JPH0820435B2 - 呼吸速度測定装置 - Google Patents
呼吸速度測定装置Info
- Publication number
- JPH0820435B2 JPH0820435B2 JP62037113A JP3711387A JPH0820435B2 JP H0820435 B2 JPH0820435 B2 JP H0820435B2 JP 62037113 A JP62037113 A JP 62037113A JP 3711387 A JP3711387 A JP 3711387A JP H0820435 B2 JPH0820435 B2 JP H0820435B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- water
- measuring
- respiration rate
- atu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Activated Sludge Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、下水処理施設におけるエアレーションタン
ク内の活性汚泥の呼吸速度を測定する装置に関し、特に
単一の測定槽を備えた検出部により活性汚泥の呼吸速度
及び炭素系基質除去に伴う呼吸速度を測定可能にした呼
吸速度測定装置に係る。
ク内の活性汚泥の呼吸速度を測定する装置に関し、特に
単一の測定槽を備えた検出部により活性汚泥の呼吸速度
及び炭素系基質除去に伴う呼吸速度を測定可能にした呼
吸速度測定装置に係る。
B.発明の概要 本発明は、処理水中に浸漬され被検水を測定槽内に採
取して被検水中の活性汚泥による呼吸速度を測定すると
共に、被検水中にアリル・チオ尿素を添加しながら炭素
系基質の除去に伴う呼吸速度を測定する検出部と、この
検出部の測定結果を電気信号で入力して演算を行い窒素
系基質による呼吸速度を算出する変換制御部とを備えた
呼吸速度測定装置において、 前記検出部が単一の測定槽を備え、この測定槽の下部
には前記変換制御部により開閉制御されるピンチ弁を介
して処理水中に開口する採水口が設けられると共に、測
定槽の上部には排水パイプが接続され、この排水パイプ
は測定槽から真上に延出した後側方へ屈曲いて水面上に
排水口が開口しており、かつ排水パイプの途上には測定
槽の真上に位置してアリル・チオ尿素添加用の注入孔が
設けられているので、 単一の測定槽により構造が簡易化して安価に得られる
と共に、組立、保守、点検を容易かつ迅速に行うことが
できるものである。
取して被検水中の活性汚泥による呼吸速度を測定すると
共に、被検水中にアリル・チオ尿素を添加しながら炭素
系基質の除去に伴う呼吸速度を測定する検出部と、この
検出部の測定結果を電気信号で入力して演算を行い窒素
系基質による呼吸速度を算出する変換制御部とを備えた
呼吸速度測定装置において、 前記検出部が単一の測定槽を備え、この測定槽の下部
には前記変換制御部により開閉制御されるピンチ弁を介
して処理水中に開口する採水口が設けられると共に、測
定槽の上部には排水パイプが接続され、この排水パイプ
は測定槽から真上に延出した後側方へ屈曲いて水面上に
排水口が開口しており、かつ排水パイプの途上には測定
槽の真上に位置してアリル・チオ尿素添加用の注入孔が
設けられているので、 単一の測定槽により構造が簡易化して安価に得られる
と共に、組立、保守、点検を容易かつ迅速に行うことが
できるものである。
C.従来の技術 下水処理施設におけるエアレーションタンク内に収容
された活性汚泥の呼吸速度(以下Total−Rrと称す)
は、活性汚泥の増殖と生命維持に必要なエネルギーを供
給するために消費された酸素量を表わすものである。従
ってこれは、微生物の活性度、ショックロード、流入毒
性等の検出、設置機材の管理、制御に際して有効な指標
となる。
された活性汚泥の呼吸速度(以下Total−Rrと称す)
は、活性汚泥の増殖と生命維持に必要なエネルギーを供
給するために消費された酸素量を表わすものである。従
ってこれは、微生物の活性度、ショックロード、流入毒
性等の検出、設置機材の管理、制御に際して有効な指標
となる。
そこで出願人は、特願昭58−46954号において、Total
−Rrと、活性汚泥プロセスにおける窒素系基質による呼
吸速度(以下Nit−Rrと称す)とを測定することができ
る呼吸速度測定装置を提案した。この装置は、処理水中
に浸漬され、採取した被検水のTotal−Rrを測定する第
1検出部と、被検水にアリル・チオ尿素(ATU)を添加
して炭素系基質を除去に伴う呼吸速度(以下ATU−Rrと
称す)を測定する第2検出部を並設し、これらの検出部
による各測定結果を演算部に入力して窒素系基質による
呼吸速度(以下Nit−Rrと称す)を算出するものであ
る。即ち、Nit−Rrは、Total−RrからATU−Rrを減じて
求められる。その検出部の詳細を第5図に示す。同図に
おいて、二つの検出部31a,31bは略同一構造で、測定槽3
2の肩部に溶存酸素濃度計(DO計)39が取付けられると
共に、ばっ気孔40が開口し、かつ側部には撹拌器41が設
けられている。また一方の測定槽32の側部には、ATUの
注入孔42が開口する。測定槽32は、上下に開口し、ピン
チ弁35,36を介して、下部に採水口37、上部に排水口38
を有する。
−Rrと、活性汚泥プロセスにおける窒素系基質による呼
吸速度(以下Nit−Rrと称す)とを測定することができ
る呼吸速度測定装置を提案した。この装置は、処理水中
に浸漬され、採取した被検水のTotal−Rrを測定する第
1検出部と、被検水にアリル・チオ尿素(ATU)を添加
して炭素系基質を除去に伴う呼吸速度(以下ATU−Rrと
称す)を測定する第2検出部を並設し、これらの検出部
による各測定結果を演算部に入力して窒素系基質による
呼吸速度(以下Nit−Rrと称す)を算出するものであ
る。即ち、Nit−Rrは、Total−RrからATU−Rrを減じて
求められる。その検出部の詳細を第5図に示す。同図に
おいて、二つの検出部31a,31bは略同一構造で、測定槽3
2の肩部に溶存酸素濃度計(DO計)39が取付けられると
共に、ばっ気孔40が開口し、かつ側部には撹拌器41が設
けられている。また一方の測定槽32の側部には、ATUの
注入孔42が開口する。測定槽32は、上下に開口し、ピン
チ弁35,36を介して、下部に採水口37、上部に排水口38
を有する。
D.発明が解決しようとする問題点 上記従来の呼吸速度測定装置においては、Total−Rr
を測定する測定槽32aとATU−Rrを測定する測定槽32bと
の略同一構造の2つの検出部を用いるので、機構が複雑
で無駄があると共に、部品点数が多くなり装置の保守、
管理等が煩雑であるという問題点がある。
を測定する測定槽32aとATU−Rrを測定する測定槽32bと
の略同一構造の2つの検出部を用いるので、機構が複雑
で無駄があると共に、部品点数が多くなり装置の保守、
管理等が煩雑であるという問題点がある。
そこで本発明は、上記問題点を解決し、単一の測定槽
を用いてTotal−RrとATU−Rrとを相前後して測定するこ
とができる呼吸速度測定装置を提供しようとするもので
ある。
を用いてTotal−RrとATU−Rrとを相前後して測定するこ
とができる呼吸速度測定装置を提供しようとするもので
ある。
E.問題点を解決するための手段 本発明においては、上記従来の問題点を解決するた
め、単一の測定槽により検出部を構成し、この測定槽の
下部には変換制御部により開閉制御されるピンチ弁を介
して処理水中に開口する採水口を設けると共に、測定槽
の上部には排水パイプを接続し、この排水パイプは測定
槽から真上に延出した後側方へ屈曲して水面上に排水口
が開口するようにし、かつ排水パイプの途上には測定槽
の真上に位置してアリル・チオ尿素添加用の注入孔が設
けて呼吸速度測定装置を構成した。
め、単一の測定槽により検出部を構成し、この測定槽の
下部には変換制御部により開閉制御されるピンチ弁を介
して処理水中に開口する採水口を設けると共に、測定槽
の上部には排水パイプを接続し、この排水パイプは測定
槽から真上に延出した後側方へ屈曲して水面上に排水口
が開口するようにし、かつ排水パイプの途上には測定槽
の真上に位置してアリル・チオ尿素添加用の注入孔が設
けて呼吸速度測定装置を構成した。
F.作用 本発明の呼吸速度測定装置においては、処理水内に浸
漬設置された検出部の測定槽に採水口から被検水を採取
して、まずTotal−Rrを測定し、次に注入孔から測定槽
へATUを滴下して前記被検水に添加する。ATUは、硝化抑
制剤として作用し、前記同様に呼吸速度を測定すると、
炭素系基質にのみ関わる呼吸速度即ちATU−Rrが測定で
きる。測定後は、被検水が排水パイプを流通して排水さ
れるため注入孔周辺や測定槽に付着したATUが洗浄され
る。測定結果は、演算部へ入力され、Nit−Rrが算出さ
れる。
漬設置された検出部の測定槽に採水口から被検水を採取
して、まずTotal−Rrを測定し、次に注入孔から測定槽
へATUを滴下して前記被検水に添加する。ATUは、硝化抑
制剤として作用し、前記同様に呼吸速度を測定すると、
炭素系基質にのみ関わる呼吸速度即ちATU−Rrが測定で
きる。測定後は、被検水が排水パイプを流通して排水さ
れるため注入孔周辺や測定槽に付着したATUが洗浄され
る。測定結果は、演算部へ入力され、Nit−Rrが算出さ
れる。
G.実施例 本発明の実施例を第1図乃至第4図に示す。第1図は
呼吸速度測定装置の概略的構成図、第2図は検出部の縦
断正面図、第3図は検出部の動作状態を示すタイムチャ
ート、第4図はATUの添加量と硝化抑制効果との関係を
示すグラフである。
呼吸速度測定装置の概略的構成図、第2図は検出部の縦
断正面図、第3図は検出部の動作状態を示すタイムチャ
ート、第4図はATUの添加量と硝化抑制効果との関係を
示すグラフである。
第1図において、Wは、下水処理システムの二次処理
(活性汚泥プロセス)におけるエアレーションタンク1
内に溜められた活性汚泥混合液である。
(活性汚泥プロセス)におけるエアレーションタンク1
内に溜められた活性汚泥混合液である。
混合液W内には、呼吸速度測定装置の検出部2が浸漬
されている。検出部2は変換制御部3の変換制御回路4
に電気的に接続されていると共に、送気管17,18を介し
てエアー回路5及びコンプレッサCに接続されている。
また検出部2は、注入管16で注入ポンプPを介して試料
タンク6に接続されている。
されている。検出部2は変換制御部3の変換制御回路4
に電気的に接続されていると共に、送気管17,18を介し
てエアー回路5及びコンプレッサCに接続されている。
また検出部2は、注入管16で注入ポンプPを介して試料
タンク6に接続されている。
第2図に示す検出部2において、7は測定槽で、その
下方にはピンチ弁11を介して混合液W中に採水口13が設
けられ、また上方にはピンチ弁12を介して排水パイプ10
が接続されている。排水パイプ10は、測定槽7から水面
上へ垂直に延出した後、水平方向に屈曲して側方に排水
口14を備える。排水パイプ10の上端部には、測定槽7の
軸線上に位置してATUを添加する注入管16の注入孔15が
開口している。
下方にはピンチ弁11を介して混合液W中に採水口13が設
けられ、また上方にはピンチ弁12を介して排水パイプ10
が接続されている。排水パイプ10は、測定槽7から水面
上へ垂直に延出した後、水平方向に屈曲して側方に排水
口14を備える。排水パイプ10の上端部には、測定槽7の
軸線上に位置してATUを添加する注入管16の注入孔15が
開口している。
ピンチ弁11,12は、送気管17,18を通じてコンプレッサ
Cに接続され、途上のエアー回路5により測定槽7の上
下の流路を開閉するよう制御される。
Cに接続され、途上のエアー回路5により測定槽7の上
下の流路を開閉するよう制御される。
19は、撹拌板19aを備えた撹拌器で、測定槽7の側部
に設けられており、撹拌板19aをモータにより回転させ
ることで測定槽7内の水の撹拌を行う。また撹拌器19の
上部には、測定槽7内のDOを測定して信号を変換制御部
3へ送るDO計20が設けられている。このDO計20と撹拌板
19aの間には、送気管22を介してエアー回路5へ通ずる
ばっ気孔21が開口する。
に設けられており、撹拌板19aをモータにより回転させ
ることで測定槽7内の水の撹拌を行う。また撹拌器19の
上部には、測定槽7内のDOを測定して信号を変換制御部
3へ送るDO計20が設けられている。このDO計20と撹拌板
19aの間には、送気管22を介してエアー回路5へ通ずる
ばっ気孔21が開口する。
次に上記実施例の作用を第3図のタイムチャートを参
照して説明する。
照して説明する。
工程1では、検出部2の上下両ピンチ弁11,12を解放
し、ばっ気孔21からのエアレーションによるエアリフト
で採水口13から被検水Wを測定槽7内に流通させる。
し、ばっ気孔21からのエアレーションによるエアリフト
で採水口13から被検水Wを測定槽7内に流通させる。
工程2では、下部のピンチ弁11を閉鎖して測定槽7内
に被検水Wを採取し、水質を一定にするための撹拌を行
う。この際DOが所定値より低レベルの場合はエアレーシ
ョンを行い所定値以上にする。
に被検水Wを採取し、水質を一定にするための撹拌を行
う。この際DOが所定値より低レベルの場合はエアレーシ
ョンを行い所定値以上にする。
工程3から工程7では、測定槽7内の気泡抜きを行
う。
う。
工程8では、撹拌器19を運転しながら両ピンチ弁11,1
2を閉鎖してTotal−Rrを測定する。ここでTotal−Rrの
測定は、測定槽7内のDOの減少をDO計で検出し、DOが所
定値まで減少する時間を計測して単位時間当たりの減少
DO濃度を変換制御回路部4により演算して行い、Total
−Rrを図示しない表示部に表示する。
2を閉鎖してTotal−Rrを測定する。ここでTotal−Rrの
測定は、測定槽7内のDOの減少をDO計で検出し、DOが所
定値まで減少する時間を計測して単位時間当たりの減少
DO濃度を変換制御回路部4により演算して行い、Total
−Rrを図示しない表示部に表示する。
工程9,10では、上部ピンチ弁12を開放してATUを被検
水中に添加する。この間撹拌器19は運転状態にある。AT
U注入の際、前工程におけるTotal−Rr測定時の残存被検
水が上部のピンチ弁12上にあるので十分な被検水量が確
保できる。また注入孔15が被検水に直に接していないの
で、定量ポンプP等で容易かつ確実に測定槽7内へ添加
可能となる。
水中に添加する。この間撹拌器19は運転状態にある。AT
U注入の際、前工程におけるTotal−Rr測定時の残存被検
水が上部のピンチ弁12上にあるので十分な被検水量が確
保できる。また注入孔15が被検水に直に接していないの
で、定量ポンプP等で容易かつ確実に測定槽7内へ添加
可能となる。
工程10から17は、前記工程2から8と同様であり、AT
U−Rrを測定して変換制御部3に入力する。この場合、A
TUを添加することにより硝化が制御されるので、ATU−R
rは炭素系基質のみに関わる呼吸速度となる。即ち、ATU
がNH4⇒NO2⇒NO3⇒という硝化プロセスを促進させる硝
化菌の活動を抑制するからである。
U−Rrを測定して変換制御部3に入力する。この場合、A
TUを添加することにより硝化が制御されるので、ATU−R
rは炭素系基質のみに関わる呼吸速度となる。即ち、ATU
がNH4⇒NO2⇒NO3⇒という硝化プロセスを促進させる硝
化菌の活動を抑制するからである。
なお、ATUの添加量は第4図に示すようにその濃度が3
mg/以上となるように調節した場合に良好な測定結果
が得られる。注入の際にATUが排水パイプ10の内側また
は注入孔15の周辺に付着しても工程11のエアレーション
により完全に被検水と混合することができる。
mg/以上となるように調節した場合に良好な測定結果
が得られる。注入の際にATUが排水パイプ10の内側また
は注入孔15の周辺に付着しても工程11のエアレーション
により完全に被検水と混合することができる。
上記の測定値Total−Rr,ATU−Rrが(Total−Rr)=
(ATU−Rr)+(Nit−Rr)の関係よりNit−Rr、即ち窒
素系基質による呼吸速度が算出される。
(ATU−Rr)+(Nit−Rr)の関係よりNit−Rr、即ち窒
素系基質による呼吸速度が算出される。
なお、検出部2に混合遊濃度計(MLSS計)を併設する
ことにより、単位汚泥量当りの呼吸速度(Kr,ATU−Kr,N
it−Kr)がKr=Rr/MLSS×1000によって計測できる。
ことにより、単位汚泥量当りの呼吸速度(Kr,ATU−Kr,N
it−Kr)がKr=Rr/MLSS×1000によって計測できる。
H.発明の効果 以上のように本発明においては、処理水中に浸漬され
被検水を測定槽内に採取して被検水中の活性汚泥による
呼吸速度を測定すると共に、被検水中にアリル・チオ尿
素を添加しながら炭素系基質の除去に伴う呼吸速度を測
定する検出部と、この検出部の測定結果を電気信号で入
力して演算を行い窒素系基質による呼吸速度を算出する
変換制御部とを備えた呼吸速度測定装置において、前記
検出部を単一の測定槽により構成し、この測定槽の下部
には変換制御部により開閉制御されるピンチ弁を介して
処理水中に開口する採水口を設けると共に、測定槽の上
部には排水パイプを接続し、この排水パイプは測定槽か
ら真上に延出した後側方へ屈曲して水面上に排水口が開
口するようにし、かつ排水パイプの途上には測定槽の真
上に位置してアリル・チオ尿素添加用の注入孔が設けて
呼吸速度測定装置を構成したため、単一の検出部でTota
l−Rr,ATU−Rr及びNit−Rrを測定でき、また構造を簡易
化して安価に提供することができ、またその保守、管理
が容易になり、さらにATUの添加を確実にして測定誤差
を防止することができるという効果を有する。
被検水を測定槽内に採取して被検水中の活性汚泥による
呼吸速度を測定すると共に、被検水中にアリル・チオ尿
素を添加しながら炭素系基質の除去に伴う呼吸速度を測
定する検出部と、この検出部の測定結果を電気信号で入
力して演算を行い窒素系基質による呼吸速度を算出する
変換制御部とを備えた呼吸速度測定装置において、前記
検出部を単一の測定槽により構成し、この測定槽の下部
には変換制御部により開閉制御されるピンチ弁を介して
処理水中に開口する採水口を設けると共に、測定槽の上
部には排水パイプを接続し、この排水パイプは測定槽か
ら真上に延出した後側方へ屈曲して水面上に排水口が開
口するようにし、かつ排水パイプの途上には測定槽の真
上に位置してアリル・チオ尿素添加用の注入孔が設けて
呼吸速度測定装置を構成したため、単一の検出部でTota
l−Rr,ATU−Rr及びNit−Rrを測定でき、また構造を簡易
化して安価に提供することができ、またその保守、管理
が容易になり、さらにATUの添加を確実にして測定誤差
を防止することができるという効果を有する。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は呼吸速
度測定装置の概略的構成図、第2図は検出部の縦断正面
図、第3図は検出部の動作状態を示すタイムチャート、
第4図はATUの添加量と硝化抑制効果との関係を示すグ
ラフであり、第5図は従来の検出部の縦断正面図であ
る。 1……エアレーションタンク、2……検出部、3……変
換制御部、7……測定槽、10……排水パイプ、11,12…
…ピンチ弁、13……採水口、14……排水口、15……注入
孔、W……活性汚泥混合液(被検水)、19……撹拌器、
20……DO計、21……ばっ気孔。
度測定装置の概略的構成図、第2図は検出部の縦断正面
図、第3図は検出部の動作状態を示すタイムチャート、
第4図はATUの添加量と硝化抑制効果との関係を示すグ
ラフであり、第5図は従来の検出部の縦断正面図であ
る。 1……エアレーションタンク、2……検出部、3……変
換制御部、7……測定槽、10……排水パイプ、11,12…
…ピンチ弁、13……採水口、14……排水口、15……注入
孔、W……活性汚泥混合液(被検水)、19……撹拌器、
20……DO計、21……ばっ気孔。
Claims (1)
- 【請求項1】処理水中に浸漬され被検水を測定槽内に採
取して被検水中の活性汚泥による呼吸速度を測定すると
共に、被検水中にアリル・チオ尿素を添加しながら炭素
系基質の除去に伴う呼吸速度を測定する検出部と、この
検出部の測定結果を電気信号で入力して演算を行い窒素
系基質による呼吸速度を算出する変換制御部とを備えた
呼吸速度測定装置において、前記検出部が単一の測定槽
を備え、この測定槽の下部には前記変換制御部により開
閉制御されるピンチ弁を介して処理水中に開口する採水
口を備えると共に、測定槽の上部には排水パイプが接続
され、この排水パイプは測定槽から真上に延出した後側
方へ屈曲して水面上に排水口が開口しており、かつ排水
パイプの途上には測定槽の真上に位置してアリル・チオ
尿素添加用の注入孔が設けられていることを特徴とする
呼吸速度測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62037113A JPH0820435B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 呼吸速度測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62037113A JPH0820435B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 呼吸速度測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63205563A JPS63205563A (ja) | 1988-08-25 |
JPH0820435B2 true JPH0820435B2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=12488544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62037113A Expired - Lifetime JPH0820435B2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 呼吸速度測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0820435B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105424911B (zh) * | 2015-12-21 | 2017-04-19 | 尚川(北京)水务有限公司 | 活性污泥呼吸速率测定装置及方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59171861A (ja) * | 1983-03-19 | 1984-09-28 | Meidensha Electric Mfg Co Ltd | 呼吸速度測定装置 |
-
1987
- 1987-02-20 JP JP62037113A patent/JPH0820435B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63205563A (ja) | 1988-08-25 |
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