JPH0820398A - 宇宙航行体のアンローディング装置 - Google Patents

宇宙航行体のアンローディング装置

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JPH0820398A
JPH0820398A JP6158514A JP15851494A JPH0820398A JP H0820398 A JPH0820398 A JP H0820398A JP 6158514 A JP6158514 A JP 6158514A JP 15851494 A JP15851494 A JP 15851494A JP H0820398 A JPH0820398 A JP H0820398A
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JP
Japan
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axis
axes
momentum
accumulated
reaction wheels
Prior art date
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Pending
Application number
JP6158514A
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English (en)
Inventor
Takehiko Tanamachi
健彦 棚町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、蓄積モーメンタムの除去を確実に
実行し得るようにすることにある。 【構成】機体3軸に対応して第1乃至第4のリアクショ
ンホイール1〜4を自立冗長構成で配設した姿勢制御系
に対して、スラスタ5〜10を機体3軸に対応して配設
し、第1乃至第4のリアクションホイール1〜4の各蓄
積モーメンタムの一つがアンローディングレベルに到達
した状態で、各蓄積モーメンタムに基づいて宇宙航行体
の3軸回りを評価して最大となる軸を選択し、この最大
軸に対応してスラスタ5〜10を駆動することにより、
第1乃至第4のリアクションホイール1〜4の蓄積モー
メンタムを除去するように構成し、所期の目的を達成し
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば人工衛星等の
宇宙航行体の姿勢を制御するリアクションホイールの回
転を制御するのに用いるアンローディング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工衛星等の宇宙航行体にお
いては、姿勢制御アクチュエータとして、複数のリアク
ションホイールが用いられている。このようなリアクシ
ョンホイールは、図2に示すように4個の第1乃至第4
のリアクションホイール(RW1)(RW2)(RW
3)(RW4)1〜4を宇宙航行体の機体3軸(ロール
(x)軸、ピッチ(y)軸及びヨー(z)軸)に対して
所定の角度だけ傾斜させて配置する4スキュー配置と称
する自立冗長構成で配設される。これら第1乃至第4リ
アクションホイール1〜4は、宇宙航行体の姿勢情報に
基づいて選択的に回転駆動され、その回転駆動に伴って
角運動量(モーメンタム)を発生させ、宇宙航行体の3
軸周りの外乱を取除いて姿勢を制御する。
【0003】ところで、このような第1乃至第4のリア
クションホイール1〜4は、その回転数に限界を有する
ことで、その駆動中において、アンローディングと称す
る回転数を特定の値以下に落とすように制御して、その
蓄積モーメンタムを取除くことにより、いわゆる飽和状
態とならないように構成される。このため、宇宙航行体
の姿勢制御系には、第1乃至第4のリアクションホイー
ル1〜4の回転数を制御するガスジェットスラスタ等の
スラスタ5〜10を機体3軸回りに対応して配設したア
ンローディング装置が備えられる。
【0004】このようなアンローディング装置は、第1
乃至第4のリアクションホイール1〜4の蓄積モーメン
タムに基づいて機体3軸回りの各アンローディング量
(蓄積モーメンタム除去量)を求めて、この3軸回りの
アンローディング量に基づいてスラスタ5〜10を駆動
して、3軸回りのトルクを発生させ、第1乃至第4のリ
アクションホイール1〜4の各蓄積モーメンタムを取除
いて、その回転数を制御する。この際、機体軸回りのモ
ーメンタムレベルは、第1乃至第4のリアクションホイ
ール1〜4のいずれもが飽和しない範囲内で予め設定さ
れ、この範囲内においてスラスタ5〜10が上述したよ
うに駆動制御されて、各軸回りの蓄積モーメンタムの除
去が行われる。
【0005】しかしながら、上記アンローディング装置
では、第1乃至第4のリアクションホイール1〜4の蓄
積モーメンタムを機体3軸回りの成分に振分けて、この
3軸回りの蓄積モーメンタムをスラスタ5〜10を用い
て取除く構成上、蓄積モーメンタムに余有のない、例え
ば第1乃至第4のリアクションホイール1〜4の一つが
故障したような場合、蓄積モーメンタムを機体3軸にう
まく分配することが困難となり、アンローディング開始
を誤り、第1乃至第4のリアクションホイール1〜4が
飽和状態となってしまうという問題を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のアンローディング装置では、リアクションホイール
の一つが故障すると、アンローディングの開始を誤り、
ホイール飽和を招いてしまうという問題を有する。
【0007】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、構成簡易にして、蓄積モーメンタムの確実な除去
を実現し得るようにした宇宙航行体のアンローディング
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、宇宙航行体
のロール軸、ピッチ軸及びヨー軸の3軸回りの外乱を取
除いて、前記宇宙航行体の姿勢を制御する自律冗長構成
される4個のリアクションホイールと、前記宇宙航行体
のロール軸、ピッチ軸及びヨー軸の3軸回りにトルクを
発生するように配設される複数のスラスタと、前記4個
のリアクションホイールの各蓄積モーメンタムを求め
て、該蓄積モーメンタムの一つがアンローディングレベ
ルに到達した状態で、前記4個のリアクションホイール
の各蓄積モーメンタムに基づいて前記宇宙航行体の3軸
回りについて評価して最大となる軸を選択し、この最大
軸に対応して前記スラスタを駆動して、前記リアクショ
ンホイールの蓄積モーメンタムを取除いて回転を制御す
るアンローディング制御手段とを備えて宇宙航行体のア
ンローディング装置を構成したものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、機体3軸に対応して配設し
たスラスタを、4個のリアクションホイールの各蓄積モ
ーメンタムの一つがアンローディングレベルに到達した
状態で、各蓄積モーメンタムに基づいて宇宙航行体の3
軸を評価して、そのうち最大となる軸に対応して駆動す
ることにより、各リアクションホイールの蓄積モーメン
タムを除去する。これにより、4個のリアクションホイ
ールは、それぞれが飽和値近くまで、運用することが可
能となると共に、リアクションホイールの故障に影響さ
れることなく、効果的な蓄積モーメンタム除去が可能と
なる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
る宇宙航行体のアンローディング装置を示すもので、第
1乃至第4のリアクションホイール(RW1)(RW
2)(RW3)(RW4)1〜4は、前記図2に示すよ
うに宇宙航行体の機体3軸(ロール(x)軸、ピッチ
(y)軸及びヨー(z)軸)に対して所定の角度だけ傾
斜させて配置した自立冗長構成で配設される。これら第
1乃至第4のリアクションホイール1〜4の各出力端に
は、アンローディング評価・決定部11が接続され、こ
のアンローディング評価・決定部11には、機体3軸に
対応して配設される前記スラスタ5〜10が切換えスイ
ッチ12を介して接続される。
【0011】また、第1乃至第4のリアクションホイー
ル1〜4には、姿勢制御部13が接続される。この姿勢
制御部13は、宇宙航行体の姿勢情報が入力され、この
姿勢情報に基づいてホイール駆動信号を生成して第1乃
至第4のリアクションホイール1〜4を駆動制御し、宇
宙航行体の姿勢を制御する。
【0012】上記構成において、第1乃至第4のリアク
ションホイール1〜4が姿勢制御部13を介して回転駆
動されると、その回転数信号がアンローディング評価・
決定部11に入力される。アンローディング評価・決定
部11は、入力した各回転数信号に基づいて蓄積モーメ
ンタムを算出して、この各蓄積モーメンタム(h1 〜h
4 )が予め設定してあるアンローディングレベルHMAX
と比較して、その一つが (h1 〜h4 )≧HMAX となっいるか否かを判定する。次に、アンローディング
評価・決定部11は、第1乃至第4のリアクションホイ
ール1〜4の各蓄積モーメンタムの一つがアンローディ
ングレベルに到達したの検知すると、各蓄積モーメンタ
ムに基づいて宇宙航行体の3軸回りを評価して最大の軸
を選択し、その最大の軸に対応してスイッチ12を切換
え制御する。ここで、スイッチ12は、スラスタ5〜1
0を選択的に駆動し、第1乃至第4のリアクションホイ
ール1〜4の蓄積モーメンタムを除去する。
【0013】即ち、機体3軸(X軸,Y軸,Z軸)回り
のモーメンタムは、第1乃至第4のリアクションホイー
ル1〜4の回転方向が図中時計方向に回転駆動されてい
ると、 X軸 RW1(+) RW2(−) RW3(−) RW4(+) Y軸 RW1(+) RW2(+) RW3(−) RW4(−) Z軸 RW1(+) RW2(+) RW3(+) RW4(+) の関係にあり、例えば第1のリアクションホイール1が
アンローディングレベルに到達したh1 ≧HMAX を検知
した場合には、X軸が+方向,Y軸が+方向,Z軸が+
方向となる。そこで、アンローディング評価・決定部1
1は、スラスタ駆動軸を、先ず第1乃至第4のリアクシ
ョンホイール1〜4の各蓄積モーメンタム(h1 〜h4
)を考慮して、宇宙航行体の機体3軸(X軸,Y軸,
Z軸)について、その絶対値|HX |,|HY |,|H
Z | |HX |=|f(h1 )−h(h2 )−f(h3 )+f(h4 )| |HY |=|f(h1 )+h(h2 )−f(h3 )−f(h4 )| |HZ |=|f(h1 )+h(h2 )+f(h3 )+f(h4 )| を比較して最大となる軸を選択する。次に、アンローデ
ィング評価・決定部11は、選択した最大軸について、
その極性に合致したスラスタ5〜10をスイッチ12を
介して選択して駆動し、第1乃至第4のリアクションホ
イール1〜4の各蓄積モーメントを除去する。
【0014】なお、上記f(x)は、評価関数で、例え
ばf(x)=x3 の如くアンローディングレベルに近付
く程に重みを付けるように設定することで、アンローデ
ィング回数の軽減が図れる。
【0015】このように、上記宇宙航行体のアンローデ
ィング装置は、機体3軸に対応して第1乃至第4のリア
クションホイール1〜4を自立冗長構成で配設した姿勢
制御系に対して、スラスタ5〜10を機体3軸に対応し
て配設し、第1乃至第4のリアクションホイール1〜4
の各蓄積モーメンタムの一つがアンローディングレベル
に到達した状態で、各蓄積モーメンタムに基づいて宇宙
航行体の3軸回りを評価して最大となる軸を選択し、こ
の最大軸に対応してスラスタ5〜10を駆動することに
より、第1乃至第4のリアクションホイール1〜4の蓄
積モーメンタムを除去するように構成した。これによれ
ば、アンローディング開始の確実な判定が可能となるこ
とにより、第1乃至第4のリアクションホイール1〜4
を、それぞれ飽和値近くまで、運用することができ、ホ
イール効率の高効率化に寄与できる。
【0016】また、これによれば、第1乃至第4のリア
クションホイール1〜4の一つが故障したような場合に
おいても、アンローディング開始の確実な判定が可能と
なることにより、飽和状態の確実な防止が実現できる。
【0017】なお、上記実施例では、第1乃至第4のリ
アクションホイール1〜4の蓄積モーメンタムをスラス
タ5〜10を用いて直接的に除去するように構成した場
合で説明したが、これに限ることなく、例えば周知の磁
気トルカと併用して蓄積モーメントを除去するように構
成しても良い。この場合、磁気トルカでノミナルなアン
ローディングを実行し、スラスタでいわゆるバックアッ
プするように構成することにより、特に有効な効果が期
待される。よって、この発明は、上記実施例に限ること
なく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形を実施し得ることは勿論のことである。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、構成簡易にして、蓄積モーメンタムの確実な除去を
実現し得るようにした宇宙航行体のアンローディング装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る宇宙航行体のアンロ
ーディング装置を示した図。
【図2】この発明の適用される姿勢制御系の配置構成を
説明するために示した図。
【符号の説明】
1〜4…第1乃至第4のリアクションホイール。 5〜10…スラスタ。 11…アンローディング評価・決定部。 12…スイッチ。 13…姿勢制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宇宙航行体のロール軸、ピッチ軸及びヨ
    ー軸の3軸回りの外乱を取除いて、前記宇宙航行体の姿
    勢を制御する自律冗長構成される4個のリアクションホ
    イールと、 前記宇宙航行体のロール軸、ピッチ軸及びヨー軸の3軸
    回りにトルクを発生するように配設される複数のスラス
    タと、 前記4個のリアクションホイールの各蓄積モーメンタム
    を求めて、該蓄積モーメンタムの一つがアンローディン
    グレベルに到達した状態で、前記4個のリアクションホ
    イールの各蓄積モーメンタムに基づいて前記宇宙航行体
    の3軸回りについて評価して最大となる軸を選択し、こ
    の最大軸に対応して前記スラスタを駆動して、前記リア
    クションホイールの蓄積モーメンタムを取除いて回転を
    制御するアンローディング制御手段とを具備した宇宙航
    行体のアンローディング装置。
JP6158514A 1994-07-11 1994-07-11 宇宙航行体のアンローディング装置 Pending JPH0820398A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101008176B1 (ko) * 2008-12-30 2011-01-13 한국항공우주연구원 반작용휠과 추력기 기반 자세제어기를 동시에 이용한 자세기동 및 가제어성 향상 방법
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