JPH08201214A - 剪断土槽 - Google Patents

剪断土槽

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JPH08201214A
JPH08201214A JP7034225A JP3422595A JPH08201214A JP H08201214 A JPH08201214 A JP H08201214A JP 7034225 A JP7034225 A JP 7034225A JP 3422595 A JP3422595 A JP 3422595A JP H08201214 A JPH08201214 A JP H08201214A
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JP
Japan
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soil
frames
box
frame
shear
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Pending
Application number
JP7034225A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaeko Matsumoto
夏恵子 松本
Atsunobu Fukuoka
篤信 福岡
Naoto Adachi
直人 安達
Yukio Naito
幸雄 内藤
Yasuo Aoki
保夫 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAMU DENSHI KIKAI KK
Kajima Corp
Original Assignee
SAMU DENSHI KIKAI KK
Kajima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 地盤の動きに追随でき、重量の軽い剪断土槽
を提供すること。 【構成】 枠状のフレーム5の上下面に金属プレート1
1を設け、金属プレート11間にローラーベアリング1
3を設けて各フレーム5を重畳する。各フレームは、軽
量の金属製の角パイプ15a、15bを接着剤で接着し
て構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軟弱地盤の大地震時の
地盤性状と、大地震時の地盤の構造物に対する影響を把
握するため、遠心場の模型地盤の振動実験に用いられる
剪断土槽に関するものである。
【0002】
【従来の技術】軟弱地盤の大地震時の地盤性状や地盤の
構造物に対する影響を把握するため、遠心装置に模型を
載置して実験を行うことがある。遠心装置を用いると、
模型に高重力場を載荷できるので、重力場に対応させた
小さい寸法の模型の振動実験により地震時の実際の地盤
の現象をほぼ再現できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実地盤
の現象を再現するためには、模型寸法が小さいので、地
盤の容器である剪断土槽の影響をできるだけ小さくする
ことが望まれる。
【0004】本発明は、このような要望に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、摩擦係数を小さく
して、地盤の動きに追随できるようにし、重量の軽い剪
断土槽を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明は、上下面に金属プレートが設けられた接
着方式で組立てた軽量かつ変形に対する剛性を有する枠
上のフレームの前記金属プレート間に、ベアリングを介
して前記フレームを複数個重ねて台上に載置し、前記フ
レーム内に土を入れて、前記台を振動させることを特徴
とする剪断土槽である。
【0006】
【作用】本発明では、上下面に金属プレートが設けられ
た枠上のフレームの前記金属プレート間に、ベアリング
を介して前記フレームを複数個重ねて台上に載置するの
で、各フレーム間の摩擦が極めて小さくなる。フレーム
は加工精度の高い接着方式を採用しているので、平面を
保ち摩擦を小さくできる。重力場でのフレームの変形の
影響が生じないように十分な剛性を有する断面性能の軽
量な部材が採用されている。以上により、精度の高い震
動実験が可能になる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の1実施例に係る剪断土槽
1の斜視図である。剪断土槽1は、枠状のフレーム5が
複数重ねられ、台3上に載置される。剪断土槽1内には
土7が装填される。台3には注水口9が設けられ、注水
口9から剪断土槽1内の土7に水が供給される。この水
は地盤内における地下水を模擬している。台3は遠心装
置(図示せず)に取り付けられ、図1に示すA方向に加
振される。
【0008】図2はフレーム5の斜視図、図3は図2の
B部の拡大図、図4は図2のC−C断面図である。フレ
ーム5は図4に示すように、アルミニウム製の角パイプ
15a、15bを接着剤で接着したものである。接着剤
としては例えば、セメダインハイスーパーのエポシキ2
液混合型を用い、この接着剤の引張り強度は200kgf/
cm2 であり、剪断強度は100kgf/cm2 である。
【0009】フレーム5の上下面のそれぞれ6カ所に焼
き入れした金属プレート11を取り付ける。また、土が
こぼれるのを防ぐためのガイドプレート17を角パイプ
15a、15b上に設ける。そして、各フレーム5の金
属プレート11の間にローラーベアリング13を設けて
フレーム5を積み重ねる。そして、台3を遠心装置(図
示せず)に取り付けて加振する。
【0010】本実施例では、各フレーム5は金属プレー
ト5の間にローラーベアリング13を介して重畳されて
おり、各フレーム5間の摩擦は極めて小さくなり、剪断
土槽1は地盤の動きに極めて敏感に追随する。また、角
パイプ15a、15bを接着剤で接着させ、加工工程に
伴う変形の影響を減少させることにより、フレーム5の
平滑度を保ち、また所定の剛性を満足させることができ
る。このように既存の角パイプ15a、15bを組み合
わせて軽量且つ剛性のある剪断土槽1を提供することが
できる。
【0011】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、地盤の動きに追随でき、重量の軽い剪断土槽を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係る剪断土槽1の斜視図
【図2】 フレーム5の斜視図
【図3】 図2のB部の拡大図
【図4】 図2のC−C断面図
【符号の説明】
1………剪断土槽 3………台 5………フレーム 7………土 9………注水口 11………金属プレート 13………ローラーベアリング 17………ガイドプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 直人 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 内藤 幸雄 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)発明者 青木 保夫 東京都東大和市立野3−1293−10 グリー ンタウン3−716

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下面に金属プレートが設けられた枠上
    のフレームの前記金属プレート間に、ベアリングを介し
    て前記フレームを複数個重ねて台上に載置し、前記フレ
    ーム内に土を入れて、前記台を振動させることを特徴と
    する剪断土槽。
  2. 【請求項2】 前記フレームは上下面が平面を保つよう
    に軽量な金属角柱が接着されたものであることを特徴と
    する請求項1記載の剪断土槽。
  3. 【請求項3】 前記台から注水を行うことを特徴とする
    請求項1又は2記載の剪断土槽。
JP7034225A 1995-01-31 1995-01-31 剪断土槽 Pending JPH08201214A (ja)

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