JPH08202363A - ペダル装置 - Google Patents

ペダル装置

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Publication number
JPH08202363A
JPH08202363A JP7027193A JP2719395A JPH08202363A JP H08202363 A JPH08202363 A JP H08202363A JP 7027193 A JP7027193 A JP 7027193A JP 2719395 A JP2719395 A JP 2719395A JP H08202363 A JPH08202363 A JP H08202363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pedal
movable pin
pedal plate
pedal device
swing
Prior art date
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Pending
Application number
JP7027193A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Sou
心一 操
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP7027193A priority Critical patent/JPH08202363A/ja
Publication of JPH08202363A publication Critical patent/JPH08202363A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ペダル踏込み力を緩衝して伝達機構および電
気系の耐久性を高めるのに有効であり、伝達機構自体コ
ンパクトに簡略化できるペダル装置を提供する。 【構成】 踏込み位置から定常位置へ復帰する方向へ付
勢されているペダル板3が基台2上に揺動支軸7を介し
て揺動自在に支持されている。基台2には電気抵抗を変
える可変抵抗器12等の電気機械変換素子が配置され、
楽音の音量や音色等の特性を制御する信号電圧を加減す
る。揺動支軸7には、ペダル板3と一体に揺動する弾性
を備えた揺動アーム9が結合され、ペダル板3の踏み込
み力を揺動アーム9の弾性によって緩衝しながら、揺動
アーム9の揺動に伴う可動ピン10の機械的移動量を可
変抵抗器12に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子ギターや電子オ
ルガン等の電子楽器に利用されるペダル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ギターや電子オルガン等に代表され
る電子楽器では、演奏中に楽器本体から発生させた楽音
の音量や音色などの特性を変える手段の一つとして、演
奏中に奏者自身が足踏み操作するペダル装置がある。す
なわち、ペダルの踏込み角度に対応して電気機械変換素
子であるポテンショメータ形式の可変抵抗器等を作動さ
せて電気抵抗を変え、楽音信号を制御する制御信号の電
圧を加減することで楽音の音量や音色などの特性を変え
る。それによって、奏者の音感の趣くがまま曲想に微妙
な変化をつけて音づくりの効果を高めるようにしたもの
である。従来より、そうした足踏式のペダル装置は、ペ
ダル板を基台上に揺動自在に支持して設け、踏み込みに
よるペダルの揺動を例えばラックとピニオンのごとき歯
車伝達機構に伝達し、その機械的な移動量を楽器本体の
電子電気回路に接続された上記可変抵抗器のごとき電気
機械変換素子に連動させる構造が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来からの
足踏式ペダル装置では、ペダル板の踏込み揺動を伝達す
る手段としてその多くは上記のような歯車機構を用いて
いることから、ペダル踏込み力がそのまま遊びの少ない
歯車機構を通して緩衝されることなく電気系に伝わり、
使用頻度によっては歯車機構はもとより可変抵抗器等の
電気系の耐久性を阻害するおそれがある。またさらに、
ラックやピニオンからなる歯車機構は装置を大型化する
と共に、周辺を複雑化する不都合がある。したがって、
この発明の目的の一つは、ペダル踏込み力を緩衝して伝
達機構および電気系の耐久性を高めるのに有効なペダル
装置を提供することである。さらに、この発明の目的
は、ペダル踏込みによる揺動を電気系に伝える機構をコ
ンパクトに簡略化できるペダル装置を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によるペダル装置は、基台上に揺動支軸を
介し揺動自在に支持されて踏込み位置から定常位置へ復
帰する方向へ付勢されているペダル板と、長手方向の一
方の端部が揺動支軸に結合されてペダル板と一体に揺動
する弾性を備えた揺動アームと、揺動アームの他方の端
部に係合した状態で揺動に伴い一体に移動して電気機械
変換素子を作動させる可動ピンと、を備えて構成されて
いる。この発明のペダル装置では、揺動アームをU字状
に形成し、このU字状の両端部間に可動ピンを挾持させ
て構成することができるし、また、揺動アームを可撓性
を有するロッド状に形成した場合は、一方のロッド端部
を揺動支軸に結合しかつ他方のロッド端部に可動ピンを
連結して構成することもできる。また、この発明のペダ
ル装置にあっては、電気機械変換素子として、すべり抵
抗およびブラシ等からなるポテンショメータを用いるこ
とができ、この場合はブラシに可動ピンを機械的連結さ
せて構成できる。同じく、電気機械変換素子として光導
電素子を用いた場合は、光導電素子で発生させた光を可
動ピンの移動によって遮光するようにも構成できる。
【0005】
【作用】足踏式のペダル板を踏み込むと、このペダル板
の踏み込み揺動と一体に揺動アームが動作する。このと
き、揺動アームは適度な弾性を備えているから、ペダル
板の踏込みによる揺動は弾性による緩衝および遊びをも
って可動ピンを介し電気機械変換素子に伝達されるの
で、揺動アームおよび可動ピンからなる伝達機構の耐久
性向上はもとより、電気機械変換素子の保護に有効であ
る。また、従来からのラックやピニオンによる歯車機構
に代わる揺動アームと可動ピンを用いたことで、構造は
簡潔にして小型化が可能になる。
【0006】
【実施例】以下、この発明によるペダル装置の実施例に
ついて図面を参照しつつ説明する。 図1および図2
は、実施例のペダル装置の斜視図と側面図を示してい
る。装置本体1は電子ギターや電子オルガン等の図示せ
ぬ電子楽器に通電ケーブルを介して電気的に接続され、
電子楽器の周辺で奏者が最適とする場所に置くことがで
きる。装置本体1は、基台2を有し、この基台2上では
ペダル板3が揺動自在に支持されている。
【0007】基台2およびペダル板3の形状と大きさ
は、いずれも人体の足の平均的大きさに合わせて形成し
てある。基台2上には箱体のボックス5が一体に設けら
れ、このボックス5に設けた両側一対のブラケット6、
6を介してペダル板3が揺動支軸7によって揺動自在に
軸支されている。揺動支軸7の近傍では、基台2とペダ
ル板3との間にコイルスプリング8による付勢部材が設
けられ、その付近のペダル板3の部分を足の爪先でコイ
ルスプリング8の弾撥力に抗して踏み込めるようになっ
ている。即ち、コイルスプリング8は、図1中の仮想線
3で示すペダル板3の踏み込み位置から、実線3で示す
基台2にほぼ水平となる定常位置へペダル板3を復帰さ
せる方向へ付勢している。付勢部材はコイルスプリング
8に限らず、弾性を利用してペダル板3を定常位置へ復
帰させる手段であれば、形状および材質に特定されない
ばね部材やゴム材を用いることができる。
【0008】また、両側に設けられたブラケット6、6
のいずれか一方側では、揺動支軸7を利用してペダル板
3と一体に揺動可能なこの発明でいう要部の揺動アーム
9が結合されている。実施例では、揺動アーム9を図示
のように細長いU字形に形成し、逆U字形の基端部9a
を揺動支軸7に結合させて固定することにより、踏み込
みによるペダル板3との一体揺動が可能となっている。
揺動アーム9の材質は金属製もしくは合成樹脂が用いら
れ、U字形に形成したことと、適度な材質の両面から可
撓性やスナップ性が得られるようになっている。揺動支
軸7としては、そのブラケット6から突出させた端部を
矩形状もしくは楕円状に形成し、揺動アーム9の基端部
9aを離脱しない程度にかしめ嵌合などして共廻りを防
止している。
【0009】一方、逆U字形の姿勢でいう揺動アーム9
の下端の開脚両先端部9b,9bでは、基台2上の上記
ボックス5に設けられた可動ピン10を挾持している。
可動ピン10は、ボックス5の側壁に設けた湾曲状の案
内溝11に係合して外部に突出し、ペダル板3の踏み込
みで一体に揺動する揺動アーム9に振られ、案内溝11
に案内されて円弧状軌道を描くように移動可能である。
【0010】ここで、電子ギターや電子オルガン等の楽
器本体は、演奏により楽音信号を生成してスピーカ等の
拡声手段で放音させるに至る各種の電子電気回路を内蔵
している。この電子電気回路では楽音の音量や音色など
の特性を制御する信号を生成するための電気機械変換素
子が組み込まれている。電気機械変換素子としては、例
えば周知のポテンショメータ形式になる可変抵抗器12
を基台2上のボックス5内部に収納させて構成すること
ができる。可変抵抗器12はすべり抵抗の摺動子である
ブラシ(図示せず)に回転摺動形のものが用いられ、そ
のブラシに上記可動ピン10の円弧運動を連動させるよ
うになっている。しかし、ブラシの形態は回転摺動形に
限らず直線摺動形であってもよく、回転摺動形または直
線摺動形のいずれを用いても、可動ピン10の機械的な
円弧運動を電気信号に変換させる機構とすることに特別
な困難はない。
【0011】また、実施例では、ペダル板3の揺動を規
制する部材として、ペダル板3の下面とボックス5との
間に間隙にフェルト製などによる上限と下限の各ストッ
パ13、14が配置されている。これら上下限ストッパ
20、21はペダル板3の踏み込み時に当接させること
で、それ以上の揺動を規制すると共に、当接時の衝撃を
緩和する緩衝機能ももたせている。
【0012】以上の構成によって、実施例のペダル装置
は以下のように動作ならびに作用する。演奏中、奏者は
ペダル板3に自らの足4を載置させ、楽器本体で曲の楽
音を発生させながら、曲想に合わせてペダル板3をコイ
ルスプリング6に抗して揺動させる。揺動支軸7を支点
にしたペダル板3の動きに会わせ、その踏み込み角度に
対応して揺動アーム9も一体に時計の振り子のごとき揺
動する。揺動アーム9の動作に合わせてこの開脚両先端
部9a、9a間に挾持された可動ピン10は、ボックス
5側の案内溝11に案内されて円弧軌道を描くようにし
て移動する。
【0013】このとき、ペダル板3と一体に動作する揺
動アーム9と可動ピン10を通してボックス5内部の可
変抵抗器12のブラシに伝わる踏み込み力は、揺動アー
ム9のしなりによる弾性で緩和される。すなわち、ペダ
ル板3の踏み込みによる極端な力を一度揺動アーム9の
弾性で遊びをもって吸収し電気系に伝える。
【0014】そのようにして適度な弾性による遊びをも
って可動ピン10の移動はボックス5内部の可変抵抗器
12のブラシの摺動に変換される。楽器本体で発生させ
た楽音信号は増幅回路や共振回路等からなる電気電子回
路に入力され、ブラシの移動によるすべり抵抗の変化に
対応して、楽音の音量や音色など特性を制御する信号の
電圧を加減調整する。即ち、その信号の電圧値に基づい
て音量や音色などの特性が制御され、それによってペダ
ル板3の踏み込みによる微妙な調子操作で曲想に応じた
音づくりを可能にする。
【0015】なお、上記実施例においては、揺動アーム
9の形状をU字形としたものが示されたが、これに代え
て可撓性を有する1本のロッド状に形成し、ロッドの一
方端部を揺動支軸7に結合し、他方の端部に可動ピン1
0を係合可能に連結させた構造も可能である。また、電
気機械変換素子としても、ポテンショメータ形式の可変
抵抗器12に設けられるブラシのように機械的接触方式
とせず、フォトインタラプタのごとき光導電素子等を用
いることもできる。すなわち、フォトインタラプタで
は、発光源からの光を可動ピン10の動作に合わせて遮
光して光量を増減させることにより、その投射光量に対
応した抵抗の変化を検出し、電圧を増減して分圧調整す
る無接触式とすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるペ
ダル装置は、簡略化した形状の揺動アームと可動ピンか
らなる伝達機構によって、ペダル板の踏み込みによる揺
動を適度な弾性と遊びによって緩衝しながら可変抵抗器
のごとき電気機械変換素子の電気系に伝達するので、揺
動アーム等の伝達機構はもとより電気系を保護してそれ
らの耐久性を高めることができる。また、従来より、伝
達機構の多くは歯車機構が用いられてきたが、装置自体
が大型化し、耐久性にも問題があった不都合を、この発
明では上記揺動アームを用いたことで解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施例のペダル装置の側面図。
【図2】実施例のペダル装置の斜視図。
【符号の説明】
2 基台 3 ペダル板 6 ブラケット 7 揺動支軸 8 コイルスプリング 9 揺動アーム 10 可動ピン 11 案内溝 12 可変抵抗器(電気機械変換素子)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に揺動支軸を介し揺動自在に支持
    されて踏込み位置から定常位置へ復帰する方向へ付勢さ
    れているペダル板と、 長手方向の一方の端部が揺動支軸に結合されてペダル板
    と一体に揺動する弾性を備えた揺動アームと、 揺動アームの他方の端部に係合した状態で揺動に伴い一
    体に移動して電気機械変換素子を作動させる可動ピン
    と、 を備えたことを特徴とするペダル装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動アームがU字状に形成され、そ
    の開脚両端部間に前記可動ピンが挾持されていることを
    特徴とする請求項1記載のペダル装置。
  3. 【請求項3】 前記揺動アームが可撓性を有するロッド
    状に形成され、一方のロッド端部を前記揺動支軸に結合
    しかつ他方のロッド端部に前記可動ピンが連結されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のペダル装置。
  4. 【請求項4】 前記電気機械変換素子がすべり抵抗およ
    びブラシ等からなるポテンショメータであって、ブラシ
    に前記可動ピンが機械的連結されていることを特徴とす
    る請求項1記載のペダル装置。
  5. 【請求項5】 前記電気機械変換素子として光導電素子
    が用いられ、この光導電素子で発生させた光を前記可動
    ピンの移動によって遮光するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のペダル装置。
JP7027193A 1995-01-24 1995-01-24 ペダル装置 Pending JPH08202363A (ja)

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JP7027193A JPH08202363A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 ペダル装置

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JP7027193A JPH08202363A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 ペダル装置

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ID=12214259

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JP7027193A Pending JPH08202363A (ja) 1995-01-24 1995-01-24 ペダル装置

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JP (1) JPH08202363A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7387048B2 (en) 2003-07-15 2008-06-17 Hoshino Gakki Co., Ltd. Pedal device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7387048B2 (en) 2003-07-15 2008-06-17 Hoshino Gakki Co., Ltd. Pedal device

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