JPH08196819A - 移床式上向流ろ過装置 - Google Patents
移床式上向流ろ過装置Info
- Publication number
- JPH08196819A JPH08196819A JP7031415A JP3141595A JPH08196819A JP H08196819 A JPH08196819 A JP H08196819A JP 7031415 A JP7031415 A JP 7031415A JP 3141595 A JP3141595 A JP 3141595A JP H08196819 A JPH08196819 A JP H08196819A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter medium
- filter
- water
- cleaning
- discharged
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D24/00—Filters comprising loose filtering material, i.e. filtering material without any binder between the individual particles or fibres thereof
- B01D24/46—Regenerating the filtering material in the filter
- B01D24/4668—Regenerating the filtering material in the filter by moving the filtering element
- B01D24/4689—Displacement of the filtering material to a compartment of the filtering device for regeneration
Abstract
(57)【要約】
【目的】 移床式上向流ろ過装置にろ材移動検知装置を
設け、エアリフト作用の故障を早期に発見する。 【構成】ろ材21が洗浄パイプ22の上端出口より排出
され、洗浄排水部25の出口付近を降下する位置にろ材
移動検知装置10を設け、ろ材21が検知装置10に落
下する状態を検知する。
設け、エアリフト作用の故障を早期に発見する。 【構成】ろ材21が洗浄パイプ22の上端出口より排出
され、洗浄排水部25の出口付近を降下する位置にろ材
移動検知装置10を設け、ろ材21が検知装置10に落
下する状態を検知する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はろ過装置に係り、特に移
床式上向流ろ過装置に関する。
床式上向流ろ過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移床式上向流ろ過装置は図4の概略構成
図で示すように、ろ過槽20の下半部にろ材21が充填
されており、該ろ過槽20の中央部にはろ過槽20の下
部近傍から上部近傍に渡って立設された洗浄パイプ22
が設けられている。該洗浄パイプ22の上部には洗浄排
水部25が設けられており、この部分は洗浄筒28で囲
まれろ材21が横方向に飛散しないようになっている。
また、洗浄パイプ22の下部にはエア−パイプ30が接
続されており、このエア−量はストップバルブ31で調
整する。以上の構成においてろ過槽20の下部に設けた
原水管23から供給された原水は原水分散管24により
分散されろ材21中を上向流で通過してろ過され、ろ過
水としてろ過槽の上部に設けたろ過水管27より外部へ
排出される。一方、エア−パイプ30からエア−を送給
することによって、原水とろ材21がエア−リフト作用
によって洗浄パイプ22内を上昇し、この上昇過程でエ
ア−と原水とろ材とが激しく撹拌されろ材に付着した濁
質が剥離される。洗浄排水部25ではろ材21と洗浄水
が分離され、濁質を含んだ原水は洗浄水として洗浄排水
管26より外部へ排出される。また、ろ材21は下方へ
落下し再びろ過用のろ材として使用される。
図で示すように、ろ過槽20の下半部にろ材21が充填
されており、該ろ過槽20の中央部にはろ過槽20の下
部近傍から上部近傍に渡って立設された洗浄パイプ22
が設けられている。該洗浄パイプ22の上部には洗浄排
水部25が設けられており、この部分は洗浄筒28で囲
まれろ材21が横方向に飛散しないようになっている。
また、洗浄パイプ22の下部にはエア−パイプ30が接
続されており、このエア−量はストップバルブ31で調
整する。以上の構成においてろ過槽20の下部に設けた
原水管23から供給された原水は原水分散管24により
分散されろ材21中を上向流で通過してろ過され、ろ過
水としてろ過槽の上部に設けたろ過水管27より外部へ
排出される。一方、エア−パイプ30からエア−を送給
することによって、原水とろ材21がエア−リフト作用
によって洗浄パイプ22内を上昇し、この上昇過程でエ
ア−と原水とろ材とが激しく撹拌されろ材に付着した濁
質が剥離される。洗浄排水部25ではろ材21と洗浄水
が分離され、濁質を含んだ原水は洗浄水として洗浄排水
管26より外部へ排出される。また、ろ材21は下方へ
落下し再びろ過用のろ材として使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構成にお
いて原水に粘性の濁質が混入した際、ろ材同志が結合し
大きな塊となり洗浄パイプ22に原水とろ材が流入せ
ず、エア−のみが送給され空ふかしの状態になる場合が
ある。また、ろ材が洗浄パイプ22内の途中で詰まりそ
こから下部は閉塞状態となる場合がある。また、エア−
送給系の故障により、エア−が洗浄パイプ22内に十分
に送給されず、原水とろ材が洗浄パイプ22内を上昇し
ない場合がある。
いて原水に粘性の濁質が混入した際、ろ材同志が結合し
大きな塊となり洗浄パイプ22に原水とろ材が流入せ
ず、エア−のみが送給され空ふかしの状態になる場合が
ある。また、ろ材が洗浄パイプ22内の途中で詰まりそ
こから下部は閉塞状態となる場合がある。また、エア−
送給系の故障により、エア−が洗浄パイプ22内に十分
に送給されず、原水とろ材が洗浄パイプ22内を上昇し
ない場合がある。
【0004】以上の原因によりエア−リフト作用に故障
が起きた場合、原水とろ材21が洗浄パイプ22内を上
昇しないため、ろ材21に濁質が限度以上に付着して処
理水が悪化する。従来、この故障を検知する装置が無
く、故障の発見が遅れ長時間に渡って処理不良の水を排
出する欠点があった。本発明は、前記従来技術の欠点を
解消し、エア−リフト作用の故障を早期に検知すること
ができる移床式上向流ろ過装置を提供するにある。
が起きた場合、原水とろ材21が洗浄パイプ22内を上
昇しないため、ろ材21に濁質が限度以上に付着して処
理水が悪化する。従来、この故障を検知する装置が無
く、故障の発見が遅れ長時間に渡って処理不良の水を排
出する欠点があった。本発明は、前記従来技術の欠点を
解消し、エア−リフト作用の故障を早期に検知すること
ができる移床式上向流ろ過装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、ろ材21が洗浄パイプ22の上端から排出
され水中を降下する経路にろ材移動検知装置10を設け
たものである。
するために、ろ材21が洗浄パイプ22の上端から排出
され水中を降下する経路にろ材移動検知装置10を設け
たものである。
【0006】ろ材移動検知装置10は洗浄パイプ22の
上端から排出され水中を降下するろ材21を受け止めて
回転する羽根車11と、該羽根車11の回転を検知する
センサ13とからなる。
上端から排出され水中を降下するろ材21を受け止めて
回転する羽根車11と、該羽根車11の回転を検知する
センサ13とからなる。
【0007】ろ材移動検知装置10の他の例は、洗浄パ
イプ22の上端から排出され水中を降下するろ材21に
向かって光を投射する発光器16と、降下するろ材21
を間に挾んで発光器の向い側に光を反射させる反射板1
7とからなる。
イプ22の上端から排出され水中を降下するろ材21に
向かって光を投射する発光器16と、降下するろ材21
を間に挾んで発光器の向い側に光を反射させる反射板1
7とからなる。
【0008】
【作用】本発明によれば、ろ材21が洗浄パイプ22の
上端から排出され水中を降下する経路にろ材移動検知装
置10を設けたことにより、ろ材の落下有無程度を検知
しエアリフト作用の故障を早期に発見でき、ろ材に濁質
が限度以上に付着して処理不良の水を長時間に渡って排
出するのを防ぐことができる。
上端から排出され水中を降下する経路にろ材移動検知装
置10を設けたことにより、ろ材の落下有無程度を検知
しエアリフト作用の故障を早期に発見でき、ろ材に濁質
が限度以上に付着して処理不良の水を長時間に渡って排
出するのを防ぐことができる。
【0009】
【実施例】次に、実施例に基づいて本発明を更に具体的
に説明する。全体構成は前記従来技術の項で図4に基づ
いて説明した移床式上向流ろ過装置と同様であるので説
明は省略する。図1は本発明に係る実施例を示す立面図
である。これは図4の移床式上向流ろ過装置の洗浄パイ
プ22上端出口より、ろ材21が排出され洗浄排水部2
5の出口付近を降下する位置にろ材移動検知装置10を
設けたものである。この検知装置10は図2に示すよう
に羽根車11が支持台12に固定され、ろ材21が降下
するのを受け止めて回転するようになっている。センサ
13は支持台12に固定され羽根車11の先端が当たら
ない位置にある。
に説明する。全体構成は前記従来技術の項で図4に基づ
いて説明した移床式上向流ろ過装置と同様であるので説
明は省略する。図1は本発明に係る実施例を示す立面図
である。これは図4の移床式上向流ろ過装置の洗浄パイ
プ22上端出口より、ろ材21が排出され洗浄排水部2
5の出口付近を降下する位置にろ材移動検知装置10を
設けたものである。この検知装置10は図2に示すよう
に羽根車11が支持台12に固定され、ろ材21が降下
するのを受け止めて回転するようになっている。センサ
13は支持台12に固定され羽根車11の先端が当たら
ない位置にある。
【0010】以上の構成において、洗浄パイプ22の内
側のろ材21が前記に説明した理由により閉塞した場
合、ろ材21が洗浄パイプ22の上端から殆ど排出され
ないか、又は少量しか排出されない。したがって、ろ材
21を受ける羽根車11の回転が停止するか又は微量の
回転しかしない。この回転状態をセンサ13が検知しそ
の状態を信号ケ−ブル14を介して検知器15に送る。
該検知器15はエアリフト作用の故障発生を表示すると
共にその信号を電気信号に換えて、コントロ−ルケ−ブ
ル32を介し、他の機器に送るようになっている。これ
により、早期に故障に対処することができる。
側のろ材21が前記に説明した理由により閉塞した場
合、ろ材21が洗浄パイプ22の上端から殆ど排出され
ないか、又は少量しか排出されない。したがって、ろ材
21を受ける羽根車11の回転が停止するか又は微量の
回転しかしない。この回転状態をセンサ13が検知しそ
の状態を信号ケ−ブル14を介して検知器15に送る。
該検知器15はエアリフト作用の故障発生を表示すると
共にその信号を電気信号に換えて、コントロ−ルケ−ブ
ル32を介し、他の機器に送るようになっている。これ
により、早期に故障に対処することができる。
【0011】ろ材移動検知装置10の他の構成としては
図3に示すように、ろ材21に向かって光を投射する発
光器16と、ろ材21を間に挾んで発光器16の向い側
に光18を反射させる反射板17が設置されている。発
光器16は反射板17の反射光を受けその信号を検知器
15に送るようになっている。これにより、一定時間以
上連続して光が透過した場合、反射光の強弱によりろ材
21が移動していないか、どうかを検知し故障発生を表
示することができる。
図3に示すように、ろ材21に向かって光を投射する発
光器16と、ろ材21を間に挾んで発光器16の向い側
に光18を反射させる反射板17が設置されている。発
光器16は反射板17の反射光を受けその信号を検知器
15に送るようになっている。これにより、一定時間以
上連続して光が透過した場合、反射光の強弱によりろ材
21が移動していないか、どうかを検知し故障発生を表
示することができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明により、ろ材
の移動状態を検知することにより故障を早期に発見で
き、ろ材に濁質が限度以上に付着して処理不良の水を長
時間に渡って排出するのを防ぐことができる。
の移動状態を検知することにより故障を早期に発見で
き、ろ材に濁質が限度以上に付着して処理不良の水を長
時間に渡って排出するのを防ぐことができる。
【0013】
【図1】本発明の移床式上向流ろ過装置の概略構成図
【図2】本発明の実施例を示す斜視図
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図
【図4】移床式上向流ろ過装置の概略構成図
10・・・ろ材移動検知装置 11・・・羽根車 13・・・センサ 15・・・検知器 16・・・発光器 17・・・反射板 20・・・ろ過槽 21・・・ろ材 22・・・洗浄パイプ 23・・・原水管 24・・・原水分散管 25・・・洗浄排水部 30・・・エア−パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 29/08 540 A 29/38 580 Z
Claims (3)
- 【請求項1】下半部に粒状のろ材が充填されたろ過槽
と、該ろ過槽の中央の下部近傍から上部近傍に渡って立
設された洗浄パイプと、該洗浄パイプの上部外周に設け
られた洗浄排水部と、前記洗浄パイプの下部に接続され
たエア−パイプとを備え、前記ろ過槽の下部に流入させ
た原水がろ材を上向流で通過する過程でろ過されて、ろ
過水としてろ過槽の上部から排出されると共に、汚濁さ
れたろ材は前記エア−パイプから洗浄パイプ内に導入さ
れたエア−で押し上げられ、前記洗浄排水部でろ材と洗
浄水とに分離される移床式上向流ろ過装置において、前
記ろ材が洗浄パイプの上端から排出され水中を降下する
経路に、ろ材移動検知装置を設けたことを特徴とする移
床式上向流ろ過装置。 - 【請求項2】前記ろ材移動検知装置は洗浄パイプの上端
から排出され水中を降下するろ材を受け止めて回転する
羽根車と、該羽根車の回転を検知するセンサとからなる
ことを特徴とする請求項1に記載の移床式上向流ろ過装
置。 - 【請求項3】前記ろ材移動検知装置は洗浄パイプ上端か
ら排出され水中を降下するろ材に向かって光を投射する
発光器と、降下するろ材を間に挾んで発光器の向い側に
光を反射させる反射板とからなることを特徴とする請求
項1に記載の移床式上向流ろ過装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7031415A JPH08196819A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 移床式上向流ろ過装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7031415A JPH08196819A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 移床式上向流ろ過装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08196819A true JPH08196819A (ja) | 1996-08-06 |
Family
ID=12330634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7031415A Pending JPH08196819A (ja) | 1995-01-27 | 1995-01-27 | 移床式上向流ろ過装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08196819A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013516316A (ja) * | 2010-01-08 | 2013-05-13 | パークソン コーポレーション | 不純物含有液体を処理するための装置 |
JP2022016832A (ja) * | 2020-07-13 | 2022-01-25 | 株式会社タクマ | ろ過装置、及びろ過装置の運転方法 |
EP4344761A1 (en) * | 2022-09-30 | 2024-04-03 | FCC Aqualia, S.A. | Washing device for filter media in continous backwash sand filters and method of use |
-
1995
- 1995-01-27 JP JP7031415A patent/JPH08196819A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013516316A (ja) * | 2010-01-08 | 2013-05-13 | パークソン コーポレーション | 不純物含有液体を処理するための装置 |
JP2022016832A (ja) * | 2020-07-13 | 2022-01-25 | 株式会社タクマ | ろ過装置、及びろ過装置の運転方法 |
EP4344761A1 (en) * | 2022-09-30 | 2024-04-03 | FCC Aqualia, S.A. | Washing device for filter media in continous backwash sand filters and method of use |
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