JPH0818933A - 通信端末装置及び画像表示装置 - Google Patents

通信端末装置及び画像表示装置

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JPH0818933A
JPH0818933A JP14785494A JP14785494A JPH0818933A JP H0818933 A JPH0818933 A JP H0818933A JP 14785494 A JP14785494 A JP 14785494A JP 14785494 A JP14785494 A JP 14785494A JP H0818933 A JPH0818933 A JP H0818933A
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薫 鈴木
Katsumi Takahashi
克己 高橋
Shogo Yamaguchi
尚吾 山口
Toshiaki Watanabe
敏明 渡邊
Takashi Ida
孝 井田
Naoaki Kuratate
尚明 倉立
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 知的符号化を伴う通信端末装置において、回
線接続後直ちに交信可能となるものを提供する。 【構成】 信号入力部101と、記号化部102と、信
号化部103と、信号出力部104と、操作入力部10
5と、話者情報管理部106と、話者DB部107と、
通信部108とを有し、相手が未知者の場合に、相手話
者情報を受信した後に通信を開始するオンラインモード
と、標準話者情報により通信を開始するブートレスモー
ドと、登録済の相手話者の画像的特徴を用いて通信を行
うオフラインブートモードを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TV電話又はTV会議
機能を有する通信端末装置及び画像表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】 従来、知的画像符号化技術を応用したTV会議装置
が提案されている。
【0003】この装置は、送信側で話者の画像を解析し
て得られる該話者の動作や表情を表すパラメータを伝送
し、受信側では予め伝送されていた話者のCGデータを
該受信したパラメータに従って変形させて話者の画像を
再現する。これにより、膨大な動画像信号を少ないパラ
メータに変換して記号レベルで伝送することにより狭帯
域伝送路の使用ができた。
【0004】しかしながら、知的符号化を行う従来のT
V会議装置では、交信に先駆けて話者のCGデータを送
信しておく必要があり、回線接続後ただちに交信可能と
ならないという問題点があった。
【0005】 従来、音声認識機能を有し、音声によ
るダイヤル操作を可能とした電話装置が提案されてい
る。
【0006】この装置の場合、相手の名前を告げるだけ
で装置が自動的にダイヤル操作を実行するため、使用者
は指によってダイヤル操作をするという作業から解放さ
れて利便性の向上した電話装置となった。
【0007】しかしながら、この装置においても通話中
に音声による操作はできず、その提供できるサービスに
はおのずと限界があった。
【0008】 従来、翻訳電話装置の多くは、送信側
でキー入力された文字コード列を相手語の文字コード列
に翻訳して伝送し、受信側では該伝送された文字コード
列を文字表示出力したり音声出力するものであった。
【0009】また、この装置に音声認識機能を付与し、
送信側で音声信号を認識処理して得られる文字コード列
を翻訳伝送するものも提案されている。
【0010】しかしながら、これらの装置では、文とし
て完成された翻訳結果を得るために送信側で纏まった文
を入力し終わるまで翻訳を開始できず、そのため通話に
おける即時性が損なわれるという問題点があった。
【0011】 従来、TV電話装置が具備する表面画
面は1つであった。
【0012】このため、使用者が画面に映されたある情
報を見つつ、相手の顔を映して会話をしたい場合や、2
つ以上の参照画面を必要とする作業を行う場合には、該
表示画面を分割して使用する等の処理が必要であった。
【0013】そのため、各表示部分が狭くなり、正確な
情報伝達が出来なくなったり、あるいは情報によって異
なる解像度が必要であるにも関わらず、全ての情報に対
して同一の解像度しか提供出来ないという不都合があっ
た。また、打ち合わせに際して、その場でメモを取り、
しかもその情報を即座に相手に送りたい状況も発生する
が、従来のTV電話装置ではそれが不可能であった。
【0014】 従来、画像伝送,蓄積装置において、
画質は多少犠牲にしても通信料金を安くしたい場合や、
1時間の蓄積時間を持つ記憶媒体に2時間の動画像を録
画したい場合等の使用者の個別に発生する要求に応える
には、可変レートの伝送,蓄積機能が有効であった。
【0015】しかしながら、伝送,蓄積レートと画質と
の関係がわからないまま使用レートを選択すると、使用
者自身が考える許容範囲を逸脱した画質となるようなレ
ートを選択する危険性があった。
【0016】それにもかかわらず、従来の画像伝送,蓄
積装置は、その危険性に関して何ら配慮されていないと
いう問題点があった。
【0017】 ビデオカメラによって撮像している画
像を遠隔地へ伝送する画像伝送装置において、所望の画
像を伝送するためには、伝送画像を表示する画面(モニ
タ)が必要である。撮影者は、このモニタを見ながらカ
メラを操作することによって所望の画像を伝送すること
になる。
【0018】従来、画像伝送装置においては、モニタに
表示されている画像領域は伝送している画像領域に等し
かった。ところが被写体の大きさが伝送中の画像よりも
大きいときは、被写体の全体像が見えず、何がカメラに
写っているのか即座に分からない場合がある。特に、ズ
ーム機能により拡大している場合にこのような問題が発
生する。このような場合は、カメラをどのように動かせ
ばよいかの判断が即座につきにくい。また、従来の画像
伝送装置においては、伝送画像の周囲の状況が見えない
ために周囲の変化を見逃しやすく、最適なカメラワーク
を行うことが難しかった。
【0019】 従来の画像表示装置は、テレビ受像機
やワードプロセッサ、コンピュータ端末、情報端末等の
ように、たとえ特定の人物が使用する場合であっても、
その画像表示装置の周辺に位置する不特定多数の人物に
より、画像表示装置に表示される情報を閲覧することが
可能であった。つまり、特定の個人またはグループに対
し、画像情報を画像表示装置近傍にいる他の不特定多数
の人物に知られることなく提示するためには、通常の画
像表示装置を用いて実現することは不可能であった。
【0020】たとえば、市販されている携帯情報端末等
では、ディスプレイはかなり斜めの方向からでも見え、
このように視野角が広いと複数の人で見る場合は良い。
しかし、公衆で一人で使用する時は、左右にいる人か
ら、ディスプレイに表示されている文字や図形等を見ら
れてしまうという不具合がある。同様にたとえばテレビ
電話も携帯型として屋外に持ち出すと、やはり周囲の人
にディスプレイの内容を見られてしまう。そこで、視野
角が狭いディスプレイを用いると、逆に複数の人で使用
する時に見にくくなってしまう。
【0021】 近年、ヘッドマウントディスプレイの
ような、眼前に画像表示装置を設置する装置を用いるこ
とにより、特定個人への特定情報の提示は可能となって
きた。しかし、このような装置を利用した場合、利用者
の視野を著しく遮ることとなり、外界からの視覚による
画像表示装置から以外の情報入手が困難になり、確実に
安全を確保できる環境でなければ利用は困難である。
【0022】また、ヘッドマウントディスプレイは、装
置自体の規模が大きいために、その重量及び重心位置の
関係から利用者に多くの肉体的負担を強いることとな
る。
【0023】ヘッドマウントディスプレイの中にはハー
フミラーを介して画像情報を表示することにより上記の
外界からの視覚による情報入手の問題を解消する装置も
存在するが、更に装置規模が大きくなり、利用者の特に
頭部に対する肉体的負担が大きくなり、長時間の使用に
耐え得るものではない。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】以上で述べたように、
下記のような問題点がある。
【0025】 従来の知的符号化を行うTV会議装置
には、回線接続後ただちに交信可能とならないという問
題点があった。
【0026】 従来の音声指令可能な電話装置には、
通話中に音声による操作ができないという問題点があっ
た。
【0027】 従来の翻訳電話装置には、通話におけ
る即時性が損なわれるという問題点があった。
【0028】 従来のTV電話装置には、2つ以上の
画面を同時に参照したい場合や、画面を見ながら別の情
報の送受信を行いたい場合や、一部の画面をより高解像
度でみたい場合等に十分対応できないという問題点があ
った。
【0029】 従来の画像伝送,蓄積装置には、必要
な符号化レートを適切に選択可能とするための配慮がな
いという問題点があった。
【0030】 従来の画像伝送装置には、伝送画像の
周囲の状況が見えないために最適なカメラワークを行う
ことが難しいという問題点があった。
【0031】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、これらの問題点を
解決して、より利便性の向上した通信端末装置を提供す
ることにある。
【0032】 従来装置においてはディスプレイの視
野角が固定されているため、それを広く固定すると一人
で使用する時に周囲の人に表示内容を見られてしまい、
また、視野角を狭く固定すると、2、3人で使用する時
に見にくくなってしまうという問題点があった。
【0033】以上により、本発明の画像表示装置におい
ては、特定の画像情報を、他者に知られることなく、表
示できるようにする画像表示装置を提供する。
【0034】 ヘッドマウントディスプレイは、肉体
的負担を大きく伴なうことが余儀なくされ、また、この
ような装置を使用する際に利用者の安全対策を考慮しな
ければならないという問題点があった。
【0035】本発明の目的は利用者に対する肉体的負担
を与えることなく、利用者の安全対策をも考慮した画像
表示装置を提供する。
【0036】
【課題を解決するための手段】第1の発明の通信端末装
置は、画像情報を入力するための入力手段と、この入力
手段から入力した画像情報を記号化する記号化手段と、
この記号化手段により記号化した画像情報のうち必要な
記号化情報及び話者の識別コードを送信する送信手段
と、相手話者からの記号化情報及び識別コードを受信す
る受信手段と、相手話者の画像的特徴と該相手話者の識
別コードからなる相手話者情報を記憶する話者記憶手段
と、標準話者情報を記憶する標準話者情報記憶手段と、
前記受信手段により受信した識別コードが前記話者記憶
手段に登録されているか否かを判断する判断手段と、前
記判断手段が受信した識別コードを未登録と判断した場
合に、該相手話者情報を新たに受信した後に該相手話者
情報及び受信した記号化情報を用いるか、もしくは、前
記標準話者記憶手段に記憶された標準話者情報及び受信
した記号化情報を用いて画像信号を復号化する第1の復
号化手段と、前記判断手段が受信した識別コードを登録
済と判断した場合に、該識別コードに基づいて前記話者
記憶手段から相手話者の画像的特徴を呼出し、この呼出
した相手話者の画像的特徴と受信した記号化情報から画
像信号を復号化する第2の復号化手段と、前記第1の復
号化手段もしくは前記第2の復号化手段により復号化し
た画像信号を出力する出力手段とよりなるものである。
【0037】第2の発明の通信端末装置は、画像情報も
しくは音声情報を入力するための入力手段と、この入力
手段から入力した情報を記号化する記号化手段と、この
記号化手段により記号化された情報のうち、一定の規則
に合致する記号化情報を抽出する抽出手段と、この抽出
手段により抽出した記号化情報に基づいて送信情報もし
くは送信すべき記号化情報を作成する作成手段と、この
作成手段により作成した送信情報もしくは送信する記号
化情報を送信すべき送信手段とよりなるものである。
【0038】第3の発明の通信端末装置は、画像情報も
しくは音声情報の記号化情報を受信する受信手段と、こ
の受信手段により受信した記号化情報を、文として翻訳
不可能な短い単位もしくは文として翻訳可能な単位のど
ちらか一方の単位毎に、記号化された時の記号化規則と
は異なる記号化規則で時間的に逐次変換する変換手段
と、この変換手段により変換された記号化情報を復号化
する復号化手段と、この復号化手段により復号化した復
号化情報を出力する出力手段とからなるものである。
【0039】第4の発明の通信端末装置は、解像度の異
なる画面を2つ以上具備した出力手段を有するものであ
る。
【0040】第5の発明の通信端末装置は、複数種類の
候補レートの中から1種類のレートで伝送又は蓄積可能
な通信端末装置であって、前記各候補レート毎に決めら
れたデータを記憶または生成するデータ手段と、このデ
ータ手段に記憶または生成されたデータを候補レート毎
に表示するための表示手段と、この表示手段に表示すべ
き候補レートのデータを選択する選択手段と、前記各候
補レートのうち伝送又は蓄積に使用するレートを決定す
る決定手段とを具備したものである。
【0041】第6の発明の通信端末装置は、画像を撮像
する撮像手段と、この撮像手段によって撮像された画像
を表示する表示手段と、前記撮像手段によって撮像され
た画像の一部を切出す画像切出し手段と、この画像切出
し手段によって切出した画像を符号化して伝送する符号
化手段とを具備したものである。
【0042】第7の発明の画像表示装置は、画像を表示
するディスプレイと、このディスプレイの表示内容に対
する視野角を切換える切換え手段を有するものである。
【0043】第8の発明の画像表示装置は、画像情報を
表示するための表示手段と、前記画像情報を入力するた
めの入力手段と、一定の時間間隔の信号を発生するタイ
ミング発生手段と、このタイミング発生手段からの信号
を元に前記入力手段からの画像情報を一定の時間間隔毎
に切替えて前記表示手段に表示させる表示切替手段と、
この表示切替手段からの信号によって、前記入力手段か
らの画像情報を表示する時間以外は前記表示手段に対す
る視野を一時的に遮断する視野遮断手段とを具備するも
のである。
【0044】第9の発明の画像表示装置は、不可視光で
画像を表示するための表示手段と、この表示手段からの
不可視光を可視光に変換することにより画像表示を制御
する変換手段とを具備するものである。
【0045】
【作 用】第1の発明の通信端末装置について説明す
る。
【0046】記号化手段は、入力手段から入力した画像
情報を記号化する。
【0047】送信手段は、この記号化手段により記号化
した情報のうち必要な記号情報および話者の識別コード
を送信する。
【0048】受信手段は、相手話者から記号化情報およ
び識別コードを受信する。
【0049】話者記憶手段は、相手話者の画像的特徴と
この相手話者の識別コードからなる相手話者情報を記憶
している。
【0050】標準話者情報記憶手段は、標準話者情報を
記憶している。
【0051】判断手段は、受信手段により受信した識別
コードが前記話者記憶手段に記憶されているか否かを判
断する。
【0052】そして、この判断手段が受信した識別コー
ドを未登録と判断した場合には、第1復号化手段が、相
手話者情報を新たに受信した後にこの相手話者情報およ
び受信した記号化情報を用いて画像信号を復号化する
か、もしくは、標準話者記憶手段に記憶された標準話者
情報および受信した記憶情報を用いて画像信号を復号化
する。また、判断手段が、受信した識別コードを登録と
判断した場合には、第2復号化手段が、この識別コード
に基づいて話者記憶手段から相手話者の画像的特徴を呼
び出し、この呼び出した相手話者の画像的特徴と受信し
た記号化情報から画像信号を復号化する。
【0053】そして、出力手段は、第1復号化手段もし
くは第2復号化手段により復号化した画像信号を出力す
る。
【0054】これにより、本発明の通信端末装置であれ
ば、相手話者が未知の場合には第1の復号化手段を通
し、相手話者が既知の場合には第2復号化手段により、
短時間で通信を解知することができる。また、相手話者
が未知の場合には、標準話者特徴を用いることにより、
通信開始時間の短縮と話者の匿名性の向上を図ることが
できる。
【0055】第2の発明の通信端末装置について説明す
る。
【0056】記号化手段は、入力手段から入力した画像
情報、もしくは、音声情報を記号化する。
【0057】抽出手段は、この記号化手段により記号化
された記号化情報のうち、一定の規則に合致する記号化
情報のみを抽出する。
【0058】作成手段は、この抽出手段により抽出した
記号化情報に基づいて送信情報、もしくは、送信する記
号化情報を作成する。
【0059】送信手段は、この作成手段により作成した
送信情報、もしくは、送信する記号化情報を送信する。
【0060】これにより、本発明の通信端末装置であれ
ば、例えば入力信号から指令を与える信号を検出して送
信対象から除外することにより、通話中に画像、音声等
による指令操作を可能とし、かつ、この指令信号を不用
意に伝送することを防止できる。
【0061】第3の発明の通信端末装置について説明す
る。
【0062】受信手段は、画像情報、もしくは、音声情
報の記号化情報を受信する。
【0063】変換手段は、この受信手段により受信した
記号化情報を、文として翻訳可能でない短い単位(例え
ば、単語の単位)、もしくは、文として翻訳可能な最小
の単位(例えば、文節の単位)のどちらか一方の単位毎
に、記号化された時の記号化規則とは異なる記号化規則
に時間的に逐次変換し翻訳を行う。
【0064】復号化手段は、この変換手段により変換す
なわち翻訳された記号化情報を復号化する。
【0065】出力手段は、この復号化手段により復号化
した復号化情報を出力する。
【0066】これにより、本発明の通信端末装置であれ
ば、一文としてのまとまりを受信することを待たずに、
単語や文節を受信した時点で時間的に逐次翻訳を行うこ
とにより、翻訳通訳における即時対話性を実現し、会話
リズムを乱さない通話を可能とする。
【0067】第4の発明の通信端末装置について説明す
る。
【0068】この通信端末装置は、2つ以上の画面を有
した出力手段を有している。
【0069】これにより、本発明の通信端末装置である
と、1つの画面に移した情報を参照しながら、さらに別
の画面に相手を移して対話をすることができ、また、2
つ以上の参照画面をそれぞれ表示画面に移し出すことが
できるため、相手とのコミュニケーションを効率的に行
うことができる。さらに、多数の情報を同時に参照する
場合でも、1つの画面を分割する必要がなくなり、ま
た、必要に応じて解像度の異なる画面に情報を表示する
ことができるため、正確な情報のやりとりが可能とな
る。
【0070】第5の発明の通信端末装置について説明す
る。
【0071】この通信端末装置は、複数種類の候補レー
トの中から1種類のレートで通信可能なものである。そ
して、データ手段は、この各候補レート毎に決められた
データを記憶、または、生成するものである。
【0072】表示手段は、選択手段により選択された候
補レートのデータを候補レート毎に表示するものであ
る。
【0073】決定手段は、前記各候補レートのうち伝
送,蓄積に実際に使用するレートを使用者によって選択
され決定する。
【0074】これにより、本発明の通信端末装置である
と、使用者が伝送,蓄積レートの選択を行うときに候補
となるレートでの動画像や通信料金、蓄積可能時間等を
実際に表示手段に表示することにより、使用者は不安の
ないレートの選択を行うことができる。
【0075】第6の発明の通信端末装置について説明す
る。
【0076】表示手段は、撮像手段によって撮像された
画像を表示する。
【0077】画像切出し手段は、この撮像手段によって
撮像された画像の一部を切出す。
【0078】符号化手段は、この画像切出し手段によっ
て切出した画像を符号化して伝送する。
【0079】これにより、本発明の通信端末装置である
と、撮像者は伝送画像の周囲の状況も把握できるため、
カメラワークを適切に、かつ、容易に行うことができ
る。
【0080】第7の発明の画像表示装置について説明す
る。
【0081】この画像表示装置であると、ディスプレイ
の視野角を調整する手段を有することにより、一人で使
用するときには視野角を狭くしておけば、回りの人から
覗かれずにすみ、また、複数で使用するときには視野角
を広く使用すれば全員で画面を見ることができる。
【0082】第8の発明の画像表示装置について説明す
る。
【0083】表示切替手段は、タイミング発生手段から
の信号を元に入力手段からの画像情報を一定の時間間隔
毎に切替えて表示手段に表示させる。
【0084】一方、視野遮断手段は、この表示切替手段
からの信号によって、入力手段からの画像情報を表示す
るとき以外は視野を一時的に遮断する。
【0085】これにより、視野遮断手段を有している者
のみが、表示手段によって表示された画像を見ることが
できる。すなわち、それ以外のものは、入力手段から入
力された画像情報以外の情報を同時に見ることとなり、
画像として把握することができない。
【0086】第9の発明の画像表示装置について説明す
る。
【0087】画像表示手段は、不可視光で画像を表示す
る。
【0088】変換手段は、画像表示手段からの不可視光
を可視光に変換する。
【0089】これにより、変換手段を有している特定人
のみが、表示手段に表示された画像を見ることができ
る。
【0090】
【実施例】通信端末装置に関する発明 (TV電話装置の第1の実施例)図1は、本発明の通信
端末装置に係るTV電話装置の第1の実施例のブロック
図である。
【0091】符号101は、自話者が発生した音声と自
話者が写る画像等の自話者信号を入力する信号入力部で
ある。信号入力部101は、例えばマイクロフォンとT
Vカメラ等で構成される。
【0092】符号102は、信号入力部101により入
力された自話者信号を、話者に依存しない自話者コード
列と話者に依存する自話者特徴とに分離する。具体的に
は、音声信号を、文字や単語を表すコード列と話者の音
質を表わす話者特徴とに分離し、また、画像信号を、動
作や表情を表すコード列と話者の容貌を表わすCGデー
タとに分離する。
【0093】符号103は、相手話者コード列と相手話
者特徴とから相手話者信号を復元する信号化部である。
信号化部103における処理は、記号化部102におけ
る処理の逆過程となる。
【0094】符号104は、信号化部103により復元
された相手話者信号を自話者に対して出力する信号出力
部である。
【0095】符号105は、自話者の操作を受け付ける
操作入力部である。
【0096】符号106は、操作入力部105による操
作信号に従って、話者IDと話者特徴とからなる話者情
報を管理するとともに、回線接続等の装置全体の機能を
制御する話者情報管理部である。
【0097】符号107は、話者情報をデータベース
(以下、DBという)化して格納する話者DB部であ
る。
【0098】符号108は、相手局との通信回線を接続
し、話者コード列や話者情報等を通信信号に変換して相
手局とやりとりする通信部である。
【0099】次に、上記TV電話装置の動作を説明す
る。
【0100】このTV電話装置の特徴として3つのモー
ドが存在する点が従来装置と異なる。これらのモード
を、オンラインブートモード、オフラインブートモー
ド、ブートレスモードとそれぞれ呼ぶ。以下、各々のモ
ードを説明する。
【0101】 オンラインブートモード オンラインブートモードは、話者ID交換処理205に
より知らされた相手話者が自局の話者DBに未登録(未
知話者)であり、かつ、該未知話者の話者情報の自局話
者DBへの新規登録を自話者と相手話者の両者が同意し
た場合にのみ選択されるモードである。
【0102】このとき、少なくとも一方の話者が話者情
報の送信または受信を拒否した場合には、オンラインブ
ートモードは選択されないことを特記しておく。
【0103】オンラインブートモードでは回線接続後か
ら通話処理208に移行するまでに登録すべき話者情報
を伝送する必要があるため、通話可能となるまでに多少
の時間を要する。そのため、従来装置はオンラインモー
ドのみを採用しているため、この問題はそのまま従来装
置が抱える問題点でもある。しかしながら、本装置は、
次に述べるオフラインブートモードを備えることによ
り、この問題を回避し、従来装置に比較して極めて高い
利便性を発揮している点が特徴である。
【0104】 オフラインブートモード オフラインブートモードは、話者ID交換処理205に
より知らされた相手話者が自局の話者DBに既に登録
(既知話者)されている場合に選択されるモードであ
り、通話に先駆けての話者情報の伝送を必要としないた
めに回線接続後直ちに通話可能となることが特徴であ
る。
【0105】即ち、本装置ではオンラインブートモード
とオフラインブートモードとを有するために、一旦オン
ラインブートモードで話者情報を登録しさえすれば、次
回から時間のかかるオンラインブートモードを用いる必
要がなくなり、使用者を待たせることなく良好な通話開
始が実現できるのである。
【0106】 ブートレスモード 本装置では、上記2つのモード以外に相手話者が未知話
者であり、かつ話者情報の交換を希望しない場合に対応
したモードとしてブートレスモードも有している。
【0107】ブートレスモードでは、話者情報を交換せ
ず、双方の話者DBに予め格納される標準話者情報が使
用される。該標準話者情報は固定の標準的な話者特徴を
含んでおり、相手話者を忠実に再現しない反面、話者の
匿名性を向上させるという効果を生む。
【0108】この結果、例えば、親しくなる必要のない
人物と暫定的な通話をする場合に、自分の顔や声を隠し
て対応できるという使用形態を可能とする利点がある。
勿論、該モードは前記のオフラインブートモードと同様
に回線接続後直ちに通話可能となるという特徴も備えて
いる。
【0109】図2は、TV電話装置の基本動作を示すフ
ローチャートである。
【0110】ステップ201,202は、ともに発信側
と被発信側で各々通話に先駆けて自話者情報を生成して
自局の話者DBに登録しておく新規自話者情報登録処理
である。
【0111】ステップ203は、発信側話者が通話を希
望する相手話者のIDを指定することにより、相手話者
との回線接続要求を発信する発呼処理である。
【0112】ステップ204は、発信側の回線接続要求
に基づいて相互に回線を接続する回線接続処理である。
【0113】ステップ205は、自話者IDを相互に交
換する話者ID交換処理である。この結果、通話相手が
誰であるのかを相互に知ることができる。
【0114】ステップ206において、通話相手が既知
者であれば、オフラインブートモードに入って、ステッ
プ211に進む。また、通話相手が未知者であれば、オ
ンラインブートモードもしくはブートレスモードの選択
のために、ステップ207に進む。
【0115】ステップ207において、通話者がブート
レスモードを選択したかどうかを判断する。ブートレス
モードを選択すれば、ブートレスモードに入りステップ
210に進む。一方、ブートレスモードを選択しなけれ
ばオンラインブートモードに入りステップ208に進
む。
【0116】ステップ208は、前記新規自話者情報登
録処理201,202により話者DBに登録されている
自話者情報を必要に応じて相互に交換する話者情報交換
処理である。この結果、通話相手の話者特徴を相互に入
手することができる。
【0117】ステップ209は、前記話者情報交換処理
206で受け取った相手話者情報を自局の話者DBに登
録する新規相手話者情報登録処理である。
【0118】ステップ210においては、ブートレスモ
ードに入っているため、標準話者情報を抽出する。この
標準話者情報は、予め準備された一般的な画像情報や後
述するマンガ的な画像的特徴を情報とするものであり、
これにより、自分の顔や声を隠して対応できる。この場
合に、相手に写る画像は、その標準話者の画像的特徴に
おいて口や顔の表情のみ、通話者の動きに対応するもの
であり、少なくとも、通話相手にとっては、顔の表情や
口の動かし方だけは判別することができる。そのため、
TV電話装置の利便を損うことがない。
【0119】ステップ211は、話者相互に通話する通
話処理である。
【0120】ステップ212は、回線を切断して通話を
終了する回線切断処理である。
【0121】なお、上記の回線接続処理204から回線
切断処理212までの処理は、発信側と被発信側で各々
同時にかつ独立に行われる。
【0122】(TV電話装置の第1の実施例の変更例
1)図3に第1の実施例の変更例を説明する。
【0123】第1の実施例(図1)との相違は、話者D
B部308が装置本体から着脱可能となり、かつ話者D
B部308と話者情報管理部306とを繋ぐ接続部30
9を新たに設けた構成となっている点である。
【0124】この結果、使用者毎に専用の話者DB部3
08を用意することが可能となり、例えば家族で一台の
装置を使うような、使用者が頻繁に変わる状況において
も、個人毎の話者DB部308を自在に入れ替えること
で1台の装置が各話者に応じた最適な状態で使用される
ことが可能となる。しかも、着脱自在な話者DB部30
8は、例えば、メモリカードや磁気ディスク等で実現す
ることにより小型化が可能なので、装置本体を小型化す
る上でも有利であり、携帯可能TV電話装置を提供する
上で重要な役割を果たす。
【0125】(TV電話装置の第1の実施例の変更例
2)図4に第1の実施例の変更例を説明する。話者DB
部の容量が不足した場合には、大容量の話者DB部を持
つ親装置に該容量不足を起こした話者DB部の内容を待
避させたり、逆に該大容量話者DB部から保存されてい
る話者情報を読み込んだりできれば一層便利である。
【0126】図4にこのような装置の全体構成図を示
す。
【0127】本装置は、図3の装置に大容量話者DB部
410を新たに備えることにより、通信部407や着脱
自在の話者DB部408を介して他装置との間で話者情
報を交換可能である。
【0128】(TV電話装置の第1の実施例の変更例
3)図4において、登録される各話者についての通話頻
度を対応する話者情報に付加して記録可能とし、話者D
B部408から大容量話者DB部410への待避に際し
ては通話頻度の低いものから待避させることにより、重
要な通話相手の話者情報が、常に使用可能な話者DB部
408上に残るようにすることができる。
【0129】このようにすると、使用状況に最も適った
話者DBを自動的に構築することが可能となり、本装置
の利便性はさらに向上する。
【0130】(TV電話装置の第1の実施例の変更例
4)なお、以上で述べた話者特徴は必ずしも写実的な画
像特徴や音声特徴である必要はなく、使用者の好みに合
わせて漫画的な画像特徴や音声特徴を用いることも可能
である。
【0131】このためには、漫画的な話者特徴を話者D
B部に登録可能であることが必要であるが、本装置で
は、これを外部装置(または親装置)から通信部や着脱
自在の話者DB部等を経由して登録可能とすれば良い。
【0132】(TV電話装置の第2の実施例)TV電話
装置の第2の実施例を説明する。
【0133】図5は、実施例装置の基本構成図である。
【0134】符号501,504,506は、図1で述
べた信号入力部101、信号出力部104、通信部10
8に対応する構成要素である。
【0135】符号502は、自話者信号を自話者コード
列に変換する記号化部である。
【0136】符号503は、相手話者コード列を、相手
話者信号に変換する信号化部である。
【0137】符号505は、記号化部502が出力する
自話者コード列から自装置への指令となっている指令コ
ード列を分離抽出し、該指令コード列に対応する操作信
号を発生すると同時に、該指令コード列を除いた送信コ
ード列を相手局へ送出されるべきコード列として、通信
部506に出力する指令分離部である。
【0138】図1の装置との相違は、話者DB部と話者
情報管理部を持たないことである。信号化に際して用い
られる話者特徴は信号化部503が標準的な特徴情報を
内蔵することで提供する。
【0139】この構成により、音声や動作による操作が
通話中にも行えるようになり、かつ該操作を意味する音
声や動作が不用意に相手に伝送されることのない音声命
令可能な通信端末装置を実現することができる。
【0140】具体例としては、通話相手が、電話番号や
住所等の情報を言い始めた場合に、これらの情報を記憶
させるために、通話者はTV電話装置に向かって、「メ
モ機能」と音声で指令すれば、この指令部分は、通話相
手に送信されず、TV電話装置のみが受諾する。なお、
この場合にメモ機能の録画装置を備えておく。
【0141】無論、従来の電話装置にも音声によりダイ
ヤル可能なものが提案されているが、この場合の音声指
令の受け付けは通話前に限定され、通話中の指令音声の
受け付けやその伝送の禁止に関しては一切配慮が成され
ていなかった。
【0142】本実施例はこの点を解決して、本装置の利
便性を向上せしむるものである。無論、本装置でも音声
による回線接続操作を実現可能である。
【0143】(TV電話装置の第2の実施例の変更例
1)図6は、前記通話中の音声による命令機能を図1で
示した第1の実施例において実現した例である。
【0144】自話者は、自話者コード列を用いて装置を
操作可能であることから、図1の操作入力部105を指
令分離部605に置き換えた構成となっている。
【0145】(TV電話装置の第2の実施例の変更例
2)図7に第2の実施例の変更例を説明する。
【0146】符号701,702,703,704,7
06は、図5における信号入力部501、記号化部50
2、指令分離部505、信号出力部504、通信部50
6に対応した構成要素であり、符号705は、図1にお
ける操作入力部105に対応した構成要素である。
【0147】信号入力部701からの自話者信号は、記
号化部702と指令分離部703の両方に入力される。
【0148】指令分離部703は、記号化部702から
の自話者コード列から指令コード列を分離抽出し、前記
自話者信号から該指令コードの発せられた時間に対応し
た区間の信号を削除した送信信号を通信部706に出力
する。
【0149】同時に、指令分離部703は、前記指令コ
ード列に対応した操作信号も出力する。
【0150】通信部706は、前記送信信号を通信信号
に変換して送出するとともに、相手局から受信した相手
話者信号を信号出力部704に直接入力する。
【0151】この構成は、図5の構成と異なり、情報伝
送の主役が話者コード列ではなくて話者信号である点が
ポイントである。このような構成により、信号化部と話
者DB部を含まない小規模な構成が可能となる。
【0152】なお、本変更例では、図中の操作入力部7
05を排した構成も可能である。
【0153】(TV電話装置の第2の実施例の変更例
3)上記の変更例2を図8に示すように、さらに変更し
て実施することも可能である。
【0154】符号801,802,803,804,8
05,807は、図7における信号入力部701、記号
化部702、指令分離部703、信号出力部704、操
作入力部705、通信部706に対応した構成要素であ
る。
【0155】そして、新たに制御部806を設け、操作
信号を受理して制御信号と区間信号とを生成させる。区
間信号とは、自話者が自装置に指令を発している期間を
示す信号であり、該話者が例えば指令を発しながら、押
しボタンスイッチを押し下げる等の、現在指令中である
ことを示す特別な操作をすることによって制御部806
から発生されるものであるとする。
【0156】指令分離部803は、区間信号を検知して
いる間の自話者信号を指令を含む信号として処理する。
【0157】要するに、第2の実施例においては、通話
中に話者信号を認識して指令を受理し、かつ、その指令
に該当する情報を送信対象から除外可能であるならば、
指令中であることの検知方法等の細部の差異は問題とは
ならない。
【0158】(TV電話装置の第3の実施例)図9に、
TV電話装置の第3の実施例を示す。
【0159】符号901,902,903,904,9
07は、図5に示した信号入力部501、記号化部50
2、信号化部503、信号出力部504、通信部506
に対応した構成要素である。また、符号905は、図7
の操作入力部705に対応した構成要素である。符号9
06は、入力コードを所定の出力コードに変換するコー
ド変換部である。
【0160】ここで、説明の都合上、コード変換部90
6により変換されるコード列を言語コードに限定し、該
言語コード翻訳に際しての本実施例の利便性について述
べる。
【0161】相手局から送出された言語コードは通信部
907で受信され、通信コード列としてコード変換部9
06に入力される。
【0162】コード変換部906では該言語コードを所
定の言語に翻訳して自局の話者に呈示する。しかし、従
来の装置のように1文を受信し終わるまで翻訳作業を行
わないのではなく、例えば、単語等のきりのよい単位で
の逐次翻訳を実行し、片言ではあるが即時に翻訳結果を
伝達するようにできる点が特徴である。
【0163】このようにすることによって、通話の同時
性や即時性が維持され、該装置を通じてのコミュニケー
ションをより円滑なものとすることができる。
【0164】なお、1文を受信後には該文の翻訳結果を
も呈示可能としても良い。このために、該装置に言語コ
ードを文字表示したり音声出力したりできる呈示機能を
具備させ、例えば逐次翻訳結果は音声で出力し、1文一
括翻訳結果は文字で同時に出力可能とすることもでき
る。
【0165】また、使用者によっては、前記言語コード
をマイクを介して音声で入力したり、キーボード等を介
して文字で入力したりと、該入力方法を選択可能として
も良い。
【0166】あるいは、該言語コードを音声や文字で出
力するのみでなく、手話の画像に変換して呈示しても良
い。
【0167】さらには、該言語コードを入力するに際し
ても手話動作を認識して入力可能とすることも可能であ
る。
【0168】要するに、本実施例においては、逐次翻訳
結果と一括翻訳結果のうち、少なくとも前者を呈示可能
であるならば、入力の方法や出力の方法等の細部の差異
は問題とはならないのである。
【0169】(TV電話装置の第3の実施例の変更例
1)図10は、コード変換部1007を着脱自在とする
ために、装置本体と該コード変換部1007とのインタ
フェースをとるコード伝達部1006を新たに加えた構
成例である。
【0170】このようにすると、コード変換部1007
をオプションとすることが可能となり、前記翻訳機能を
必要とする利用者のみが、該機能を追加することができ
るという点において利便性が向上する。
【0171】(TV電話装置の第3の実施例の変更例
2)図11は、図9に示した実施例を図1に示した装置
に適用した例である。このようにすることにより、翻訳
機能付きの知的符号化通信装置を提供可能である。
【0172】(TV電話装置の第4の実施例)図12に
TV電話装置の第4の実施例を示す。
【0173】符号1201,1203,1204,12
05,1206,1207,1208は、図9に示した
実施例における信号入力部901、記号化部902、信
号化部903、信号出力部904、操作入力部905、
コード変換部906、通信部907に対応している。
【0174】符号1202は、自話者信号から相手話者
信号を差し引くキャンセル部であり、相手話者信号に遅
延をかけた信号を一定倍して生成される信号を自話者信
号から差し引く処理を行うことにより、信号入力部12
01により入力された自話者音声に混入した相手話者音
声をキャンセルする働きをするものである。
【0175】(TV電話装置の第4の実施例の具体例)
図13は、第3の実施例を腕時計型の装置として実施し
た具体例である。
【0176】この小型のTV電話装置では、マイク13
01等の音声入力手段とスピーカー1302等の音声出
力手段とが近接しており、この距離に比較して使用者と
該装置との距離が大きくなるのが通常である。このと
き、使用者に可聴な音量で相手音声を再生すると、該音
声が前記音声入力手段に拾われてしまい、相手局では自
分の発した音声に相手の発した音声がエコーのように重
複する結果となり、甚だ使用感を損なうもととなる。と
ころが、本装置では、このエコーを除去するキャンセル
部1202を有することにより、使用感を損なわない小
型TV電話装置を提供可能となる。
【0177】なお、本実施例は、通常は時計として機能
するように、非通話時には画面全面が時計表示となる。
無論、通話時には表示部1303に相手話者の画像が表
示され、同時に時計画像が画面の一部に縮小表示され
る。
【0178】ところで、上記実施例で示されるキャンセ
ル部1202を有するTV電話装置は、図12と図13
に例示された実現形態に限定されるものではない。要す
るに、信号入力部と信号出力部がともに接近しており、
かつ、それに比して該信号入力部と信号出力部がともに
使用者から遠いが故に入力音声と出力音声が混入してし
まう状況が発生する通信装置であれば、いかようにも適
用実施可能である。即ち、前記キャンセル部1202が
入力信号と出力信号の加重差を計算することによって前
記混信を防止できさえすれば実現に際しての細部の差異
は問題とはならない。
【0179】(TV電話装置の追加機能1)以上で述べ
た第1から第4までの実施例及び各変更例において、伝
送された相手話者コード列を伝送時刻、相手話者ID、
再生時のメディアの種別(音声,画像,文字,それらの
組み合わせ)等の補助的情報とともに記録し、かつ後
刻、自話者に対して再生可能とする記号レベルの留守番
機能部を付加することも可能である。
【0180】このようにすると、信号レベルで記録を行
っていた従来の留守番機能付き電話装置等よりも少ない
データ量でメッセージの記録が可能となり、より多くの
メッセージを格納可能とすることができる。
【0181】また、前記留守番機能部が自局から送信し
たいメッセージも記録可能とし、予め設定されたイベン
ト(タイマー,遠隔操作,留守番機能起動時等)が発生
した時点で、該メッセージを自局から自動発信するよう
にしても良い。記録される送信メッセージは、相手話者
ID、起動イベント、再生時のメディアの種別(音声,
画像,文字,それらの組み合わせ)等の補助的情報とと
もに記録される。この結果、相手毎,イベント毎にメッ
セージを変えて送信,応答可能であるという点において
利便性が一層向上する。
【0182】(TV電話装置の追加機能2)また、以上
で述べた第1から第4までの実施例及び各変更例におい
て、信号入力部が使用者によるキー入力を受け付け可能
とし、あるいは信号出力部が使用者に対して文字表示を
出力可能とすることもできる。
【0183】このようにすると、少なくとも音声を用い
る通信において、例えば耳が聞こえない等の音声による
コミュニケーションが困難な人も本装置を使用でき、使
用者の枠が拡大するという点において本装置の利便性が
一層向上する。
【0184】なお、本機能を実現する場合には、画像用
と文字用の画面を別々に用いることも可能であるが、相
手画像に相手音声を文字に変換してスーパーインポーズ
して同一の画面に表示出力するようにすれば、使用者は
常に該単一の表示画面のみを注視すればよいという点に
おいて、本装置の利便性が一層向上する。
【0185】なお、以上の実施例及び変更例のさらなる
変更例として、音声もしくは画像の少なくとも1つを記
号で送受し、残りを信号で送受するようにしても良い。
【0186】例えば、音声を記号化して伝送し、画像は
信号を圧縮符号化して送る構成とすることも可能であ
る。無論、記号、信号とも可能な限り圧縮符号化し、さ
らにバケット化する等して単一の伝送路でやりとりされ
ることは言うまでもない。
【0187】(TV電話装置の追加機能3)以上の実施
例及び変更例において、例えば話者DB部のような記憶
手段に登録される話者情報に基づいてダイヤルを実行す
るための画面の構成例を図22、図23、図24に示
す。
【0188】図22は、TV電話装置における通話相手
選択画面の例である。
【0189】符号2201は、該画面の表示領域であ
り、表示手段全面またはその一部に表示される。
【0190】符号2202は、相手話者アイコンであ
り、このアイコンを指またはマウス等の所定の指示手段
によってクリックする等の選択操作を行うことにより、
通話相手を選択可能とするものである。アイコン220
2の近傍にはこれが示す通話相手の例えば名前等の情報
が表示される話者ID表示領域2203がある。
【0191】符号2205のように新たに登録される相
手話者を表示するための空領域も表示することが可能で
ある。
【0192】符号2206,2207は、該画面に全て
の話者アイコンが表示しきれない場合に、該画面をめく
る操作を実行可能とするためのページめくりボタンであ
る。もし、ページめくりボタン2207が表示されてい
るときには次のページが存在することを示し、ページめ
くりボタン2206が表示されているときには前のペー
ジが存在していることを示す。
【0193】符号2204は、一覧画面に登録されてい
ない相手との通話を希望する際に選択されるダイヤル画
面呼び出しアイコンであり、前記ページめくり操作に関
わらず常に画面の所定の位置に表示され続けるものとす
る。
【0194】図23は、前記相手話者アイコンの例であ
る。
【0195】符号2301,2303,2305は各々
アイコン領域である。この領域内に話者の例えば上半身
の画像等が表示される。
【0196】符号2302,2304,2306,23
07は、各々話者ID表示領域であり、アイコン領域の
内部または該領域の近傍に表示される。
【0197】特に、符号2306,2307は、同一I
Dの人物であってもその所在地の違いによってかけ分け
られるように、話者IDと例えば所在地の情報とを表示
可能なように複数領域を使用して表示した例となってい
る。
【0198】前記ダイヤル画面呼び出しアイコンを選択
すると図24に示すようなダイヤル画面2401が表示
される。該画面2401にはプッシュホン装置のダイヤ
ルボタン同様のダイヤルボタン2402が表示され、ダ
イヤルした番号がダイヤル番号表示領域2403に表示
される。なお、該ダイヤルボタンには番号を訂正するた
めのボタンやダイヤルを実行するボタンが含まれる。
【0199】(TV電話装置の第5の実施例)図14
は、TV電話装置の第5の実施例を示した図である。
【0200】本装置は2つの画面を備えており、画面1
401に相手の動画像を、画面1402に相手から伝送
されてきた資料を表示している。自局からの映像はカメ
ラ1403で撮像され、符号化された後アンテナ140
6から無線で相手局に転送される。音声についても同様
にマイク1407から取り込まれ、アンテナ1406か
ら相手局に転送される。相手話者の声はスピーカー14
08を通して得られる。また一連の操作はキーボード1
404で行われる。
【0201】この際、動画像は情報量が多く、しかもリ
アルタイムで符号化,復号化処理を行う必要があること
から、画像サイズ(つまり表示する場合の解像度)をあ
まり大きく設定できない。一方、参考資料等のように静
止させて見る画像の場合にはリアルタイム性が要求され
ない代わりに、出来る限り高い解像度であることが要求
される。
【0202】従って動画像表示用の画面1401は、低
解像度画面(例えば国際標準方式H.261のCIF,
QCIFレベル)、静止画像表示用の画面1402は高
解像度画面(例えば国際標準方式のJPEGレベル)を
装備すれば良い。
【0203】ただし、コスト的な問題、あるいは画面1
401、1402のいずれにも動画を表示する必要があ
る場合にはどちらの画面も動画用の解像度画面とするこ
とも可能である。
【0204】なお、静止画像は相手から伝送されてきた
ものを表示する場合と、手持ちの資料を表示して参照す
る場合とがある。手持ち資料を表示、あるいはそれを相
手に伝送する場合には例えばディスクやICカードを格
納口1405より挿入し、情報を取り出して表示するよ
うにすれば良い。また、TV受像機の解像度(例えばN
TSCやHDTVレベル)を有している画面を用意して
おけば、TV番組を視聴しつつ、同時に相手とコミュニ
ケーションを取ることが出来る。なお、本実施例では画
面を2つ具備した例を示したが、画面が3つもしくはそ
れ以上であってももちろん実現可能である。
【0205】(TV電話装置の第6の実施例)図15
は、TV電話装置の第6の実施例を示した図である。
【0206】図14に示した装置と同様に、画像はカメ
ラ1503で撮像され、また音声はマイク1507から
取り込まれて、それぞれアンテナ1506から相手局に
転送される。また、相手側の画像は、画面1501に表
示され、音声はスピーカー1508を通して得られる。
これら一連の操作は、キーボード1504上で行われ
る。
【0207】相手とのコミュニケーションの最中に情報
をメモしたり、あるいはお互いに画面上で資料の修正を
行う場合には、ボート画面1502が有効に機能する。
【0208】該画面は、ライトペン1505を用いて情
報を入力することが可能であり、またそれを随時相手側
と送受信し合うことで、該ボード画面を用いながら資料
を修正しつつのディスカッションが可能になる。
【0209】この場合、ボード画面1502に入力され
た情報に対する文字認識機能を具備されることも可能で
あり、このようにすると本装置の利便性が一層向上す
る。
【0210】さらに、図14の場合と同様に、手持ちの
資料をディスクあるいはICカードから読み出すための
格納口1509があり、ここを通じて情報の読み出しが
可能になる。もちろん相手から送られてきた情報、ある
いは修正した情報を再びディスクやICカードに格納す
ることも可能である。
【0211】なお、ボード画面1502は、画面150
1と同様の動画像表示画面であって、さらにその上から
ライトペンで書き込み可能なものであっても良い。ま
た、これらの画面はキーボード1504からの入力を表
示できる構成にすることも可能である。
【0212】(TV電話装置の第7の実施例)図16
は、TV電話装置の第7の実施例である。
【0213】カメラ1604、アンテナ1605、マイ
ク1606、スピーカー1607、キーボード160
8、ライトペン1609、及び、ディスクやICカード
等のための格納口1610は、図15と同様の働きをす
る。ここでは、さらに3種類の画面を装備している。
【0214】この結果、使用者は動画用低解像度画面1
601により、常に相手を見ながら通信ができ、静止画
用高解像度画面1602により、その場で必要な資料を
お互いに参照しながらディスカッションができる。
【0215】また、ライトペン1609からの入力画面
1603により、お互いが黒板を使っているようなイメ
ージで情報の加筆,修正がこの画面上でおこなえる。
【0216】なお、これらの画面は任意にキーボード1
608からの入力を表示することも可能であり、その場
合はワープロの代用としても使用できる。
【0217】(TV電話装置の第8の実施例)以下、T
V電話装置の第8の実施例を図17を用いて説明する。
【0218】図17は、本実施例に係わるブロック図で
ある。
【0219】入力端子1701より選択開始信号が入力
されると、表示レート選択部1702で、ディスプレイ
に表示する動画像のレートを選択する。レート入力の方
法は何でも良く、例えば音声に入力しても良いし、テン
キーを用意しておきそれを用いて入力しても良い。ある
いは表示可能レートをディスプレイ上に表示し、タッチ
パネル等を用いてその中から選択する方法を用いても良
い。
【0220】表示レートが決まると、選択レート画像表
示部1703で、実際に表示レート下での動画像を表示
する。表示する動画像は、予め選択可能レートでの動画
像を作り、動画像メモリ1704に蓄積しておく。そし
て、動画像メモリ1704では入力された選択レートに
おける動画像を選択レート画像表示部1703に送る。
【0221】選択レート画像表示部1703では動画像
の表示終了後、さらに別のレートでの動画像を表示する
か、あるいは実際に用いる伝送,蓄積レートの決定をす
るかをユーザに問い、結果に応じて表示レート選択部1
702あるいは伝送,蓄積レート決定部1705に信号
を送る。
【0222】伝送,蓄積レート決定部1705では、実
際に伝送,蓄積に用いるレートをユーザに問う。レート
入力の方法は何でも良く、例えば音声で入力しても良い
し、テンキーを用意しておきそれを用いて入力しても良
い。あるいは表示可能レートをディスプレイ上に表示
し、タッチパネル等を用いてその中から選択する方法を
用いても良い。最後に決定レートを出力端子1706に
出力する。
【0223】(TV電話装置の第9の実施例)図18
は、TV電話装置の第9の実施例に係わるブロック図で
ある。
【0224】図17と異なるのは、図17の動画像メモ
リ1704が図18では再構成画像生成部1807とな
っていることのみで、残りの部分は同じである。再構成
画像生成部1807では画像入力端子1808より入力
される画像を選択レートに基づき符号化と復号化を行
い、再構成画像を生成した後、選択レート画像表示部1
803に送る。
【0225】画像入力端子1808から入力される画像
としては、例えば、TV電話の場合には自局のカメラで
撮像した画像が考えられる。
【0226】(TV電話装置の第10の実施例)図19
は、TV電話装置の第10の実施例に係わるブロック図
である。
【0227】図17の場合には選択レートにおける動画
像を表示したが、図19の場合には選択されたレートで
使用した時の単位時間当りに必要な通信料金、蓄積系の
場合には蓄積可能な時間等の詳細情報を選択レート詳細
情報表示部1909で表示する。
【0228】なお、画像や情報の表示方法としては、1
画面上に1つのレートに関するもののみを表示しても良
いし、複数のレートに関するものを同時に表示し、レー
ト間の比較を容易にしても良い。
【0229】(TV電話装置の第11の実施例)図20
にTV電話装置の第11の実施例のブロック図を示す。
【0230】該ブロック図は、単体の装置として機能す
ることも考えられるが、テレビ電話等のような双方向伝
送装置の一部として機能することも考えられる。
【0231】撮像手段2001は、伝送する画像よりも
広い範囲をカバーしている。
【0232】表示手段2002は、撮像手段2001に
よって撮像された画像を表示している。表示手段200
2は、図21に示すように、表示領域2105に撮像さ
れた画像を表示している。表示領域2105の内側には
伝送領域2106があり、伝送領域2106内の画像が
伝送対象画像となる。伝送領域の縁は撮像者が分かるよ
うに線引きされている。
【0233】画像切出し手段2003は、撮像手段20
01によって撮像された画像のうち、伝送領域2106
に対応する画像のみを切り出す。
【0234】符号化手段2004は、画像切り出し手段
2003によって切り出された画像を伝送するための符
号化を行う。
【0235】以上のように画像信号が処理されるため、
該TV電話装置は伝送領域より広い領域を表示してい
る。このため、撮像者は伝送領域の周囲の状況も確認で
きるため、カメラワークを容易に行うことができる。
【0236】上記説明では、TV電話装置において説明
したが、これに代えてビデオカメラで撮影した画像を無
線で送る場合においても本実施例は効果的となる。
【0237】なお、本発明に係るTV電話装置は以上で
述べた実施例及び変形例に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない限りにおいて上記の実施例及び変形
例を様々に組み合わせて実施することも含めて、様々に
変形可能であることは言うまでもない。
【0238】画像表示装置に関する発明 (携帯TV電話装置の第1の実施例)本発明の画像表示
装置に係る携帯テレビ電話の第1の実施例について、説
明する。
【0239】図25は、本実施例を示す携帯テレビ電話
の外観図である。
【0240】ディスプレイ1の保護板2は使用しない時
は閉じられており、ディスプレイ1への外部からの汚れ
の付着や衝撃による破損からの保護の役割を果たす。そ
して使用する時にマニュアル操作で保護板2は開かれ
る。開かれた保護板2は必要に応じて任意の角度で固定
する。一人で使用する時は角度を90°程度にしておけ
ば左右にいる人に画面を見られずにすむ。また、左側に
いる人に画面を見せたければ、向かって左側の保護板を
90°以上に開けば良い。右側についても同様である。
【0241】また、電源スイッチを入れると自動的に保
護板が開くようにしておけば手で操作する手間がはぶけ
る。保護板の角度の調整もスイッチ操作にすれば携帯端
末を持った手だけで角度調整が可能となる。
【0242】図26〜29は、本実施例である図25の
例をさらに発展させた実施例の外観図である。以下、そ
れについて説明する。
【0243】(携帯TV電話装置の第1の実施例の変更
例1)図26の例では保護板2を3枚持ち、図25の例
に比べると保護板2のディスプレイ1の内側に向けての
自由度は小さいが、一個人もしくは左右の数人で画面を
見る場合には十分で、例えば他の人に高い位置から画面
を除かれても見られずに済むという点で図25の場合よ
り有効である。
【0244】(携帯TV電話装置の第1の実施例の変更
例2)図27の例では保護板2を4枚持ち、図27の例
より更に画像を閲覧できる範囲を限定することができ
る。特に環境光の写り込み等を大きく抑制することがで
きるという点からも利便性はより向上している。
【0245】(携帯TV電話装置の第1の実施例の変更
例3)図28の例は保護板2は基本的には一枚だが、左
右に扇形の板がスライドするか、あるいは扇子構造を持
つ横板2a,2bをつけることにより、保護板2の角度
にかかわらず補助的に左右からの視野を阻むことができ
る。
【0246】(形態TV電話装置の第1の実施例の変更
例4)図29の例は図28の例を簡略化したもので、保
護板2を一枚持つものである。
【0247】(携帯TV電話装置の第1の実施例のその
他の変更例)図30〜33は本発明の実施例のその他の
変更例を示す携帯テレビ電話の外観図である。
【0248】図25〜29では保護板2が、回転により
周囲からの視線を遮る効果を得ていたが、これらの例で
はワンプッシュの飛び出し式、もしくは、スライドつま
みを操作することにより矢印方向へとせり出すことがで
きるものである。図30〜33の図面中では、各保護板
2は、面ごとに単一の板として表現しているが、これを
多段式の板の集合とすれば、奥行き方向への空間占有率
を下げることができ、保護板2を装置内部に格納するこ
とによる装置の厚みの増加を低減することが可能であ
る。
【0249】(携帯TV電話装置の第2の実施例)図3
4は、携帯TV電話装置の第2の実施例の外観図であ
る。
【0250】この実施例ではディスプレイ1は携帯テレ
ビ電話の筐体4の前面の凹んだところにある。したがっ
て、正面から見ればディスプレイの全体を見ることがで
きるが、左右からは、筐体の側壁が邪魔になってディス
プレイの一部しか見ることができない。
【0251】左右からの見にくさは凹みの深さによるの
で、レバー5を操作することにより、図35に示すよう
にディスプレイを前後に移動できるようにしておけば、
視野角の調整ができる。
【0252】また、表示面の角度を調節可能とすること
により特に液晶ディスプレイのような視野角を限定でき
るディスプレイ装置に関しては、さらに、閲覧可能範囲
を限定することが可能となる。さらに実用上、凹部に塵
やほこりが溜ることも考えられるので、ディスプレイ3
を保護する意味から、図36のように表示内容が透過可
視となるスクリーン6をディスプレイ3正面に設置する
ことが望ましい。そして、このスクリーン6にレンズ機
能を付加し、焦点位置でのみ表示内容の閲覧を可能にす
ることができる。例えば凸レンズ機能を持つスクリーン
6と、ディスプレイ3の小領域に画像を表示するもの、
または、ディスプレイ3そのものが小さいものとの組合
せでレンズの焦点位置のみでディスプレイ3の表示内容
を見ることができるようにすることができる。
【0253】また、凹レンズ機能を持つスクリーン6
と、このスクリーン6のレンズ部よりも広範囲な表示範
囲を持つディスプレイ3を組み合わせることにより同様
に焦点位置でのみ表示内容を見ることができる。
【0254】特に、図34及び図35の実施例と、図2
5〜33の実施例を組み合わせることにより、更にその
利用者個人への画像提示の利便性は一層向上する。
【0255】(携帯TV電話装置の第3の実施例)図3
7は、携帯TV電話装置の第3の実施例の外観図であ
る。
【0256】指向性光学材料7は、図中の矢印方向に指
向性の高い光学伝搬性質を持つ光学材料である。これを
ディスプレイ1の前面に配置することにより、矢印方向
のみからのディスプレイの閲覧が可能となる。
【0257】この指向性光学材料は単一の材質でなくと
も、例えば光ファイバーを矢印方向に向けて多数集めた
ような集合材料でも問題はない。
【0258】また、外観上、図37の例のような凸部を
なくすため、図34及び図35の実施例の凹部に指向性
光学材料7を嵌め込むことも考えられる。
【0259】さらに、ディスプレイ閲覧の指向性を高め
るため、図25〜33の実施例に指向性光学材料6を組
み合わせる方法や、図34及び図35の実施例において
指向性光学材料6と組み合わせて、さらに、その厚みよ
り深い凹部を持たせる方法、またさらにその全てを組み
合わせる方法が考えられる。
【0260】(携帯TV電話装置の第4の実施例)図3
8は、携帯TV電話装置の第4の実施例である。
【0261】ディスプレイ1の前面に、図25〜33ま
での例よりも細長い保護板8を多数配置することにより
ディスプレイ1の閲覧方向を限定するものである。
【0262】この保護板8も図25〜33までの例と同
様に、ディスプレイ1への外部から汚れの不着や衝撃に
よる破損からの保護の役割を果たす。
【0263】また、使用する時にマニュアル操作で開く
か、もしくは、電源スイッチと連動して自動的に開くよ
うにする。
【0264】(携帯TV電話装置の第4の実施例の変更
例1)図39は、携帯TV電話装置の第4の実施例の変
更例である。
【0265】これは、図38の例の保護板8の向きを変
えたものである。
【0266】この場合は、特に照明環境下でのディスプ
レイ1への照明の写り込みを防げるという付加効果も得
ることができる。
【0267】(携帯TV電話装置の第4の実施例の変更
例2)図40は、図38の例と、図29もしくは図30
の例を組み合わせた一実施例である。
【0268】図38の場合は縦方向、図29もしくは図
30の例では横方向にそれぞれ視野を限定できないもの
であったが、本実施例のように保護板2と保護板8を組
み合わせることにより、ディスプレイ1の閲覧方向のさ
らなる限定ができ、また保護板2により特に照明環境下
でのディスプレイ1への照明の写り込みを防げるという
付加効果も得ることができる。
【0269】(携帯TV電話装置の第4の実施例の変更
例3)図41は、図39の例と、図25もしくは図31
の例を組み合わせた一実施例である。
【0270】図39の場合は横方向、図25もしくは図
31の例では縦方向にそれぞれ視野を限定できないもの
であったが、本実施例のように保護板2と保護板8を組
み合わせることにより、ディスプレイ1の閲覧方向のさ
らなる限定が実現できる。
【0271】(画像表示装置の第1の実施例の基本構
成)図42は、本発明に係る画像表示装置の基本構成を
示すブロック図である。
【0272】反知覚画像発生器10は、入力端子9から
入力される画像情報に基づいて、これを知覚的に弱める
画像を生成するか、または攪乱する効果を有する画像を
生成するか、あるいは、入力される画像情報に関わらず
独自に白色雑音等により攪乱効果を有する画像を生成す
る。
【0273】一方、タイミング発生回路11は、図43
のグラフの上段に示すような一定の時間周期をもつタイ
ミング信号を発生して表示切替器12に与える。
【0274】表示切替器12は、タイミング信号をもと
に図43のグラフの中段に示すような入力切替信号と下
段に示すような視野遮断装置動作信号を発生する。
【0275】スイッチ13は入力切替信号に基づいて入
力画像と、反知覚画像発生器10の入力のいずれかを選
択して表示装置15の入力を接続する。
【0276】視野遮断装置14は、表示切替器12から
の表示遮断装置動作信号を有線または無線により受けと
り、視野の遮断もしくは非遮断動作を行う。
【0277】この遮断及び非遮断動作が、図43に示す
ように時間的に表示装置15への入力切替と連動してい
るため、視野遮断装置14を装着する一人、もしくは、
複数の利用者は、入力画像情報のみを見ることができ
る。
【0278】一方、視野遮断装置14を装着していない
者には、入力画像情報と反知覚画像発生器10の生成す
る画像とを連続的に見ることとなり、正確に入力画像情
報を得ることができない。また、視野遮断装置14は、
従来のヘッドマウントディスプレイのように大型化する
ことがなく、利用者に肉体的負担を与えない。
【0279】(画像表示装置の第1の実施例の具体例)
図44は、図42に示す基本構成を適用した画像表示装
置の具体例である。
【0280】本具体例では、画像表示装置は複数の入力
端子と複数の視野遮断装置14を持ち、表示切替器12
はこれら複数の入力から一つを選択する表示切替信号
と、タイミング信号に同期した複数の遮断装置動作信号
を個々の視野遮断装置14に対して出力するものであ
る。
【0281】図44の具体例に関して入力が、三つの場
合のタイミング信号と表示切替器の出力信号の時間関係
の例を図45に示す。
【0282】この例ではタイミング信号の1周期に合わ
せて表示装置15への入力画像を順次変更し、さらに3
周期のうち2周期だけ視野を遮断する視野遮断装置動作
信号を1周期づつずらして視野遮断装置に出力する。こ
れにより、利用者は、特定の視野遮断装置14を用いる
ことにより、特定の入力画像情報を得ることができる。
【0283】この場合、視野遮断装置14を装着してい
ないものには複数の入力画像情報を連続的に見ることと
なり、特定の入力画像情報を正確に得ることができない
ものである。
【0284】さらに、表示切替器12と視野遮断装置1
4とを接続する際に、図46に示すような選択信号によ
り視野遮断装置動作信号を選択することができるスイッ
チ13を設けることにより、利用者もしくは画像表示装
置の制御者が、複数の入力画像から自由に一つの画像を
選択して単一の視野遮断装置14を用いて見ることがで
きるように制御することが可能である。
【0285】(画像表示装置の第2の実施例)図47
は、画像表示装置の第2の実施例である。
【0286】不可視光表示装置16は、入力端子9より
入力した映像信号を基に不可視光により画像情報を出力
する。
【0287】利用者は、可視光変換眼鏡17により、不
可視光表示装置16から出力される画像情報を可視光に
変換して見ることができる。
【0288】一方、可視光変換眼鏡17を装着しない人
は画像情報が見えないため、本実施例により特定人物に
のみ情報を提示することが可能である。
【0289】(画像表示装置の第3の実施例の具体例)
図48は、画像表示装置の第3の実施例である。
【0290】本実施例においては透過光を用いて画像を
表示する透過光型表示パネル18を用いている。
【0291】透過光型表示パネル18に表示される画像
情報等のパターンは、透過光型表示パネル18の後方の
不可視光発光パネル19から発光する不可視光の波長に
対して強い吸収を示し、これにより透過光型表示パネル
18前方において不可視光による画像情報が出力され
る。
【0292】利用者は、可視光変換眼鏡17により、透
過光型表示パネル18前方に出力される画像情報を可視
光に変換して見ることができる。
【0293】一方、可視光変換眼鏡17を装着しない人
は、画像情報が見えないため、本実施例により特定人物
にのみ情報を提示することが可能である。
【0294】特に、図49のように透過光型表示パネル
の後方に不可視光発光パネル19と可視光発光パネル2
0の両方を準備し、発光パネル切替信号により切替えが
可能とすることにより、可視光変換眼鏡17を装着する
特定人物のみに画像を表示する場合と、不特定人物全て
に画像を表示する場合とを切替えることができ、その利
便性は一層向上する。
【0295】
【発明の効果】第1の発明の通信端末装置によれば、知
的符号化を行う通信端末における通話開始前の話者特徴
のロード時間を短縮することができ、かつ、標準話者特
徴を用いることにより話者の匿名性をも向上できる。
【0296】第2の発明の通信端末装置によれば、通話
中においても、通信端末装置に対する指令や不要な情報
を削除して、通話相手に送らないようにできる。
【0297】第3の発明の通信端末装置によれば、1文
毎の翻訳が終了するまで翻訳結果の提示を遅らせること
なく、片言であるにせよ単語や文節が時間的に逐次翻訳
されるため、良好な対話を行うことができる。
【0298】第4の通信端末装置によれば、1つの画面
に移した情報を参照しながら、さらに別の画面に相手を
移して対話することができ、また、2つ以上の参照画面
をそれぞれ表示画面に移し出すことができるため、相手
とのコミュニケーションを効率的に行うことができる。
【0299】第5の発明の通信端末装置によれば、使用
者が伝送,蓄積レートの選択を行うときに候補となるレ
ートでの画像や、通信料金または蓄積可能時間を実際に
表示することができるため、通話者は不安のない伝送レ
ートの選択を容易に行うことができる。
【0300】第6の発明の通信端末装置によれば、撮像
者は伝送画像の周囲の状況も把握できるため、カメラワ
ークを適切に、かつ、容易に行うことができる。
【0301】第7の発明の画像表示装置によれば、ディ
スプレイの視野角の調整が可能となり、一人で使用する
ときには視野角を狭くしておけば、回りの人から覗かれ
ずにすみ、また、複数で使用するときには視野角を広く
すれば全員で画面を見ることができる。
【0302】第8の発明の画像表示装置によれば、視野
遮断装置を有している特定人のみが表示装置の画像を見
ることができ、他の不特定人は、その画像を見ることが
できない。また、視野遮断手段は、従来のヘッドマウン
トディスプレイのように大型化することがなく、利用者
に肉体的負担を与えない。
【0303】第9の発明の画像表示装置によれば、変換
装置を有しているもののみが、可視光に変換された画像
を見ることができ、他の不特定人は、その画像を見るこ
とができない。また、変換手段は、従来のヘッドマウン
トディスプレイのように大型化することがなく、利用者
に肉体的負担を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】TV電話装置の第1の実施例のブロック図であ
る。
【図2】TV電話装置の基本動作を示すフローチャート
である。
【図3】TV電話装置の第1の実施例の変更例1のブロ
ック図である。
【図4】TV電話装置の第1の実施例の変更例2のブロ
ック図である。
【図5】TV電話装置の第2の実施例のブロック図であ
る。
【図6】TV電話装置の第2の実施例の変更例1のブロ
ック図である。
【図7】TV電話装置の第2の実施例の変更例2のブロ
ック図である。
【図8】TV電話装置の第2の実施例の変更例3のブロ
ック図である。
【図9】TV電話装置の第3の実施例のブロック図であ
る。
【図10】TV電話装置の第3の実施例の変更例1のブ
ロック図である。
【図11】TV電話装置の第3の実施例の変更例2のブ
ロック図である。
【図12】TV電話装置の第4の実施例のブロック図で
ある。
【図13】TV電話装置の第4の実施例の具体例(腕時
計形)の斜視図である。
【図14】TV電話装置の第5の実施例の斜視図であ
る。
【図15】TV電話装置の第6の実施例の斜視図であ
る。
【図16】TV電話装置の第7の実施例の斜視図であ
る。
【図17】TV電話装置の第8の実施例のブロック図で
ある。
【図18】TV電話装置の第9の実施例のブロック図で
ある。
【図19】TV電話装置の第10の実施例のブロック図
である。
【図20】TV電話装置の第11の実施例のブロック図
である。
【図21】TV電話装置の第11の実施例における表示
手段の表示状態を示す図面である。
【図22】TV電話装置の追加機能3における画面の構
成例であって、TV電話装置における通話相手選択画面
の図面である。
【図23】同じく相手話者アイコンの図面である。
【図24】同じくダイヤル画面呼出しアイコンの図面で
ある。
【図25】携帯テレビ電話の第1の実施例の斜視図であ
る。
【図26】携帯TV電話装置の第1の実施例の変更例1
の斜視図である。
【図27】携帯TV電話装置の第1の実施例の変更例2
の斜視図である。
【図28】携帯TV電話装置の第1の実施例の変更例3
の斜視図である。
【図29】携帯TV電話装置の第1の実施例の変更例4
の斜視図である。
【図30】携帯TV電話装置の第1の実施例のその他の
変更例の斜視図である。
【図31】携帯TV電話装置の第1の実施例のその他の
変更例の斜視図である。
【図32】携帯TV電話装置の第1の実施例のその他の
変更例の斜視図である。
【図33】携帯TV電話装置の第1の実施例のその他の
変更例の斜視図である。
【図34】携帯TV電話装置の第2の実施例の斜視図で
ある。
【図35】携帯TV電話装置の第2の実施例の断面図で
ある。
【図36】携帯TV電話装置の第2の実施例の他の構成
の断面図である。
【図37】携帯TV電話装置の第3の実施例の斜視図で
ある。
【図38】携帯TV電話装置の第4の実施例の斜視図で
ある。
【図39】携帯TV電話装置の第4の実施例の変更例1
の斜視図である。
【図40】携帯TV電話装置の第4の実施例の変更例2
の斜視図である。
【図41】携帯TV電話装置の第4の実施例の変更例3
の斜視図である。
【図42】画像表示装置の基本構成を示すブロック図で
ある。
【図43】上記装置のタイムチャートのグラフである。
【図44】上記装置を適用した画像表示装置の具体例で
ある。
【図45】上記装置のタイムチャートのグラフである。
【図46】上記装置のその他の実施例の説明図である。
【図47】画像表示装置の第2の実施例の説明図であ
る。
【図48】画像表示装置の第3の実施例の説明図であ
る。
【図49】画像表示装置の第3の実施例の変更例の説明
図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ 2 保護板 3 ディスプレイ 4 筐体 5 レバー 6 スクリーン 7 指向性光学材料 8 保護板 9 入力端子 10 反知覚画像発生器 11 タイミング発生回路 12 表示切替器 13 スイッチ 14 視野遮断装置 15 表示装置 16 不可視光表示装置 17 可視光変換眼鏡 18 透過光型表示パネル 19 不可視光発光パネル 20 可視光発光パネル 101 信号入力部 102 記号化部 103 信号化部 104 信号出力部 105 操作入力部 106 話者情報管理部 107 話者DB部 108 通信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 尚吾 大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番30号 梅田スカイビル タワーウエスト 株式会 社東芝関西支社内 (72)発明者 渡邊 敏明 神奈川県川崎市幸区小向東芝町一番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 井田 孝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町一番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 倉立 尚明 大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番30号 梅田スカイビル タワーウエスト 株式会 社東芝関西支社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像情報を入力するための入力手段と、 この入力手段から入力した画像情報を記号化する記号化
    手段と、 この記号化手段により記号化した画像情報のうち必要な
    記号化情報及び話者の識別コードを送信する送信手段
    と、 相手話者からの記号化情報及び識別コードを受信する受
    信手段と、 相手話者の画像的特徴と該相手話者の識別コードからな
    る相手話者情報を記憶する話者記憶手段と、 標準話者情報を記憶する標準話者情報記憶手段と、 前記受信手段により受信した識別コードが前記話者記憶
    手段に登録されているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段が受信した識別コードを未登録と判断した
    場合に、該相手話者情報を新たに受信した後に該相手話
    者情報及び受信した記号化情報を用いるか、もしくは、
    前記標準話者記憶手段に記憶された標準話者情報及び受
    信した記号化情報を用いて画像信号を復号化する第1の
    復号化手段と、 前記判断手段が受信した識別コードを登録済と判断した
    場合に、該識別コードに基づいて前記話者記憶手段から
    相手話者の画像的特徴を呼出し、この呼出した相手話者
    の画像的特徴と受信した記号化情報から画像信号を復号
    化する第2の復号化手段と、 前記第1の復号化手段もしくは前記第2の復号化手段に
    より復号化した画像信号を出力する出力手段とよりなる
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】画像情報もしくは音声情報を入力するため
    の入力手段と、 この入力手段から入力した情報を記号化する記号化手段
    と、 この記号化手段により記号化された情報のうち、一定の
    規則に合致する記号化情報を抽出する抽出手段と、 この抽出手段により抽出した記号化情報に基づいて送信
    情報もしくは送信すべき記号化情報を作成する作成手段
    と、 この作成手段により作成した送信情報もしくは送信する
    記号化情報を送信すべき送信手段とよりなることを特徴
    とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】画像情報もしくは音声情報の記号化情報を
    受信する受信手段と、 この受信手段により受信した記号化情報を、文として翻
    訳不可能な短い単位もしくは文として翻訳可能な単位の
    どちらか一方の単位毎に、記号化された時の記号化規則
    とは異なる記号化規則で時間的に逐次変換する変換手段
    と、 この変換手段により変換された記号化情報を復号化する
    復号化手段と、 この復号化手段により復号化した復号化情報を出力する
    出力手段とからなることを特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】解像度の異なる画面を2つ以上具備した出
    力手段を有することを特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】前記出力手段は、 2つ以上の画面のうち少なくとも一つの画面が、情報入
    力可能な入力専用画面であるか、もしくは、入力用画面
    と表示用画面とが兼用できる入力表示兼用画面であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】複数種類の候補レートの中から1種類のレ
    ートで伝送又は蓄積可能な通信端末装置であって、 前記各候補レート毎に決められたデータを記憶または生
    成するデータ手段と、 このデータ手段に記憶または生成されたデータを候補レ
    ート毎に表示するための表示手段と、 この表示手段に表示すべき候補レートのデータを選択す
    る選択手段と、 前記各候補レートのうち伝送又は蓄積に使用するレート
    を決定する決定手段とを具備したことを特徴とする通信
    端末装置。
  7. 【請求項7】前記データ手段は、 前記各候補レートにおいて伝送又は蓄積した場合の動画
    像をデータとして記憶することを特徴とする請求項6記
    載の通信端末装置。
  8. 【請求項8】前記データ手段は、 前記各候補レートを用いて動画像を符号化した後にさら
    に復号化した再構成画像をデータとして生成することを
    特徴とする請求項6記載の通信端末装置。
  9. 【請求項9】前記表示手段は、前記各候補レートを用い
    た時の通信料金、または、蓄積可能時間等の詳細情報を
    表示することを特徴とする請求項6記載の通信端末装
    置。
  10. 【請求項10】画像を撮像する撮像手段と、 この撮像手段によって撮像された画像を表示する表示手
    段と、 前記撮像手段によって撮像された画像の一部を切出す画
    像切出し手段と、 この画像切出し手段によって切出した画像を符号化して
    伝送する符号化手段とを具備したことを特徴とする通信
    端末装置。
  11. 【請求項11】画像を表示するディスプレイと、 このディスプレイの表示内容に対する視野角を切換える
    切換え手段を有することを特徴とする画像表示装置。
  12. 【請求項12】前記切換え手段が、 前記ディスプレイの四周の少なくとも1つから前記ディ
    スプレイより突出した保護板であることを特徴とする請
    求項11記載の画像表示装置。
  13. 【請求項13】前記切換え手段が、 筐体に凹みを設け、 前記ディスプレイをこの凹みの底面に配し、 この凹みの底面の深さを調節することにより視野角を切
    換えるものであることを特徴とする請求項11記載の画
    像表示装置。
  14. 【請求項14】前記切換え手段が、ディスプレイの前面
    に配された指向性の高い光学伝搬材料であることを特徴
    とする請求項11記載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】画像情報を表示するための表示手段と、 前記画像情報を入力するための入力手段と、 一定の時間間隔の信号を発生するタイミング発生手段
    と、 このタイミング発生手段からの信号を元に前記入力手段
    からの画像情報を一定の時間間隔毎に切替えて前記表示
    手段に表示させる表示切替手段と、 この表示切替手段からの信号によって、前記入力手段か
    らの画像情報を表示する時間以外は前記表示手段に対す
    る視野を一時的に遮断する視野遮断手段とを具備するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  16. 【請求項16】不可視光で画像を表示するための表示手
    段と、 この表示手段からの不可視光を可視光に変換することに
    より画像表示を制御する変換手段とを具備することを特
    徴とする画像表示装置。
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