JPH0819898B2 - バルブレス確動変位計量ポンプ - Google Patents

バルブレス確動変位計量ポンプ

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JPH0819898B2
JPH0819898B2 JP3047300A JP4730091A JPH0819898B2 JP H0819898 B2 JPH0819898 B2 JP H0819898B2 JP 3047300 A JP3047300 A JP 3047300A JP 4730091 A JP4730091 A JP 4730091A JP H0819898 B2 JPH0819898 B2 JP H0819898B2
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metering pump
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デニス・ピンカートン
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デニス・ピンカートン
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    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B13/00—Pumps specially modified to deliver fixed or variable measured quantities
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/005—Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00 changing the phase relationship of two working pistons in one working chamber or the phase-relationship of a piston and a driven distribution member
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B7/00—Piston machines or pumps characterised by having positively-driven valving
    • F04B7/04—Piston machines or pumps characterised by having positively-driven valving in which the valving is performed by pistons and cylinders coacting to open and close intake or outlet ports
    • F04B7/06—Piston machines or pumps characterised by having positively-driven valving in which the valving is performed by pistons and cylinders coacting to open and close intake or outlet ports the pistons and cylinders being relatively reciprocated and rotated

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  • External Artificial Organs (AREA)
  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
  • Flow Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、正確な流量をポンピン
グするのためのバルブレス確動変位計量ポンプに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】バルブレス確動変位計量ポンプは、流体
の安全、かつ正確な取扱が要求される多くの分野で好適
に採用されてきた。バルブのないポンピング作用は、正
確に適合したシリンダ孔中のピストンの同期回転及び往
復動によって遂行される。加圧ストロークと吸引ストロ
ークが１つのサイクルを構成する。ピストン状のダクト
（フラット部分）が１対のシリンダポートをポンピング
室と交互に連通させ、即ち１つのポートがポンピングサ
イクルの加圧部分にあるとその他方は吸引サイクルにあ
るようにする。機械的に正確で不規則な閉鎖変動をなく
す開閉が、ピストン・ダクト運動によって実施される。
ピストンとシリンダを含むポンプヘッドモジュールは、
回転駆動部材に対して角度変位されることを可能にする
方法で取付けられる。角度は、ストローク長さ及び流量
を制御する。角度方向は、流動方向を制御する。この型
のポンプは、ガス状及び液状の双方の流体の正確な移送
を実施する。
【０００３】応用分野によっては、計量ポンプの吸入及
び又は吐出による非常に正確な流量が必要になり、従来
このためにポンプヘッドモジュールの角度方向を注意深
く調整するこよによって実施してきた。また、懸濁液が
ポンピングされる用途においては、懸濁液を連続的に揺
動させることが望まれることが、従来ゆすり又は攪拌に
よって対応してきた。
【０００４】フィルタを掃除するために、計量ポンプに
接続するラインを通して逆流を与えることも望まれる。
これは、ポンプの流れを完全に逆流させることにより、
又はラインを外してラインを元の流れ行方向に対して逆
の流れにさらすことにより行っていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】よって、本発明は、ピ
ストンを収容するシリンダに連通する吸入ポート又は吐
出ポートに対してピストンのストロークのタイミングを
精密に手動調整するための手段を含むバルブレス確動変
位計量ポンプを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、支持体に対して回転可能に取付けられた
ハウジングと、このハウジング内に設けられた作動室
と、この作動室内に在り、かつ外面によって形成される
ダクトを含むピストンと、第１の放射方向位置で作動室
と連通する第１ポートと、第２の放射方向位置で作動室
と連通する第２ポートと、支持体に固定され、かつ作動
室内で軸線に沿ってピストンを往復動させる手段と、支
持体に固定され、かつ作動室内でピストンが往復動する
際にピストンを回転させる手段とを備え、ピストンは、
作動室内で回転し、かつ往復動する際に第１及び第２の
ポートに順に連通するように位置付けされ、さらに、ピ
ストンが作動室内で回転及び往復動する際にダクトと第
１及び第２ポートとの連通のタイミングを調整するため
の手段を備え、このタイミングを調整する手段が、支持
体に対して固定位置にハウジングをクランプするクラン
プ手段と、ハウジングが作動室の軸線の回りを支持体に
対して回転し得るようにクランプ手段を解放するための
手段とを含むことを特徴とする。
【０００７】
【作用】ピストンが作動室で往復動しつつ回転すること
により、ピストンに形成されたダクトは、作動室に放射
方向に配置された第１、第２及び第３の通路に順に連通
して吸入及び吐出作用を惹起させる。その際、ハウジン
グを作動室の軸線の回りを支持体に対して回転させ、調
整位置で支持体に対してクランプすることによりダクト
がポートに連通するタイミングが調整される。
【０００８】
【実施例】バルブレス確動変位計量ポンプ１０は、３つ
のポートを含み、その中の２つは常に吸入ポート又は吐
出ポートとして使用され、一方他のポートは吐出又は吸
入ポートとして使用される。単一に１個の吸入ポート及
び吐出ポートが必要な場合には、２つだけのポートを有
する。
【０００９】図１〜図３において、ポンプ１０は駆動軸
１４と、ブロック１６の形状の一体の支持体と、モータ
ハウジング及びブロック１６に固定される平な金属板１
８と、ブロック１６に隣接する円筒形のスペーサ２０
と、円筒形の作動室２４（図５、図６）を含む円筒形の
ハウジング２２と、円筒形の蓋２６とを含むモータ１２
のような駆動手段を含む。
【００１０】ブロック１６は、ポンプの周囲材料として
使用可能な適当な金属又はプラスチック材料から作られ
ている。このブロックは前面２８及び後面３０を含む。
スペーサ２０と、ハウジング２２と、蓋２６とから成る
ポンプヘッドモジュールは、ブロック１６の後面３０か
ら延びている円筒形突出部３８に取付けられている。こ
のモジュールは、モータ駆動軸１４によって特定された
軸線に対して斜めに延びている。モジュール及び円筒形
突出部は、共に後面３０によって特定されて平面に対し
て垂直に延びている。
【００１１】ブロック１６は後方部分３０を完全に貫通
する大きな円筒形の孔を有し、前方部分２８から延在す
る円筒形の突起３８の前方壁３６で終端している。前方
壁３６には、小さな孔４０が貫通している。２個の小さ
なネジ孔４２が突起３８に少なくとも部分的に延在して
いる。スペーサ２０は、前述の孔４０とほぼ同一の直径
を有する軸孔４４と、このスペーサ２０内に延在する一
対の孔４６とを有している。軸孔４４は突起３８の前方
壁３６を通る孔４４に整合し、一方２個の小さな孔４６
がそれぞれ突起３８内の２個の小孔４２に整合してい
る。
【００１２】作動室２４のためのハウジング２２は、ス
ペーサ２０を通る孔４６に整合した一対の開口４８を有
する。ハウジング２２は、好ましくは寸法的に安定なセ
ラミック材料、例えば商品名、ＲＹＴＯＮとして販売さ
れている炭素繊維で補強されたポリフェニィリンサルフ
ァイドのような剛性のポリマ又は適当な金属から作られ
る。ハウジング２２と一体に形成されたねじ付き円筒形
突出部５０が、後方に延びている。図４に示すように、
一対のワッシャ５２、５４が、突出部５０の平な後面に
接し、かつ押えナット５６によって保持されている。
【００１３】蓋２６は貫通する一対の孔５８を包含し、
この孔は作動室２４のハウジング２２を通る孔４８に整
合している。この蓋は、ハウジング２２の前方の平らな
面に接する平らな背面を包含し、したがって作動室２４
の一端を閉鎖している。ただし、これらのハウジングと
蓋を一体に成形し、別体の蓋を不要にすることもでき
る。一対のネジ６０、６２はそれぞれの対の孔５８、４
８、４６を貫通し、ネジ孔４２によりブロック１６にネ
ジ結合している。蓋２６、ハウジング２２、スペーサ２
０及びブロック１６は、これらの対状のねじ６０、６２
によりそれぞれ相互に結合されている。これらの機素
は、図示の如く実質的に等しい外径を有している。
【００１４】前述の如く、平らな板１８がモータハウジ
ングに固定され、この板は一対のネジ６４でブロック１
６に固定される。図３に示しているように、モータ駆動
軸１４の前方部分が円筒形のシリンダ６６に固定されて
いる。このシリンダは前方開口端を有する円筒形の室６
８を包含し、この室の後端は図示の壁により封鎖されて
いる。この壁を通して駆動軸１４の前方部分が延在して
いる。ロックネジ７０はこの壁を貫通しているネジ孔７
２を通して駆動軸１４に結合している。したがって、シ
リンダ６６はモータ１２が作動すると駆動軸１４と共に
回転する。
【００１５】比較的大きな第２の孔７４が、円筒形シリ
ンダ６６を貫通し、その室６８と連通している。この孔
７４には、ボールソケット式フィッティング７６が配置
されている。このフィッティングのボールは、ピストン
組立体８０の連結ロッド７８を受容するための通路を包
含してる。このピストン組立体は、図４、８及び９に示
しているように、円筒形のピストン部材８２と、その後
端に固定したキャップ８４と、このキャップとピストン
部材８２とを通る連結ロッド７８とを包含する。ピスト
ン部材８２の前方端は、この端面からその後方の所定の
点に延びる長手方向のダクト８６を包含している。この
ダクトは、平らな底壁とこの底壁から直交方向へに延在
する一対の側壁を有するチャンネル状であるとよい。Ｖ
字形のチャンネルも同等の作用を果たす一方、平坦状の
ダクトは場合によっては充分な流れを許容しない可能性
がある。
【００１６】図４〜図７に示すように、作動室２４用ハ
ウジング２２は、ピストン部材８２が回転し、作動室２
４内で自由に往復動するように構成され、したがってピ
ストン部材の前端はこのような往復動を容易にするよう
に面取りされている。作動室２４の壁及びピストン部材
間のクリアランスは、約１万分の１インチ（１インチ≒
２．５４ｃｍ）、ピストン部材の最大長は、ダクト８６
が常に全体的に作動室２４内にあり、作動室２４と連通
する３個の通路８８、９０の少なくとも１つに実質上常
に流体連通するようになっている。
【００１７】図示の実施例では、３個の通路８８、９０
が作動室２４に接続している。通路の直径及び軸方向位
置並びにダクト８６の幅は、通路に対する流入、流出の
適当な流量を確保する点で重要である。図６に示すよう
に、１個の相対的に大きな直径の通路８８は実質上垂直
な基準線に沿って延び、２個の小さな直径の通路９０は
基準線に対して４５度で延び、それ故９０度離れてい
る。相対的に大きな通路８８の直径は、それぞれ小さな
通路９０の直径の２倍である。これらの直径は、通路を
追加する場合には当然調整される。
【００１８】本発明の実施例において、１／４インチ
（１インチ≒２．５４ｃｍ）の直径のピストン部材８２
が採用される。ピストン部材内のダクト８６は略３／８
インチの長さを有する。ダクトの深さ及び幅は０．１０
２インチである。溝はほぼ４５°の角度で横切る。比較
的大きな通路８８はほぼ０．２２８インチの直径を有
し、一方作動室２４と連通している小さい通路９０は、
ほぼ０．０８９インチの直径を有する。３つの通路の軸
線はほぼ同一平面にあり、その結果各々ピストンアセン
ブリが回転する選択された時間長の間ダクト８６と連通
する。
【００１９】それぞれの通路は、ハウジング２２の外面
及び角のある座面９４間を延びるネジ孔９２と連通す
る。円錐状フィッティング（図示せず）を端部に固定さ
れたチューブ（図示せず）を、そのフィッティングが座
面に接触するまでネジ孔の一つに挿入することも考えら
れる。この円錐状フィッティングは、ネジ孔に係合した
ロックネジ９６により位置を保持する。このロックネジ
は液密にするように座面９４に対して円錐状フィッティ
ングを加圧する。
【００２０】動作に際して、ピストンアセンブリは、モ
ータ駆動軸１４の回転によって往復動させられ、その回
転により、これに固定された駆動シリンダ６６が回転さ
せられる。フィッティング７６及び連結桿７８によって
駆動シリンダ６６に接続されているピストンアセンブリ
８０は、その軸線の回りに回転し、かつ同時に往復動さ
せられる。ブロック１６内の駆動シリンダ６６の軸線に
対するブロックの前面３０、即ち作動室２４の角度方向
は、フィッティング７６の回転を生じさせ、したがって
ピストンアセンブリは作動室に対して偏心される。これ
により、作動室２４内でピストン部材８２の回転及び往
復動の組合された運動が行われる。
【００２１】ハウジング２２は、ダクト８６が３つの通
路の最も大きなもの８８と連通するポートに連通する
と、第１の軸線方向に動き、一方ピストン部材が小さい
通路９０と連通している作動室内のポートに連通するよ
うに動くと、反対方向に動くように、駆動シリンダ６６
に対して方向付けられる。例えば、相対的に大きな通路
８８が流入通路として使用され、小さい通路が吐出通路
として使用される場合に、ピストンアセンブリ８０はダ
クト８６が大きな通路と連通する時に内方へ動き、吸入
が行われ、流体はダクト８６及び作動室２９に引込まれ
る。小さい通路９０用のポートは、この位相の間ピスト
ン部材８２の円筒形外面によってシールされる。ピスト
ンアセンブリが回転し続けると、ピストンアセンブリは
軸線方向で反対方向に、即ち蓋２６の方に動き始める。
ダクト８６は小さい通路１つに連通し、そしてこのポン
ピング位相の間他に連通し、これによりダクト８６を通
して作動室２４から流体を各通路９０に移動させる。大
きな通路８８はこの時閉鎖される。
【００２２】ポンプに不適当な緊張を与えないようにす
るためには、ダクト８６の長さ及び幅並びに３個の通路
８８、９０の直径及び位置は、ダクトがピストン組立体
８０の軸方向又は回転位置の如何に拘らず３個の通路の
１個に常に流体連通するように構成される。ピストン組
立体８０のストロークは、ダクト長よりも小さくすべき
である。
【００２３】図ではダクト及び作動室に連通する３個の
通路のみを含むポンプが示されているが、追加の流入、
流出性能を与えるためには、異った放射方向位置に追加
の通路を設けても良い。それぞれの通路の直径は、同じ
でない流量が必要ならば変更できる。
【００２４】図示のポンプによれば、相対的に大きな通
路８８は、ピストン組立体８０の回転の約１８０度にわ
たってダクトと流体連通する。同じ直径を有する第２及
び第３の通路は、それぞれ約９０度の回転にわたってダ
クトと連通する。ピストン部材８０には、ダクトが第１
の通路８８と連通するときに、１つの軸方向に移動す
る。他の２個の通路９０と連通する場合には、反対の軸
方向に移動する。通路及びダクトの双方は、ポンプ内で
流体の流れを精密に制御するために、作動室２４に対し
て相対的に鋭いコーナを形成する。
【００２５】ブロック１６は、駆動シリンダ６６に対し
て予め選択された角度にポンプヘッドモジュールを保持
する一体的な不動のものとして形成されている。ピスト
ンのストロークは、この予め選択された角度によって決
定される。代りに、枢支されたブロック１６が、選択的
に駆動シリンダ６６に対するポンプヘッドモジュールの
角度を使用者が調整するために採用され得る。
【００２６】本発明の重要な特徴は、作動室内のポート
に対するピストンのタイミングを調整する能力である。
これは、その軸線の回りに作動室２４用のハウジング２
２を回転させる間、ピストンアセンブリ８０を固定位置
に保持することによって、又はピストンに対するハウジ
ングの相対運動が得られるように、ハウジングを回転さ
せながらポンプを作動させることによって達成される。
【００２７】ハウジング２２を回転させるために、ブロ
ック１６に対して、蓋２６、ハウジング２２及びスペー
サ２０を保持するねじ６０、６２を先ず緩める。ねじ６
０、６２が通っているハウジング２２の長円形の開口４
８は、ハウジング２２、従って作動室２４をその共通の
軸線の回りに全体で３０°回転できるようにしている。
ピストンアセンブリ８０に対するそのような回転は、作
動室ポート位置に対するピストン運動曲線に影響する。
換言すれば、ダクト８６は、それぞれ異なる軸方向位置
で各ポートと連通し、一方ハウジングの回転前の位置及
び方向に対して少なくとも部分的に異る軸方向に動く。
【００２８】図１０、１１において、カラー９８は、図
示のように、ブロック１６か又は突出部３８に固定され
る。カラー９８は、ハウジング２２内の相応した開口４
８と整合した一対の小さいねじ孔１００を有し、またノ
ッチ１０２も含む。このカラーは、符号１０４で示すよ
うに、クランプとして採用されるように切欠れている。
ねじのない孔１０６は、ノッチ１０２とカラー９８の一
端との間に延びている。ねじ孔１０８は、カラー９８の
対向した部分を通って延び、かつねじのない孔１０６と
整合している。ねじ（図示しない）が、各孔１０６、１
０８内に挿入される。このねじを回すと、カラー内の切
欠１０４が開くか又は閉じる。カラー９８は、緩めるこ
とのできるクランプとして機能する。
【００２９】図１０、１１に示すアセンブリが採用され
る場合、押えナット５６がカラー９８内に延びるように
配設され、このカラーが締められると、押えナット５６
及びこれと接続されているハウジング２２は、カラー９
８が押えナット５６と係合する固定位置に保持される。
切欠１０４が充分に開くようにカラー９８を緩めると、
押えナット５６及びハウジング２２はピストンに対して
回転でき、ポンプのタイミングが変えられる。
【００３０】ハウジング２２はカラーを使用することな
く他の方法で固定される。このハウジングと蓋２６及び
スペーサ２０の間の摩擦係合は、タイミング調整がなさ
れていない場合に固定位置にハウジング２２を保持する
のに役立つ。セットねじのような機械的係合手段も採用
できる。
【００３１】ポンプが位相調整可能であることには、多
くの実用上の利点がある。１つの利点は、必要な公差内
にないポンプ部分を各ポートに対する個有の流入・吐出
を与えるように、補償するのに利用されることである。
例えば、プロック１６が、図１〜３に示すように構成さ
れている場合、バルブレス確動変位計量ポンプに通常要
求される正確な流量を補償することは困難である。説明
したハウジング２２の回転により、各ポートで流量が調
整される。通常公差からの変化に起因する問題を補償す
るのには、小さい調整で充分である。
【００３２】ポンプのタイミングは、１以上のポート
が、ピストンの第１及び第２の軸方向の移動時にダクト
８６にさらされるように調整しても良い。吐出ポートか
ら吐出される量を減少させる必要があるときは、ピスト
ン部材８２がポートに流体を吐出する逆転直前に依然後
方又は吸入方向に動いている間に、ハウジング２２をダ
クト８６にさらされるように回転させてもよい。したが
って、この流出ポートを通して吐出される量は、流出ポ
ートがダクト８６にさらされた全時間ピストンが前進し
たならば、通常吐出される量だけ減少する。
【００３３】流入ポートは、ピストン部材が前進方向に
短い距離動き、次いで逆方向（吸入方向）に長い距離動
く時にもダクト８６にさらされても良い。前進運動が行
われる時、ポンプにつながる流入ラインに、逆流が生じ
る。図１２により、流入ライン１１０は、ポンプ１０と
懸濁液を収容するタンク１１２との間に接続されてい
る。フィルタ１１４を、所定の大きさ以上の粒子がポン
プ１０に入るのを阻止するためにラインに設けても良
い。短時間の間、ピストン部材８２の圧縮ストロークに
流入ポートをさらすことによりラインに生成される逆流
は、フィルタの清掃とタンク１１２内の懸濁液の攪拌に
役立つ。
【００３４】粘性の高い流体が吐出される場合、吸入
が、ピストンストロークの各吐出部分の終端におけるポ
ンプの吐出通路で行われると好適である。これにより、
粘性の高い流体をポンプからタンクに移送する吐出ライ
ン１１６の吐出端に、滴又は糸が形成されるのが負圧で
阻止される。
【００３５】バルブレス確動変位計量ポンプ１０の位相
調整は、ピストン８２に対するハウジング２２の回転に
よって実施されるのが好ましいが、一方、図４に示すよ
うな実質上直交する関係からダクト８６に対して連結桿
７８の方向を変える代替の方法もある。ピストンに対す
るハウジングの回転の利点は、ポンプが回転している間
に行われることである。連結桿７８の方向は、ポンプが
停止した場合にのみ変え得る。
【００３６】以上、本発明の実施例を図を基に説明した
が、本発明の範囲内で多くの他の変形が当業者によって
実施可能なはずである。
【００３７】
【発明の効果】本発明によれば、ハウジングを支持体に
対して回転位置を手動調整してクランプするだけで、作
動室内のポートに対するピストンのタイミングを精密に
調整でき、公差の補償を含めてポートの流量が精密に調
整可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるバルブレス確動変位計量ポンプの
前方斜視図である。
【図２】同発明によるバルブレス確動変位計量ポンプの
平面図である。
【図３】その展開された前方斜視図である。
【図４】ポンプの数個の要素の展開されて後側斜視図で
ある。
【図５】ポンプ作動室のためのハウジングの前方斜視図
である。
【図６】ポンプ作動室用ハウジングの側面断面図であ
る。
【図７】ポンプ作動室用ハウジングの平面図である。
【図８】ピストンの側面図である。
【図９】ピストンの前方側面図である。
【図１０】調整可能なカラーを含むポンプの部分の上方
斜視図である。
【図１１】図１０の１１−１１線の断面図である。
【図１２】懸濁液をポンピングするための特別の環境下
で使用されるポンプの概略図である。
【符号の説明】
２２ ハウジング ２４ 作動室 ４８ 開口 ６６ 駆動シリンダ ７６ フィッティング ７８ 連結桿 ８２ ピストン ８６ ダクト ８８ 第１ポート ９０ 第２ポート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 支持体（１６）に対して回転可能に取付
    けられたハウジング（２２）と、このハウジング内に設
    けられた作動室（２４）と、この作動室内に在り、かつ
    外面によって形成されるダクト（８６）を含むピストン
    （８２）と、第１の放射方向位置で前記作動室と連通す
    る第１ポート（８８）と、第２の放射方向位置で前記作
    動室と連通する第２ポート（９０）と、前記支持体に固
    定され、かつ前記作動室内で軸線に沿って前記ピストン
    を往復動させる手段（３０、６６、７６、７８）と、前
    記支持体に固定され、かつ前記作動室内で前記ピストン
    が往復動する際に前記ピストンを回転させる手段（６
    ６、７６、７８）とを備え、 前記ピストンは、前記作動室内で回転し、かつ往復動す
    る際に前記第１及び第２のポートに順に連通するように
    位置付けされ、 さらに、前記ピストンが前記作動室内で回転及び往復動
    する際に前記ダクトと前記第１及び第２ポートとの連通
    のタイミングを調整するための手段（２２、４８）を備
    え、 このタイミングを調整する手段が、前記支持体に対して
    固定位置に前記ハウジングをクランプするクランプ手段
    （２６；９８）と、前記ハウジングが前記作動室の軸線
    の回りを前記支持体に対して回転し得るように前記クラ
    ンプ手段を解放するための手段（６０、６２；１０８）
    とを含むことを特徴とするバルブレス確動変位計量ポン
    プ。
  2. 【請求項２】 前記ポートの少なくとも１個が、前記作
    動室内での往動及び復動ストロークの双方の少なくとも
    一部にわたり前記ピストンが移動する際に、前記ダクト
    に液体連通するように位置付けされていることを特徴と
    する請求項１のバルブレス確動変位計量ポンプ。
  3. 【請求項３】 前記ハウジング内に長円形の一対の開口
    （４８）と、この開口を通って延びる一対のねじ（６
    ０、６２）を有し、前記支持体に対して前記ハウジング
    の回転を制限するための手段（６０、６２、４８）を含
    むことを特徴とする請求項１のバルブレス確動変位計量
    ポンプ。
  4. 【請求項４】 前記支持体内に回転可能に取付けられた
    駆動シリンダ（６６）と、この駆動シリンダに前記ピス
    トンを回転自在に連結するための手段（７６、７８）と
    を含むことを特徴とする請求項１のバルブレス確動変位
    計量ポンプ。
  5. 【請求項５】 前記ピストンの軸線が、前記駆動シリン
    ダの軸線に関してある角度で延びていることを特徴とす
    る請求項１のバルブレス確動変位計量ポンプ。
  6. 【請求項６】 前記ハウジングが、前記作動室の軸線を
    前記作動シリンダの軸線に対して固定不動のある角度に
    するように前記支持体へ取付けられていることを特徴と
    する請求項４のバルブレス確動変位計量ポンプ。
  7. 【請求項７】 前記クランプ手段が、前記ハウジングに
    接続する蓋（２６）を有し、この蓋及び前記支持体間に
    前記ハウジングがクランプされていることを特徴とする
    請求項１のバルブレス確動変位計量ポンプ。
  8. 【請求項８】 前記クランプ手段が、前記支持体に固定
    されたカラー（９８）と、このカラーの直径を調整する
    ための手段（１０２、１０８）とを含むことを特徴とす
    る請求項１のバルブレス確動変位計量ポンプ。
  9. 【請求項９】 前記ハウジングから突出して、前記カラ
    ー内を延びる突出部（５０）を含むことを特徴とする請
    求項８のバルブレス確動変位計量ポンプ。
  10. 【請求項１０】 ナット（５６）が、前記突出部に取付
    けられたことを特徴とする請求項９のバルブレス確動変
    位計量ポンプ。
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