JPH08205172A - 領域分割型動き予測回路、領域分割型動き予測回路内蔵画像符号化装置および領域分割型動き予測画像復号化装置 - Google Patents

領域分割型動き予測回路、領域分割型動き予測回路内蔵画像符号化装置および領域分割型動き予測画像復号化装置

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JPH08205172A
JPH08205172A JP1066995A JP1066995A JPH08205172A JP H08205172 A JPH08205172 A JP H08205172A JP 1066995 A JP1066995 A JP 1066995A JP 1066995 A JP1066995 A JP 1066995A JP H08205172 A JPH08205172 A JP H08205172A
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Takahiro Fukuhara
隆浩 福原
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予測誤差が少なくて効能率な領域分割型動き
予測回路およびそれを用いた画像符号化・復号化装置を
得る。 【構成】 ブロック毎の入力画像信号の特徴を抽出して
ブロックを必要に応じて複数の領域に分割する領域分割
手段と、この分割された領域毎に動きベクトルを検出す
る動きベクトル検出手段と、ブロック中の上記分割され
た領域の境界からブロックのパターンとレベルを定める
領域境界線近似手段と、この得られたパターンとレベル
から動きベクトルを調整して領域境界情報と動きベクト
ルと予測画像情報を出力する動きベクトル再探索手段を
備えた。また、符号化装置は、これから成る領域分割型
動き予測回路を構成要素とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像情報の動き検出と
動き予測を行う動き予測回路と、それを適用した画像符
号化・復号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の動き予測回路として、例えば、特
開平4−347987に示されるものがある。図10
は、上記方法による実施例を示した図である。図におい
て、11は動きベクトル検出回路、12は領域分割回
路、13は動きパラメータ検出回路、101は入力画
像、102はフレーム間動きベクトル、103は領域分
割情報、104は各領域毎に検出された動きパラメータ
である。次に、この回路の動作を説明する。動きベクト
ル検出回路11と領域分割回路12とに入力画像101
が供給される。動きベクトル検出回路11では、入力画
像101の画素毎、或は、小ブロック毎の動きベクトル
102を検出して、動きパラメータ検出回路13に供給
する。一方、領域分割回路12では、入力画像101を
動きの異なる複数の領域に分割し、領域分割の状態を示
す領域分割情報103を出力する。なお、領域分割回路
12では、動きベクトル検出回路11の出力である動き
ベクトル102を参照することで、入力画像101の領
域分割が動きの異なる領域毎となるように領域分割・統
合を行う。動きパラメータ検出回路13では、領域分割
情報103を参照して、供給された動きベクトル102
から特定領域に属する動きベクトルを選択し、この選択
された動きベクトルを用いた領域の動きを記述する1次
変換係数である動きパラメータを求める。この処理を全
ての領域で行い、検出された動きパラメータ104を入
力画像の動き情報として出力する。
【0003】また、図11は、動きパラメータ検出回路
13内部の動作を説明したもので、動きパラメータ検出
の対象としている領域に属するN個の実測値と、その実
測座標位置を選択する。次に、N個の実測座標位置が重
心点検出回路21に供給され、N個の実測点の重心座標
位置を算出する。更に、重心点検出回路21は、N個の
実測点の座標位置を、計算により求めた重心座標位置と
の相対座標位置に変換して、平均値検出回路22,2
3,24に供給する。ところで、平均値検出回路22に
は、N個の動きベクトル実測値x方向生成分Vx (X,
Y)が供給され、平均値検出回路24には、N個の動き
ベクトル実測値のy方向成分Vy (X,Y)が供給され
る。各平均値計算回路は、各種平均値を計算して1次変
換係数検出回路25,26に供給する。1次変換係数検
出回路25では、供給された各種平均値から最小2乗法
により、1次変換係数a,b,eを算出する。また、同
様の手法により1次変換係数検出回路26では、1次変
換係数c,d,fを算出する。これら係数を領域の動き
パラメータとする。以上の処理を画像内の各領域につい
て実行して、領域毎に動きパラメータを得る。一方、他
の従来例として、特開平5−328334に示すものが
ある。この例では、ブロック単位で符号化する場合、付
近の同様のブロックを統合して拡大したブロック単位で
符号化してしまう方式を開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例によれば、
第1に、動きベクトル102より、1次変換係数である
動きパラメータ104に変換する際に、最小2乗法を用
いている。これは、領域の動きが十分に小さいという仮
定により、求めることができるものである。従って、動
きが大きい場合には、検出誤差が増大してしまうという
課題がある。第2に、動きパラメータを検出する際、対
象領域に属するN個の実測値が必要としているが、リア
ルタイムの動画像通信において、入力画像中の各領域の
実測値を自動、且つ、高速、高精度に検出する必要があ
るという課題がある上、現実的でない。第3に、従来例
では、領域分割された領域が、動きベクトル検出処理に
対して最適か否かの判定基準が存在しないため、領域分
割の精度により、予測性能が大きく左右されるという課
題があった。他の従来例では、符号化単位がブロックで
あり、しかも固定的に複数ブロックをまとめて拡大して
符号化するもので、画像の予測誤差はブロック単位以上
には改善されないという課題があった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、検出誤差をブロック単位以下で正しく予
測し、しかも高速計算を必要としないで実測値なしで
も、常に正しい予測が行える動き予測回路を得ることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る領域分割型
動き予測回路は、ブロック毎の入力画像信号の特徴を抽
出してブロックを必要に応じて複数の領域に分割する領
域分割手段と、この分割された領域毎に動きベクトルを
検出する動きベクトル検出手段と、ブロック中の上記分
割された領域の境界からブロックのパターンとレベルを
定める領域境界線近似手段と、この得られたパターンと
レベルから領域境界情報と動きベクトルと予測画像情報
を出力する動きベクトル再探索手段を備えた。
【0007】また更に、基本構成に加えて、複数の分割
された領域の組み合わせを設定評価基準で評価して、統
合可能な組み合わせの領域を統合する領域統合手段を付
加した。
【0008】また更に、領域統合化手段は、領域を統合
する評価基準に符号化ビット量または符号化ビットレー
トも参照して領域統合するようにした。
【0009】また更に、入力画像信号の特徴を抽出して
幾つかの領域に分割する領域分割手段を異なる特徴の抽
出の仕方で異なる領域に分割する構成として複数個設
け、この分割された領域毎に動きベクトルを検出する動
きベクトル検出手段と、ブロック中の上記分割された領
域の境界からブロックのパターンとレベルを定める領域
境界線近似手段と、この得られたパターンとレベルから
動きベクトルを調整して領域境界情報、動きベクトルと
予測画像情報を出力する動きベクトル再探索手段を備
え、複数の領域分割手段による各領域分割の中で入力画
像信号との予測誤差が少ない領域分割に基づいて領域境
界情報と動きベクトルを出力するようにした。
【0010】また更に、領域分割手段は、ブロック毎の
入力画像信号の特徴を抽出してブロックを必要に応じて
複数の領域に分割する第1の領域分割手段と、先ず1フ
レーム分の入力画像信号の特徴を抽出して幾つかの領域
に分割して後その各ブロックの情報を出力する第2の領
域分割手段とを設け、予測回路としては入力画像信号と
の予測誤差が少ない領域分割を選択する領域分割手段を
選択するようにした。
【0011】また更に、動きベクトル再探索手段は、予
め動きベクトル検出手段で得られた動きベクトルを参照
して最終の動きベクトルを得るようにした。
【0012】この発明に係る画像符号化装置は、入力画
像信号の特徴を抽出してブロックを複数の領域に分割す
る領域分割手段と、この分割された領域毎に動きベクト
ルを検出する動きベクトル検出手段と、分割された領域
の境界からブロックのパターンとレベルを定める領域境
界線近似手段と、この得られたパターンとレベルから動
きベクトルを再度探索して予測画像情報を出力する動き
ベクトル再探索手段とから成り、領域境界情報と動きベ
クトルを送信する領域分割型動き予測回路と、入力画像
信号と上記領域分割型動き予測回路出力の予測画像信号
との差を符号化して得られた変換係数を量子化する量子
化手段と、この量子化手段出力の量子化係数を逆量子化
する逆量子化手段と、この逆量子化手段出力の変換係数
を逆変換したものと前フレームの符号化画像信号とを加
算して現フレームの符号化済画像信号として記憶するフ
レームメモリと、上記量子化係数を符号化する可変長符
号化手段とを備えた。
【0013】この発明に係る画像復号化装置は、受信ま
たは再生画像データの符号を復号して、復号化された量
子化係数を逆量子化する逆量子化手段と、この逆量子化
出力の変換係数を逆変換復号化して受信画像を生成する
逆変換復号化手段と、受信または再生した領域境界情報
からブロック内のパターンと境界線を得る領域境界線復
号化手段と、この得られた境界線と、受信または再生し
た境界毎の動きベクトルと、前フレームの画像とから予
測画像を得る予測画像生成手段とを備え、逆変換復号化
手段出力の受信画像と予測画像生成手段出力の予測画像
とから現フレームの画像を得るようにした。
【0014】
【作用】本発明による領域分割型動き予測回路は、入力
画像信号の特徴に基づいてブロックが幾つかの領域に分
割され、この分割された領域毎に動きベクトルが与えら
れ、更に分割された領域の境界からブロックのパターン
とレベルが定められ、この得られたパターンとレベルか
ら動きベクトルを調整して領域境界情報と動きベクトル
と予測画像情報が出力されて送信または出力される。
【0015】また更に、ブロック中の複数の分割された
領域の組み合わせが設定評価基準で評価され、この基準
に基づいて統合可能な組み合わせの領域であれば領域が
まとめられて少ない領域数で表現される。そしてまとめ
られた領域に対して領域境界情報と動きベクトルと予測
画像情報が選択される。
【0016】また更に、領域統合化に際しては、領域を
まとめる評価基準に符号化ビット量または符号化ビット
レートも参照し、符号化ビットレートが低い場合は領域
をまとめ、符号化ビットレートが高い場合は領域は統合
されないよう作用する。
【0017】また更に、入力画像信号の特徴抽出に際し
ては、異なる特徴の抽出の仕方をする複数の領域分割手
段を設け、この分割された領域毎に動きベクトルと、ブ
ロックのパターンとレベルが得られ、これら複数の領域
分割の中で入力画像信号との予測誤差が少ない領域分割
が選択され、この選択された領域分割に基づいて領域境
界情報と動きベクトルと予測画像情報が出力される。
【0018】また更に、領域分割手段は、ブロック毎の
入力画像信号の特徴を抽出してブロックを必要に応じて
複数の領域に分割する第1の領域分割手段と、先ず1フ
レーム分の入力画像信号の特徴を抽出して幾つかの領域
に分割して後、その各ブロックの情報を出力する第2の
領域分割手段とを設け、予測回路としては入力画像信号
との予測誤差が少ない領域分割をする領域分割手段を選
択するようにした。
【0019】また更に、動きベクトル再探索に際して
は、予め動きベクトル検出手段で得られた動きベクトル
を参照して少ない探索回路で最終の動きベクトルが得ら
れる。
【0020】この発明による画像符号化装置は、入力画
像信号のブロックが複数の領域に分割されて領域毎に動
きベクトルとブロックのパターンとレベルが与えられる
領域分割型動き予測回路により、入力画像信号と動き予
測回路出力信号との差が符号化され、以後この符号化さ
れた結果、得られる変換係数が量子化され、この量子化
された量子化係数が逆量子化され、この逆量子化された
変換係数を逆変換したものと前フレームの符号化画像信
号とを加算して、現フレームの信号として、フレームメ
モリに記憶して動き予測回路に与えられるとともに、ブ
ロックのパターンとレベルおよび量子化係数は符号化し
て送信される。
【0021】この発明による画像復号化装置は、受信ま
たは再生画像データの符号が復号され、復号化された量
子化係数が逆量子化され、更にこの逆量子化出力の変換
係数を逆変換復号化して受信画像がを生成され、また受
信または再生した領域境界情報からブロック内のパター
ンとレベルが得られ、この得られた境界線と受信または
再生した境界毎の動きベクトルと前フレームの画像とか
ら予測画像を得られる。そして、逆変換復号化手段出力
の受信画像と予測画像生成手段出力の予測画像とから現
フレームの画像が得られる。
【0022】
【実施例】
実施例1.本発明の第1の実施例である動き予測回路の
構成と動作を説明する。図1は、この動き予測回路の構
成図である。図において、新規な構成要素として51の
領域分割部、54の領域境界部近似部、55の動きベク
トル再探索部がある。53は領域統合部を表す。その
他、従来と同様の構成要素として、52の動きベクトル
検出部、56の領域境界線符号化部、57のフレームメ
モリがある。また、501は入力の画像信号、502は
領域分割した領域毎の領域画像、503は統合された領
域画像、504は近似された領域画像、505はフレー
ムメモリ内に蓄積されている予測領域画像、506は同
じくフレームメモリ内の予測領域画像、507も同じく
予測領域画像である。また、508は領域境界線情報、
509はこの発明で新規に生成される領域境界線符号化
情報、501も同じく新規に生成される動きベクトル、
511は制御情報、512は動きベクトル、534は予
測ブロック画像である。
【0023】次に、この回路の動作を説明する。図1に
おいて、入力である画像信号501は、領域分割部51
に入力される。領域分割部51では、入力されるブロッ
ク単位の入力信号を画像中に存在する複数の領域に分割
し、領域画像502を出力する。1ブロックを更に、複
数の領域に分割する手法としては、従来より輝度による
分割、色差による分割、エッジ情報を利用した分割等が
提案されており、本実施例でもこれらのいずれかの手法
を用いて、領域分割をする。
【0024】図2は、本実施例における領域分割、領域
統合、動きベクトルの再探索の動作を説明する図であ
る。本実施例において、領域分割をする構成自体は従来
の手法であるが、図2に示すように、入力のブロック内
の画像を更に細分化して、領域分割することが第1の要
点である。領域分割部51では、図2の[I]に示す形
でブロック単位の画像を、例えば、A,B,Cの3つの
領域に分割する。この出力信号502を動きベクトル検
出部52は、フレームメモリ57に記憶されている符号
化済みの画像情報505を参照して、図2のA,B,C
の各領域毎に動きベクトル512を検出する。動きベク
トルの検出自体は、従来手法と同様であり、入力画像ブ
ロックと最も誤差の少ない予測画像ブロックを符号化済
み画像の中から探索し、この時の入力画像ブロックから
見た予測画像の相対位置をもって、動きベクトルとす
る。
【0025】次に、領域統合部53の動作を説明する。
本構成要素は、付加的な要素であるが、これを付加する
ことによって、領域は最適な状態で統合され、少ない領
域で最適な近似ができる。即ち、図2で説明すれば、図
の[I]において、A,B,Cの3つの領域に分割され
た画像情報の組み合わせは、AとB対C、AとC対B、
BとC対Aの組み合わせがあり得る。もし、制御情報5
11により、領域を2つに統合するという制御があった
場合に、上記3つの組み合わせの中で最も予測誤差の少
ない組み合わせを計算する。図2の[II]の例では、
BとC対Aの組み合わせ、つまり、AとA以外の領域を
Bとする2つの領域に統合するのが、一番予測誤差が少
ない場合を示している。この場合には、領域統合部53
では、図2の[II]に示す形で領域画像情報503を
出力する。この時、フレームメモリ57からは、予測領
域画像506が領域統合部53に出力される。次に、領
域境界線近似部は、入力された領域画像503を入力と
し、図2の[III]に示す境界線近似を行う。
【0026】図3は、領域境界線近似部の動作を説明す
る図である。図において、(1)ないし(8)は、領域
境界線近似部54が持っている8つのパターンとその変
化方法、つまり、レベルの方法を説明している。即ち、
領域境界線近似部は、入力画像信号をこの8つのパター
ンのどれかに当てはめて近似をするものである。図1の
例では、領域境界線近似部53は、図3の(3)のパタ
ーンを選択する。こうして、入力画像信号である図2の
[II]に示すパターンは、図2の[VI]に示すパタ
ーンとして出力される。近似された領域画像504は、
動きベクトル再探索部55に入力される。
【0027】動きベクトル再探索部55の動作を図2に
より説明する。動きベクトル再探索部55の構成自体
は、動きベクトル検出部52と同様である。ただ、改め
て全ての動きベクトルの検出を行うのではなく、図2の
[V]に示すように、近似されたパターンの中でレベル
調整をし、フレームメモリ57から読み出された予測領
域画像507と比較して、再探索をして領域境界線50
8を定める。そして、領域境界線508を境にして
A’,B’の領域毎の動きベクトル510と領域境界線
情報508と、予測ブロック画像534を出力する。こ
こで、予測ブロック画像534は、現在処理中の複数個
の領域が存在するブロックの画像を意味する。即ち、図
2の正方形のブロックである。領域境界線符号化部56
は、入力の領域境界線情報508を符号化し、領域境界
線符号化情報509として出力する。本実施例での領域
境界線近似部54は、上記説明したように、例えば、8
つの複数のパターンを所持しており、図3の(1)に示
す水平方向の変化、(2)の垂直方向の変化、(3)の
右斜め方向の変化、(4)の左斜め方向の変化、(5)
の内部に四角の領域があり、それが四方に伸縮する変
化、(6)の内部に円形領域があり、それが四方に拡大
・縮小する変化、(7)の正方形の領域が右斜め方向に
変化するもの、(8)の正方形の領域が左斜め方向に変
化するもの、の複数のパターンがあり、入力画像信号は
このいずれかに近似して出力される。こうして、入力画
像を高速計算して形を定める必要はなく、単に8つのパ
ターンと比較して、予測誤差が最も少ないパターンとレ
ベルが選択できる。
【0028】図4は、本実施例の領域境界線の符号化法
を説明する図である。図4に示す入力画像信号の例で
は、最終的に図4(b)に示すパターンが選ばれる。即
ち、これは図3の(3)のパターンである。図4(a)
に示すPatternというのは、図3の(1)〜
(8)のどのパターンであるかを示している。また、図
4(a)のLevelは、図4(b)または図2[I
V]に示す境界線の位置を示している。例えば、レベル
3は、左上端に境界線が近く、レベル6とレベルが増加
するに従って、次第に右下の方向に境界線が変化してい
くことを示している。この数値を符号化して、図4
(a)のLevelに示す数値として出力をする。つま
り、図4(a)のPatternとLevelが出力信
号509となる。一方、図4(a)のdmv1,dmv
2が動きベクトル510を示す。即ち、図4(b)のハ
ッチング部分を、例えば、dmv1とし、白い部分をd
mv2として出力する。こうして、領域数が2個である
場合に、領域分割符号化を行ったことを示すCODE
(1)のコードを付加し、dmv1,dmv2,Pat
tern,Levelを付加して送信する。例えば、領
域単位の動き補償予測符号化を行わず、従来と同様ブロ
ック単位で予測符号化を行う場合には、CODE(0)
とし、dmv1の1個の動きベクトルを送信するだけで
よい。こうした方式を採用する場合のビット数は、図3
に示す複数のパターンのパターン数とレベル数で決ま
る。例えば、図3の8つの形状の場合であれば、パター
ンは3ビットであり、30個のレベルがある場合には、
レベルは5ビットになる。
【0029】尚、上記実施例において、領域統合部53
は、例えば、制御信号511の制御で2領域に分割を指
示された場合に上記実施例となる。この他に領域統合の
評価値を定めておき、一定の統合許容誤差を定め、この
許容誤差内であれば統合する、という方式にすれば、制
御信号511がない場合でも統合ができる。即ち、いく
つかの領域の組み合わせが、予測誤差に許容誤差を加算
した値以下であれば良いとする場合である。また更に、
制御信号511として、符号化ビット量または符号化ビ
ットレートを入力し、この値があるスレッシュホールド
を超えると統合化する方式としてもよい。こうすること
で、ビットレートに余裕がない場合は領域をまとめ、ビ
ットレートに余裕がある場合は、領域を分割するように
し、予測近似度を高めることができる。
【0030】実施例2.本実施例では、領域分割部を異
なる方式の複数の手段で構成する例を説明する。図5
は、実施例2の領域分割部51の構成を示す図である。
図において、58は特徴量1による領域分割部、例え
ば、輝度により領域を分割する手段である。59は特徴
量2による領域分割部、例えば、色差による領域分割手
段、60は特徴量nよる領域分割部、例えば、エッジ情
報を利用した領域分割手段である。520,521,5
22は、それぞれ異なる領域分割部58,59,60に
よる分割された領域画像群を示す。これらの領域画像
は、後段の動きベクトル再探索部出力の境界線情報と動
きベクトルを用いて予測誤差の評価が行われる。その結
果、最も予測誤差が少ない領域分割手段58,59ない
し60が選択され、その出力信号である520,52
1,522のいずれかが選択されて、それが領域画像5
02となって後段に出力される。予測誤差を最小にする
評価部は、動きベクトル再探索部55に設けてもよい
し、この図1の構成外のプロセッサが行ってもよい。
【0031】実施例3.本実施例では、領域分割部51
を更に他の構成とした例を説明する。図6は、本実施例
の領域分割部の構成と、関連する要素を示す図である。
図において、76は一画面分のフレームバッファ、61
は一画面分の画像をまず複数の領域に分割する領域分割
部、62はその出力された領域画像をブロック単位に分
割して、ブロック毎の領域画像を作るブロック化部であ
る。また、62は入力信号を画像単位であるブロックに
分割するブロック化部、63はブロック単位に分割され
た入力信号を、ブロック中の複数の領域に分割するブロ
ック画像の領域分割部である。544は一画面分の領域
分割画像、545は一画面分の原画像である。実施例1
の領域分割部51は、本実施例の領域分割部61からブ
ロック化部62と、フレームメモリ76からブロック画
像の領域分割部63までの双方を合わせたものに相当す
る。
【0032】次に、本構成の動作を説明する。本構成の
特徴は、一画面の領域分割部61とそのブロック化部6
2を用いて、入力の一画面の画像情報をまず大まかに領
域分割し、それをブロック情報として細分化して出力す
る部分を付加したことである。こうして、上記の、まず
一画面の画像情報に基づいて領域分割した領域分割画像
530とその領域分割ブロック化情報532を生成する
過程と、実施例1と同様にまずブロック化しそのブロッ
ク化の集合情報531に対して領域分割を行い、ブロッ
ク化領域分割画像情報533を得る動作は、出力情報と
して得られる領域分割ブロック画像が相違する。前者は
画像の大まかな構造、領域を抽出するのに有効であり、
後者はブロック内での更に精密な細部の領域の抽出に有
効である。これらの情報は、その後領域境界線近似部5
4、動きベクトル再探索部55を経て動きベクトルや境
界線情報を得ることになる。そして、符号化ビット量、
符号化ビットレートを考慮し、実施例2と同様予測誤差
が少なくなる方が選ばれる。従って、上記ブロック化領
域画像情報532,533のいずれかが選択され、図1
における領域画像情報502となる。
【0033】図7は、領域分割部の動作を説明する図で
ある。図において、領域画像Aの動きベクトルを検索す
る動きベクトル検出部では、P1,P2,P3,P4を
4頂点とする四角形内を検索して、最も予測誤差が小さ
くなる時の動きベクトルを検出する。この時、領域画像
A内のある点P(X,Y)の移動する領域は、検索幅を
前後(DX,DY)とすれば、(X−DX,Y−DY)
〜(X+DX,Y+DY)となる。また、この時の動き
ベクトル512をMV(MVx ,MVy )とする。領域
境界線近似部54において近似された領域画像A”は、
前記動きベクトル512を用いて、この動きベクトル分
だけ領域画像A”を移動した地点から、検索幅を前後
(dx ,dy )として、動きベクトルの検索範囲を小さ
くすることができる。つまり、dx <DX,dy <DY
とする。領域画像A”内のある点Qの移動する領域は、
Q1,Q2,Q3,Q4の四角形内になる。各頂点の座
標は、図7に記載の通りである。以降の処理は、実施例
1と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0034】実施例4.本実施例では、上記実施例で説
明した動き予測回路を適用した画像符号化装置の説明を
する。図8は、本実施例における符号化装置の構成図で
あり、図中の64の領域処理部は実施例1、図1で説明
した領域分割型動き予測回路64である。図8におい
て、以下に述べる各要素は、一般的な符号化装置の標準
的な要素に対応する。69は入力信号と領域処理部64
の出力信号の差をとる減算器、65は上記減算器の出力
である予測誤差ブロック画像535を変換係数536に
変える変換符号化部、66は更にその出力を量子化し、
量子化係数537を得る量子化部である。67は上記出
力の量子化係数を逆量子化する逆量子化部、68は更に
それを予測誤差ブロック画像539に戻す逆変換復号
部、70はフレームメモリ57からの出力がある予測画
像541と上記予測誤差ブロック画像539を加算する
加算器であり、その出力は次フレームの予測のために前
フレームの画像情報としてフレームメモリ57に入力さ
れる。フレームメモリ57の出力は、領域処理部64に
予測画像541として戻される。一方、71は量子化部
66出力の量子化係数537を可変長符号語542に変
換する可変長符号化部、72は入力の可変長符号語54
2を必要時間蓄積し、出力の可変長符号語543を送信
路に送信するためのバッファである。
【0035】次に、上記構成の画像符号化装置の動作を
説明する。領域処理部64は、入力信号501とフレー
ムメモリからの参照画像情報541を用いて、予測ブロ
ック画像534を出力する。尚、フレームメモリからの
予測領域画像541は、図1における予測領域画像50
5,506,507を含むものである。こうして、領域
処理部64は、図1にも示す予測ブロック画像534を
出力し、予測ブロック画像534と入力信号501の差
が変換符号化部65で変換係数に変換され、更に、量子
化部66により量子化係数537に変換される。この量
子化係数537は、一方では逆量子化部67、逆変換復
号化部68を経由して、予測誤差ブロック画像539と
なり、フレームメモリに記憶されている前フレームの予
測画像541との和が再びフレームメモリ57に符号化
ブロック画像540として記憶される。一方、量子化係
数537は、可変長符号化されて可変長符号語542に
なり、バッファメモリに蓄積された後、可変長符号語5
43として送信路に送信される。ここでバッファ内の蓄
積情報量により、制御信号511として実施例でも述べ
たように領域処理部64、更に詳しくは領域統合部53
にフィードバックされ、ブロック内の領域の統合を制御
する。領域処理部64からは、領域境界線符号化情報5
09と、その各領域の動きベクトル510が同様に送信
路に送信される。
【0036】実施例5.本実施例では、上記で説明した
画像符号化装置に対応する画像復号化装置を説明する。
図9は、本実施例の復号化装置の構成を示す図である。
本実施例において、本発明の特徴を表す構成要素は、7
4の領域境界線復号化部と75の予測画像生成部であ
る。また、以下に述べる各要素は、一般的な復号化装置
の構成要素と同等のものである。即ち、73は可変長復
号化部、67は逆量子化部、68は逆変換復号化部、7
0は加算器、57はフレームメモリである。
【0037】次に、上記構成の復号化装置の動作を説明
する。通信路を経由して受信された可変長符号語543
は、可変長復号化器73でまず可変長復号化され、量子
化係数537が得られる。この量子化係数537が逆量
子化部67で逆量子化されて変換係数538が得られ
る。この信号は、逆変換復号化部68で予測誤差ブロッ
ク画像539に変換される。この予測誤差ブロック画像
539は、加算器70で前フレームの予測ブロック画像
534と加算され、新たな符号化部ブロック画像540
となり、フレームメモリ57に記憶される。一方、領域
境界線復号化部74には、受信信号中から分離された領
域境界線符号化情報509が入力され、実施例1とは逆
の変換手続きが行われ、領域境界線の復号化を行い、領
域境界線508を得る。即ち、図2の[VI]の状態が
復元される。予測画像生成部75では、この領域画像5
08とまた受信信号から分離された動きベクトル510
を入力し、フレームメモリ57から読み出された前フレ
ーム予測領域画像541を参照して、予測ブロック画像
534を出力する。即ち、ブロックを複数領域に分割し
た精密な領域画像を生成する。
【0038】実施例6.本実施例では、実施例1で述べ
た領域分割型動き予測回路の他の例を説明する。本実施
例では、実施例1で述べた動きベクトル検出部52にお
いて、検出した各領域の動きベクトル512を利用し
て、動きベクトル再探索部55での動作を簡略しようと
する。つまり、領域境界線近似部54において、新たに
近似された領域画像は、近似される前の領域画像と画像
性質が類似していると考えられるので、改めて全探索を
するのではなく、その近辺を参照して動きベクトルを定
めようとする。このことで、探索時間を短縮することが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、動
き予測回路は領域分割手段と動きベクトル検出手段と領
域境界線近似手段と動きベクトル再探索手段を備えたの
で、入力のブロックの画像を、少ない画像情報として効
率よくまたは予測誤差を少なく伝送または出力できる効
果がある。
【0040】また更に、領域統合手段を設けたので、ブ
ロックの画像は更に効率よくまとめて画像情報となり、
伝送または出力できる効果がある。
【0041】また更に、領域統合化に際しては、符号化
ビット量または符号化ビットレートも参照され、ビット
またはビットレート変化量が多い場合は領域をまとめ、
変化量が少ない場合は領域は統合されないよう動作する
ので、伝送速度の制約条件内で高品質の画像情報が得ら
れる効果がある。
【0042】また更に、入力画像信号の特徴抽出に際し
ては、異なる特徴の抽出の仕方をする複数の領域分割手
段を設けて予測誤差の少ない領域分割が選択されるの
で、高品質の画像情報が得られる効果がある。
【0043】また更に、領域分割手段は、先にブロック
に分けてブロック毎の画像信号の特徴を抽出する第1の
領域分割手段と、まず1画面分の画像信号の特徴を抽出
して領域分割してその後各ブロックの情報を出力する第
2の領域分割手段とを選択するようにしたので、高品質
の画像情報を効率よく伝送または出力できる効果があ
る。
【0044】また更に、動きベクトル再探索に際して
は、動きベクトルを参照して出力するので、短時間に最
終の動きベクトルが得られる効果がある。
【0045】この発明の画像符号化装置によれば、入力
画像信号のブロックを領域分割して領域毎の動きベクト
ルとブロックのパターンとレベルが得られる領域分割型
動き予測回路と、量子化手段と、逆量子化手段と、フレ
ームメモリと、可変長符号化手段とを備えたので、少な
い符号量で高い予測効率の画像を符号化できる効果があ
る。
【0046】この発明の画像復号化装置によれば、復号
化手段と、逆量子化手段と、領域境界情報からブロック
内のパターンと境界線を得る領域境界線復号化手段と、
動きベクトルと前フレームの画像とから予測画像を得る
予測画像生成手段を備えたので、少ない符号量で高い予
測効率の画像を復号化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の領域分割型動き予測回路
の構成図である。
【図2】 実施例1における領域統合部、領域境界線近
似部、動きベクトル再探索部の動作を説明するための図
である。
【図3】 実施例1における領域境界線近似部が持つパ
ターンを示す図である。
【図4】 実施例1における領域境界線符号化コードと
領域境界線パターン、レベルを説明する図である。
【図5】 本発明の実施例2の動き予測回路の領域分割
部の構成図である。
【図6】 本発明の実施例3の動き予測回路の領域分割
部の構成図である。
【図7】 実施例3の領域分割部の動作を説明する図で
ある。
【図8】 本発明の実施例4の領域分割型動き予測回路
を適用した符号化装置の構成図である。
【図9】 本発明の実施例5の領域分割型動き予測回路
を適用した復号化装置の構成図である。
【図10】 従来の動き予測回路の構成を示すブロック
図である。
【図11】 従来の動き予測回路中の動きパラメータ検
出回路の構成を示す図である。
【符号の説明】
51 領域分割部、52 動きベクトル検出部、53
領域統合部、54 領域境界線近似部、55 動きベク
トル再探索部、56 領域境界線符号化部、57 フレ
ームメモリ、58 特徴量1による領域分割、59 特
徴量2による領域分割、60 特徴量nによる領域分
割、61 一画面の領域分割部、62 ブロック化部、
63 ブロック画像の領域分割部、64 領域処理部、
65 変換符号化部、66 量子化部、67 逆量子化
部、68 逆変換復号化部、69減算器、70 加算
器、71 可変長符号化部、72 バッファ、73 可
変長復号化部、74 領域境界線復号化部、75 予測
画像生成部、76 フレームバッファ、501 入力画
像信号、502 領域画像、503 統合された領域画
像、504 近似された領域画像、505 予測領域画
像、506 予測領域画像、507 予測領域画像、5
08 領域境界線、509 領域境界線符号化情報、5
10 動きベクトル、511 制御情報、512 動き
ベクトル、520 特徴量1を用いて分割された領域
群、521 特徴量2を用いて分割された領域群、52
2 特徴量nを用いて分割された領域群、530 一画
面の領域分割画像、531 ブロックの集合、532
ブロック化領域分割画像、533ブロック化領域分割画
像、534 予測ブロック画像、535 予測誤差ブロ
ック画像、536 変換係数、537 量子化係数、5
38 変換係数、539予測誤差ブロック画像、540
符号化ブロック画像、541 予測領域画像、542
可変長符号語、543 可変長符号語、544 一画
面分の領域分割画像、545 一画面分の原画像。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック毎の入力画像信号の特徴を抽出
    してブロックを必要に応じて複数の領域に分割する領域
    分割手段と、 上記分割された領域毎に動きベクトルを検出する動きベ
    クトル検出手段と、 ブロック中の上記分割された領域の境界からブロックの
    パターンとレベルを定める領域境界線近似手段と、 上記で得られたパターンとレベルから上記動きベクトル
    を調整して領域境界情報、動きベクトルと予測画像情報
    を出力する動きベクトル再探索手段を備えた領域分割型
    動き予測回路。
  2. 【請求項2】 更に、複数の分割された領域の組み合わ
    せを設定評価基準で評価して統合可能な組み合わせの領
    域をまとめる領域統合手段を付加したことを特徴とする
    請求項1記載の領域分割型動き予測回路。
  3. 【請求項3】 領域をまとめる評価基準に符号化ビット
    量または符号化ビットレートも参照して領域統合するよ
    うにしたことを特徴とする請求項2記載の領域分割型動
    き予測回路。
  4. 【請求項4】 入力画像信号の特徴を抽出して幾つかの
    領域に分割する領域分割手段を、異なる特徴の抽出の仕
    方で異なる領域に分割する構成として複数個設け、 上記分割された領域毎に動きベクトルを検出する動きベ
    クトル検出手段と、 ブロック中の上記分割された領域の境界からブロックの
    パターンとレベルを定める領域境界線近似手段と、 上記で得られたパターンとレベルから上記動きベクトル
    を調整して領域境界情報、動きベクトルと予測画像情報
    を出力する動きベクトル再探索手段を備え、 上記複数の領域分割手段による各領域分割の中で入力画
    像信号との予測誤差が少ない領域分割に基づいて領域境
    界情報と動きベクトルを出力することを特徴とする請求
    項1記載の領域分割型動き予測回路。
  5. 【請求項5】 領域分割手段は、ブロック毎の入力画像
    信号の特徴を抽出してブロックを必要に応じて複数の領
    域に分割する第1の領域分割手段と、先ず1フレーム分
    の入力画像信号の特徴を抽出して幾つかの領域に分割し
    て後その各ブロックの情報を出力する第2の領域分割手
    段とを設け、入力画像信号との予測誤差が少ない領域分
    割をする領域分割手段を選択することを特徴とする請求
    項1記載の領域分割型動き予測回路。
  6. 【請求項6】 動きベクトル再探索手段は、予め動きベ
    クトル検出手段で得られた動きベクトルを参照して最終
    の動きベクトルを得る動きベクトル再探索手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の領域分割型動き予測回
    路。
  7. 【請求項7】 入力画像信号の特徴を抽出してブロック
    を複数の領域に分割する領域分割手段と、この分割され
    た領域毎に動きベクトルを検出する動きベクトル検出手
    段と、分割された領域の境界からブロックのパターンと
    レベルを定める領域境界線近似手段と、上記で得られた
    パターンとレベルから動きベクトルを求め、同時に予測
    画像情報を出力する動きベクトル再探索手段とから成
    り、また領域境界情報と動きベクトルを送信する領域分
    割型動き予測回路と、 上記入力画像信号と上記領域分割型動き予測回路出力の
    予測画像信号との差を変換符号化した結果得られる変換
    係数を量子化する量子化手段と、 上記量子化手段出力の量子化係数を逆量子化する逆量子
    化手段と、 上記逆量子化手段出力の変換係数を逆変換したものと前
    フレームの符号化画像信号とを加算して現フレームの符
    号化済画像信号として記憶するフレームメモリと、 上記量子化係数を符号化して画像データを送信する可変
    長符号化手段とを備えた領域分割型動き予測回路内蔵画
    像符号化装置。
  8. 【請求項8】 受信または再生画像データの符号を復号
    し、この復号化された量子化係数を逆量子化する逆量子
    化手段と、 上記逆量子化出力の変換係数を逆変換復号化して受信画
    像を生成する逆変換復号化手段と、 受信または再生した領域境界情報からブロック内のパタ
    ーンと境界線を得る領域境界線復号化手段と、 上記得られた境界線と、受信または再生した境界毎の動
    きベクトルと、前フレームの画像とから予測画像を得る
    予測画像生成手段とを備え、 上記逆変換復号化手段出力の受信画像と、上記予測画像
    生成手段出力の予測画像とから現フレームの画像を得る
    ようにした領域分割型動き予測画像復号化装置。
JP1066995A 1994-01-31 1995-01-26 領域分割型動き予測回路、領域分割型動き予測回路内蔵画像符号化装置および領域分割型動き予測画像復号化装置 Abandoned JPH08205172A (ja)

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