JPH08199698A - 建物における省エネ方法および外壁構造 - Google Patents

建物における省エネ方法および外壁構造

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JPH08199698A
JPH08199698A JP7030006A JP3000695A JPH08199698A JP H08199698 A JPH08199698 A JP H08199698A JP 7030006 A JP7030006 A JP 7030006A JP 3000695 A JP3000695 A JP 3000695A JP H08199698 A JPH08199698 A JP H08199698A
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JP
Japan
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sunlight
building
tile body
tile
eaves
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Pending
Application number
JP7030006A
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English (en)
Inventor
Kenji Takahashi
賢治 高橋
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Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
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Publication date
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Publication of JPH08199698A publication Critical patent/JPH08199698A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S50/00Arrangements for controlling solar heat collectors
    • F24S50/80Arrangements for controlling solar heat collectors for controlling collection or absorption of solar radiation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/20Solar thermal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夏期および冬期の省エネを同時に行うことが
できる省エネ技術を提供する。 【構成】 タイル本体200の外側表面に、太陽光吸収
被覆材250およびひさし部材270を設ける。太陽光
吸収被覆材250は、タイル本体200に比べて太陽光
を良く吸収し効率良く温度上昇する。また、ひさし部材
270は、太陽光を遮断するためのものであり、タイル
本体200に比べて高い断熱性をもつ。太陽の高度が高
い夏期には、ひさし部材270が太陽光を遮断し、冷房
負荷を低減し、太陽の高度が低い冬期には、太陽光はひ
さし部材270で遮断されることなく、太陽光被覆材2
50に当たり、タイル20を暖め、暖房負荷を低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の外壁構造な
ど、建物の外部に面する部分の構造に工夫をこらすこと
により、建物の内部の空調熱負荷を低減する上で有効に
利用することができる省エネ(省エネルギー)技術に関
する。
【0002】
【発明の背景】一般に、建物の内部の空調を考えると、
建物の窓側および外壁側に位置する室内部分、つまりペ
リメータゾーンについては、室内の他の部分と区別して
冷暖房制御するのが通例である。なぜなら、そのペリメ
ータゾーンは、外部からの熱量変化に大きな影響を受け
るからである。特に、外部からの影響としては、太陽光
による熱量流入が最も大きい。そこで、省エネのため、
夏期にはこの太陽光の影響による熱量流入を防ぎ、冬期
には逆に、内部の熱量損失を防ぎつつ、太陽光による熱
量を積極的に内部に受け入れるという手法が考えられ
る。この手法に基づく例として、コンクリート製の建物
の場合、たとえば、各階にひさしを設けたり、近くに植
樹をしたりすることによって、夏期の日射を防ぎ冷房負
荷を低減する方法がある。
【0003】
【解決すべき課題】しかし、ひさしも植樹もいわば一部
の太陽光を遮断するだけであり、充分な省エネ対策とは
いえない。また、夏期における太陽光の熱量流入を防ぐ
だけでなく、冬期における太陽光の熱量流入をも同時に
促進するという面からの省エネ対策は、今まで行われて
いない。そこで、さらに有効な省エネ対策が望まれると
ころであり、しかもまた、一つの対策によって、夏期お
よび冬期の省エネを同時に行うことができる省エネ技術
があればさらに望ましい。
【0004】
【発明の目的】この発明は、以上の点を考慮してなされ
たものであり、夏期および冬期の省エネを同時に行うこ
とができる省エネ技術を提供することを目的とする。ま
た、この発明は、特に、省エネに適した外壁部のタイル
構造として好適な技術を提供することをも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】この発明で
は、建物の外部に面する部分に、次のA、BおよびCを
備えた構造体を設けることにより、夏期には、太陽光に
よる前記建物の内部の温度上昇を抑え、しかも、冬期に
は、太陽光による前記建物の内部の温度上昇を促進する
ようにする。 A.前記建物の側面に沿うようほぼ垂直に延びる支持部
材 B.この支持部材上、前記建物の外部に面する側を被う
被覆材であって、支持部材に比べて太陽光を吸収してよ
り効率良く温度上昇する太陽光吸収被覆材 C.前記支持部材上、前記太陽光吸収被覆材のある側
に、前記支持部材に直交するよう水平に立つ複数のひさ
し部材を含み、各ひさし部材は、所定の間隔および高さ
をもって配置され、しかも、各ひさし部材が前記支持部
材に比べて断熱性の高い材料で構成されたもの 夏期には太陽の高度が高く、ひさし部材が太陽光を遮断
するため、太陽光は太陽光吸収被覆材にはほとんど当た
ることがない。そのために、太陽光による熱量が建物の
内部に流入することを防止できる。一方、冬期には太陽
の高度が低く、ひさし部材の遮断機能を受けることな
く、太陽光は太陽光被覆部材に有効に当たり、外壁部を
暖めることになる。これらにより、夏期における冷房負
荷、および冬期における暖房負荷をともに低減すること
ができる。
【0006】ところで、建物の外部に面する部分は、壁
と窓とに区分することができるが、この発明は、基本的
にそれら両者の部分に適用することができる。しかし、
この発明は、特に、壁の部分の外壁構造として適用する
のが好ましい。その場合、セラミック材料からなる板形
状のタイル本体が、前記の支持部材になり、太陽光吸収
被覆材としては、たとえば黒色系のセラミック等、ま
た、ひさし部材としては、たとえば石綿、ガラス繊維等
を混入した防湿性の強化樹脂板をそれぞれ用いることが
できる。なお、熱負荷が大きい窓の部分にこの発明を適
用する場合には、窓ガラスの内側に、開閉可能な省エネ
戸として適用するのが良い。
【0007】
【実施例】添付の各図は、この発明を外壁部のタイル構
造として適用した場合を示し、図1が断面構造図、図2
が斜視図をそれぞれ示している。鉄筋コンクリートから
なる外壁10上、外部に面する表面に多数のタイル(構
造体)20が貼られている。各タイル20の大きさは、
たとえば、たて5cm、よこ15cm、厚さ0.8〜
1.2cm程度である。各タイル20は、横長の形態で
マトリックスをなすように配列されている。勿論、各タ
イル20は、モルタル等の接着層30を介して外壁10
側に固定されている。この固定の強度を高めるため、タ
イル20側の接着面は凹凸面となっている。
【0008】こうした各タイル20の板形状のタイル本
体200自体は、今までと同様のセラミック材料からな
る。そして、各タイルは、そうした本体200の外側表
面に、太陽光吸収被覆材250およびひさし部材270
を備える。太陽光吸収被覆材250は、タイル本体20
0の表面を被う被覆材であり、その全面にわたる。この
被覆材250としては、タイル本体200に対する接着
性を考慮してタイル本体200と同質の材料(セラミッ
ク材)を用いるのが望ましい。しかし、太陽光吸収被覆
材250は、少なくともタイル本体200の材料に比べ
て、太陽光を吸収してより効率良く温度上昇する材料を
選ぶべきである。その点、被覆材250をタイル本体2
00と同じセラミック材とし、被覆材250の色を黒色
系などの太陽光をより吸収しやすい色にするのが良い。
【0009】また、ひさし部材270は、タイル本体2
00の面に直交するよう水平に立ち、その高さはたとえ
ば7〜8mm程度である。こうしたひさし部材270
は、一つのタイル本体200について、3〜7枚程度
(図に示す例では5枚)あり、各部材が互いに等間隔の
配置となっている。ひさし部材270は、太陽光を遮断
するためのものであり、その材料としては、防湿性のほ
か、タイル本体200に比べてより高い断熱性をもつこ
とが必要である。各ひさし部材270は、たとえば石
綿、ガラス繊維等を混入した防湿性の強化樹脂板で構成
することができる。特に、各ひさし部材270の高さお
よび間隔は、各ひさし部材270によって、夏期におけ
る太陽光(図1の夏至における太陽S1 からの光)が太
陽光吸収被覆材250に投射しないよう遮断し、しか
も、冬期における太陽光(図1の冬至における太陽S2
からの光)が太陽光吸収被覆材250に有効に投射する
よう考慮して定める。
【0010】こうしたタイル20によって、コンクリー
ト外壁10の表面を被うと、夏期には太陽の高度が高
く、ひさし部材270が太陽光を遮断するため、外壁1
0の内側における冷房負荷を低減することができる。一
方、冬期には太陽の高度が低く、太陽光はひさし部材2
70によって遮断されることなく、太陽光吸収被覆材2
50に有効に当たる。それによって、タイル20を暖
め、その熱hが室内側に流れることによって、室内の暖
房負荷を低減する。この点、一般事務所ビルの外壁部の
冷暖房負荷は、およそ3〜5%であるので、その分だけ
の低減効果を上げることができる。また、ひさし部材2
70を含むタイル20は、装飾の面からも好ましく、建
物の外観美を高めるという別の効果をも生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】同じ実施例の斜視図である。
【符号の説明】
10 外壁 20 タイル(構造体) 220 タイル本体(支持部材) 250 太陽光吸収被覆材 270 ひさし部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の外部に面する部分に、次のA、B
    およびCを備えた構造体を設けることにより、夏期に
    は、太陽光による前記建物の内部の温度上昇を抑え、し
    かも、冬期には、太陽光による前記建物の内部の温度上
    昇を促進することを特徴とする、建物における省エネ方
    法。 A.前記建物の側面に沿うようほぼ垂直に延びる支持部
    材 B.この支持部材上、前記建物の外部に面する側を被う
    被覆材であって、支持部材に比べて太陽光を吸収してよ
    り効率良く温度上昇する太陽光吸収被覆材 C.前記支持部材上、前記太陽光吸収被覆材のある側
    に、前記支持部材に直交するよう水平に立つ複数のひさ
    し部材を含み、各ひさし部材は、所定の間隔および高さ
    をもって配置され、しかも、各ひさし部材が前記支持部
    材に比べて断熱性の高い材料で構成されたもの
  2. 【請求項2】 前記各ひさし部材の高さおよび間隔は、
    各ひさし部材によって、夏期における太陽光が前記太陽
    光吸収被覆材に投射しないよう遮断し、しかも、冬期に
    おける太陽光が前記太陽光吸収被覆材に有効に投射する
    よう考慮して定める、請求項1の建物における省エネ方
    法。
  3. 【請求項3】 コンクリート製の外壁を多数のタイルが
    被う外壁構造であり、各タイルが次のa、bおよびcを
    備えることを特徴とする、外壁構造。 a.前記コンクリート製の外壁面に貼り付けるタイル本
    体 b.このタイル本体の表面を被う被覆材であって、タイ
    ル本体に比べて太陽光を吸収してより効率良く温度上昇
    する太陽光吸収被覆材 c.前記タイル本体上、前記太陽光吸収被覆材のある側
    に、前記タイル本体に直交するよう水平に立つ複数のひ
    さし部材を含み、各ひさし部材は、所定の間隔および高
    さをもって配置され、しかも、各ひさし部材が前記タイ
    ル本体に比べて断熱性の高い材料で構成されたもの
JP7030006A 1995-01-25 1995-01-25 建物における省エネ方法および外壁構造 Pending JPH08199698A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012107870A (ja) * 2012-03-15 2012-06-07 Shinpei Yu 集熱体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012107870A (ja) * 2012-03-15 2012-06-07 Shinpei Yu 集熱体

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