JPH08192239A - エンジンバルブの製造方法 - Google Patents
エンジンバルブの製造方法Info
- Publication number
- JPH08192239A JPH08192239A JP316295A JP316295A JPH08192239A JP H08192239 A JPH08192239 A JP H08192239A JP 316295 A JP316295 A JP 316295A JP 316295 A JP316295 A JP 316295A JP H08192239 A JPH08192239 A JP H08192239A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- mold
- coating agent
- graphite coating
- dry film
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新しい熱間鍛造用金型の使用開始に当たって
の不良品の発生を未然に防止する。 【構成】 新しい熱間鍛造用金型を使用するに先立ち、
その内壁面に乾燥皮膜黒鉛塗剤を塗布するとともに、金
型を余熱する。
の不良品の発生を未然に防止する。 【構成】 新しい熱間鍛造用金型を使用するに先立ち、
その内壁面に乾燥皮膜黒鉛塗剤を塗布するとともに、金
型を余熱する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンバルブの熱間金
型鍛造による製造方法に関する。
型鍛造による製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンバルブを熱間鍛造金型に
より製造する場合、新しい金型の使用開始に当たって
は、何回かならし作業を行っていた。しかし初期の内
は、素材と金型との馴染みが悪く、例えば図2に示すよ
うにステムの付け根(S)の周辺に「かじり」や「面荒
れ」や、あるいは「食いつき」と称する加工物の型離れ
の不良等が発生し、こうした欠陥が何回か生じて使用開
始の初期の加工物は使い物にはならなかった。
より製造する場合、新しい金型の使用開始に当たって
は、何回かならし作業を行っていた。しかし初期の内
は、素材と金型との馴染みが悪く、例えば図2に示すよ
うにステムの付け根(S)の周辺に「かじり」や「面荒
れ」や、あるいは「食いつき」と称する加工物の型離れ
の不良等が発生し、こうした欠陥が何回か生じて使用開
始の初期の加工物は使い物にはならなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述のよう
な新しい熱間鍛造用金型の使用開始に当たっての不良品
の発生を未然に防止する製造方法を得ることである。
な新しい熱間鍛造用金型の使用開始に当たっての不良品
の発生を未然に防止する製造方法を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、新しい熱間鍛
造用金型の内壁面に乾燥皮膜黒鉛塗剤を塗布するととも
に、金型を余熱しておくことにより、この目的を達成す
るものである。
造用金型の内壁面に乾燥皮膜黒鉛塗剤を塗布するととも
に、金型を余熱しておくことにより、この目的を達成す
るものである。
【0005】
【作用】金型が余熱されているため、投入された素材は
急激に冷却されることなく、暫時は可塑性が大きく、し
かも金型内壁に減摩剤である乾燥皮膜黒鉛塗剤が塗布し
てあるため、上型の繰返し下降加圧により素材は下型の
内壁表面上を滑りながら変形して行き、新金型の使用直
後においても、かじり、面荒れ、食いつき等を起こすこ
となく、正規のエンジンバルブの製造が可能となる。
急激に冷却されることなく、暫時は可塑性が大きく、し
かも金型内壁に減摩剤である乾燥皮膜黒鉛塗剤が塗布し
てあるため、上型の繰返し下降加圧により素材は下型の
内壁表面上を滑りながら変形して行き、新金型の使用直
後においても、かじり、面荒れ、食いつき等を起こすこ
となく、正規のエンジンバルブの製造が可能となる。
【0006】
【実施例】図1に示すエンジンバルブ成型用として新し
く使用する熱間プレス加工用金型において、上型(1)
と共働すべき下型(2)の内壁面(3)に乾燥皮膜黒鉛
塗剤(4)を塗布するとともに金型を余熱しておき、つ
いで、加工すべき物品(W)を下型(2)内に投入して
から、上型(1)を上下動させて成型するのである。成
型の後、上型(1)が上昇し、ついでプッシャ(5)が
貫通孔(6)内を上昇して加工物(W)を下型(2)か
ら一挙に押し出すのである。爾後、このサイクルが繰り
返されるが、加工回数を増すにつれて金型は高温化し余
熱の必要もなくなる。
く使用する熱間プレス加工用金型において、上型(1)
と共働すべき下型(2)の内壁面(3)に乾燥皮膜黒鉛
塗剤(4)を塗布するとともに金型を余熱しておき、つ
いで、加工すべき物品(W)を下型(2)内に投入して
から、上型(1)を上下動させて成型するのである。成
型の後、上型(1)が上昇し、ついでプッシャ(5)が
貫通孔(6)内を上昇して加工物(W)を下型(2)か
ら一挙に押し出すのである。爾後、このサイクルが繰り
返されるが、加工回数を増すにつれて金型は高温化し余
熱の必要もなくなる。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、金型が余熱されている
ため、投入された素材は急激に冷却されることなく、暫
時は可塑性が大きく、しかも金型内壁に減摩剤である乾
燥皮膜黒鉛塗剤が塗布してあるため、上型の繰返し下降
加圧により素材は下型の内壁表面上を滑りながら変形し
て行き、遂に型通りの形状に成型される。したがって、
既述の「かじり」や「面荒れ」や、あるいは「食いつ
き」等が発生せず、第1回の加工品から実用に供するこ
とができる。
ため、投入された素材は急激に冷却されることなく、暫
時は可塑性が大きく、しかも金型内壁に減摩剤である乾
燥皮膜黒鉛塗剤が塗布してあるため、上型の繰返し下降
加圧により素材は下型の内壁表面上を滑りながら変形し
て行き、遂に型通りの形状に成型される。したがって、
既述の「かじり」や「面荒れ」や、あるいは「食いつ
き」等が発生せず、第1回の加工品から実用に供するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例における金型の縱断面図であ
る。
る。
【図2】素材から中間製品までの加工の段階を示した図
である。
である。
(1)上型 (2)下型 (3)内壁面 (4)乾燥皮膜黒鉛塗剤 (5)プッシャ (6)貫通孔 (W1) 加工物 (W2) 加工物 (W3) 加工物 (S)ステムの付け根
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 幸男 神奈川県藤沢市円行一丁目22番地の1 フ ジオーゼックス株式会社内 (72)発明者 斉藤 昭男 神奈川県藤沢市円行一丁目22番地の1 フ ジオーゼックス株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 新しい熱間鍛造用金型を使用するに先立
ち、その内壁面に乾燥皮膜黒鉛塗剤を塗布するととも
に、金型を余熱することを特徴とするエンジンバルブの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP316295A JPH08192239A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | エンジンバルブの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP316295A JPH08192239A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | エンジンバルブの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08192239A true JPH08192239A (ja) | 1996-07-30 |
Family
ID=11549669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP316295A Pending JPH08192239A (ja) | 1995-01-12 | 1995-01-12 | エンジンバルブの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08192239A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100708615B1 (ko) * | 2000-08-11 | 2007-04-18 | 두산중공업 주식회사 | 형단조에 의한 대형 디젤엔진용 배기밸브 헤드의 제조방법 |
JP2014104474A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Jatco Ltd | 鍛造用金型 |
EP3371422A4 (en) * | 2015-11-02 | 2019-05-29 | Laurian Petru Chirila | INTAKE VALVE FOR COMBUSTION ENGINE |
-
1995
- 1995-01-12 JP JP316295A patent/JPH08192239A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100708615B1 (ko) * | 2000-08-11 | 2007-04-18 | 두산중공업 주식회사 | 형단조에 의한 대형 디젤엔진용 배기밸브 헤드의 제조방법 |
JP2014104474A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Jatco Ltd | 鍛造用金型 |
EP3371422A4 (en) * | 2015-11-02 | 2019-05-29 | Laurian Petru Chirila | INTAKE VALVE FOR COMBUSTION ENGINE |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040607 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |