JPH08215148A - 検眼装置 - Google Patents

検眼装置

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JPH08215148A
JPH08215148A JP7024388A JP2438895A JPH08215148A JP H08215148 A JPH08215148 A JP H08215148A JP 7024388 A JP7024388 A JP 7024388A JP 2438895 A JP2438895 A JP 2438895A JP H08215148 A JPH08215148 A JP H08215148A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、他の検眼手段による被検眼の測定
データを利用して短時間に被検眼の自覚式検眼を実行す
ることが可能で、被検眼への負担軽減、自覚式検眼デー
タの正確度の向上を図ることができる検眼装置を提供す
る。 【構成】 本発明は、被検眼の検眼を行う検眼装置1に
おいて、他の検眼手段により測定した検眼データを収集
するデータ収集部13と、被検眼の検眼の手順を記憶し
この検眼の手順に基づきこの検眼装置による被検眼の検
眼を実行するとともに、前記データ収集部により収集し
た検眼データの内容に応じて前記検眼の手順から選択し
た省略された手順による被検眼の検眼を実行する検眼制
御手段17とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検眼の自覚式検眼を
行う検眼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検眼の自覚式検眼を行う検眼装
置においては、被検眼の乱視の有無の如何や乱視度数の
強弱の如何にかかわらず、予め設定した一連の自覚式検
眼の手順に基づき検眼ユニット及び各種視標を呈示する
チャートユニット(視力表装置)を用いて自覚式検眼を
実行していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来装置の場合には、例えば被検眼の乱視度数
が0である場合においても一連の自覚式検眼の手順に基
づき自覚式検眼を最初から最後まで実行しているため、
自覚式検眼の完了まで多くの時間がかかり、被検者の被
検眼への負担が大きく、被検眼の疲れによる誤った自覚
式検眼データを測定しまうという問題があった。
【0004】そこで本発明は、他の検眼手段による被検
眼の測定データを利用して短時間に被検眼の自覚式検眼
を実行することが可能で、被検眼への負担軽減、自覚式
検眼データの正確度の向上を図ることができる検眼装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被検眼の検眼を行う検眼装置において、他の検眼手段に
より測定した検眼データを収集するデータ収集部と、被
検眼の検眼の手順を記憶しこの検眼の手順に基づきこの
検眼装置による被検眼の検眼を実行するとともに、前記
データ収集部により収集した検眼データの内容に応じて
前記検眼の手順から選択した省略された手順による被検
眼の検眼を実行する検眼制御手段とを有するものであ
る。
【0006】請求項2記載の発明は、被検眼の自覚式検
眼を行う検眼装置において、被検眼の他覚式検眼を行う
他覚式検眼手段により測定した他覚式検眼データを収集
するデータ収集部と、被検眼の自覚式検眼の手順を記憶
しこの自覚式検眼の手順に基づきこの検眼装置による被
検眼の自覚式検眼を実行するとともに、前記データ収集
部により収集した被検眼の他覚式検眼データの内容に応
じて前記自覚式検眼の手順から選択した省略された手順
による被検眼の自覚式検眼を実行する検眼制御手段とを
有するものである。
【0007】請求項3記載の発明は、被検眼の自覚式検
眼を行う検眼装置において、被検眼の他覚式検眼を行う
他覚式検眼手段により測定した他覚式検眼データを収集
するデータ収集部と、被検眼の自覚式検眼の手順を記憶
しこの自覚式検眼の手順に基づきこの検眼装置による被
検眼の自覚式検眼を実行するとともに、前記データ収集
部により収集した被検眼の他覚式検眼データにおける乱
視度数が0のとき前記自覚式検眼の手順から被検眼の乱
視視標による検眼の手順を除いた省略された手順による
被検眼の自覚式検眼を実行する検眼制御手段とを有する
ものである。
【0008】
【作用】以下に本発明の作用を説明する。
【0009】請求項1記載の検眼装置におけるデータ収
集部は、他の検眼手段(例えばオートレフラクトメー
タ、PDメータ、レンズメータ等)により測定した検眼
データを収集する。検眼制御手段は、被検眼の検眼の手
順を記憶しこの検眼の手順に基づきこの検眼装置による
被検眼の検眼を実行するとともに、前記データ収集部に
より収集した検眼データの内容に応じて前記検眼の手順
から選択した省略された手順による被検眼の検眼を実行
する。これにより、他の検眼手段にて測定した検眼デー
タを利用して本来の手順よりも省略された短い手順によ
る被検眼の検眼を行うことができ、被検眼への負担軽減
及び検眼データの正確度の向上を図ることができる。
【0010】請求項2記載の検眼装置におけるデータ収
集部は、他覚式検眼手段(例えばオートレフラクトメー
タ等)により測定した他覚式検眼データを収集する。検
眼制御手段は、前記データ収集部により収集した被検眼
の他覚式検眼データの内容に応じて前記自覚式検眼の手
順から選択した省略された手順による被検眼の自覚式検
眼を実行する。これにより、他の他覚式検眼手段にて測
定した他覚式検眼データを利用して本来の手順よりも省
略された短い手順による被検眼の自覚式検眼を行うこと
ができ、被検眼への負担軽減及び自覚式検眼データの正
確度の向上を図ることができる。
【0011】請求項3記載の検眼装置におけるデータ収
集部は、他覚式検眼手段(例えばオートレフラクトメー
タ等)により測定した他覚式検眼データを収集する。検
眼制御手段は、前記データ収集部により収集した被検眼
の他覚式検眼データにおける乱視度数が0のとき前記自
覚式検眼の手順から被検眼の乱視視標による検眼の手順
を除いた省略された手順による被検眼の自覚式検眼を実
行する。これにより、他の他覚式検眼手段にて測定した
他覚式検眼データを利用して乱視度数が0の被検眼に対
しては乱視視標による自覚式検眼が省略された短い手順
による自覚式検眼が実行されることになり、被検眼への
負担が軽減し、自覚式検眼データの正確度の向上を図る
ことができる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照して詳
述する。
【0013】図1は、本実施例の自覚式の検眼装置1を
示すものであり、この検眼装置1は、検眼テーブル2か
ら立設した支柱3及びこの支柱3から水平方向に突設し
た支持アーム4により支持された多数の球面レンズ、円
柱レンズ等を含む光学系を内蔵した検眼ユニット11
と、例えばこの検眼ユニット11の前方5mの位置に配
置した視標10を呈示するチャートユニット(視力表装
置)12と、前記検眼テーブル2上に配置した操作表示
手段としての表示手段6及び入力手段7を備えた操作パ
ネル8とを有している。
【0014】図2は、前記検眼装置1の制御系を示すも
のであり、この検眼装置1は、被検眼の自覚式検眼の手
順を記憶したメモリ15及びこのメモリ15に記憶した
図3に示す内容の被検眼の自覚式検眼の手順に基づき被
検眼の自覚式検眼を実行するCPU16とからなる検眼
制御手段17とを有し、前記CPU16に対して被検眼
の他覚式検眼を行う他覚式検眼手段であるオートレフラ
クトメータ21により測定した球面度数、乱視度数
(C)、乱視軸等の他覚式検眼データを収集するデータ
収集部13と、前記表示手段6及び入力手段7と、前記
検眼ユニット11、チャートユニット12と、各種デー
タを記憶する記憶部14とを接続している。前記CPU
16は、被検眼の自覚式検眼の手順を実行するほか、前
記データ収集部13により収集する被検眼の他覚式検眼
データに基づき、この他覚式検眼データの内容に応じて
図3に示すように前記自覚式検眼の手順から選択した省
略された手順による被検眼の自覚式検眼を実行するよう
になっている。
【0015】また、前記データ収集部13は、オートレ
フラクトメータ21から被検眼の他覚式検眼データを収
集する他、図2に示すように、眼鏡レンズを測定するレ
ンズメータ22の測定データや被検眼のPDデータ(瞳
孔間距離データ)を測定するPDメータ23の測定デー
タも収集するようになっている。
【0016】前記データ収集部13の具体的構成として
は、RSー232Cインターフェース、赤外線リモート
コントロール装置、ICカードユニット等を挙げること
ができる。
【0017】次に、前記検眼装置1の作用を図3に示す
フローチャート及び図4に示す表をも参照して説明す
る。
【0018】尚、この検眼装置1による被検眼の自覚式
検眼に先立ち、前記オートレフラクトメータ21により
当該被検眼の球面度数、乱視度数、乱視軸等の他覚式検
眼データが測定されているものとして以下の説明を行
う。
【0019】この検眼装置1により被検眼の自覚式検眼
を行う場合、検者はまず被検者に対する問診を行い(S
1)、被検眼の裸眼視力を聞く(S2)。次に、この検
眼装置1のデータ収集部13は、前記オートレフラクト
メータ21により当該被検眼の球面度数、乱視度数、乱
視軸等の他覚式検眼データを収集する(S3)。収集し
た他覚式検眼データは、CPU16の制御の基に記憶部
14に記憶保存される。
【0020】次に、検眼装置1のメモリ15に記憶した
自覚式検眼の手順に基づき、被検眼の球面度数テストが
行われるが(S4)、このときCPU16は記憶部14
に記憶した他覚式検眼データを参照し、乱視度数が0度
あれば(S5)図3、図4に示すように以後の乱視表テ
スト、クロスシンリダ−軸及びクロスシンリダ−度数等
の測定を省略し、球面度数の確認を行い(S12)、さ
らに、被検眼の視力測定を行って(S13)、このとき
の検眼を終了とする。
【0021】このような動作により、オートレフラクト
メータ21による他覚式検眼データを利用して乱視度数
が0の被検眼に対しては乱視視標やクロスシンリダ−軸
及びクロスシンリダ−度数による自覚式検眼が省略され
た短い手順による自覚式検眼が実行されることになり、
被検眼への負担が軽減し眼の疲れも減少して、自覚式検
眼データの正確度の向上を図ることができる。
【0022】一方、ステップ5で乱視度数が0度でなく
(S5否定)、−0.75度より小さい(0度に近い)
と判断されたときには(S6)、乱視視標(乱視テスト
チャート)テストが実行され(S8)、さらに、球面度
数が決定され(S9)た後、被検眼に対するクロスシン
リダ−軸及びクロスシンリダ−度数の自覚式検眼が行わ
れる(S10、11)。そして、この後球面度数の確認
を行い(S12)、さらに、被検眼の視力測定を行って
(S13)、このときの検眼を終了とする。
【0023】また、ステップ5で乱視度数が0度でなく
(S5否定)、−1.75度より小さい(0度に近く−
0.75度より大きい)と判断されたときには(S
7)、乱視視標(乱視テストチャート)テスト(S8)
及び球面度数の決定(S9)が省略され、被検眼に対す
るクロスシンリダ−軸及びクロスシンリダ−度数の自覚
式検眼が行われる(S10、11)。そして、この後球
面度数の確認を行い(S12)、さらに、被検眼の視力
測定を行って(S13)、このときの検眼を終了とす
る。
【0024】また、ステップ5で乱視度数が0度でなく
(S5否定)、乱視度数が−1.75度より大きい、即
ち、乱視の度合いが激しいと判断されたときには、乱視
視標(乱視テストチャート)テスト(S8)及び球面度
数の決定(S9)、クロスシンリダ−軸(S10)が省
略され、被検眼に対するクロスシンリダ−度数の自覚式
検眼が行われる(S11)。そして、この後球面度数の
確認を行い(S12)、さらに、被検眼の視力測定を行
って(S13)、このときの検眼を終了とする。
【0025】このようにして、被検眼の乱視度数の度合
い(大小)に応じてこの検眼装置1における自覚式検眼
の手順が大幅に又は小幅に省略された内容で被検眼に対
する自覚識検眼が実行されることになり、被検眼への負
担が軽減し眼の疲れも減少して、自覚式検眼データの正
確度の向上を図ることができる。
【0026】上述した本実施例の検眼装置1の他に、前
記オートレフラクトメータ21により測定した被検眼の
PDデータと、前記レンズメータ22により測定した被
検眼のPDデータとをデータ収集部13で収集し、両P
Dデータが一致しているときには両眼視機能の自覚式検
眼を省略し、両PDデータが一致していないときのみ両
眼視機能の自覚式検眼を実行することもできる。
【0027】また、眼鏡着用者の場合には、前記レンズ
メータ22により測定した眼鏡レンンズの円柱度数をデ
ータ収集部13で収集し、この円柱度数を基に前記CP
U16による自覚式検眼の手順の選択を行い、円柱度数
の度合い(大小)に応じてこの検眼装置1における自覚
式検眼の手順を大幅に又は小幅に省略した内容で被検眼
に対する自覚式検眼を実行することもできる。
【0028】さらに、被検者の年齢、性別を自覚式検眼
の手順の選択のパラメータとして自覚式検眼の手順を大
幅に又は小幅に省略した内容で被検眼に対する自覚式検
眼を実行することもできる。例えば、被検者が幼児や少
年等の場合に、この被検者に対する老眼視機能テストを
省略するものである。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0030】請求項1記載の発明によれば、他の検眼手
段にて測定した検眼データを利用して本来の手順よりも
省略された短い手順による被検眼の検眼を行うことがで
き、被検眼への負担軽減及び検眼データの正確度の向上
を図ることができる検眼装置を提供することができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、他の他覚式
検眼手段にて測定した他覚式検眼データを利用して本来
の手順よりも省略された短い手順による被検眼の自覚式
検眼を行うことができ、被検眼への負担軽減及び自覚式
検眼データの正確度の向上を図ることができる検眼装置
を提供することができる。
【0032】請求項3記載の発明によれば、他の他覚式
検眼手段にて測定した他覚式検眼データを利用して乱視
度数が0の被検眼に対しては乱視視標による自覚式検眼
が省略された短い手順による自覚式検眼が実行されるこ
とになり、被検眼への負担軽減し及び自覚式検眼データ
の正確度の向上を図ることができる検眼装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の検眼装置の斜視図である。
【図2】本実施例装置の制御系のブロック図である。
【図3】本実施例の自覚式検眼の手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】本実施例の自覚式検眼における乱視表テストの
省略状態を示す表である。
【符号の説明】
1 検眼装置 2 検眼テーブル 8 操作パネル 10 視標 11 検眼ユニット 12 チャートユニット 13 データ収集部 17 検眼制御手段 21 オートレフラクトメータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の検眼を行う検眼装置において、
    他の検眼手段により測定した検眼データを収集するデー
    タ収集部と、被検眼の検眼の手順を記憶しこの検眼の手
    順に基づきこの検眼装置による被検眼の検眼を実行する
    とともに、前記データ収集部により収集した検眼データ
    の内容に応じて前記検眼の手順から選択した省略された
    手順による被検眼の検眼を実行する検眼制御手段とを有
    することを特徴とする検眼装置。
  2. 【請求項2】 被検眼の自覚式検眼を行う検眼装置にお
    いて、被検眼の他覚式検眼を行う他覚式検眼手段により
    測定した他覚式検眼データを収集するデータ収集部と、
    被検眼の自覚式検眼の手順を記憶しこの自覚式検眼の手
    順に基づきこの検眼装置による被検眼の自覚式検眼を実
    行するとともに、前記データ収集部により収集した被検
    眼の他覚式検眼データの内容に応じて前記自覚式検眼の
    手順から選択した省略された手順による被検眼の自覚式
    検眼を実行する検眼制御手段とを有することを特徴とす
    る検眼装置。
  3. 【請求項3】 被検眼の自覚式検眼を行う検眼装置にお
    いて、被検眼の他覚式検眼を行う他覚式検眼手段により
    測定した他覚式検眼データを収集するデータ収集部と、
    被検眼の自覚式検眼の手順を記憶しこの自覚式検眼の手
    順に基づきこの検眼装置による被検眼の自覚式検眼を実
    行するとともに、前記データ収集部により収集した被検
    眼の他覚式検眼データにおける乱視度数が0のとき前記
    自覚式検眼の手順から被検眼の乱視視標による検眼の手
    順を除いた省略された手順による被検眼の自覚式検眼を
    実行する検眼制御手段とを有することを特徴とする検眼
    装置。
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