JP3486251B2 - シリンダポンプを用いる供給装置 - Google Patents

シリンダポンプを用いる供給装置

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JP3486251B2
JP3486251B2 JP06312695A JP6312695A JP3486251B2 JP 3486251 B2 JP3486251 B2 JP 3486251B2 JP 06312695 A JP06312695 A JP 06312695A JP 6312695 A JP6312695 A JP 6312695A JP 3486251 B2 JP3486251 B2 JP 3486251B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば医薬用の液体
を、アンプルなどに注入するためのシリンダポンプを用
いる供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、典型的な従来技術のシリンダ
ポンプを用いる供給装置1を示す断面図である。このシ
リンダポンプを用いる供給装置1に備えられるシリンダ
ポンプ11は、取付部材2に固定されるシリンダ3と、
シリンダ3に挿入され、シリンダ3に対し移動可能に設
けられるピストン4とを含んで構成される。前記シリン
ダ3は、シリンダ3のピストン4と反対側に取付けら
れ、外周面にネジが形成されるネジ部12aを有する保
持体12によって保持された状態で、取付部材に取付け
られる。前記保持体12のネジ部12aには、固定リン
グ9が螺着され、この固定リング9を締付けることによ
って、保持体12に保持されたシリンダ3を、取付部材
2に固定する。前記ピストン4は、シリンダ3に挿入さ
れる挿入部4aと、シリンダ3と反対側に設けられる係
止部4bとを含んで構成される。このピストン4には、
係止部4bに案内棒5が係止される。この案内棒5は、
フランジ部6aを有する案内筒6に挿通される。案内棒
5は、案内筒6に挿通された状態で、移動体7に挿通さ
れる。案内棒5は、さらに固定金具8に挿通される。固
定金具8は、厚み方向ピストン側に形成される固定座1
3を移動体7に当接させ、案内棒5をシリンダ3から離
反する方向に引張り付勢した状態で、六角穴付ボルト1
0によって締付けられて、案内棒5に固定される。この
状態で、ピストン4は、前記フランジ部6aによって、
シリンダ3と反対側の端部に位置する係止部4bが支持
された状態で、移動体7に固定される。
【0003】前記シリンダ3およびピストン4は、薬剤
による腐食およびそれに伴う異物の混入を防止し、容易
に滅菌することができるようにするために、ガラス製の
ものが用いられる。前記移動体7は、図示しないモータ
によって、ピストン4の軸線とほぼ平行に往復駆動され
る。ピストン4は、前述のように案内棒5を介し固定金
具8によって移動体に固定される。移動体7が、モータ
によって、ピストン4の軸線方向に往復駆動されること
によって、ピストン4が、伸長/縮退されて、シリンダ
3内のポンプ室14の液体を注入することができるよう
に構成される。このような従来技術では、シリンダ3お
よびピストン4がガラスから成り、固定リング9および
固定金具8によって固定されている。これによって、シ
リンダ3およびピストン4の各軸線が僅かにでもずれて
設けられると、注入動作の際にシリンダ3およびピスト
ン4のうち少なくとも一方が不所望な外力を受けて破損
してしまうという問題点がある。これを解決するため
に、以下のステップで、シリンダ3およびピストン4の
軸線を一致させた状態で、シリンダポンプ11が取付け
られる。
【0004】第1ステップ:移動体7をシリンダ3から
最も遠い位置に配置させる。 第2ステップ:固定リング9を締付けることなく、シリ
ンダポンプ11を取付部材2に取付け、ピストン4に案
内棒5を係止し、固定リング9を仮締めする。 第3ステップ:ピストン4と案内筒6のフランジ部6a
に外径を合わせながらピストン4の抵抗が少ない位置を
探す。これによって、ピストン4、シリンダ3および案
内棒5の軸線を一致させる。 第4ステップ:ピストン4が動かないように支え、固定
リング9を増締めする。 第5ステップ:ピストン4を押えながら軸線まわりに
回し、引掛かりがないことを確認する。ここで、もし引
掛かりがあれば、第3ステップの作業からやり直す。 第6ステップ:案内棒5を下方に引張りながら、すなわ
ち、ピストン4と案内筒6とを、さらに案内筒6と移動
体7とを当接させて、固定金具8を絞り上げて、六角穴
付ボルト10によって仮締めする。 第7ステップ:ピストン4を持上げながら回し、ピスト
ン4と、案内筒6との間に隙間がないことを確認する。
ここでもし隙間があれば、第6ステップの作業からやり
直す。 第8ステップ:固定金具8の六角穴付ボルト10を増締
めする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
では、シリンダポンプ11の取付けは、大変困難であ
り、熟練者を必要とする。また熟練者によって作業が行
われても、大変な手間を要するため、取付作業に時間を
要する。
【0006】したがって本発明の目的は、熟練者を必要
とすることなく、簡単に短時間で取付けることができる
シリンダポンプを用いる供給装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定位置に設
けられるシリンダと、シリンダに挿入されるピストン
と、ピストンに着脱可能に設けられ、ピストンのシリン
ダと反対側の端部に係止される案内棒と、案内棒が緩や
かに挿通される挿通孔を有し、ピストンの軸線にほぼ平
行に移動可能に設けられる移動体と、移動体を往復駆動
する駆動手段と、案内棒のピストンと反対側の端部が挿
通され、一端部が移動体にピストンと反対側で当接する
コイルばねと、案内棒のピストンと反対側の端部に着脱
可能に固定され、コイルばねを受ける固定金具とを含む
ことを特徴とするシリンダポンプを用いる供給装置であ
る。また本発明は、前記案内棒は、ピストンと反対側の
端部に段差を有して設けられ、案内棒の長手方向中央部
付近の案内部よりも小径の固定部を有し、前記固定金具
は、前記段差によってピストンの軸線方向に関して位置
決めされることを特徴とする。また本発明は、前記コイ
ルばねと移動体との間にはばね受部材が介在され、この
ばね受部材および前記固定金具には、前記コイルばねが
嵌まり込む凹所が形成されることを特徴とする請求項1
または2に記載のシリンダポンプを用いる供給装置であ
る。また本発明は、案内筒が備えられ、この案内筒は、
筒部と筒部の一端部に設けられるフランジ部とを有し、
前記案内棒が挿通され、前記筒部の外周面と前記移動体
の挿通孔の内周面との間に隙間が存在するように設けら
れ、前記フランジ部によって前記ピストンの一端部を支
持することを特徴とする。また本発明は、前記駆動手段
は、前記移動体が固定され第1ピンが形成される案内部
材と、長手方向に延びる案内溝が形成され一端部が前記
第1ピンによって案内部材に対して角変位可能に連結さ
れ他端部にホロアが形成されるレバーと、前記ホロアが
嵌まり込むカム溝を有するカムと、前記案内溝に嵌まり
込む第2ピンを有しこの第2ピンによって前記レバーを
レバーの長手方向に垂直な軸線まわりに角変位可能に支
持しその支持する位置をレバーの長手方向に調整可能な
ストローク調整手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に従えば、シリンダが固定位置に設けら
れ、このシリンダにピストンが挿入される。このピスト
ンには、案内棒がピストンのシリンダと反対側の端部に
係止され、着脱可能に設けられる。前記案内棒は、ピス
トンの軸線とほぼ平行に移動可能に設けられ、駆動手段
によって往復駆動される移動体に緩やかに挿通され、こ
の案内棒のピストンと反対側の端部は、移動体のピスト
ンと反対側に当接するコイルばねに挿通され、さらに前
記端部には、前記コイルばねを受ける固定金具が着脱可
能に固定される。これによってピストンは、コイルばね
のばね力によって、移動体に取付けられる。したがっ
て、ピストンをその軸線が変位することを許容した状態
で取付けることができる。
【0009】また本発明に従えば、案内棒のピストンと
反対側の端部の固定部は、段差を有して中央部付近の案
内部よりも小径に形成される。前記段差によって、固定
金具のピストンの軸線方向の位置決めが成される。これ
によって、コイルばねの圧縮比を一定することができ、
ピストンを容易に好適なばね力によって移動体に取付け
ることができる。
【0010】さらに本発明に従えば、ばね受部材がコイ
ルばねと移動体との間に介在され、このばね受部材およ
び固定金具には、コイルばねが嵌まり込む凹所が形成さ
れる。これによって、コイルばねがその軸線とピストン
の軸線とを一致させるようにした状態で設けられる。し
たがって、コイルばねのばね力が、ピストンの軸線方向
に作用するようにすることができる。
【0011】さらに本発明に従えば、案内筒は、筒部と
フランジ部とを有し、フランジ部によってピストンの一
端部を支持した状態で筒部の外周面と移動体の挿通孔内
周面との間に隙間が存在するように設けられる。このよ
うな案内筒に案内棒が挿通される。これによって、案内
筒のフランジ部がピストンを支持し、案内棒の軸線が変
位することを許容した状態で、案内棒の軸線と、移動体
の移動方向とを容易に平行にすることができる。したが
ってピストンの軸線が変位することを許容した状態で、
移動体の移動方向とピストンの軸線とを容易に平行にす
ることができる。
【0012】さらに本発明に従えば、前記移動体が固定
される案内部材には第1ピンが形成される。長手方向に
延びる案内溝を有するレバーが、その一端部において、
前記第1ピンによって案内部材に対して角変位可能に連
結される。このレバーの他端部には、ホロアが形成さ
れ、このホロアは、カムのカム溝に嵌まり込む。ストロ
ーク調整手段は、前記案内溝に嵌まり込む第2ピンを有
し、この第2ピンによって前記レバーをレバーの長手方
向に垂直な軸線まわりに角変位可能に支持し、その支持
する位置を調整することができる。このような構成を有
する駆動手段を用いて、前記支持する位置を調整するこ
とによって移動体のストロークを調整することができ
る。したがって、移動体に取付けられるピストンのスト
ロークを調整し、シリンダポンプを駆動することができ
る。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のシリンダポンプ
を用いる供給装置20の一部を示す断面図である。シリ
ンダ22(図2に図示)が、取付部材21(図2に図
示)に、固定リング50(図2に図示)によって取付け
られる。このシリンダ22に挿入されて、ピストン23
がシリンダ22に対して変位可能に設けられる。ピスト
ン23のシリンダ22と反対側の端部には、案内棒24
が係止されて、ピストン23に着脱可能に設けられる。
この案内棒24は、案内筒25に挿通され、案内筒25
に挿通された状態で、移動体26に挿通される。前記案
内棒24は、さらに移動体26のピストン23と反対側
に設けられるコイルばね27に挿通される。このような
案内棒24のピストン23と反対側の端部には、前記コ
イルばね27を受ける固定金具28が着脱可能に固定さ
れる。コイルばね27と移動体26との間には、ばね受
け部材29が介在される。シリンダ22およびピストン
23を含んで、シリンダポンプ40が構成される。本実
施例のシリンダポンプ40を用いる供給装置20は、シ
リンダ22およびピストン23とを含むシリンダポンプ
40と、案内棒24と、案内筒25と、移動体26と、
コイルばね27と、固定金具28と、ばね受け部材29
とを含んで構成される。
【0014】前記ピストン23は、前記シリンダ22内
に挿入される挿入部30と、シリンダ22と反対側に位
置し、案内棒24が係止される係止部31とを含んで構
成される。前記挿入部30は、円柱状である。この挿入
部30は、ガラスによって形成される。前記係止部31
は、略円柱状である。この係止部31は、金属から成
る。この係止部31には、前記案内棒24が係止される
係止片32が形成される。このようなピストン23のシ
リンダ20とは反対側の端部A1は、ピストン23の軸
線L1と直角を成すように形成される。
【0015】前記案内棒24は、シリンダ22側の端部
23が前記係止片32に係止されて、ピストン23の係
止部31に着脱可能に取付けられる。この案内棒24
は、その軸線L2が、ピストン23の軸線L1と同一直
線上に存在するように係止される。
【0016】前記案内筒25は、円筒状の筒部34と、
この筒部34の一端部に形成されるフランジ部35とを
含んで構成される。前記フランジ部35は、半径方向外
方に突出する外向きフランジである。このフランジ部3
5の厚み方向両側の端面A2,A3は、相互に平行に設
けられる。これらの端面A2,A3は、案内筒25の軸
線L3に対して直角を成して形成される。またフランジ
部35の外径d1は、ピストン23の係止部31の外径
d2と同一に選ばれる。このような案内筒25に、案内
棒24が挿通される。この案内筒25の内径d3は、案
内棒24の案内筒に挿通される部分である案内棒の中央
部付近の案内部61(図5に図示)の外径d4よりも僅
かに大きく選ばれる。これによって、案内筒25に案内
棒24が挿通されることによって、それぞれの軸線L
2,L3をほぼ同一直線上に存在させることができる。
【0017】前記移動体26は、厚み方向両側の端面A
4,A5が、移動体26の矢符Xで示される移動方向
(図1の上下方向)に直角を成して形成される。この移
動体26には、厚み方向に貫通する請求項1の挿通孔で
ある第1挿通孔36が形成される。この第1挿通孔36
に案内筒25に挿通された案内棒24が、案内筒25と
ともに挿通される。案内筒25は、フランジ部35をピ
ストン23側に配置して挿通される。案内筒25のフラ
ンジ部35は、筒部24に臨む側の端面A3は、移動体
のピストン側の端面A4に当接されている。第1挿通孔
36の内径L19は、案内筒25の筒部34の外径L2
0よりも大きく選ばれ、第1挿通孔36の内周面と案内
筒の筒部34の外周面との間には、隙間Δdが設けられ
る。これによって案内筒25は、挿通孔36内で変位す
ることができる。すなわち、案内棒24は、移動体26
に緩やかに挿通されており、第1挿通孔36内で変位可
能である。また、移動体26の厚みL11は、案内筒2
5の筒部34の高さL10よりも大きく選ばれる。
【0018】このように案内筒25は、移動体26との
間に隙間を空けて設けられる。また前記係止部31は、
その端面A1とピストンの軸線L1とを直交させて設け
られる。前記案内筒25は、フランジ部35の端面A
2,A3を案内筒の軸線L3と直交させて設けられる。
移動体26は、その端面A4と移動体の移動方向Xとを
直交させて設けられる。また前述のようにフランジ部3
5に外径d1と係止部31の外径d2とが同一に選ばれ
ている。これによって前記端面A1とA2とを、またA
3とA4とを当接させた状態で、その輪郭を合わせるこ
とによって、ピストンの軸線L1と案内棒24の軸線L
3とを同一直線上に存在させることができる。したがっ
て、ピストンの軸線L1と移動体の移動方向Xとを平行
にすることができる。
【0019】前記コイルばね27は、圧縮コイルばねで
ある。前記固定金具28は、前記コイルばね27のピス
トン23と反対側の端部37を受けた状態で、案内棒2
4に取付けられる。この固定金具28は、六角穴付ボル
ト38によって締付けられて、案内棒24に固定され
る。固定金具28は、仮想線で示されるコイルばね29
に外力が作用しない状態にある位置39から、コイルば
ね27を圧縮する方向に移動させ、コイルばね27を圧
縮した状態で固定される。
【0020】前記ばね受け部材29は、厚み方向一方側
を移動体26に当接させ、他方側で前記コイルばね27
を受ける。これによって、コイルばね27のばね力は、
ばね受け部材を介して移動体26に伝えられる。このば
ね力によって案内棒24が移動体26に対してピストン
23と反対側に引張り付勢される。したがって、ピスト
ン23が移動体26に近接する方向に付勢され、移動体
26に取付けられる。
【0021】このようにピストン23は、コイルばね2
7のばね力によって取付けられる。また、案内棒24が
移動体26の第1挿通孔36に緩やかに挿通されてい
る。これによってピストン23はその軸線L1が、変位
することを許容された状態で、移動体26に取付けられ
る。したがって、移動体26の移動方向Xへの移動によ
って、ピストン23がシリンダ22に対して伸長/縮退
されるときに、ピストン23は、その軸線L1をシリン
ダの軸線に一致させることができる。したがって、ピス
トン23の伸長/縮退によって液体の注入動作が行われ
る際に、ピストン23あるいはシリンダ22に不所望な
外力が作用し、ピストン23あるいはシリンダ22が破
損するおそれがない。
【0022】図2は、シリンダポンプを用いる供給装置
20のシリンダポンプ40を含む一部の構成を示す断面
図である。シリンダポンプ40は、前記ピストン23
と、このピストン23が挿入されるシリンダ22と、シ
リンダ22のピストン23と反対側に設けられる保持体
42および弁手段41とを含んで構成される。
【0023】前記ピストン23は、図1に示すように、
コイルばね27によって移動体26に取付けられる。前
記シリンダ22は、ガラスによって形成される。このシ
リンダ22には、前記ピストン23の挿入部30が挿入
される。このシリンダ22は、シリンダ22のピストン
23と反対側に取付けられる保持体42に保持されて、
取付部材21に固定される。シリンダ22には、窓43
が形成されており、この窓43を介して、シリンダ22
内の様子、たとえば異物の混入がないか、注入動作が正
常に行われているかどうかなどを視認することができ
る。またシリンダ22のピストン23が挿入される側の
端部44には、潤滑用供給接続管45および潤滑用排出
接続管46が設けられる。これら接続管45,46の管
孔は、ピストン23とシリンダ22との接触面に臨んで
開口している。この接続管45,46を介して、潤滑用
の水が前記接触面に供給されて、ピストン23とシリン
ダ22とが潤滑される。またこの水は、ピストン23と
シリンダ22との間のシールの働きをし、シリンダ22
内の空間すなわちポンプ室110(図15に図示)の機
密性を保つ働きをする。前記保持体42は外周面にネジ
が形成されるネジ部42aを有する。このネジ部には、
固定リング50が螺着される。
【0024】前記弁手段41は、シリンダ22のピスト
ンと反対側に配置されて設けられる。この弁手段41に
は、充填用吸入接続管47および充填用吐出接続管48
が設けられる。これらの接続管47,48の管孔は、前
記シリンダ22の内部空間にそれぞれ連通している。こ
れによって、移動体26が、前記移動方向(矢符X方
向)に移動されると、充填用液体は、ピストン23が伸
長されることによって、充填用吸入接続管47を介し、
シリンダ22内のポンプ室110(図15に図示)に吸
入され、ピストン23が縮退されることによって、充填
用吐出接続管48を介して吐出され、充填先へ供給され
る。このようなシリンダポンプ40を用いることで、1
回の動作による充填用液体の供給流量すなわち充填流量
を一定に保つことが容易にできる。
【0025】シリンダ22を含むこのようなシリンダポ
ンプ40は、位置決め用ワッシャ49によって取付位置
である図2において取付部材21の下方に位置決めさ
れ、固定用リング50を締付けることによって取付部材
21に固定される。
【0026】シリンダポンプを用いる供給装置20に
は、前述のようなシリンダポンプ40が、複数(本実施
例において4)備えられる。これらのシリンダポンプ4
0は、共通の取付部材21に固定され、共通の移動体2
6の移動によって動作される。共通の取付部材21およ
び移動体26を用いることによって、複数(本実施例に
おいて4)のシリンダポンプ40によってそれぞれに充
填される充填用液体の充填流量を同一にすることができ
る。また前記潤滑用の水は、たとえば図2において最も
左側に配置されるシリンダポンプ40から最も右側に配
置されるシリンダポンプ40へと矢符B1,B2,B
3,B4,B5で示されるようにそれぞれのシリンダポ
ンプ40を潤滑しながら導かれるように、たとえば可撓
管などを用いて接続される。また本発明の他の実施例と
してそれぞれ個別に潤滑するようにしてもよい。
【0027】このような本発明に従うシリンダポンプ4
0は、次に示すような手順によって取付けられる。
【0028】第1ステップ:移動体26に案内棒25を
固定金具28によって取付けておき、移動体26をシリ
ンダ22から最も遠い位置に配置させる。
【0029】第2ステップ:シリンダポンプ40を固定
リング50を締付けることなく取付け、案内棒24をピ
ストン側に押し出して、シリンダポンプ40を傾けピス
トン23に案内棒24を係止させる。
【0030】第3ステップ:固定リング50を締付け
る。
【0031】このような本発明に従うシリンダポンプ4
0に用いられるシリンダ22およびピストン23は、た
とえば薬液などによる腐食および溶解ならびにこれらに
伴う異物の混入などを防ぎ、また滅菌などを容易に行え
るようにするためにガラス製のものが用いられる。前述
のようにピストン23は、案内棒24を介して、コイル
ばね27によって移動体26に取付けられており、さら
に案内棒24は、移動体26に緩やかに挿通されている
ので、ピストン23の軸線L1は、変位可能である。こ
れによって、ピストン23の伸長/縮退による注入動作
(ポンプ動作)を滑らかに行うことができる。またシリ
ンダ22およびピストン23がガラスから成っていて
も、前記ピストン23の軸線L1が変位可能であること
から、シリンダ22またはピストン23に不所望な外力
が作用せず、シリンダ22またはピストン23が破損し
てしまうことを防止することができる。このように、本
発明に従うシリンダポンプ40は、シリンダ22および
ピストン23の軸線がポンプ動作中に一致することがで
きるように構成されており、前述したような第1〜第3
ステップによって、シリンダ22またはピストン23お
よび案内棒24の各軸線を一致させるための作業を必要
とせずに、取付けることができる。これによって、シリ
ンダポンプ40の取付作業は、簡単であり手間を要しな
い。また熟練者による取付作業を必要としない。
【0032】図3は、本実施例のシリンダポンプを用い
る供給装置20の全体の構成を示す系統図である。シリ
ンダポンプを用いる供給装置20は、医薬用の薬液を入
れておくためのガラス製のアンプルに充填用液体として
の前記薬液を注入するために用いられる。前記弁手段4
1の充填用吐出接続管48には、前記充填用液体である
薬液を前記供給先へ導く充填用管路51が接続される。
この充填用管路51のシリンダポンプ40と反対側の端
部には、機体52に取付けられたノズル53に接続され
る。
【0033】一方、前記薬液の供給される供給先である
ガラス製アンプルのアンプル本体54は、搬送手段55
によって、(シリンダポンプ40と同一の)複数本(本
実施例において4)単位で、たとえば矢符C方向に搬送
されてくる。アンプル本体54は、その注入口56を、
上側にし、かつ前記ノズル53に臨ませた位置に配置さ
れる。この状態でシリンダポンプ40を1回動作させ
る。この1回の注入動作によって、アンプル本体54内
に、所望の充填量の薬液が充填される。一組(本実施例
において4)のアンプル本体54への注入動作が終了す
ると、搬送手段によって次の一組のアンプル本体54が
搬送されてくる。このようにして注入動作が繰返され
る。
【0034】前述のシリンダポンプ40による注入動作
(充填動作)によって、薬液が充填されたアンプル本体
54は、搬送手段55によって、次の処理設備などに搬
送され、アンプル本体54は、溶封される。このように
して、薬液が充填されたアンプルが得られる。
【0035】図4は、ピストン23の係止部31と案内
棒の一端部との一部を示す斜視図である。前記係止部3
1に形成される係止片32は、ピストン23の軸線L1
に垂直な仮想平面に沿って形成される板状である。この
係止片32は、係止部31にその周方向の一部分57を
残して前記仮想平面に平行に形成される第1係止溝58
を形成することによって形成される。この係止片32の
厚み方向の端面のうち一方は、前記ピストン23のシリ
ンダ22と反対側の端面A1である。この端面A1は、
前述のように前記ピストン23の軸線L1に垂直に形成
される。係止片32の他方の端面A6は、前記端面A1
と平行、すなわちピストン23の軸線L1に垂直に形成
される。この係止片32には、ピストン23の軸線L1
と交差する部分59を含んで、軸線L1に対し前記周方
向の一部分57とは反対方向に延びて第2係止溝60が
形成される。
【0036】前記案内棒24のシリンダ側の端部33に
は、案内部61の外径L12よりも大径の外径L13を
有する頭部62が形成される。案内部61の外径L12
は、前記第2係止溝60の幅L14よりも小さく選ば
れ、頭部26の外径L13は、第2係止溝60の幅L1
4よりも大きく選ばれる。また頭部62の厚みL15
は、第1係止溝の幅L16よりも小さく選ばれる。この
ような案内棒24は、仮想線63aで示される位置に配
置され、案内部61を第2係止溝60に挿通させて頭部
63の厚み方向案内部61側の端面A7を前記係止片3
2の端面A6に当接させる状態で、頭部62を係止片3
2に係止させる。このように案内棒24は、係止片32
に係止され、ピストン23の係止部31に着脱可能に取
付けられる。
【0037】図5は、案内棒24を示す正面図である。
案内棒24は、前記案内部61を有する軸部63と、軸
部63の一方側(図5の上方)に位置する前記頭部62
とを含んで構成される。前記軸部63は、前記案内部6
1と、案内部61の頭部62側に連なり、案内部61よ
りも小径に形成されるくびれ部64と、案内部61の頭
部62と反対側の連なり、案内部61よりも小径であ
り、固定金具28が固定される固定部65とを含んで構
成される。
【0038】前記案内部61は、直円柱状である。この
案内部61は、前記案内筒25に挿通される。前記くび
れ部64は、円柱状である。前記固定部65は、円柱状
である。この固定部65は、前述のように案内部61の
外径L12よりも小径の外径L22を有して形成され
る。このような案内部61と固定部65とは、段差を有
して連なっている。前記段差によって形成される案内部
61の固定部65側の端面A8は、案内棒の軸線L2と
垂直を成して形成される。固定部65は、前記固定金具
28に挿通される。固定金具28は、その厚み方向ピス
トン側に形成される第1凹所66のピストン側の端面A
9を、前記案内部61の固定部側の端面A8に当接させ
た状態で、固定部65に固定される。このように案内部
61よりも固定部65を小径に形成し、前記案内部61
の端面A8と、固定金具28の凹所66のピストン側の
端部A9とを当接させて固定金具28の固定位置が決め
られる。これによって、固定金具28の固定位置を容易
に一致することができる。したがって、前記コイルばね
27の圧縮比を一定にすることができ、好適な一定の取
付強度で取付けることができる。
【0039】前記頭部62は、円柱状である。この頭部
62の前記案内部側の端面A7は、前記案内棒24の軸
線L2と垂直を成して形成される。これによって前述の
ように前記案内部側の端面A7と前記係止片32の他方
側の端面A6とを当接させて係止することで、案内棒2
4の軸線L2をピストンL1に平行にすることができ
る。このような頭部62は、くびれ部64に連なり、軸
部63と一体的に形成される。案内部61と頭部62と
が直接連なっている場合について考えてみると、前記頭
部の端面A7と、案内部61の外周面A10との境界に
は、たとえば工具の刃先の丸みなどによる加工精度によ
って、丸み部分が残ってしまう。この状態では、前記丸
み部分が、係止片32の端面A6に当接し、案内棒24
の軸線L2とピストンの軸線L1とが交差する状態にな
るおそれがある。これに対し、本実施例のように頭部6
2と案内部61との間にくびれ部64を設けることによ
って、前記頭部62の端面A7を、確実に係止片32の
端面A6に当接させることができ、案内棒24の軸線L
2とピストン23の軸線L1とを確実に平行にすること
ができる。
【0040】図6は、ばね受け部材29を示す断面図で
ある。ばね受け部材29は、大略的に円板状である。こ
のばね受け部材29は、中心部に厚み方向に貫通する第
2挿通孔67が形成されるばね受け部68と、このばね
受け部68の半径方向外方の端部から厚み方向一方側に
環状に突出して形成される壁筒部69とを有する。前記
第2挿通孔67の内径L21は、案内棒24の案内部の
外径L12よりも大きく選ばれる。またこのばね受け部
材29の外径L18は、移動体26の第1挿通孔36の
内径L19よりも大きく選ばれる。前記ばね受け部68
は、その厚み方向両側の端面A10,A11は、相互に
平行かつばね受け部材29の軸線L4に垂直に形成され
る。前記壁筒部69は、軸線方向に突出しており、この
壁筒部69とばね受部68とによって第2凹所70が形
成される。このようなばね受け部材29は、第2挿通孔
69に案内棒24が挿通された状態で、第2凹所70と
反対側の端面A10が前記異動体26のピストンと反対
側の端面A5に当接されて配置される。この状態で、第
2凹所70に前記コイルばね27が嵌り込んで、ばね受
け部材29は、前記コイルばね27を受ける。このよう
に第2凹所70によってコイルばね27を受けるので、
コイルばね27がばね受け部材29から外れてしまうこ
とを防止することができる。
【0041】また、コイルばね27を受けるばね受け部
68の端面A11が、ばね受け部材29の軸線L4と垂
直に形成されており、コイルばね27の軸線ばね受け部
材の軸線L4とを一致させることができる。すなわちピ
ストン23の軸線L1とコイルばねの軸線とを一致させ
ることができる。これによってピストン23にその軸線
L1と交差する方向にばね力が作用することを防止する
ことができる。
【0042】図7は、案内棒24、案内筒25、ばね受
け部材29、コイルばね27および固定部材28を示す
分解斜視図である。前記案内棒24は、その案内部61
を、案内筒25、ばね受け部材29およびコイルばね2
7に頭部62に近い方からこの順序で挿通する。この状
態で、固定部65を固定金具28に挿通し、固定金具2
8の第1凹所66によってコイルばね27を受けて固定
される。固定金具28は、前述のようにコイルばね27
を圧縮しながら、第1凹所66の端面A9を案内部61
の端面A8に当接させ、六角穴付ボルト38によって締
付けて固定される。このような状態で、これらの部材2
4,25,29,27,28は、案内棒24を移動体2
6に挿通した状態で、移動体26に取付けられる。案内
筒25のフランジ部35の筒部34側の端面A3を移動
体26のピストン側の端面A4に当接させ、ばね受け部
材29のピストン側の端面A10を移動体26のピスト
ンと反対側の端面A5に当接させ、コイルばね27のば
ね力、すなわち前記圧縮による復元力によって、移動体
26を挟持するようにして、前記部材24,25,2
9,27,28が移動体26に取付けられる。
【0043】図8は、固定金具28を示す平面図であ
る。固定金具28は、大略的に円柱状である。固定金具
28には、その中心部に固定金具の軸線L5に平行に、
前記案内棒24の固定部65が挿通される第3挿通孔7
1が形成される。この第3挿通孔71の内径L23は、
前記固定部65の外径L22よりも大きく案内部の外径
L12よりも小さく選ばれる。この固定金具28には、
前記第3挿通孔71に連通し、固定金具28の厚み方向
(図8の紙面に垂直な方向)に貫通する切込み溝72が
幅L17を有し、形成される。この切込み溝72は、固
定金具28の一半径方向に延びて半径方向の外周面A1
2を貫いて外部に臨んで形成される。すなわち外周面A
12をも周方向に関して分断して形成される。また固定
金具28には、前記切込み溝72に平行な端面A13を
有し、半径方向内方に凸の第3凹所73が形成される。
この第3凹所73は、固定金具の軸線L5を含み、前記
切込み溝72に垂直な仮想平面に対し、切込み溝72が
形成される側に設けられる。また固定金具28には、こ
の第3凹所73の端面A13から、前記切込み溝72に
垂直な方向に延びて第4挿通孔74が形成される。この
第4挿通孔74は、前記切込み溝72を貫いて、前記外
周面A12に至って開口するように形成される。この第
4挿通孔74は、前記第3凹所73の端面A13に臨む
側の挿通部75と前記外周面A12に臨む側の締付部7
6とを含んで構成される。また固定金具28は、前記固
定金具28の軸線L5に対し切込み溝72と反対側に半
径方向内方に凸の第4凹所77が形成される。この第4
凹所77の外周面A14は、孤状に形成される。この第
4凹所77には、たとえば指などが嵌まり込み、前記外
周面A14に指を当接させて、固定金具28を案内棒2
4に固定する際などに固定金具28がその軸線L5まわ
りに回転することを防止する。また、この固定金具28
には、厚み方向一方側に円柱状の空間を有する第1凹所
66が形成される。この第1凹所66には、前述のよう
にコイルばね27が嵌まり込んで、この凹所によって前
記コイルばね27の一端部が受けられる。
【0044】図9は、図8の切断面線IX−IXから見
た断面図である。前記第4挿通孔74の挿通部75は、
前記切込み溝72と平行な第3凹所73の端面A13か
ら切込み溝までの部分である。この挿通部75は、円柱
状の空間を有して形成される。前記締付部76には、前
記切込み溝72から前記外周面A10までの部分であ
る。この締付部76には、その内周面にネジが形成され
る。前記六角穴付ボルト38は、前記第3凹所73側か
ら挿通部36に挿通され、締付部74に螺着される。こ
の六角穴付ボルト38を螺進させることによって、前記
切込み溝72の幅L17を小さくする方向に外力を作用
させ、第3挿通孔71に挿通されている案内棒24を締
付けて、案内棒24に固定金具28を固定する。前記第
1凹所66のコイルばね27に臨む側の端面A9は、固
定金具28の軸線L5に垂直に形成される。これによっ
て、この第1凹所66に嵌まり込む、前記端面A9によ
って受けられるコイルばね27の軸線はピストン23の
軸線L1と平行に保つことができる。したがって、コイ
ルばね27の傾きなどによって、ピストン23にピスト
ン23の軸線L1と交差する方向にばね力が作用するこ
とが防止することができる。したがってピストン23の
軸線L1が不所望な外力を受けて、シリンダ22の軸線
とずれてしまい、ピストン23あるいはシリンダ24に
不所望な外力が作用して、ピストン23あるいはシリン
ダ24が破損してしまうことを防止することができる。
【0045】図10は、案内棒24、案内筒25、ばね
受け部材29、コイルばね27および固定金具28の取
付状態を示す斜視図である。図7に示すような順序に配
置され、組立てられる前記各部材24,25,29,2
7,28は、案内棒24が案内筒25に挿通された状態
で、案内筒25の筒部34を移動体26の第1挿通孔3
6に挿通して移動体26に挿通される。フランジ部35
の筒部側の端面A3は移動体26のピストン側の端面A
4に当接される。ばね受け部材29の第2凹所70と反
対側の端面A10は移動体26のピストン23と反対側
の端面A5に当接される。このような状態で、前記各部
材24,25,29,27,28が、移動体26に取付
けられる。
【0046】これらの部材24,25,29,27,2
8の取付けは、以下に説明にするようにして行われる。
たとえば人差し指78によって、案内棒24の頭部62
もしくは、案内棒24の頭部62および案内筒25のフ
ランジ部35を移動体26に近接する方向に押圧し、前
述のように、フランジ部35の端面A3と移動体26の
端面A4とを当接させる。この状態で、たとえば中指7
9を、前記固定金具28の第4凹所77に嵌まり込ませ
て、固定金具28のその軸線L5まわりの回転を阻止す
る。このように固定金具28の前記回転を阻止した状態
で、たとえば親指80によって、固定金具28を、コイ
ルばね27の復元力に抗して、移動体26に近接させる
ように押圧する。前述のようにフランジ部35の端面A
3を移動部材26の端面A4とを当接させた状態で、固
定金具28を移動体26に近接する方向に移動し、固定
金具28の前記第2凹所66の端面A9を案内棒24の
前記案内部61の端面A8に当接させる。この状態で、
六角穴付ボルト38によって2固定金具28を締付け、
固定金具28を案内棒24に固定する。このようにし
て、前記各部材24,25,29,27,28の移動体
26に取付けられる。
【0047】図11は、本実施例のシリンダポンプを用
いる供給装置20に備えられる駆動手段が有する移動幅
決定手段80を示す側面図である。移動幅決定手段80
は、移動体26の移動幅を決定する。この移動幅決定手
段80は、以下に説明するように構成される。移動体2
6は、案内部材82に一体的に形成されて固定される。
この案内部材82には、第1ピン81が形成される。長
手方向に延びる案内溝83が形成されるレバー87は、
その一端部84が、前記第1ピン81によって枢支され
る。この案内部材に対して角変位自在に設けられるレバ
ー87の他端部85には、ホロア86が形成される。こ
のホロア86は、カム89に形成されるカム溝88に嵌
まり込む。また前記案内溝83には、ストローク調整手
段120に備えられる移動部材91に形成される第2ピ
ン90が嵌まり込む。この第2ピンは、前記案内溝83
内をレバー87の長手方向に移動可能に設けられる。ま
た前記案内部材82は、案内軸92によって案内され
る。さらに前記移動部材91は、案内体94に案内され
た状態で、移動手段93によって移動される。駆動手段
は、基本的にこのように構成される移動幅決定手段80
を含む。
【0048】前記案内部材82は、大略的に円筒状であ
る。この案内部材82は、その長手方向に形成される第
5挿通孔95を有する。この第5挿通孔95の軸線L6
は、移動体26の移動方向矢符X方向(図11の上下方
向)に平行に形成される。前記案内軸92は、その軸線
L7を移動体26の移動方向(矢符X方向)に平行にし
て設けられる。この案内軸92には、前記案内部材92
の第5挿通孔に形成される。案内部材82には、案内軸
92に案内され、その軸線L6方向に案内される。した
がって、移動体26は、移動体の移動方向矢符X方向で
ある前記軸線L6方向に案内され、移動することができ
る。
【0049】前記レバー87は、前記案内溝83が形成
されるレバー部87aと、前記ホロア86が形成される
連結部87bとを有する。このレバー87は、前記案内
溝83を側方(本実施例において図1の紙面に対し手前
側)に臨ませた状態で配置される。この状態で、前記レ
バー87は、前記第1ピン81によって、水平な回転軸
線まわりに、案内部材82に対して、角変位可能に連結
される。前記ホロア86は、レバー87の長手方向に交
差し、水平な方向(本実施例において図11の紙面に対
し奥行側)に突出して設けられる。
【0050】前記カム89は、溝カムである。このカム
89は前記レバー87の長手方向に交差し、水平(本実
施例において図11の紙面に垂直)な回転軸線L8まわ
りに回転自在に設けられる。前記カム溝88は、前記回
転軸線L8から距離L30だけ偏心した中心Oを有する
円形状に形成される。このカム溝88に前記ホロア86
が嵌まり込む。このようなカム89は、たとえば図示し
ないモータによって前記回転軸線L8まわりに回転駆動
される。
【0051】前記移動部材91は、一端部96aに前記
第2ピン90が形成される移動片96と、この移動片9
6の他端部97から移動片96の長手方向に対し、垂直
な方向に延びて形成される連結片98とを含んで構成さ
れる。このような移動部材91は、大略的にL字状に形
成される。前記案内体94は、機体52に固定されてい
る。この案内体94には、前記溝カム89の回転軸線L
8に垂直であり、鉛直な方向と交差する方向(矢符Y方
向)に延びる移動溝99が形成される。前記移動部材9
1は、移動片96が前記移動溝99に嵌まり込んだ状態
で前記Y方向に案内されて移動される。
【0052】前記移動手段93は、機体52に固定され
る軸受手段101a,101bによって水平な回転軸線
まわりに回転可能に支持される回転軸102と、この回
転軸102の一端部103に自在継手104によって一
端部105が連結されるネジ棒106とを有する。前記
回転軸102の他端部には、目盛りのついた回転ハンド
ル130が取付けられる。前記ネジ棒106は、前記移
動片96の移動方向(矢符Y方向)に平行に設けられ
る。このネジ棒106は、前記移動部材91の連結片9
8に螺着されている。これによって、前記回転ハンドル
130によって回転軸102が回転されると、自在継手
104によって回転がネジ棒106に伝達される。この
ネジ棒106の回転によって、連結片98を有する移動
部材91が前記Y方向に移動される。したがって、前記
第2ピン90がY方向に移動される。
【0053】このように前記矢符Y方向に移動可能に設
けられる第2ピン90は、前述のようにレバー87の案
内溝83に嵌まり込んでおり、このレバー87をその長
手方向に垂直な軸線L30まわりに支持する支点として
働く。前述のように偏心したカム溝88が形成されるカ
ム89が駆動されると、前記カム溝88に嵌まり込んで
いる前記レバー87に形成されるホロア86は、上下に
移動される。レバー87が、第1ピン81とホロア86
との間で、第2ピン90によって前記軸線L30まわり
に角変位可能に支持されている。これによって、前記ホ
ロア86が上下に移動されると、レバー87の一端部8
4がホロアと対称的に上下に移動される。前記一端部8
4は、前述のように前記第1ピン81によって案内部材
82に連結されており、前記一端部84の上下動に伴っ
て、案内部材82が前記案内軸92の軸線L7に沿って
上下に移動される。したがって、前記移動体26が前記
軸線L7に平行な移動体の移動方向(矢符X方向)に移
動される。このようにして、シリンダポンプ40が駆動
され、薬液が注入される。移動体26のストロークを調
整するストローク調整手段120は、前記移動体91、
案内体94および移動手段93を含んで構成される。
【0054】図12は、図11の切断面線XII−XI
Iから見た断面図である。前記移動部材91の移動片9
6は、案内体94の移動溝99に嵌まり込んでいる。こ
の状態で、移動片96は、移動溝99に案内されて、前
記矢符Y方向(図12の紙面に垂直な方向)に移動され
る。移動片96に形成される第2ピン90は、レバー8
7の案内溝83に嵌まり込んでいる。この第2ピン90
は、前記移動片96の移動に伴って案内溝83内を移動
する。これによって第2ピン90はレバー87に対して
その長手方向に変位されて、このレバー87の角変位の
支点が移動される。
【0055】図13は、図11に示す駆動手段80のス
ケルトン図である。第2ピン90は、移動手段93によ
って矢印Y方向に移動される。第2ピン90は、移動さ
れるY方向は、前述のように案内軸92の軸線L7の方
向と平行な移動体26の移動方向Xと交差するように選
ばれる。これによって、第2ピン90が案内溝83内
を、レバー87に対し、その長手方向に移動することに
よって、第1ピン81と、第2ピン90との距離L20
を選ぶことができる。必然的に、第2ピン90とホロア
86との距離L21も選ばれる。第2ピン90は、前述
のようにレバー87の傾動の支点として働く。カム89
の回転駆動によって上下に移動される移動体26のスト
ロークは、前記第1ピン81から第2ピン90までの距
離と、第2ピン90からホロアまでの距離L21との比
L20:L21を選ぶことによって、選択することがで
きる。これによって移動手段93を用いて、第2ピン9
0を移動させることによって、前記ストロークを調整す
ることができる。これによってピストン23のストロー
クを調整することができる。したがってストローク調整
手段120を用い、回転ハンドル130操作して、薬液
の充填量を調整することができる。たとえば回転ハンド
ル130に充填量に対応する目盛りなどを設けることに
よって、薬液の充填量を容易に選ぶことができる。
【0056】図14は、取付部材21およびシリンダポ
ンプ40の一部を示す斜視図である。前記取付部材21
には、ピストン23と反対側に位置決め溝107が形成
される。この位置決め溝107は、幅L24を有して形
成される。この位置決め溝107は、取付部材21の長
手方向(矢符Z方向)に垂直な方向に延びて形成され
る。この位置決め溝107が形成される部分に、取付部
材21が厚み方向に貫通し、前記位置決め溝107と同
方向に延びる取付溝131が形成される。この取付溝1
31は、位置決め溝107の幅L24よりも小さい幅L
25を有して形成される。前記シリンダポンプ40は、
前記取付溝131の部分で、取付部材21の厚み方向に
挿通される。このシリンダポンプ40に備えられる保持
対42のネジ部42aの外径L26は、前記取付溝13
1の幅L25よりも小さく選ばれて挿通することができ
る。この状態で、取付溝131の幅L25よりも大きく
位置決め溝107の幅L24よりも小さいが外径L27
を有する前記位置決め用ワッシャ49を、前記位置決め
溝107に嵌まり込ませて、前記位置決め用ワッシャ4
9のピストン側の端面A15を前記位置決め溝107の
底面A16に当接させる。このようにして、固定位置に
配置されたシリンダ22を含むシリンダポンプ40は、
固定リンク50を用い、位置決め用ワッシャ49と固定
リング50とによって取付部材21を挟持して、固定リ
ング50による締付けによって固定される。
【0057】図15は、弁手段41の構成を簡略化して
示す原理図である。前記弁手段41には、吸入逆止弁1
08および吐出逆止弁109が備えられる。吸入逆止弁
108が、前記充填用吸入接続管47の管孔とシリンダ
22のポンプ室110とを連通する吸入管路111に介
在される。この吸入逆止弁108は、充填されるべき前
記薬液が、吸入管路111を介して外部からポンプ室1
10内に流入することを許容し、前記薬液が吸入管路1
11を介してポンプ室110内から外部に流出すること
を阻止する。
【0058】前記吐出逆止弁109は、前記充填用吐出
接続管48の管孔とシリンダ22のポンプ室110とを
連通する吐出管路112に介在される。この吐出逆止弁
109は、充填されるべき前記薬液が、吐出管路112
を介してポンプ室110内から外部に流出することを許
容し、前記薬液が吐出管路112を介して外部からポン
プ室110に流入することを阻止する。
【0059】ポンプ室110は、シリンダ22にピスト
ン23が挿入された状態で、前記吸入管路111および
吐出管路112のみを介して外部と連通している。ポン
プ室110の内部空間を大きくするようにピストン23
が伸長されるとき、吸入逆止弁108は、流路を開き、
吐出逆止弁109が流路を閉じる。これによって、ピス
トン23が伸長されると、前記薬液の吸入管路111を
介して外部からポンプ室110に吸入される。ポンプ室
110の内部空間を小さくするようにピストン23が縮
退されるとき、吸入逆止弁108は流路を閉じ、吐出逆
止弁109は流路を開く。これによって、ピストン23
が縮退されると、前記薬液が吐出管路112を介してポ
ンプ室110から外部に吐出される。したがって、たと
えば図示しない薬液タンクなどに前記充填用吸入接続管
47を接続し、前述のように前記充填用吐出接続管48
を充填用管路51を用いてノズル53に接続することに
よって、ピストン23に伸長動作と縮退動作とを与える
ことによって一定量の薬液をアンプル本体54に充填す
ることができる。
【0060】上述の実施例において、シリンダポンプを
用いる供給装置20は、薬液をアンプルに注入(充填)
するために用いられたけれども、本発明に従うシリンダ
ポンプを用いる供給装置20は、他の液体を他の容器に
注入(充填)するために好適に用いることができる。
【0061】このようなシリンダポンプを用いる供給装
置20は、たとえば、コーヒ、紅茶、緑茶、あるいはジ
ュースなどの清涼飲料水や醤油、ソース、マヨネーズあ
るいケチャップなどの調味料などをビン、缶あるいは袋
などに注入(充填)するために用いてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピストン
のシリンダと反対側の端部に案内棒が着脱可能に設けら
れる。この案内棒は、ピストンの軸線とほぼ平行に移動
可能に設けられる移動体に緩やかに挿通される。この案
内棒のピストンと反対側の端部は、移動体のピストンと
反対側に当接するコイルばねに挿通される。この案内棒
には、前記コイルばねを受ける固定金具が着脱可能に固
定される。このようにしてピストンは、コイルばねのば
ね力によってピ駆動手段によって往復駆動の軸線が変位
することを許容した状態で移動体に取付けられる。移動
体が駆動手段によって往復駆動され、ピストンが伸長/
縮退されるとき、ピストンは、その軸線をシリンダの軸
線に一致させるように変位することが可能であり、ピス
トンおよびシリンダに不所望な外力が作用することを防
止することができる。これによってピストンおよびシリ
ンダが破損することを防止することができるので、ピス
トンは、その軸線とシリンダの軸線とを必ず一致させた
状態で取付ける必要がなく、熟練者による軸線合わせの
手間を除くことができ、簡単にシリンダポンプを取付け
ることができる。
【0063】また本発明によれば、案内棒のピストンと
反対側の端部は、段差を有して長手方向中央部の案内部
よりも小径に形成される。前記段差によって、固定金具
の位置決めがなされて、ピストンを容易に好適なばね力
によって移動体に取付けることができる。これによって
ピストンが不必要に移動体に対して変位して、たとえば
1サイクルのピストンの伸長/縮退によって充填される
充填量が1サイクル毎に変化したり、また逆にピストン
の移動体に対する変位を阻止してしまい。ピストンおよ
びシリンダの破損につながるなどのおそれを排除するこ
とができる。
【0064】さらに本発明によれば、コイルばねと移動
体との間には、ばね受部材が介在される。このばね受部
材および固定金具にはコイルばねが嵌まり込む凹所が形
成される。これによって、コイルばねがその軸線をピス
トンの軸線に一致させて配置し、コイルばねのばね力が
ピストンの軸線方向に作用するようにすることができ
る。したがってばね力の不所望な方向への作用によっ
て、ピストンの軸線が不所望に変位することを防止する
ことができる。
【0065】さらに本発明によれば、フランジ部によっ
てピストンの一端部を支持し、筒部の外周面と移動体の
挿通孔の内周面との間に隙間が存在するように案内筒が
設けられる。この案内筒に案内棒が挿通され、案内棒の
軸線と移動体の移動方向とを容易に平行にし、移動体の
移動方向とピストンの軸線とを容易に平行にすることが
できる。これによってピストンがその軸線と交差する方
向に移動されることを防止することができ、ピストンの
伸長/縮退を滑らかに行うことができる。
【0066】さらに本発明によれば、長手方向に延びる
案内溝を有するレバーが、その一端部において移動体に
固定される案内部材に、この案内部材に対して角変位可
能に連結される。このレバーの他端部に形成されるホロ
アは、カムのカム溝に嵌まり込む。このレバーの案内溝
には、ストローク調整手段の第2ピンが嵌り込み、この
第2ピンによってレバーがその長手方向に垂直な軸線ま
わりに角変位可能に支持されるストローク調整手段は、
前記支持する位置をレバーの長手方向に変位させること
ができる。このように構成されるストローク調整手段に
よって、第2ピンののレバーに対する位置を変えて移動
体のストロークを調整し、ピストンのストロークを調整
することができる。したがって、シリンダポンプの1回
の動作によって充填される液体の充填量を調整し、選択
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシリンダポンプを用いる供
給装置20の一部を示す断面図である。
【図2】シリンダポンプを用いる供給装置20のシリン
ダポンプ40を含む一部の構成を示す断面図である。
【図3】本実施例のシリンダポンプを用いる供給装置2
0の全体の構成を示す系統図である。
【図4】ピストン23の係止部材31と案内棒24の一
端部を示す斜視図である。
【図5】案内棒24を示す正面図である。
【図6】ばね受け部材29を示す断面図である。
【図7】案内棒24、案内筒25、ばね受け部材29、
コイルばね27および固定金具28を示す分解斜視図で
ある。
【図8】固定金具28を示す平面図である。
【図9】図8の切断面線IX−IXから見た断面図であ
る。
【図10】案内棒24、案内筒25、ばね受け部材2
9、コイルばね27および固定金具28の取付状態を示
す斜視図である。
【図11】シリンダポンプを用いる供給装置20に備え
られる駆動手段が有する移動幅決定手段80を示す側面
図である。
【図12】図11の切断面線XII−XIIから見た断
面図である。
【図13】移動幅決定手段80のスケルトン図である。
【図14】取付部材21およびシリンダポンプ40の一
部を示す斜視図である。
【図15】弁手段41の構成を簡略化して示す原理図で
ある。
【図16】典型的な従来技術のシリンダポンプを用いる
供給装置1の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
20 シリンダポンプを用いる供給装置 21 取付部材 22 シリンダ 23 ピストン 24 案内棒 25 案内筒 26 移動体 27 コイルばね 28 固定金具 29 ばね受け部材 38 六角穴付ボルト 40 シリンダポンプ 50 固定リング 54 アンプル本体 80 移動幅決定手段 120 ストローク調整手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東 浩一郎 兵庫県尼崎市杭瀬寺島1丁目4−41 寺 江寮 (72)発明者 小田 真司 滋賀県大津市末広町8−7 (56)参考文献 特開 平5−162791(JP,A) 実開 昭49−117692(JP,U) 実開 昭59−38300(JP,U) 実開 昭58−130902(JP,U) 実公 昭50−7525(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67C 3/00 A61J 1/06 B67C 3/02 F04B 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定位置に設けられるシリンダと、 シリンダに挿入されるピストンと、 ピストンに着脱可能に設けられ、ピストンのシリンダと
    反対側の端部に係止される案内棒と、 案内棒が緩やかに挿通される挿通孔を有し、ピストンの
    軸線にほぼ平行に移動可能に設けられる移動体と、 移動体を往復駆動する駆動手段と、 案内棒のピストンと反対側の端部が挿通され、一端部が
    移動体にピストンと反対側で当接するコイルばねと、 案内棒のピストンと反対側の端部に着脱可能に固定さ
    れ、コイルばねを受ける固定金具とを含むことを特徴と
    するシリンダポンプを用いる供給装置。
  2. 【請求項2】 前記案内棒は、ピストンと反対側の端部
    に段差を有して設けられ、案内棒の長手方向中央部付近
    の案内部よりも小径の固定部を有し、前記固定金具は、
    前記段差によってピストンの軸線方向に関して位置決め
    されることを特徴とする請求項1に記載のシリンダポン
    プを用いる供給装置。
  3. 【請求項3】 前記コイルばねと移動体との間にはばね
    受部材が介在され、このばね受部材および前記固定金具
    には、前記コイルばねが嵌まり込む凹所が形成されるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダポン
    プを用いる供給装置。
  4. 【請求項4】 案内筒が備えられ、 この案内筒は、 筒部と筒部の一端部に設けられるフランジ部とを有し、
    前記案内棒が挿通され、前記筒部の外周面と前記移動体
    の挿通孔の内周面との間に隙間が存在するように設けら
    れ、前記フランジ部によって前記ピストンの一端部を支
    持することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに
    記載のシリンダポンプを用いる供給装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、前記移動体が固定され
    第1ピンが形成される案内部材と、長手方向に延びる案
    内溝が形成され一端部が前記第1ピンによって案内部材
    に対して角変位可能に連結され他端部にホロアが形成さ
    れるレバーと、前記ホロアが嵌まり込むカム溝を有する
    カムと、前記案内溝に嵌まり込む第2ピンを有しこの第
    2ピンによって前記レバーをレバーの長手方向に垂直な
    軸線まわりに角変位可能に支持しその支持する位置をレ
    バーの長手方向に調整可能なストローク調整手段とを備
    えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記
    載のシリンダポンプを用いる供給装置。
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