JPH08194967A - 光ディスク及び光ディスク記録再生装置 - Google Patents

光ディスク及び光ディスク記録再生装置

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JPH08194967A
JPH08194967A JP7005014A JP501495A JPH08194967A JP H08194967 A JPH08194967 A JP H08194967A JP 7005014 A JP7005014 A JP 7005014A JP 501495 A JP501495 A JP 501495A JP H08194967 A JPH08194967 A JP H08194967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical disc
recording
optical
thickness
peripheral side
Prior art date
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Pending
Application number
JP7005014A
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English (en)
Inventor
Kan Ebisawa
観 海老澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光ディスクの強度を保ちながら、肉厚を薄くし
てシステムマージンを広げる。 【構成】光ディスク1の信号読み出し側の表面13は、
記録層12の表面に対して角度ηで傾いており、内周側
から外周側にかけて徐々に肉厚が薄くなっている。但
し、最外周の肉厚T1及び最内周の肉厚T1は最小許容
肉厚(T1=0.5mm、T2=1.0mm)以上に設定さ
れている。光ディスク1の肉厚が薄くなると、有効光路
長が長くなり、光ピックアップ28を光ディスク1から
離すことができる。したがって、光ディスク1の強度を
高く保って外周側の反りを抑えることが可能になると共
に、光ディスク記録再生装置2のシステムマージンを広
げることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクと光ピック
アップの距離を大きくしてシステムマージンを広げるこ
とが可能な光ディスク及び光ディスク記録再生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスクは、厚さを一定にして
いるのが普通である。これは、光ディスクの基盤の屈折
率が空気中の屈折率と異なるため、光ディスクの厚さが
場所によって変わると光ディスクで反射するレーザ光の
反射方向が変わってしまい、これを集光する光ピックア
ップの対物レンズの最適位置、すなわち反射光を効率よ
く集光することのできる位置が変わってしまい、光ピッ
クアップの移動機構が複雑になるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
光ディスクは厚さが一定のため、射出成形の際に外周側
程樹脂の流れが悪くなり、復屈折などの悪影響が出るこ
とがあった。一方、光ディスクにおいては、屈折率の関
係から厚さが薄いほど記録面に対する対物レンズの焦点
距離が長くなり、光ピックアップと光ディスク間の距離
を広げることが可能になることから、システムのマージ
ンを増やすことが可能になることが知られている。ま
た、光ディスクの厚さが薄い程、光ディスクに対するレ
ーザ光の光軸の傾きによる信号劣化の影響が少なくなる
ことも知られている。
【0004】しかし、光ディスクを薄くすると強度が弱
くなるという問題があり、更に、光ディスクの肉厚が薄
くなると、外周部の反りが大きくなり、システム上各種
の問題が起きるので薄肉化するのにも限度があった。
【0005】そこで、本発明は上述したような課題を解
決したものであって、十分な強度を保持して薄肉化する
ことにより特に外周側のシステムマージンを増やすこと
が可能で、更に、復屈折などの悪影響を防止することが
可能な光ディスク及び光ディスク記録再生装置を提案す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1の発明においては、信号読み出し側の表面
が信号記録側の表面に対して所定の角度で傾斜すること
により、記録再生エリアの内周側から外周側にかけて、
肉厚が一定の割合で薄くなることを特徴とするものであ
る。
【0007】請求項2の発明においては、信号読み出し
側の表面が信号記録側の表面に対して所定の角度で傾斜
することにより、記録再生エリアの内周側から外周側に
かけて、肉厚が一定の割合で薄くなる光ディスクを用い
る光ディスク記録再生装置であって、信号読み出し側の
表面に対し、光ピックアップの読み取りビームの光軸を
直角にしたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3の発明においては、信号読み出し
側の表面が信号記録側の表面に対して所定の角度で傾斜
することにより、記録再生エリアの内周側から外周側に
かけて、肉厚が一定の割合で薄くなる光ディスクを用い
る光ディスク記録再生装置において、光ディスクの信号
読み出し側の表面に対して、光ディスク基盤の屈折率と
光ディスクの肉厚減少量との積に対応した距離だけ離れ
た移動軌跡上を、光ピックアップの対物レンズが移動す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】図1及び図2に示すように、光ディスク1の信
号読み出し側の表面13は、記録層12の表面に対して
角度αで傾いており、内周側から外周側にかけて徐々に
肉厚が薄くなっている。但し、最外周の肉厚及び最内周
の肉厚は最小許容肉厚(T1=0.5mm、T2=1.0
mm)以上に設定されている。
【0010】光ディスクの肉厚が薄くなると、有効光路
長が長くなり、光ピックアップを光ディスクから離すこ
とができる。したがって、光ディスク1の強度を高く保
って外周側の反りを抑えることが可能になると共に、光
ディスク記録再生装置2のシステムマージンを広げるこ
とが可能になる。
【0011】
【実施例】続いて、本発明に係る光ディスク及び光ディ
スク記録再生装置の一実施例について、図面を参照して
詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明による光ディスク1及び光
ディスク記録再生装置2の要部を示す模式図である。光
ディスク1は、図2にも示すように、例えばポリカーボ
ネイト(PC)で成形された基盤11の片面に記録層1
2が設けられている。記録層12は、まず光磁気膜が基
盤11にスパッタ法で設けられ、その上側に保護膜が塗
られている。また、光ディスク1の記録層12の反対
側、すなわち信号読み出し側の表面13は、記録層12
の表面に対して所定の角度αで傾斜している。そして、
光ディスク1の最外周の肉厚T2がチャッキング部の肉
厚、本例ではセンター孔14の周縁部の肉厚T1より薄
くなっている。本例では、T1=1.2mm、T2=0.
8mmとなっている。また、ここではセンター孔14の半
径R1=15mm、最外周の半径R2=65mmとなってい
る。なお、強度上の問題から肉厚T1,T2は最小許容
肉厚のT1=0.5mm、T2=1.0mm以上に設定する
ことが好ましい。
【0013】図3は、光ディスク1の基盤11の成形方
法を示す模式図である。基盤11の成形の際には、固定
金型51の合わせ面にスタンパ52が装着される。スタ
ンパ52は、基盤11のグルーブやピットなどを転写す
るために用いられる。スタンパ52の転写面52Aは水
平面となっている。また、可動金型53の成形空間55
の底面は、所定の角度αで傾斜している。基盤11の素
材であるポリカーボネート11Aは、可動金型53の注
入通路54を通して可動金型53の成形空間55に注入
される。そして、注入されたポリカーボネート11Aが
冷却されて硬化した後、可動金型53が固定金型51か
ら離されて成形品が取り出される。このとき、注入通路
54内にあったポリカーボネート11Aは切り取られ、
更に中心部にセンター孔14(図2)があけられる。こ
れによって、基盤11が完成する。次に、基盤11に記
録層12が設けられて光ディスク1が完成する。
【0014】さて、この光ディスク1は、図1に示すよ
うに信号読み出し側の表面13を下向きにして光ディス
ク記録再生装置2のターンテーブル21上に載置され
る。そして、光ディスク1の上側にマグネット22が載
置され、マグネット22とターンテーブル21との吸着
力で光ディスク1がチャッキングされる。ターンテーブ
ル21は、スピンドルモータ23の回転軸23Aに取り
付けられている。スピンドルモータ23の側方にはリニ
アモータ24が配置され、その可動部25が光ディスク
1の外周側へ行く程光ディスク1から離れるように、水
平面に対して所定角度ηで傾いた移動軌跡に沿って移動
するようになっている。リニアモータ24は取付部26
A,26Bを介してシャーシ27に固定されている。
【0015】リニアモータ24の可動部25には、光ピ
ックアップ28が取り付けられている。光ピックアップ
28には、図4に示すように両側に各2個ずつ軸受29
が取り付けられており、この軸受29がリニアモータ2
4上に設けられたガイドロッド30に嵌入されている。
これによって、水平面に対して所定角度ηで傾いた移動
軌跡上を光ピックアップ28が安定良く移動するように
なる。
【0016】更に、光ピックアップ28の対物レンズ3
1は、光ディスク1の読み取り側の表面13と平行であ
り、対物レンズ31から照射されるレーザ光の光軸32
は読み取り側の表面13に対して直角で、記録層12に
対しては角度θ=(90°−α)で傾いている。ここで
は、上述のように光ディスク1の肉厚T1=0.8mm、
T2=1.2mmであり、外径R2=65mm、内径R1=
15mmなので、α=tan-1(1.2−0.8)/(65
−15)≒0.5°となり、θ=90°−0.5°=8
9.5°となる。
【0017】光ピックアップ28の対物レンズ31と、
光ディスク1の記録層12との距離、すなわち有効光路
長は、光ディスク1の記録範囲全域に亘って一定となる
ように設定されている。いま、光ディスク1の基盤11
の屈折率K1=1.58(PCの場合)、空気中の屈折
率K0=1とする。基盤11の肉厚は内外周で0.4mm
の差があるので、光ピックアップ28の対物レンズ31
が記録層12と平行に移動したとすると、最外周の有効
光路長は、最内周の有効光路長に対して、空気中換算で
0.4×(K1−K0)mmだけ短くなったことに相当す
る。したがって、この短くなった分を移動軌跡に加算す
ることによって有効光路長が一定となる。つまり、光デ
ィスク1の読み出し側の表面13と対物レンズ31の距
離を、外周側に行く程長く取ることが可能になる。これ
によって、光ディスク記録再生装置2のシステムマージ
ンが広げられる。このような理由から、本例では基盤1
1の径方向における単位長さ当りの厚さの減少量をδ=
(T1−T2)/(R2−R1)としたとき、読み出し
側の表面13と対物レンズ31間の距離の単位長さ当り
の変化量がδK1となるように角度ηが設定されてい
る。つまり、ここではη=tan-1((T2−T1)×
(K1−K0)/(R2−R1))=tan-1(0.4×
0.58÷50)=0.27°に設定されている。
【0018】本発明の光ディスク1は、上述のように外
周側に行く程徐々に肉厚が薄くなっているので、射出成
形時における樹脂の流れがスムーズになり、復屈折など
の悪影響が低減される。また、光ディスク1の最内周側
及び最外周側の肉厚が、最小許容肉厚(T1=0.5m
m、T2=1.0mm)以上で外周側に行く程徐々に薄く
なっているので、十分な強度を保つことができて、外周
側の反りを抑えることができると共に、光ディスク記録
再生装置2のシステムマージンを広げることができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、光ディ
スクの信号読み取り側の表面を記録側の表面に対して傾
けることにより、内周側から外周側にかけて最小肉厚以
上の範囲で肉厚が徐々に薄くなるようにしたものであ
る。したがって、この光ディスクによれば、十分な強度
を保つことができて外周側の反りを抑えることができる
と共に、外周側に行く程光ディスクと光ピックアップの
距離を長くすることが可能になるから、システムマージ
ンを広げることが可能になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク1及び光ディスク記録
再生装置2の側面図である。
【図2】光ディスク1の断面図である。
【図3】基盤11の成形方法を説明する図である。
【図4】図1のA矢視図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ディスク記録再生装置 11 基盤 12 記録層 13 読み出し側の表面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号読み出し側の表面が信号記録側の表
    面に対して所定の角度で傾斜することにより、記録再生
    エリアの内周側から外周側にかけて、肉厚が一定の割合
    で薄くなることを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 信号読み出し側の表面が信号記録側の表
    面に対して所定の角度で傾斜することにより、記録再生
    エリアの内周側から外周側にかけて、肉厚が一定の割合
    で薄くなる光ディスクを用いる光ディスク記録再生装置
    であって、 上記信号読み出し側の表面に対し、光ピックアップの読
    み取りビームの光軸を直角にしたことを特徴とする光デ
    ィスク記録再生装置。
  3. 【請求項3】 信号読み出し側の表面が信号記録側の表
    面に対して所定の角度で傾斜することにより、記録再生
    エリアの内周側から外周側にかけて、肉厚が一定の割合
    で薄くなる光ディスクを用いる光ディスク記録再生装置
    において、 上記光ディスクの信号読み出し側の表面に対して、上記
    光ディスク基盤の屈折率と上記光ディスクの肉厚減少量
    との積に対応した距離だけ離れた移動軌跡上を、光ピッ
    クアップの対物レンズが移動するようにしたことを特徴
    とする光ディスク記録再生装置。
JP7005014A 1995-01-17 1995-01-17 光ディスク及び光ディスク記録再生装置 Pending JPH08194967A (ja)

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