JPH08193766A - 薬液温度調節用熱交換器 - Google Patents

薬液温度調節用熱交換器

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JPH08193766A
JPH08193766A JP2097495A JP2097495A JPH08193766A JP H08193766 A JPH08193766 A JP H08193766A JP 2097495 A JP2097495 A JP 2097495A JP 2097495 A JP2097495 A JP 2097495A JP H08193766 A JPH08193766 A JP H08193766A
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heat transfer
chemical liquid
heat
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conversion element
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JP2097495A
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Hiraki Tsuboi
開 坪井
Ryoji Kobayashi
良二 小林
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Orion Machinery Co Ltd
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Orion Machinery Co Ltd
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F21/00Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials
    • F28F21/06Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of plastics material
    • F28F21/062Constructions of heat-exchange apparatus characterised by the selection of particular materials of plastics material the heat-exchange apparatus employing tubular conduits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F13/00Arrangements for modifying heat-transfer, e.g. increasing, decreasing
    • F28F2013/005Thermal joints
    • F28F2013/006Heat conductive materials

Abstract

(57)【要約】 【目的】侵食性薬液に対する耐性を有し、構成が単純
で、精度の高い温度制御ができ、小型軽量で、維持管理
が容易な薬液温度調節装置を提供する。 【構成】熱電変換素子2を挟んで、その両側に、熱良導
性素材から成る伝熱ブロック体3a〜cと放熱体6とを
配設し、伝熱ブロック体には、フッ素樹脂製薬液導管5
を貫通して設けて、その一側端部5aを、温度調節すべ
き薬液の流入口8aを持つ分流室8に連通させると共
に、他側端部5bを、薬液の流出口9aをもつ合流室9
に連通させ、放熱体には、冷却水流路7a,bを設けた
ことを特徴とする薬液温度調節用熱交換器1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学的な侵食作用の強
い薬液の温度調節装置に関するものであり、特に、優れ
た耐腐食性を備えた熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来技術】例えば、半導体素子の製造におけるフォト
・エッチング工程では、現像液やエッチング溶液の高精
度の温度制御と、弗化水素酸など侵食性の強い薬液を含
むエッチング溶液に対する耐性を備えていることとが、
要求される。従来、この種の用途に用いられている薬液
温度調節装置としては、図4に示すように、水位計10
5を装置した恒温槽100に、水温調節器110を付設
し、恒温槽100中の水を所定の温度に保ち、この恒温
槽100中に、図示を省略したエッチング装置に送液パ
イプ131を介して連結する、フッ素樹脂製熱交換チュ
ーブ130を、コイル状にして収納して水中に浸漬し、
恒温槽中の水と熱交換することにより、チューブ130
中を流れるエッチング液を所定の温度に調節するように
したものが用いられている。
【0003】水温調節器110としては、熱電変換素子
(ペルチェ素子)111を、カーボングラファイトと
か、アルミニウムや銅或いはこれらの合金などの熱良導
性素材から成る伝熱ブロック体112と、同様の素材か
ら成る放熱体113とによって挟圧する構成により、熱
電変換素子111と伝熱ブロック体及び放熱体との間
で、熱授受がなされるようにした、熱電冷凍サイクルが
用いられている。114は、伝熱ブロック体を貫通して
設けられた水の流路であり、115は、放熱器の冷却水
の流路である。又、116は、恒温槽100から温度調
節器110に流入する水温を検知する温度検出器であ
り、117は、その検出信号に基づいて温度調節された
水を、恒温槽11に圧送する循環ポンプである。
【0004】
【問題点】上記薬液温度調節装置は、熱電冷凍サイクル
により恒温槽の水温を精密に保持し、温度調節すべき対
象となる薬液は、その恒温槽中を通過させて、水と熱交
換することにより温度調節される方式をとっているの
で、熱電冷凍サイクルから目的とする薬液への熱の移動
距離が長く、温度変化に対する調節作用の発現にタイム
ラグが生じて、温度調節の精度が低下し、半導体素子製
造の用途において要求される、温度制御誤差が±0.0
1℃以内を実現することは難しいこと、恒温槽100と
熱交換チューブ130とから成る熱交換器と、水温調節
器110との、二つの熱交換器から構成されているの
で、広い設置スペースが必要となる上に、両熱交換器の
接続配管や、循環ポンプ117などの接続が必要で、装
置の運搬や設置、及び、維持管理などに手間がかかる欠
点がある。又、恒温槽や配管系から周囲雰囲気への熱損
失や、反対に、これらへの環境からの外乱の影響も無視
できない。
【0005】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、侵食性薬液に対
する耐性を有し、構成が単純で、精度の高い温度制御が
でき、小型軽量で、維持管理が容易な薬液温度調節装置
を提供することにある。本発明の第2の目的は、製作が
容易で安価な薬液温度調節装置を提供することにある。
【0006】
【発明の構成】本発明の第一の要旨は、熱電変換素子を
挟んで、その両側に、熱良導性素材から成る伝熱ブロッ
ク体と放熱体とを、前記熱電変換素子と熱授受可能に配
設し、前記伝熱ブロック体には、複数のフッ素樹脂製薬
液導管を該伝熱ブロック体と熱授受可能に貫通して設け
て、該薬液導管の一側開口を、温度調節すべき薬液の流
入口を持つ薬液分流室に連通させると共に、前記薬液導
管の他側開口を、薬液の流出口を備えた薬液合流室に連
通させ、前記放熱体には、冷却液流路を設けたことを特
徴とする薬液温度調節用熱交換器にある。
【0007】上記において、フッ素樹脂製薬液導管とし
ては、侵食性の強い弗化アンモニウムや弗化水素酸など
を含む薬液を流しても、薬液導管が侵食されることな
く、該薬液導管を構成する素材から、不純物の溶出が実
質的に生じない高純度のもので、かつ、薬液の圧送圧に
耐える厚みをもつチューブであることが要求され、この
ような条件を満たすものとして、例えば、高純度のポリ
テトラフルオロエチレン製のチューブがある。又、伝熱
ブロック体及び放熱体を構成する熱良導性素材として
は、カーボングラファイト、アルミニウム及びその合
金、銅及びその合金、炭化硅素など、熱伝導率が、80
〜90Kcal/m・h・℃以上の素材であることが望
ましい。
【0008】尚、フッ素樹脂自体は、熱良導性素材では
ない。したがって、フッ素樹脂製チューブは、伝熱ブロ
ック体に囲まれることにより、耐圧性を必要としない伝
熱ブロック体の中にある部分は、耐薬品性さえ満たせば
よいので、チューブの厚みを薄くすることも可能であ
る。
【0009】上記第一要旨に係る熱交換器は、温度調節
すべき薬液の圧送管の一端を薬液分流室の流入口に接続
し、薬液戻り管の一端を薬液合流室の流出口に接続すれ
ば、薬液は、伝熱ブロック体中を貫通する薬液導管を流
れる際に、所定の温度に調節される。適宜な場所、例え
ば、薬液合流室若しくは分流室に温度検出器を設けて、
その検出信号により、熱電変換素子への電流を制御すれ
ば、その結果は直ちに、伝熱ブロック体を通して、薬液
温度に反映されるので、応答性に優れ、薬液温度は、高
い精度で一定に保持される。
【0010】本願発明の第二の要旨は、前記第一要旨に
おいて規定される熱交換器において、伝熱ブロック体が
熱良導性素材から成る複数のプレートを重接したものに
よって構成されており、該プレートの重接面の対向位置
に刻設された溝から成る貫通孔中にフッ素樹脂製薬液導
管が収納されていることを特徴とする薬液温度調節用熱
交換器にある。
【0011】伝熱ブロック体に薬液流路を形成するに当
たって、一個の伝熱ブロック素材に、直接貫通孔を設け
ることもできるが、その場合、素材の性質に応じて、切
削工具による穴開け加工や型成形などにより行われる
が、伝熱性をよくするため平滑面を必要とする貫通孔の
表面処理加工が制限され面倒になる。それに対して、複
数のプレートの重接面の対向位置に、横断面が半円形の
溝を形成しておき、これを重接することにより、円形貫
通孔が形成されるようにすれば、この貫通孔に収納する
フッ素樹脂製薬液導管と貫通孔表面との密着性を図るた
めの表面加工処理や組み立てが容易となる。
【0012】本発明の第三の要旨は、熱電変換素子を挟
んで、その両側に、熱良導性素材から成る伝熱容器と放
熱体とを、前記熱電変換素子と熱授受可能に配設し、前
記伝熱容器内には、不定形性伝熱媒体を充填すると共
に、該不定形性伝熱媒体中をフッ素樹脂製薬液導管を通
過させ、前記放熱体には、冷却液流路を設けたことを特
徴とする薬液温度調節用熱交換器にある。
【0013】上記において、不定形性伝熱媒体として
は、伝熱性に優れた不凍液や、液状シリコン或いは、熱
良導性金属等の微粉末を充填剤として含む伝熱性シリコ
ングリースなどのゾル状のもの、或いは、熱良導性素材
を含むシリコンゴムなどが用いられる。この熱良導性シ
リコンゴムは、流動性を保持する状態において薬液導管
を収納した伝熱容器に充填して、該容器内で三次元化し
てゲル状にする。熱交換器をこのような構成とすること
により、伝熱ブロック体の場合における貫通孔を設ける
必要がなく、伝熱容器内に適宜に、螺旋状或いは蛇行屈
曲させながら収納してから、不定形性伝熱媒体を充填す
れば熱交換器が出来上がるので、製造が容易になり、大
幅なコストダウンを実現できる。
【0014】
【実施例1】図1〜2は、本発明の第1実施例を示すも
のである。半導体素子製造のフォト・エッチング工程で
用いるエッチング溶液を所定の温度に調節するための装
置として最適である。薬液温度調節用熱交換器1の基本
的な原理は、従来技術において記載した水温調節器11
0と同じで、熱電冷凍サイクルから成る。図2におい
て、互いに重ね合わせることができる同形の3枚の黒鉛
プレート3a、3b、3cのうち、中央の黒鉛プレート
3aの左右両面に、横断面が半円形をなす溝4a、4
a、…が作られており、このプレート3aの左右両側か
ら重接する(重なり接する)黒鉛プレート3b及び3c
の対向位置にも、同様の溝4b、4b、…、及び、4
c、4c、…が形成されている。
【0015】伝熱ブロック体3は、これらの黒鉛プレー
ト3a〜cを重接させて、互いに向かい合う半円形溝に
より、貫通孔4、4、…を形成したものから構成されて
いる。黒鉛プレートの重接面と溝の内周面には、伝熱性
シリコングリス(例えば、信越化学工業株式会社製G7
47)を塗布するか、若しくはごく薄い熱伝導性シリコ
ンフィルムを介在させることにより、重接面どうしの密
着性と伝熱性、並びに、後記する薬液導管と溝内周面と
の密着性及び伝熱性をよくする。更に、必要に応じて、
これらプレート重接面及び溝内周面を予めCVD法など
により、フッ素樹脂を蒸着せしめて、黒鉛の微細な気孔
を充填処理して熱伝導性や耐食性を改善してもよい。こ
の表面処理は、伝熱ブロック体として、黒鉛以外の素
材、例えばアルミニウムプレートなどを採用した場合で
も、望ましい処理である。
【0016】このような処理を施した黒鉛プレートの対
向する溝間に、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレ
ン)製の可撓性チューブから成る、複数の(実施例では
8本)薬液導管5、5、…を収納し、該薬液導管が、伝
熱ブロック体の一側の突出部においてUターンすると共
に、伝熱ブロック体の他側において、薬液導管の端部5
a、…,5b、…が、伝熱ブロック体から突出するよう
に、貫通孔4に薬液導管5を通す。かくして、薬液導管
の夫々は、対向する一対の溝によって形成された貫通孔
4の内周面に密着した状態で、伝熱ブロック体を貫通し
ている。フッ素樹脂製チューブは、内径が2〜12ミリ
程度のものが適当で、それ以上太いと、熱交換効率が低
下し、また細すぎると流下抵抗が増大する。熱交換効率
を上げるには、伝熱ブロック体中を並行して通過する本
数を増やせばよい。
【0017】この伝熱ブロック体の両側に、モジュール
化された熱電変換素子2、2、…が、熱良導性シリコン
グリスの薄層を介して同様に重接している。これらの熱
電変換素子2、2、…の外側に、前記黒鉛プレート3a
〜cと同形の黒鉛プレートから成る放熱体6が重接し、
更に、放熱体6、6の外側から、固定板10、10を当
接して、締付ボルト11で、固定板どうしを締め付ける
ことにより、伝熱ブロック体3、熱電変換素子2、…及
び放熱体6、6が、相互に圧接固定されている。放熱体
中には、冷却水流路7が設けられており、冷却水は、入
口管7aから入り、放熱体を冷却しながら放熱体中を流
れて、出口管7bに流出する。
【0018】一方、薬液導管5、5、…の一端5a、5
a、…は、下端に薬液流入口8aが開口する天井部が閉
塞された筒状の分流室に接続しており、溝4a、4bに
より構成される貫通孔群側から突出した薬液導管の他端
5b、…は、すべて、下端に薬液流出口を備えた合流室
9に接続して連通している。12は、合流室9内の薬液
温度を検出して、熱電変換素子の制御器(図示せず)
に、検出信号を送る、温度検出器である。分流室や合流
室も、薬液導管と同一のフッ素樹脂製若しくは少なくと
も、内面は、フッ素樹脂コートがほどこされている。。
【0019】
【作用】上記のような構成から成る本願薬液温度調節用
熱交換器の第1実施例は、フォト・エッチング装置から
エッチング液を圧送する薬液圧送管の一端を、分流室8
の薬液流入口8aに連結し、合流室9の薬液流出口9a
に、フォト・エッチング装置への戻り管の一端を接続す
る。分流室8に入った薬液は、ここから薬液導管5、…
に分流し、伝熱ブロック体3内を通過する過程で、所定
の温度に調整されて、合流室に入り、流出口9aから、
フォト・エッチング装置に戻る。放熱体6、6には、冷
却水が通過することにより、熱電変換素子が汲み上げた
熱を外部に放出する。
【0020】
【効果】上記第1実施例に係る装置は、従来装置と異な
り、恒温槽を介することなく、薬液を直接冷却して温度
調節することができ、薬液温度の変動に対して、素早く
応答して、温度調節する事ができると共に装置が大幅に
簡素化され、設置スペースも少なくてすむ。また、伝熱
ブロック体が複数のプレートから構成されているので、
貫通孔の製作や加工が容易で、分解、組み立ても簡単で
ある。薬液導管は、薬液の性状に応じた素材から成る管
体を適宜選択できるので、様々な薬液の温度調節に対応
して、製品仕様を容易に変更できる。
【0021】上記実施例において、合流室9及び分流室
8には、薬液導管5が、1本毎に、個別に接続連通する
状態で示したが、これは、フッ素樹脂製チューブの弾性
と可撓性とを利用して、複数の薬液導管の端部を揃えて
束になるように集合させ、その集束にバンドやリングを
かけて回りから加圧して、各チューブ間に透き間が生じ
ないようにし、断面がハニカム状をなすように固定すれ
ば、多数のチューブを、1本のチューブと同様に扱うこ
とができ、分流室や合流室への接続構造が簡素化でき
る。また、温度検出器の設置場所は、分流室や合流室以
外では、伝熱ブロック体に小孔を穿設してこれに装着し
てもよい。
【0022】
【実施例2】図3は、本願熱交換器の第2実施例を示す
ものである。熱交換器21は、アルミニウム製の伝熱容
器23の上面開口を、同一素材から成る蓋23aで液密
に閉塞し、この中に、不定形性熱媒体として不凍液24
を満たす。伝熱容器23の一側側壁を貫通して、第1実
施例の場合と同一のフッ素樹脂製チューブから成る薬液
導管25が、容器内に入り込み、不凍液24中を蛇行或
いは螺旋状に旋回した後再び容器23外に、容器壁面を
貫通して、突出させてある。26は、蓋23aに取り付
けたベローズで、不凍液の温度による体積変化を緩衝し
て、容器内圧力を一定に保つ。
【0023】このような伝熱容器の外面に、モジュール
化した熱電変換素子22、22、…の一側を伝熱性シリ
コングリスや伝熱性シリコンフィルムを介して密接し、
熱電変換素子の他側には、アルミニウム製の放熱板27
を同様に密接する。放熱板27中には、冷却水流路28
が、貫通して設けられている。29は、不凍液の温度を
検出する温度検出器で、その検出信号は、図示しない熱
電変換素子の制御器に送られる。
【0024】上記熱交換器21は、薬液導管25の伝熱
容器外の端部に、例えば、エッチング液の圧送管と戻り
管とを接続する。熱電変換素子は、伝熱容器23を通し
て、不凍液を冷却し、該不凍液と薬液導管中のエッチン
グ液との間で熱交換が行われる。放熱板27の作用は、
第1実施例と同じである。
【0025】
【効果】上記第2実施例では、伝熱容器を偏平形状にし
て、容器内容積を小さくし、伝熱距離を縮めることによ
り、より正確な温度制御が可能になる。この装置は、第
1実施例の場合のような貫通孔の形成が不要なので、製
作が容易で、生産コストの低減が図れる。不定形性の熱
媒体としては、熱良導性充填剤を混練したシリコングリ
ス(例えば、信越化学工業株式会社製製品番号G74
7)のようなゾル状の物質や熱良導性充填剤を含むシリ
コンゴム(例えば同社製製品番号KE1223)などの
ようなゲル状素材でもよく、或いは、熱伝導の高い素材
から成る微粉末でもよい。これらの場合は、不凍液の場
合と異なり、温度による体積変化が無視できるので、ベ
ローズの付設は、必ずしも必要ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施例を示す説明図である。
【図2】図1のA−A断面説明図である。
【図3】本願発明の第2実施例を示す断面説明図であ
る。
【図4】従来技術の一例を示す説明図である。
【図5】図4のB−B断面説明図である。
【符号の説明】
1 熱交換器 2 熱電変換素子 3 伝熱ブロック体 4a〜c 溝 4 貫通孔 5 薬液流路 6 放熱体 7 冷却水流路 8 分流室 9 合流室 10 固定板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱電変換素子を挟んで、その両側に、熱良
    導性素材から成る伝熱ブロック体と放熱体とを、前記熱
    電変換素子と熱授受可能に配設し、前記伝熱ブロック体
    には、複数のフッ素樹脂製薬液導管を該伝熱ブロック体
    と熱授受可能に貫通して設けて、該薬液導管の一側開口
    を、温度調節すべき薬液の流入口を持つ薬液分流室に連
    通させると共に、前記薬液導管の他側開口を、薬液の流
    出口を備えた薬液合流室に連通させ、前記放熱体には、
    冷却液流路を設けたことを特徴とする薬液温度調節用熱
    交換器。
  2. 【請求項2】伝熱ブロック体が熱良導性素材から成る複
    数のプレートを重接したものによって構成されており、
    該プレートの重接面の対向位置に刻設された溝から成る
    貫通孔中にフッ素樹脂製薬液導管が収納されている請求
    項1の熱交換器。
  3. 【請求項3】熱電変換素子を挟んで、その両側に、熱良
    導性素材から成る伝熱容器と放熱体とを、前記熱電変換
    素子と熱授受可能に配設し、前記伝熱容器内には、不定
    形性伝熱媒体を充填すると共に、前記伝熱容器中をフッ
    素樹脂製薬液導管を通過させ、前記放熱体には、冷却液
    流路を設けたことを特徴とする薬液温度調節用熱交換
    器。
  4. 【請求項4】不定形性伝熱媒体が、液状シリコン又は熱
    良導性充填剤を含むシリコングリースである請求項3の
    熱交換器。
JP2097495A 1995-01-13 1995-01-13 薬液温度調節用熱交換器 Pending JPH08193766A (ja)

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