JPH08200661A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JPH08200661A
JPH08200661A JP7033095A JP3309595A JPH08200661A JP H08200661 A JPH08200661 A JP H08200661A JP 7033095 A JP7033095 A JP 7033095A JP 3309595 A JP3309595 A JP 3309595A JP H08200661 A JPH08200661 A JP H08200661A
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fan
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正登 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼機器の寿命判断を確実に行うことができ
る燃焼装置を提供すること。 【構成】 バーナ2と、給排気を行う燃焼ファン3と、
燃焼ファン3の回転数を検出する回転数検出センサ28
と、バーナ2への空気供給部から排気部に至る空気流通
経路内を流れる空気風量を検出する風量検出センサ16
と、バーナ2の非燃焼時に燃焼装置の寿命を判定しよう
とする際には、風量検出センサのセンサ出力16を一定
にした状態で予め得られている外気温度の変化に対する
燃焼ファンの回転数の変化の特性に基づいて燃焼ファン
の回転数を予め定めた回転数分R1上昇させて得られる
燃焼ファンの上限回転数の特性に、実際の回転数検出セ
ンサから得られる実際の回転数が達した時に、燃焼装置
の寿命信号SLを出力する制御部15とを備える燃焼装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯器や風呂釜等の燃
焼装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば給湯器は、給湯運転を制御する
シーケンスプログラムが内蔵されている制御部により給
湯運転できるようになっている。給湯器の入水温度を所
定の設定温度に高めるために、供給される熱量が時々刻
々と求められる。この要求熱量の燃焼能力に応じて、ガ
ス供給量が制御され、これに応じてその燃焼能力に応じ
た空気の風量を、燃焼ファンの回転数を制御することに
より行い、バーナの燃焼に最適な空気がバーナに対して
供給されるようになっている。この空気の風量の制御
は、風量検出センサに基づいて行われている。この風量
検出センサで検出されるセンサ出力に基づいて、要求風
量と実際に風量検出センサで検出される検出風量とのず
れを求めて、そのずれを修正する方向に燃焼ファンのフ
ァン回転数を制御して、燃焼量に見合った最適風量が供
給される。
【0003】ところで、一般に給湯器を長期に亘って使
用するうちに、給湯器の熱交換器のフィン等に対して、
ゴミやほこり等の詰まりが生じる。この詰まりが徐々に
進行すると、空気の通気抵抗が徐々に大きくなり、最終
的にバーナ燃焼に必要な空気風量が得られないので、給
湯器の寿命となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来このような給湯器
の寿命を判断する場合には、風量センサのセンサ出力と
燃焼ファンのファン回転数との特性に基づいて判断して
いる。ところが、バーナの非燃焼時において、燃焼機器
の自己診断により寿命の判定をする場合に、従来用いら
れている風量検出センサでは、風量検出センサのセンサ
出力と、給排気を行う燃焼ファンのファン回転数の関係
は、外気温度の変化により影響を受けてしまうために、
一定ではない。つまり、センサ出力の変化に対してファ
ン回転数の変化の関係は線形であるが、センサ出力を一
定とした場合に外気温度(系の温度あるいは周囲温度と
もいう)が変わると、センサ出力が一定であるにもかか
わらずファン回転数が変化してしまう。たとえば、セン
サ出力が一定の場合に外気温度がたとえば0℃から30
℃まで上がると、センサ出力が一定であるにもかかわら
ずファン回転数は約450rpmずれてしまう。
【0005】このように、非燃焼時において給湯器の寿
命を判定する場合には、燃焼ファンのファン回転数と風
量検出センサのセンサ出力の特性関係において、ファン
回転数が外気温度の変化の影響を受けて変化してしまう
ために、正確な給湯器の寿命の判定を、ファン回転数と
センサ出力の特性関係から求めることができないという
問題がある。
【0006】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、燃焼機器の寿命判断を確実に行う
ことができる燃焼装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、バーナと、給排気を行う燃焼ファン
と、燃焼ファンの回転数を検出する回転数検出センサ
と、バーナへの空気供給部から排気部に至る空気流通経
路内を流れる空気風量を検出する風量検出センサと、バ
ーナの非燃焼時に燃焼装置の寿命を判定しようとする際
には、風量検出センサのセンサ出力を一定にした状態で
予め得られている外気温度の変化に対する燃焼ファンの
回転数の変化の特性に基づいて燃焼ファンの回転数を予
め定めた回転数分上昇させて得られる燃焼ファンの上限
回転数の値に、実際の回転数検出センサから得られる回
転数が達した時に、燃焼装置の寿命信号を出力する制御
部と、を備える燃焼装置により達成される。請求項2の
発明では、好ましくは前記外気温度は、前記バーナのノ
ズルホルダ温度に相当する。上記目的は、請求項3の発
明にあっては、バーナと、給排気を行う燃焼ファンと、
燃焼ファンの回転数を検出する回転数検出センサと、バ
ーナへの空気供給部から排気部に至る空気流通経路内を
流れる空気風量を検出する風量検出センサと、バーナの
非燃焼時に燃焼装置の寿命を判定しようとする際には、
燃焼ファンの回転数を一定にした状態で予め得られてい
る外気温度の変化に対する風量検出センサのセンサ出力
の変化の特性が、燃焼ファンの回転数を予め定めた回転
数分上昇した時に、燃焼装置の寿命信号を出力する制御
部と、を備える燃焼装置により達成される。請求項4の
発明では、好ましくは前記外気温度は、前記バーナのノ
ズルホルダ温度に相当する。
【0008】
【作用】上記構成によれば、請求項1の発明では、制御
部が、バーナの非燃焼時に燃焼装置の寿命を判定しよう
とする際には、風量検出センサのセンサ出力を一定にし
た状態で予め得られている外気温度の変化に対する燃焼
ファンの回転数の変化の特性に基づいて燃焼ファンの回
転数を予め定めた回転数分上昇させて得られる燃焼ファ
ンの上限回転数の特性に、実際の回転数検出センサから
得られる実際の回転数が達した時に、制御部は燃焼装置
の寿命信号を出力する。これにより、外気温度の変化に
関係なく燃焼装置の寿命判断を行える。請求項2の発明
では、この外気温度を非燃焼時におけるバーナのノズル
ホルダ温度により簡単に得ることができる。請求項3の
発明では、制御部が、バーナの非燃焼時に燃焼装置の寿
命を判定しようとする際には、燃焼ファンの回転数を一
定にした状態で予め得られている外気温度の変化に対す
る風量検出センサのセンサ出力の変化の特性が、燃焼フ
ァンの回転数を予め定めた回転数分上昇した時に得られ
た時に、制御部は燃焼装置の寿命信号を出力する。これ
により、外気温度の変化に関係なく燃焼装置の寿命判断
を行える。請求項4の発明では、この外気温度を非燃焼
時におけるバーナのノズルホルダ温度により簡単に得る
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0010】実施例1 図1は、本発明の燃焼装置の実施例である給湯器のシス
テムの構成を示している。図1において、給湯器の燃焼
室1の下方側には、バーナ2が設置されている。このバ
ーナ2の下方側には、給排気を行うための燃焼ファン3
が設けられている。この燃焼ファン3には、回転数検出
センサ28が設けられている。燃焼室1の上方側には、
燃焼室1と排気通路19の間に給湯熱交換器4が設けら
れていて、給湯熱交換器4はフィン9を有している。給
湯熱交換器4の入口側には吸水管5が接続されていて、
この吸水管5には入水温度を検出するためのサーミスタ
等の入水温度センサ6と、入水流量を検出する水量セン
サ7が設けられている。給湯熱交換器4の出側には給湯
管8が接続されている。この給湯管8には、給湯熱交換
器4からの出湯温度を検出するためのサーミスタ等の出
湯温度検出センサ10と、出湯流量を制御する水量制御
弁11が設けられている。バーナ2のガス供給通路12
には、電磁弁13と、ガス供給量を制御する比例弁14
が設けられている。
【0011】風量検出センサは、差圧センサともいい、
符号16で示している。風量検出センサ16は、バーナ
2の上下両側間の差圧を検出するように配置されてい
る。すなわち風量検出センサ16の一方の空気導入管1
6aは、バーナ2と燃焼ファン3の間のバーナ2への空
気供給部に接続されていて、他方の空気導入管16bは
バーナ2と給湯熱交換器4の間の空気排気部に接続され
ている。図1においては、制御部15が、風量検出セン
サ16と燃焼ファン3の回転数検出センサ28などに接
続されている。これにより、制御部15は、風量検出セ
ンサ16からのセンサ出力S1と、回転数検出センサ2
8からの燃焼ファン3の回転数検出信号S2を受けるこ
とができるようになっている。
【0012】図2は、図1の制御部15と、風量検出セ
ンサ16、燃焼ファン3の回転数検出センサ28、バー
ナ2、燃焼ファン3等の接続関係の一例を示している。
制御部15は、状況判定および回転数上昇部22、メモ
リ23、燃焼停止部24、ファン再起動部25、寿命判
定部26およびタイマ27を有している。
【0013】制御部15は、バーナ2の非燃焼時に給湯
器の寿命を判定しようとする際には、風量検出センサ1
6のセンサ出力を一定にした状態で予め得られている外
気温度の変化に対する燃焼ファンの回転数の変化の特性
に基づいて燃焼ファン3の回転数を予め定めた回転数分
(たとえば520rpm分)上昇させて得られる燃焼フ
ァンの上限回転数の特性に、実際の回転数検出センサ2
8から得られる実際の回転数が達した時に、給湯器の寿
命信号SLを出力するようになっている。つまり、制御
部15は、燃焼ファン3の実際の回転数が所定の上限回
転数の特性に達した時に、給湯器の寿命信号SLを寿命
表示部50および寿命警報部52に与える。
【0014】制御部15の状況判定および回転数上昇部
22には、風量検出センサ16と回転検出センサ28が
接続されている。状況判定および回転数上昇部22はメ
モリ23に接続されている。状況判定および回転数上昇
部22は、燃焼停止部24がバーナ2の燃焼を停止して
いるかどうかの信号S3を得てバーナ2が非燃焼時であ
るかどうかを判断する。
【0015】メモリ23は、バーナ2の非燃焼時におい
て、給湯器の寿命を判定しようとする場合に、メモリ2
3に予め記憶されている上述した図3に例示している風
量検出センサ16のセンサ出力を一定にした状態で予め
得られている外気温度の変化に対する燃焼ファンの回転
数の変化の特性が記憶されている。つまりメモリ23に
は、図3に例示するような外気温度に相当するバーナ2
のノズルホルダ温度と、燃焼ファン3のファン回転数と
の特性関係が記憶されている。この図3のノズルホルダ
温度(°C)とファン回転数の関係は、たとえば通常燃
焼時では、式1であるファン回転数R=5T+1930
(rpm)(図3の直線L1)で表すことができる。こ
れに対して、バーナ2が非燃焼時における給湯器の寿命
判断を行う場合には、制御部15の状況判定および回転
数上昇部22は、この式1に対して上述した燃焼ファン
3の回転数を予め定めた回転数分(たとえば520rp
m分)上昇させて得られる式2、ファン回転数R=5T
+(1930+回転数上昇分R1)(rpm)(図3の
直線L2)を演算するようになっている。この回転数上
昇分R1は、たとえば外気温度が30℃においては、5
20rpmであり、その場合の寿命判断を行うためのフ
ァン回転数の上限しきい値は式2より約2600rpm
である。また回転数上昇分R1を970rpmとすれ
ば、自己判断時のファン回転数上限しきい値は30℃の
時に2900rpmとなる。
【0016】燃焼停止部24がバーナ2を停止した時に
タイマ27に信号S5が与えられた時から所定時間、た
とえば4ないし6時間経過した後に、タイマ27は、寿
命判定部26に対して給湯器の寿命判定をするための信
号S4を送るようになっている。ファン再起動部25
は、燃焼停止部24がバーナ2を燃焼させていない非燃
焼時において、給湯器の寿命を判定する場合に、燃焼フ
ァン3を回転させるための再起動部である。寿命表示部
50は、たとえば液晶表示部を用いることができ、寿命
警報部52としてはブザーを採用することができる。寿
命表示部50と寿命警報部52は、寿命判定部26から
得られる寿命信号SLに基づいて作動される。
【0017】次に図1ないし図3の実施例1の作用を説
明する。制御部15の燃焼停止部24が、バーナ2での
燃焼を停止して、給湯器の燃焼状態を止める。つまり、
使用者が図1の水量制御弁11を閉じると、水量センサ
7がオフになり、制御部15の燃焼停止部24の信号に
より電磁弁13と比例弁14を閉じ、燃焼ファン3は緩
点火風量となり燃焼ファン3がオフになり、制御部15
は水量制御弁11を全開にする。この時点で燃焼停止部
24は信号S5をタイマ27に与える。信号S5に基づ
いて、タイマ27はバーナ2における燃焼を停止した時
から非燃焼時に入った所定時間、好ましくは4時間をカ
ウントする。タイマ27が4時間カウントすると、タイ
マ27は寿命判定部26に対して寿命判定開始信号S4
を与える。このように4時間経過するのを待つのは、ノ
ズルホルダ温度が外気温度に略相当して安定するためで
ある。これにより、給湯器の自己診断を行うために燃焼
ファン3をたとえば10秒間回転させる。
【0018】状況判定および回転数上昇部22は、メモ
リ23からの図3の通常燃焼時におけるファン回転数を
示す式1を取り込んで、この式1に対してさらに所定の
回転数上昇分R1を加えた自己診断時における目標回転
数計算式である式2に基づいて状況判定をする。たとえ
ば外気温度が30℃である場合に、図3の式2による非
燃焼時における寿命判定を行う。外気温度Tが30℃の
時には、非燃焼時における寿命判定時のファン回転数の
計算式(式2)において、T=30を代入し、回転数上
昇分R1を520rpmとすれば、ファン回転数Rは、
2600rpmとなる。この2600rpmは、図1の
給湯熱交換器4のフィン9等にゴミやほこりが詰まった
場合の排気通路の閉塞率が約60%の場合の回転数に相
当する。従ってこの状況判定および回転数上昇部22で
の回転数検出センサ28から得られる回転数検出信号S
2の値が約2600rpmに達していた場合には、寿命
判定部26は、この給湯器が寿命であることを判断す
る。寿命判定部26が給湯器の寿命であると判定した場
合には、寿命信号SLが寿命表示部50と寿命警報部5
2に与えられる。寿命表示部50はたとえば寿命という
文字を表示すると共に寿命警報部52は、ブザーを鳴ら
して使用者に知らせる。
【0019】このように図1ないし図3の実施例1で
は、燃焼ファン3のファン回転数と風量検出センサ16
のセンサ出力の特性関係から給湯器の寿命判定を行う時
に、制御部15の状況判定および回転数上昇部22は、
図3に示す非燃焼時における寿命判定時のファン回転数
計算式1を用いて、自己診断時のファン回転数の上限値
を表す式2を求める。そして、制御部15の寿命判定部
26は、その式2の回転数上限値と回転検出センサ28
から得られる実際のファンの回転数を比較して、回転数
検出センサ28からの実際のファン回転数がファン回転
数の上限値と等しいか超えている場合には、寿命判定部
26がその給湯器の寿命であると判断することができ
る。これにより、給湯器の寿命判断を行う時には、外気
温度の変化の影響を受けずに正確に給湯器の寿命判断を
行うことができる。
【0020】実施例2 図4と図5は、本発明の実施例2を示している。図4の
実施例2が、図2の実施例1と異なる点は、メモリ23
に記憶されている情報と、状況判定および回転数上昇部
122における判定の方式が異なる。図4の実施例のメ
モリ23には、図5に例示する外気温度としてのノズル
ホルダ温度と風量検出センサ16のセンサ出力の特性関
係が記憶されている。メモリ23に記録されているノズ
ルホルダ温度とセンサ出力の特性関係は、燃焼ファンの
回転数検出センサ28の回転数検出信号S2から得られ
る回転数が2100rpmの時の特性であり、それは通
常の燃焼時の回転数である。
【0021】しかし、図1に示すような給湯熱交換器の
フィン等にほこり等が詰まって、通過空気量が減少した
場合には、図5に示すような風量検出センサ16のセン
サ出力を得るようにするには、たとえばファン回転数を
2620rpmに上げる必要がある。つまり、図5に示
すようなノズルホルダ温度とセンサ出力の関係におい
て、状況判定および回転数上昇部122が2100rp
mではなくて、2620rpmの実際の回転数検出信号
S2を回転検出センサ28から受けた場合に、寿命判定
部26に対して信号を与える。これにより、寿命判定部
26は、寿命信号SLを寿命表示部50および寿命警報
部52に与えるようになっている。その他の図4の実施
例2における構成要素および給湯器の構造は、図1と図
2に示す実施例1の制御部15の構成と給湯器の構造と
同様であるのでその説明を省略する。
【0022】次に図4ないし図5の実施例2の作用を説
明する。制御部15の燃焼停止部24が、バーナ2での
燃焼を停止して、給湯器の燃焼状態を止める。つまり、
使用者が図1の水量制御弁11を閉じると、水量センサ
7がオフになり、制御部15の燃焼停止部24の信号に
より電磁弁13と比例弁14を閉じ、燃焼ファン3は緩
点火風量となり燃焼ファン3がオフになり、制御部15
は水量制御弁11を全開にする。この時点で燃焼停止部
24は信号S5をタイマ27に与える。信号S5に基づ
いて、タイマ27はバーナ2における燃焼を停止した時
から非燃焼時に入った所定時間、好ましくは4時間をカ
ウントする。タイマ27が4時間カウントすると、タイ
マ27は寿命判定部26に対して寿命判定開始信号S4
を与える。このように4時間経過するのを待つのは、ノ
ズルホルダ温度が外気温度に略相当して安定するためで
ある。これにより、給湯器の自己診断を行うために燃焼
ファン3をたとえば10秒間回転させる。
【0023】そして、制御部15の寿命判定部26が、
バーナ2の非燃焼時に給湯器の寿命を判定しようとする
際には、燃焼ファン3の回転数を一定にした状態で予め
得られている外気温度であるノズルホルダ温度の変化に
対する風量検出センサ16のセンサ出力の変化の特性
が、燃焼ファン3の回転数を予め定めた回転数分(例え
ば520rpm)上昇した時に得られた時に、制御部1
5の寿命判定部26は給湯器の寿命信号SLを出力す
る。寿命判定部26が給湯器の寿命であると判定した場
合には、寿命信号SLが寿命表示部50と寿命警報部5
2に与えられる。寿命表示部50はたとええば寿命とい
う文字を表示すると共に寿命警報部52は、ブザーを鳴
らして使用者に知らせる。このように、図5に示すよう
なノズルホルダ温度とセンサ出力の関係において、状況
判定および回転数上昇部122が2100rpmではな
くて、2620rpmの実際の回転数検出信号S2を回
転数検出センサ28から受けた場合に、寿命判定部26
に対して信号を与えるようになっているので、外気温度
の変化の影響を受けずに正確に給湯器の寿命の判断を行
うことができる。
【0024】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。上述した実施例では、バーナ2は、たとえば2段も
しくは3段以上の燃焼切り換え方式あるいは多段燃焼切
り換え方式あるいは燃焼切り換え方式でないバーナを採
用することができる。また風量検出センサ16は、たと
えば差圧センサを用いることによって、バーナ2を挟む
ようにしてバーナ2の上流側と下流側の区間の差圧を検
出するようにしている。しかしこれに限らず、バーナ2
への空気供給部から排気通路に至る空気流通経路内の上
流側と下流側の任意の経路区間の差圧を検出することが
できれば良い。つまり燃焼ファンの給気口と燃焼室の区
間の差圧や、燃焼ファンの送風出側部分と燃焼室の区間
の差圧、あるいは燃焼ファンの給気口や送風出口部分と
給湯熱交換器の上側の排気トップとの区間の差圧、燃焼
室と排気トップ側の区間の差圧等必要において種々変更
することができる。なお、上述した実施例のようにバー
ナ2を挟んで風量検出センサ16を配置すれば、バーナ
2ではゴミ等による詰まりがほとんど生じないので、バ
ーナ2を通る空気抵抗の経時変化がほとんどないことか
ら、燃焼ファン3から送り出される風量を正確に差圧で
もって検出することができる。従ってこの点からバーナ
2を挟む空気経路区間で空気の差圧を検出する方式が望
ましい。風量検出センサとして差圧センサを用いている
が、この代わりにたとえば熱線ヒータ式あるいはカルマ
ン渦方式の風量センサを用いても良い。あるいは風量を
直接的に検出するプロペラ回転式の風量計等を用いても
良い。
【0025】上述した実施例は本発明の燃焼装置の一例
として単能給湯器(給湯機能のみの給湯器)を例にして
説明している。しかし本発明は、給湯と追い炊き、ある
いは給湯と温水暖房等の両機能を備えた複合給湯器、そ
の他風呂釜や暖房機、冷房機や冷房暖房機、空気調和器
等の様々な機器のバーナを要する燃焼装置に対して本発
明を適用することができる。また上述した実施例では外
気温度を表す温度として、ノズルホルダの温度を採用し
ているが、これに限らず他の部分の温度を適用すること
ができる。図2と図4の実施例において、寿命表示部5
0と寿命警報部52は少なくとも一方が設けられておれ
ば良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、外
気温度に影響されずに燃焼機器の寿命判断を確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼装置の実施例1である給湯器を示
す図。
【図2】図1の実施例1の給湯器の制御装置およびその
周辺の要素の接続関係を示す図。
【図3】実施例1の制御部に記憶されているノズルホル
ダ温度(外気温度)と燃焼ファンのファン回転数の関係
の一例を示す図。
【図4】本発明の燃焼装置の実施例2である給湯器の制
御部およびその周辺の要素の接続関係を示す図。
【図5】図4の実施例2におけるメモリに記憶されてい
る外気温度(ノズルホルダ温度)とセンサ出力の関係の
一例を示す図。
【符号の説明】
1 燃焼室 2 バーナ 3 燃焼ファン 4 給湯熱交換器 15 制御部 16 風量検出センサ 28 燃焼ファンの回転数検出センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナと、 給排気を行う燃焼ファンと、 燃焼ファンの回転数を検出する回転数検出センサと、 バーナへの空気供給部から排気部に至る空気流通経路内
    を流れる空気風量を検出する風量検出センサと、 バーナの非燃焼時に燃焼装置の寿命を判定しようとする
    際には、風量検出センサのセンサ出力を一定にした状態
    で予め得られている外気温度の変化に対する燃焼ファン
    の回転数の変化の特性に基づいて燃焼ファンの回転数を
    予め定めた回転数分上昇させて得られる燃焼ファンの上
    限回転数の値に、実際の回転数検出センサから得られる
    回転数が達した時に、燃焼装置の寿命信号を出力する制
    御部と、を備えることを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】 前記外気温度は、前記バーナのノズルホ
    ルダ温度に相当する請求項1に記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 バーナと、 給排気を行う燃焼ファンと、 燃焼ファンの回転数を検出する回転数検出センサと、 バーナへの空気供給部から排気部に至る空気流通経路内
    を流れる空気風量を検出する風量検出センサと、 バーナの非燃焼時に燃焼装置の寿命を判定しようとする
    際には、燃焼ファンの回転数を一定にした状態で予め得
    られている外気温度の変化に対する風量検出センサのセ
    ンサ出力の変化の特性が、燃焼ファンの回転数を予め定
    めた回転数分上昇した時に、燃焼装置の寿命信号を出力
    する制御部と、を備えることを特徴とする燃焼装置。
  4. 【請求項4】 前記外気温度は、前記バーナのノズルホ
    ルダ温度に相当する請求項3に記載の燃焼装置。
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CN110081609A (zh) * 2019-04-04 2019-08-02 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 燃气热水器的控制方法和燃气热水器
CN112161323A (zh) * 2020-09-25 2021-01-01 青岛易来智能科技股份有限公司 恒温控制方法、系统以及电加热设备、浴霸设备

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