JPH08212974A - 平面発光型放電灯 - Google Patents
平面発光型放電灯Info
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- JPH08212974A JPH08212974A JP2036695A JP2036695A JPH08212974A JP H08212974 A JPH08212974 A JP H08212974A JP 2036695 A JP2036695 A JP 2036695A JP 2036695 A JP2036695 A JP 2036695A JP H08212974 A JPH08212974 A JP H08212974A
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- Japan
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- side wall
- discharge
- straight tube
- discharge lamp
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- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 非発光面となるような支柱がなく、全面発光
する薄型、軽量、大面積の平面発光型放電灯を提供す
る。 【構成】 上基板2と下基板3で面放電空間7を形成す
ると共に、この面放電空間7の内部に上基板2及び下基
板3に当接させて直管側壁5を配設し、平行電極8対間
で面放電する面放電管と点電極9対間で線放電する直管
の機能を併せもつようにした。
する薄型、軽量、大面積の平面発光型放電灯を提供す
る。 【構成】 上基板2と下基板3で面放電空間7を形成す
ると共に、この面放電空間7の内部に上基板2及び下基
板3に当接させて直管側壁5を配設し、平行電極8対間
で面放電する面放電管と点電極9対間で線放電する直管
の機能を併せもつようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば液晶表示パネル
のバックライトとして利用される平面発光型放電灯に関
する。
のバックライトとして利用される平面発光型放電灯に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶テレビやノート型パソコンな
どにおける液晶ディスプレイパネルのバックライトとし
て、EL(エレクトロルミネッセンス)や放電灯が使用
されている。ELは薄い面発光体で輝度分布が均一であ
るという利点を有する反面、輝度が低い、良好な白色が
出せない、寿命が短い等の問題がある。従って、ELよ
りも高輝度の直管やU字管或いはW字管の放電灯を光源
に使用した直下型や、高透過率のアクリル樹脂のサイド
に直管を配したエッジライト型のバックライトが多く実
用化されている。
どにおける液晶ディスプレイパネルのバックライトとし
て、EL(エレクトロルミネッセンス)や放電灯が使用
されている。ELは薄い面発光体で輝度分布が均一であ
るという利点を有する反面、輝度が低い、良好な白色が
出せない、寿命が短い等の問題がある。従って、ELよ
りも高輝度の直管やU字管或いはW字管の放電灯を光源
に使用した直下型や、高透過率のアクリル樹脂のサイド
に直管を配したエッジライト型のバックライトが多く実
用化されている。
【0003】また、バックライトの薄型化を実現するた
め、平面発光型放電灯が提案されている。平面発光型放
電灯には、図4に示す平行電極対間で面放電させる方式
と、図5に示す蛇行状の放電管を形成させた方式があ
る。
め、平面発光型放電灯が提案されている。平面発光型放
電灯には、図4に示す平行電極対間で面放電させる方式
と、図5に示す蛇行状の放電管を形成させた方式があ
る。
【0004】平行電極対間で面放電させる方式では、図
4に示すように、上基板ガラス100と下基板ガラス1
01を、スペーサ102により通常数ミリの間隔を設け
て放電空間103を形成し、一対の電極104,104
を対向配置している。そして、内部が真空に近いので大
気圧に抗するため補強用の支柱(不図示)を設け、大型
化及び薄型化の要求に対応している。
4に示すように、上基板ガラス100と下基板ガラス1
01を、スペーサ102により通常数ミリの間隔を設け
て放電空間103を形成し、一対の電極104,104
を対向配置している。そして、内部が真空に近いので大
気圧に抗するため補強用の支柱(不図示)を設け、大型
化及び薄型化の要求に対応している。
【0005】蛇行状の放電管を形成させた方式では、図
5に示すように、2枚の透明ガラス板105,106を
密着状態で重ね合わせ、その一方の透明ガラス板105
に絞り加工等で蛇行状の凹凸を設け、重ね合わせた空間
内に蛍光体膜を被着して、蛇行状の放電路107を形成
し、この放電路107両端の一対の電極108,108
間で放電させるようにしている。
5に示すように、2枚の透明ガラス板105,106を
密着状態で重ね合わせ、その一方の透明ガラス板105
に絞り加工等で蛇行状の凹凸を設け、重ね合わせた空間
内に蛍光体膜を被着して、蛇行状の放電路107を形成
し、この放電路107両端の一対の電極108,108
間で放電させるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち前者おいては、単に支柱を設けるだけでは発光
面に支柱の影が映り、支柱を配置した付近は暗部とな
り、輝度分布が不均一となってしまう。そこで、支柱の
構造や形状、蛍光体の塗布厚み分布を考慮して製作した
としても、全面の輝度ムラを完全に無くすことは難し
く、拡散板を設けなければならない。しかし、拡散板を
設けると、放電灯全体の輝度を低下させてしまい、要求
する明るさが得られないという問題点を有していた。更
に、拡散板を配置すると、厚みや重量の増加やコストア
ップとなるという問題点を有していた。
ののうち前者おいては、単に支柱を設けるだけでは発光
面に支柱の影が映り、支柱を配置した付近は暗部とな
り、輝度分布が不均一となってしまう。そこで、支柱の
構造や形状、蛍光体の塗布厚み分布を考慮して製作した
としても、全面の輝度ムラを完全に無くすことは難し
く、拡散板を設けなければならない。しかし、拡散板を
設けると、放電灯全体の輝度を低下させてしまい、要求
する明るさが得られないという問題点を有していた。更
に、拡散板を配置すると、厚みや重量の増加やコストア
ップとなるという問題点を有していた。
【0007】また、後者においては、放電路が長いた
め、放電電圧が高くなり、トランスが大型化してしまう
という問題点を有していた。更に、放電路断面の中心部
では強く発光するが、両側縁部では弱いため、両側縁部
に沿って線状の暗部ができるという問題点を有してい
た。
め、放電電圧が高くなり、トランスが大型化してしまう
という問題点を有していた。更に、放電路断面の中心部
では強く発光するが、両側縁部では弱いため、両側縁部
に沿って線状の暗部ができるという問題点を有してい
た。
【0008】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、非発光面となるような支柱がなく、全面発光す
る薄型、軽量、大面積の平面発光型放電灯を提供しよう
とするものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、非発光面となるような支柱がなく、全面発光す
る薄型、軽量、大面積の平面発光型放電灯を提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、上基板と下基板で面放電空間を形成すると共
に、この面放電空間の内部に前記上基板及び下基板に当
接させて直管側壁を配設し、平行電極対間で面放電する
面放電管と点電極対間で線放電する直管の機能を併せも
つようにした。
発明は、上基板と下基板で面放電空間を形成すると共
に、この面放電空間の内部に前記上基板及び下基板に当
接させて直管側壁を配設し、平行電極対間で面放電する
面放電管と点電極対間で線放電する直管の機能を併せも
つようにした。
【0010】前記線放電において電流密度が最大となる
位置である放電中心軸は、前記面放電空間の中央より前
記下基板側に位置し、且つ前記下基板より前方に位置す
るようにした。
位置である放電中心軸は、前記面放電空間の中央より前
記下基板側に位置し、且つ前記下基板より前方に位置す
るようにした。
【0011】前記直管側壁は、断面略U字型に形成さ
れ、側壁の立上がり角度θが、0≦θ≦10°で、前記
面放電空間の前記上基板側に位置する外面は曲面状に形
成するとよい。
れ、側壁の立上がり角度θが、0≦θ≦10°で、前記
面放電空間の前記上基板側に位置する外面は曲面状に形
成するとよい。
【0012】前記放電空間の内部には、蛍光体を塗布し
た塗布部と塗布しない非塗布部を形成した。
た塗布部と塗布しない非塗布部を形成した。
【0013】
【作用】面放電による発光と線放電による発光が効率良
く行われ、全面発光する。また、直管側壁が耐圧用の支
柱として働くものの、支柱としての影を生じさせない。
く行われ、全面発光する。また、直管側壁が耐圧用の支
柱として働くものの、支柱としての影を生じさせない。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る平面発光型放電
灯の構造を示し、(A)は平面図、(B)は図1(A)
のB−B線断面図、図2は図1(B)の要部拡大図、図
3は平面発光型放電灯を適用した店舗等の案内板の斜視
図である。
説明する。ここで、図1は本発明に係る平面発光型放電
灯の構造を示し、(A)は平面図、(B)は図1(A)
のB−B線断面図、図2は図1(B)の要部拡大図、図
3は平面発光型放電灯を適用した店舗等の案内板の斜視
図である。
【0015】図1に示すように、平面発光型放電灯1
は、上基板ガラス2と下基板ガラス3で4辺状に配した
スペーサガラス4を挟むように接着すると共に、中央部
分で対向するスペーサガラス4間に直管側壁5を配設す
ることによって、線放電空間6と直管側壁5で2分割さ
れた面放電空間7を構成している。
は、上基板ガラス2と下基板ガラス3で4辺状に配した
スペーサガラス4を挟むように接着すると共に、中央部
分で対向するスペーサガラス4間に直管側壁5を配設す
ることによって、線放電空間6と直管側壁5で2分割さ
れた面放電空間7を構成している。
【0016】直管側壁5は、円筒状の管を長さ方向に2
分割したような形状で、断面が略U字型のガラス体であ
る。そして、直管側壁5の頭部5aを上基板ガラス2
に、足部5bを下基板ガラス3に当接している。
分割したような形状で、断面が略U字型のガラス体であ
る。そして、直管側壁5の頭部5aを上基板ガラス2
に、足部5bを下基板ガラス3に当接している。
【0017】また、直管側壁5によって2分割された面
放電空間7の夫々に直管側壁5と直交するスペーサガラ
ス4に沿って、1対の平行電極8,8が配置されてい
る。更に、線放電空間6に臨むスペーサガラス4近傍に
は、1対の点電極9,9が配置されている。なお、10
は線放電空間5と面放電空間7内の空気を抜くための排
気管、11は各電極8,9に接続したリード片である。
放電空間7の夫々に直管側壁5と直交するスペーサガラ
ス4に沿って、1対の平行電極8,8が配置されてい
る。更に、線放電空間6に臨むスペーサガラス4近傍に
は、1対の点電極9,9が配置されている。なお、10
は線放電空間5と面放電空間7内の空気を抜くための排
気管、11は各電極8,9に接続したリード片である。
【0018】本発明は、非発光面となるような耐圧用の
支柱がなく、全面発光する構造にするため、面放電と線
放電を融合させた機能を有するようにした。そこで、耐
圧性と平面に発光出射する面放電を確保すると共に、線
放電にその特徴である円周状に均一に発光出射する機能
を確保するため、発光した光が前面である上基板ガラス
2の前方に出射するように、平面発光型放電灯1の構造
を次のように形成した。
支柱がなく、全面発光する構造にするため、面放電と線
放電を融合させた機能を有するようにした。そこで、耐
圧性と平面に発光出射する面放電を確保すると共に、線
放電にその特徴である円周状に均一に発光出射する機能
を確保するため、発光した光が前面である上基板ガラス
2の前方に出射するように、平面発光型放電灯1の構造
を次のように形成した。
【0019】図2に示すように、先ず直管側壁5の形状
を断面略U字型に形成してRをもたせることによって、
大気圧に対する耐圧用の支柱として機能させた。更に、
線放電で前面である上基板ガラス2から出射する光が上
基板ガラス2面に対して垂直に出射するように、線放電
の中心軸Cを面放電空間7の中心面(上基板ガラス2と
下基板ガラス3の距離Dとした場合に、下基板ガラス3
からDの1/2の所に形成される面)より下基板ガラス
3側に配置した。12は基板ガラス2,3の内面及び直
管側壁5の面に塗布した蛍光体である。
を断面略U字型に形成してRをもたせることによって、
大気圧に対する耐圧用の支柱として機能させた。更に、
線放電で前面である上基板ガラス2から出射する光が上
基板ガラス2面に対して垂直に出射するように、線放電
の中心軸Cを面放電空間7の中心面(上基板ガラス2と
下基板ガラス3の距離Dとした場合に、下基板ガラス3
からDの1/2の所に形成される面)より下基板ガラス
3側に配置した。12は基板ガラス2,3の内面及び直
管側壁5の面に塗布した蛍光体である。
【0020】前面に出射する光は、直管側壁5の頭部5
aを上基板ガラス2に当接した状態(上基板ガラス2に
対して逆U字型)とすることで、頭部5aで発散し、そ
の周辺で収束することになる。従って、直管側壁5に対
向する下基板ガラス3の曲面3aの曲率半径R1、曲面
3aが対向する直管側壁5の曲面5cの曲率半径R2、
直管側壁5の立上がり角度θを所定範囲に設定すること
により、線放電の発光を直管側壁5周辺に集光させるこ
とで、非発光や弱発光による暗部をなくすことが出来
る。
aを上基板ガラス2に当接した状態(上基板ガラス2に
対して逆U字型)とすることで、頭部5aで発散し、そ
の周辺で収束することになる。従って、直管側壁5に対
向する下基板ガラス3の曲面3aの曲率半径R1、曲面
3aが対向する直管側壁5の曲面5cの曲率半径R2、
直管側壁5の立上がり角度θを所定範囲に設定すること
により、線放電の発光を直管側壁5周辺に集光させるこ
とで、非発光や弱発光による暗部をなくすことが出来
る。
【0021】また、下基板ガラス3のうち直管側壁5で
囲まれた部分は外圧が小さいので、下基板ガラス3の厚
みyを薄く出来る。そこで、下基板ガラス3のうち直管
側壁5で囲まれた部分を、R状の曲面3aとした。更
に、線放電の中心軸Cが面放電空間の中心面より下基板
ガラス3側に配置されているので、下基板ガラス3の曲
面3aに塗布した蛍光体12で発光した光は、直管側壁
5の平凹レンズ形状によって発散し、直管側壁5の足部
5bの非発光部分とその周辺の暗部を足部5bの幅tと
曲面3aの曲率半径R1を所定範囲に設定することによ
り、なくすことが出来る。
囲まれた部分は外圧が小さいので、下基板ガラス3の厚
みyを薄く出来る。そこで、下基板ガラス3のうち直管
側壁5で囲まれた部分を、R状の曲面3aとした。更
に、線放電の中心軸Cが面放電空間の中心面より下基板
ガラス3側に配置されているので、下基板ガラス3の曲
面3aに塗布した蛍光体12で発光した光は、直管側壁
5の平凹レンズ形状によって発散し、直管側壁5の足部
5bの非発光部分とその周辺の暗部を足部5bの幅tと
曲面3aの曲率半径R1を所定範囲に設定することによ
り、なくすことが出来る。
【0022】上基板ガラス2、下基板ガラス3及び直管
側壁5の各形状の寸法範囲と相互関係については、先ず
側壁5の立上がり角度θを、0≦θ≦10°としてい
る。立上がり角度θを10°以上にすると、空間厚み方
向の電流密度が発光が大きい面放電空間7の中央部分に
比べ直管側壁5まぎわの部分が極端に弱くなり、暗部と
なる。立上がり角度θを10°未満にすれば、直管側壁
5まぎわの部分の面放電空間7の中央部分に対する輝度
相対値(%)は80%程度になり、暗部が目立たない。
側壁5の各形状の寸法範囲と相互関係については、先ず
側壁5の立上がり角度θを、0≦θ≦10°としてい
る。立上がり角度θを10°以上にすると、空間厚み方
向の電流密度が発光が大きい面放電空間7の中央部分に
比べ直管側壁5まぎわの部分が極端に弱くなり、暗部と
なる。立上がり角度θを10°未満にすれば、直管側壁
5まぎわの部分の面放電空間7の中央部分に対する輝度
相対値(%)は80%程度になり、暗部が目立たない。
【0023】また、直管側壁5の外面のうち、面放電空
間7の中心面より上基板ガラス2側に存在する部分は、
曲面状となっている。この曲面5dの曲率半径R3とす
ると、2mm≦(R3−R2=d)≦3.5mmが望まし
い。2mm≦dとしたのは、耐圧強度上の設計値であ
る。面放電空間7の厚みを決定する上基板ガラス2と下
基板ガラス3の距離Dは、4〜7mmが適当である。直
管側壁5の頭部5aの厚みd(R3−R2)が距離Dの1
/2以上では、直管側壁5の足部5bの暗部をなくすこ
とが出来ない(面放電空間7の中央部分に対する足部5
bの輝度相対値を80%以上に出来ない)ため、d≦
3.5mmでなければならない。
間7の中心面より上基板ガラス2側に存在する部分は、
曲面状となっている。この曲面5dの曲率半径R3とす
ると、2mm≦(R3−R2=d)≦3.5mmが望まし
い。2mm≦dとしたのは、耐圧強度上の設計値であ
る。面放電空間7の厚みを決定する上基板ガラス2と下
基板ガラス3の距離Dは、4〜7mmが適当である。直
管側壁5の頭部5aの厚みd(R3−R2)が距離Dの1
/2以上では、直管側壁5の足部5bの暗部をなくすこ
とが出来ない(面放電空間7の中央部分に対する足部5
bの輝度相対値を80%以上に出来ない)ため、d≦
3.5mmでなければならない。
【0024】また、足部5bの幅tは、0<t≦1.5
mmとする。幅tが1.5mm以上になると、足部5b
の暗部がなくならないからである。
mmとする。幅tが1.5mm以上になると、足部5b
の暗部がなくならないからである。
【0025】下基板ガラス3の厚みyと足部5bの幅t
との関係は、y≧3tとなるのが望ましい。即ち、側壁
5の立上がり角度θは、θ≦10°であるから、tan
θ≦0.17となる。従って、(t/2)/y≦0.1
7、よってy≧3tとなる。面より出射する光の輝度
は、垂直±10°で殆ど同じ値を示す。足部5bの幅t
は、出射する光の出射角度が10°以内に収まれば見え
ない。
との関係は、y≧3tとなるのが望ましい。即ち、側壁
5の立上がり角度θは、θ≦10°であるから、tan
θ≦0.17となる。従って、(t/2)/y≦0.1
7、よってy≧3tとなる。面より出射する光の輝度
は、垂直±10°で殆ど同じ値を示す。足部5bの幅t
は、出射する光の出射角度が10°以内に収まれば見え
ない。
【0026】なお、上基板ガラス2の厚みxと足部5b
の間隔Lについては、面放電と線放電を効率良く行うた
めの特別な範囲はないと考えられる。
の間隔Lについては、面放電と線放電を効率良く行うた
めの特別な範囲はないと考えられる。
【0027】また、蛍光体12の塗布範囲は、次のよう
になる。図2に示すように、直管側壁5の外面のうち、
面放電空間7の中心面より上基板ガラス2側に存在する
曲面5dの部分と、この曲面5dに対向する上基板ガラ
ス2内面の部分は、非塗布部とする。また、直管側壁5
の内面のうち下基板ガラス3から距離Dの1/3以内に
存在する面は、非塗布部とする。それ以外は、蛍光体1
2の塗布部とする。このように、所定の位置に塗布部と
非塗布部を形成することによって、支柱としての役割も
果たす直管側壁5を配置することにより生じる非発光面
をなくすようにしている。
になる。図2に示すように、直管側壁5の外面のうち、
面放電空間7の中心面より上基板ガラス2側に存在する
曲面5dの部分と、この曲面5dに対向する上基板ガラ
ス2内面の部分は、非塗布部とする。また、直管側壁5
の内面のうち下基板ガラス3から距離Dの1/3以内に
存在する面は、非塗布部とする。それ以外は、蛍光体1
2の塗布部とする。このように、所定の位置に塗布部と
非塗布部を形成することによって、支柱としての役割も
果たす直管側壁5を配置することにより生じる非発光面
をなくすようにしている。
【0028】なお、液晶表示パネルのバックライトとし
ての平面光源以外の平面発光型放電灯1の用途として、
掲示板や装飾パネルの照明用が考えられる。例えば、図
3に示すように、文字、文章、絵などを背面光源で照し
て見易くした店舗(レストラン)の掲示板20に適用さ
れる。その他、駅や店舗などの広告、案内や定価表など
に利用することが出来る。また、図3のように周囲から
見える両面発光にも適用出来る。
ての平面光源以外の平面発光型放電灯1の用途として、
掲示板や装飾パネルの照明用が考えられる。例えば、図
3に示すように、文字、文章、絵などを背面光源で照し
て見易くした店舗(レストラン)の掲示板20に適用さ
れる。その他、駅や店舗などの広告、案内や定価表など
に利用することが出来る。また、図3のように周囲から
見える両面発光にも適用出来る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、面
放電と線放電を融合させて、光線の出射しない非発光面
をなくし、全面発光とすることが出来た。また、拡散板
を必要としないため、薄型、軽量化が図れる。
放電と線放電を融合させて、光線の出射しない非発光面
をなくし、全面発光とすることが出来た。また、拡散板
を必要としないため、薄型、軽量化が図れる。
【図1】本発明に係る平面発光型放電灯の構造を示し、
(A)は平面図、(B)は図1(A)のB−B線断面図
(A)は平面図、(B)は図1(A)のB−B線断面図
【図2】図1(B)の要部拡大図
【図3】平面発光型放電灯を適用した店舗等の案内板の
斜視図
斜視図
【図4】従来の平面発光型放電灯の構造を示し、(A)
は平面図、(B)は図4(A)のB−B線断面図
は平面図、(B)は図4(A)のB−B線断面図
【図5】従来の平面発光型放電灯の構造を示し、(A)
は平面図、(B)は図5(A)のB−B線断面図
は平面図、(B)は図5(A)のB−B線断面図
1…平面発光型放電灯、2…上基板ガラス、3…下基板
ガラス、4…スペーサガラス、5…直管側壁、6…線放
電空間、7…面放電空間、8…平行電極、9…点電極、
10…排気管、11…リード片、12…蛍光体、C…線
放電の中心軸、D…上基板ガラスと下基板ガラスの距
離、θ…直管側壁の立上がり角度。
ガラス、4…スペーサガラス、5…直管側壁、6…線放
電空間、7…面放電空間、8…平行電極、9…点電極、
10…排気管、11…リード片、12…蛍光体、C…線
放電の中心軸、D…上基板ガラスと下基板ガラスの距
離、θ…直管側壁の立上がり角度。
Claims (4)
- 【請求項1】 上基板と下基板で面放電空間を形成する
と共に、この面放電空間の内部に前記上基板及び下基板
に当接させて直管側壁を配設し、平行電極対間で面放電
する面放電管と点電極対間で線放電する直管の機能を併
せもつことを特徴とする平面発光型放電灯。 - 【請求項2】 前記線放電において電流密度が最大とな
る位置である放電中心軸は、前記面放電空間の中央より
前記下基板側に位置し、且つ前記下基板より前方に位置
する請求項1記載の平面発光型放電灯。 - 【請求項3】 前記直管側壁は、断面略U字型に形成さ
れ、側壁の立上がり角度θが、0≦θ≦10°で、前記
面放電空間の前記上基板側に位置する外面は曲面状に形
成した請求項1又は2記載の平面発光型放電灯。 - 【請求項4】 前記放電空間の内部には、蛍光体を塗布
した塗布部と塗布しない非塗布部を形成した請求項1、
2又は3記載の平面発光型放電灯。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2036695A JPH08212974A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 平面発光型放電灯 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2036695A JPH08212974A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 平面発光型放電灯 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08212974A true JPH08212974A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12025089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2036695A Withdrawn JPH08212974A (ja) | 1995-02-08 | 1995-02-08 | 平面発光型放電灯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08212974A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535093A (ja) * | 2002-08-06 | 2005-11-17 | サン−ゴバン グラス フランス | フラットランプ、製造方法及び利用 |
US7304430B2 (en) | 2003-10-16 | 2007-12-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Fluorescent flat lamp assembly provided with external electrodes and with internal electrodes positioned within spacers inside the flat lamp |
KR101023717B1 (ko) * | 2003-12-08 | 2011-03-25 | 엘지디스플레이 주식회사 | 평면형광램프 |
-
1995
- 1995-02-08 JP JP2036695A patent/JPH08212974A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005535093A (ja) * | 2002-08-06 | 2005-11-17 | サン−ゴバン グラス フランス | フラットランプ、製造方法及び利用 |
US7304430B2 (en) | 2003-10-16 | 2007-12-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Fluorescent flat lamp assembly provided with external electrodes and with internal electrodes positioned within spacers inside the flat lamp |
KR101023717B1 (ko) * | 2003-12-08 | 2011-03-25 | 엘지디스플레이 주식회사 | 평면형광램프 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |