JPH08205513A - 多相リニアモータの鉄心製造方法 - Google Patents

多相リニアモータの鉄心製造方法

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JPH08205513A
JPH08205513A JP858595A JP858595A JPH08205513A JP H08205513 A JPH08205513 A JP H08205513A JP 858595 A JP858595 A JP 858595A JP 858595 A JP858595 A JP 858595A JP H08205513 A JPH08205513 A JP H08205513A
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JP
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tooth
stator
axial direction
shaped
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JP858595A
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Inventor
Hirobumi Satomi
博文 里見
Takao Iwasa
孝夫 岩佐
Yukio Kuraishi
幸雄 倉石
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Oriental Motor Co Ltd
Original Assignee
Oriental Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料費と、金型やプレス機械の設備費とを最
小限におさえる。 【構成】 固定子鉄心6には複数の歯状突起10,11
を片側に有する連続した帯状部材9を使用し、該帯状部
材9には歯丈の長い歯状突起10と歯丈の短い歯状突起
11とが所定の順序にて配列され、モータ相数等に対応
した個数の歯状突起10,11を固定子鉄板13の1層
分に対応させかつ歯状突起10,11を軸方向に重ねて
該帯状部材9を螺旋状に巻き上げた後、軸方向に圧縮し
て各突極P1〜P10を形成し、各突極には、モータ相
数等に対応した所定個の歯丈の長い歯状突起10を積み
重ねてなる歯先部12aと、所定個の歯丈の短い歯状突
起11を積み重ねてなる歯底部12bとを軸方向に交互
配置してあり、その後、周方向の複数位置で固定子鉄板
13,13同士を相互固着させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイブリッド型リニア
モータ、VR型リニアモータ、永久磁石型リニアモータ
などを含む多相リニアモータの鉄心製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図8に従来のよく知られているシリンダ
形リニアモータの縦断面図を示す。
【0003】図8において、シリンダ形リニアモータの
固定子100の固定子鉄心101,102,103およ
び104は、リング形状をしており、それぞれの内周面
には軸方向に等ピッチで複数個の固定子小歯105が配
設されている。そして、これら固定子鉄心101,10
2,103および104は、フレーム116により支持
され、またケーシングされる。
【0004】該固定子鉄心101と102を相互につき
合わせ組み合わせることにより形成されるリング状の溝
部には、リング状巻線106が挟持されている。また、
これと同様に、該固定子鉄心103と104の間に形成
されるリング状の溝部には、リング状巻線107が挟持
されている。
【0005】該シリンダ形リニアモータは、これら固定
子鉄心101と102、およびリング状巻線106によ
り1つの相を形成し、また、固定子鉄心103と10
4、およびリング状巻線107により他の1つの相を形
成し、全体で2相を構成している。リング状の永久磁石
108は、前記2つの相を形成している固定子鉄心10
1,102と固定子鉄心103,104との間に挟持さ
れ、移動子109の軸方向に着磁されている。
【0006】移動子109の移動子鉄心110は、円筒
形状をしており、その外周面には複数個の移動子小歯1
11が軸方向に等ピッチで配設されている。そして、該
移動子109は、ブラケット112と113により、軸
受114と115を介して軸方向に移動自在に支持され
る。
【0007】前記固定子小歯105と移動子小歯111
とは、以下の位置関係にある。すなわち、固定子鉄心1
04に配設された固定子小歯105が移動子小歯111
と丁度向き合っている場合において、固定子鉄心103
に配設された固定子小歯105は、固定子鉄心104に
比較して、歯ピッチの2/4だけ軸方向にずれた位置に
ある。また、固定子鉄心102に配設された固定子小歯
105は、固定子鉄心104に比較して、歯ピッチの1
/4だけ軸方向にずれた位置にある。さらに、固定子鉄
心101に配設された固定子小歯105は、固定子鉄心
104に比較して、歯ピッチの3/4だけ軸方向にずれ
た位置にある。
【0008】このような構成にすることにより、該シリ
ンダ形リニアモータは、2相のハイブリッド型リニアモ
ータを構成している。
【0009】しかし、前記構成のシリンダ形リニアモー
タは、巻線収納部を大きく取ることができず、相あたり
のアンペア導体数が大きく取れないため、推力が低いと
いう欠点があった。また、固定子鉄心101,104
は、固定子鉄心102,103よりも永久磁石108か
ら遠い位置にあるため、磁気回路が不均一であり、励磁
する相によって推力に違いがあるという欠点もあった。
さらに、原理的に、各相が軸方向に配置される構成とな
るため、モータの軸方向の長さが長くなり、さらにま
た、永久磁石108が固定子100側にあるために、モ
ータケーシングを必要とすると同時に、移動子109の
軸方向の長さを固定子100の軸方向の長さよりも長く
する必要があるために、移動子109の慣性が大きくな
るという欠点もあった。また同時に、多相化が困難であ
るという欠点もあった。
【0010】このため、これらの欠点を解消するリニア
モータが、本発明者によって、既に提案されており、固
定子鉄心を形成する固定子鉄板の形状について、次のよ
うに開示している。すなわち、一方は、kを正の整数、
mを相数とすると、前記固定子鉄心を形成する固定子鉄
板は、2km個の突極を有し、該突極は、前記固定個鉄
板の内周方向に、固定個小歯の歯先部を形成する突極が
m個、その歯底部を形成する突極がm個の順に並んで1
組を形成し、その組がk組存在するように構成されたも
のである(特願平4−332761号、特願平4−34
0280号)。
【0011】他方は、kを1以上の整数、mを相数、n
をm/2に最も近い値の整数とするとき、固定子鉄板
は、km個の突極を有するとともに、移動子と対向する
前記突極の先端部が、前記移動子側からみて、内半径が
小さい突極がn個、内半径が大きい突極が(m−n)個
の順に並んで1組を形成するか、前記内半径が小さいn
個の突極と内半径が大きい(m−n)個の突極が所定の
配置に並んで1組を形成し、その組がk組存在するよう
に構成されたものである(特願平5−100810)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のリニアモータの場合、次のような問題点があった。 (1)固定子鉄心は帯状部材からリング状の固定子鉄板
を打ち抜き積層されるため、固定子鉄心として使用され
ず捨てられる部分があり、材料費のむだが発生してい
る。 (2)また、固定子外径の大きいものを製造する場合に
は、材料費のむだが多くなるだけでなく、固定子鉄板を
打ち抜くための金型も大きくなるので、金型費の増大や
大型のプレス機械が必要になるなど設備費が増大する。
【0013】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、前記問題点を解消し、材
料費のむだを極力おさえるとともに、金型やプレス機械
の設備費を最小限におさえることができる多相リニアモ
ータの鉄心製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内向きに突出した複数の突極を有し複数
層の固定子鉄板を同心配置にて軸方向に積層してなる固
定子鉄心を備えた固定子と、該固定子内に軸方向に移動
自在に支持された移動子とを設け、前記固定子の突極に
は軸方向に等ピッチで複数個の固定子小歯を形成し、周
方向に隣接する前記固定子小歯が軸方向に互いに一定の
ずれを持って配設されている多相リニアモータの鉄心製
造方法において、前記固定子鉄心には前記突極の断面形
状に合わせた輪郭の複数の歯状突起を片側に有する連続
した帯状部材を使用し、モータ相数をm、kを1以上の
整数とし、またmが奇数のときにはa=1、mが偶数の
ときにはa=2とすると、該帯状部材には歯丈の長い歯
状突起と歯丈の短い歯状突起とが所定の順序にて配列さ
れたakm2 個を単位とする単位歯状突起を繰り返し形
成し、km個の歯状突起を前記固定子鉄板の1層分に対
応させかつ前記歯状突起を軸方向に重ね合わせて該帯状
部材を螺旋状に巻き上げた後、軸方向に圧縮して各突極
を形成し、該各突極には、nをam/2以下であってa
m/2に最も近い整数とするとき、n個の歯丈の長い歯
状突起を積み重ねてなる歯先部と(am−n)個の歯丈
の短い歯状突起を積み重ねてなる歯底部とを軸方向に交
互配置し、その後、接触し合う前記固定子鉄板を周方向
の複数位置で相互固着させたことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明に係る多相リニアモータの鉄心製造方法
は、固定子鉄心には突極の断面形状に合わせた輪郭の複
数の歯状突起を片側に有する連続した帯状部材を使用
し、歯丈の長い歯状突起と歯丈の短い歯状突起とが所定
の順序にて配列された該帯状部材が所定個数の歯状突起
を内周側に持ち、該歯状突起が軸方向に重なるように該
帯状部材を螺旋状に巻き上げることによって、固定子外
径寸法の半分以下の幅の連続した帯状部材で固定子鉄心
を形成できるとともに、各突極には歯丈の長い歯状突起
と歯丈の短い歯状突起とが所定の順序で積み重ねられて
いるため、突極内周面に軸方向小歯を形成することを可
能にする。
【0016】
【実施例】本発明の実施例について、モータ相数をm=
5、1以上の整数としてk=2、また、mが奇数なので
a=1である場合を例として、図面を参照しながら詳細
に説明する。
【0017】図1は本発明の実施例に係る多相リニアモ
ータを示す縦断面図、図2はその固定子鉄心を示す平面
図である。この多相リニアモータ1は、ブラケット3,
4を固定子鉄心6の両端に組付け、該固定子鉄心6には
図3に示す連続した帯状部材9を使用しており、かかる
固定子鉄心6を備えた固定子7内に軸方向に移動自在に
支持された移動子20を設けてある。
【0018】両ブラケット3,4は、中央に貫通孔3
a,4a及び座ぐり穴3b,4bを有し、これらの周囲
に内向きの環状溝3c,4cを設けることによって内向
きに突出形成した嵌合部3d,4dをそれぞれ一体に備
えている。そして、両ブラケット3,4は、貫通孔3
a,4aにモータ軸21を挿通し、座ぐり穴3b,4b
に嵌入した軸受け22,22によって該モータ軸21を
回転自在且つ軸方向に移動自在に支承し、環状溝3c,
4cに各固定子巻線W1,W6等の上下端部を受容し、
嵌合部3d,4dの外周に固定子鉄心6の両端の内径部
6a,6aが嵌合している。
【0019】固定子鉄心6は、内向きに突出し周方向に
等角度間隔にて10個の突極P1〜P10を備え、軸方
向に等ピッチで各突極P1〜P10の内周面に複数個の
固定子小歯12を形成し、周方向に隣接する固定子小歯
12が軸方向に互いに一定のずれを持って配設されてい
る。
【0020】図3は固定子鉄心に使用される帯状部材を
展開した状態の部分平面図である。帯状部材9は、固定
子鉄心6の突極の断面形状に合わせた輪郭を有する歯丈
の長い歯状突起10と歯丈の短い歯状突起11とを片側
に有し、歯丈の長い歯状突起10と歯丈の短い歯状突起
11とがモータの相数等により決まる所定の順序で等ピ
ッチにて配設されている。各歯状突起10,11は、大
きさがほぼ同一に揃っている基部10a,11aとこの
基部10a,11aの先端で両側へ張り出した張出片1
0b,11bとを一体に有し、固定子鉄心6の半径方向
における張出片10b,11bの寸法のみが異なってい
る。
【0021】かかる帯状部材9を用いた固定子鉄心6
は、1層分の固定子鉄板13の歯状突起10,11の合
計個数がkm=10であり、各突極P1〜P10の内周
面に軸方向に等ピッチにて配置した複数個の固定子小歯
12を有し、歯丈の長い歯状突起10によって固定子小
歯12の歯先部12aを、歯丈の短い歯状突起11によ
って固定子小歯12の歯底部12bをそれぞれ形成して
いる。また、固定子鉄心6は、外周寄りの広幅溝15及
び内周寄り位置の狭幅溝16が軸方向に連続して形成さ
れている。
【0022】そして、固定子7は、導線を広幅溝15内
に軸方向に沿って通し、固定子鉄板13の枚数分の歯状
突起10,11を重ね合わせてなる各突極P1〜P10
に、図2に二点鎖線で示すように、個別に該導線を巻き
回して固定子巻線W1〜W10を設けてある。
【0023】図4は本発明の実施例に係る固定子鉄心の
各突極P1〜P10の内周面に形成された固定子小歯の
配列状態を移動子20側から見た展開図であって、ハッ
チングを施した部分が歯先部12a、ハッチングがない
部分が歯底部12bを示している。
【0024】固定子小歯12の配列は、akm2 =50
個を単位とする単位歯状突起を繰り返し形成し、合計で
km=10個の歯状突起10,11を固定子鉄板13の
1層分に対応させかつ歯状突起を軸方向に重ねあわせ
て、akm2 /km=am、即ち5個の歯状突起の積み
重ねを単位として軸方向に周期的に積み重ねを繰り返
す。また、am=5個の積み重ねにおいては、am/2
以下であってam/2に最も近い整数であるn=2個の
歯丈の長い歯状突起10と、(am−n)=3個の歯丈
の短い歯状突起11とが順に交互に積み重ねられ、これ
らがそれぞれ歯先部12a及び歯底部12bを構成して
いる。
【0025】ここで、帯状部材9の板厚をtとすると、
各突極P1〜P10には、歯ピッチがamt=5tであ
って、歯厚がnt=2tの歯先部12aと歯厚が3tの
歯底部12bとが形成されている。しかも周方向に隣接
する固定子小歯12は互いに軸方向に歯ピッチの2/5
のずれをもって配設されている。
【0026】移動子20は、モータ軸21上に二つの磁
極鉄心23,24と、これらの両磁極鉄心23,24の
間に挟持され且つ軸方向に磁化されたリング状の永久磁
石25とが配設されている。そして、両磁極鉄心23,
24の外周面には、固定子小歯12に対向して、軸方向
に該固定子小歯12と同一の等ピッチにて複数個の移動
子小歯26が配設されており、両磁極鉄心23,24の
移動子小歯26が軸方向に互いに歯ピッチの1/2のず
れをもって配設されている。移動子小歯26は、固定子
小歯12と同様に、歯先部26aと歯底部26bとから
なっている。
【0027】次に、本発明の上記実施例に係る多相リニ
アモータ1の鉄心製造方法について説明する。歯丈の長
い歯状突起10及び歯丈の短い歯状突起11の先端は、
後述の打抜金型に内蔵されかつ各歯状突起毎に出没可能
に設けられた複数の可動パンチ33(図5及び図6参
照)の打ち抜き動作により、所定の形状となるように、
周期的に繰り返す順序に従って打ち抜き形成される。帯
状部材9は、歯丈の長い歯状突起10に係合する可動パ
ンチ33を不作動状態とし、歯丈の短い歯状突起11に
係る可動パンチ33を作動状態として、歯丈の長い歯状
突起10及び歯丈の短い歯状突起11が打ち抜き形成さ
れる。
【0028】図5は打抜金型に内蔵する可動パンチの制
御を説明するための要部構成図である。帯状部材9の歯
丈の長い歯状突起10及び歯丈の短い歯状突起11の先
端に対応して、可動パンチ33が設けられている。複数
の可動パンチ33は、打抜金型31に内蔵され、かつ歯
丈の長い歯状突起10及び歯丈の短い歯状突起11毎に
出没可能、すなわち突出、復帰可能であり、個別の各ソ
レノイド34を接続電線32aで接続したパンチ制御装
置32により、所定の配列順序に従い、選択的に各ソレ
ノイド34を作動させて、出没制御される。
【0029】図6は複数の可動パンチのうちの一つにつ
き制御状態を理解し易く示した説明図であり、図6
(a)はその作動状態(出)を示し、図6(b)はその
不作動状態(没)を示す。可動パンチ33は、打抜金型
31内に同図において上下方向に移動可能に配設される
とともに、その先端には凸部33a及び凹部33bが形
成されており、凸部33aの先端面がソレノイド34の
付勢力により同図で右方向に駆動させるカム部材35の
先端面35aに当接している。
【0030】そして、パンチ制御装置32からのオン信
号が、ソレノイド34に入力されると、該ソレノイド3
4の作動によりカム部材35が右方向に移動する。この
カム部材35の移動により、該カム部材35の凸部35
aと可動パンチ33の凸部33aとが当接すると、該可
動パンチ33は打抜金型31の外面から突出して、図6
(a)に示す作動状態となる。
【0031】また、パンチ制御装置32からオフ信号が
ソレノイド34に入力されると、カム部材35は図示し
ない復帰手段により、左方向に復帰する。このカム部材
35の復帰により、カム部材35の凸部35aと可動パ
ンチ33の凸部33aとが相手側の凹部に入り込み、可
動パンチ33は図示しない復帰手段により、打抜金型3
1の外面から引込んで、図6(b)に示す不作動状態に
なる。
【0032】固定子鉄心6には、上述の如き方法によっ
て各歯状突起10,11を片側にのみ形成した帯状部材
9を使用し、合計でkm=10個の歯状突起10,11
を固定子鉄板13の1層分に対応させ、図7に示すよう
に、歯状突起10,11を軸方向に重ねて該帯状部材9
を螺旋状に巻き上げ重ね合わせる。
【0033】次いで、その螺旋状に巻き上げ重ね合わせ
たものを軸方向に圧縮して互いに密着させ、これによ
り、各突極P1〜P10では、重ね合わせた2個の歯丈
の長い歯状突起10と、重ね合わせた3個の歯丈の短い
歯状突起11とが軸方向に交互配置を繰り返し、図4に
示すように、周方向に隣合う固定子小歯12が軸方向に
互いに歯ピッチの2/5のずれをもって配設される。そ
の後、接触し合う各固定子鉄板13,13の周方向の複
数位置で該各固定子鉄板13,13同士を相互固着させ
る。
【0034】本発明の上記実施例において、固定子7の
対向する突極の固定子巻線同士を結線してひとつの相巻
線とすることにより、5相のハイブリッド型リニアパル
スモータを構成することができる。
【0035】なお、本発明は、上記実施例によって限定
されるものではなく、その要旨から逸脱しない範囲で種
々の変形が可能である。例えば、5相以外の任意の相数
の多相リニアモータの鉄心製造方法に適用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成され、固定子
鉄心には突極の断面形状に合わせた輪郭を有する複数の
歯状突起を片側に有する連続した帯状部材を使用し、固
定子鉄心が連続した帯状部材を螺旋状に巻き上げた後、
軸方向に圧縮し、その後、接触し合う固定子鉄板同士を
周方向の複数位置で相互固着させて形成されることによ
り、材料費のむだを極力おさえ、金型やプレス機械を小
型化して設備費を最小限におさえることができるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る多相リニアモータを示す
縦断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る多相リニアモータの固定
子鉄心を示す平面図である。
【図3】本発明の実施例に係る帯状部材を示す部分平面
図である。
【図4】本発明の実施例に係る固定子鉄心の各突極の内
周面に形成された固定子小歯の配列状態を移動子側から
見た展開図である。
【図5】本発明の実施例に係る帯状部材の歯状突起を打
抜き形成する可動パンチの制御を説明するための要部構
成図である。
【図6】本発明の実施例に係る打抜金型に内蔵された可
動パンチの制御状態を示す説明図であり、(a)はその
作動状態図、(b)はその不作動状態図である。
【図7】本発明の実施例に係る多相リニアモータの鉄心
製造方法を説明するための斜視図である。
【図8】従来の多相リニアモータを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 多相リニアモータ 6 固定子鉄心 7 固定子 9 帯状部材 10 歯丈の長い歯状突起 11 歯丈の短い歯状突起 12 固定子小歯 12a 歯先部 12b 歯底部 13 固定子鉄板 20 移動子 21 モータ軸 31 打抜金型 32 パンチ制御装置 33 可動パンチ 34 ソレノイド 35 カム部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内向きに突出した複数の突極を有し複数
    層の固定子鉄板を同心配置にて軸方向に積層してなる固
    定子鉄心を備えた固定子と、該固定子内に軸方向に移動
    自在に支持された移動子とを設け、前記固定子の突極に
    は軸方向に等ピッチで複数個の固定子小歯を形成し、周
    方向に隣接する前記固定子小歯が軸方向に互いに一定の
    ずれを持って配設されている多相リニアモータの鉄心製
    造方法において、前記固定子鉄心には前記突極の断面形
    状に合わせた輪郭の複数の歯状突起を片側に有する連続
    した帯状部材を使用し、モータ相数をm、kを1以上の
    整数とし、またmが奇数のときにはa=1、mが偶数の
    ときにはa=2とすると、該帯状部材には歯丈の長い歯
    状突起と歯丈の短い歯状突起とが所定の順序にて配列さ
    れたakm2 個を単位とする単位歯状突起を繰り返し形
    成し、km個の歯状突起を前記固定子鉄板の1層分に対
    応させかつ前記歯状突起を軸方向に重ね合わせて該帯状
    部材を螺旋状に巻き上げた後、軸方向に圧縮して各突極
    を形成し、該各突極には、nをam/2以下であってa
    m/2に最も近い整数とするとき、n個の歯丈の長い歯
    状突起を積み重ねてなる歯先部と(am−n)個の歯丈
    の短い歯状突起を積み重ねてなる歯底部とを軸方向に交
    互配置し、その後、接触し合う前記固定子鉄板を周方向
    の複数位置で相互固着させたことを特徴とする多相リニ
    アモータの鉄心製造方法。
JP858595A 1995-01-24 1995-01-24 多相リニアモータの鉄心製造方法 Pending JPH08205513A (ja)

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CN113186912A (zh) * 2021-04-07 2021-07-30 广东力源液压机械有限公司 一种打桩用的电磁力直线驱动器、打桩机及打桩方法

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