JPH08208300A - 自硬性安定液 - Google Patents

自硬性安定液

Info

Publication number
JPH08208300A
JPH08208300A JP1786495A JP1786495A JPH08208300A JP H08208300 A JPH08208300 A JP H08208300A JP 1786495 A JP1786495 A JP 1786495A JP 1786495 A JP1786495 A JP 1786495A JP H08208300 A JPH08208300 A JP H08208300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
curing
coal ash
hardening
cement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1786495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3088628B2 (ja
Inventor
Yasuo Aso
康夫 阿曽
Kohei Takahashi
耕平 高橋
Masaya Matsumura
端哉 松村
Hiroshi Kubo
博 久保
Takeshi Kawachi
武 川地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokkaido Electric Power Co Inc
Obayashi Corp
Original Assignee
Hokkaido Electric Power Co Inc
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokkaido Electric Power Co Inc, Obayashi Corp filed Critical Hokkaido Electric Power Co Inc
Priority to JP1786495A priority Critical patent/JP3088628B2/ja
Publication of JPH08208300A publication Critical patent/JPH08208300A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3088628B2 publication Critical patent/JP3088628B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自硬性安定液に適した所定の物性及び品質を
有するとともに、石炭灰を有効利用しつつ経済的に作製
することのできる自硬性安定液を提供する。 【構成】 練り上がりスラリー中に、石炭灰500〜1
000kg、ベントナイト0〜30kg、及びセメント10
0〜250kgと、残りの体積を略占める水とを配合する
ことより、硬化前の性状として、Pロート流下時間が9
〜25秒、およびブリージング率が5%以下、硬化後の
性状として、28日強度が3〜20kgf /cm2 の物性
を備える自硬性安定液を作製する。また、好ましくは、
前記練り上がりスラリー中に配合される石炭灰を、混合
前に予めアルカリ処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自硬性安定液に関
し、特に、連続壁や杭体を地中に形成する際の地中掘削
時には、掘削溝や掘削穴に充填されてこれらの壁面を防
護する安定液として機能するとともに、掘削後はそのま
ま硬化して、固化した壁体や杭体を形成する自硬性安定
液に関する。
【0002】
【従来の技術】自硬性安定液は、地中連続壁や地中杭を
形成する際の掘削作業時に用いられて、掘削中の掘削溝
や掘削穴の壁面が崩壊するのを防止する安定液の一種で
ある。また、この自硬性安定液の特徴は、掘削中にはス
ラリー状態を呈して安定液として機能し、掘削が終了す
るとそのまま硬化して固化した壁体や杭体となることに
ある。
【0003】そして、このような機能を保持するため、
自硬性安定液は、硬化前の性状として、例えばPロート
流下時間が9〜25秒、液比重が1.3以上、及びブリ
ージング率が5%以下、硬化後の性状として、28日強
度が3〜20kgf /cm2 の物性を備えることが求めら
れている。
【0004】そして、従来の自硬性安定液は、水にベン
トナイト及びセメントを混合し、さらに必要に応じて硬
化遅延剤、逸泥防止材を添加して作られるスラリーで、
上記物性を備えるには、練り上がりスラリー1m3
に、ベントナイト50〜60kg、セメント160〜25
0kgを配合する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自硬性安定液によれば、ベントナイトやセメント
は、いずれも高価な材料であるため、これらが材料費の
大半を占めることになる。したがって、特に自硬性安定
液が大量に使用される建設工事においては、これらの高
価な材料の混合量を減らし、経済的な自硬性安定液とし
て使用することが要望されている。
【0006】一方、産業廃棄物の一つとして、石炭火力
発電所などから排出される石炭灰があるが、この石炭灰
のうちの大半はフライアッシュと呼ばれる微細粒子の灰
である。そして、このフライアッシュすなわち石炭灰の
発生量は、我が国において、近年約500万トン/年以
上に達し、今後さらに増大すると予想されているが、そ
の一部はセメントや道路材料として利用されているもの
の、その半分以上は埋立て等により処分されているのが
現状である。したがって、環境保全の問題等から埋立て
処分地の確保が困難な状況にある今日においては、石炭
灰の有効利用すなわち用途の拡大が要望されている。
【0007】そこで、この発明は、このような従来の要
望事項すなわち従来の課題に着目してなされたもので、
自硬性安定液に適した所定の物性及び品質を有するとと
もに、石炭灰を有効利用して、経済的に作製することの
できる自硬性安定液を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するためになされたもので、その要旨は、練り上が
りスラリー中に、石炭灰と、ベントナイトと、セメント
と、水とが配合されることを特徴とする自硬性安定液に
ある。
【0009】また、この発明の他の要旨は、練り上がり
スラリー中に、石炭灰と、ベントナイトと、セメント
と、水とが配合されることにより、硬化前の性状とし
て、Pロート流下時間が9〜25秒、及びブリージング
率が5%以下、硬化後の性状として、28日強度が3〜
20kgf /cm2 の物性を備えることを特徴とする自硬
性安定液にある。
【0010】さらに、この発明の他の要旨は、練り上が
りスラリー1m3 中に、石炭灰300〜1000kg、ベ
ントナイト0〜30kg、及びセメント100〜250kg
と、残りの体積を略占める水とが配合されることより、
硬化前の性状として、Pロート流下時間が9〜25秒、
及びブリージング率が5%以下、硬化後の性状として、
28日強度が3〜20kgf /cm2 の物性を備えること
を特徴とする自硬性安定液にある。
【0011】さらにまた、この発明の他の要旨は、練り
上がりスラリー1m3 中に、石炭灰550〜850kg、
ベントナイト10〜20kg、及びセメント130〜20
0kgと、残りの体積を略占める水とが配合されることよ
り、硬化前の性状として、Pロート流下時間が10〜2
0秒、及びブリージング率が3%以下、硬化後の性状と
して、28日強度が5〜15kgf /cm2 の物性を備え
ることを特徴とする自硬性安定液にある。
【0012】そして、この発明の自硬性安定液は、硬化
後の性状として、固化体の透水係数を10-5cm/sec
以下とすることが好ましい。
【0013】また、この発明の自硬性安定液は、前記練
り上がりスラリー中に配合される石炭灰を、混合前に予
めアルカリ処理することが好ましい。
【0014】さらに、この発明の自硬性安定液は、練り
上がりスラリー中に、硬化遅延剤をさらに配合すること
が好ましい。
【0015】さらにまた、この発明の自硬性安定液は、
練り上がりスラリー中に、逸泥防止材をさらに配合する
こともできる。
【0016】以下、この発明をさらに詳細に説明する。
【0017】この発明の自硬性安定液は、練り上がりス
ラリー中に、石炭灰と、ベントナイトと、セメントと、
水とが配合されることを特徴とするものである。
【0018】また、この発明の自硬性安定液は、練り上
がりスラリー中に、石炭灰と、ベントナイトと、セメン
トと、水とが配合されることにより、硬化前の性状とし
て、Pロート流下時間が9〜25秒、及びブリージング
率が5%以下、硬化後の性状として、28日強度が3〜
20kgf /cm2 の物性を備えることを特徴とするもの
である。
【0019】さらに、この発明の自硬性安定液は、練り
上がりスラリー1m3 中に、石炭灰300〜1000k
g、ベントナイト0〜30kg、及びセメント100〜2
50kgと、残りの体積を略占める水とが配合されること
より、硬化前の性状として、Pロート流下時間が9〜2
5秒、及びブリージング率が5%以下、硬化後の性状と
して、28日強度が3〜20kgf /cm2 の物性を備え
ることを特徴とするものである。
【0020】さらにまた、この発明の自硬性安定液は、
練り上がりスラリー1m3 中に、石炭灰550〜850
kg、ベントナイト10〜20kg、及びセメント130〜
200kgと、残りの体積を略占める水とが配合されるこ
とより、硬化前の性状として、Pロート流下時間が10
〜20秒、及びブリージング率が3%以下、硬化後の性
状として、28日強度が5〜15kgf /cm2 の物性を
備えることを特徴とするものである。
【0021】ここで、この発明に用いる石炭灰は、火力
発電所等において、例えば微粉炭燃焼式の炉から発生す
るフライアッシュ乾灰の他、石炭が燃焼して生じる灰す
なわちフライアッシュであれば一般家庭から生じる石炭
灰等種々の石炭灰を使用することができ、また、日本
産、中国産、オーストラリア産等、石炭の種類を問わず
使用することができる。
【0022】また、この発明に用いるベントナイトは、
山形ベントナイト、群馬ベントナイト、青森ベントナイ
ト等、あらゆる種類のベントナイトを用いることができ
るが、特に、膨潤性に富むナトリウム型ベントナイトを
用いることが好ましい。
【0023】さらに、この発明に用いるセメントは、普
通ポルトランドセメント等のポルトランドセメントや、
高炉セメント、フライアッシュセメント等の混合セメン
ト、あるいは特殊セメントなど、あらゆる種類のセメン
トを使用することができるが、特に、高炉水滓スラグを
含むセメントすなわち高炉セメントを用いることが、強
度発現性の向上を図るうえで好ましい。
【0024】そして、この発明の自硬性安定液は、石炭
灰を、練り上がりスラリー1m3 中に、石炭灰300〜
1000kg配合することが好ましい。すなわち、石炭灰
の配合量が500kgより少ないと、固形分量が少なくな
るとともに、ブリージング率が大きくなり、その対策と
してベントナイト配合量を増さなければならないため、
経済的メリットが少なくなる場合があり、一方、石炭灰
の配合量が1000kgより多いと、スラリーの粘性が高
くなり過ぎて、自硬性安定液として使用することができ
なくなる場合がある。また、石炭灰を、練り上がりスラ
リー1m3 中に550〜850kg配合すれば、特に、粘
性を比較的狭い範囲(Pロート流下時間10〜20秒)
にコントロールし、かつブリージング率を比較的狭い範
囲(3%以下)にコントロールすることが達成され易く
なるという利点を得ることができる。
【0025】また、この発明の自硬性安定液は、ベント
ナイトを練り上がりスラリー1m3中に、0〜30kg配
合することが好ましい。すなわち、ベントナイトの配合
量が30kgより多いと、適度な粘性を得るために、石炭
灰の配合量を抑制しなければならなくなり、したがって
経済的メリットが小さくなるという不都合が生じる場合
がある(材料供給のための設備、手間等のコストは同じ
レベルなので、石炭灰をできるだけ多く配合し、ベント
ナイトをできるだけ少なく配合することがコストダウン
につながる。)。また、ベントナイトを、練り上がりス
ラリー1m3 中に10〜20kg配合すれば、特に、粘性
を比較的狭い範囲(Pロート流下時間10〜20秒)に
コントロールし、かつブリージング率を比較的狭い範囲
(3%以下)にコントロールすることが達成され易くな
るという利点を得ることができる。
【0026】さらに、この発明の自硬性安定液は、セメ
ントを、練り上がりスラリー1m3中に、100〜25
0kg配合することが好ましい。すなわち、セメントの配
合量が100kgより少ないと、自硬性安定液の固化後の
圧縮強度としての通常の下限値である3kgf /cm
2 (28日材令)を得ることが困難になる場合があり、
一方、セメントの配合量が250kgより多いと、自硬性
安定液の固化後の圧縮強度が、通常必要とされる20kg
f /cm2 (28日材令)をはるかに上回って経済的で
なくなる場合がある。また、セメントを、練り上がりス
ラリー1m3 中に130〜200kg配合すれば、特に、
自硬性安定液の固化後の圧縮強度として設定されること
の多い、5〜15kgf /cm2 (28日材令)の圧縮強
度を得ることが容易になる。
【0027】そして、この発明の自硬性安定液は、練り
上がったスラリーが、その硬化前の性状として、9〜2
5秒の範囲のPロート流下時間を呈することが好まし
い。すなわち、Pロート流下時間が9秒より短いと、粘
性が小さすぎて、掘削溝や掘削穴の壁面の安定に対する
効果が少なくなるだけでなく、ブリージング率が大きく
なり過ぎる場合があり(約5%以上)、一方、Pロート
流下時間が25秒より長いと、粘性が大き過ぎて掘削能
率が低下するとともに、掘削土にスラリーが大量に付着
して持ち出されることになり、不経済になる場合があ
る。
【0028】なお、ここで、Pロート流下時間とは、土
木学会において採用されている、プレパックドコンクリ
ートのモルタル試験方法において用いられるロートを使
用した流下時間の値で、別名フロー値と呼ばれている。
そして、Pロート流下時間は、自硬性安定液の施工性を
判断するための重要な管理項目である。
【0029】そして、この発明の自硬性安定液は、練り
上がったスラリーが、その硬化前の性状として、5%以
下のブリージング率を呈することが好ましい。すなわ
ち、ブリージング率が5%より大きいと、ブリージング
現象は、スラリー中の含有水が上方に移動するという材
料分離の現象の一つで、これが大きいほど固化体の品質
のバラツキが大きくなるという事象から明らかなよう
に、品質のバラツキが大きくなる場合がある。また、ブ
リージング率を3%以下とすれば、特に、ブリージング
率が実用上かなり小さいレベルになり、品質のバラツキ
がかなり小さくなるという利点を得ることができる。
【0030】なお、ブリージング率は、固化後の自硬性
安定液の品質や経済性を判断するための重要な管理項目
である。
【0031】さらに、この発明の自硬性安定液は、硬化
後の性状として、28日強度が3〜20kgf /cm2
物性を備えることが好ましい。すなわち、28日強度が
3kgf /cm2 より小さいと、固化壁にかかる土圧・水
圧などを考慮して、通常、自硬性安定液の固化体に必要
とされる強度に達せず、したがって固化壁の安定性に欠
ける場合があり、一方、28日強度が20kgf /cm2
より大きいと、固化壁にかかる土圧・水圧などを考慮し
て、通常、自硬性安定液の固化体に必要とされる強度を
はるかに上回り、不経済になる場合がある。
【0032】そして、この発明の自硬性安定液は、硬化
後の性状として、固化体の透水係数を10-5cm/sec
以下とすることが好ましい。すなわち、透水係数が10
-5cm/sec より大きいと、土質工学の分野で実用上不
透水層とみなされて設計される透水係数を上回ることに
なり、遮水壁として機能しなくなる場合がある。
【0033】また、この発明の自硬性安定液は、前記練
り上がりスラリー中に配合される石炭灰が、混合前に予
めアルカリ処理されたものであることが好ましい。
【0034】ここで、石炭灰を配合したこの発明にかか
る自硬性安定液は、同レベルの固化強度を有する水とベ
ントナイトとセメントとからなる従来の自硬性安定液と
比較して固化体の透水係数が大きくなる。これは、この
発明の自硬性安定液が石炭灰を多量に含有することによ
って、固化した後に、石炭灰粒子のそれぞれの表面が比
較的水を通し易い水ミチとなるためと考えら、また、自
硬性安定液の固化体に、より厳重な遮水性能が求められ
る場合には、上述の原因により透水係数が大ききなる点
がネックとなる。したがって、石炭灰を配合した自硬性
安定液の固化体の透水係数を低減させるためには、石炭
灰を例えばアルカリ性の薬剤によって予めアルカリ処理
してから自硬性安定液の練り上がりスラリー中に配合す
る。
【0035】すなわち、このようなアルカリ処理によっ
て、石炭灰の粒子の表面のシリカ(SiO2 )やアルミ
ナ(Al2 3 )の一部が溶解して粒子の表面が乱さ
れ、これによってセメント水和物との接着性が向上す
る。これは、シリカ及びアルミナが共にアルカリ性下で
溶解し易くなること、及び石炭灰の主たる化学成分がシ
リカとアルミナであることから着想されたもので、この
ように石炭灰がアルカリ処理されると、自硬性安定液の
固化体における石炭灰粒子とセメント水和物との界面が
より密着し、水の通過が抑制され、その結果、固化体と
しての自硬性安定液の透水係数の低減が実現される。
【0036】なお、上記アルカリ処理に用いるアルカリ
性の薬剤としては、例えば、一般的に、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カル
シウム等を用いることができるが、その他にも、アルカ
リ性を呈する薬剤であれば種々の薬剤を使用することが
できる。
【0037】また、この石炭灰のアルカリ処理の反応
は、温度を高めることによって促進される。したがっ
て、アルカリ処理を行なう際の反応過程を、例えば工事
現場等において容易に得られる30〜80℃の温度下で
行わせることにより、効率良くアルカリ処理の作業を行
なうことができる。ここで、アルカリ性薬剤は紛状とし
ても溶液状としても添加することができるが、紛状の場
合には若干の水分(手で握って形が残る程度)以上の水
分を添加する必要がある。アルカリとの反応は、基本的
に溶液反応であるので、通常は、アルカリを溶液で添加
することが好ましい。
【0038】さらに、このようにしてアルカリ処理され
た石炭灰は、水洗いしてアルカリ分を除去することな
く、そのままの形で、これと水、セメント、ベントナイ
トや、その他の添加剤を混合することによって、自硬性
安定液とすることができる。その際、アルカリ処理時に
加えた水分は、配合計算に考慮する。
【0039】そして、この発明の自硬性安定液は、練り
上がりスラリー中に、さらに硬化遅延剤を配合すること
が好ましい。
【0040】すなわち、自硬性安定液は、掘削作業中に
おいては掘削溝や掘削穴にスラリー状に充填されて掘削
壁面の崩壊を防止する安定液として機能するものである
が、対象となる地盤が硬質で掘削作業に多くの時間を要
する場合や、掘削深さが深いため掘削作業に多くの時間
を要する場合には、自硬性安定液を構成するセメントの
影響によって掘削作業の完了前に硬化が始まり、スラリ
ー状態を維持することができなくなって掘削作業が困難
になる場合が生じる。したがって、硬化遅延剤を添加し
て自硬性安定液の硬化を遅らせる。
【0041】ここで、硬化遅延剤としては、例えば、オ
キシカルボン酸系、ポリカルボン酸系、ナフタレンスル
ホン酸系、リグニンスルホン酸系、芳香族アミノスルホ
ン酸系等の硬化遅延剤を使用することができ、またその
配合量は、練り上がりスラリー1m3 当たり、0〜20
kgとすることが好ましい。すなわち、硬化遅延剤の配合
量が20kgより多いと、硬化不良を生じや易くなるとい
う不都合が生じる場合がある。
【0042】そして、この発明の自硬性安定液は、練り
上がりスラリー中に、さらに逸泥防止材を配合すること
が好ましい。
【0043】すなわち、掘削作業の対象となる地盤が、
例えば砂礫地盤等の非常にポーラスな地盤である場合に
は、掘削溝や掘削穴に充填した自硬性安定液が周辺の地
盤に逸出して掘削作業が困難になる。自硬性安定液はか
なり逸出しにくいスラリーであるが、それでも空隙があ
まりに大きい地盤になると、逸出の問題が生じる。した
がって、かかる逸出を防止するための手段として、スラ
リー中に、逸出防止材として、例えば、オガクズ、繊維
くず、木の実かす、バルブ質繊維、ビニールチップ、セ
ロハンチップ、雲母粉、紙細片などを添加混合すること
によって、これらが地盤の空隙を閉塞し、スラリーの逸
出を防止することができる。なお、これらの逸出防止材
の添加量は、対象となる地盤の状態や地下水の状況など
によって異なるが、通常は、練り上がりスラリー1m3
当たり5〜20kg程度として使用する。
【0044】なお、この発明の自硬性安定液は、その他
の添加剤等を適宜配合することもできる。
【0045】また、この発明の自硬性安定液によれば、
掘削溝や掘削穴を、自硬性の無いベントナイト泥水やポ
リマー泥水を用いて掘削形成し、かかる掘削作業の終了
後に、これらの泥水と置換して掘削溝や掘削穴に当該自
硬性安定液を投入することにより、固化壁を構築するこ
ともできる。
【0046】
【実施例】次に、この発明の自硬性安定液について行っ
た実験例について記載するが、この発明はかかる実施の
態様に限定されるものではない。
【0047】[実験1]表1に示す性状を有する2種類
の石炭灰(P及びS;いずれも石炭火力発電所から排出
されたもの。)を用いて、表2の実施例1〜4に示す配
合の自硬性安定液を作製した。また、石炭灰を使用しな
いで、表2の比較例1〜2に示す配合の自硬性安定液を
作製した。
【0048】
【表1】
【表2】 この実験1では、ベントナイトとして、表3に示す性状
を有する山形産ベントナイトを使用するとともに、セメ
ントとして高炉セメントB種を使用した。また、硬化遅
延剤としてオキシカルボン酸塩系のものを使用した。な
お、使用した各石炭灰P,Sの粒度分布を図1に示す。
【0049】また、自硬性安定液を作製する際の混合順
序としては、図2に示すように、まず水にベントナイト
を加えて混合することによりベントナイトスラリーを作
製し、このスラリーにさらに石炭灰とセメントと硬化遅
延剤を加えてミキサー及びアジテーターにより混合撹拌
して自硬性安定液を作製した。作製した自硬性安定液
は、その硬化前の性状を検査するとともに、タンクロー
リー車やパイプ圧送により掘削作業現場まで運搬し、地
中連続壁掘削機により掘削中の掘削溝内に投入して使用
することができる。
【0050】試験項目としては、Pロート流下時間、ブ
リージング率、固化後の一軸圧縮強度、透水係数を測定
した。ここで、Pロート流下時間は、土木学会基準「プ
レパックドコンクリートの注入モルタルの流動性試験
法」に従って測定した。また、ブリージング率の測定
は、土木学会基準「プレパックドコンクリートの注入モ
ルタルのブリージング率及び膨張率試験方法」に従って
測定した。さらに、固化後の一軸圧縮強度は、試料を直
径5cm,高さ10cmの円筒形容器に流し込み、密閉
して20℃の水中に入れて28日間養生し、固化体を容
器から取り出した後、一軸圧縮強度試験を JIS A 1216
に従って測定した。さらにまた、透水係数は、試料を直
径5cm,高さ10cmの円筒形容器に流し込み、密閉
して20℃の水中に入れて28日間養生し、固化体を容
器から取り出した後、図3に示す中空円筒供試体を使用
した外圧式アウトプット方法に従って測定した。
【0051】各測定結果を表3に示す。実施例1〜4の
石炭灰を配合した自硬性安定液、および比較例1〜2は
石炭灰を配合しない自硬性安定液は、いずれも硬化前の
性状としてのPロート流下時間は15秒以下、ブリージ
ング率は5%以下であり、自硬性安定液としての通常の
使用条件を満足している。ここでは、28日強度を12
〜13kgf /cm3 になるようにセメント量を調整した
ケースを示していが、石炭灰を配合しない場合、ベント
ナイトが50kgf /cm3 、セメントが200kg/m3
必要であるのに対し、石炭灰を配合した場合はベントナ
イトを10kg/m3 に、セメントを120または160
kg/m3 にそれぞれ節減することができる。
【0052】
【表3】 なお、石炭灰の種類によって必要セメント量が異なるの
は、石炭灰のそれぞれの物性の違いに起因する。また、
他の石炭灰でも、従来の自硬性安定液に比べてベントナ
イトやセメントの節減がかなり図られたが、ここでは2
種の灰のみ示している。さらに、石炭灰を用いた場合、
硬化遅延剤を添加しても、7日強度の低減が比較的少な
く、したがって初期強度がそれほど小さくないので、固
化壁としての機能が早期に達成される利点がある。
【0053】ただし、固化体の透水係数に関しては、従
来の石炭灰を配合しない比較例1あるいは比較例2の自
硬性安定液が10-8cm/sのオーダーであるのに対し
て、石炭灰を用いた実施例1〜4の自硬性安定液が10
-6cm/sのオーダーと、かなり大きくなっている。通
常の遮水壁では10-6cm/sの透水係数であれば、十
分な遮水性として使用できるが、廃棄物処分場の遮水壁
などのように、より厳しい遮水性能を求められる場合、
やや不十分である。しかしながら、かかる透水性の増加
は、容易に改良できることが以下の[実験2]によって
判明する。
【0054】[実験2]図4に示すように、スラリーミ
キサーにおいて、ベントナイトスラリーに混合される石
炭灰として、予めアルカリ溶液によりミキサーやアジテ
ータミキサーにおいて予めアルカリ処理された石炭灰を
用いて作製した実施例5及び実施例6の自硬性安定液に
ついて、実験1の場合と同様に、Pロート流下時間、ブ
リージング率、固化後の一軸圧縮強度、透水係数を測定
した。
【0055】ここで、実施例5及び実施例6にかかる自
硬性安定液の配合は、実施例3の配合と同様であり、ま
た、アルカリ処理のための薬剤として水酸化ナトリウム
を使用した。なお、実施例5では、水酸化ナトリウムと
して濃度が0.5規定のもの使用し、また実施例6で
は、水酸化ナトリウムとして濃度が2規定のものを使用
した。試験結果を表4〜表7に示す。
【0056】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】 アルカリ処理によって、Pロート流下時間はやや増大
(すなわち粘性がやや増大)し、ブリージング率がやや
減少し、固化強度がかなり増大した。そして、固化体の
透水係数は大幅に減少し、従来の自硬性安定液に劣らな
い遮水性を示した。このように、石炭灰をアルカリ処理
してから自硬性安定液に用いることによって、遮水性に
も優れた自硬性安定液を容易に得ることができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
自硬性安定液によれば、練り上がりスラリー中に、石炭
灰と、ベントナイトと、セメントと、水とを配合するこ
とにより、また、好ましくは、練り上がりスラリー1m
3 中に、石炭灰300〜1000kg、ベントナイト0〜
30kg、及びセメント100〜250kgと、残りの体積
を略占める水とを配合することより、さらに、より好ま
しくは、練り上がりスラリー1m3 中に、石炭灰550
〜850kg、ベントナイト10〜20kg、及びセメント
130〜200kgと、残りの体積を略占める水とを配合
することより、自硬性安定液に適した所定の性状を有す
る自硬性安定液を石炭灰を有効利用しつつ経済的に作製
するとができる。
【0058】また、練り上がりスラリー中に配合される
石炭灰を、混合前に予めアルカリ処理して用いれば、硬
化して固化体となった自硬性安定液の透水係数の増加を
容易に抑制することができる。
【0059】さらに、この発明の自硬性安定液は、練り
上がりスラリー中に、硬化遅延剤をさらに配合すれば、
掘削作業が長時間になった場合でも、掘削作業の完了前
に硬化が始まってその作業が困難になるのを容易に防止
することができる。
【0060】さらにまた、この発明の自硬性安定液は、
練り上がりスラリー中に、逸泥防止材をさらに配合すれ
ば、対象となる地盤が砂礫地盤等の非常にポーラスな地
盤である場合でも、地盤の空隙を閉塞して、自硬性安定
液の逸出を容易に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自硬性安定液について行った実験例
に使用した石炭灰の粒度分布を示すチャートである。
【図2】この発明の自硬性安定液を作製する際の混合方
法の一例を示す説明図である。
【図3】固化した自硬性安定液の透水係数を求めるため
の、中空円筒供試体を使用した外圧式アウトプット方法
の概要を示す説明図である。
【図4】この発明の自硬性安定液を作製する際の混合方
法の他の例を示す説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:04) 103:24 111:00 (72)発明者 松村 端哉 北海道札幌市中央区大通東1丁目2番地 北海道電力株式会社内 (72)発明者 久保 博 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内 (72)発明者 川地 武 東京都清瀬市下清戸4丁目640番地 株式 会社大林組技術研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 練り上がりスラリー中に、石炭灰と、ベ
    ントナイトと、セメントと、水とが配合されることを特
    徴とする自硬性安定液。
  2. 【請求項2】 練り上がりスラリー中に、石炭灰と、ベ
    ントナイトと、セメントと、水とが配合されることによ
    り、硬化前の性状として、Pロート流下時間が9〜25
    秒、及びブリージング率が5%以下、硬化後の性状とし
    て、28日強度が3〜20kgf /cm2 の物性を備える
    ことを特徴とする自硬性安定液。
  3. 【請求項3】 練り上がりスラリー1m3 中に、石炭灰
    300〜1000kg、ベントナイト0〜30kg、及びセ
    メント100〜250kgと、残りの体積を略占める水と
    が配合されることより、硬化前の性状として、Pロート
    流下時間が9〜25秒、及びブリージング率が5%以
    下、硬化後の性状として、28日強度が3〜20kgf /
    cm2 の物性を備えることを特徴とする自硬性安定液。
  4. 【請求項4】 練り上がりスラリー1m3 中に、石炭灰
    550〜850kg、ベントナイト10〜20kg、及びセ
    メント130〜200kgと、残りの体積を略占める水と
    が配合されることより、硬化前の性状として、Pロート
    流下時間が10〜20秒、及びブリージング率が3%以
    下、硬化後の性状として、28日強度が5〜15kgf /
    cm2 の物性を備えることを特徴とする自硬性安定液。
  5. 【請求項5】 硬化後の性状として、固化体の透水係数
    を10-5cm/sec以下とすることを特徴とする請求項
    2〜請求項4のいずれかに記載の自硬性安定液。
  6. 【請求項6】 前記練り上がりスラリー中に配合される
    石炭灰が、混合前に予めアルカリ処理されたものである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載
    の自硬性安定液。
  7. 【請求項7】 練り上がりスラリー中に、硬化遅延剤が
    さらに配合されることを特徴とする請求項1〜請求項6
    のいずれかに記載の自硬性安定液。
  8. 【請求項8】 練り上がりスラリー中に、逸泥防止材が
    さらに配合されることを特徴とする請求項1〜請求項7
    のいずれかに記載の自硬性安定液。
JP1786495A 1995-02-06 1995-02-06 自硬性安定液 Expired - Fee Related JP3088628B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1786495A JP3088628B2 (ja) 1995-02-06 1995-02-06 自硬性安定液

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1786495A JP3088628B2 (ja) 1995-02-06 1995-02-06 自硬性安定液

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08208300A true JPH08208300A (ja) 1996-08-13
JP3088628B2 JP3088628B2 (ja) 2000-09-18

Family

ID=11955532

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1786495A Expired - Fee Related JP3088628B2 (ja) 1995-02-06 1995-02-06 自硬性安定液

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3088628B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322843A (ja) * 2000-05-12 2001-11-20 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 充填材用混和材
JP2003002723A (ja) * 2001-06-14 2003-01-08 Ohbayashi Corp セメント系組成物
JP4977818B1 (ja) * 2011-07-05 2012-07-18 俊行 高坂 充填材及びその製造方法、並びにこの充填材を用いた充填工法
CN109942243A (zh) * 2019-04-16 2019-06-28 重庆建工建材物流有限公司 一种基于高钙高硫燃煤灰渣的护壁浆体粉料

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322843A (ja) * 2000-05-12 2001-11-20 Sumitomo Osaka Cement Co Ltd 充填材用混和材
JP2003002723A (ja) * 2001-06-14 2003-01-08 Ohbayashi Corp セメント系組成物
JP4977818B1 (ja) * 2011-07-05 2012-07-18 俊行 高坂 充填材及びその製造方法、並びにこの充填材を用いた充填工法
CN109942243A (zh) * 2019-04-16 2019-06-28 重庆建工建材物流有限公司 一种基于高钙高硫燃煤灰渣的护壁浆体粉料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3088628B2 (ja) 2000-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Siddique Utilization of waste materials and by-products in producing controlled low-strength materials
CN107401159A (zh) 一种预拌流态固化土
US5551976A (en) Superplasticizer-concrete composition for waste disposal
US5951751A (en) Flowable fill composition and method
CN107459301A (zh) 一种预拌流态固化土
CN111305855A (zh) 一种使用土压平衡盾构渣土制造流动化回填土的方法
CN106673569A (zh) 一种高有机质含量疏浚淤泥复合固化材料
Ghanad et al. Properties of bio-based controlled low strength materials
JP5063863B2 (ja) 気泡シールド工法で発生する建設排泥の処理方法
Falacinski et al. Possible applications of hardening slurries with fly ash from thermal treatment of municipal sewage sludge in environmental protection structures
KR100773991B1 (ko) 준설토 고화처리 방법
KR20060136325A (ko) 준설토 고화처리 방법
JP3088628B2 (ja) 自硬性安定液
JP2002121552A (ja) 含水土壌用固化剤及びそれを用いた含水土壌の固化方法
KR100272950B1 (ko) 폐기물 매립장의 차수벽 설치공법
KR100377829B1 (ko) 터널의 라이닝 배면 공동용 그라우팅 주입재료
KR20220155783A (ko) 로내 탈황방식 석탄 연소 고칼슘 플라이애시를 활용한 매입말뚝 주입재 조성물
WO2022129686A1 (en) Compositions and concretes thereof and related methods and uses for capping mine waste rock piles
JP2001200251A (ja) 水密スクリーン製造用グラウト
JP6776391B2 (ja) 地盤改良用材料、セメントミルク、及び地盤改良方法
KR100881149B1 (ko) 고함수 준설니토 고화용 안정재 및 이를 이용한 개질토제조방법
JP2006274765A (ja) 生コンスラッジを用いた可塑性注入材及び当該可塑性の注入方法
SU1731939A1 (ru) Тампонажный материал
JP3156037B2 (ja) 建設汚泥のリサイクル方法
JPH02102162A (ja) グラウト材

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees