向けて該チューブの内面まで複数箇所刻み目を入れたこ
とを特徴とする体内挿入医療器具用薬剤散布チューブ。 - 【請求項2】 前記チューブの外径Dが1−2mm、該
チューブの刻み目の外周位置Lは密封先端から2−20
mm、刻み目の傾斜角θが直径方向に関して45−80
°、刻み目の直径方向の深さSが0.1−2mmにそれ
ぞれ設定したことを特徴とする請求項1記載の体内挿入
医療器具用薬剤散布チューブ。 - 【請求項3】 前記刻み目を前記チューブの内周方向に
3−6箇所設けたことを特徴とする請求項1記載の体内
挿入医療器具用薬剤散布チューブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7021720A JPH08215320A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 体内挿入医療器具用薬剤散布チューブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7021720A JPH08215320A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 体内挿入医療器具用薬剤散布チューブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08215320A true JPH08215320A (ja) | 1996-08-27 |
Family
ID=12062925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7021720A Abandoned JPH08215320A (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 体内挿入医療器具用薬剤散布チューブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08215320A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6354519B1 (en) | 1999-11-16 | 2002-03-12 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Spray device for an endoscope |
-
1995
- 1995-02-09 JP JP7021720A patent/JPH08215320A/ja not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6354519B1 (en) | 1999-11-16 | 2002-03-12 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Spray device for an endoscope |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20040121 |