JPH08207953A - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JPH08207953A
JPH08207953A JP7039454A JP3945495A JPH08207953A JP H08207953 A JPH08207953 A JP H08207953A JP 7039454 A JP7039454 A JP 7039454A JP 3945495 A JP3945495 A JP 3945495A JP H08207953 A JPH08207953 A JP H08207953A
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JP
Japan
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elastic
sealing film
edge
convex edge
article
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7039454A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Ozaki
春男 尾崎
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつ迅速に密閉することができる。 【構成】 一方の弾性凸縁5mとこれが緊密に嵌入する
他方の弾性凹縁5fとの組み合わせを開口縁に形成しこ
の弾性凸縁5mと弾性凹縁5fとを嵌合させ離脱させる
離着具70を設けた開口を有する内側密封膜51,52
及び外側密封膜53,54を容器本体部10の上端部内
周面の全周に隙間なく接着して設けた。また、容器本体
部10の外側にある空間内に前記密封膜で密封された空
間Viに連通して圧力変化を緩和する圧力均衡袋55を
設けた。また、容器本体部10の内部に被格納物品が移
動して前記密封膜に接触することを防止する被格納物抑
え柵90を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば原子力発電所
の汚染物品、L型輸送物など、格納容器内の空気が漏れ
ないようにする必要がある物品を格納して輸送するため
に用いられる密閉容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の密閉容器を示す。金属など
で作られた容器本体部10の中に被格納物を入れ、本体
フランジ部1fの上にゴム板シール材40を置き、その
上に容器蓋20を被せ、蓋フランジ部2f,ゴム板シー
ル材40及び本体フランジ部1fにあけられているボル
ト穴にボルト31を通し、ナット32をねじ込み締付け
てその締付け力によりゴム板シール材40が圧縮されて
本体フランジ部1f及び蓋フランジ部2fに隙間なく密
着させることにより、容器蓋20を被せた容器本体部1
0内が密閉される。これで、漏洩することなく輸送する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の密閉容器は上記
のようであるが、空気の漏れがないように密閉するため
には、ゴム板シール材40の弾性,耐久性等が優れてい
ること、本体フランジ部1f及び蓋フランジ部2fの表
面は平滑で応力等による変形が少ないこと、相当な数の
ボルト穴にボルト31を通してナット32をねじ込み締
付ける作業は人手と時間が多くかかるというような問題
があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、簡単かつ迅速に密閉することができる密閉
容器を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る密閉容器
は、断面円形状の一方の弾性凸縁とこの弾性凸縁が緊密
に嵌入する形状の他方の弾性凹縁との組み合わせを開口
縁に形成し一方に動かせば前記弾性凸縁を前記弾性凹縁
に押し込んで嵌合させ他方に動かせば前記弾性凹縁から
前記弾性凸縁を引き出して離脱させる離着具を前記弾性
凹縁と前記弾性凸縁とを挟み込むようにして設けた開口
を有する密封膜を容器本体部の上端部内周面の全周に隙
間なく接着して設けたものである。また、この発明に係
る密閉容器は、前記密封膜を二重に設けたものである。
また、この発明に係る密閉容器は、前記容器本体部の外
側にある補強材中の空間内に前記密封膜で密封された空
間に連通して該空間内の圧力変化を緩和する圧力均衡袋
を設けたものである。また、この発明に係る密閉容器
は、前記容器本体部の内部の前記密封膜の下方に被格納
物品が移動して前記密封膜に接触することを防止する被
格納物抑え柵を設けたものである。
【0006】
【作用】この発明における密閉容器の密封膜は、離着具
で開口を開けて被格納物を容器本体部の中に積み込み、
離着具を動かして密封膜の開口縁の弾性凸縁を弾性凹縁
に押し込んで嵌合させて開口を閉じれば、密封膜は容器
本体部内を密封する。容器本体部の上に簡単な蓋を取り
付ければ漏洩などなく輸送することができる。密封膜を
二重に設けると、二重に密封してさらに確実に密封す
る。圧力均衡袋を設けると、温度変化などによる圧力変
化を緩和して密封保持が容易かつ確実になる。被格納物
抑え柵を設けると、被格納物品が移動して密封膜に接触
することを防止して密封膜が損傷を受けることが防止さ
れる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による密閉容器を示
し、(A)は一部破断斜視図、(B)は側面断面図、
(C)は圧力均衡袋の付近の断面図、(D)は離着具の
斜視図、(E)は開口縁の端部の斜視図である。図1に
おいて、10は容器本体部、51乃至54は第1乃至第
4の密封膜、55は圧力均衡袋、5fは弾性凹縁、5m
は弾性凸縁、70は離着具、90は被格納物抑え柵であ
る。
【0008】図1において、容器本体部10及び図示し
ない容器蓋は、所要の耐久性等のある金属などで必要な
強度を有するように形成されている。第1の密封膜51
乃至第4の密封膜54及び圧力均衡袋55は、高分子材
料又は合成樹脂で作られ、曲げや伸縮が自由であり、ガ
ス不透性で相当な破断強度を有するように形成されてい
る。各密封膜51,52,53及び54の外周縁は、容
器本体部10の上端部の内周面の全周に隙間なく接着剤
で強力に接着されている。第1の密封膜51と第2の密
封膜52との間及び第3の密封膜53と第4の密封膜5
4との間は、被格納物の格納,取り出しなどのために十
分な大きさの開口があけられ、各密封膜のその開口の縁
は余裕をもって相接するように形成され、第1の密封膜
51及び第3の密封膜53の縁には弾性凹縁5fが形成
され、第2の密封膜52及び第4の密封膜54の縁には
弾性凸縁5mが形成されている。
【0009】図1に示すように、弾性凸縁5mは、弾力
のある合成樹脂,合成ゴムなどで、断面がほぼ円形に形
成され、第2の密封膜52又は第4の密封膜54と一体
に形成されるか、これらの密封膜の縁に強固に接着され
るかしている。また、弾性凹縁5fも、弾力のある合成
樹脂,合成ゴムなどで作られ、その断面形状は、弾性凸
縁5mを緊密に咬み込む又は掴む形状、すなわち、一側
に開口がある環状をなし、その環状の内径は弾性凸縁5
mの径より小さく、その開口も弾性凸縁5mの径より小
さく、弾性凸縁5mを弾性凹縁5fの開口に押し込めば
弾性によって弾性凹縁5fの内径内に押し込むことがで
き、入った弾性凸縁5mを弾性凹縁5fが弾性により握
り込んで容易には抜けないように形成されている。ま
た、弾性凹縁5fも、第1の密封膜51又は第3の密封
膜53と一体に形成されるか、これらの密封膜の縁に強
固に接着されるかしている。なお、弾性凸縁5m及び弾
性凹縁5fの断面形状は全長に亙って均一に形成され、
弾性凹縁5fの開口部及び内面及び弾性凸縁5mの外面
は特に滑らかに形成されている。
【0010】図1(D)に示すように、離着具70が、
そのY字状の隙間に弾性凸縁5m及び弾性凹縁5fを挾
むように設けられている。この離着具70は公知のスラ
イドファスナーと同様な構造で、図の左方に動かせばY
字状の併合部で弾性凸縁5mを弾性凹縁5fに押し込
み、図の右方に動かせばY字状の分岐部で弾性凹縁5f
から弾性凸縁5mを引き出すように形成されている。な
お、結合・開放する弾性凸縁5mと弾性凹縁5fとの端
部は、図1(E)に示すように、例えば、第1の密封膜
51と第2の密封膜52とが直接結合されており、その
結合点より離着具70の長さだけ弾性凸縁5mと弾性凹
縁5fとを延ばしておけばよい。又は、離着具70を端
面に圧着具で押し付けて気密にすることもできる。
【0011】図1(C)に示すように、容器本体部10
の外側に補強材1rで密閉した区画内に圧力均衡袋55
を設けることもできる。圧力均衡袋55の内部は、第1
の密封膜51及び第2の密封膜52で密封された容器内
密封空間Viと連通している。また、圧力均衡袋55の
外側の空間は内外膜間空間Vmに連通している。輸送中
に例えば太陽の熱を受けて局部的に空気が膨張・収縮し
たとき、圧力均衡袋55で吸収することにより圧力変化
を緩和して、漏洩防止の機能に支障を生じさせないよう
にするためである。しかし、場合によっては、圧力均衡
袋55を設けた分だけ空気の容積が増えて場合によって
は却って圧力変化が大きくなることも有りうるし、圧力
均衡袋55を設けるとそれだけ構造が複雑になり、漏洩
のおそれも増えるので、そのような場合は圧力均衡袋5
5は設けない方がよい。
【0012】また、図1(A)に示すように、被格納物
抑え柵90を設けることもできる。被格納物抑え柵90
は第1の密封膜51及び第2の密封膜52で密封された
容器内密封空間Vi内に格納した被格納物が移動や転倒
などしないように抑えるように設ける。被格納物抑え柵
90は容器本体部10の内面に溶接などで適当な箇所に
取り付けた取付金具にねじとか嵌着具などにより取り付
ければよい。なお、被格納物抑え柵90の形状等は被格
納物の形状等によって決定すればよい。
【0013】次に、図1に示す実施例の作用について説
明する。離着具70を図1(D)の右方へ動かして各弾
性凸縁5mを各弾性凹縁5fから離して、各密封膜の間
の開口を開け、被格納物を容器本体部10内に格納し、
被格納物抑え柵90を取り付けて被格納物が輸送中に移
動や転倒をしないようにする。離着具70を図1(D)
の左方へ動かして離着具70のY字状の結合部で第1の
密封膜51の弾性凹縁5fに第2の密封膜52の弾性凸
縁5mを押し込んで嵌合させて閉じる。第3の密封膜5
3と第4の密封膜54とも同様に閉じる。これで第1の
密封膜51,第2の密封膜52,第3の密封膜53及び
第4の密封膜54が接着されている容器本体部10内の
容器内密封空間Viは内外膜間空間Vmを間において二
重に密封された。容器本体部10の上に簡単な図示しな
い蓋を取り付ければ被格納物を密閉して空気などを漏ら
すことなく輸送することができる。
【0014】なお、容器本体部10の上に金属などの蓋
を取り付けることは密封膜を保護するために必要であ
り、この蓋を取り付ければ、例えば輸送中に太陽の熱な
どにより温度が上昇して密封膜で密封した内部空間の圧
力が上がっても、外側の密封膜53,54は蓋に支持さ
れるので張力などは全く生じない。また、内側の密封膜
51,52も自由に変形することができるので、容器内
密封空間Viと内外膜間空間Vmとの圧力差はなく、内
側の密封膜51,52も張力などは全く生じない。した
がって、嵌合している弾性凸縁5mと弾性凹縁5fとの
間に張力がかかることはなく、離脱のおそれなどは全く
ない。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、離着
具で簡単に開閉できる密封膜を容器本体部の内周面に接
着して設けたので、簡単迅速に被格納物を密封して空気
などを漏らすことなく輸送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による密閉容器を示し、
(A)は一部破断斜視図、(B)は側面断面図、(C)
は圧力均衡袋の付近を示す断面図、(D)は離着具の斜
視図、(E)は開口端部の斜視図である。
【図2】従来の密閉容器の分解斜視図である。
【符号の説明】
10:容器本体部、 1r:補強材、51:第1の密封
膜、 52:第2の密封膜、53:第3の密封膜、 5
4:第4の密封膜、5f:弾性凹縁、 5m:弾性凸
縁、Vi:容器内密封空間、 Vm:内外膜間空間、5
5:圧力均衡袋、70:離着具、 90:被格納物抑え
柵。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形状の一方の弾性凸縁とこの弾性
    凸縁が緊密に嵌入する形状の他方の弾性凹縁との組み合
    わせを開口縁に形成し一方に動かせば前記弾性凸縁を前
    記弾性凹縁に押し込んで嵌合させ他方に動かせば前記弾
    性凹縁から前記弾性凸縁を引き出して離脱させる離着具
    を前記弾性凹縁と前記弾性凸縁とを挟み込むようにして
    設けた開口を有する密封膜を容器本体部の上端部内周面
    の全周に隙間なく接着して設けたことを特徴とする密閉
    容器。
  2. 【請求項2】 前記密封膜を二重に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の密閉容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体部の外側にある補強材中の
    空間内に前記密封膜で密封された空間に連通して該空間
    内の圧力変化を緩和する圧力均衡袋を設けたことを特徴
    とする請求項2に記載の密閉容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体部の内部の前記密封膜の下
    方に被格納物品が移動して前記密封膜に接触することを
    防止する被格納物抑え柵を設けたことを特徴とする請求
    項1又は2又は3に記載の密閉容器。
JP7039454A 1995-02-06 1995-02-06 密閉容器 Withdrawn JPH08207953A (ja)

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JP7039454A JPH08207953A (ja) 1995-02-06 1995-02-06 密閉容器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101339638B1 (ko) * 2012-05-15 2013-12-09 국방과학연구소 블래더 및 이를 구비하는 유체 저장탱크
JP2015042988A (ja) * 2014-10-22 2015-03-05 株式会社関東技研 廃棄物容器
EP2068324A3 (en) * 2007-12-05 2015-10-07 Global Nuclear Fuel-Americas, LLC Industrial package having pressurization capability

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Effective date: 20020507