JPH08201328A - 空燃比センサの特性評価方法及び評価装置 - Google Patents

空燃比センサの特性評価方法及び評価装置

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JPH08201328A
JPH08201328A JP7029981A JP2998195A JPH08201328A JP H08201328 A JPH08201328 A JP H08201328A JP 7029981 A JP7029981 A JP 7029981A JP 2998195 A JP2998195 A JP 2998195A JP H08201328 A JPH08201328 A JP H08201328A
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正弥 藤本
Minoru Ota
太田  実
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価かつ簡便に生成したテスト用ガスを用い
るエンジンの空燃比センサの特性評価方法及び装置の提
供。 【構成】 窒素81,酸素82,炭化水素83の混合比
率及び加熱温度を調整し,自然発火により生成した燃焼
ガス85を用いて評価する空燃比センサ7の特性評価方
法。及びガス供給手段1〜13と,流量調整手段20
と,混合ガス84を自然発火させる燃焼手段30と,測
定手段40と,測定手段40のデータから空燃比センサ
7の良否を判定する判定手段45とを有する特性評価装
置1。炭化水素ガス83の流量と総流量とを一定値にし
て,空燃比を調整すること,また炭化水素ガス83を爆
発下限界濃度以下にする事が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,エンジンの排気ガスの
空燃比を検出する空燃比センサの特性評価方法及び評価
装置に関する。
【0002】
【従来技術】自動車の排気ガスの空燃比センサの特性評
価は,エンジンの実機を使用して行うことが最も好まし
い。しかしながら,エンジンの実機を使用する特性評価
方法は,対象となるエンジンの種類や制御方法,センサ
の取付位置,運転条件,周囲条件などによって左右さ
れ,経済性の点からも空燃比センサの製造ライン等で用
いるのには適当でない。
【0003】そこで,ガスボンベ等から多種類のガスを
供給し,これを混合して加熱し,実際の排気ガスの組成
に近いガス組成物を生成し,これをテスト用のガスとす
る方法がある(モデルガス法)。しかしながら,この方
法は,排気ガスに含まれる多くの種類のガスを一定の割
合に調整するから設備が大掛かりとなり,コスト高にな
るという欠点がある。
【0004】そこで,設備等が割安となる他の方法とし
て,ガスバーナを用いて余り多くない種類のガスの混合
物を燃焼させ,その燃焼ガスをテスト用のガスとして用
いる方法がある(ガスバーナ法)。しかしながら,ガス
バーナで燃焼させるこの方法は,燃焼が良好すぎる等の
ためにエンジンの排気ガスの組成とかなり異なった組成
となるという欠点がある。そのため,リッチガス時の特
性とリーンガス時の特性の2点において,空燃比センサ
をステップ応答的に検査するなど,正確さを必要としな
い場合にしか用いることはできない。そこで,その改良
方法として上記燃焼ガスに酸化性又は還元性のガスを適
当に添加して実際の排気ガスとの相関性を強め,排気ガ
スと類似の測定結果が得られるようにする方法が提案さ
れている(特公平6−70619号公報参照)。
【0005】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記特公平6
−70619号公報に示された改良されたガスバーナ法
は,添加ガスを10Hz以上の周波数で増減させるなど
制御が複雑であるという問題点があり,また改良された
といっても実際の排気ガスの組成とはかなり異なってい
るという欠点がある。本発明は,かかる従来の問題点に
鑑みてなされたものであり,簡素で安価な設備によって
実際の排気ガスとの相関性の高いテスト用ガスを効率的
に生成し,これによって精度よく空燃比センサを評価す
ることができる空燃比センサの特性評価方法及び評価装
置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】本願の第1発明は,テスト用のガス
を供給して特性を計測するエンジンの空燃比センサの特
性評価方法であって,窒素,酸素,炭化水素の3種類の
ガスを用意し,その混合ガスを加熱して自然発火させて
燃焼し,上記ガスの混合比率を調整することにより,所
望の空燃比のエンジン排気ガスと相関性の高いテスト用
の燃焼ガスを得ることを特徴とする空燃比センサの特性
評価方法にある。
【0007】第1発明において最も注目すべきことは,
窒素ガス,酸素ガス及び炭化水素ガスからなる混合ガス
の混合比率を調整し,かつ混合ガスを自然発火させるこ
とによりテスト用ガスを生成することである。即ち,本
発明においては,ガスバーナなどを用いず,加熱による
自然発火によって燃焼ガスを生成し,この燃焼ガスをテ
スト用ガスとして用いる。そして,混合ガスの混合比率
を変えることにより,所望の空燃比の排気ガスとの相関
性の高い組成の燃焼ガスを生成する。
【0008】なお,上記のように混合ガスの混合比率を
調整することに加えて,更に混合ガスの加熱温度をも調
整することが好ましい。なぜならば,加熱温度を変更す
ることにより発生する燃焼ガスの組成が変化するので,
加熱温度を所定の値に精度よく制御することにより,目
標とする組成の燃焼ガスが更に精度よく得られるように
なるからである。
【0009】上記加熱温度の影響について,例えば,プ
ロパンを例に取れば,プロパン(C3 8 )を酸素ガス
不足の状態で燃焼させた場合には,温度によって例えば
次のような異なった反応が進行する。 C3 8 +4O2 → CO2 +2CO+4H2 O,又は → 2CO2 +CO+3H2 O+H2 ,又は → 3CO2 +2H2 O+2H2
【0010】そして,上記のように燃焼ガスの組成を変
化させる加熱温度の範囲は,炭化水素ガスの種類にもよ
るが,通常は,400℃以上の温度範囲であればよい。
これは,400℃より低い温度においては,上記のよう
な炭化水素の反応が生じにくくなり,本発明の評価方法
の実施が困難となるからである。また,上記加熱温度
は,好ましくは,400〜1100℃が好ましい。
【0011】なお,所望の空燃比(リッチ,リーン)の
排気ガスに対応する燃焼ガスの組成を,比較的簡単な制
御演算によって得るためには,3種類のガスの合計流量
を一定にし,更に炭化水素ガスの流量を一定にし,酸素
ガスの流量と窒素ガスの流量との合計値(一定)におけ
る酸素ガスと窒素ガスの比率を調整することによって行
うことが非常に簡便である。なぜならば,炭化水素ガス
の量は他のガスに比べて相対的に少ないから,酸素ガス
の側を調整することによって両者の混合比率を精度よく
制御することができるからである。
【0012】例えば,プロパンを完全燃焼させる場合に
は, C3 8 +5O2 →3CO2 +4H2 O となり,上式から知られるように酸素ガスの量はプロパ
ンに比べて多量に必要となるからである。それ故,両者
の混合比の微調整は酸素ガスを調整することによって精
度を上げることができる。また,安全管理上の観点から
も爆発性の炭化水素ガスの流量は爆発下限界濃度以下
(C3 8 では2.3%以下)とすることが好ましく,
爆発下限界濃度以下に炭化水素ガスを維持するために
も,全体の流量と炭化水素ガスの流量とを常に一定にし
ておくことが適切である(例えば,プロパンの流量を爆
発下限界濃度以下の1〜2%とする)。
【0013】一方,本願の第2発明は,窒素ガス,酸素
ガス及び炭化水素ガスを供給するガス供給手段と,それ
ぞれのガスの送出流量を調整する流量調整手段と,送出
された上記3種類のガスを混合,加熱し自然発火させる
燃焼手段と,該燃焼手段において生成された燃焼ガスを
取り入れて空燃比センサの特性を測定する測定手段と,
該測定手段の出力データに基づいて空燃比センサの良否
を判定する判定手段とを有することを特徴とするエンジ
ンの空燃比センサの評価装置にある。
【0014】上記,第2発明において,更に,前記燃焼
手段は,混合ガスの加熱温度を与えられた指令に基づい
て自動調整する温度調整手段を有することが好ましい。
前記のように,生成される燃焼ガスを一定とするために
は,加熱温度を精度よく制御することが必要だからであ
る。
【0015】また,第2発明において,更に判定手段に
は,流量調整手段及び燃焼手段に所定の制御指令を発す
ると共に,前記測定手段の出力データを自動的に読み込
み,読み込まれた一連のデータに基づいて空燃比センサ
の良否を判定する自動判定機能を設けることが好まし
い。上記自動判定機能を設けることにより,評価対象と
なる空燃比センサを装置にセットすることにより自動的
に評価結果が得られるようになるからである。
【0016】
【作用及び効果】第1発明にかかる特性評価方法におい
て,3種類の混合ガスによる燃焼反応は,窒素ガスは殆
ど反応しないから酸素ガスと炭化水素ガスの反応によっ
て次式によって示される。 K1 2 +K2 n m →K3 CO2 +K4 2 O+K
5 CO+K6 2+K7 2 +K8 x y そして,リーンガス組成すなわちO2 が過剰であれば,
反応後の燃焼ガスの組成は,殆どの組成はCO2 とH2
Oと過剰分のO2 となる。そして,O2 の流量を調整し
て,燃焼ガスにおける過剰分のO2 の量をコントロール
することができるから,O2 の量を所望の流量に調整す
ることにより所望のリーンな排気ガスとの相関性の高い
燃焼性を容易に得ることができる。
【0017】また,O2 の過不足がないストイキガス組
成の場合には,燃焼ガスは殆どがCO2 とH2 Oとな
る。そして,この場合には理論空燃比の排気ガスに対応
するテスト用の燃焼ガスを得ることができる。一方,リ
ッチガス組成すなわちO2 が不足する状態で燃焼すれ
ば,燃焼ガスはCO2 ,H2 O,CO,H2 及び炭化水
素ガスとなる。そして,O2 の不足の度合と加熱温度と
によって炭化水素ガス等の組成が変化する。それ故,加
熱温度を所定の値に設定し,O2 の量を調整することに
より,リッチな排気ガスに対応するテスト用の燃焼ガス
を得ることができる。
【0018】上記のように,炭化水素ガスに対するO2
の量を変化させ,かつ加熱温度を自然発火可能な一定の
温度とすることにより広範囲な空燃比の排気ガスに対応
した組成の燃焼ガスを得ることができる。また,ガスバ
ーナ等を用いず,混合ガスを自然発火により燃焼させる
から,反応は安定しており,常に排気ガスとの相関性の
高い一定の組成の燃焼ガスを得ることができる。
【0019】そして,テスト用の上記燃焼ガスは,わず
か3種類のガスの混合によって得られるから,用いる設
備は非常に簡素でよい。上記のように,第1発明によれ
ば,入手の容易な少ない種類のガスによる簡素で安価な
設備によって実際の排気ガスとの相関性の高いテスト用
ガスを効率的に生成し,これによって高精度に空燃比セ
ンサを評価することができる空燃比センサの特性評価方
法を提供することができる。
【0020】そして,第2発明によれば,入手の容易な
少ない種類のガスによる簡素で安価な設備によって実際
の排気ガスとの相関性の高いテスト用ガスを効率的に生
成し,これによって高精度に空燃比センサを評価する事
ができる空燃比センサの評価装置を提供することができ
る。また,本願の第1,第2発明では,有毒性の高いC
OガスやNOX ガスを用いないから,安全管理の面でも
優れている。更に,空気を用いず窒素ガスと酸素ガスと
を用いるから,全体に対する炭化水素ガスの比率が,空
気を用いる場合よりも低めになり,爆発下限界濃度以下
に抑制することができるという利点がある。
【0021】
【実施例】本発明の実施例にかかる空燃比センサの特性
評価方法及び評価装置について図1〜図3を用いて説明
する。本例は,図1に示すように,窒素ガス81,酸素
ガス82及び炭化水素ガス83を供給するガス供給手段
としてのガスボンベ11〜13と,それぞれのガスの送
出流量を調整する流量調整手段20と,送出された上記
3種類のガスを混合,加熱し自然発火させる燃焼手段3
0と,燃焼手段30において生成された燃焼ガス85を
取り入れて空燃比センサ7の特性を測定する測定手段4
0と,測定手段40の出力データに基づいて空燃比セン
サ7の良否を判定する判定手段45とを有するエンジン
の空燃比センサ7の評価装置1である。
【0022】また,燃焼手段30は,混合ガスに対する
加熱温度を与えられた指令に基づいて自動調整する温度
調整手段を有する。そして,判定手段45は,流量調整
手段20及び燃焼手段30に所定の制御指令を発すると
共に測定手段40の出力データを自動的に読み込み,読
み込まれた一連のデータに基づいて空燃比センサ7の良
否を判定する自動判定機能を有している。
【0023】そして,評価装置1は,各ガス81〜83
の混合比率を調整すると共に加熱温度を所定の値に制御
し,所望のテスト用ガスとしての燃焼ガス85を得る。
このとき,ガス81〜83の合計流量Qt と炭化水素ガ
ス83の流量Qc とを一定とし,窒素ガスと酸素ガスの
流量Qn ,Qo の比率を調整して所望の燃焼ガスを得
る。また,上記炭化水素ガス83の流量Qc は爆発下限
界濃度以下となるようにする(C3 8 では,2.3%
以下)。
【0024】以下,それぞれについて説明を補足する。
流量調整手段20は,マスフローコントローラ21〜2
3と流量制御装置24とからなり,流量制御装置24の
指令に基づいてマスフローコントローラ21〜23は各
ガス81〜83の流量Qn ,Qo ,Qc を調整する。流
量を制御された各ガス81〜83は,配管61を通って
燃焼手段30に至る。
【0025】燃焼手段30は,電気炉31と温度調節器
32とを有し,温度調整器32の指令に基づいて電気炉
31は配管62を外側より加熱し,混合ガス84を自然
発火させる。本例における温度調節器32の指令温度は
700℃である。また,配管62は,石英を使用してお
り,金属配管のような加熱による酸化が生じないように
してある。そして,生じた燃焼ガス85は測定手段40
に送られる。
【0026】測定手段40は,評価対象の空燃比センサ
7をセットする設置部41と,空燃比センサ7の出力を
測定する計測部42とを有する。設置部41は,温調器
411と電気炉412とを有し,燃焼ガス85の温度を
余り下げず,センサ自体の特性上必要な温度を保つため
に,650℃に加熱し,空燃比センサ7に燃焼ガスを供
給する。
【0027】空燃比センサ7には,大気との酸素濃度差
を電圧値に返還する酸素センサや上記酸素濃度差を限界
電流値に変換する空燃比センサなどがあるが,限界電流
式の空燃比センサの場合について,評価結果を例示す
る。図3は,エンジン実機の排気ガスを用いた場合の空
燃比センサ7の限界電流の値(平坦部の値)を示すグラ
フであり,符号61はA/F(空燃比)=18相当のリ
ーンガスを,符号62はA/F=14.5相当のストイ
キガスを,符号63はA/F=13相当のリッチガスに
おける特性値を示す。一方,図2は本例の評価装置1に
おいて,ガス81〜83の組成を下表のようにした場合
の限界電流の変化を示すものである。
【0028】
【表1】
【0029】図2と図3とを比較することにより容易に
分かるように,本例の上記燃焼ガスAは,A/F=18
相当の実排気ガスに,燃焼ガスBはストイキ相当の実排
気ガスに,燃焼ガスCはA/F=13相当の実排気ガス
にそれぞれ極めて類似した限界電流特性を得ることがで
きる。なお,ガスの合計流量は,1000cc/min
程度とすることが好ましい。その根拠は,炭化水素ガス
の流量を1%程度(爆発下限界濃度の1/2)に制御す
るための制御性,ガス燃焼の安定性,経済性の観点から
くるものである。
【0030】また,酸素ガス及び窒素ガスの流量Qo
n は,流量調整手段20により容易に0.1cc/m
in単位で増減することができるから,広範囲に渡るA
/F比について極めて精度の高いテスト用の燃焼ガスを
得ることができる。上記のように,本例の方法及び装置
によれば,3種類という少ない種類のガスを用いて,ま
た入手の極めて容易なガスを用いて,また簡素で安価な
設備を用いて,実際の排気ガスと極めて相関性の高いテ
スト用のガスを得ることができ,これよって精度の高い
空燃比センサの評価を実施することができる。
【0031】なお,本例の燃焼手段30に替えて,ガス
バーナ等による燃焼手段によっても排気ガスと相関性の
ある燃焼ガスを生成することもできるが,燃焼の安定度
及び生成されたガス組成の制御精度の点で,本例の方法
(装置)が大幅に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の評価装置のシステム構成図。
【図2】実施例の評価装置を用いた場合における空燃比
センサの限界電流特性図。
【図3】実排気ガスを用いた空燃比センサの限界電流特
性図。
【符号の説明】
1...評価装置, 11〜13...ガス供給手段(ガスボンベ), 20...流量調整手段, 30...燃焼手段, 40...測定手段, 45...判定手段, 7...空燃比センサ, 81...窒素ガス, 82...酸素ガス, 83...炭化水素ガス, 84...混合ガス, 85...燃焼ガス,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三輪 直人 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスト用のガスを供給して特性を計測す
    るエンジンの空燃比センサの特性評価方法であって,窒
    素,酸素,炭化水素の3種類のガスを用意し,その混合
    ガスを加熱して自然発火させて燃焼し,上記ガスの混合
    比率を調整することにより,所望の空燃比のエンジン排
    気ガスと相関性の高いテスト用の燃焼ガスを得ることを
    特徴とする空燃比センサの特性評価方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,前記各ガスの混合比
    率を調整すると共に混合ガスの加熱温度を調整すること
    を特徴とする空燃比センサの特性評価方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において,前記加熱温度の調整
    範囲を400℃以上としたことを特徴とする空燃比セン
    サの特性評価方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て,前記3種類のガスの合計流量及び炭化水素の流量を
    一定とし,窒素ガスと酸素ガスの流量の比率を変えるこ
    とにより混合比率を調整することを特徴とする空燃比セ
    ンサの特性評価方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項にお
    いて,炭化水素の流量が爆発下限界濃度以下となるよう
    にしたことを特徴とする空燃比センサの特性評価方法。
  6. 【請求項6】 窒素ガス,酸素ガス及び炭化水素ガスを
    供給するガス供給手段と,それぞれのガスの送出流量を
    調整する流量調整手段と,送出された上記3種類のガス
    を混合,加熱し自然発火させる燃焼手段と,該燃焼手段
    において生成された燃焼ガスを取り入れて空燃比センサ
    の特性を測定する測定手段と,該測定手段の出力データ
    に基づいて空燃比センサの良否を判定する判定手段とを
    有することを特徴とするエンジンの空燃比センサの評価
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において,前記燃焼手段は,混
    合ガスに対する加熱温度を与えられた指令に基づいて自
    動調整する温度調整手段を有していることを特徴とする
    空燃比センサの評価装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において,前記判定手段は,前
    記流量調整手段及び前記燃焼手段に所定の制御指令を発
    すると共に前記測定手段の出力データを自動的に読み込
    み,読み込まれた一連のデータに基づいて空燃比センサ
    の良否を判定する自動判定機能を有していることを特徴
    とするエンジンの空燃比センサの評価装置。
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