JPH08211279A - 太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置 - Google Patents
太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置Info
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- JPH08211279A JPH08211279A JP4143495A JP4143495A JPH08211279A JP H08211279 A JPH08211279 A JP H08211279A JP 4143495 A JP4143495 A JP 4143495A JP 4143495 A JP4143495 A JP 4143495A JP H08211279 A JPH08211279 A JP H08211279A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 採光部に回転自在に採光プリズムを1枚配置
するか又は複数枚の採光プリズムを所定の間隔をおいて
配置し、これらの採光プリズムの回転角を太陽の高度・
方位に応じて制御し、前記採光プリズムにより屈折した
太陽光が常に一定方向に出射するようにした太陽光採光
装置において、採光プリズムの熱膨張による変形に拘わ
らず採光プリズムを安定に保持する保持装置を提供す
る。 【構成】 採光プリズム1を透明樹脂製の複数の保持板
4a〜4dを用いて保持するようにし、 更に、保持板
4a〜4dは、金属製の回転リング3に、保持板4a〜
4d及び金属製の回転リング3の熱膨張率による伸びや
収縮の差を吸収できるように別体の挿入金具5を介して
裕度をもって取り付ける構造にし、 又、更に、保持板
4a〜4dの上部に採光プリズム1を装着するに当たっ
て、保持板4c、4d及び採光プリズム1の熱膨張率に
よる伸びや収縮の差を吸収できるように別体の係止金具
2a〜2dを介して裕度をもって取り付ける構造にし
た。
するか又は複数枚の採光プリズムを所定の間隔をおいて
配置し、これらの採光プリズムの回転角を太陽の高度・
方位に応じて制御し、前記採光プリズムにより屈折した
太陽光が常に一定方向に出射するようにした太陽光採光
装置において、採光プリズムの熱膨張による変形に拘わ
らず採光プリズムを安定に保持する保持装置を提供す
る。 【構成】 採光プリズム1を透明樹脂製の複数の保持板
4a〜4dを用いて保持するようにし、 更に、保持板
4a〜4dは、金属製の回転リング3に、保持板4a〜
4d及び金属製の回転リング3の熱膨張率による伸びや
収縮の差を吸収できるように別体の挿入金具5を介して
裕度をもって取り付ける構造にし、 又、更に、保持板
4a〜4dの上部に採光プリズム1を装着するに当たっ
て、保持板4c、4d及び採光プリズム1の熱膨張率に
よる伸びや収縮の差を吸収できるように別体の係止金具
2a〜2dを介して裕度をもって取り付ける構造にし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は太陽光採光装置における
採光プリズムの保持装置の改良に関する。
採光プリズムの保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の太陽光採光装置の具体的構成とし
ては、例えば特開昭61−180217号公報に記載の
ものが知られている。同公報に記載のものは、図6に示
すように、2枚の採光プリズムP1、P2を太陽の動きに
伴って各々独立に回転させるか、又は、少なくとも1枚
の採光プリズムを回転させ、出射光を常に一定方向に制
御するようになっている。このため一日中、太陽の光は
太陽光採光装置の直下に効率よく照射される。
ては、例えば特開昭61−180217号公報に記載の
ものが知られている。同公報に記載のものは、図6に示
すように、2枚の採光プリズムP1、P2を太陽の動きに
伴って各々独立に回転させるか、又は、少なくとも1枚
の採光プリズムを回転させ、出射光を常に一定方向に制
御するようになっている。このため一日中、太陽の光は
太陽光採光装置の直下に効率よく照射される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の太陽
光採光装置における採光プリズムの保持装置について
は、次のような問題点があった。 (1)この採光プリズムの構成では、太陽の運行に対応
して各プリズムのプリズム角(回転角)が適正となるよ
うに駆動することは分かるが、その駆動をどのように行
うのか、又、その場合の各プリズムをどのように保持す
るのか、換言すれば、駆動される採光プリズムの保持装
置の構成が明確でなく、この従来技術によっては実用装
置の製作が困難である。 (2)例えば、この従来技術の説明から見て、図6
(A)及び(B)の採光プリズムP1及びP2を回転させ
保持させるための手段として、その中心軸Cに軸を設
け、この軸を回動自在に保持すると共に電動機等のトル
クを付与する構成が考えられるが、そのような構成とす
ると、上記軸とその支承部分がプリズムに影となって太
陽光の採光効果を大幅に低下させる。 (3)又、このような採光プリズムは取付場所における
温度変化等によって採光プリズム及びその保持機構が膨
張あるいは収縮するから、このような変形があっても採
光プリズムが反ったり変形したりしないような採光プリ
ズムの保持を行う必要がある。 本発明は、従来のものの上記課題(問題点)を解決する
ようにした太陽光採光装置における採光プリズムの保持
装置を提供することを目的とする。
光採光装置における採光プリズムの保持装置について
は、次のような問題点があった。 (1)この採光プリズムの構成では、太陽の運行に対応
して各プリズムのプリズム角(回転角)が適正となるよ
うに駆動することは分かるが、その駆動をどのように行
うのか、又、その場合の各プリズムをどのように保持す
るのか、換言すれば、駆動される採光プリズムの保持装
置の構成が明確でなく、この従来技術によっては実用装
置の製作が困難である。 (2)例えば、この従来技術の説明から見て、図6
(A)及び(B)の採光プリズムP1及びP2を回転させ
保持させるための手段として、その中心軸Cに軸を設
け、この軸を回動自在に保持すると共に電動機等のトル
クを付与する構成が考えられるが、そのような構成とす
ると、上記軸とその支承部分がプリズムに影となって太
陽光の採光効果を大幅に低下させる。 (3)又、このような採光プリズムは取付場所における
温度変化等によって採光プリズム及びその保持機構が膨
張あるいは収縮するから、このような変形があっても採
光プリズムが反ったり変形したりしないような採光プリ
ズムの保持を行う必要がある。 本発明は、従来のものの上記課題(問題点)を解決する
ようにした太陽光採光装置における採光プリズムの保持
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するために、第1の発明として、採光部に回転自在
に採光プリズムを1枚配置するか又は複数枚の採光プリ
ズムを所定の間隔をおいて配置し、これらの採光プリズ
ムの回転角を太陽の高度・方位に応じて制御し、前記採
光プリズムにより屈折した太陽光が常に一定方向に出射
するようにした太陽光採光装置において、前記採光プリ
ズムを透明樹脂製の複数の保持板を用いて回動自在に保
持するようにした太陽光採光装置における採光プリズム
の保持装置を提供し、第2の発明として、前記保持板
は、金属製の回転リングに、前記保持板及び前記金属製
の回転リングの熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収で
きるように別体の挿入金具を介して裕度をもって取り付
ける構造になっている太陽光採光装置における採光プリ
ズムの保持装置を提供し、第3の発明として、前記保持
板の上部に前記採光プリズムを装着するに当たって、前
記保持板及び前記採光プリズムの熱膨張率による伸びや
収縮の差を吸収できるように別体の係止金具を介して裕
度をもって取り付ける構造になっている太陽光採光装置
における採光プリズムの保持装置を提供しようとするも
のである。
解決するために、第1の発明として、採光部に回転自在
に採光プリズムを1枚配置するか又は複数枚の採光プリ
ズムを所定の間隔をおいて配置し、これらの採光プリズ
ムの回転角を太陽の高度・方位に応じて制御し、前記採
光プリズムにより屈折した太陽光が常に一定方向に出射
するようにした太陽光採光装置において、前記採光プリ
ズムを透明樹脂製の複数の保持板を用いて回動自在に保
持するようにした太陽光採光装置における採光プリズム
の保持装置を提供し、第2の発明として、前記保持板
は、金属製の回転リングに、前記保持板及び前記金属製
の回転リングの熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収で
きるように別体の挿入金具を介して裕度をもって取り付
ける構造になっている太陽光採光装置における採光プリ
ズムの保持装置を提供し、第3の発明として、前記保持
板の上部に前記採光プリズムを装着するに当たって、前
記保持板及び前記採光プリズムの熱膨張率による伸びや
収縮の差を吸収できるように別体の係止金具を介して裕
度をもって取り付ける構造になっている太陽光採光装置
における採光プリズムの保持装置を提供しようとするも
のである。
【0005】
【作用】上述のように、採光プリズムを透明樹脂製の複
数の保持板を用いて回動自在に保持すると、採光プリズ
ムの径が大となっても安定して保持される。又、保持板
の材質が透明のため、太陽光の採光効果は殆ど低下しな
い。又、保持板の材質が樹脂のため、同じ材質である採
光プリズムと熱膨張係数が同一のため、採光プリズムに
与える影響は少ない。更に、採光プリズムは金属製の回
転リングに、熱による膨張又は収縮に対応し得るように
装着されるので、採光プリズムは温度変化に伴う反りや
変形等がなく、安定に保持される。
数の保持板を用いて回動自在に保持すると、採光プリズ
ムの径が大となっても安定して保持される。又、保持板
の材質が透明のため、太陽光の採光効果は殆ど低下しな
い。又、保持板の材質が樹脂のため、同じ材質である採
光プリズムと熱膨張係数が同一のため、採光プリズムに
与える影響は少ない。更に、採光プリズムは金属製の回
転リングに、熱による膨張又は収縮に対応し得るように
装着されるので、採光プリズムは温度変化に伴う反りや
変形等がなく、安定に保持される。
【0006】
【実施例】以下、本発明による太陽光採光装置における
採光プリズムの保持装置の実施例について図1乃至図5
に示す一実施例により具体的に説明する。図1(A)は
太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置の平面
図、図1(B)は図1(A)の正面図、図1(C)は図
1(B)の端部の拡大正面図、図1(D)は図1(B)
のD部の拡大正面図である。図2〜図5に示すような上
下一対の採光プリズムのうちの少なくとも一つが水平に
回転可能に装着される太陽光採光装置において、図1に
示すように、例えば平板プリズムより成る一対の円形の
採光プリズム1と、一対の採光プリズム1のうちの少な
くとも一つを取り巻くように同心に配設され外周にギヤ
が刻設された金属製の回転リング3と、前記金属製の回
転リング3の内周部に端部が挿入され採光プリズム1を
交叉して保持するように配設された複数の保持板4a〜
4dと、これらの保持板4c、4dが採光プリズム1の
外縁部に交叉する位置に取り付けられ採光プリズム1を
熱膨張可能に係止するように形成された庇部が設けられ
た複数の係止金具2a〜2dと、保持板4a〜4dの各
端部を金属製の回転リング3に対して裕度をもって挿入
する挿入金具5とから成っている。次に、図2、図3及
び図5を参照して本発明の太陽光採光装置における採光
プリズムの回転駆動装置について説明する。尚、図1に
対応する構成には同一符号を付し、その説明は省略す
る。7は回転駆動装置、3は金属製の回転リング、8
a、8bはそれぞれ一対の従動ローラである。回転駆動
装置7は、モータ9のトルクを継手10を介して伝達す
る上下2段に設けられたウォーム11、ウォームホイル
12、駆動ギヤ13からなり、駆動ギヤ13は金属製の
回転リング3の外周に刻設されるギヤ14に噛合してお
り、モータ9の回転によって金属製の回転リング3が回
転駆動されるようになっている。尚、図示しないが、モ
ータ9は別置される制御装置、太陽光の運行に伴う制御
データを予め記憶したマイクロコンピュータ及び光軸セ
ンサ等の制御手段等によって駆動され、太陽の高度・方
位に対応した最適のプリズム角になるように金属製の回
転リング3、従って採光プリズム1の回転角(プリズム
角)を制御するようになっている。又、従動ローラ8
a、8bは、図2、図3には図示しないが、回転リング
3の対向側にばねを介して配置される押さえローラの押
圧力を回動自在に支承するもので、このため支持枠15
(図5参照)に対して固定される。尚、図4は図1に示
した本発明の太陽光採光装置の縦断正面図で、同図にお
いて、16は透明カバー、17は配光板、18は水切り
枠である。尚、1a及び1bは採光プリズムで、これま
で1と表示してきたものである。
採光プリズムの保持装置の実施例について図1乃至図5
に示す一実施例により具体的に説明する。図1(A)は
太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置の平面
図、図1(B)は図1(A)の正面図、図1(C)は図
1(B)の端部の拡大正面図、図1(D)は図1(B)
のD部の拡大正面図である。図2〜図5に示すような上
下一対の採光プリズムのうちの少なくとも一つが水平に
回転可能に装着される太陽光採光装置において、図1に
示すように、例えば平板プリズムより成る一対の円形の
採光プリズム1と、一対の採光プリズム1のうちの少な
くとも一つを取り巻くように同心に配設され外周にギヤ
が刻設された金属製の回転リング3と、前記金属製の回
転リング3の内周部に端部が挿入され採光プリズム1を
交叉して保持するように配設された複数の保持板4a〜
4dと、これらの保持板4c、4dが採光プリズム1の
外縁部に交叉する位置に取り付けられ採光プリズム1を
熱膨張可能に係止するように形成された庇部が設けられ
た複数の係止金具2a〜2dと、保持板4a〜4dの各
端部を金属製の回転リング3に対して裕度をもって挿入
する挿入金具5とから成っている。次に、図2、図3及
び図5を参照して本発明の太陽光採光装置における採光
プリズムの回転駆動装置について説明する。尚、図1に
対応する構成には同一符号を付し、その説明は省略す
る。7は回転駆動装置、3は金属製の回転リング、8
a、8bはそれぞれ一対の従動ローラである。回転駆動
装置7は、モータ9のトルクを継手10を介して伝達す
る上下2段に設けられたウォーム11、ウォームホイル
12、駆動ギヤ13からなり、駆動ギヤ13は金属製の
回転リング3の外周に刻設されるギヤ14に噛合してお
り、モータ9の回転によって金属製の回転リング3が回
転駆動されるようになっている。尚、図示しないが、モ
ータ9は別置される制御装置、太陽光の運行に伴う制御
データを予め記憶したマイクロコンピュータ及び光軸セ
ンサ等の制御手段等によって駆動され、太陽の高度・方
位に対応した最適のプリズム角になるように金属製の回
転リング3、従って採光プリズム1の回転角(プリズム
角)を制御するようになっている。又、従動ローラ8
a、8bは、図2、図3には図示しないが、回転リング
3の対向側にばねを介して配置される押さえローラの押
圧力を回動自在に支承するもので、このため支持枠15
(図5参照)に対して固定される。尚、図4は図1に示
した本発明の太陽光採光装置の縦断正面図で、同図にお
いて、16は透明カバー、17は配光板、18は水切り
枠である。尚、1a及び1bは採光プリズムで、これま
で1と表示してきたものである。
【0007】上記構成において、太陽の運行に対応し
て、金属製の回転リング3は図2、図3及び図5を参照
して説明した回転駆動装置7により回転させられるもの
で、回転リング3はそのギヤ14と噛合可能な駆動ギヤ
13により回転され、従って採光プリズム1が所要の回
転角度となるように回動する。それによって、本発明に
よるものは下記のように作用する。 (1)第1の発明によるもの(図1(A)(B)参照) 複数の保持板4a〜4dを交叉して連結し、回転リン
グ3に対し採光プリズム1を保持しているから、その連
結は安定している。 透明の保持板を用いるのは、採光の邪魔にならないた
めで、保持板の材質はアクリル又はポリカーボネートが
好ましい。 樹脂製の保持板を用いるのは、採光プリズムも樹脂製
なので熱膨張率も同じレベルとなり、採光プリズムへ与
える影響も少ない。 (2)第2の発明によるもの(図1(C)参照) 金属製の回転リング3と保持板4a〜4dとは熱によ
る寸法変化が大きいため、保持板4a〜4dは挿入金具
5に金属製の回転リング3との間に裕度をもって挿入さ
れており、上記の変化を吸収するようになっている。
尚、挿入金具5は金属製の回転リング3にビス等により
固定されている。 (3)第3の発明によるもの(図1(D)参照) 採光プリズム1は保持板4a〜4dにより保持され、
係止金具2a〜2dの隙間に挿入され、採光プリズム1
の端面と係止金具2a〜2dとの間には適切な隙間を設
けることにより熱膨張率の差を吸収する。係止金具2a
〜2dと保持板4c、4dとはビス止めされている。
て、金属製の回転リング3は図2、図3及び図5を参照
して説明した回転駆動装置7により回転させられるもの
で、回転リング3はそのギヤ14と噛合可能な駆動ギヤ
13により回転され、従って採光プリズム1が所要の回
転角度となるように回動する。それによって、本発明に
よるものは下記のように作用する。 (1)第1の発明によるもの(図1(A)(B)参照) 複数の保持板4a〜4dを交叉して連結し、回転リン
グ3に対し採光プリズム1を保持しているから、その連
結は安定している。 透明の保持板を用いるのは、採光の邪魔にならないた
めで、保持板の材質はアクリル又はポリカーボネートが
好ましい。 樹脂製の保持板を用いるのは、採光プリズムも樹脂製
なので熱膨張率も同じレベルとなり、採光プリズムへ与
える影響も少ない。 (2)第2の発明によるもの(図1(C)参照) 金属製の回転リング3と保持板4a〜4dとは熱によ
る寸法変化が大きいため、保持板4a〜4dは挿入金具
5に金属製の回転リング3との間に裕度をもって挿入さ
れており、上記の変化を吸収するようになっている。
尚、挿入金具5は金属製の回転リング3にビス等により
固定されている。 (3)第3の発明によるもの(図1(D)参照) 採光プリズム1は保持板4a〜4dにより保持され、
係止金具2a〜2dの隙間に挿入され、採光プリズム1
の端面と係止金具2a〜2dとの間には適切な隙間を設
けることにより熱膨張率の差を吸収する。係止金具2a
〜2dと保持板4c、4dとはビス止めされている。
【0008】
【発明の効果】本発明による太陽光採光装置における採
光プリズムの保持装置は、上述のように構成されている
ので、次のような優れた効果を有する。 (1)採光プリズムを透明樹脂製の複数の保持板を用い
て回動自在に保持すると、採光プリズムの径が大となっ
ても安定して保持することができる。 (2)又、保持板の材質が透明のため、太陽光の採光効
果は殆ど低下しない。 (3)又、保持板の材質が樹脂のため、同じ材質である
採光プリズムと熱膨張係数が同一のため、採光プリズム
に与える影響は少ない。 (4)更に、採光プリズムは金属製の回転リングに熱に
よる膨張又は収縮に対応し得るように装着されるので、
採光プリズムは温度変化に伴う反りや変形等がなく、安
定に保持される。
光プリズムの保持装置は、上述のように構成されている
ので、次のような優れた効果を有する。 (1)採光プリズムを透明樹脂製の複数の保持板を用い
て回動自在に保持すると、採光プリズムの径が大となっ
ても安定して保持することができる。 (2)又、保持板の材質が透明のため、太陽光の採光効
果は殆ど低下しない。 (3)又、保持板の材質が樹脂のため、同じ材質である
採光プリズムと熱膨張係数が同一のため、採光プリズム
に与える影響は少ない。 (4)更に、採光プリズムは金属製の回転リングに熱に
よる膨張又は収縮に対応し得るように装着されるので、
採光プリズムは温度変化に伴う反りや変形等がなく、安
定に保持される。
【図1】本発明による太陽光採光装置における採光プリ
ズムの保持装置の実施例を示すもので、(A)は平面
図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の端部の
拡大正面図、(D)は(B)のD部の拡大正面図であ
る。
ズムの保持装置の実施例を示すもので、(A)は平面
図、(B)は(A)の正面図、(C)は(B)の端部の
拡大正面図、(D)は(B)のD部の拡大正面図であ
る。
【図2】本発明の太陽光採光装置における採光プリズム
の回転駆動装置部の平面図である。
の回転駆動装置部の平面図である。
【図3】本発明の太陽光採光装置における採光プリズム
の回転駆動装置部の断面正面図である。
の回転駆動装置部の断面正面図である。
【図4】本発明の太陽光採光装置の断面正面図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】従来の太陽光採光装置の採光原理を示す斜視図
で、(A)は太陽高度が低い時、(B)は太陽高度の高
い時のものである。
で、(A)は太陽高度が低い時、(B)は太陽高度の高
い時のものである。
1:採光プリズム 2a〜2d:係止金具 3:金属製の回転リング 4a〜4d:保持板 5:挿入金具 7:回転駆動装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するために、第1の発明として、採光部に回転自在
に採光プリズムを1枚配置するか又は複数枚の採光プリ
ズムを所定の間隔をおいて配置し、これらの採光プリズ
ムの回転角を太陽の高度・方位に応じて制御し、前記採
光プリズムにより屈折した太陽光が常に一定方向に出射
するようにした太陽光採光装置において、前記採光プリ
ズムを透明樹脂製の複数の保持板を用いて保持するよう
にした太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置
を提供し、第2の発明として、前記保持板は、金属製の
回転リングに、前記保持板及び前記金属製の回転リング
の熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収できるように別
体の挿入金具を介して裕度をもって取り付ける構造にな
っている太陽光採光装置における採光プリズムの保持装
置を提供し、第3の発明として、前記保持板の上部に前
記採光プリズムを装着するに当たって、前記保持板及び
前記採光プリズムの熱膨張率による伸びや収縮の差を吸
収できるように別体の係止金具を介して裕度をもって取
り付ける構造になっている太陽光採光装置における採光
プリズムの保持装置を提供しようとするものである。
解決するために、第1の発明として、採光部に回転自在
に採光プリズムを1枚配置するか又は複数枚の採光プリ
ズムを所定の間隔をおいて配置し、これらの採光プリズ
ムの回転角を太陽の高度・方位に応じて制御し、前記採
光プリズムにより屈折した太陽光が常に一定方向に出射
するようにした太陽光採光装置において、前記採光プリ
ズムを透明樹脂製の複数の保持板を用いて保持するよう
にした太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置
を提供し、第2の発明として、前記保持板は、金属製の
回転リングに、前記保持板及び前記金属製の回転リング
の熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収できるように別
体の挿入金具を介して裕度をもって取り付ける構造にな
っている太陽光採光装置における採光プリズムの保持装
置を提供し、第3の発明として、前記保持板の上部に前
記採光プリズムを装着するに当たって、前記保持板及び
前記採光プリズムの熱膨張率による伸びや収縮の差を吸
収できるように別体の係止金具を介して裕度をもって取
り付ける構造になっている太陽光採光装置における採光
プリズムの保持装置を提供しようとするものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【作用】上述のように、採光プリズムを透明樹脂製の複
数の保持板を用いて回動自在に保持すると、採光プリズ
ムの径が大となっても安定して保持される。又、保持板
の材質が透明のため、太陽光の採光効果は殆ど低下しな
い。又、保持板の材質が樹脂のため、同じ材質である採
光プリズムと熱膨張係数が同一のため、採光プリズムに
与える影響は少ない。更に、採光プリズムは金属製の回
転リングに、熱による膨張又は収縮に対応し得るように
装着されるので、採光プリズムは温度変化に伴う反りや
変形等がなく、安定に保持される。又、別体の挿入金具
を介して裕度をもって取り付ける構造にすれば、前記金
属製の回転リング及び前記採光プリズムの熱膨張率によ
る伸びや収縮の差を吸収できる。又、別体の係止金具を
介して裕度をもって取り付ける構造にすれば、前記保持
板及び前記採光プリズムの熱膨張率による伸びや収縮の
差を吸収できる。
数の保持板を用いて回動自在に保持すると、採光プリズ
ムの径が大となっても安定して保持される。又、保持板
の材質が透明のため、太陽光の採光効果は殆ど低下しな
い。又、保持板の材質が樹脂のため、同じ材質である採
光プリズムと熱膨張係数が同一のため、採光プリズムに
与える影響は少ない。更に、採光プリズムは金属製の回
転リングに、熱による膨張又は収縮に対応し得るように
装着されるので、採光プリズムは温度変化に伴う反りや
変形等がなく、安定に保持される。又、別体の挿入金具
を介して裕度をもって取り付ける構造にすれば、前記金
属製の回転リング及び前記採光プリズムの熱膨張率によ
る伸びや収縮の差を吸収できる。又、別体の係止金具を
介して裕度をもって取り付ける構造にすれば、前記保持
板及び前記採光プリズムの熱膨張率による伸びや収縮の
差を吸収できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明の効果】本発明による太陽光採光装置における採
光プリズムの保持装置は、上述のように構成されている
ので、次のような優れた効果を有する。 (1)採光プリズムを透明樹脂製の複数の保持板を用い
て回動自在に保持すると、採光プリズムの径が大となっ
ても安定して保持することができる。 (2)又、保持板の材質が透明のため、太陽光の採光効
果は殆ど低下しない。 (3)又、保持板の材質が樹脂のため、同じ材質である
採光プリズムと熱膨張係数が同一のため、採光プリズム
に与える影響は少ない。 (4)更に、採光プリズムは金属製の回転リングに熱に
よる膨張又は収縮に対応し得るように装着されるので、
採光プリズムは温度変化に伴う反りや変形等がなく、安
定に保持される。 (5)又、別体の挿入金具を介して裕度をもって取り付
ける構造にすれば、前記金属製の回転リング及び前記採
光プリズムの熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収でき
る。 (6)又、別体の係止金具を介して裕度をもって取り付
ける構造にすれば、前記保持板及び前記採光プリズムの
熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収できる。
光プリズムの保持装置は、上述のように構成されている
ので、次のような優れた効果を有する。 (1)採光プリズムを透明樹脂製の複数の保持板を用い
て回動自在に保持すると、採光プリズムの径が大となっ
ても安定して保持することができる。 (2)又、保持板の材質が透明のため、太陽光の採光効
果は殆ど低下しない。 (3)又、保持板の材質が樹脂のため、同じ材質である
採光プリズムと熱膨張係数が同一のため、採光プリズム
に与える影響は少ない。 (4)更に、採光プリズムは金属製の回転リングに熱に
よる膨張又は収縮に対応し得るように装着されるので、
採光プリズムは温度変化に伴う反りや変形等がなく、安
定に保持される。 (5)又、別体の挿入金具を介して裕度をもって取り付
ける構造にすれば、前記金属製の回転リング及び前記採
光プリズムの熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収でき
る。 (6)又、別体の係止金具を介して裕度をもって取り付
ける構造にすれば、前記保持板及び前記採光プリズムの
熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収できる。
Claims (3)
- 【請求項1】 採光部に回転自在に採光プリズムを1枚
配置するか又は複数枚の採光プリズムを所定の間隔をお
いて配置し、これらの採光プリズムの回転角を太陽の高
度・方位に応じて制御し、前記採光プリズムにより屈折
した太陽光が常に一定方向に出射するようにした太陽光
採光装置において、前記採光プリズムを透明樹脂製の複
数の保持板を用いて回動自在に保持するようにしたこと
を特徴とする太陽光採光装置における採光プリズムの保
持装置。 - 【請求項2】 前記保持板は、金属製の回転リングに、
前記保持板及び前記金属製の回転リングの熱膨張率によ
る伸びや収縮の差を吸収できるように別体の挿入金具を
介して裕度をもって取り付ける構造になっている請求項
1記載の太陽光採光装置における採光プリズムの保持装
置。 - 【請求項3】 前記保持板の上部に前記採光プリズムを
装着するに当たって、前記保持板及び前記採光プリズム
の熱膨張率による伸びや収縮の差を吸収できるように別
体の係止金具を介して裕度をもって取り付ける構造にな
っている請求項1記載の太陽光採光装置における採光プ
リズムの保持装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4143495A JPH08211279A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置 |
AU20382/95A AU689873B2 (en) | 1994-05-31 | 1995-05-18 | Solar lighting apparatus and controller for controlling the solar lighting apparatus |
DE69532058T DE69532058T2 (de) | 1994-05-31 | 1995-05-26 | Vorrichtung zum Beleuchten mittels Sonnenlicht und Steuereinrichtung für eine solche Vorrichtung |
ES95304078T ES2210276T3 (es) | 1994-05-31 | 1995-05-26 | Aparato de iluminacion solar y controlador para dicho aparato. |
EP95304078A EP0685681B1 (en) | 1994-05-31 | 1995-05-26 | Solar lighting apparatus and controller for said apparatus |
KR1019950013801A KR100397099B1 (ko) | 1994-05-31 | 1995-05-30 | 태양광채광장치및이태양광채광장치를제어하는태양광채광제어장치 |
CN95107312A CN1086786C (zh) | 1994-05-31 | 1995-05-30 | 太阳光采光装置 |
SG1995000547A SG41914A1 (en) | 1994-05-31 | 1995-05-31 | Solar lighting apparatus and controller for controlling the solar lighting apparatus |
US08/831,182 US5729387A (en) | 1899-02-17 | 1997-04-02 | Solar lighting apparatus and controller for controlling the solar lighting apparatus |
CNB011394749A CN1201111C (zh) | 1994-05-31 | 2001-11-27 | 太阳光采光控制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4143495A JPH08211279A (ja) | 1995-02-07 | 1995-02-07 | 太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08211279A true JPH08211279A (ja) | 1996-08-20 |
Family
ID=12608274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4143495A Pending JPH08211279A (ja) | 1899-02-17 | 1995-02-07 | 太陽光採光装置における採光プリズムの保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08211279A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007518055A (ja) * | 2004-01-08 | 2007-07-05 | アグロテクノロジー アンド フード イノベーションズ ビー.ブイ. | 太陽光線を使用する対象物のカバー |
WO2007073702A2 (es) | 2005-12-29 | 2007-07-05 | Osmotica Corp. | Comprimido multicapa con combinación de triple liberación |
-
1995
- 1995-02-07 JP JP4143495A patent/JPH08211279A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007518055A (ja) * | 2004-01-08 | 2007-07-05 | アグロテクノロジー アンド フード イノベーションズ ビー.ブイ. | 太陽光線を使用する対象物のカバー |
WO2007073702A2 (es) | 2005-12-29 | 2007-07-05 | Osmotica Corp. | Comprimido multicapa con combinación de triple liberación |
US8685451B2 (en) | 2005-12-29 | 2014-04-01 | Osmotica Kereskedelmi és Szolgáltató KFT | Triple combination release multi-layered tablet |
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