JPH0819785A - オゾン浄水装置 - Google Patents

オゾン浄水装置

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JPH0819785A
JPH0819785A JP6179677A JP17967794A JPH0819785A JP H0819785 A JPH0819785 A JP H0819785A JP 6179677 A JP6179677 A JP 6179677A JP 17967794 A JP17967794 A JP 17967794A JP H0819785 A JPH0819785 A JP H0819785A
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water
ozone
tank
ozone contact
contact tank
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Masanori Yoshinaga
正▲徳▼ 吉永
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 浄水池に取水管網を埋め込み堆設した濾床の
生物濾過液をオゾン浄化し且つその一部を返水しながら
池水生態系を健全化させることにより浄水装置の小型化
と運転費の低減と安全で良質な水の安定供給とを可能に
する。 【構成】 集水部と浄化部とを具備し、該集水部が浄水
池中に堆設した濾床と該濾床に埋設された取水管網とを
備え、該浄化部にオゾン接触装置が設けられていること
を特徴とするオゾン浄水装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庭園,水族館,動物
園,遊園地,ゴルフ場,浄水場,湖沼などに設けた浄水
池の水(以下池水という)を生物浄化しながら緩速濾過
して良質且つ安全な水を安定供給する小型で操作の容易
なオゾン浄水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は主に、河川,湖沼などから導入し
た着水を急速濾過,塩素酸化,凝集沈澱分離するなどの
主に物理的処理中心の浄水法であるために、槽設備の員
数及びそれらに付設される回転機器類が増え且つそれら
の間を連絡する引回し配線・配管が輻輳し、また摺動部
の消耗部品や弁類及び接手類が増えるのでその点検箇所
数が多くなるなどのことから建設費が過大になるばかり
ではなく、電力代,薬品代,消耗部品代や余剰汚泥の処
理・処分代及び運転操作の繁雑化に伴なう人件費が増え
て維持管理費も過大になるという問題があった。また、
装置が大型化し広い敷地面積を要するので、景観を損ね
たり或はそのために装置の立体構造化,地下埋設構造化
及び植樹・縁化などの美観対策などが必要になるという
問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は、物理処理槽設備の員数が多く、広い敷地
面積を要し、美観・景観対策が難しく、操作が繁雑で人
手を要し、装置建設費及び維持管理費が過大になる点で
ある。
【0004】
【課題を解決する手段】上記課題を解決するための本発
明は、浄水池を備えたオゾン浄水装置が集水部と浄化部
とを具備し、該集水部が該浄水池中に堆設した濾床と該
濾床に埋設された取水管網とを備え、該浄化部にオゾン
接触装置が設けられていることを特徴とするオゾン浄水
装置である。
【0005】また、上記オゾン接触装置がオゾナイザか
ら導出されるオゾンを縦循環液に接触させる1次オゾン
接触槽と該1次オゾン接触槽から導出される排オゾンを
縦循環液に接触させる2次オゾン接触槽と該2次オゾン
接触槽から導出される排オゾンを縦循環液に接触させる
3次オゾン接触槽とを具備し、該1次オゾン接触槽と2
次オゾン接触槽と3次オゾン接触槽とのそれぞれが上部
と下部とで連通し縦循環液回路を形成せしめる下降管と
上昇管とを備えていることを特徴とするオゾン浄水装置
である。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を系統図を示した図1と、
図1の平面図を示した図2と、図1のオゾン接触装置部
の説明図を示した図3と、図3の平面図を示した図4と
に基づいて説明する。1は動物園,水族館,養魚場,浄
水場などに設けた養魚池兼用の浄水池であり、集水部1
3と浄化部27とが装設されている。7は制水扉を備え
た着水槽であり、流入水Mは油分,スカムなどの夾雑物
が除去された後に注入・混合されるオゾン処理水W及び
/又はオゾン滅菌水Yとともに浄水池1へ送られる。6
は導水管、8はスクリーン9が付設された沈砂池、10
はスカムスキマ、11は返水管12が付設された溢流枡
である。
【0007】浄水池1には、麦飯石,硅石,スラグ,汚
泥焼却灰溶融物,石炭,貝や昆布などの化石,砂などの
粉粒体又はそれらを適宜に組み合わせた混合物などの鉱
石濾層3に玉石などの栗石層4を積層してなる濾床2が
設けられている。また、濾床2上の一隅に図示しない人
工芝状のマットとスウィーパとブラシ水洗機とからなる
養魚用の給餌滓排出器とが設けられている。5は浄水池
1の水位を調整し且つ溢流水Nを放出する放流枡5であ
る。
【0008】集水部13には砂礫層15と鉱石濾層3と
セルロース濾袋層17と栗石層4とを積層してなる濾床
14と、下部に千鳥孔を持つ枝管20が付設されて砂礫
層15中に埋設された取水管網19とが設けられてい
る。なお、セルロース濾袋層17は竹,トウモロコシ,
葦,パピルス,間伐材,風倒木,流木,廃材,廃畳など
の熱改質又は脱リグニン処理した繊維、茸収穫後の榾木
滓繊維、リンターやパルプなど又はそれらを適宜に組み
合わせた混合物など(以下セルロース濾材という)が通
水性の袋に充填され鉱石濾層3上に舗設されている。な
お、流入水Mの水質に応じ、該セルロース濾材に炭や石
炭の粉粒体,活性炭など又はそれらを適宜に組み合わせ
た調合材が混合される。
【0009】浄化部27には受水槽28、空気源設備2
9、オゾン接触装置30、処理水槽79及び図示しない
ポンプ類などが設けられている。なお、オゾン接触装置
30には下降管33,注水管34,下向散気ノズル3
5,上昇管36,エゼクタ37に連絡する上向散気ノズ
ル38,溢流筒40が付設された気−液分離器39及び
調圧器41などからなる1次オゾン接触槽32と、下降
管44,注水管45,エゼクタ46に連絡する下向散気
ノズル47,上昇管48,エゼクタ49に連絡する上向
散気ノズル50,溢流筒52が付設された気−液分離器
51及び調圧器53などからなる2次オゾン接触槽43
と、メディア分離器57及びカバー66が付設されたヘ
ッドタンク56,下降管68,注入管69,エゼクタ7
0に連絡する下向散気ノズル71,上昇管72及び上向
散気ノズル73などからなる2重管構造の3次オゾン接
触槽54とが設けられている。31は図示しない酸素濃
縮器が付設されたオゾナイザ、42は活性炭濾過器、6
7は排気ブロワ、74は砂濾過器である。
【0010】また、下降管33,44,68と上昇管3
6,48,72とは上部と下部とで連通して水深が8m
以上、好ましくは100m程度の縦循環液回路を形成し
ている。また、メディア分離器57には降流堰59と溢
流堰60とを備えたスカム排除枡58及び浮上したメデ
ィアをビーチピレート沿に循環流L中へ払い出す掻出機
61と溢流枡62とが設けられている。80は処理水槽
79の設定最高水位と設定最低水位とを検知する液面
計、63はヘッドタンク56内を仕切り上昇管72部の
涌水口64と注水管69が挿設される下降管68部の落
水口65とを隔て循環流Lを形成せしめる隔壁板、76
は散水管75の制水弁、77は返水管12の制水弁、7
8は散気盤が付設された散気管である。なお、1次オゾ
ン接触槽32及び/又は2次オゾン接触槽43は一般的
にU字管構造であるが、3次オゾン接触槽54の深さを
深くできる場合には2重管構造が好ましく、またオゾン
接触装置30が浄水池1から離れた渓谷部に装設される
場合などには3次オゾン接触槽54をU字管構造にして
もよい。
【0011】また、3次オゾン接触槽54はその中に1
次オゾン接触槽32と2次オゾン接触槽43とが装設さ
れグラウチング55で地中に固定されている。
【0012】81は機械棟であり、風車82と電動機が
付設された水車83と図示しないソーラパネル,アンテ
ナ,受発信器,風向・風速計,雨量計,バッテリィ,制
御盤などが配設されている。なお、水車83の動力は風
車82で与えてもよい。
【0013】なお、Aは池水の流れる方向を示す矢印、
C,F,JとD,G,Kとはそれぞれ1次オゾン接触槽
32,2次オゾン接触槽43,3次オゾン接触槽54内
の下降液流と上昇液流とを示す矢印、EとHとはそれぞ
れ気−液分離器39,51内の旋回液流を示す矢印であ
る。また、Pは圧縮空気、Qは発生オゾン、Rは1次オ
ゾン接触槽32からの排オゾン、Sは2次オゾン接触槽
43からの排オゾン、Tは3次オゾン接触槽54からの
排オゾン、Uは受水、Vは生物処理水、Xは活性炭処理
水である。
【0014】本実施例は主に、農薬,有機溶剤などの有
害物質を分解・除去しトリハロメタン,ジオスミンなど
を含まぬ安全で良質な水を安定に供給するのに適し、特
に無薬注・無人運転,遠隔無線操作及びエネルギー自給
などが要求されたり足場が悪く維持管理の難しい立地条
件下に適用される。
【0015】
【作用】本発明は、太陽光線が池水の水質に応じてその
水質に対し諸刃の剣の如くに作用し、例えば生態系の健
全な澄んだ水系に対しては光合成の光として作用し溶存
酸素濃度を維持せしめてその汚濁化を防ぐ正方向に働く
が、逆に濁った水系に対しては溶存酸素を叩き出す熱源
として作用し酸欠水化・嫌気水化を加速させてその汚濁
を極大化させ該生態系を極めて短時間で連鎖反応的に破
壊する負方向に働く点及び生体は一般的に腐敗しない点
に着目し開発したものであり、池水の透光度、溶存酸素
濃度を高く維持せしめ且つ生物相・密度を多様化・高密
度化せしめて生態系の健全化を計る前記の構成のオゾン
浄水装置における水の流れは次の通りである。
【0016】導水管6から着水槽7に導入された流入水
Mは夾雑物,砂,油分及びスカムなどが除去され且つオ
ゾンを含むオゾン処理水W及び/又はオゾン滅菌水Yが
注入されて浄水池1に供給される。なお、池水中の富栄
養化物質及び汚濁物質は栗石層4に着生・繁茂する水苔
や水草などの光合成作用によって生体固定・除去される
とともに液中の溶存酸素濃度が高められ、セルロース濾
袋層17及び鉱石濾層3で吸着・生物濾過され、取水管
網19に集められ、受水層28に導入され、次に3次オ
ゾン接触槽54に定量供給されてその中を循環する流動
メディアに着生する微生物で残留汚染物質が除去され且
つメディア分離器57で浮上メディアが分離された後に
砂濾過器74でチェック濾過される。なお分離された浮
上メディアは循環流L中に払い戻される。
【0017】他方、砂過器74で分離された微生物の着
生する微細メディアは逆洗水とともに浄水池1に返送さ
れて水生動物に捕食される。なお、処理水を飲料水にす
る場合には砂濾過器74にメタノールを注入し脱窒処理
する。また濾床2,14上の泥土は定期的に吸引・排除
される。
【0018】次に1次オゾン接触槽32に導水され農薬
などの生物難分解性物質がオゾンの酸化分解力で無毒
化,無機化,低分子化・生物易分解化されてから活性炭
濾過器42で生物濾過された水は2次オゾン接触槽43
でオゾン滅菌され、処理水槽79に貯留されて飲料水,
散水などに供され、また一部は浄水池1に返送される。
【0019】次にオゾンの流れは次のようになる。オゾ
ナイザ31から導出された発生オゾンQは1次オゾン接
触槽32の下向散気ノズル35から下降液流C中に注気
されて下降する程に高まる静水圧を受け溶解しながら生
物難分解性物質を酸化・分解し、底部で反転した後は気
泡を析出・膨化しながら上昇管36内を昇り気−液分離
器39で分離され、その排オゾンRの一部は調圧器41
からエゼクタ37内を流れる圧縮空気Pに吸引・昇圧さ
れて上向散気ノズル38へ送られ上昇液流Dに揚力を与
えて縦循環液回路を形成せしめ、また一部はエゼクタ7
0内を流れる圧縮空気Pに吸引・昇圧されて3次オゾン
接触槽43の下向散気ノズル47から下降液流F中に注
気されて活性炭処理水X中の細菌類・ウィルスなどを殺
菌・不活性化させ気−液分離器51で分離され、その排
オゾンSの一部は調圧器53からエゼクタ49内を流れ
る圧縮空気Pに吸引・昇圧され上向散気ノズル50に送
られて上昇液流Gに揚力を与え縦循環液回路を形成せし
め、また一部はエゼクタ70内を流れる圧縮空気Pに吸
引・昇圧されて3次オゾン接触槽54の下向散気ノズル
71から下降液流J中に注気されて流動メディアに着生
する微生物に主に酸素を与えヘッドタンク56のカバー
66内空間に分離され、その排オゾンTは上向散気ノズ
ル73に送られて上昇液流Kに揚力を与え縦循環液回路
を形成せしめた圧縮空気Pとともにカバー66内空間に
貯留され、その一部は排気ブロワ67で昇圧され散気管
78から水車83下方の池水中に散気されてその溶存酸
素を上げ、また一部は砂濾過器74の逆洗ノズルに送ら
れ砂を洗滌する。なお、排オゾンRの一部は酸素源とし
てオゾナイザ30へ還流される。
【0020】上述の如く、浄水池1底部に堆設した表面
積の広い濾床2,14で池水中の汚濁物質を吸着・生物
濾過しながら除去し且つ酸素リッチなオゾン処理水W及
びオゾン滅菌水Yなどの一部を返送・循環させ溶存酸素
濃度と透光率を高めて水苔,水草などの水生植物が着生
・繁茂する栗石層4への到光量を増すとともにそこに達
する迄の水中に吸収され熱変換する光ロス量が減らされ
て該水生植物の炭酸ガス同化作用が活発化され、それが
更に溶存酸素量を増大化せしめるとともに富栄養物質を
生体固定・除去,浄化せしめ、またその過程で底水温度
が高められ層対流が形成されて池水中の溶存酸素濃度と
温度の分布が均一化されることなどから水生動物の良好
な摂餌場,産卵場,搖籃場などが形成され、生物相の多
様化及び高密度化が促進されるなどのことから生態系の
健全化・バイオマス効果が加速・維持される。
【0021】また、池中の生物が互に共棲・捕食系に組
み込まれるので致死生物の腐敗に伴なう大量の酸素消失
も回避され、また鉱石濾層3及びセルロース濾袋層17
に濾過・吸着された汚濁物質も生物の代謝作用で同化・
分解されるなどのことから透光度の向上が計られて好循
環が拡大・維持される。
【0022】このようにして、浄水池1に流入する富栄
養化物質は健全化された水辺生態系で食物連鎖の各栄養
段階に濃縮・蓄積及び安定保存され、その一部は適宜に
水産物として水系から収穫・排除されて余剰汚泥の生成
が抑制されるだけではなく、有害物質や汚濁物質に対す
るバイオマス緩衝力を大幅に引き上げ得て、装置の大幅
な負荷低減,安定処理及び小型化と運転操作の著しい簡
素化とが計られる。なお、以下の実施例における作用の
説明は省略する。
【0023】図5は別の一実施例を示した系統図、図6
は図5の平面図、図7は図5の浄化部の断面を示した説
明図、図8は図7のオゾン接触装置部の平面を示した説
明図である。以下図5〜図8に基づいて説明する。10
1は主にサファリパーク,自然公園,山間地などの閉鎖
水系に設けた養魚可能な浄水池であり、集水部114と
浄化部124とが装設されている。なお、103は前処
理部である。
【0024】102は囲壁、104は導水口105が付
設された導水枡、106は魚道口109が付設された溢
流堰108と降流堰107とからなる植栽溝でありヨ
シ,パピルスなどの水草110が定植されている。11
1はホテイアオイなどの浮草113の流出を防ぐ仕切堰
で魚道口112が付設されている。
【0025】集水部114には、砂礫層116と鉱石濾
層117とセルロース濾袋層118と図示しない栗石層
とが堆設されてなる濾床115と砂礫層116に埋設さ
れた取水管網120とが設けられている。121は多数
の開口を持つ枝管、122は可撓性の接手、123はセ
ルロース濾袋層118と水車157との間に設けられた
散気管である。
【0026】125は浄化部124の受水槽、127は
活性炭を通水性の袋に充填し網袋128に詰め環形状の
活性炭濾管126へ随時順送引揚可能に装填した濾帯、
129は流入口、130は流出口である。
【0027】131は浄化部124のオゾン接触装置で
あり、132は降流堰133を備えた配水枡、134は
184.9nmと 253.7nmの波長の電磁波を強く発する紫外線
ランプ139の間を仕切り迂回水路を形成せしめる光反
射板、135は分水突起、136は水槽を2分する光反
射板、137は降流堰138が付設された溢流筒、14
1は紫外線ランプ139の透明石英製の保護管140内
に空気源設備144からの空気を注入するエアパイプ、
142は保護管140の底部に滞留するオゾンを引き抜
き紫外線ランプ139下方に装設した散気盤143に供
給すオゾンパイプであり図示しない電気コネクタ、点灯
器,逆止弁,電磁弁などが付設されている。145は光
を反射するカバー、146は排ガスを散気管123に供
給する排ガスブロワ、147は液面計148が付設され
た処理水槽、149は揚液管、150は三方仕切弁、1
51は給水管、152は水車157上に落水する返水管
である。
【0028】153は機械棟であり、風力発電用の風車
154とソーラパネル155とアンテナ156と水車1
57とが外装され、バッテリィ160と無線遠隔操作器
161と水温,風速,風向などを測定し定期的に報信す
る計測器162と図示しないポンプ類などが内装されて
いる。なお、Bは池水の流れる方向を示す矢印である。
【0029】本実施例は主に、動植物に安全且つ良質の
水を供給する小型・高性能な浄水装置に適しており、特
に広い敷地内に多数の鑑賞池や養魚池が点在したり汚水
が流入するゴルフ場や動物園や自然公園などでの個別処
理,無薬注・無人運転,遠隔無線集中操作及び美観対策
などが要求される立地条件下に適用される。
【0030】図9は更に別の一実施例を示した系統図、
図10は図9の平面図、図11は図9の導水濾管部及び
浄化部の説明図である。以下図9〜図11に基づいて説
明する。201は主に公園,庭園,観光牧場などに設け
た養魚可能な浄水池や水族館及びプールなどの循環処理
池であり、集水部208と浄化部223とが装設されて
いる。なお、203は流入水M中の固形夾雑物や油分を
除去する着水槽204が付設された前処理部である。
【0031】202は放流枡、205は魚道口206が
付設された水草207の植栽溝、209は鉱石濾層21
0を堆設してなる濾床、211は鉱石濾層210中に埋
設された取水管網であり下方に削孔した千鳥口を持つ枝
管212と集水筒213,221と水面上両端にヒンジ
締結されたフランジ蓋や図示しないウィンチなどが付設
された環形状の集水濾管215,218とを備えてい
る。なお集水濾管215には通水性の袋に砂濾材及び/
又はセルロース濾材を充填し網袋217に詰め連帯せし
めた濾帯216が、また集水濾管218には通水性の袋
に活性炭及び/又はゼオライト濾材を充填し網袋220
に詰め連帯せしめた濾帯219が随時順送引揚・換袋可
能に装填されている。214,222はガス抜管であ
る。
【0032】224は受水槽、225は空気源設備、2
26は紫外線ランプが装設されたオゾン接触装置、22
7は排気ブロワ、228は散気管、229は処理水槽、
230は液面計、231は揚液管、232は三方仕切
弁、233は配液管、234は返水管である。235は
機械棟であり、風力発電用の風車236とソーラパネル
237とアンテナ238と水車239とが外装設され、
図示しないバッテリィ、遠隔操作用の受発信器,制御
盤,ポンプ類などが内装設されている。
【0033】本実施例は主に、池水自体の浄化及び植物
の滅菌散水を得る程度の浄水に適し、地下水の汲揚が禁
止されたり河川から遠く離れて流入水量の少ない池や汚
水の流入が不可避な立地条件下に適用される。
【0034】本発明は上記の実施例に限定されるもので
はなく、上向散気ノズル38と50と73とをそれぞれ
揚液ポンプに代えてエゼクタ37,49を省く各設備の
配置にしてもよく、浄水池1,101,201の一部を
ソーラパネルを付設した防鳥カバーで被ってもよく、濾
床2,14,115,209上に泥土除去器を設けても
よく、池水の汚濁度が低い場合には活性炭濾過器42及
び/又は砂濾過器74,活性炭濾管126,集水濾管2
15及び/又は218などを省いてもよくその他本発明
の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは
勿論である。
【0035】
【発明の効果】
(1)浄水池に堆設した濾床に取水管網を埋設した集水
部を設けているので、取水量当りの濾床の生物濾過表面
積と太陽光の受光面積と気−液接触面積とを拡大し得
て、目詰の少ない緩速濾過と、有機性汚濁物質を好気雰
囲気で分解して目詰を解消する生物濾過と、光合成作用
による溶存酸素濃度の向上と富養化物質の生体固定・浄
化と、生物相の多様化に伴なう水辺生態系の健全化とが
連鎖反応的に極めて短時間で展開されるとともに汚濁源
物質が食物連鎖の各栄養段階に安定的に保存され且つ適
宜に水産物として収穫・回収されて余剰汚泥の生成が抑
制されるなどのことから浄化部の装置負荷量の大幅な低
減と該装置の簡素化及び小型化とにより建設費及び維持
管理費の大幅な削減が計られる。 (2)濾床にセルロース濾袋層が舗設されているので、
可溶性物質の吸着媒体と生物単体と微生物代謝活動の炭
素・水素供与体となるために濾床の目詰が回避されると
ともに脱燐,脱窒素,除鉄,除マンガンと異臭味物質の
除去がなされるなどのことから装置所要面積の大幅な低
減と機械棟の小型化と景観保繕とが計られるとともに美
観対策が極めて容易になり建設費の大幅な節減が計られ
る。 (3)オゾン接触装置が設けられているので、トリハロ
メタンやカルキ臭のない安全で良質な水の安定供給が計
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した系統図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のオゾン接触装置部の断面を示した説明図
である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】本発明の別の一実施例を示した系統図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の浄化部の断面を示した説明図である。
【図8】図7のオゾン接触装置部の平面を示した説明図
である。
【図9】本発明の更に別の一実施例を示した系統図であ
る。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図9の導水濾管部及び浄化部の説明図であ
る。
【符号の説明】
1,101,201 浄水池 2,14,115,209 濾床 3,117,210 鉱石濾層 4 栗石層 7,204 着水槽 13,114,208 集水部 15,116 砂礫層 17,118 セルロース濾袋層 19,120,211 集水管網 27,124,223 浄化部 30,131,226 オゾン接触装置 32 1次オゾン接触槽 43 2次オゾン接触槽 54 3次オゾン接触槽 82,154,236 風車 83,157,158,239 水車 103,203 前処理部 106,205 植栽溝 109,112,206 魚道口 110,207 水草 113 浮草 126 活性炭濾管 127,216,219 濾帯 134,136 光反射板 139 紫外線ランプ 140 保護管 141 エアパイプ 142 オゾンパイプ 143 散気盤 155,237 ソーラパネル 156,138 アンテナ A 池水の流れる方向を示す矢印である。 B 池水の流れる方向を示す矢印である。 C,F,J 下降液流を示す矢印である。 D,G,K 上昇液流を示す矢印である。 E,H 旋回流を示す矢印である。 L 循環流を示す矢印である。 M 流入水 N 放流水 P 圧縮空気 Q 発生オゾン R,S,T 分離ガス U 受水 V 生物処理水 W オゾン処理水 X 活性炭処理水 Y オゾン滅菌水
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 520 B 531 R 540 A 550 H 560 H B Z 3/06 ZAB

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浄水池を備えたオゾン浄水装置が集水部
    と浄化部とを具備し、該集水部が該浄水池中に堆設した
    濾床と該濾床中に埋設された取水管網とを備え、該浄化
    部にオゾン接触装置が設けられていることを特徴とする
    オゾン浄水装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のオゾン接触装置がオゾ
    ナイザから導出されたオゾンを縦循環液に接触させる1
    次オゾン接触槽と該1次オゾン接触槽から導出された排
    オゾンを縦循環液に接触させる2次オゾン接触槽と該2
    次オゾン接触槽から導出される排オゾンを縦循環液に接
    触させる3次オゾン接触槽とを具備し、該1次オゾン接
    触槽と2次オゾン接触槽と3次オゾン接触槽とのそれぞ
    れが上部と下部とで連通し縦循環液回路を形成せしめる
    下降管と上昇管とを備えていることを特徴とするオゾン
    浄水装置。
JP6179677A 1994-07-08 1994-07-08 オゾン浄水装置 Pending JPH0819785A (ja)

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