JPH0820845A - 海水機器の防食方法 - Google Patents
海水機器の防食方法Info
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- JPH0820845A JPH0820845A JP15581594A JP15581594A JPH0820845A JP H0820845 A JPH0820845 A JP H0820845A JP 15581594 A JP15581594 A JP 15581594A JP 15581594 A JP15581594 A JP 15581594A JP H0820845 A JPH0820845 A JP H0820845A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】海水機器の孔食、すき間腐食に対して、保守管
理の頻度が少なくて済み、かつ経済的な防食方法を提供
する。 【構成】海水機器において、鋳造部品であるサクショ
ン、インペラ、外管6及び軸受7には、SUS10で、
かつCr+3Mo+10Nが35%以上である合金、圧
延鋼部品である軸5には、SUS329J4Lで、Cr
+3Mo+10Nが35%以上である合金が、それぞれ
使用され、かつ、合金からなる部品同士の接触面、及び
合金からなる部品とシール部品であるOリング9との接
触面に絶縁性セラミックス10を被覆している。
理の頻度が少なくて済み、かつ経済的な防食方法を提供
する。 【構成】海水機器において、鋳造部品であるサクショ
ン、インペラ、外管6及び軸受7には、SUS10で、
かつCr+3Mo+10Nが35%以上である合金、圧
延鋼部品である軸5には、SUS329J4Lで、Cr
+3Mo+10Nが35%以上である合金が、それぞれ
使用され、かつ、合金からなる部品同士の接触面、及び
合金からなる部品とシール部品であるOリング9との接
触面に絶縁性セラミックス10を被覆している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海水機器の防食方法に係
り、特に原子力発電所、火力発電所の海水環境下で使用
されるポンプ、配管及び弁などの海水機器の防食方法に
関する。
り、特に原子力発電所、火力発電所の海水環境下で使用
されるポンプ、配管及び弁などの海水機器の防食方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】海水環境下で使用される海水機器では、
海水がClイオンを含み、かつ導電性の流体であるた
め、孔食、すき間腐食の発生が問題となる。したがっ
て、例えば、海水ポンプの金属部品用材料には、従来で
はステンレス鋼が使用されており、そのうち、多く用い
られる鋼種として、圧延鋼ではSUS316、鋳造鋼で
はSUS314などがあげられる。
海水がClイオンを含み、かつ導電性の流体であるた
め、孔食、すき間腐食の発生が問題となる。したがっ
て、例えば、海水ポンプの金属部品用材料には、従来で
はステンレス鋼が使用されており、そのうち、多く用い
られる鋼種として、圧延鋼ではSUS316、鋳造鋼で
はSUS314などがあげられる。
【0003】また、上述のSUS316、SUS314
に比べて、耐食性に優れた2相ステンレスである、SC
S10、SUS329J4Lを使用する場合もある。
に比べて、耐食性に優れた2相ステンレスである、SC
S10、SUS329J4Lを使用する場合もある。
【0004】なお、加藤雄平他7名;海水系ポンプ及び
バルブの耐食性に係る信頼性向上試験;火力原子力発
電、40(6)、p.681〜690(1989)には、2
相ステンレスを用いたポンプの使用例が開示されてい
る。
バルブの耐食性に係る信頼性向上試験;火力原子力発
電、40(6)、p.681〜690(1989)には、2
相ステンレスを用いたポンプの使用例が開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来で
は、海水機器の金属部品用材料として、SUS316、
SUS314などが使用されている。しかし、孔食、す
き間腐食は発生するので、それらの発生防止のために、
フランジ面などのすき間部への充填剤の塗布、Zn板な
どの犠牲電極の設置といった対策がとられている。
は、海水機器の金属部品用材料として、SUS316、
SUS314などが使用されている。しかし、孔食、す
き間腐食は発生するので、それらの発生防止のために、
フランジ面などのすき間部への充填剤の塗布、Zn板な
どの犠牲電極の設置といった対策がとられている。
【0006】したがって、例えば、海水ポンプを定期的
に分解点検した後で、復旧する場合には、充填剤の塗り
替え、Zn板などの犠牲電極の交換といった保守管理が
必要となる。また、充填剤の寿命は、1〜2年程度であ
るため、定期的にポンプを分解し、充填剤を塗り直す必
要がある。
に分解点検した後で、復旧する場合には、充填剤の塗り
替え、Zn板などの犠牲電極の交換といった保守管理が
必要となる。また、充填剤の寿命は、1〜2年程度であ
るため、定期的にポンプを分解し、充填剤を塗り直す必
要がある。
【0007】海水機器の金属部品用材料として、2相ス
テンレスである、SCS10、SUS329J4Lを使
用した場合には、孔食の発生は少ないが、すき間腐食の
発生は避けられない。したがって、この場合も充填剤の
塗布が必要となる。
テンレスである、SCS10、SUS329J4Lを使
用した場合には、孔食の発生は少ないが、すき間腐食の
発生は避けられない。したがって、この場合も充填剤の
塗布が必要となる。
【0008】その他の対策として、2相ステンレスより
も更に耐食性に優れたスーパーステンレスである、SU
S317J4Lなどを使用することも考えられるが、こ
の場合は、材料が高価となり、経済性が問題となる。
も更に耐食性に優れたスーパーステンレスである、SU
S317J4Lなどを使用することも考えられるが、こ
の場合は、材料が高価となり、経済性が問題となる。
【0009】本発明の目的は、海水機器の孔食、すき間
腐食に対して、保守管理の頻度が少なくて済み、かつ経
済的な防食方法を提供することである。
腐食に対して、保守管理の頻度が少なくて済み、かつ経
済的な防食方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次のように
して達成することができる。
して達成することができる。
【0011】(1)海水環境下で使用される海水機器の
防食方法において、鋳造部品材料として、重量パーセン
トで、C;0.03%以下、Si;1.50%以下、Mn;
1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.030%
以下、Ni;4.50〜8.50%、Cr;21.00〜2
6.00%、Mo;2.50〜4.00%、N;0.08〜
0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつCr+
3Mo+10Nが35%以上である合金を用いること。
防食方法において、鋳造部品材料として、重量パーセン
トで、C;0.03%以下、Si;1.50%以下、Mn;
1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.030%
以下、Ni;4.50〜8.50%、Cr;21.00〜2
6.00%、Mo;2.50〜4.00%、N;0.08〜
0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつCr+
3Mo+10Nが35%以上である合金を用いること。
【0012】(2)海水環境下で使用される海水機器の
防食方法において、鋳造部品材料として、重量パーセン
トで、C;0.03%以下、Si;1.50%以下、Mn;
1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.030%
以下、Ni;4.50〜8.50%、Cr;21.00〜2
6.00%、Mo;2.50〜4.00%、N;0.08〜
0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつCr+
3Mo+10Nが35%以上である合金を用い、この合
金からなる部品同士の接触面、及びこの合金からなる部
品とシール部品との接触面に絶縁性セラミックスを被覆
すること。
防食方法において、鋳造部品材料として、重量パーセン
トで、C;0.03%以下、Si;1.50%以下、Mn;
1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.030%
以下、Ni;4.50〜8.50%、Cr;21.00〜2
6.00%、Mo;2.50〜4.00%、N;0.08〜
0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつCr+
3Mo+10Nが35%以上である合金を用い、この合
金からなる部品同士の接触面、及びこの合金からなる部
品とシール部品との接触面に絶縁性セラミックスを被覆
すること。
【0013】(3)海水環境下で使用される海水機器の
防食方法において、圧延鋼部品材料として、重量パーセ
ントで、C;0.03%以下、Si;1.00%以下、M
n;1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.030
%以下、Ni;5.50〜7.50%、Cr;24.00〜
26.00%、Mo;2.50〜3.50%、N;0.08〜
0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつCr+
3Mo+10Nが35%以上である合金を用いること。
防食方法において、圧延鋼部品材料として、重量パーセ
ントで、C;0.03%以下、Si;1.00%以下、M
n;1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.030
%以下、Ni;5.50〜7.50%、Cr;24.00〜
26.00%、Mo;2.50〜3.50%、N;0.08〜
0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつCr+
3Mo+10Nが35%以上である合金を用いること。
【0014】(4)海水環境下で使用される海水機器の
防食方法において、圧延鋼部品材料として、重量パーセ
ントで、C;0.03%以下、Si;1.00%以下、M
n;1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.030
%以下、Ni;5.50〜7.50%、Cr;24.00〜
26.00%、Mo;2.50〜3.50%、N;0.08〜
0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつCr+
3Mo+10Nが35%以上である合金を用い、この合
金からなる部品同士の接触面、及びこの合金からなる部
品とシール部品との接触面に絶縁性セラミックスを被覆
すること。
防食方法において、圧延鋼部品材料として、重量パーセ
ントで、C;0.03%以下、Si;1.00%以下、M
n;1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.030
%以下、Ni;5.50〜7.50%、Cr;24.00〜
26.00%、Mo;2.50〜3.50%、N;0.08〜
0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつCr+
3Mo+10Nが35%以上である合金を用い、この合
金からなる部品同士の接触面、及びこの合金からなる部
品とシール部品との接触面に絶縁性セラミックスを被覆
すること。
【0015】
【作用】本発明における作用は、次のとおりである。
【0016】(1)本発明では、海水ポンプのインペラ
等の鋳造部品に、二相ステンレスであるSUS10の成
分系であって、かつCr+3Mo+10Nが35%以上
である合金を用いている。
等の鋳造部品に、二相ステンレスであるSUS10の成
分系であって、かつCr+3Mo+10Nが35%以上
である合金を用いている。
【0017】二相ステンレスは、フェライト相とオース
テナイト相が共存する材料であり、フェライト相とオー
ステナイト相に、Cr、Moが含有されている。塩化物
イオン存在下では、孔食、すき間腐食が問題となるが、
Cr、Moは、耐孔食性、耐すき間腐食性を高める性質
を有している。
テナイト相が共存する材料であり、フェライト相とオー
ステナイト相に、Cr、Moが含有されている。塩化物
イオン存在下では、孔食、すき間腐食が問題となるが、
Cr、Moは、耐孔食性、耐すき間腐食性を高める性質
を有している。
【0018】また、オーステナイト相には、Nが固溶し
ており、耐孔食性、耐すき間腐食性を高めるとともに、
オーステナイト相を安定化させ、高温加熱によるオース
テナイト量の低下に伴う低耐食性化を防止する性質を有
している。
ており、耐孔食性、耐すき間腐食性を高めるとともに、
オーステナイト相を安定化させ、高温加熱によるオース
テナイト量の低下に伴う低耐食性化を防止する性質を有
している。
【0019】また、SCS10は、機械的特性、製作性
及び経済性にも優れているので、従来から海水ポンプな
どに使用されている。しかし、耐食性については、すき
間腐食の生ずる場合がある。
及び経済性にも優れているので、従来から海水ポンプな
どに使用されている。しかし、耐食性については、すき
間腐食の生ずる場合がある。
【0020】本発明では、実験により、ステンレス鋼で
は、孔食に対する抵抗値である孔食電位、及びすき間腐
食に対する抵抗値であるすき間腐食電位とも、Cr+3
Mo+10Nとの間に一定の相関があり、Cr+3Mo
+10Nが35%以上のとき、孔食電位、すき間腐食電
位は、共に急激に高くなる傾向にあることを明らかにし
た。
は、孔食に対する抵抗値である孔食電位、及びすき間腐
食に対する抵抗値であるすき間腐食電位とも、Cr+3
Mo+10Nとの間に一定の相関があり、Cr+3Mo
+10Nが35%以上のとき、孔食電位、すき間腐食電
位は、共に急激に高くなる傾向にあることを明らかにし
た。
【0021】本発明では、上述の実験結果から、海水機
器における鋳造部品の場合、SUS10の成分系であっ
て、かつCr+3Mo+10Nが35%以上である合金
を使用したので、耐食性が向上し、かつ機械的特性、製
作性及び経済性に優れたものにすることができた。
器における鋳造部品の場合、SUS10の成分系であっ
て、かつCr+3Mo+10Nが35%以上である合金
を使用したので、耐食性が向上し、かつ機械的特性、製
作性及び経済性に優れたものにすることができた。
【0022】(2)本発明では、(1)に示した合金を
使用し、かつ、この合金からなる金属部品同士、及びこ
の合金からなる金属部品とシール部品が接触するフラン
ジ面などのすき間部に、絶縁性セラミックスを化学蒸着
法又は物理蒸着法などで被覆した。
使用し、かつ、この合金からなる金属部品同士、及びこ
の合金からなる金属部品とシール部品が接触するフラン
ジ面などのすき間部に、絶縁性セラミックスを化学蒸着
法又は物理蒸着法などで被覆した。
【0023】すき間腐食は、すき間部の溶液とそれ以外
の部位の溶液との間の金属イオン濃度又は溶存酸素濃度
に濃淡差が生じることによって、電気回路が形成され、
すき間部がアノードとなるために選択的に腐食が発生す
る現象である。
の部位の溶液との間の金属イオン濃度又は溶存酸素濃度
に濃淡差が生じることによって、電気回路が形成され、
すき間部がアノードとなるために選択的に腐食が発生す
る現象である。
【0024】したがって、すき間部を絶縁性セラミック
スで被覆すれば、電気回路は形成されず、腐食も発生し
ない。また、セラミックスは、常温の水中では優れた耐
食性を有しているので、それ自体の耐食性に問題はな
い。
スで被覆すれば、電気回路は形成されず、腐食も発生し
ない。また、セラミックスは、常温の水中では優れた耐
食性を有しているので、それ自体の耐食性に問題はな
い。
【0025】従来、セラミックスを被覆する技術は、切
削工具等に使用されているが、例えば、配管内面等の閉
空間への被覆施工の可能な形状、サイズは、管の径、長
さなどによって制限されるので、海水機器の海水接触面
の全面を被覆することは困難であった。
削工具等に使用されているが、例えば、配管内面等の閉
空間への被覆施工の可能な形状、サイズは、管の径、長
さなどによって制限されるので、海水機器の海水接触面
の全面を被覆することは困難であった。
【0026】本発明では、すき間部を絶縁性セラミック
スで被覆するので、すき間腐食の発生防止が可能である
とともに、すき間腐食が問題となる、すき間部のみを絶
縁性セラミックスで被覆するように、被覆箇所を限定す
るので、経済的にも有利である。
スで被覆するので、すき間腐食の発生防止が可能である
とともに、すき間腐食が問題となる、すき間部のみを絶
縁性セラミックスで被覆するように、被覆箇所を限定す
るので、経済的にも有利である。
【0027】なお、この場合、すき間部以外の海水接触
面での耐孔食性を考慮する必要があるが、母材として、
(1)に示した合金を使用するため、耐孔食性に問題の
生じることはない。
面での耐孔食性を考慮する必要があるが、母材として、
(1)に示した合金を使用するため、耐孔食性に問題の
生じることはない。
【0028】また、異種の材料を母材に被覆した場合、
その端部が導電性の液体に接したとき、ガルバニック腐
食の生じることがある。しかし、本発明では、被覆材と
して絶縁性セラミックスを使用するため、材料の電位差
に起因するガルバニック腐食の生じることはない。
その端部が導電性の液体に接したとき、ガルバニック腐
食の生じることがある。しかし、本発明では、被覆材と
して絶縁性セラミックスを使用するため、材料の電位差
に起因するガルバニック腐食の生じることはない。
【0029】(3)本発明では、海水ポンプの主軸等の
圧延鋼部品に、二相ステンレスであるSUS329J4
Lの成分系であって、かつCr+3Mo+10Nの値が
35%以上である合金を用いている。
圧延鋼部品に、二相ステンレスであるSUS329J4
Lの成分系であって、かつCr+3Mo+10Nの値が
35%以上である合金を用いている。
【0030】Cr、Mo、Nの作用、及びCr+3Mo+
10Nの量が35%以上であるときの作用は、(1)の
場合と同様であり、したがって、(1)の場合と同様の
効果が得られる。
10Nの量が35%以上であるときの作用は、(1)の
場合と同様であり、したがって、(1)の場合と同様の
効果が得られる。
【0031】(4)本発明では、(3)に示した合金を
使用し、かつ、この合金からなる圧延鋼部品と、(1)
に示した合金からなる鋳造部品との接触面のすき間部
に、絶縁性セラミックスを化学蒸着法又は物理蒸着法な
どを用いて被覆している。
使用し、かつ、この合金からなる圧延鋼部品と、(1)
に示した合金からなる鋳造部品との接触面のすき間部
に、絶縁性セラミックスを化学蒸着法又は物理蒸着法な
どを用いて被覆している。
【0032】絶縁性セラミックスの効果は、(2)の場
合と同様である。したがって、(3)に示した合金から
なる圧延鋼部品と、(1)に示した合金からなる鋳造部
品との接触面のすき間部における、すき間腐食の発生を
防止することができる。
合と同様である。したがって、(3)に示した合金から
なる圧延鋼部品と、(1)に示した合金からなる鋳造部
品との接触面のすき間部における、すき間腐食の発生を
防止することができる。
【0033】
【実施例】本発明の一実施例を、図1〜図5を用いて説
明する。図1は本実施例の海水ポンプの模式縦断面図、
図2はステンレス鋼中のCr、Mo、Nと孔食電位との
関係線図、図3はステンレス鋼中のCr、Mo、Nとす
き間腐食電位との関係線図、図4は図1の要部拡大図、
図5はアークプラズマ式イオンプレーティング装置の構
造図である。
明する。図1は本実施例の海水ポンプの模式縦断面図、
図2はステンレス鋼中のCr、Mo、Nと孔食電位との
関係線図、図3はステンレス鋼中のCr、Mo、Nとす
き間腐食電位との関係線図、図4は図1の要部拡大図、
図5はアークプラズマ式イオンプレーティング装置の構
造図である。
【0034】図1に示すように、海水ピット1内の海水
2は、回転するインペラ4によりサクション3から吸い
込まれ、外管6を介して吐出管8から放出される。イン
ペラ4は軸5に固定されており、軸5はモータ(図示せ
ず)を介して回転する構造となっている。軸5は軸受7
で支えられており、軸受7は上下の外管6に挾持される
ようにして、外管6に接続されている。
2は、回転するインペラ4によりサクション3から吸い
込まれ、外管6を介して吐出管8から放出される。イン
ペラ4は軸5に固定されており、軸5はモータ(図示せ
ず)を介して回転する構造となっている。軸5は軸受7
で支えられており、軸受7は上下の外管6に挾持される
ようにして、外管6に接続されている。
【0035】本実施例では、サクション3、インペラ
4、外管6及び軸受7に鋳造品を用いた。すなわち、鋳
造品の材料は、SUS10であり、C;0.03%以下、
Si;1.50%以下、Mn;1.50%以下、P;0.04
0%以下、S;0.030%以下、Ni;4.50〜8.5
0%、Cr;21.00〜26.00%、Mo;2.50〜
4.00%、N;0.08〜0.30%、残部はFeの化学
組成を有し、かつフェライト相及びオーステナイト相が
共存する2相ステンレス合金である。
4、外管6及び軸受7に鋳造品を用いた。すなわち、鋳
造品の材料は、SUS10であり、C;0.03%以下、
Si;1.50%以下、Mn;1.50%以下、P;0.04
0%以下、S;0.030%以下、Ni;4.50〜8.5
0%、Cr;21.00〜26.00%、Mo;2.50〜
4.00%、N;0.08〜0.30%、残部はFeの化学
組成を有し、かつフェライト相及びオーステナイト相が
共存する2相ステンレス合金である。
【0036】ただし、例えば、Cr、Mo、Nがそれぞ
れ、上述の化学組成の下限側の値の場合、Cr+3Mo
+10Nは35%未満となるときがある。このときに
は、上述の化学組成内で、Cr、Mo、Nの少なくとも
一つを増加させ、Cr+3Mo+10Nを35%以上と
なるようにしている。
れ、上述の化学組成の下限側の値の場合、Cr+3Mo
+10Nは35%未満となるときがある。このときに
は、上述の化学組成内で、Cr、Mo、Nの少なくとも
一つを増加させ、Cr+3Mo+10Nを35%以上と
なるようにしている。
【0037】鋳造品は、鋳造により製造し、1050〜
1150℃の温度に保持した後、急冷の固溶化熱処理を
行っている。
1150℃の温度に保持した後、急冷の固溶化熱処理を
行っている。
【0038】一方、軸5には圧延鋼を用いた。すなわ
ち、圧延鋼の材料はSUS329J4Lであり、C;0.
03%以下、Si;1.00%以下、Mn;1.50%以
下、P;0.040%以下、S;0.030%以下、Ni;
5.50〜7.50%、Cr;24.00〜26.00%、
Mo;2.50〜3.50%、N;0.08〜0.30%、残
部はFeの化学組成を有し、かつフェライト相及びオー
ステナイト相が共存する2相ステンレス合金である。
ち、圧延鋼の材料はSUS329J4Lであり、C;0.
03%以下、Si;1.00%以下、Mn;1.50%以
下、P;0.040%以下、S;0.030%以下、Ni;
5.50〜7.50%、Cr;24.00〜26.00%、
Mo;2.50〜3.50%、N;0.08〜0.30%、残
部はFeの化学組成を有し、かつフェライト相及びオー
ステナイト相が共存する2相ステンレス合金である。
【0039】ただし、例えば、Cr、Mo、Nがそれぞ
れ、上述の化学組成の下限側の値の場合、Cr+3Mo
+10Nは35%未満となるときがある。このときに
は、上述の化学組成の組成内で、Cr、Mo、Nの少な
くとも一つを増加させ、Cr+3Mo+10Nを35%
以上となるようにしている。
れ、上述の化学組成の下限側の値の場合、Cr+3Mo
+10Nは35%未満となるときがある。このときに
は、上述の化学組成の組成内で、Cr、Mo、Nの少な
くとも一つを増加させ、Cr+3Mo+10Nを35%
以上となるようにしている。
【0040】圧延鋼は、熱間圧延により製造し、950
〜1100℃の温度に保持した後、急冷の固溶化熱処理
を行っている。
〜1100℃の温度に保持した後、急冷の固溶化熱処理
を行っている。
【0041】図2に、ステンレス鋼中のCr+3Mo+
10Nの値と孔食電位との関係を示す。孔食に対する抵
抗値である孔食電位は、Cr+3Mo+10Nが35%
以上となつたときに、急激に上昇している。
10Nの値と孔食電位との関係を示す。孔食に対する抵
抗値である孔食電位は、Cr+3Mo+10Nが35%
以上となつたときに、急激に上昇している。
【0042】SUS10の場合、成分範囲内で、Cr、
Mo、Nのそれそれについて、下限値のみ及び上限値の
みをとり、Cr+3Mo+10Nを求めた場合、前者は
29.3%、後者は41.0%となる。すなわち、前述の
ように、Cr+3Mo+10Nが35%未満のときがあ
り、このときには耐食性が懸念されるため、本実施例で
は、図2に示すように、Cr+3Mo+10Nが35%
以上となるよう、Cr、Mo、Nの量を調整している。
Mo、Nのそれそれについて、下限値のみ及び上限値の
みをとり、Cr+3Mo+10Nを求めた場合、前者は
29.3%、後者は41.0%となる。すなわち、前述の
ように、Cr+3Mo+10Nが35%未満のときがあ
り、このときには耐食性が懸念されるため、本実施例で
は、図2に示すように、Cr+3Mo+10Nが35%
以上となるよう、Cr、Mo、Nの量を調整している。
【0043】一方、SUS329J4Lの場合、成分範
囲内で、Cr、Mo、Nのそれそれについて、下限値のみ
及び上限値のみをとり、Cr+3Mo+10Nを求めた
場合、前者は32.3%、後者は39.5%となる。すな
わち、この場合も、前述のように、35%未満のときに
は耐食性が懸念されるため、本実施例では、図2に示す
ように、Cr+3Mo+10Nが35%以上となるよ
う、Cr、Mo、Nの量を調整している。
囲内で、Cr、Mo、Nのそれそれについて、下限値のみ
及び上限値のみをとり、Cr+3Mo+10Nを求めた
場合、前者は32.3%、後者は39.5%となる。すな
わち、この場合も、前述のように、35%未満のときに
は耐食性が懸念されるため、本実施例では、図2に示す
ように、Cr+3Mo+10Nが35%以上となるよ
う、Cr、Mo、Nの量を調整している。
【0044】図3は、ステンレス鋼中のCr+3Mo+
10Nとすき間腐食電位との関係を示す。孔食電位の場
合と同様に、Cr+3Mo+10Nが35%以上のとき
に、電位が急激に上昇している。
10Nとすき間腐食電位との関係を示す。孔食電位の場
合と同様に、Cr+3Mo+10Nが35%以上のとき
に、電位が急激に上昇している。
【0045】すき間腐食電位は、上述の孔食電位の場合
と同様に、SUS10、SUS329J4Lとも、それ
ぞれの成分範囲内ではCr+3Mo+10Nが35%未
満のときもある。このとき、本実施例では、図3に示す
ように、Cr+3Mo+10Nを35%以上となるよ
う、Cr、Mo、Nの量を調整している。
と同様に、SUS10、SUS329J4Lとも、それ
ぞれの成分範囲内ではCr+3Mo+10Nが35%未
満のときもある。このとき、本実施例では、図3に示す
ように、Cr+3Mo+10Nを35%以上となるよ
う、Cr、Mo、Nの量を調整している。
【0046】すなわち、本実施例では、サクション3、
インペラ4、外管6及び軸受7などの鋳造品には、SU
S10で、Cr+3Mo+10Nが35%以上である化
学組成を有する鋳造材料、軸5にはSUS329J4L
で、Cr+3Mo+10Nが35%以上である化学組成
を有する圧延鋼を用いたので、耐孔食性、耐すき間腐食
性の向上を図ることができた。
インペラ4、外管6及び軸受7などの鋳造品には、SU
S10で、Cr+3Mo+10Nが35%以上である化
学組成を有する鋳造材料、軸5にはSUS329J4L
で、Cr+3Mo+10Nが35%以上である化学組成
を有する圧延鋼を用いたので、耐孔食性、耐すき間腐食
性の向上を図ることができた。
【0047】図4は、図1の要部拡大図であり、軸受と
外管との接続部を示している。軸受7と外管6、軸5と
が接触する部分には、絶縁性セラミックス10を被覆し
ている。また、シール部品であるOリング9と、軸受
7、外管6とが接触する部分にも絶縁性セラミックス1
0を被覆している。
外管との接続部を示している。軸受7と外管6、軸5と
が接触する部分には、絶縁性セラミックス10を被覆し
ている。また、シール部品であるOリング9と、軸受
7、外管6とが接触する部分にも絶縁性セラミックス1
0を被覆している。
【0048】なお、絶縁性セラミックス10の材料とし
ては、絶縁性を有するほか、被覆膜中にピンホールが少
なく、密着力も優れている、Al2O3、CrN、Zr2O3
を用いた。
ては、絶縁性を有するほか、被覆膜中にピンホールが少
なく、密着力も優れている、Al2O3、CrN、Zr2O3
を用いた。
【0049】絶縁性セラミックス10の被覆は、図4に
示すとおり、金属と金属との接触面、又は金属と0リン
グ9との接触面に限定している。すなわち、絶縁性セラ
ミックス10を被覆する場合、対象となる部品の形状、
大きさによっては施工が困難なときがあるが、本実施例
では、すき間腐食が問題となるすき間部のみを被覆し
た。したがって、全面を被覆する場合に比べて、経済的
に優れたものになった。
示すとおり、金属と金属との接触面、又は金属と0リン
グ9との接触面に限定している。すなわち、絶縁性セラ
ミックス10を被覆する場合、対象となる部品の形状、
大きさによっては施工が困難なときがあるが、本実施例
では、すき間腐食が問題となるすき間部のみを被覆し
た。したがって、全面を被覆する場合に比べて、経済的
に優れたものになった。
【0050】図5は、アークプラズマ式イオンプレーテ
ィング装置で、軸受7にCrNを被覆する場合を示して
いる。まず、軸受7を真空容器13内にセットし、バイ
アス電源15を接続して、軸受7を陰極とする。その
後、真空容器13から排ガスライン12を介してガスを
排出させ、真空容器13内の真空状態(10~7tor
r)にする。
ィング装置で、軸受7にCrNを被覆する場合を示して
いる。まず、軸受7を真空容器13内にセットし、バイ
アス電源15を接続して、軸受7を陰極とする。その
後、真空容器13から排ガスライン12を介してガスを
排出させ、真空容器13内の真空状態(10~7tor
r)にする。
【0051】また、Cr製の金属ターゲット16に、ア
ーク電源を接続する。金属ターゲット16には、電流密
度106〜108A/cm2の電流が流れ、金属ターゲッ
ト16は(4〜10)×103Kの高温となって溶融し、
金属イオン、電子が飛び出す。
ーク電源を接続する。金属ターゲット16には、電流密
度106〜108A/cm2の電流が流れ、金属ターゲッ
ト16は(4〜10)×103Kの高温となって溶融し、
金属イオン、電子が飛び出す。
【0052】このうち、電子は陽極側に流れ、金属イオ
ンは金属ターゲット16付近でプラズマを形成する。こ
の状態で、反応ガス供給ライン11からN2ガスを供給
する。この場合、金属イオンは軸受7が陰極となってい
るため、これに引き寄せられ、軸受7上でN2ガスと反
応してCrNとなり、軸受7にCrNが被覆されること
になる。
ンは金属ターゲット16付近でプラズマを形成する。こ
の状態で、反応ガス供給ライン11からN2ガスを供給
する。この場合、金属イオンは軸受7が陰極となってい
るため、これに引き寄せられ、軸受7上でN2ガスと反
応してCrNとなり、軸受7にCrNが被覆されること
になる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、海水機器の孔食、すき
間腐食に対して、保守管理の頻度が少なくて済み、かつ
経済的な防食方法を提供することができる。
間腐食に対して、保守管理の頻度が少なくて済み、かつ
経済的な防食方法を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例の海水ポンプの模式縦断面図
である。
である。
【図2】ステンレス鋼中のCr、Mo、Nと孔食電位と
の関係線図である。
の関係線図である。
【図3】ステンレス鋼中のCr、Mo、Nとすき間腐食
電位との関係線図である。
電位との関係線図である。
【図4】図1の要部拡大図である。
【図5】アークプラズマ式イオンプレーティング装置の
構造図である。
構造図である。
1…海水ピット、2…海水、3…サクション、4…イン
ペラ、5…軸、6…外管、7…軸受、8…吐出管、9…
Oリング、10…絶縁性セラミックス、11…反応ガス
供給ライン、12…排ガスライン、13…真空容器、1
4…アーク電源、15…バイアス電源、16…金属ター
ゲット。
ペラ、5…軸、6…外管、7…軸受、8…吐出管、9…
Oリング、10…絶縁性セラミックス、11…反応ガス
供給ライン、12…排ガスライン、13…真空容器、1
4…アーク電源、15…バイアス電源、16…金属ター
ゲット。
Claims (4)
- 【請求項1】 海水環境下で使用される海水機器の防食
方法において、前記海水機器の鋳造部品材料として、重
量パーセントで、C;0.03%以下、Si;1.50%以
下、Mn;1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.
030%以下、Ni;4.50〜8.50%、Cr;21.
00〜26.00%、Mo;2.50〜4.00%、N;0.
08〜0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつ
Cr+3Mo+10Nが35%以上である合金を用いた
ことを特徴とする海水機器の防食方法。 - 【請求項2】 海水環境下で使用される海水機器の防食
方法において、前記海水機器の鋳造部品材料として、重
量パーセントで、C;0.03%以下、Si;1.50%以
下、Mn;1.50%以下、P;0.040%以下、S;0.
030%以下、Ni;4.50〜8.50%、Cr;21.
00〜26.00%、Mo;2.50〜4.00%、N;0.
08〜0.30%、残部はFeの化学組成を有し、かつ
Cr+3Mo+10Nが35%以上である合金を用い、
前記合金からなる部品同士の接触面、及び前記合金から
なる部品とシール部品との接触面に絶縁性セラミックス
を被覆したことを特徴とする海水機器の防食方法。 - 【請求項3】 海水環境下で使用される海水機器の防食
方法において、前記海水機器の圧延鋼部品材料として、
重量パーセントで、C;0.03%以下、Si;1.00%
以下、Mn;1.50%以下、P;0.040%以下、S;
0.030%以下、Ni;5.50〜7.50%、Cr;2
4.00〜26.00%、Mo;2.50〜3.50%、N;
0.08〜0.30%、残部はFeの化学組成を有し、か
つCr+3Mo+10Nが35%以上である合金を用い
たことを特徴とする海水機器の防食方法。 - 【請求項4】 海水環境下で使用される海水機器の防食
方法において、前記海水機器の圧延鋼部品材料として、
重量パーセントで、C;0.03%以下、Si;1.00%
以下、Mn;1.50%以下、P;0.040%以下、S;
0.030%以下、Ni;5.50〜7.50%、Cr;2
4.00〜26.00%、Mo;2.50〜3.50%、N;
0.08〜0.30%、残部はFeの化学組成を有し、か
つCr+3Mo+10Nが35%以上である合金を用
い、前記合金からなる部品同士の接触面、及び前記合金
からなる部品とシール部品との接触面に絶縁性セラミッ
クスを被覆したことを特徴とする海水機器の防食方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15581594A JPH0820845A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 海水機器の防食方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15581594A JPH0820845A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 海水機器の防食方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0820845A true JPH0820845A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15614085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15581594A Pending JPH0820845A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | 海水機器の防食方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820845A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1180901A (ja) * | 1986-04-28 | 1999-03-26 | Nkk Corp | 耐孔食性に優れた2相ステンレス鋼 |
JP2010194562A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 海水用ポンプの構造部材を溶接する溶接金属及び海水ポンプ |
JP2011196403A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Kubota Corp | 伝動軸連結部 |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP15581594A patent/JPH0820845A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1180901A (ja) * | 1986-04-28 | 1999-03-26 | Nkk Corp | 耐孔食性に優れた2相ステンレス鋼 |
JP2010194562A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 海水用ポンプの構造部材を溶接する溶接金属及び海水ポンプ |
JP2011196403A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Kubota Corp | 伝動軸連結部 |
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