JPH082077Y2 - ストラップ付呼吸装置 - Google Patents

ストラップ付呼吸装置

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JPH082077Y2
JPH082077Y2 JP9620289U JP9620289U JPH082077Y2 JP H082077 Y2 JPH082077 Y2 JP H082077Y2 JP 9620289 U JP9620289 U JP 9620289U JP 9620289 U JP9620289 U JP 9620289U JP H082077 Y2 JPH082077 Y2 JP H082077Y2
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strap
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shaped tube
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JP9620289U
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JPH0334993U (ja
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仁 ▲高▼橋
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日本酸素株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は浅所での短時間潜水などに用いる場合に好
適なストラップ付呼吸装置に関する。
「従来の技術」 従来、高圧空気タンクにレギュレータを接続してなる
スキューバ装置がレジャー潜水などに広く使用されてい
る。
ところがこのスキューバ装置は、一式20kg以上にも達
する重量があり、空気容量が大きく、より深く、より長
く潜水することができるので、潜水医学や潜水物理に対
する十分な知識や経験が必要であり、潜水訓練を受ける
ことなしには使用できないものであった。
従って従来、浅い場所で短時間潜水を行って水中を観
察したい場合は、素潜りの他に適当な手段がない状況で
あった。
そこで本出願人は、十分な潜水訓練や潜水知識が無く
とも、浅い水中を数分〜10分程度安全に潜水行動するこ
とができる小型軽量で安価な呼吸装置を実願昭62-15698
9号明細書(実開平01-062858号公報参照)あるいは実願
昭63-95884号明細書(実開平02-016890号公報参照)な
どにおいて提案している。
第5図ないし第7図は先に出願している呼吸装置の一
例を示すものである。
図中符号1は筒状のマニホールドを示し、このマニホ
ールド1の内部には空気の流路が形成されていて、マニ
ホールド1の両端の流路が可撓性を有する伸縮自在の輪
状管2によって接続されて閉回路を構成している。ま
た、マニホールド1の中央の空気室がマウスピース3と
呼吸ガス供給部4に接続されるとともに、輪状管2の途
中部分には炭酸ガス吸収材を内蔵した除去器5が組み込
まれて構成されている。更に、除去器5の両側には輪状
管2に取り付けられた胸部装着用ストラップ6,6が設け
られている。
一方、マニホールド1の一端側の流路は第6図に示す
ように呼気口10を介して輪状管2に、他端側の流路は吸
気口11を介して輪状管2に連通され、吸気口11には吸気
側逆止弁12が設けられている。また、マニホールド1の
呼気口10側には、排水孔13を有するスライド弁14が設け
られ、スライド弁14の外周部はパージベロー15により覆
われるとともに、その側方には排水口16と排水用逆止弁
17が設けられている。更に、マニホールド1の吸気口11
側には排気孔18と排気弁19が設けられている。
前記構成の呼吸装置は、第4図に示すように胸部装着
用ストラップ6を潜水者の胸部に巻き付けて除去器5を
潜水者の背部に装着し、マウスピース3を口部でくわえ
て潜水し、水中で呼吸するために使用する。
潜水した状態で息を吐くと、第6図に示す位置にスト
ラップ弁14がパージベロー15に抗して移動し、マニホー
ルド1内の酸素ガスと呼気は呼気口10から輪状管2側に
排気される。排気された呼気と酸素ガスは輪状管2を介
して除去器5に送られ、輪状管2が膨らむとともに、呼
気中の炭酸ガスが除去器5によって除去される。
また、息を吸うと、スライド弁14が第6図の2点鎖線
で示すように移動して呼気口10を閉じるとともに、炭酸
ガスが除去された酸素ガスを含むガスが輪状管2から呼
気側逆止弁12を介してマニホールド1内に吸引されてマ
ウスピース3側に入り、呼吸ガス供給部4から送られる
酸素ガスとともに潜水者の肺に入る。
以下、このサイクルを繰り返すことで地上と変わりな
く快適に呼吸することができるようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 前記構成の呼吸装置を使用する場合、呼吸時に伸縮する
輪状管2を人体に沿って体裁良く装着するために、第4
図に示すように背中から脇の下を通してストラップ6,6
を胸部に巻き付けて固定している。
ところが、潜水中において、前方への遊泳中は問題を
生じないが、第4図に示すように立泳ぎの姿勢をとった
場合、輪状管2が呼吸によって伸縮して呼吸機能を容易
にする作用をすることから、呼気の際に輪状管2が膨張
することによって生じる浮力が輪状管2を潜水者の耳の
高さ以上に持ち上げ、輪状管2の一部が顔の側部に当た
り、更にはシュノーケル7に接触して干渉する問題があ
る。また、この立ち泳ぎの状態ではマニホールド1が輪
状管2の浮力により上方に引っ張られるので、マウスピ
ース3を口部から離すように負荷がかかる問題がある。
また、水中で仰向けの姿勢を取った場合も前記と同様に
輪状管2の浮力によってマウスピース3を口から離す方
向に力が作用する問題がある。
一方、潜水中に姿勢を下向きとした場合、ストラップ
6,6が胸部側から腰部側にずり動くことが考えられる
が、こうなると輪状管2が伸ばされた状態となって輪状
管2の縮小をストラップ6,6が規制するようになるの
で、呼吸が苦しくなる問題がある。
本考案は前記課題を解決するためになされたもので、
潜水時の姿勢の変化によって輪状管が邪魔にならないよ
うに、かつ、マウスピースが口部から外れないようにで
きるとともに、胸部装着用ストラップのずり落ちを防止
することで、より安全な潜水ができるようにしたストラ
ップ付呼吸装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 本考案のストラップ付呼吸装置は、空気の流路を設け
た呼吸用のマニホールドに可撓性の伸縮自在の輪状管の
両端を接続して閉回路を形成し、前記輪状管に炭酸ガス
の除去器を組み込み、かつ前記マニホールドに、前記流
路に通じる呼吸用マウスピースと呼吸ガス供給部を連設
してなる呼吸装置において、前記輪状管のマニホールド
接続部の各端部との間の中間部に胸部装着用ストラップ
を取り付けるとともに、この胸部装着用ストラップの取
付部と輪状管のマニホールド接続部の各端部との各中間
部の各々に、前記胸部装着用ストラップに接続自在な補
助ストラップを取り付けてなることを特徴としている。
「作用」 立泳ぎや仰向けに泳ぐなどの際に輪状管の浮力が作用
した場合であっても補助ストラップが輪状管の浮き上が
りを抑えるので、輪状管がシュノーケルの邪魔になら
ず、マウスピースが口部から外れるように力が作用する
こともない。また、胸部装着用ストラップが潜水中に腰
部側にずり落ちようとする動きを補助ストラップが防止
する。
「実施例」 第1図ないし第3図は、本考案の一実施例の呼吸装置
を示すもので、この実施例の呼吸装置10は、先に第4図
ないし第7図を基に説明した呼吸装置と大略同一構成で
あるので、同一の構成部分には同一の符号を付して説明
を省略する。
この実施例で従来の呼吸装置と異なっているのは、補
助ストラップ8,8を備えている点にある。これらの補助
ストラップ8は、胸部装着用ストラップ6,6の取り付け
部分(除去器5の両側部分)とマニホールド1の端部と
の中間部分であって、マニホールド1の端部よりの部分
に取り付けられている。この補助ストラップ8の先端部
分には、可撓性のU字状のクリップ装置9が取り付けら
れている。このクリップ装置9は胸部装着用ストラップ
6に接続するために設けられるものである。
クリップ装置9の構成は特に限定されるものではない
が、この実施例においては第3図に示すように、クリッ
プは可撓性のある材料でU字状に形成されていて、クリ
ップ舌片9aとその基部9bとは弾性を有して結合してお
り、クリップ舌片9aの先端部と基部9bとで前記ストラッ
プ6を挾み、舌片9aと基部9bのそれぞれに配された一対
のプラスチックホックAを結合してストラップ6を補助
ストラップと連結できるようになっている。なお、補助
ストラップ8はクリップ舌片9aに対して長さ調節自在に
連結されている。
次に前記構成の呼吸装置を人体に装着して潜水する場
合について説明する。
呼吸装置を装着するには、マニホールド1を顔の前側
にして輪状管2を肩にかけ、除去器5を背負うととも
に、胸部装着用ストラップ6,6を脇の下に通し、ストラ
ップ6,6の先端部を胸部の前で結合する。次に補助スト
ラップ8,8の先端部のクリップ装置9を脇の下の胸部用
ストラップ6,6に結合する。この際、補助ストラップ8,8
は、使用者の脇の下の胸部用ストラップ6に結合する部
分から、両耳より低い高さまで達するように長さ調節し
ておく。
前記のように装着したならば、マウスピース3を口に
くわえ、次いで呼吸ガス供給器4から酸素ガスをマウス
ピース3側に噴出させ、数回呼吸の後、水中にゆっくり
潜降する。
水中でマウスピース3内に息を吐くと、輪状管2内に
一部の酸素ガスとともに呼気が流入し、輪状管2が膨ら
んで伸張しつつ一部の酸素ガスと呼気が除去器5に送ら
れて除去器5で炭酸ガスが除去される。
逆に水中でマウスピース3から息を吸うと、除去器5
で炭酸ガスが除去された酸素ガスを含むガスが輪状管2
からマニホールド1を介してマウスピース3に入り、呼
吸ガス供給器4からの酸素ガスとともに潜水者の肺に入
るので呼吸することができる。
このように呼吸しながら潜水者が水中を遊泳している
間に、潜水者は水中で様々な姿勢をとる。ここで例え
ば、潜水者が立ち泳ぎの姿勢をとった場合、輪状管2の
内部にガスが入っているので輪状管2は自身の浮力によ
り浮き上がろうとする。そうすると胸部用ストラップ6,
6に接合されている補助ストラップ8,8が輪状管2を耳の
下の位置で抑えるので、輪状管2は第1図に示すように
両耳よりも高い位置に移動しない。従って輪状管2が潜
水中に邪魔になることがなく、シュノーケル7と干渉す
ることもない。また、補助ストラップ8,8が輪状管2の
浮き上がりを抑制するので、マウスピース3が潜水者の
口部から外れるようになることも防止でき、安全な潜水
ができる。
また、潜水中に、下向きの姿勢を取った場合、輪状管
2の浮力により胸部装着用ストラップ6,6を腰部側にず
り動かそうとする力が加わるが、この場合に胸部用スト
ラップ6,6の移動を補助ストラップ8,8が拘束するので、
胸部用ストラップ6,6が腰部側にずれることもない。従
って輪状管2が伸ばされることもなくなり、輪状管2の
縮小に影響が出ることもないので、呼吸が苦しくなるこ
ともない。
以上のように潜水者が水中で種々の姿勢をとっても輪
状管2が潜水者の頭部に邪魔になることがなく、シュノ
ーケルと干渉することもないので、安全な潜水活動を行
うことができる。
「考案の効果」 以上説明したように本考案は、呼吸装置を使用して潜
水した場合、立泳ぎや仰向けに泳ぐなどの姿勢をとって
輪状管の浮力が作用した場合であっても補助ストラップ
が輪状管の浮き上がりを抑えるので、輪状管が頭の横に
大きく浮き上がることを防止できる。従って潜水中に輪
状管がシュノーケルに接触して干渉することを防止でき
るとともに、輪状管の浮力によりマウスピースを口部か
ら外すように力を作用させることもない。また、潜水中
に下向きに姿勢をとった場合、胸部装着用ストラップを
腰部側にずり動かそうとする方向に輪状管の浮力が作用
するが、胸部用ストラップが胸部装着用ストラップを抑
えるので胸部装着用ストラップがずれることがない。従
って下向きの姿勢で潜水しても輪状管の縮小に影響を与
えることがなく、呼吸が苦しくなることもないので、安
全な潜水ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の一実施例を示すもの
で、第1図は人体への装着状態を示す側面図、第2図は
斜視図、第3図は補助ストラップ先端部の一構造例を示
す側面図、第4図ないし第7図は本考案者らが先に出願
している呼吸装置の一例を示すもので、第4図は呼吸装
置の人体への装着状態を示す側面図、第5図は呼吸装置
の平面図、第6図は呼吸装置のマニホールドの断面図、
第7図は同マニホールドの断面図である。 1……マニホールド、2……輪状管、3……マウスピー
ス、4……呼吸ガス供給器、5……除去器、6……胸部
装着用ストラップ、8……補助ストラップ、9……クリ
ップ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気の流路を設けた呼吸用のマニホールド
    に可撓性の伸縮自在の輪状管の両端を接続して閉回路を
    形成し、前記輪状管に炭酸ガスの除去器を組み込み、か
    つ前記マニホールドに、前記流路に通じる呼吸用マウス
    ピースと呼吸ガス供給部を連設してなる呼吸装置におい
    て、 前記輪状管のマニホールド接続部の各端部との間の中間
    部に胸部装着用ストラップを取り付けるとともに、この
    胸部装着用ストラップの取付部と輪状管のマニホールド
    接続部の各端部との各中間部の各々に、前記胸部装着用
    ストラップに接続自在な補助ストラップを取り付けてな
    ることを特徴とするストラップ付呼吸装置。
JP9620289U 1989-08-17 1989-08-17 ストラップ付呼吸装置 Expired - Lifetime JPH082077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9620289U JPH082077Y2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17 ストラップ付呼吸装置

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JP9620289U JPH082077Y2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17 ストラップ付呼吸装置

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Publication Number Publication Date
JPH0334993U JPH0334993U (ja) 1991-04-05
JPH082077Y2 true JPH082077Y2 (ja) 1996-01-24

Family

ID=31645421

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JP9620289U Expired - Lifetime JPH082077Y2 (ja) 1989-08-17 1989-08-17 ストラップ付呼吸装置

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