JPH08191595A - インバータ駆動電動機保護装置 - Google Patents

インバータ駆動電動機保護装置

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JPH08191595A
JPH08191595A JP7001126A JP112695A JPH08191595A JP H08191595 A JPH08191595 A JP H08191595A JP 7001126 A JP7001126 A JP 7001126A JP 112695 A JP112695 A JP 112695A JP H08191595 A JPH08191595 A JP H08191595A
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JP
Japan
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output
voltage
current
inverter
circuit
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Application number
JP7001126A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sekine
茂 関根
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明のインバータ駆動電動機保護装置は、
インバータ1の出力電圧の位相を出力する電圧位相出力
回路5と、電圧位相出力回路5の出力信号と電流検出器
4の出力信号とから位相差Aと電流の大きさBとを演算
する電流演算回路6と、予め設定された電動機2,3の
電流と位相角との関係を記憶しているモータ定格記憶回
路8と、モータ定格記憶回路8の出力と電流演算回路6
の出力とを比較して電動機2,3の負荷不平衡を検出す
る保護回路7とを備えたことを特徴としている。 【効果】 本発明によりインバータ駆動される電動機の
保護安全性を向上させることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電圧を可変周波数
可変電圧に変換するインバータの出力に直列に接続され
るインバータ駆動電動機保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータの出力に2台の電動機を直列
に接続した場合の電動機の保護装置については、有効な
手段は報告されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電圧形イン
バータの出力に直列接続された、2台の交流電動機を保
護することのできるインバータ駆動電動機保護装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のインバータ駆動
電動機保護装置は、直流電圧を可変周波数可変電圧に変
換する電圧形のインバータと、インバータの出力側に直
列に接続された複数の交流電動機と、インバータの出力
電圧を検出する電圧検出器と、インバータの出力電流の
大きさと出力電圧に対する位相差を検出する電流検出器
と、インバータの出力電圧の位相を出力する電圧位相出
力回路と、電圧位相出力回路の出力信号と電流検出器の
出力信号とから位相差と電流の大きさとを演算する電流
演算回路と、予め設定された交流電動機の電流と位相角
との関係を記憶しているモータ定格記憶回路と、モータ
定格記憶回路の出力と電流演算回路の出力とを比較して
交流電動機の負荷不平衡を検出する保護回路とを備えた
ことを特徴としている。
【0005】
【作用】本発明のインバータ駆動電動機保護装置におい
ては、電圧形のインバータによって直流電圧を可変周波
数可変電圧に変換し、インバータの出力側に複数の交流
電動機を直列に接続し、インバータの出力電圧を検出
し、インバータの出力電流の大きさと出力電圧に対する
位相差を検出し、インバータの出力電圧の位相を出力
し、電圧位相出力回路の出力信号と電流検出器の出力信
号とから位相差と電流の大きさとを演算し、予め設定さ
れた交流電動機の電流と位相角との関係を記憶し、モー
タ定格記憶回路の出力と電流演算回路の出力とを比較し
て交流電動機の負荷不平衡を検出することを特徴として
いる。
【0006】
【実施例】次に本発明のインバータ駆動電動機保護装置
の一実施例を説明する。図1において、電圧形のインバ
ータ1は直流電圧を可変周波数可変電圧に変換する。電
動機2,3はインバータ1の出力側に直列に接続され、
インバータ1の出力によって駆動される。電圧検出器9
はインバータ1の出力回路の線間に接続され、インバー
タ1の出力電圧を検出する。電流検出器4はインバータ
1の出力回路に直列に接続され、インバータ1の出力電
流の大きさと出力電圧に対する位相差とを検出する。電
圧位相出力回路5は電圧検出器9に接続され、インバー
タ1の出力電圧の位相を出力する回路である。電流演算
回路6は電圧位相出力回路5および電流検出器4に接続
され、電圧位相出力回路5の出力信号と電流検出器4の
出力信号とから位相差Aと電流の大きさBとを演算す
る。モータ定格記憶回路8は予め設定された電動機2,
3の電流と位相角との関係を記憶している。保護回路7
はモータ定格記憶回路8および電流演算回路6に接続さ
れ、モータ定格記憶回路8の出力と電流演算回路6の出
力とを比較して電動機2,3の負荷不平衡を検出し警報
信号10を出力する。
【0007】即ち、図1において、直流電圧を可変周
波,可変電圧に変換するインバータ1の出力に直列に接
続された電動機2、電動機3への出力電流を検出する電
流検出器4の信号と、出力電圧の位相を出力する電圧位
相出力回路5の信号を比較して、位相差Aと電流値の絶
対値の大きさBとを出力する電流演算回路6の出力信号
を保護回路7に出力する。
【0008】保護回路7は位相差Aと大きさBとから、
電動機2,3のすべりS1,S2を演算するとともに、
電圧V1 (ベクトル),V2 (ベクトル)を演算する。
予めモータ定格,リアクタンスL0 ,及び定格すべりS
Rを記憶したモータ定格記憶回路8の出力と、演算され
たすべりS1,S2および電圧V1 (ベクトル),V2
(ベクトル)を比較して、許容差レベル以上の偏差が発
生した場合に、保護回路はアラーム信号及びインバータ
トリップ信号などの警報信号10を出力し異常状態を知ら
せる。
【0009】そして、電圧形のインバータ1に、同一定
格の2台の電動機2,3を直列接続した場合にインバー
タ1の電圧と、出力電流の大きさBと位相差Aを検出す
ることによって、2台の電動機2,3の負荷不平衡を検
出して電動機2,3を保護する。
【0010】図2にインバータ1の出力側に接続された
2台の電動機2,3の等価回路を示す。
【0011】インバータ1の出力電圧をV(ベクト
ル)、出力電流をI(ベクトル)、電動機2の励磁分電
流をI10(ベクトル)、負荷電流分をI11(ベクト
ル)、電圧をV1 (ベクトル)、電動機3の励磁分電流
をI20(ベクトル)、負荷電流分をI21(ベクトル)、
電圧をV2 (ベクトル)とすると、常に
【数1】 が成り立つ。
【0012】いま、電動機2,3のスリップをそれぞれ
S1,S2とすると、
【数2】 が成り立つ。
【0013】いま、S1=S2、つまり、2台のモータ
負荷が平衡している場合には、
【数3】 が成り立ち、
【数4】 を満たすことになる。
【0014】この場合には、電圧位相と電流位相の大き
さの関係は、以下の式に示す様になる。
【0015】電動機2のインピーダンスをZ1 とすると
【数5】 電動機3のインピーダンスをZ2 とすると
【数6】 従って、出力電圧V(ベクトル)と出力電流I(ベクト
ル)の位相差はインピーダンスZ1 の位相角となる。ま
た、出力電流I(ベクトル)の絶対値はモータ定格の無
負荷励磁電流I0 と負荷分電流I1 の定格スリップに対
する比により、
【数7】 となる。ここで、SR は定格すべり、S1=S2=実す
べりで表わされ、負荷の大きさ、即ちS1=S2のと
き、出力電流I(ベクトル)の位相角と出力電流I(ベ
クトル)の絶対値は一定の関係になる。即ち、2台の電
動機2,3が同一の負荷を分担している場合には、出力
電流Iの位相角と絶対値が一定の関係(モータ定格通
り)で表わされる。この関係を図3に示す。これに対
し、S1≠S2、即ち、2台の電動機2,3の負荷が不
平衡の場合には、図4に示すように
【数8】 のように表わされ、出力電流I(ベクトル)の位相角と
絶対値の関係は一定の関係を示さない。この場合には、
【数9】 のインピーダンスが示す出力電流I(ベクトル)の出力
電圧V(ベクトル)に対する位相角と、大きさの関係を
示し、モータ定格の位相角と大きさの関係から逸脱す
る。
【0016】従って、式(12),(15)に示す出力電流
I(ベクトル)の位相角と絶対値から、すべりS1,S
2を演算で求めることができる。この場合、すべりS1
あるいは、すべりS2が定格すべりSRより大きくなっ
た場合に、過負荷警報、或いは、インバータ停止指令を
出すことにより電動機2,3を保護できる。
【0017】上記のように、電圧と電流の位相差と、電
流の絶対値の比較により、負荷の不平衡を検出すること
ができ、不平衡がある許容値以上になった場合に警報信
号あるいは、インバータ停止信号を出力する。また、イ
ンピーダンスZ(ベクトル)の位相が出力電圧V(ベク
トル)出力電流とI(ベクトル)の位相差となり、絶対
値が|V(ベクトル)/I(ベクトル)|となるので、
この両式からすべりS1,S2を演算する。即ち、 位相差角ψ=Z(ベクトル)の虚部/実部 絶対値=|Z(ベクトル)| の両式により、解かれたすべりS1とS2が定格すべり
値より大きいとき過負荷を検出できる。また、負荷が著
しく不平衡の場合には、負荷の軽い方の電動機に過大電
圧が印加されることになり、電動機を保護する必要があ
り、この場合にも上式によって得られたすべりS1,S
2から、
【数10】 により、電圧の絶対値を演算して、各電圧が規定の電圧
(V/fを一定に出力しているので、周波数により変わ
る)より、ある一定比率(約10%)以上の許容レベルを
越えたときに、すべりS1,S2が定格すべりSR以上
になった場合と同様に、警報信号或いは、インバータ停
止信号を出力し、電動機を保護する。
【0018】
【発明の効果】本発明により、インバータの出力に2台
の電動機が直列に接続された場合の電動機の負荷不平衡
を検出して、電動機を適切に保護することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す保護装置の構成図であ
る。
【図2】2台の電動機が直列に接続された場合の等価回
路説明図である。
【図3】平衡負荷時の電流位相を示すベクトル説明図で
ある。
【図4】不平衡負荷時の電流位相を示すベクトル説明図
である。
【符号の説明】
1 インバータ 2,3 電動機 4 電流検出器 5 電圧位相出力回路 6 電流演算回路 7 保護回路 8 モータ定格記憶回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を可変周波数可変電圧に変換す
    る電圧形のインバータと、このインバータの出力側に直
    列に接続された複数の交流電動機と、前記インバータの
    出力電圧を検出する電圧検出器と、前記インバータの出
    力電流の大きさと前記出力電圧に対する位置差を検出す
    る電流検出器と、前記インバータの出力電圧の位置を出
    力する電圧位相出力回路と、この電圧位相出力回路の出
    力信号と前記電流検出器の出力信号とから位相差と電流
    の大きさとを演算する電流演算回路と、予め設定された
    前記交流電動機の電流と位相角との関係を記憶している
    モータ定格記憶回路と、このモータ定格記憶回路の出力
    と前記電流演算回路の出力とを比較して前記交流電動機
    の負荷不平衡を検出する保護回路と、を具備してなるイ
    ンバータ駆動電動機保護装置。
JP7001126A 1995-01-09 1995-01-09 インバータ駆動電動機保護装置 Pending JPH08191595A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009081840A1 (ja) * 2007-12-25 2009-07-02 Nabtesco Corporation モータユニット及び歯車伝動装置
JP2009159658A (ja) * 2007-12-25 2009-07-16 Nabtesco Corp モータユニット及び減速装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009081840A1 (ja) * 2007-12-25 2009-07-02 Nabtesco Corporation モータユニット及び歯車伝動装置
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