JPH082076Y2 - 呼吸装置 - Google Patents

呼吸装置

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JPH082076Y2
JPH082076Y2 JP8150889U JP8150889U JPH082076Y2 JP H082076 Y2 JPH082076 Y2 JP H082076Y2 JP 8150889 U JP8150889 U JP 8150889U JP 8150889 U JP8150889 U JP 8150889U JP H082076 Y2 JPH082076 Y2 JP H082076Y2
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仁 ▲高▼橋
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日本酸素株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、浅所での短時間潜水や有毒ガス中での作
業などに用いられる呼吸装置に関する。
[従来の技術] レジャー潜水においては、150気圧12l程度の高圧空気
タンクにレギュレータを接続したスキューバ(自給式水
中呼吸装置)が一般に用いられている。
ところが、このスキューバは一式20kg以上にも達する
重量を有し、しかも空気容量が大きいため自ずと長時間
潜水を行うこととなり、潜水医学や潜水物理に対する知
識、ならびに操作に熟練が必要で、十分な潜水訓練を受
ける必要があった。
したがって、浅い所で短時間水中を観察したい場合に
は、息をこらえて素潜りを行うしかなく、このため従来
より、素潜りとスキューバ潜水との間を埋める潜水装
置、すなわち呼吸装置の開発が課題とされていた。
このような課題に対処する目的で本考案者らによって
実願昭62-156989号に記載されたような呼吸装置が提案
されている。
第5図および第6図はいずれもこの呼吸装置の一例を
示すものであって、第5図はその平面図、第6図は正面
図である。
図中、符号1は呼吸室であり、その中央部には呼吸用
マウスピース2が固定されている。この呼吸用マウスピ
ース2は呼吸室1内に連通し、呼吸室1には図中左側端
部に呼気時に呼吸室1から左側への流出を阻止する吸入
側逆止弁3、右側端部に吸入時右側管路より呼吸室1へ
の流入を阻止する呼気側逆止弁4が設けられている。ま
た呼吸室1には流入口5が形成され、呼吸室1にはこの
流入口5に連通して箱状のガス供給部6が設けられてい
る。
このガス供給部6は一側面にて呼吸室1へ連通してい
ると共に、呼吸ガス容器(カートリッジ式)7が着脱自
在に固定されている。また呼吸室1の両端には、膨張可
能で伸縮する蛇腹管からなるフレキシブルチューブ8の
一端がそれぞれ連結されると共に、これらフレキシブル
チューブ8の管路途中に筒状の炭酸ガス吸収部9が着脱
自在に介装され、全体で閉回路を形成する輪状管路10が
構成されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで上記呼吸装置を使用する際には、吸気抵抗が
生じず、かつ呼気中の炭酸ガスが輪状管路10内に蓄積さ
れないように、フレキシブルチューブ8の内容積は呼吸
時の呼吸装置の使用者の肺活量に合わせて膨張、伸縮し
て可動するように選定することが使用者にとって、呼吸
に負担にならず好ましい。ちなみにフレキシブルチュー
ブ8の内容積としては、たとえば使用者が一般成人男子
の場合には3〜5l、子供用であれば1〜3l程度が適当で
ある。
さらに輪状管路10の直径は、装着時に使用者の首が十
分に通ると共に、首を締め付けることがなく、かつ肩か
らずり落ちない範囲であることが良く、使用の都度、使
用者の体格にあわせて長さの異なるフレキシブルチュー
ブ8に交換する使い方をしていた。
この考案は上記課題を解決するためになされたもので
あって、フレキシブルチューブ8の長さを調節すること
により、使用者の肺活量に適合した内容積を有する輪状
管路10を容易に形成可能な呼吸装置を提供することを目
的としている。
[課題を解決するための手段] この考案の呼吸装置は、呼吸用マウスピースを配設し
てなるとともに、着脱自在に呼吸ガス容器を装着するガ
ス供給部と連設してなる呼吸室の一端に呼気側逆止弁
を、また他端に吸気側逆止弁をそれぞれ配して、上記呼
吸室の呼気側逆止弁側と吸気側逆止弁側とを炭酸ガス吸
収部を介して膨張可能で伸縮自在の蛇腹管からなるフレ
キシブルチューブにより連結して輪状管路を形成してな
る閉式呼吸装置において、上記フレキシブルチューブ
に、輪状管路の作動内容積を調節するための内容積調節
スリーブを、フレキシブルチューブを圧入自在かつ引出
自在に外挿してなることを特徴としている。
[作用] フレキシブルチューブを膨張可能で伸縮自在の蛇腹管
とするとともに、収縮時のフレキシブルチューブを内容
積調節スリーブ中に収容可能としたので、使用者の肺活
量が大きい場合には、たとえば上記スリーブをフレキシ
ブルチューブの端部外に外すよう位置せしめて、フレキ
シブルチューブ全長にわたって膨張、伸縮作動可能なよ
うにし、輪状管路の作動内容積を大きくし、また使用者
の肺活量が小さい場合には、フレキシブルチューブの蛇
腹を収縮させて、内容積調節スリーブ中に圧入して収容
し、輪状管路を形成するフレキシブルチューブの膨張、
伸縮作動可能長さを短くすることにより輪状管路の作動
内容積を小さくすることができる。
以下、この考案を詳細に説明する。
第1図および第2図はいずれもこの考案の呼吸装置に
好適に用いられるフレキシブルチューブ8と、収縮され
たフレキシブルチューブ8を内部に収容し、フレキシブ
ルチューブ8の長さを調節することにより輪状管路10の
膨張、伸縮作動する部分の長さを設定して内容積を調節
する内容積調節スリーブ11の一例を示したものである。
第1図はフレキシブルチューブ8を伸長させ、輪状管路
10の内容積を大きくした場合を示したものであり、第2
図はフレキシブルチューブ8を収縮させて、輪状管路10
の内容積を小さくした場合を示したものである。
このフレキシブルチューブ8は、呼吸装置使用者の肺
活量にあわせてその作動内容積を適宜変化させることが
できるように、膨張可能で伸縮自在な蛇腹管からなるも
のである。そして輪状管路10の内容積は成人用としては
3〜5l、子供用としては1〜3l程度が好ましいので、こ
の内容積の差をフレキシブルチューブ8の蛇腹を伸縮さ
せて、その長さを変化させることにより調整できるよう
になっている。
またこのフレキシブルチューブ8は、使用者の呼気お
よび吸気に伴う輪状管路10内の圧力変化を緩和すべく一
度設定された内容積に対して若干の増減が可能なように
膨張性と柔軟性を有し、かつ潜水時の水圧により閉塞し
ない程度の剛直性を有するものである。使用者の呼気お
よび吸気に伴う圧力変化を緩和するためのフレキシブル
チューブ8の内容積増減量は成人用では1〜2l、子供用
では0.5〜1程度が、使用者にとって呼吸抵抗を生じ
ずに可能な範囲とされる。
またフレキシブルチューブ8の両端には、呼吸室1お
よび炭酸ガス吸収部9へのフレキシブルチューブ8の装
着が容易なように、Oリングに突起が設けられてなるア
タッチメント12、12がそれぞれ接続されている。
さらにフレキシブルチューブ8の一端には、上記アタ
ッチメント12に連続して内容積調節スリーブ11が設けら
れている。この内容積調節スリーブ11は、収縮したフレ
キシブルチューブ8をその内部に収容することにより、
呼吸室1、フレキシブルチューブ8、8および炭酸ガス
吸収部9からなる輪状管路10の膨張、伸縮の作動長さを
調節して必要作動内容積を調節するものであって、たと
えば第3図に示したような構造の管体からなる。
この内容積調節スリーブ11は、フレキシブルチューブ
8の直径よりも若干大径の管体であって、アタッチメン
ト12に連続していない一端11aはフレキシブルチューブ
8の蛇腹の谷部の直径と略同一となるように設定され、
フレキシブルチューブ8に外挿されてなるものである。
さらにこの内容積調節スリーブ11は、少なくともその端
部が合成ゴム等の弾性を示す材料により構成されてお
り、その内部にフレキシブルチューブ8を圧入自在、か
つ引出自在のものであり、内部に収容したフレキシブル
チューブ8の動きを束縛しつつ、固定できるようになっ
ている。
このようなフレキシブルチューブ8および内容積調節
スリーブ11を有するこの考案の呼吸装置にあっては、使
用者が肺活量の大きな成人男子である場合には、第1図
に示したようにフレキシブルチューブ8を伸長させて、
輪状管路10を形成するフレキシブルチューブ8の作動長
さを長くすることにより輪状管路10の作動内容積を大き
くする。また使用者が肺活量の小さな子供である場合に
は、第2図に示したようにフレキシブルチューブ8の一
端を収縮させて、この収縮させた部分を内容積調節スリ
ーブ11内に圧入して収容することにより、輪状管路10を
形成するフレキシブルチューブ8の作動長さを短くし、
輪状管路10の膨張、伸縮作動する長さを限定して、必要
とする作動内容積を小さくする。このように使用者が呼
気抵抗を感じないようにフレキシブルチューブ8の膨
張、伸縮具合の長さを変化させること、すなわち内容積
調節スリーブ11内に圧入するフレキシブルチューブ8の
長さを変化させることにより、輪状管路10の内容積を容
易に変更することができる。よって、従来の呼吸装置の
ように、使用者が異なる都度、フレキシブルチューブ8
を交換する必要がなくなる。さらにこの考案の呼吸装置
にあっては、フレキシブルチューブ8の長さを変化させ
ることによって、輪状管路10の内容積の微調節を容易に
行うことができる。よって、輪状管路10内に呼気が滞留
するのを防止することができ、炭酸ガスの吸収効率を向
上させることができるばかりでなく、輪状管路10の内容
積を過度に大きくすることが無くなるので、潜水時の浮
力発生を防止することができ、快適な潜水を行うことが
できる。
また使用者の呼吸圧力は通常は20cmH2O程度であるの
で、内容積調節スリーブ11内に収容されたフレキシブル
チューブ8が呼吸圧力により脱離する恐れはないので、
安全に使用することができる。
なお第1図ないし第3図に示した例にあっては、内容
積調節スリーブ11として、一端を縮径した管体を用いた
が、この考案の内容積調節スリーブはこの例に限られる
ものではなく、フレキシブルチューブ8を収縮させて内
部に収容可能な部材であれば特に限定されるものではな
い。
[実施例] 蛇腹の山部の外径が55mm、内径が51mm、谷部の外径が
44mm、内径が43mmで、長さ25cmの蛇腹管を2本用意し、
これらをフレキシブルチューブとした。
次に第4図に示したように、外径60mm、内径50mm、長
さ60mmのシリコーンゴム製の管体内に、深さ3mmの溝を
複数個形成して内容積調節スリーブとした。この内容積
調節スリーブを上記フレキシブルチューブのそれぞれの
一端に取り付けた以外は第5図および第6図に示した呼
吸装置と全く同様の構成によりこの考案の呼吸装置を作
成した。
このようにして構成されたこの考案の呼吸装置を、肺
活量の異なる数人に使用してもらい、その都度、フレキ
シブルチューブの長さを調節したところ、いずれの人も
呼吸抵抗を感じることなく、快適に呼吸装置を使用する
ことができた。
さらに輪状管路内の炭酸ガスの滞留が無くなり、炭酸
ガスの吸収効率を向上させることができた。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の呼吸装置は、フレキ
シブルチューブを圧入自在かつ引出自在の内容積調節ス
リーブを、フレキシブルチューブに外挿してなるもので
あるので、内容積調節スリーブに圧入するフレキシブル
チューブの長さを変化させることにより、輪状管路を形
成するフレキシブルチューブの長さを変化させ、輪状管
路の内容積を自在に調節することができる。
そして呼吸装置の装着者の肺活量に適合させて、内容
積調節スリーブ内に圧入するフレキシブルチューブの長
さを大きくすれば、輪状管路を形成する部分のフレキシ
ブルチューブの作動長さが短くなるので、輪状管路の膨
張、伸縮作動する長さを限定され、作動内容積が小さく
なり、肺活量の小さな人向けとなり、内容積調節スリー
ブ内に圧入するフレキシブルチューブの長さを短くすれ
ば、輪状管路を形成する部分のフレキシブルチューブが
長くなり、作動内容積が大きくなるので、肺活量の大き
な人向けとなる。よって、所望の長さのフレキシブルチ
ューブを収縮させて内容積調節スリーブ内に圧入するこ
とにより、膨張、伸縮作動する輪状管路の長さを変化さ
せて、その作動内容積を自在に変化させることができる
ので、呼吸装置の装着者の肺活量に適合した作動内容積
の輪状管路を容易に形成することができる。
よって、従来は使用着者の体格に適宜合わせてフレキ
シブルチューブを交換して使用していたのに対して、こ
の考案の呼吸装置にあってはフレキシブルチューブを内
容積スリーブ中に収納する長さを調整することにより、
装着者の肺活量に適合した作動内容積を有する輪状管路
を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はいずれもこの考案の呼吸装置に好
適に用いられるフレキシブルチューブと内容積調節スリ
ーブの一例を示した概略構成図であり、第1図はフレキ
シブルチューブの伸長時の概略構成図、第2図はフレキ
シブルチューブの収縮時の概略構成図、第3図は内容積
調節スリーブの概略構成図、第4図は実施例にて用いた
内容積調節スリーブの概略構成図、第5図および第6図
は従来の呼吸装置の平面図および正面図である。 1……呼吸室、2……呼吸用マウスピース、3……吸入
側逆止弁、4……呼気側逆止弁、6……ガス供給部、7
……呼吸ガス容器、8……フレキシブルチューブ、9…
…炭酸ガス吸収部、10……輪状管路、11……内容積調節
スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】呼吸用マウスピースを配設してなるととも
    に、着脱自在に呼吸ガス容器を装着するガス供給部と連
    設してなる呼吸室の一端に呼気側逆止弁を、また他端に
    吸気側逆止弁をそれぞれ配して、上記呼吸室の呼気側逆
    止弁側と吸気側逆止弁側とを炭酸ガス吸収部を介して膨
    張可能で伸縮自在の蛇腹管からなるフレキシブルチュー
    ブにより連結して輪状管路を形成してなる閉式呼吸装置
    において、 上記フレキシブルチューブに、輪状管路の作動内容積を
    調節するための内容積調節スリーブを、フレキシブルチ
    ューブを圧入自在かつ引出自在に外挿してなることを特
    徴とする呼吸装置。
JP8150889U 1989-07-11 1989-07-11 呼吸装置 Expired - Lifetime JPH082076Y2 (ja)

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JP8150889U JPH082076Y2 (ja) 1989-07-11 1989-07-11 呼吸装置

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JPH0322997U JPH0322997U (ja) 1991-03-11
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EP0784009A1 (en) * 1995-08-03 1997-07-16 Grand Bleu Inc. Breathing hose for a diving breathing device
JP3210024U (ja) * 2017-02-08 2017-04-20 清隆 三好 避煙脱出救命具

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