JPH08193731A - 水槽水面の遮蔽装置 - Google Patents

水槽水面の遮蔽装置

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JPH08193731A
JPH08193731A JP7004840A JP484095A JPH08193731A JP H08193731 A JPH08193731 A JP H08193731A JP 7004840 A JP7004840 A JP 7004840A JP 484095 A JP484095 A JP 484095A JP H08193731 A JPH08193731 A JP H08193731A
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JP
Japan
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water
water tank
thin plate
lower hemisphere
hemisphere
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Application number
JP7004840A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Ochi
越知克俊
Keijiro Suzuki
鈴木啓二朗
Kiyoshi Komoriya
清 小森谷
Minoru Takahashi
實 高橋
Seishiro Igarashi
五十嵐征四郎
Naoto Kumano
熊野直人
Hiroyuki Fujiwara
藤原裕之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Sekisui Plastics Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大気側から水中への酸素の溶解、水中から大気
側への気体の発散、熱の放射等を防止する。 【構成】大気に開放された水槽内の水を配管を経て再び
水槽に循環させる方式の水循環系において、前記水槽水
面を覆うように浮遊させた多数の鍔付浮き球17を備
え、前記鍔付浮き球は、酸素バリアー性のある円板状の
薄板20と、該薄板の上下に設けられ内部が空洞に形成
された上部半球21および下部半球22と、前記薄板の
外周に形成された鍔部20と、前記下部半球側に遊動自
在に内蔵された重り24と、前記下部半球の底部に形成
された注水孔25と、前記下部半球の上部に形成された
空気抜孔26とを備えた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気に開放された水槽
内の水を配管を経て再び水槽に循環させる方式の水循環
系において、大気側から水中への酸素の溶解、水中から
大気側への気体の発散、熱の放射等を防止するための、
水槽水面の遮蔽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水循環系においては、水中に溶存
する酸素により金属配管、ポンプ、その他機器が腐食し
てしまうという問題があり、その腐食防止対策として
は、主として防錆剤の投入や電気防食等による方法が行
われている。しかし、防錆剤を投入する方法において
は、防錆剤があらゆる金属にも高い防錆効果を発揮する
ものがない現状で、多種の金属配管や機器で構成されて
いる水循環系においては、その選択が難しく、また防錆
剤の消耗による濃度管理が難しく、高いランニングコス
トをかけた割にその効果は小さいという問題を有してい
る。また、電気防食による方法は、水循環系の全てを有
効にカバーしようとすると、多数の電極の分散設置が必
要となり、イニシャルコストが極めて高くなり、また、
常に水循環系全体で高い効果を得るには、配管内や機器
内に分散設置した電極の維持管理が必要となるため、結
果としてこれも高いランニングコストがかかるという問
題を有している。
【0003】そこで、配管内に循環水を供給する時点
で、真空脱気法により溶存酸素を除去する方法や、溶存
酸素を窒素で置換する方法により、腐食を防止する技術
が知られている(空気調和・衛生工学、第67巻第10
号、第773頁〜第781頁「設備配管における脱気防
食法の適用」参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記真
空脱気法においては、装置コストが増大するとともに、
送水運転中に常に真空ポンプの運転が必要になるという
問題を有し、また、窒素置換方法においては、多量の窒
素ガスを必要とするためコストが増大するという問題を
有している。さらにいずれの場合にも、水槽内の水を蓄
熱し蓄熱した水を冷暖房用に循環させる蓄熱式空調装置
のように、水槽が大気に開放され、水面に常時、波立ち
が生じる水循環系においては、脱気または置換後の水が
大気中の酸素を溶解しようと作用するため、脱気または
置換で低い溶存酸素飽和度を得てもこれを保持すること
が極めて困難であるという問題を有している。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、大気に開放された水槽内の水を配管を経て再
び水槽に循環させる方式の水循環系において、水槽の水
面を大気と遮蔽し、大気側から水中への酸素の溶解、水
中から大気側への気体の発散、熱の放射等を防止するこ
とができる水槽水面の遮蔽装置を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の水
槽水面の遮蔽装置は、大気に開放された水槽内の水を配
管を経て再び水槽に循環させる方式の水循環系におい
て、前記水槽水面を覆うように浮遊させた多数の鍔付浮
き球を備え、前記鍔付浮き球は、酸素バリアー性のある
円板状の薄板と、該薄板の上下に設けられ内部が空洞に
形成された上部半球および下部半球と、前記薄板の外周
に形成された鍔部と、前記下部半球側に遊動自在に内蔵
された重りと、前記下部半球の底部に形成された注水孔
と、前記下部半球の上部に形成された空気抜孔とを備え
たことを特徴とする。なお、前記水槽水面に多数の酸素
バリアー性のある浮きチップを浮遊させるようにしても
よいし、前記水槽内の水を循環させる窒素置換ポンプ
と、前記ポンプの吸い込み側に供給される窒素ガス供給
装置とを備えるようにしてもよいし、前記水循環系を、
水槽内の水を蓄熱し蓄熱した水を冷暖房用に循環させる
方式の蓄熱式空調装置に適用してもよい。
【0007】
【作用および発明の効果】本発明においては、大気に開
放された水槽内の水を配管を経て再び水槽に循環させる
方式の水循環系において、水槽水面上に多数の鍔付浮き
球を浮遊させ、水面を隙間なく覆うようにして大気と遮
蔽するようにして、大気側から水中への酸素の溶解、水
中から大気側への気体の発散、熱の放射等を防止するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図4は、本発明の水槽水面の遮蔽装置を適用し
た蓄熱式空調装置の全体構成図である。
【0009】図4において、蓄熱槽を形成する水槽1
は、例えば建物の地下に構築され、内部に熱媒用の循環
水2が貯留される。水槽1内の循環水2は、配管3、4
および熱源側ポンプ5により熱源装置6に循環される。
熱源装置6は周知のヒートポンプ装置または冷凍機とボ
イラーを組み合わせた装置であり、循環水2を冷却また
は加熱する。冷却または加熱された循環水2は、配管
7、8および利用側ポンプ9により空調機10に循環さ
れる。空調機10は熱交換器であり、循環水2と熱交換
された冷温水を建物の負荷側に供給するように構成され
ている。
【0010】そして、水槽1には窒素置換装置11が接
続される。窒素置換装置11は、配管12、13を介し
て接続される窒素置換用ポンプ14と、窒素置換用ポン
プ14の吸い込み側に窒素ガスを供給する減圧弁15お
よび窒素ガスボンベ16からなる窒素ガス供給装置とか
ら構成されている。なお、窒素ガスボンベ16に充填さ
れる窒素は、純粋窒素である必要はなく、窒素ガス分離
フィルタで製造した窒素ガスでもよい。
【0011】その作用について説明する。窒素置換用ポ
ンプ14を運転し循環水2を循環させるとき、窒素ガス
供給装置16、15から窒素ガスをポンプの運転に大き
な支障をきたさない程度にポンプ吸い込み側に供給する
と、水はポンプでかき混ぜられると共にポンプの羽で加
圧されるために、気体飽和量を増大させる側に作用し、
周囲が細かな窒素ガス粒子で満たされていると、この加
圧攪拌作用により酸素が窒素に入れ替わる。このように
して、水槽1内の循環水2は、しだいに酸素が窒素に置
換され溶存酸素の割合を低下させた状態となる。脱気さ
れた酸素および余剰の窒素ガスは水槽1の水面から大気
中に放出される。
【0012】しかし、水は窒素より酸素の方が溶存し易
い特徴を有するため、弱いながらも窒素に置換された水
は、大気と接触すると溶存窒素が酸素に再置換する方向
に作用する。そこで、この大気中の酸素の再置換を防止
し、また、窒素置換中の余剰窒素ガスを水面下で保持す
るために、本発明においては、水槽1内の循環水2の水
面上に多数の鍔付浮き球17を浮遊させ、水面を隙間な
く覆うようにして大気と遮蔽する構成を採用している。
【0013】図1および図2は、本発明の水槽水面を大
気と遮蔽する遮蔽装置の1実施例を示し、図1(A)は
鍔付浮き球の断面図、図1(B)は鍔付浮き球の平面
図、図1(C)および図1(D)は鍔付浮き球を水面に
投入したときの作用を説明するための断面図、図2は水
槽の水面を複数の鍔付浮き球で覆った状態を示す平面図
である。
【0014】図1(A)および図1(B)において、鍔
付浮き球17は、円板状の薄板20と、薄板20の上下
に設けられ、薄板20より小径で内部が空洞に形成され
た上部半球21および下部半球22と、薄板17の外周
に形成された鍔部23と、薄板20の下部半球22側に
遊動自在に内蔵された重り24と、下部半球22の底部
に形成された注水孔25と、下部半球22の上部に形成
された空気抜孔26とから構成されている。なお、薄板
20、上部半球21および下部半球22の形状は、それ
ぞれ円、球に限定されるものではなく、これに近似した
種々の形状が採用可能である。
【0015】薄板20、上部半球21および下部半球2
2は、酸素バリアー性のある材料から製造される。鍔付
浮き球17の好ましい実施例としては、薄板20として
PET(ポリエチレンテレフタレート)板を用い、上部
半球21および下部半球22としてPETを発泡させた
樹脂を用い、上部半球21および下部半球22を薄板2
0に熱溶着して製造する。PET板からなる薄板20の
比重は1より大いため、上部半球21および下部半球2
2の比重は1より小さく、また、重り24の比重を1よ
り小さくし、単体では水没する薄板20を水面上に浮く
ように調整する。
【0016】酸素バリアー性のある鍔付浮き球17は、
下記に例示するような酸素バリアー性のある樹脂を使用
して製造するか、またそれ以外の樹脂を使用した場合に
は、前記の酸素バリアー性のある樹脂を積層することに
よって製造することができる。酸素バリアー性のある樹
脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデ
ン、ポリアクリロニトリル、変性ポリアミド、ビニルア
ルコール等が挙げられるが、特に強靱性、耐久性の面か
らポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタ
レートが好ましい。
【0017】また、鍔付浮き球を構成する材料として
は、上記の酸素バリアー性のある樹脂に加えて、これら
を発泡させたものや、ポリスチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレン、もしくはこれらの発泡させたものに上記
の酸素バリアー性のある樹脂を積層し、組み合わせるこ
とで、円板状の薄板、薄板の上下に設けられた内部が空
洞に形成された上部半球および下部半球、薄板の外周に
形成された鍔部として、任意に比重調整して使用するこ
とができる。
【0018】鍔付浮き球17は、蓄熱槽1内へ循環水を
注水した後に図示しないマンホールから投入する。この
とき、下部半球22が下側になり下部半球22内に循環
水2が浸水し薄板20が水平になるように位置すること
が重要で、これにより水面の波で薄板20が揺動して鍔
付浮き球17間に隙間が生じ、遮蔽性能が低下するのを
防止している。そのために、重り24は鍔付浮き球17
の上下位置が正しくなるようにする機能を果たしてい
る。すなわち、図1(C)に示すように、下部半球22
が上側になった状態で水面に落ちた場合、重り24が下
部半球22内を転がって移動するため、図示矢印に示す
如く、下部半球22が下側に位置するように回転し、そ
の後、図1(D)に示すように、下部半球22内には、
注水孔25と空気抜孔26の作用により循環水2が浸水
することになる。
【0019】図2に示すように、投入された鍔付浮き球
17は、その鍔部20が等寸法のため互いに重なり合っ
て隙間なく水面を覆い、また、鍔付浮き球17の下面に
は余剰窒素ガスが滞留されるため、大気との遮蔽が確実
に行われ、酸素の再置換を防止し、溶存酸素を低レベル
に維持することが可能となる。また、鍔付浮き球17自
体と鍔付浮き球17の下面に滞留される余剰窒素ガスの
作用により、水槽1内の循環水の断熱性能も向上させる
ことができる。
【0020】しかし、鍔付浮き球17と水槽1の壁や配
管3、4との間、および鍔付浮き球17間には、僅かな
隙間が生じる。この僅かな隙間を埋めて大気との遮蔽性
能をさらに向上させるために、本発明の他の実施例にお
いては、浮きチップ18を浮遊させるようにしている。
浮きチップ18は、酸素バリアー性のある材料で製造す
る。
【0021】図3(A)〜図3(E)は、浮きチップ1
8の種々の形状を示し、それぞれ上図は平面図、下図は
側面図を示している。板状、球状、角状等、種々の形状
が採用されるが、板状の場合にはチップ18同士または
鍔付浮き球17の薄板20と水の表面張力で付着しない
ように、球面化した形状が採用される。
【0022】次に、図5〜図7により本発明を窒素置換
法に適用した場合の効果について説明する。図5は、遮
蔽装置すなわち鍔付浮き球を投入しない実験例、図6お
よび図7は鍔付浮き球を投入した実験例を示し、それぞ
れ図(A)は実験装置の概略図、図(B)は実験結果を
示す図である。
【0023】図5の鍔付浮き球を投入しない実験例は、
縦800mm、横1800m、高さ600mmの水槽3
1を用い、水槽31内の水を循環ポンプ32によりディ
ストリビュータ33から循環させるとともに、水槽31
底面とディストリビュータ33内に合計5本のエアーカ
ーテン部材34を設置し、エアーカーテン部材34より
窒素の気泡を放出するエアカーテン方式を採用した。初
期の水温は25.6℃、溶存酸素量は6.6ppm、窒
素ガス放出条件は20リットル/min、0.5kgf
/cm2 (ゲージ圧)であった。本方法によれば溶存酸
素量は2.5ppmまでしか低下しなかった。なお、X
点で窒素ガスの供給を停止している。
【0024】図6の鍔付浮き球を投入した実験例は、水
槽31内に水中ポンプ35を別に設置し、水中ポンプ3
5の吐出側にベンチュリー管36を取り付け、ベンチュ
リー管部に窒素ガスを供給して微細気泡を放出する方式
とディストリビュータ33によるエアカーテン方式を併
用した。初期の水温は25.0℃、溶存酸素量は5.8
ppm、窒素ガス放出条件は10リットル/min、
0.8kgf/cm2 (ゲージ圧)であった。本方法に
よれば図5の例より溶存酸素量を0.6ppmまで低下
させることができた。なお、X点で窒素ガスの供給を停
止し、Y点で窒素ガスの供給を再開している。
【0025】図7の鍔付浮き球を投入した実験例は、循
環ポンプ32のサクション側へ窒素ガスを供給する窒素
強制加圧攪拌方式のみを採用した。初期の水温は20.
7℃、溶存酸素量は6.0ppm、窒素ガス放出条件は
5リットル/min、0.2kgf/cm2(ゲージ
圧)であった。図7(B)に示すように、比較的少量の
窒素ガスで、かつ5時間という短時間で、溶存酸素量を
腐食の影響がなくなる0.5ppm以下にすることがで
きた。また、X点(6時間後)で窒素ガスの供給停止後
48時間後に溶存酸素量が0.0ppmになり、その
後、140時間経過後まで0.5ppm以下のレベルに
維持することができ、このことは、窒素の置換運転を常
時行う必要がなく、間欠運転で腐食の影響がなくなるレ
ベルを維持することができることが判った。
【0026】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変更が可能である。例えば、上記実施例においては、
ポンプによる攪拌加圧により水中の溶存酸素を窒素ガス
に置換する例を示しているが、窒素ガスを水中に吹き込
むことにより窒素ガスに置換する方法や、真空脱気法、
膜式脱気法、加熱脱気法、脱酸素剤注入方法、鉄スクラ
ップによる脱酸素法、イオン交換樹脂法等、水中の溶存
酸素を脱気する全ての方法にも適用可能である。
【0027】また、上記実施例においては、本発明の遮
蔽装置を腐食防止のために用いているが、大気側から水
中への酸素の溶解、水中から大気側への気体の発散、熱
の放射等を防止するための、大気に開放された水槽内の
水を配管を経て再び水槽に循環させる方式の全ての水循
環系への適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水槽水面を大気と遮蔽する遮蔽装置の
1実施例を示し、図1(A)は鍔付浮き球の断面図、図
1(B)は鍔付浮き球の平面図、図1(C)および図1
(D)は鍔付浮き球を水面に投入したときの作用を説明
するための断面図である。
【図2】水槽の水面を複数の鍔付浮き球で覆った状態を
示す平面図である。
【図3】図(A)〜図(E)は本発明の他の実施例にお
ける浮きチップの種々の形状を示し、それぞれ上図は平
面図、下図は側面図を示している。
【図4】本発明の水槽水面の遮蔽装置を適用した蓄熱式
空調装置を示す全体構成図である。
【図5】本発明に係わる鍔付浮き球を投入しない実験例
を示し、図(A)は実験装置の概略図、図(B)は実験
結果を示す図である。
【図6】本発明に係わる鍔付浮き球を投入した実験例を
示し、図(A)は実験装置の概略図、図(B)は実験結
果を示す図である。
【図7】本発明に係わる鍔付浮き球を投入した実験例を
示し、図(A)は実験装置の概略図、図(B)は実験結
果を示す図である。
【符号の説明】
1…水槽、2…循環水、3、4、7、8、12、13…
配管 5…熱源側ポンプ、6…熱源装置、9…利用側ポンプ、
10…空調機 11…窒素置換装置、12…窒素置換用ポンプ、15…
減圧弁 16…窒素ガスボンベ、17…鍔付浮き球、18…浮き
チップ 20…薄板、21…上部半球、22…下部半球、23…
鍔部、24…重り 25…注水孔、26…空気抜孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 實 茨城県猿島郡総和町下辺見2758 (72)発明者 五十嵐征四郎 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 熊野直人 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)発明者 藤原裕之 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建設 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大気に開放された水槽内の水を配管を経て
    再び水槽に循環させる方式の水循環系において、前記水
    槽水面を覆うように浮遊させた多数の鍔付浮き球を備
    え、前記鍔付浮き球は、酸素バリアー性のある円板状の
    薄板と、該薄板の上下に設けられ内部が空洞に形成され
    た上部半球および下部半球と、前記薄板の外周に形成さ
    れた鍔部と、前記下部半球側に遊動自在に内蔵された重
    りと、前記下部半球の底部に形成された注水孔と、前記
    下部半球の上部に形成された空気抜孔とを備えたことを
    特徴とする水槽水面の遮蔽装置。
  2. 【請求項2】前記水槽水面に多数の酸素バリアー性のあ
    る浮きチップを浮遊させたことを特徴とする請求項1記
    載の水槽水面の遮蔽装置。
  3. 【請求項3】前記水槽内の水を循環させる窒素置換ポン
    プと、前記ポンプの吸い込み側に供給される窒素ガス供
    給装置とを備えたことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の水槽水面の遮蔽装置。
  4. 【請求項4】前記水循環系が、水槽内の水を蓄熱し蓄熱
    した水を冷暖房用に循環させる方式の蓄熱式空調装置で
    あることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    かに記載の水槽水面の遮蔽装置。
JP7004840A 1995-01-17 1995-01-17 水槽水面の遮蔽装置 Pending JPH08193731A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2951144A1 (fr) * 2009-10-09 2011-04-15 Laurent Bedel Flotteur pour couverture de cuve
WO2014167192A1 (fr) 2013-04-08 2014-10-16 Elbe Technologies Flotteur auto positionnable, écran flottant constitué de tels flotteurs et méthode de fabrication d'un tel flotteur
JP2016519027A (ja) * 2013-05-09 2016-06-30 モハンマディ、ペドラムMOHAMMADI, Pedram 液面を覆う装置及びブランケット
CN106742829A (zh) * 2015-11-20 2017-05-31 中国石油化工股份有限公司 一种含油物料储罐内浮盘

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