JPH08201024A - 撮像式計測装置 - Google Patents

撮像式計測装置

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JPH08201024A
JPH08201024A JP875495A JP875495A JPH08201024A JP H08201024 A JPH08201024 A JP H08201024A JP 875495 A JP875495 A JP 875495A JP 875495 A JP875495 A JP 875495A JP H08201024 A JPH08201024 A JP H08201024A
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JP875495A
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Inventor
Yuichi Yamazaki
祐一 山崎
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各部の設置状態の異常や撮像手段の光学的な
誤差等にかかわらず、常に、正確な計測を行うことが可
能となる撮像式計測装置を提供する。 【構成】 受け台7上に載置された被撮像体Kを撮像す
るビデオカメラ23と、このビデオカメラ23によって
得られた画像情報に基づいて、被撮像体23の大きさを
判別する制御装置24とが備えられた撮像式計測装置に
おいて、受け台7上に、被撮像体Kの大きさ判別の基準
となる基準マークMが設けられ、制御装置24は、被撮
像体Kの画像情報並びに基準マークMの画像情報に基づ
いて、被撮像体Kの大きさを判別するように構成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受け台上に載置された
被撮像体を撮像する撮像手段と、この撮像手段によって
得られた画像情報に基づいて、前記被撮像体の大きさを
判別する画像処理手段とが備えられた撮像式計測装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記撮像式計測装置において、従来で
は、前記撮像手段を受け台、即ち被撮像体から予め定め
られた所定距離だけ離間させた状態で位置固定状態で配
置し、被撮像体の実際の大きさと、撮像手段にて得られ
た画像上における被撮像体の大きさ(例えば、長さ、あ
るいは面積等)との比率を予め求めておき、撮像された
画像上にて求められた被撮像体の大きさに対して、前記
比率に基づいて実際の被撮像体の大きさを演算にて求め
るように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に受け台や撮像手段を位置固定状態で配置させた場合で
あっても、その設置時において、取付け誤差が生じて実
際の撮像手段と被撮像体との間の離間距離が、前記設定
距離とは異なった値になってしまうおそれがある。又、
初期設置状態においては、実際の撮像手段と被撮像体と
の間の離間距離が前記設定距離になるように設置されて
いても、長期間の使用に伴って、例えば外部からの振動
や衝撃等に起因して、撮像手段の取付け位置が初期設定
位置からずれてしまい、前記設定距離とは異なった値に
なってしまうおそれもある。
【0004】このように、撮像手段と被撮像体との間の
実際の離間距離が前記設定距離とは異なった値になって
しまうと、演算にて求められる被撮像体の計測結果に定
常的な計測誤差が生じて正確な大きさを得ることが出来
ない不利があった。
【0005】又、上述したような撮像手段としては、一
般に、被撮像体からの反射光を光学レンズ系を通して、
例えば、CCD等の固体撮像素子等の光電変換装置の撮
像面上に結像させて、その電気出力に基づいて、画像情
報を得るように構成されるものであるが、上述したよう
な光学レンズ系は、球面収差やコマ収差等の収差が存在
し、このような収差に起因した計測誤差も発生するおそ
れがあるが、上記従来構成においては、このような計測
誤差に対しては何ら対策は採られていず、そのことに起
因して計測誤差が生じるおそれもあった。
【0006】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであり、その目的は、各部の設置状態の異常や撮
像手段の光学的な誤差等にかかわらず、常に、正確な計
測を行うことが可能となる撮像式計測装置を提供する点
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1発明の特徴構成は、
受け台上に載置された被撮像体を撮像する撮像手段と、
この撮像手段によって得られた画像情報に基づいて、前
記被撮像体の大きさを判別する画像処理手段とが備えら
れた撮像式計測装置において、前記受け台上に、前記被
撮像体の大きさ判別の基準となる基準マークが設けら
れ、前記画像処理手段は、前記被撮像体の画像情報並び
に前記基準マークの画像情報に基づいて、前記被撮像体
の大きさを判別するように構成されている点にある。
【0008】第2発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記基準マーク
が、前記受け台における側端部に設けられている点にあ
る。
【0009】第3発明の特徴構成は、第1発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記基準マーク
が、前記受け台における被撮像体載置部に形成された複
数の凹凸にて構成されている点にある。
【0010】第4発明の特徴構成は、第1、第2又は第
3発明の実施に好適な構成を特定するものであって、前
記基準マークが、前記撮像手段により得られた画像の設
定方向に沿う幅のほぼ全幅にわたる状態で、所定ピッチ
で複数設けられ、前記画像処理手段は、前記撮像手段に
より得られた画像において、前記設定方向と直交する方
向に沿う複数の画素列毎に、前記被撮像体の画像情報並
びに前記基準マークの画像情報夫々の画像データの有無
を判別し、前記基準マークの画像データに対応する画素
列のカウント値を基準値として、前記被撮像体の画像デ
ータに対応する画素列のカウント値と前記基準値との比
較に基づいて、前記被撮像体における前記設定方向に沿
う大きさを判別するように構成されている点にある。
【0011】第5発明の特徴構成は、第4発明の実施に
好適な構成を特定するものであって、前記各基準マーク
が、前記画像上における前記設定方向端部側において
は、前記設定方向に沿う画面中央側よりも狭い間隔で形
成されている点にある。
【0012】
【作用】第1発明の特徴構成によれば、被撮像体が載置
される受け台上に基準マークが設けられるので、撮像手
段により得られる撮像画面上に、被撮像体と共に前記基
準マークも撮像されることになる。そして、この基準マ
ークは、被撮像体の大きさ判別の基準となるように予め
大きさが設定されるので、被撮像体の画像情報に基づい
て求められる大きさと、基準マークの画像情報に基づい
て求められる基準値とを、画像上の処理にて、直接比較
しながら被撮像体の大きさが判別されることになり、常
に正確な大きさを得ることが可能となる。
【0013】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。前記基準
マークが受け台における側端部に設けられるから、被撮
像体が載置されることによって、基準マークが汚れた
り、磨耗したりする等のおそれが小さいものになる。
【0014】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。前記基準
マークが受け台における被撮像体載置部に形成された複
数の凹凸にて構成されるから、例えば、被撮像体と同じ
成分にて載置部が汚れ、この汚れが撮像手段にて被撮像
体の一部として誤って撮像されたような場合であって
も、被撮像体に接触して汚れるのは、前記凹凸のうち予
め定められた形状である凸部分であることから、画像処
理上において、このような汚れ等に起因した被撮像体の
撮像誤差を除去させることが可能となる。
【0015】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による作用に加えて次の作用が
ある。撮像手段にて得られた画像には、被撮像体と、設
定方向に沿う幅のほぼ全幅にわたって所定ピッチで設け
られた複数の基準マークが撮像されることになる。そし
て、前記設定方向と直交する方向に沿う夫々の画素列毎
に、被撮像体の画像情報並びに基準マークの画像情報夫
々の画像データの有無が判別される。次に、基準マーク
の画像データに対応する画素列、つまり、基準マークの
画像データが有と判別された画素列のカウント値(画素
列の数)を基準値とする。即ち、当該カウント値に相当
する画素列数に対応する画像上の大きさが、設定方向に
沿う基準の大きさとなる。又、同様にして求められる被
撮像体の画像データに対応する画素列のカウント値(画
素列の数)と、前記基準値とを比較することで、被撮像
体の設定方向に沿う大きさが判別されるのである。
【0016】第5発明の特徴構成によれば、第4発明の
特徴構成による作用に加えて次の作用がある。前記基準
マークが、前記設定方向に沿う画面中央側では広く、端
部側ではそれよりも狭い間隔で形成されているから、受
け台に載置される被撮像体の端部が位置する画像端部側
では、細かなピッチで被撮像体の大きさの判別が実行さ
れるから計測精度を高いものにできる。又、中央部にお
いては、広い間隔に形成されるから、全領域にわたって
狭い間隔で形成される場合に比較して、上記カウント値
の計測データの数を少ないものにできて、データ処理の
内容を簡素化できる。
【0017】
【発明の効果】第1発明の特徴構成によれば、撮像手段
にて得られた被撮像体と基準マークの夫々の画像情報に
基づいて、被撮像体の大きさを判別するので、撮像手段
と被撮像体との離間距離が初期設定値とは異なる値に変
化した場合や、光学レンズ系の計測誤差等が発生した場
合であっても、正確に被撮像体の大きさを判別すること
が可能となった。
【0018】第2発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。基準マー
クが汚れたり、磨耗したりする等のおそれが少なく、精
度の高い計測を長期にわたって行うことが可能となっ
た。
【0019】第3発明の特徴構成によれば、第1発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。受け台の
載置面における汚れに起因した、被撮像体の大きさの計
測誤差を極力少ないものにできる。
【0020】第4発明の特徴構成によれば、第1、第2
又は第3発明の特徴構成による効果に加えて次の効果が
ある。被撮像体の画像処理上の計測と、基準マークの画
像処理上の計測とを同時に実行しながら、画像データの
有る画素列の数をカウントするようにしたので、被撮像
体の画像処理上の計測と、基準マークの画像処理上の計
測と、各別に順次的に実行する場合に比較して、処理を
迅速に行うことができる。
【0021】第5発明の特徴構成によれば、第4発明の
特徴構成による効果に加えて次の効果がある。データ処
理数を極力少なくさせて処理を簡素化できるものであり
ながら、被撮像体の計測を正確に行うことができるもの
となった。
【0022】
【実施例】以下、実施例を図面に基いて説明する。図
5、図6に被撮像体の一例としてのキュウリKの撮像式
計測装置を備えた選別機が示されている。この選別機
は、キュウリKを収容したコンテナ1をローラーコンベ
ヤ2で連続搬送可能な搬送装置Aと、この搬送装置Aか
ら供給されてくるキュウリKを、長円形で平面循環移動
する搬送コンベヤ3で送りながら選別して仕分ける選別
装置Bと、搬送装置AにあるキュウリKを選別装置Bに
移送する供給装置Cとから構成されている。
【0023】搬送装置Aは、ローラーコンベヤ2を直線
配置して構成され、これで搬送されるキュウリKは、そ
の長手方向がローラーコンベヤ2の搬送方向に合致する
向きに揃えた2列の配列状態でコンテナ1に収容される
とともに、選別装置Bはローラーコンベヤ2の横側方に
配置されている。
【0024】供給装置Cは、複数のキュウリKを吸着し
て持ち上げて搬送コンベヤ3に移送する吸着移動式に構
成され、複数の吸着パッド8を備えた吸着部9と、この
吸着部9を上下方向及び左右方向に移動操作すると共
に、向き変更自在に操作する移動操作機構10と、吸着
用の吸引ポンプ等を備えて構成され、図10に示すよう
に、コンテナ1に収容されたキュウリKを複数の吸着パ
ッド8によって吸着した状態で、吸着パッド8を上下及
び左右に移動して、選別装置B上に移動させると共に、
キュウリKの向きがほぼ90°向き変更するように姿勢
変更させて、供給するように構成されている。尚、選別
装置Bの上方側には、供給装置Cから密状態で供給され
る複数のキュウリKをトレイ7の間隔に拡げてトレイ7
に供給する間隔調整部11が設けられている。この間隔
調整部11は、長円形の起動で回動するチェーンリンク
12に片持ち状態に複数の載置棒13が取付けられ、直
線経路部分において吸着パッド8から供給されたキュウ
リKを受け止め載置して、円弧状回動部分にて、間隔が
拡大してキュウリKをトレイ7に落下供給するように構
成されている。
【0025】選別装置Bは、搬送コンベヤ3と、この搬
送コンベア3により送られてくるキュウリKの長さを判
別可能な撮像式計測装置としての形状判別部5と、この
形状判別部5の形状認識情報に基づいて形状判別部5か
ら送られてくるキュウリKを選別して複数箇所に仕分け
る選別部6とを備えて構成されている。選別部6は、形
状判別部5への野菜搬送方向に直交する方向における形
状判別部5の横側方に配置されるとともに、搬送コンベ
ヤ3は、キュウリKを横倒れ姿勢で載置可能なトレイ7
(受け台の一例)を、形状判別部5と選別部6をこの順
で経て循環搬送させる長円形の平面循環搬送機構に構成
されている。
【0026】搬送コンベヤ3は、一対の軸心回りで長円
移動するチェーン14に多数のトレイ7を片持ち支持状
態で取付けるとともに、トレイ7の先端部に支持した転
動ローラ20を転がり移動させるための支持レールRを
設けて構成されている。従って、トレイ7が水平姿勢の
ままで循環移動するとともに、直線移動部分ではトレイ
7が隙間なく並ぶ状態に設定してある。図8に示すよう
に、トレイ7は、下方に観音開き可能な開閉構造に構成
されている。選別部6においてトレイ7を開くことでキ
ュウリKを所定の回収箱15に落下供給できるのであ
る。
【0027】選別部6は、ローラーコンベヤ2から遠い
側における搬送コンベヤ3の直線移動経路部分の下方
に、複数の回収箱15を配置するとともに、形状判別部
5からの情報に基づいて所定の回収箱15上においてト
レイ7を開き作動させる開閉操作機構Eを備えて構成さ
れている。例えば、形状判別部5の計測情報により、複
数のランクに分けられ、該当するランクの回収箱15に
キュウリKを落下回収するように形状判別部5と開閉操
作機構Eと搬送コンベヤ3とが連係制御されるのであ
る。
【0028】選別部6においては、長さや形状等によっ
て6通りに仕分けるために6個の回収箱15を搬送コン
ベヤ3の下方に配置するとともに、それら各回収箱15
毎に対応する箇所において、図8、図9に示すように、
トレイ7を載置姿勢に維持するガイドレール17の途中
部に設けられている可動部17aが、トレイ載置用の作
用姿勢と、トレイ7の載置作用箇所から退避してトレイ
7を下方に開放させる退避姿勢とに切り換え自在に構成
されている。この可動部17aは、戻しバネ18により
作用姿勢に戻り付勢されると共に、電磁ソレノイド19
への通電によって、退避姿勢に切り換わるように構成さ
れている。このようにして開閉操作機構Eが構成されて
いる。
【0029】尚、前記各トレイ7のキュウリ載置面7a
には、図4に示すように、横一側端部に、キュウリKの
長手方向に沿って大きさ判別の基準となる基準マークM
が、ビデオカメラ23により得られた画像の設定方向に
沿う幅のほぼ全幅にわたる状態で、所定ピッチで複数設
けられている。
【0030】形状判別部5は、図7に示すように搬送コ
ンベヤ3の上方に配置され、トレイ7に載置されたキュ
ウリKの大きさを測定するように構成され、図1に示す
ように、搬送されるキュウリKの画像を撮像する撮像手
段としてのCCD式のビデオカメラ23と、このビデオ
カメラ23により撮像された画像情報に基づいて、キュ
ウリKの形状を判別すると共に、前記開閉操作機構Eつ
まり、各電磁ソレノイド19を操作制御する画像処理手
段としての制御装置24とで構成されている。
【0031】前記制御装置24はマイクロコンピュータ
を備えて構成されており、図2、図3の制御フローチャ
ートに基づいて、制御動作について説明する。先ず、ビ
デオカメラ23の画像が入力される(ステップ1)。こ
のとき、トレイの形状とビデオカメラ23との相対位置
関係が一定であり、キュウリKの姿勢は、その長手方向
が撮像画面における走査線の方向と交差する方向に、ほ
ぼ沿う姿勢になるように予め設定されている。そして、
ビデオカメラ23の画像を各画素毎に設定閾値に基づい
て二値化処理して、キュウリKの画像に相当する箇所と
それ以外の箇所とを異なるデータとして処理する(ステ
ップ2)。つまり、キュウリKの画像に相当する箇所の
データを「1」とし、それ以外の箇所のデータを「0」
とする。
【0032】尚、前記二値化画像のキュウリKの長手方
向両端部において、両端位置から設定距離の範囲にわた
って端部画像を除去して、果柄や花弁等の影響を除くよ
うにしている。
【0033】次に、ビデオカメラ23の画像において、
画像の設定方向一側端からキュウリKの一端までの距離
1 (図4参照)を求め(ステップ3)、画像の設定方
向他側端からキュウリKの他端までの距離X2 (図4参
照)を求める(ステップ4)。そして、設定方向の画面
幅X0 及び前記各距離X1 ,X2 よりキュウリKの設定
方向に沿う長さX3 を求める(ステップ5)。
【0034】前記各距離を求めるにあたっては、基準マ
ークMの画像情報並びにキュウリKの画像情報の夫々に
基づいて、判別するようになっている。長さの判別処理
のうち、距離X1 を求めるための処理について、図3に
示す制御フローチャートに基づいて説明する。先ず、基
準カウンタ及びラインカウンタのカウント値pc、lc
を「0」にリセットすると共に、第1、第2フラグを夫
々「0」にリセットする(ステップ11)。そして、画
面の一端側から各走査線に沿う画素列毎に1ラインづつ
画像データを取り込む(ステップ12)。当該ライン上
に基準マークMの画像データが存在しないか否かが判断
され、画像データが無ければ、第2フラグが「1」にセ
ットされ、基準カウンタのカウント値が〔+1〕カウン
トアップされて、ラインカウントのカウント値が「0」
にリセットされ(ステップ13〜16)、その後、各画
素列のデータ判別が繰り返し行われ、ラインカウンタが
順次カウントアップされていく(ステップ17,18,
12〜14)。そして、ステップ13において基準マー
クMの画像データが存在する場合は、第2フラグが
「0」にリセットされ、基準カウンタのカウント値が
〔+1〕カウントアップされて、ラインカウントのカウ
ント値が「0」にリセットされ(ステップ22〜2
4)、その後、各画素列のデータ判別が繰り返し行わ
れ、ラインカウンタが順次カウントアップされていく
(ステップ17,18,12,13,22〜24)。即
ち、基準カウンタは、基準データMの設定方向に沿う端
縁に到る毎にカウントアップされることになり、第2フ
ラグは各ラインにおける基準マークMのデータの存否状
態を現していることになる。
【0035】そして、キュウリKの画像データが存在す
るラインに到ると、そのときのラインカウンタのカウン
ト値lcを、基準マークMとキュウリKとの位置ずれデ
ータopとして記憶し(ステップ20)、第1フラグを
「1」にセットする(ステップ21)。このようにキュ
ウリKの画像データが存在するラインに到った後も、基
準マークMのデータが切り換わるまで、ラインカウンタ
のカウントアップは続行され、基準マークMのデータが
切り換わると、基準マークMの存在する(第2フラグ=
1)領域内でキュウリKの画像データが存在するライン
に到った場合は、下記〔数1〕に基づいて前記距離X1
を演算にて求め(ステップ25)て当該処理を終了し
て、次のステップに移行する。
【0036】
【数1】X1 =(X4 +X5 )・pc−X5 ・(lc−
op)/lc
【0037】尚、X4 は、各基準マークMの設定方向に
沿う隙間の幅、X5 は各基準マークMの設定方向に沿う
幅であり、これらの値は、夫々予め求められて記憶され
ている。
【0038】又、基準マークMの存在しない(第2フラ
グ=0)領域内でキュウリKの画像データが存在するラ
インに到った場合は、下記〔数2〕に基づいて前記距離
1を演算にて求め(ステップ26)、当該処理を終了
して、次のステップに移行する。
【0039】
【数2】X1 =(X4 +X5 )・pc−X4 ・(lc−
op)/lc
【0040】前記距離X2 も、上述したような処理と同
様の処理により求めることができる。又、上述したよう
な基準マークMのカウントを一画面が終了するまで実行
することで、設定方向の画面幅X0 を求めることができ
る。
【0041】キュウリKの画像における長手方向の複数
箇所での横幅方向中心位置、つまり、中点列を求める
(ステップ6)。具体的には、各走査線に沿う画素列毎
に、得られた画像の輪郭点、つまり、データが「0」か
ら「1」に切り換わる点及び「1」から「0」に切り換
わる点を順次抽出して、各走査線毎の中点を求めるので
ある。そして、このようにして求められた各中点列を最
小2乗法に基づいて直線近似して1本の近似直線LNを
求めるのである。
【0042】そして、ステップ5において求められた長
さX3 と、設定方向と近似直線LNとのなす角θとに基
づいて三角関数(arccosθ)により、前記近似直
線LNに沿うキュウリKの長さLを求め(ステップ)、
その長さLと予め設定記憶されている規格値と比較し
て、開閉操作機構Eのうちの対応する電磁ソレノイド1
9を操作させて、ランクに対応する回収部に落下回収さ
れる(ステップ)。
【0043】〔別実施例〕 (1)上記実施例では、前記基準マークMがキュウリ載
置面7aの横一側端部に、画像の設定方向に沿う幅のほ
ぼ全幅にわたる状態で、所定ピッチで複数設けられる場
合を例示したが、次のように形成するものでもよい。図
11、図12に示すように、受け台(トレイ7)のキュ
ウリ載置面7aに直線状で且つ帯状の凸状部分21の複
数個が平行姿勢で並ぶように、複数の凹凸22が形成さ
れ、この凹凸のうちの凸状部分により基準マークが構成
されるものでもよい。
【0044】このように構成すると、受け台7の載置面
7aがキュウリKの表皮や汁等のキュウリKと同じ成分
にて汚れ、ビデオカメラ23での撮像画像上において、
これらの汚れがキュウリKの画像として一連に連なる画
像として二値化されたような場合であっても、これらの
汚れは主に凸状部分に付着すると共に、この凹凸の形状
は予め設定記憶されているので、画像処理にて容易に汚
れの情報を除去させることが可能となる。
【0045】(2)又、基準マークMは次のように形成
してもよい。図13、図14に示すように、前記画像上
における前記設定方向端部側においては、前記設定方向
に沿う画面中央側よりも狭い間隔で各基準マークMが形
成されるように構成してもよい。このように構成する
と、上述したように、各画素列でのデータ判別に基づく
計測処理が実行される場合、キュウリKの端部側箇所で
は精度の高い計測が行われると共に、中央側ではデータ
数が少ないものになり、処理がそれだけ簡素化できるこ
とになる。
【0046】又、図15に示すように、基準マークMは
1個だけ設けられる構成としてもよい。
【0047】(3)上記実施例では、基準マークMの画
像計測と、キュウリKの画像計測とを同時に行う場合を
例示したが、これらを各別に実行して、夫々の計測結果
を比較して、キュウリの大きさを判別するように構成し
てもよい。
【0048】(4)上記実施例では、被撮像体としてキ
ュウリの場合を例示したが、本発明は、キュウリのよう
な果菜類等の天然物に限らず、工業製品の計測等にも適
用できる。
【0049】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
容易にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御ブロック図
【図2】制御フローチャート
【図3】制御フローチャート
【図4】画像計測方法を示す図
【図5】選別機の平面図
【図6】選別装置の展開平面図
【図7】形状判別部の側面図
【図8】選別部の側面図
【図9】選別部の縦断正面図
【図10】供給装置の側面図
【図11】別実施例のトレイの平面図
【図12】別実施例のトレイの斜視図
【図13】別実施例のトレイの平面図
【図14】別実施例のトレイの平面図
【図15】別実施例のトレイの平面図
【符号の説明】
7 受け台 22 凹凸 23 撮像手段 24 画像処理手段 K 被撮像体 M 基準マーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受け台(7)上に載置された被撮像体
    (K)を撮像する撮像手段(23)と、この撮像手段
    (23)によって得られた画像情報に基づいて、前記被
    撮像体(23)の大きさを判別する画像処理手段(2
    4)とが備えられた撮像式計測装置であって、 前記受け台(7)上に、前記被撮像体(K)の大きさ判
    別の基準となる基準マーク(M)が設けられ、 前記画像処理手段(24)は、前記被撮像体(K)の画
    像情報並びに前記基準マーク(M)の画像情報に基づい
    て、前記被撮像体(K)の大きさを判別するように構成
    されている撮像式計測装置。
  2. 【請求項2】 前記基準マーク(M)が、前記受け台
    (7)における側端部に設けられている請求項1記載の
    撮像式計測装置。
  3. 【請求項3】 前記基準マーク(M)が、前記受け台
    (7)における被撮像体載置部に形成された複数の凹凸
    (22)にて構成されている請求項1記載の撮像式計測
    装置。
  4. 【請求項4】 前記基準マーク(M)が、前記撮像手段
    (23)により得られた画像の設定方向に沿う幅のほぼ
    全幅にわたる状態で、所定ピッチで複数設けられ、 前記画像処理手段(24)は、 前記撮像手段(23)により得られた画像において、前
    記設定方向と直交する方向に沿う複数の画素列毎に、前
    記被撮像体(K)の画像情報並びに前記基準マーク
    (M)の画像情報夫々の画像データの有無を判別し、 前記基準マーク(M)の画像データに対応する画素列の
    カウント値を基準値として、前記被撮像体(K)の画像
    データに対応する画素列のカウント値と前記基準値との
    比較に基づいて、前記被撮像体(K)における前記設定
    方向に沿う大きさを判別するように構成されている請求
    項1、2又は3記載の撮像式計測装置。
  5. 【請求項5】 前記各基準マーク(M)が、前記画像上
    における前記設定方向端部側においては、前記設定方向
    に沿う画面中央側よりも狭い間隔で形成されている請求
    項4記載の撮像式計測装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085746A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Yokohama Rubber Co Ltd:The 周波数選択板、その検査方法および検査装置
JP2020165785A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 大日本印刷株式会社 寸法測定装置
JP2021084076A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 株式会社御池鐵工所 廃棄物選別装置
JP2021090711A (ja) * 2019-12-10 2021-06-17 ビーアンドエル バイオテック インコーポレイティッド デジタル測定装置及びその測定方法

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