JPH08201560A - 原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法 - Google Patents
原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法Info
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- JPH08201560A JPH08201560A JP7011282A JP1128295A JPH08201560A JP H08201560 A JPH08201560 A JP H08201560A JP 7011282 A JP7011282 A JP 7011282A JP 1128295 A JP1128295 A JP 1128295A JP H08201560 A JPH08201560 A JP H08201560A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】原子炉格納容器の圧力抑制室内プール水を水抜
きする場合の仮設機器・工事低減・汚染拡大・廃材の各
低減に寄与する。 【構成】圧力抑制室内の圧力容器ペデスタル内部空間
に、圧力抑制室底部のスラッジ混在のプール水の一部を
移送し一時保存する。このため既存圧力容器ペデスタル
の複数個の貫通穴に仮設閉止プラグを設置し、本貫通穴
以上に水位があっても該ペデスタル内でプール水を保存
が可能な構造とする。その後、仮設の水中ポンプと必要
により簡易フィルタ及び移送ポンプを設置しペデスタル
内部空間に底部プール水を移送保存する。圧力抑制室内
部再塗装等の工事終了後再度ペデスタル内の保存プール
水を圧力抑制室内に返送する。
きする場合の仮設機器・工事低減・汚染拡大・廃材の各
低減に寄与する。 【構成】圧力抑制室内の圧力容器ペデスタル内部空間
に、圧力抑制室底部のスラッジ混在のプール水の一部を
移送し一時保存する。このため既存圧力容器ペデスタル
の複数個の貫通穴に仮設閉止プラグを設置し、本貫通穴
以上に水位があっても該ペデスタル内でプール水を保存
が可能な構造とする。その後、仮設の水中ポンプと必要
により簡易フィルタ及び移送ポンプを設置しペデスタル
内部空間に底部プール水を移送保存する。圧力抑制室内
部再塗装等の工事終了後再度ペデスタル内の保存プール
水を圧力抑制室内に返送する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉格納容器の圧力
抑制室プール水の一時保存を伴うプール水の管理方法に
関する。
抑制室プール水の一時保存を伴うプール水の管理方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来技術を図３に基づいて説明する。
【０００３】原子炉格納容器２の構成は原子炉圧力容器
１，再循環系ポンプ，一時系配管類(何れも図示せず)を
収納するドライウエル２ａと圧力抑制室２ｂに大別さ
れ、圧力抑制室にはドライウエル内の一次系冷却材喪失
事故を想定して、ドライウエル内雰囲気が高温高圧の蒸
気により異常上昇した場合、圧力抑制室内プール水に高
温高圧の蒸気を導いて凝縮させドライウエル内の異常な
圧力の上昇を抑制すること及び、ドライウエル内の異常
な温度上昇を該プール水からのスプレイ水により低減す
る目的で多量の水がプールされている。
１，再循環系ポンプ，一時系配管類(何れも図示せず)を
収納するドライウエル２ａと圧力抑制室２ｂに大別さ
れ、圧力抑制室にはドライウエル内の一次系冷却材喪失
事故を想定して、ドライウエル内雰囲気が高温高圧の蒸
気により異常上昇した場合、圧力抑制室内プール水に高
温高圧の蒸気を導いて凝縮させドライウエル内の異常な
圧力の上昇を抑制すること及び、ドライウエル内の異常
な温度上昇を該プール水からのスプレイ水により低減す
る目的で多量の水がプールされている。
【０００４】本圧力抑制室底面及び、壁面の材質は一般
に炭素鋼で構成されこのため接水面は防錆の目的で塗装
が施されているが、通常１０年前後の割合でプール水を
水抜き後、圧力抑制室内の点検再塗装作業が実施されて
いる。
に炭素鋼で構成されこのため接水面は防錆の目的で塗装
が施されているが、通常１０年前後の割合でプール水を
水抜き後、圧力抑制室内の点検再塗装作業が実施されて
いる。
【０００５】図３に、従来技術の圧力抑制室プール水底
部の水抜き及びスラッジ回収事例を示す。
部の水抜き及びスラッジ回収事例を示す。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】原子炉格納容器の圧力
抑制室内のプール水の水抜きは、原子炉建屋外にある貯
蔵タンク１０に移送するが、圧力抑制室の底部にはプラ
ントの長期運転により高放射性のスラッジ類が多量に堆
積しており、底部の水抜きに際しては高性能フィルタ１
１，樹脂塔ユニット１２等を介して該貯蔵タンク１０に
移送する必要があるため、仮設機器が膨大になり工期・
工事費及び廃材が大となる、という課題が有った。
抑制室内のプール水の水抜きは、原子炉建屋外にある貯
蔵タンク１０に移送するが、圧力抑制室の底部にはプラ
ントの長期運転により高放射性のスラッジ類が多量に堆
積しており、底部の水抜きに際しては高性能フィルタ１
１，樹脂塔ユニット１２等を介して該貯蔵タンク１０に
移送する必要があるため、仮設機器が膨大になり工期・
工事費及び廃材が大となる、という課題が有った。
【０００７】本発明の目的は、上述の従来技術の課題を
解決し、仮設機材と工事期間及び、廃材の各種低減の効
果を得ることにある。
解決し、仮設機材と工事期間及び、廃材の各種低減の効
果を得ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第１手段は、原子炉圧力容器ペデスタルの外周囲に隣
接してプール水を蓄えた圧力抑制室を備えた原子炉格納
容器において、前記プール水の少なくとも一部を前記圧
力抑制室から前記原子炉圧力容器ペデスタルに囲われた
内側に一時的に移送して一時保存することを特徴とする
原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法であ
り、同じく第２手段は、原子炉圧力容器ペデスタルの外
周囲に隣接してプール水を蓄えた圧力抑制室を備えた原
子炉格納容器において、前記プール水の少なくとも一部
を前記圧力抑制室から前記原子炉圧力容器ペデスタルに
囲われた内側に移送及び浄化して一時保存することを特
徴とする原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方
法であり、同じく第３手段は、第１手段又は第２手段に
おいて、原子炉圧力容器ペデスタル側壁の開口部を閉鎖
して一時保存水の保存水位を上げ、一時保存量を増大す
ることを特徴とする原子炉格納容器の圧力抑制室プール
水の管理方法であり、同じく第４手段は、第１手段又は
第２手段又は第３手段において、プール水の少なくとも
一部を圧力抑制室から原子炉圧力容器ペデスタルに囲わ
れた内側に移送した後に、前記圧力抑制室内での所望の
作業を実施し、その作業の後に前記原子炉圧力容器ペデ
スタルに囲われた内側に一時保存した前記プール水を前
記圧力抑制室内に返送することを特徴とする原子炉格納
容器の圧力抑制室プール水の管理方法である。
の第１手段は、原子炉圧力容器ペデスタルの外周囲に隣
接してプール水を蓄えた圧力抑制室を備えた原子炉格納
容器において、前記プール水の少なくとも一部を前記圧
力抑制室から前記原子炉圧力容器ペデスタルに囲われた
内側に一時的に移送して一時保存することを特徴とする
原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法であ
り、同じく第２手段は、原子炉圧力容器ペデスタルの外
周囲に隣接してプール水を蓄えた圧力抑制室を備えた原
子炉格納容器において、前記プール水の少なくとも一部
を前記圧力抑制室から前記原子炉圧力容器ペデスタルに
囲われた内側に移送及び浄化して一時保存することを特
徴とする原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方
法であり、同じく第３手段は、第１手段又は第２手段に
おいて、原子炉圧力容器ペデスタル側壁の開口部を閉鎖
して一時保存水の保存水位を上げ、一時保存量を増大す
ることを特徴とする原子炉格納容器の圧力抑制室プール
水の管理方法であり、同じく第４手段は、第１手段又は
第２手段又は第３手段において、プール水の少なくとも
一部を圧力抑制室から原子炉圧力容器ペデスタルに囲わ
れた内側に移送した後に、前記圧力抑制室内での所望の
作業を実施し、その作業の後に前記原子炉圧力容器ペデ
スタルに囲われた内側に一時保存した前記プール水を前
記圧力抑制室内に返送することを特徴とする原子炉格納
容器の圧力抑制室プール水の管理方法である。
【０００９】
【作用】上記第１手段によれば、圧力抑制室のプール水
の一部を原子炉圧力容器ペデスタルで囲われた内部空間
に移送することにより移し変えて一時保存し、圧力抑制
室内での点検，再塗装等の所望の作業を可能とする環境
を得る作用が得られる。上記第２手段によれば、圧力抑
制室のプール水の一部を原子炉圧力容器ペデスタルで囲
われた内部空間に移送及び浄化して一時保存し、圧力抑
制室内での点検、再塗装等の所望の作業を可能とする環
境を得る作用および浄化状態のプール水として保存する
作用が得られる。
の一部を原子炉圧力容器ペデスタルで囲われた内部空間
に移送することにより移し変えて一時保存し、圧力抑制
室内での点検，再塗装等の所望の作業を可能とする環境
を得る作用が得られる。上記第２手段によれば、圧力抑
制室のプール水の一部を原子炉圧力容器ペデスタルで囲
われた内部空間に移送及び浄化して一時保存し、圧力抑
制室内での点検、再塗装等の所望の作業を可能とする環
境を得る作用および浄化状態のプール水として保存する
作用が得られる。
【００１０】上記第３手段によれば、第１手段又は第２
手段による作用に加えて、ペデスタルの側面開口部が塞
がれることにより、一時保存水位が上昇できるから、一
時保存水量が増大し、ペデスタルによる管理水量を増大
させ、圧力抑制室内から原子炉格納容器外へ出さざる得
ない水量を低減する作用が得られる。
手段による作用に加えて、ペデスタルの側面開口部が塞
がれることにより、一時保存水位が上昇できるから、一
時保存水量が増大し、ペデスタルによる管理水量を増大
させ、圧力抑制室内から原子炉格納容器外へ出さざる得
ない水量を低減する作用が得られる。
【００１１】上記第４手段によれば、第１手段又は第２
手段又は第３手段による作用に加えて、圧力抑制室のプ
ール水の一部を原子炉圧力容器ペデスタルで囲われた内
部空間に移送することにより移し変えて一時保存してか
ら圧力抑制室内での点検，再塗装等の所望の作業を可能
と成し、その作業実施の後にペデスタル内の一時保存水
を圧力抑制室内に戻せる作用が得られる。
手段又は第３手段による作用に加えて、圧力抑制室のプ
ール水の一部を原子炉圧力容器ペデスタルで囲われた内
部空間に移送することにより移し変えて一時保存してか
ら圧力抑制室内での点検，再塗装等の所望の作業を可能
と成し、その作業実施の後にペデスタル内の一時保存水
を圧力抑制室内に戻せる作用が得られる。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例を図１，図２に基づいて説明
する。
する。
【００１３】原子炉格納容器２の構成は原子炉圧力容器
１，再循環系ポンプ，一時系配管類(何れも図示せず)を
収納するドライウエル２ａと圧力抑制室２ｂに大別さ
れ、圧力抑制室２ｂにはドライウエル２ａ内の一次系冷
却材喪失事故を想定して、ドライウエル２ａ内雰囲気が
高温高圧の蒸気により異常上昇した場合、圧力抑制室２
ｂ内のプール水にその高温高圧の蒸気を導いて凝縮させ
ドライウエル２ａ内の異常な圧力の上昇を抑制すること
及び、ドライウエル２ａ内の異常な温度上昇を該プール
水からのスプレイ水により低減する目的で多量の水がプ
ールされている。
１，再循環系ポンプ，一時系配管類(何れも図示せず)を
収納するドライウエル２ａと圧力抑制室２ｂに大別さ
れ、圧力抑制室２ｂにはドライウエル２ａ内の一次系冷
却材喪失事故を想定して、ドライウエル２ａ内雰囲気が
高温高圧の蒸気により異常上昇した場合、圧力抑制室２
ｂ内のプール水にその高温高圧の蒸気を導いて凝縮させ
ドライウエル２ａ内の異常な圧力の上昇を抑制すること
及び、ドライウエル２ａ内の異常な温度上昇を該プール
水からのスプレイ水により低減する目的で多量の水がプ
ールされている。
【００１４】原子炉格納容器２の圧力抑制室２ｂ内のプ
ール水の上澄み部は直接既設の系統管１３を通じ原子炉
建屋３の外に設置した貯蔵タンク１０にポンプなどで移
送し、その後に、ペデスタル４側壁に存在する下部の貫
通穴４ｂ下部まで水抜きしておく。
ール水の上澄み部は直接既設の系統管１３を通じ原子炉
建屋３の外に設置した貯蔵タンク１０にポンプなどで移
送し、その後に、ペデスタル４側壁に存在する下部の貫
通穴４ｂ下部まで水抜きしておく。
【００１５】ペデスタル４は、圧力抑制室２ｂの中心に
位置し運転時にはプール水の水位がペデスタル４内と圧
力抑制室内が均等になるように該ペデスタル４には上下
及び周囲に複数個の貫通穴４ｂが設けられているが、圧
力抑制室２ｂの底部のプール水２ｃを移送保存する場
合、水位が下部の貫通穴４ｂより上部に上昇するため、
下部の貫通穴４ｂに仮設閉止プラグ５を設置し保存水４
ｃが下部の貫通穴４ｂ以上になってもペデスタル４の内
側でプール水の一部が保存可能な構造とする。
位置し運転時にはプール水の水位がペデスタル４内と圧
力抑制室内が均等になるように該ペデスタル４には上下
及び周囲に複数個の貫通穴４ｂが設けられているが、圧
力抑制室２ｂの底部のプール水２ｃを移送保存する場
合、水位が下部の貫通穴４ｂより上部に上昇するため、
下部の貫通穴４ｂに仮設閉止プラグ５を設置し保存水４
ｃが下部の貫通穴４ｂ以上になってもペデスタル４の内
側でプール水の一部が保存可能な構造とする。
【００１６】仮設閉止プラグ５は、一例として、板を貫
通穴の両端開口部にパッキンを介して押し当て両端開口
部の板を長軸なボルトにより板がペデスタル壁面に押し
付けられるように締め上げる構成がある。
通穴の両端開口部にパッキンを介して押し当て両端開口
部の板を長軸なボルトにより板がペデスタル壁面に押し
付けられるように締め上げる構成がある。
【００１７】その後、格納容器機器ハッチ２ｄから水中
ポンプ６と仮設の簡易フィルタ７及び移送ポンプ８を圧
力抑制室２ｂ内に搬入して、水中ポンプ６の吐出口を簡
易フィルタ７の入口に、簡易フィルタ７の出口を移送ポ
ンプ８の入口に、移送ポンプ８の吐出口を上部の貫通穴
４ｂを通した配管でペデスタル４の内側に接続して、ペ
デスタル４の内部空間４ａに高放射性のスラッジ類を含
んだ底部のプール水２ｃを水中ポンプ６や移送ポンプ８
を可動して移送し、一時的にそのプール水をペデスタル
４の内側で保存する。
ポンプ６と仮設の簡易フィルタ７及び移送ポンプ８を圧
力抑制室２ｂ内に搬入して、水中ポンプ６の吐出口を簡
易フィルタ７の入口に、簡易フィルタ７の出口を移送ポ
ンプ８の入口に、移送ポンプ８の吐出口を上部の貫通穴
４ｂを通した配管でペデスタル４の内側に接続して、ペ
デスタル４の内部空間４ａに高放射性のスラッジ類を含
んだ底部のプール水２ｃを水中ポンプ６や移送ポンプ８
を可動して移送し、一時的にそのプール水をペデスタル
４の内側で保存する。
【００１８】移送中にプール水２ｃは簡易フィルタ７を
通過して浄化され、浄化された状態でプール水が保存さ
れる。
通過して浄化され、浄化された状態でプール水が保存さ
れる。
【００１９】その保存作業と保存領域は、原子炉格納容
器内であるから、移送作業は速やかに実施でき、フィル
タも高性能を要求されない。
器内であるから、移送作業は速やかに実施でき、フィル
タも高性能を要求されない。
【００２０】その移送が終了した後に、圧力抑制室２ｂ
の点検や再塗装等の工事を行い、工事終了後再度ペデス
タル４内で保存中の保存水４ｃを圧力抑制室内に返送す
る。図２に示す様に、返送する際には、ペデスタル４内
の水中ポンプ６の吐出口を移送ポンプ８の吸い込み口に
接続し、移送ポンプ８の吐出口を簡易フィルタ７の入口
に接続し、簡易フィルタ７の出口を圧力抑制室２ｂに臨
ませる。
の点検や再塗装等の工事を行い、工事終了後再度ペデス
タル４内で保存中の保存水４ｃを圧力抑制室内に返送す
る。図２に示す様に、返送する際には、ペデスタル４内
の水中ポンプ６の吐出口を移送ポンプ８の吸い込み口に
接続し、移送ポンプ８の吐出口を簡易フィルタ７の入口
に接続し、簡易フィルタ７の出口を圧力抑制室２ｂに臨
ませる。
【００２１】水中ポンプ６や移送ポンプ８を稼働して、
必要によりペデスタル４内に保存中の保存水４ｃを仮設
撹拌器９にてペデスタル内側底部に滞留のスラッジ等を
撹拌させて、保存水４ｃを簡易フィルタ７を通じて洗浄
しながら圧力抑制室２ｂ内に返送する。
必要によりペデスタル４内に保存中の保存水４ｃを仮設
撹拌器９にてペデスタル内側底部に滞留のスラッジ等を
撹拌させて、保存水４ｃを簡易フィルタ７を通じて洗浄
しながら圧力抑制室２ｂ内に返送する。
【００２２】これらの移し変え及び返送の各作業は原子
炉格納容器内で主に圧力抑制室内での作業であり、原子
炉建屋等への放射能汚染拡大のポテンシャルを解消で
き、放射能汚染拡大防止の設備その設備の工事及び廃棄
量が低減でき、建屋外の貯蔵タンクの要領も低減でき
る。
炉格納容器内で主に圧力抑制室内での作業であり、原子
炉建屋等への放射能汚染拡大のポテンシャルを解消で
き、放射能汚染拡大防止の設備その設備の工事及び廃棄
量が低減でき、建屋外の貯蔵タンクの要領も低減でき
る。
【００２３】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、原子炉圧力抑
制室内のプール水の移送保管管理が原子炉格納容器内で
達成できるから、原子炉格納容器外への放射能汚染拡大
が低減されて仮設機材と工事期間及び、廃材の各種低減
の効果が得られる。
制室内のプール水の移送保管管理が原子炉格納容器内で
達成できるから、原子炉格納容器外への放射能汚染拡大
が低減されて仮設機材と工事期間及び、廃材の各種低減
の効果が得られる。
【００２４】請求項２の発明によれば、原子炉圧力抑制
室内のプール水の移送保管管理が原子炉格納容器内で達
成でき、保管管理状態は浄化状態で達成できるから、原
子炉格納容器外への放射能汚染拡大が低減されて仮設機
材と工事期間及び、廃材の各種低減の効果が得られると
ともに、ペデスタル内側での保管管理においてペデスタ
ル内側での放射能汚染の拡大を抑制する。
室内のプール水の移送保管管理が原子炉格納容器内で達
成でき、保管管理状態は浄化状態で達成できるから、原
子炉格納容器外への放射能汚染拡大が低減されて仮設機
材と工事期間及び、廃材の各種低減の効果が得られると
ともに、ペデスタル内側での保管管理においてペデスタ
ル内側での放射能汚染の拡大を抑制する。
【００２５】請求項３の発明によれば、請求項１又は請
求項２の発明による効果に加えて、ペデスタル内側での
保管管理水量を増大させて一層のこと原子炉格納容器外
への放射能汚染拡大が低減されて仮設機材と工事期間及
び、廃材の各種低減の効果が得られる。
求項２の発明による効果に加えて、ペデスタル内側での
保管管理水量を増大させて一層のこと原子炉格納容器外
への放射能汚染拡大が低減されて仮設機材と工事期間及
び、廃材の各種低減の効果が得られる。
【００２６】請求項４の発明によれば、請求項１又は請
求項２又は請求項３による発明の効果に加えて、圧力抑
制室からの水抜き作業から返送作業に至るまで原子炉格
納容器内で実施できるから、その途中で行われる点検等
の作業を含めた一連の作業が迅速に達成できる。
求項２又は請求項３による発明の効果に加えて、圧力抑
制室からの水抜き作業から返送作業に至るまで原子炉格
納容器内で実施できるから、その途中で行われる点検等
の作業を含めた一連の作業が迅速に達成できる。
【図１】本発明の実施例であって、圧力抑制室内プール
水の底部スラッジ混在のプール水をペデスタルの内側空
間に移送中の状況を示した原子炉格納容器の半断面図で
ある。
水の底部スラッジ混在のプール水をペデスタルの内側空
間に移送中の状況を示した原子炉格納容器の半断面図で
ある。
【図２】本発明の実施例であって、ペデスタルの内側空
間に一時保存中の圧力抑制室内の底部スラッジ混在のプ
ール水を洗浄後圧力抑制室に返送している状況を示した
原子炉格納容器の半断面図である。
間に一時保存中の圧力抑制室内の底部スラッジ混在のプ
ール水を洗浄後圧力抑制室に返送している状況を示した
原子炉格納容器の半断面図である。
【図３】従来技術であって、圧力抑制室内プール水の底
部プール水を原子炉建屋外の貯蔵タンクに移送中の状況
を示した原子炉格納容器の半断面図である。
部プール水を原子炉建屋外の貯蔵タンクに移送中の状況
を示した原子炉格納容器の半断面図である。
１…原子炉圧力容器、２…原子炉格納容器、２ａ…ドラ
イウエル、２ｂ…圧力抑制室、２ｃ…プール水、２ｄ…
格納容器機器ハッチ、３…原子炉建屋、４…ペデスタ
ル、４ｂ…貫通穴、４ｃ…保存水、５…仮設閉止プラ
グ、６…水中ポンプ、７…簡易フィルタ、８…移送ポン
プ。
イウエル、２ｂ…圧力抑制室、２ｃ…プール水、２ｄ…
格納容器機器ハッチ、３…原子炉建屋、４…ペデスタ
ル、４ｂ…貫通穴、４ｃ…保存水、５…仮設閉止プラ
グ、６…水中ポンプ、７…簡易フィルタ、８…移送ポン
プ。
Claims (4)
- 【請求項１】原子炉圧力容器ペデスタルの外周囲に隣接
してプール水を蓄えた圧力抑制室を備えた原子炉格納容
器において、前記プール水の少なくとも一部を前記圧力
抑制室から前記原子炉圧力容器ペデスタルに囲われた内
側に一時的に移送して一時保存することを特徴とする原
子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法。 - 【請求項２】原子炉圧力容器ペデスタルの外周囲に隣接
してプール水を蓄えた圧力抑制室を備えた原子炉格納容
器において、前記プール水の少なくとも一部を前記圧力
抑制室から前記原子炉圧力容器ペデスタルに囲われた内
側に移送及び浄化して一時保存することを特徴とする原
子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法。 - 【請求項３】請求項１又は請求項２において、原子炉圧
力容器ペデスタル側壁の開口部を閉鎖して一時保存水の
保存水位を上げ、一時保存量を増大することを特徴とす
る原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法。 - 【請求項４】請求項１又は請求項２又は請求項３におい
て、プール水の少なくとも一部を圧力抑制室から原子炉
圧力容器ペデスタルに囲われた内側に移送した後に、前
記圧力抑制室内での所望の作業を実施し、その作業の後
に前記原子炉圧力容器ペデスタルに囲われた内側に一時
保存した前記プール水を前記圧力抑制室内に返送するこ
とを特徴とする原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の
管理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7011282A JPH08201560A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7011282A JPH08201560A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08201560A true JPH08201560A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11773649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7011282A Pending JPH08201560A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 原子炉格納容器の圧力抑制室プール水の管理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08201560A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005283182A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Hitachi Ltd | 沸騰水型原子力プラントにおける原子炉格納容器内の圧力抑制室内プール水浄化装置 |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP7011282A patent/JPH08201560A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005283182A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Hitachi Ltd | 沸騰水型原子力プラントにおける原子炉格納容器内の圧力抑制室内プール水浄化装置 |
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