JPH08205171A - 動画像符号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置

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JPH08205171A
JPH08205171A JP853795A JP853795A JPH08205171A JP H08205171 A JPH08205171 A JP H08205171A JP 853795 A JP853795 A JP 853795A JP 853795 A JP853795 A JP 853795A JP H08205171 A JPH08205171 A JP H08205171A
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area
motion vector
block
motion
unit
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JP853795A
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English (en)
Inventor
Shoichi Masaki
彰一 正木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画像符号化処理の大部分を占める動きベク
トル探索処理に要する処理量を削減し、差分動きベクト
ルの符号化に要する発生符号量を削減することができる
動きベクトル探索装置を提供すること。 【構成】 フレーム間差分の大きい領域を有効領域と
し、フレーム間差分の小さい領域を無効領域と区別する
有効/無効領域検出部13と、符号化対象フレーム内の
動き領域を検出するエッジ検出部14と、有効領域の
内、動き領域と重なっている領域に対しては、有効領域
内を動きベクトル探索領域とし、有効領域と、動き領域
が重なっている領域以外の領域に対しては、無効領域を
動きベクトル探索領域とする動きベクトル探索領域制御
部15とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動きベクトル探索によ
るフレーム間予測を用いて動画像フレームを符号化する
動画像符号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル化された動画像を処理
する様々の技術が実現されている。一般に、画像情報は
情報量が大きいため、画像を記録あるいは伝送するにあ
たって情報量を圧縮・削減する技術が必要になる。
【0003】例えば、動きベクトルを用いた動画像の符
号化方法として、「ITU勧告H.261 オーディオ
ビジュアル・サービス用ビデオ符号化方式」がある。
【0004】この符号化方法によれば、まず、符号化対
象となるフレームを複数のブロックに分割し、各ブロッ
ク毎に参照フレーム(1フレーム前の動画像)と比較し
て動きベクトルを検出する。この時、動きベクトル探索
範囲は、符号化対象ブロックの周囲±15画素の範囲と
している。
【0005】図17は、上記した従来技術における動画
像符号化装置の構成を示すブロック図である。図17に
おいて、動画像入力端子121は、時間的に連続する複
数のフレームで構成されるディジタル化された動画像信
号が入力される。変換部122は、動画像信号入力端子
121から入力された動画像データを8画素×8画素の
ブロックに分割し、ブロック単位に出力する。これによ
り1フレームはX方向22×Y方向18(画像サイズを
QCIF: Quater Common Intermediate Formatとした
場合)のブロックに分割される。但し、実際には、以下
の処理は、カラー画像の場合、6つのブロック(輝度情
報を持つ4つの輝度ブロックと色差情報を表わす2つの
色差ブロック)からなるマクロブロックを処理単位とす
る。以下の説明ではマクロブロックを単にブロックと記
す。動きベクトル検出部123は、フレームメモリ12
aに記憶された1つ前に符号化された参照フレームを参
照して、変換部122からのブロックの動きベクトルを
ブロックの周囲±15画素の範囲で探索する。
【0006】フレームメモリ12aは、2フレーム分の
記憶領域を有し、1フレーム分の記憶領域には、符号化
対象となっているフレームが後述のように再生されて加
算部129を介してブロック単位に順次入力され、ま
た、もう1フレーム分の記憶領域には、このように入力
された1つ前の再生フレーム(次フレームを符号化する
際の参照フレーム)を記憶する。動き補償部124は、
動きベクトル検出部123により検出された動きベクト
ルに基づいて、フレームメモリ12aに記憶された参照
フレームの中から、予測値を表わすブロックを切り出し
て、差分部126及び加算部129に出力する。ここ
で、予測値とは、参照フレームにおいて、動きベクトル
が指し示す位置に相当するブロックの画像データであ
る。つまり、参照フレームのどの位置のブロックが符号
化対象となっているブロックに相当するかを予測するこ
とを意味する。差分部126は、変換部122から入力
される符号化対象ブロックと動き補償部124からの予
測値との差分を求め、直交変換部127に出力する。こ
の差分は、符号化対象ブロックと予測値との差分である
ことから予測誤差と呼ばれる。
【0007】直交変換部127は、差分部126からの
予測誤差を表わすブロックに対して直交変換し、逆直交
変換部128及び可変長符号化部12bに出力する。逆
直交変換部128は、直交変換された予測誤差を逆直交
変換し、加算部129に出力する。加算部129は、逆
直交変換部128の出力と、動き補償部124が切り出
したブロック(予測値)とを加算することによって符号
化対象ブロックを再生し、フレームメモリ12aに出力
する。可変長符号化部12bは、直交変換部127で直
交変換された予測誤差に対して可変長符号化を施す。
【0008】差分動きベクトル検出部125は、動きベ
クトル検出部123で検出された動きベクトルが入力さ
れ、符号化対象ブロックの動きベクトルと左隣のブロッ
クの動きベクトルとの差分を求め、動きベクトル可変長
符号化部12cに出力する。動きベクトル可変長符号化
部12cは、差分動きベクトル検出部125からの差分
動きベクトルを可変長符号化し、多重化部12dに出力
する。
【0009】多重化部12dは、可変長符号化部12b
により符号化された予測誤差と、動きベクトル可変長符
号化部12cにより符号化された差分動きベクトルとを
多重化し、符号出力端子12eに出力する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の動画像符号化装置における動きベクトル探索方
法では、符号化対象ブロックの周囲±15画素の範囲全
てに対して動きベクトル探索を行うため、動きベクトル
を探索する処理が膨大な量となってしまうという課題が
ある。以下に動きベクトル探索処理が膨大となる一例を
示す。
【0011】図18は、従来の動きベクトル探索方法に
おける動きベクトル探索範囲を示したものである。
【0012】図18に示すように、物体が矢印の方向に
移動したとすると、動きベクトル探索対象ブロックにお
ける動き探索範囲は動きベクトル探索対象ブロックの周
囲±15画素の範囲であり、すなわちAからHの領域で
ある。動きベクトル探索範囲の中で、A,H,Gは物体
が移動する前に物体が存在していた領域であり、B,
C,D,E,Fは背景の領域である。動きベクトル探索
対象ブロックは、物体が存在する領域であるため、動き
ベクトルを探索する場合、物体が移動する前に物体が存
在していた領域A,H,Gだけを探索するほうが効率が
よい。ところが従来の動きベクトル探索方法では、動き
ベクトル探索対象ブロックの動きベクトルを探索する
際、背景領域B,C,D,E,Fをも探索するため、処
理が膨大な量となる。
【0013】また、上記従来技術の動画像符号化装置に
おける動きベクトル探索方法では、予測誤差の最も小さ
い領域を検出するため、検出された動きベクトルが物体
の動きに追従していなく、様々な領域を指し示す場合が
ある。動きベクトルを符号化する場合、左隣のブロック
の動きベクトルとの差をとり、この差を可変長符号化す
る。そのため、動きベクトルが物体の動きに追従せずに
様々な領域を指す場合、動きベクトルを符号化する際に
要する発生符号量が不要に増加するという課題がある。
以下に、動きベクトルを符号化する際に要する発生符号
量が増加する一例を示す。
【0014】図19は、動きベクトル探索で検出した動
きベクトルの方向とその動きベクトルと左隣のブロック
の動きベクトル間で差分をとった時の差分動きベクトル
の値を示している。
【0015】図19において、動きベクトルAは動きベ
クトル探索対象ブロックaの動きベクトルであり、動き
ベクトルBは動きベクトル探索対象ブロックbの動きベ
クトルであり、動きベクトルCは動きベクトル探索対象
ブロックcの動きベクトルである。動きベクトル探索対
象ブロックcにおける動きベクトル探索範囲内の各数値
は、各ブロックの予測誤差を表わしている。従来の動き
探索方法では、予測誤差が最小となる領域を検出するた
め、本来ならば動きベクトル探索対象ブロックcの動き
ベクトルは、予測誤差40の領域を指し示さなければな
らないにもかかわらず、予測誤差39の領域を指し示
す。そのため、動きベクトルAの動きベクトル値を+1
5、+15、動きベクトルBの動きベクトル値を+1
5、+15、動きベクトルCの動きベクトル値を−1
5、−15とし、左隣のブロックとの差分動きベクトル
を求めると、動きベクトルBの差分動きベクトル値は
0、0、動きベクトルCの差分動きベクトル値は−3
0、−30となる。差分動きベクトルを可変長符号化す
る場合、可変長符号語は、差分動きベクトルが小さい順
に短い符号語を割り当てているため、動きベクトルCの
差分動きベクトル値を符号化する際に要する可変長符号
語は長い符号語となる。
【0016】本発明は、従来の動きベクトル探索におけ
るこのような課題を考慮し、動きベクトル探索対象ブロ
ックの状況に応じて、動きベクトル探索領域を限定する
ことにより、動画像符号化処理の大部分を占める動きベ
クトル探索処理に要する処理量を削減し、更に、差分動
きベクトルの符号化に要する発生符号量を削減すること
ができる動きベクトル探索装置を提供することを目的と
するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、符
号化対象画像及び参照画像間の差分をとり、その差分が
所定値より大きい領域を有効領域とし、差分が所定値よ
り小さい領域を無効領域と区別する有効/無効領域検出
手段と、符号化対象画像中の動き領域を検出するエッジ
検出手段と、符号化対象画像における動きベクトルを検
出する場合に、有効/無効領域検出手段で検出した有効
領域の内、エッジ検出手段で検出した動き領域と重なっ
ている領域に対しては、有効領域内を動きベクトル探索
領域とし、有効領域と動き領域が重なっている領域以外
の領域に対しては、無効領域を動きベクトル探索領域と
する動きベクトル探索領域制御手段とを備えた動画像符
号化探索装置である。
【0018】請求項6の本発明は、符号化対象画像内の
動き領域を検出する符号化対象画像エッジ検出手段と、
参照画像内の動き領域を検出する参照画像エッジ検出手
段と、符号化対象画像における動きベクトルを検出する
場合に、符号化対象画像エッジ検出手段で検出した符号
化対象画像内の動き領域に対しては、参照画像内の動き
領域内を動きベクトル探索領域とし、符号化対象画像内
の動き領域以外の領域に対しては、符号化対象画像内の
動き領域以外で参照画像内の動き領域以外の領域を動き
ベクトル探索領域とする動きベクトル探索領域制御手段
とを備えた動画像符号化装置である。
【0019】
【作用】本発明は、有効/無効領域検出手段が、符号化
対象画像及び参照画像間の差分をとり、そのが所定値よ
り大きい領域を有効領域とし、差分が所定値より小さい
領域を無効領域と区別し、エッジ検出手段が、符号化対
象画像中の隣接ブロック間の差分を取り、その差分に基
づいて移動物体のエッジを検出することにより動き領域
を検出し、動きベクトルを検出する場合に、動きベクト
ル探索領域制御手段が、有効/無効領域検出手段で検出
した有効領域の内、エッジ検出手段で検出した動き領域
と重なっている領域に対しては、有効領域内を動きベク
トル探索領域とし、有効領域の内、動き領域と重なって
いない領域に対しては、無効領域を動きベクトル探索領
域とし、無効領域に対しては、無効領域を動きベクトル
探索領域とする。すなわち、フレーム間予測に用いるで
あろう領域を検出し、その領域に対してだけ動きベクト
ルの探索を行う。
【0020】また本発明は、符号化対象画像エッジ検出
手段が、符号化対象画像内の動き領域を検出し、参照画
像エッジ検出手段が、参照画像内の動き領域を検出し、
動きベクトルを検出する場合に、動きベクトル探索領域
制御手段が、符号化対象画像エッジ検出手段で検出した
符号化対象画像内の動き領域に対しては、参照画像内の
動き領域内を動きベクトル探索領域とし、符号化対象画
像内の動き領域以外の領域に対しては、符号化対象画像
内の動き領域以外で参照画像内の動き領域以外の領域を
動きベクトル探索領とする。
【0021】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づいて説明する。 (実施例1)図1及び図2は、本発明にかかる第1の実
施例の動画像符号化装置の構成図である。図1及び2に
示すように、動画像符号化装置1は、動画像入力端子1
1、変換部12、有効/無効領域検出手段である有効/
無効領域検出部13、エッジ検出手段であるエッジ検出
部14、動きベクトル探索領域制御手段である動きベク
トル探索領域制御部15、動きベクトル検出部16、差
分動きベクトル検出部17、動き補償部18、差分部1
9、直交変換部1a、逆直交変換部1b、加算部1c、
フレームメモリ1d、可変長符号化部1e、動きベクト
ル可変長符号化部1f、多重化部1g、符号出力端子1
hから構成されている。これらの構成要素の内、動画像
入力端子11、変換部12、動きベクトル検出部16、
差分動きベクトル検出部17、動き補償部18、差分部
19、直交変換部1a、逆直交変換部1b、加算部1
c、フレームメモリ1d、可変長符号化部1e、動きベ
クトル可変長符号化部1f、多重化部1g、符号出力端
子1hは、従来技術の図17に示した対応する構成要素
と同様のものであり、ここでは説明は省略する。
【0022】次に、上記第1の実施例の動画像符号化装
置の動作について、図面を参照しながら説明する。
【0023】まず、図1及び2において、動画像入力端
子11は、時間的に連続する複数のフレームで構成され
るディジタル化された動画像信号が入力される。変換部
12は、動画像信号入力端子11から入力された動画像
データを8画素×8画素のブロックに分割し、ブロック
単位に出力する。これにより1フレームはX方向22×
Y方向18(画像サイズをQCIF: Quater Common In
termediate Formatとした場合)のブロックに分割され
る。但し、実際には、以下の処理は、カラー画像の場
合、6つのブロック(輝度情報を持つ4つの輝度ブロッ
クと色差情報を表わす2つの色差ブロック)からなるマ
クロブロックを処理単位とする。以下の説明ではマクロ
ブロックを単にブロックと記す。又、このことは後述の
他の実施例においても同様とする。
【0024】動きベクトル探索領域制御部15は、動き
ベクトル探索対象ブロックが、有効/無効領域検出部1
3で検出した有効領域内であり、エッジ検出部14で検
出した動き領域ならば、有効領域内を動きベクトル探索
領域とし、有効領域と動き領域が重なっている領域以外
の領域ならば、無効領域を動きベクトル探索領域と判断
し、動きベクトル検出部16に動きベクトル探索領域を
出力する。
【0025】有効/無効領域検出部13は、変換部12
で分割されたブロック毎に、フレームメモリ1dに格納
されている参照フレーム(1つ前に符号化されたフレー
ム)と動画像入力端子11から入力された符号化対象フ
レームの同一ブロックナンバー間で差分をとり、その差
分を直交変換する。直交変換の結果、全ての係数が予め
定められている閾値よりも大きければそのブロックを有
効ブロックとし、有効ブロックであることを示す信号
と、そのブロックのブロックナンバーを動きベクトル探
索領域制御部15に出力する。また、直交変換の結果、
全ての係数が予め定める閾値を満たさないならば、その
ブロックを無効ブロックとし、無効ブロックであること
を示す信号と、そのブロックのブロックナンバーを動き
ベクトル探索領域制御部15に出力する。
【0026】エッジ検出部14は、動画像入力端子11
から入力された符号化対象フレームにおいて、隣接する
ブロック間の差分をとり、その差分が予め定める閾値よ
りも大きければ、フレーム中の物体のエッジだと判断す
る。エッジ及びエッジ内のブロックを動き領域と判断
し、動き領域を示す識別符号とそのブロックナンバーを
動きベクトル探索領域制御部15に出力する。また、動
き領域以外のブロックに関しては、動き領域以外である
ことを示す信号と、そのブロックナンバーを動きベクト
ル探索領域制御部15に出力する。動きベクトル検出部
16は、動きベクトル探索領域制御部15から出力され
た動きベクトル探索対象ブロックに応じた動き探索領域
に対して動きベクトル探索を行い、動きベクトルを検出
する。
【0027】次に、図1の動きベクトル探索領域制御部
15を図3に示し、その構成について説明する。図3に
おいて、動きベクトル探索領域制御部15は、有効/無
効領域識別符号格納部151、動き領域識別符号格納部
152、及び探索領域検出部153から構成されてい
る。
【0028】有効/無効領域識別符号格納部151は、
有効/無効領域検出部13で検出された有効ブロックナ
ンバーと無効ブロックナンバーを区別して格納する。動
き領域識別符号格納部152は、エッジ検出部14で検
出されたフレーム中の画像特性ごとに区別して格納す
る。探索領域検出部153は、動きベクトル探索対象ブ
ロックが、有効ブロックなのか無効ブロックなのかを有
効/無効領域識別符号格納部151から読みだす。ま
た、動きベクトル探索対象ブロックがどの画像領域に属
しているかを動き領域識別符号格納部152から読みだ
す。すなわち、背景部分か動き領域(背景以外)なのか
を判断する。動きベクトル探索対象ブロックが、有効ブ
ロックであり、動き領域ならば、動きベクトル探索対象
ブロックの±15画素の範囲内の有効ブロックを動きベ
クトル探索範囲として動きベクトル検出部16に出力す
る。動きベクトル探索対象ブロックが有効ブロックと動
き領域が重なっているブロック以外のブロックならば、
動きベクトル探索対象ブロックの±15画素の範囲内の
無効ブロックを動きベクトル探索範囲として動きベクト
ル検出部16に出力する。
【0029】次に図1の有効/無効領域検出部13を図
4に示し、その構成について説明する。図4において、
有効/無効領域検出部13は、差分部131、直交変換
部132、しきい値格納部133、及び有効/無効ブロ
ック判定部134から構成されている。
【0030】差分部131は、符号化対象フレームとフ
レームメモリ1dに格納されている参照フレームの同一
ブロックナンバー間で差分をとり、直交変換部132に
出力する。直交変換部132は、差分部132から出力
された差分を直交変換し、直交変換した結果を有効/無
効ブロック判定部134に出力する。しきい値格納部1
33は、有効/無効ブロックを判断するために予め定め
られた閾値を格納する。有効/無効ブロック判定部13
4は、直交変換部132で直交変換された全ての係数が
しきい値格納部133に格納されている閾値よりも大き
ければ、有効ブロックと判断し、有効ブロックであるこ
とを示す識別符号とそのブロックナンバーを動きベクト
ル探索領域制御部15に出力する。また、直交変換され
た全ての係数が閾値を満たさないならば、無効ブロック
と判断し、無効ブロックであることを示す識別符号とそ
のブロックナンバーを動きベクトル探索領域制御部15
に出力する。
【0031】次に図1のエッジ検出部14を図5に示
し、その構成について説明する。図5において、エッジ
検出部14は、ブロックデータ値算出部141、ブロッ
クデータ値格納部142、比較部143、及びしきい値
格納部144から構成されている。
【0032】ブロックデータ値算出部141は、変換部
12からの符号化対象フレームの各ブロックのブロック
データ値を算出し、比較部143に出力するとともに、
ブロックデータ値格納部142に出力する。ブロックデ
ータ値格納部142は、隣接するブロックのブロックデ
ータ値とそのブロックが動き領域か否かを示す識別符号
を格納する。通常、左隣のブロックのブロックデータ値
を格納する。
【0033】比較部143は、ブロックデータ値算出部
141から出力されたエッジ検索対象ブロックのブロッ
クデータ値とブロックデータ値格納部142に格納され
ている隣接するブロックのブロックデータ値間で差分を
とり、求めた差分値がしきい値格納部144に格納され
ている閾値よりも大きく、ブロックデータ値格納部14
2に格納されているブロックデータ値のブロックが動き
領域でないならば、エッジ検索対象ブロックがエッジ部
分であると判断し、動き領域であることを示す識別符号
とそのブロックナンバーを動きベクトル探索領域制御部
15に出力するとともに、動き領域であることを示す識
別符号をブロックデータ値格納部142に出力する。求
めた差分値がしきい値格納部144に格納されている閾
値よりも小さく、ブロックデータ値格納部142に格納
されているブロックデータ値のブロックが動き領域であ
るならば、エッジ検索対象ブロックがエッジ内であると
判断し、動き領域であることを示す識別符号とそのブロ
ックナンバーを動きベクトル探索領域制御部15に出力
するとともに、動き領域であることを示す識別符号をブ
ロックデータ値格納部142に出力する。
【0034】求めた差分値がしきい値格納部144に格
納されている閾値よりも大きく、ブロックデータ値格納
部142に格納されているブロックデータ値のブロック
が動き領域であるならば、エッジ検索対象ブロックがエ
ッジ内以外(背景部分)であると判断し、動き領域以外
であることを示す識別符号とそのブロックナンバーを動
きベクトル探索領域制御部15に出力するとともに、動
き領域以外であることを示す識別符号をブロックデータ
値格納部142に出力する。求めた差分値がしきい値格
納部144に格納されている閾値よりも小さく、ブロッ
クデータ値格納部142に格納されているブロックデー
タ値のブロックが動き領域以外であるならば、エッジ検
索対象ブロックがエッジ内以外(背景部分)であると判
断し、動き領域以外であることを示す識別符号とそのブ
ロックナンバーを動きベクトル探索領域制御部15に出
力するとともに、動き領域以外であることを示す識別符
号をブロックデータ値格納部142に出力する。
【0035】しきい値格納部144は、フレーム中で画
像の特性が変わったか否かを判断するための予め定めら
れた閾値を格納する。即ち、エッジ部分かエッジ以外か
を判断する閾値が格納される。
【0036】以下に上記第1の実施例の動画像符号化装
置における動きベクトル探索方法の動きベクトル探索例
について説明する。
【0037】図6〜8は、本実施例における動きベクト
ル探索方法による動きベクトル探索例を示している。図
6は、エッジ検出部14で検出した動き領域の移動状態
を示している。図7は、有効ブロック領域と動き領域が
重なっているブロック以外のブロックを探索する場合の
動きベクトル探索範囲の限定例を示している。図8は、
有効ブロック領域と動き領域が重なっているブロックを
探索する場合の動きベクトル探索範囲の限定例を示して
いる。
【0038】図6に示すように、動き物体が矢印の方法
に移動した場合、有効/無効領域検出部13で検出され
た有効ブロックの領域は、陰影部で示した領域となる。
陰影部以外の領域は、有効/無効領域検出部13で無効
ブロックと判断された領域である。
【0039】図7に示すように、有効ブロック領域と動
き領域が重なっているブロック以外のブロックを動きベ
クトル探索対象ブロックとすると、動きベクトル探索対
象ブロックには、符号化対象フレーム中において動き物
体は存在しない。また、フレームメモリ1dに格納され
ている参照フレームにおいては、動き領域に含まれる。
ブロックA,B,C,G,Hは参照フレームにおいて、
動き領域以外、即ち背景部分である。ブロックD,E,
Fは参照フレームにおいて、動き領域に含まれる。その
ため、動きベクトルを探索する場合、ブロックD,E,
Fは探索しても予測誤差が大きくなり、動きベクトルと
して選択されない。そこで、動きベクトル探索領域制御
部15は、動きベクトル探索範囲として、ブロックA,
B,C,G,Hを選択して、動きベクトル検出部16に
通知する。
【0040】また、図8に示すように、有効ブロック領
域と動き領域が重なっているブロックを動きベクトル探
索対象ブロックとすると、動きベクトル探索対象ブロッ
クには、符号化対象フレーム中において動き物体が存在
する。また、フレームメモリ1dに格納されている参照
フレームにおいては、動き領域に含まれない。ブロック
B,C,D,Eは無効領域、即ち背景部分である。ブロ
ックA,F,G,Hは、有効領域に含まれる。そのた
め、動きベクトルを探索する場合、ブロックB,C,
D,Eは背景であるため、探索しても予測誤差が大きく
なり、動きベクトルとして選択されない。そこで、動き
ベクトル探索領域制御部15は、動きベクトル探索範囲
として、ブロックA,F,G,Hを選択して、動きベク
トル検出部16に通知する。
【0041】次に上記のように構成された動画像符号化
装置における動きベクトル探索方法で探索した時の差分
動きベクトルについて説明する。
【0042】図9は、動きベクトル探索で検出した動き
ベクトルの方向とその動きベクトルと左隣のブロックの
動きベクトル間で差分をとった時の差分動きベクトルの
値を示している。
【0043】図9において、動きベクトルAは動きベク
トル探索対象ブロックaの動きベクトルであり、動きベ
クトルBは動きベクトル探索対象ブロックbの動きベク
トルであり、動きベクトルCは動きベクトル探索対象ブ
ロックcの動きベクトルである。動きベクトル探索対象
ブロックにおける動きベクトル探索範囲内の各数値は、
各ブロックの予測誤差を表わしている。陰影部は、有効
ブロックの領域を示している。図9に示すように、動き
ベクトル探索対象ブロックcが有効ブロック領域内であ
り、動き領域に属するブロックならば、前述したよう
に、有効ブロック領域内を動きベクトル探索範囲とする
ことから、動きベクトル検出部16は、予測誤差40の
ブロックを動きベクトルとして検出する。従来の動き探
索方法では、予測誤差が最小となる領域を検出するた
め、本来ならば動きベクトル探索対象ブロックcの動き
ベクトルは、予測誤差40の領域を指し示さなければな
らないにもかかわらず、予測誤差39の領域を指し示
す。そのため、動きベクトルが様々な領域を指し示すこ
とになり、差分動きベクトルを符号化する際に要する発
生符号量が増加してしまう。一方、本実施例では、動き
ベクトルAの動きベクトル値を+15、+15、動きベ
クトルBの動きベクトル値を+15、+15、動きベク
トルCの動きベクトル値を+15、+15とし、左隣の
ブロックとの差分動きベクトルを求めると、動きベクト
ルBの差分動きベクトル値は0、0、動きベクトルCの
差分動きベクトル値は0、0となる。差分動きベクトル
を可変長符号化する場合、可変長符号語は、差分動きベ
クトルが小さい順に短い符号語を割り当てているため、
動きベクトルCの差分動きベクトル値を符号化する際に
要する可変長符号語は短い符号語となる。
【0044】なお、上記第1の実施例では、直交変換部
1aと有効/無効領域検出部13内の直交変換部132
の2つにわけて説明したが、両者は同様の構成であるた
め、どちらか1つにしてもよいことはいうまでもない。
【0045】また、無効領域のブロックを動きベクトル
探索対象ブロックとした場合、そのブロックにおいて
は、動きベクトル探索を行わなくてもよい。
【0046】以上のように本実施例の動きベクトル探索
方法によれば、動きベクトルを探索する場合、従来の動
きベクトル探索方法では、明らかにフレーム間予測に用
いない領域に関しても動きベクトル探索を行うのに対し
て、本実施例における動きベクトル探索方法では、フレ
ーム間予測に用いるであろう領域を検出し、すなわち、
有効ブロック領域と符号化対象フレームの動き領域か
ら、予測誤差が小さくなるであろう領域を検出し、その
領域に対してだけ動きベクトルの探索を行うことがで
き、動きベクトル探索に要する処理時間を大幅に減少す
ることができる。又、動きベクトル探索領域を限定する
ことで、動き物体に追従した動きベクトルを検出するこ
とができ、動き領域内ではある程度同一の動きベクトル
を検出することができ、そのため差分動きベクトル検出
部17で求める差分動きベクトルの符号化に要する発生
符号量を抑えることができる。
【0047】又、符号化対象領域が有効領域であり動き
領域なのか、有効領域と動き領域が重なっている領域以
外の領域なのか、無効領域なのかと判断し、属する領域
ごとに動きベクトル探索領域を区別することで、最適な
動きベクトル探索をすることができ、動きベクトルの探
索に要する処理時間を削減でき、更に、有効領域か無効
領域かを判定する場合、既存の直交変換を行う画像符号
化チップを用いることができ、また単純な演算で有効/
無効領域を判定することができる。
【0048】又、動き領域を検出する際、ブロックのデ
ータ値を算出し、ブロック間の差分をとるという簡単な
演算で動き領域の検出ができ、更に、動きの小さい画像
シーケンス(フレーム間差分が小さい画像シーケンス)
では、無効領域となる領域が増加するため、動きベクト
ルの探索に要する処理をより削減することができる。
(実施例2)図10は、本発明にかかる第2の実施例の
動画像符号化装置の構成図である。図10に示すよう
に、動画像符号化装置7は、動画像入力端子71、変換
部72、符号化対象画像エッジ検出手段である符号化対
象フレームエッジ検出部73、参照画像エッジ検出手段
である参照フレームエッジ検出部74、動きベクトル探
索領域制御手段である動きベクトル探索領域制御部7
5、動きベクトル検出部76、差分動きベクトル検出部
77、動き補償部78、差分部79、直交変換部7a、
逆直交変換部7b、加算部7c、フレームメモリ7d、
可変長符号化部7e、動きベクトル可変長符号化部7
f、多重化部7g、符号出力端子7hから構成されてい
る。これらの構成要素の内、動画像入力端子71、変換
部72、動きベクトル検出部76、差分動きベクトル検
出部77、動き補償部78、差分部79、直交変換部7
a、逆直交変換部7b、加算部7c、フレームメモリ7
d、可変長符号化部7e、動きベクトル可変長符号化部
7f、多重化部7g、符号出力端子7hは、従来技術の
図17に示した対応する構成要素と同様のものであり、
ここでは説明は省略する。
【0049】図10において、動画像入力端子71は、
時間的に連続する複数のフレームで構成されるディジタ
ル化された動画像信号が入力される。変換部72は、動
画像信号入力端子71から入力された動画像データを8
画素×8画素のブロックに分割し、ブロック単位に出力
する。これにより1フレームはX方向22×Y方向18
(画像サイズをQCIF: Quater Common Intermediate
Formatとした場合)のブロックに分割される。
【0050】図10において、動きベクトル探索領域制
御部75は、動きベクトル探索対象ブロックが、符号化
対象フレームエッジ検出部73で検出した符号化対象フ
レーム内動き領域内ならば、参照フレーム内動き領域内
を動きベクトル探索領域とし、符号化対象フレーム内動
き領域以外の領域に対しては、符号化対象フレーム内動
き領域以外及び参照フレーム内動き領域以外の領域を動
きベクトル探索領域と判断し、動きベクトル検出部76
に動きベクトル探索領域を出力する。
【0051】符号化対象フレームエッジ検出部73は、
入力された符号化対象フレーム中の隣接するブロック間
の差分をとり、その差分が予め定める閾値よりも大きけ
れば、フレーム中の物体のエッジだと判断する。エッジ
及びエッジ内のブロックを動き領域と判断し、動き領域
を示す識別符号とそのブロックナンバーを動きベクトル
探索領域制御部75に出力する。また、動き領域以外の
ブロックに関しては、動き領域以外であることを示す信
号と、そのブロックナンバーを動きベクトル探索領域制
御部75に出力する。参照フレームエッジ検出部74
は、フレームメモリ7dに格納されている参照フレーム
中の隣接するブロック間の差分をとり、その差分が予め
定める閾値よりも大きければ、フレーム中の物体のエッ
ジだと判断する。エッジ及びエッジ内のブロックを動き
領域と判断し、動き領域を示す識別符号とそのブロック
ナンバーを動きベクトル探索領域制御部75に出力す
る。また、動き領域以外のブロックに関しては、動き領
域以外であることを示す信号と、そのブロックナンバー
を動きベクトル探索領域制御部75に出力する。動きベ
クトル検出部76は、動きベクトル探索領域制御部75
から出力された動きベクトル探索対象ブロックに応じた
動きベクトル探索領域に対して動きベクトル探索を行
い、動きベクトルを検出する。
【0052】次に、図10の動きベクトル探索領域制御
部75の構成を図11に示し、それについて説明する。
図11において、動きベクトル探索領域制御部75は、
符号化対象フレーム内動き領域識別符号格納部751、
参照フレーム内動き領域識別符号格納部752、探索領
域検出部753から構成されている。
【0053】符号化対象フレーム内動き領域識別符号格
納部751は、符号化対象フレームエッジ検出部73で
検出されたフレーム中の画像特性ごとに区別して格納す
る。参照フレーム内動き領域識別符号格納部752は、
参照フレームエッジ検出部74で検出されたフレーム中
の画像特性ごとに区別して格納する。
【0054】探索領域検出部753は、動きベクトル探
索対象ブロックが、動き領域内のブロックなのか動き領
域外(背景領域)のブロックなのかを符号化対象フレー
ム内動き領域識別符号格納部751から読みだす。ま
た、動きベクトル探索対象ブロックが参照フレーム中の
動き領域内のブロックなのか動き領域外(背景領域)の
ブロックなのかを参照フレーム内動き領域識別符号格納
部752から読みだす。動きベクトル探索対象ブロック
が、符号化対象フレーム中の動き領域ならば、動きベク
トル探索対象ブロックの±15画素の範囲内の参照フレ
ーム中の動き領域を動きベクトル探索範囲として動きベ
クトル検出部76に出力する。動きベクトル探索対象ブ
ロックが、符号化対象フレーム中の動き領域以外なら
ば、動きベクトル探索対象ブロックの±15画素の範囲
内の参照フレーム中の動き領域以外であり、符号化対象
フレーム中の動き領域以外を動きベクトル探索範囲とし
て動きベクトル検出部76に出力する。
【0055】次に図10の符号化対象フレームエッジ検
出部73の構成を図12に示し、それについて説明す
る。図12において、符号化対象フレームエッジ検出部
73は、ブロックデータ値算出部731、ブロックデー
タ値格納部732、比較部733、しきい値格納部73
4から構成されている。
【0056】ブロックデータ値算出部731は、入力さ
れた符号化対象フレームの各ブロックのブロックデータ
値を算出し、比較部733に出力するとともに、ブロッ
クデータ値格納部732に出力する。ブロックデータ値
格納部732は、隣接するブロックのブロックデータ値
とそのブロックが動き領域か否かを示す識別符号を格納
する。通常、左隣のブロックのブロックデータ値を格納
する。
【0057】比較部733は、ブロックデータ値算出部
731から出力されたエッジ検索対象ブロックのブロッ
クデータ値とブロックデータ値格納部732に格納され
ている隣接するブロックのブロックデータ値間で差分を
とり、求めた差分値がしきい値格納部734に格納され
ている閾値よりも大きく、ブロックデータ値格納部73
2に格納されているブロックデータ値のブロックが動き
領域でないならば、エッジ検索対象ブロックがエッジ部
分であると判断し、動き領域であることを示す識別符号
とそのブロックナンバーを動きベクトル探索領域制御部
75に出力するとともに、動き領域であることを示す識
別符号をブロックデータ値格納部732に出力する。
【0058】求めた差分値がしきい値格納部734に格
納されている閾値よりも小さく、ブロックデータ値格納
部732に格納されているブロックデータ値のブロック
が動き領域であるならば、エッジ検索対象ブロックがエ
ッジ内であると判断し、動き領域であることを示す識別
符号とそのブロックナンバーを動きベクトル探索領域制
御部75に出力するとともに、動き領域であることを示
す識別符号をブロックデータ値格納部732に出力す
る。
【0059】求めた差分値がしきい値格納部734に格
納されている閾値よりも大きく、ブロックデータ値格納
部732に格納されているブロックデータ値のブロック
が動き領域であるならば、エッジ検索対象ブロックがエ
ッジ内以外(背景部分)であると判断し、動き領域以外
であることを示す識別符号とそのブロックナンバーを動
きベクトル探索領域制御部75に出力するとともに、動
き領域以外であることを示す識別符号をブロックデータ
値格納部732に出力する。
【0060】求めた差分値がしきい値格納部734に格
納されている閾値よりも小さく、ブロックデータ値格納
部732に格納されているブロックデータ値のブロック
が動き領域以外であるならば、エッジ検索対象ブロック
がエッジ内以外(背景部分)であると判断し、動き領域
以外であることを示す識別符号とそのブロックナンバー
を動きベクトル探索領域制御部75に出力するととも
に、動き領域以外であることを示す識別符号をブロック
データ値格納部732に出力する。
【0061】しきい値格納部734は、フレーム中で画
像の特性が変わったか否かを判断するための予め定めら
れた閾値を格納する。即ち、エッジ部分かエッジ以外か
を判断するための閾値が格納される。
【0062】次に図10の参照フレームエッジ検出部7
4の構成を図13に示し、それについて説明する。図1
3において、参照フレームエッジ検出部74は、ブロッ
クデータ値算出部741、ブロックデータ値格納部74
2、比較部743、しきい値格納部744から構成され
ている。
【0063】ブロックデータ値算出部741は、フレー
ムメモリ7d内の参照フレームの各ブロックのブロック
データ値を算出し、比較部743に出力するとともに、
ブロックデータ値格納部742に出力する。ブロックデ
ータ値格納部742は、隣接するブロックのブロックデ
ータ値とそのブロックが動き領域か否かを示す識別符号
を格納する。通常、左隣のブロックのブロックデータ値
を格納する。
【0064】比較部743は、ブロックデータ値算出部
741から出力されたエッジ検索対象ブロックのブロッ
クデータ値とブロックデータ値格納部742に格納され
ている隣接するブロックのブロックデータ値間で差分を
とり、求めた差分値がしきい値格納部744に格納され
ている閾値よりも大きく、ブロックデータ値格納部74
2に格納されているブロックデータ値のブロックが動き
領域でないならば、エッジ検索対象ブロックがエッジ部
分であると判断し、動き領域であることを示す識別符号
とそのブロックナンバーを動きベクトル探索領域制御部
75に出力するとともに、動き領域であることを示す識
別符号をブロックデータ値格納部742に出力する。
【0065】求めた差分値がしきい値格納部744に格
納されている閾値よりも小さく、ブロックデータ値格納
部742に格納されているブロックデータ値のブロック
が動き領域であるならば、エッジ検索対象ブロックがエ
ッジ内であると判断し、動き領域であることを示す識別
符号とそのブロックナンバーを動きベクトル探索領域制
御部75に出力するとともに、動き領域であることを示
す識別符号をブロックデータ値格納部742に出力す
る。
【0066】求めた差分値がしきい値格納部744に格
納されている閾値よりも大きく、ブロックデータ値格納
部742に格納されているブロックデータ値のブロック
が動き領域であるならば、エッジ検索対象ブロックがエ
ッジ内以外(背景部分)であると判断し、動き領域以外
であることを示す識別符号とそのブロックナンバーを動
きベクトル探索領域制御部75に出力するとともに、動
き領域以外であることを示す識別符号をブロックデータ
値格納部742に出力する。
【0067】求めた差分値がしきい値格納部744に格
納されている閾値よりも小さく、ブロックデータ値格納
部742に格納されているブロックデータ値のブロック
が動き領域以外であるならば、エッジ検索対象ブロック
がエッジ内以外(背景部分)であると判断し、動き領域
以外であることを示す識別符号とそのブロックナンバー
を動きベクトル探索領域制御部75に出力するととも
に、動き領域以外であることを示す識別符号をブロック
データ値格納部742に出力する。
【0068】しきい値格納部744は、フレーム中で画
像の特性が変わったか否かを判断するための予め定めら
れた閾値を格納する。即ち、エッジ部分かエッジ以外か
を判断するための閾値が格納される。
【0069】以下に、上記第2の実施例の動画像符号化
装置における動きベクトル探索方法の動きベクトル探索
例について説明する。
【0070】図14〜16は、この動きベクトル探索方
法における動きベクトル探索例を示している。図14
は、符号化対象フレームエッジ検出部73で検出した動
き領域の移動状態を示している。図15は、符号化対象
フレームの動き領域以外のブロックを探索する場合の動
きベクトル探索範囲の限定例を示している。図16は、
符号化対象フレームの動き領域内のブロックを探索する
場合の動きベクトル探索範囲の限定例を示している。
【0071】図14に示すように、動き物体が矢印の方
法に移動した場合、符号化対象フレームエッジ検出部7
3で検出された動き領域は、実線で囲まれた領域であ
り、参照フレームエッジ検出部74で検出された動き領
域は、点線で囲まれた領域である。
【0072】図15に示すように、符号化対象フレーム
の動き領域以外のブロックを動きベクトル探索対象ブロ
ックとすると、動きベクトル探索対象ブロックは、符号
化対象フレーム中において動き物体は存在しない。ま
た、フレームメモリ7dに格納されている参照フレーム
においては、動き領域に含まれる。ブロックA,B,
C,G,Hは参照フレームにおいて、動き領域以外、即
ち背景部分である。ブロックD,E,Fは参照フレーム
において、動き領域に含まれる。そのため、動きベクト
ル探索する場合、ブロックD,E,Fは探索しても予測
誤差が大きくなり、動きベクトルとして選択されない。
そこで、動きベクトル探索領域制御部75は、動きベク
トル探索範囲として、ブロックA,B,C,G,Hを選
択して、動きベクトル検出部76に通知する。
【0073】また、図16に示すように、符号化対象フ
レームの動き領域が動きベクトル探索対象ブロックとす
ると、動きベクトル探索対象ブロックには、符号化対象
フレーム中において動き物体が存在する。ブロックB,
C,D,E,Fは参照フレームにおいて、動き領域以
外、即ち背景部分である。ブロックA,G,Hは参照フ
レームにおいて、動き領域に含まれる。そのため、動き
ベクトル探索する場合、ブロックB,C,D,E,Fは
背景であるため、探索しても予測誤差が大きくなり、動
きベクトルとして選択されない。そこで、動きベクトル
探索領域制御部75は、動きベクトル探索範囲として、
ブロックA,G,Hを選択して、動きベクトル検索部7
6に通知する。
【0074】なお、上記第2の実施例では、符号化対象
フレームエッジ検出部73と参照フレームエッジ検出部
74の2つにわけて説明したが、符号化対象フレームエ
ッジ検出部73と参照フレームエッジ検出部74は同様
の構成であるため、どちらか1つにしてもよいことはい
うまでもない。
【0075】また、参照フレーム内の動き領域以外で符
号化対象フレームの動き領域以外のブロックを動きベク
トル探索対象ブロックとした場合、そのブロックにおい
ては、動きベクトル探索を行わなくてもよい。
【0076】以上のように本実施例の動きベクトル探索
方法によれば、動きベクトルを探索する場合、従来の動
きベクトル探索方法では、明らかにフレーム間予測に用
いない領域に関しても動きベクトル探索を行うのに対し
て、本実施例における動きベクトル探索方法では、フレ
ーム間予測に用いるであろう領域を検出し、すなわち、
符号化対象フレームの動き領域とフレームメモリ7dに
格納されている参照フレームの動き領域から、予測誤差
が小さくなるであろう領域を検出し、その領域に対して
だけ動きベクトルの探索を行うことができ、動きベクト
ル探索に要する処理時間を大幅に減少することができ
る。差分動きベクトルの符号化に要する発生符号量に関
しては、実施例1と同様な効果を得ることができる。
【0077】又、符号化対象領域が符号化対象フレーム
内動き領域有効領域なのか、参照フレーム内動き領域で
あり符号化対象フレーム内動き領域以外なのか、参照フ
レーム内動き領域以外で符号化対象フレーム内動き領域
以外の領域なのかを判断し、属する領域ごとに動きベク
トル探索領域を区別することで、最適な動きベクトル探
索をすることができ、動きベクトルの探索に要する処理
時間を削減できる。
【0078】更に、符号化対象フレーム内、あるいは参
照フレーム内の動き領域を検出する際、フレームを構成
するブロックのデータ値を算出し、ブロック間の差分を
とるという簡単な演算で動き領域の検出ができる。
【0079】更に又、符号化対象フレーム内動き領域以
外で参照フレーム内動き領域以外の領域、即ち背景とな
る領域に対しては動きベクトル探索処理を行わず、単純
なフレーム間差分をとるだけの処理にとどめることがで
き、動きベクトル探索に要する処理時間をより削減でき
る。
【0080】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、動きベクトル探索対象ブロックの状況に応じ
て、動きベクトル探索領域を限定することにより、動画
像符号化処理の大部分を占める動きベクトル探索処理に
要する処理量を削減することができるという長所を有す
る。
【0081】また本発明は、差分動きベクトルの符号化
に要する発生符号量を削減することができるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例の動画像符号化装
置の一部を示す構成図である。
【図2】同第1の実施例の動画像符号化装置の残りの一
部を示す構成図である。
【図3】同第1の実施例における動きベクトル探索領域
制御部の構成図である。
【図4】同第1の実施例における有効/無効領域検出部
の構成図である。
【図5】同第1の実施例におけるエッジ検出部の構成図
である。
【図6】同第1の実施例における動きベクトル探索領域
制御例を示す図である。
【図7】同第1の実施例における動きベクトル探索領域
制御例を示す図である。
【図8】同第1の実施例における動きベクトル探索領域
制御例を示す図である。
【図9】同第1の実施例における差分動きベクトルの算
出例を示す図である。
【図10】本発明にかかる第2の実施例の動画像符号化
装置の構成図である。
【図11】同第2の実施例における動きベクトル探索領
域制御部の構成図である。
【図12】同第2の実施例における符号化対象フレーム
エッジ検出部の構成図である。
【図13】同第2の実施例における参照フレームエッジ
検出部の構成図である。
【図14】同第2の実施例における動きベクトル探索領
域制御例を示す図である。
【図15】同第2の実施例における動きベクトル探索領
域制御例を示す図である。
【図16】同第2の実施例における動きベクトル探索領
域制御例を示す図である。
【図17】従来の動画像符号化装置の構成図である。
【図18】従来の動画像符号化装置における動きベクト
ル探索例を示す図である。
【図19】従来の動画像符号化装置における差分動きベ
クトル算出例を示す図である。
【符号の説明】
12、72、122 変換部 13 有効/無効領域検出部 14 エッジ検出部 15、75 動きベクトル探索領域制御部 16、76、123 動きベクトル検出部 17、77、125 差分動きベクトル検出部 18、78、124 動き補償部 1f、7f、12c 動きベクトル可変長符号化部 73 符号化対象フレームエッジ検出部 74 参照フレームエッジ検出部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化対象画像及び参照画像間の差分を
    とり、その差分が所定値より大きい領域を有効領域と
    し、前記差分が前記所定値より小さい領域を無効領域と
    区別する有効/無効領域検出手段と、前記符号化対象画
    像中の動き領域を検出するエッジ検出手段と、前記符号
    化対象画像における動きベクトルを検出する場合に、前
    記有効/無効領域検出手段で検出した有効領域の内、前
    記エッジ検出手段で検出した動き領域と重なっている領
    域に対しては、前記有効領域内を動きベクトル探索領域
    とし、前記有効領域と前記動き領域が重なっている領域
    以外の領域に対しては、前記無効領域を動きベクトル探
    索領域とする動きベクトル探索領域制御手段とを備えた
    ことを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 動きベクトル探索領域制御手段は、前記
    有効領域を示す識別符号と前記無効領域を示す識別符号
    を格納する有効/無効領域識別符号格納部と、前記動き
    領域を示す識別符号を格納する動き領域識別符号格納部
    と、前記有効/無効領域識別符号格納部に格納された識
    別符号から符号化対象領域が有効領域か無効領域かを判
    定し、前記動き領域識別符号格納部に格納された識別符
    号から前記符号化対象領域が動き領域かどうかを判定
    し、それら判定結果を用いて動きベクトル探索領域を検
    出する探索領域検出部とを有することを特徴とする請求
    項1記載の動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 有効/無効領域検出手段は、符号化対象
    画像の中の1ブロックの画像データとそのブロックと同
    一位置に相当する参照画像の中のブロック間で差分値を
    求める差分部と、その求められた差分値を直交変換する
    直交変換部と、その直交変換の結果から有効ブロックま
    たは無効ブロックを判定する有効/無効ブロック判定部
    と、その有効ブロックまたは無効ブロックの判定に用い
    るしきい値を格納するしきい値格納部とを有し、前記有
    効/無効ブロック判定部は、前記直交変換の結果、全て
    の直交変換係数が前記しきい値を満たすブロックを有効
    ブロックとし、前記全ての直交変換係数が前記しきい値
    に満たないブロックを無効ブロックとすることを特徴と
    する請求項1記載の動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 エッジ検出手段は、符号化対象画像中の
    ブロックのブロックデータ値を算出するブロックデータ
    値算出部と、そのブロックデータ値を格納するブロック
    データ値格納部と、前記符号化対象画像中の動き領域を
    検出する比較部と、前記動き領域を検出する際に用いる
    しきい値を格納するしきい値格納部とを有し、前記比較
    部は、隣接するブロック間の差分をとり、その差分と前
    記しきい値とを比較し、前記差分が前記しきい値より大
    きければエッジ部分と判断し、前記差分が前記しきい値
    よりも小さければ同じ領域であると判断することを特徴
    とする請求項1記載の動画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 有効/無効ブロック検出手段で検出され
    た前記無効領域に対しては、動きベクトルの探索を行わ
    ないことを特徴とする請求項1記載の動画像符号化装
    置。
  6. 【請求項6】 符号化対象画像内の動き領域を検出する
    符号化対象画像エッジ検出手段と、参照画像内の動き領
    域を検出する参照画像エッジ検出手段と、前記符号化対
    象画像における動きベクトルを検出する場合に、前記符
    号化対象画像エッジ検出手段で検出した符号化対象画像
    内の動き領域に対しては、前記参照画像内の動き領域内
    を動きベクトル探索領域とし、前記符号化対象画像内の
    動き領域以外の領域に対しては、前記符号化対象画像内
    の動き領域以外で前記参照画像内の動き領域以外の領域
    を動きベクトル探索領域とする動きベクトル探索領域制
    御手段とを備えたことを特徴とする動画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 動きベクトル探索領域制御手段は、前記
    検出した符号化対象画像内の動き領域を示す識別符号を
    格納する符号化対象画像内動き領域識別符号格納部と、
    前記検出した参照画像内の動き領域を示す識別符号を格
    納する参照画像内動き領域識別符号格納部と、符号化対
    象領域が画像中のどの領域に属するかを前記符号化対象
    画像内動き領域識別符号格納部の識別符号と前記参照画
    像内動き領域識別符号格納部の識別符号から判定し、そ
    の判定結果を用いて動きベクトル探索領域を検出する探
    索領域検出部とを有することを特徴とする請求項6記載
    の動画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 符号化対象画像エッジ検出手段は、符号
    化対象画像中のブロックのブロックデータ値を算出する
    ブロックデータ値算出部と、そのブロックデータ値を格
    納するブロックデータ値格納部と、画像中の動き領域を
    検出する比較部と、前記動き領域を検出する際に用いる
    しきい値を格納するしきい値格納部とを有し、前記比較
    部は、隣接するブロック間の差分をとり、その差分と前
    記しきい値しきい値とを比較し、前記差分が前記しきい
    値より大きければエッジ部分と判断し、前記差分が前記
    しきい値よりも小さければ同じ領域であると判断するこ
    とを特徴とする請求項6記載の動画像符号化装置。
  9. 【請求項9】 参照画像エッジ検出手段は、前記参照画
    像中のブロックのブロックデータ値を算出するブロック
    データ値算出部と、そのブロックデータ値を格納するブ
    ロックデータ値格納部と、画像中の動き領域を検出する
    比較部と、前記動き領域を検出する際に用いるしきい値
    を格納するしきい値格納部とを有し、前記比較部は、隣
    接するブロック間の差分をとり、その差分と前記しきい
    値とを比較し、前記差分が前記しきい値より大きければ
    エッジ部分と判断し、前記差分が前記しきい値よりも小
    さければ同じ領域であると判断することを特徴とする請
    求項6記載の動画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 符号化対象画像内動き領域以外で前記
    参照画像内動き領域以外の領域に対しては、動きベクト
    ルの探索を行わないことを特徴とする請求項6記載の動
    画像符号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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