JPH0818837A - 赤外線カメラウインドウの冷却装置 - Google Patents

赤外線カメラウインドウの冷却装置

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JPH0818837A
JPH0818837A JP6152321A JP15232194A JPH0818837A JP H0818837 A JPH0818837 A JP H0818837A JP 6152321 A JP6152321 A JP 6152321A JP 15232194 A JP15232194 A JP 15232194A JP H0818837 A JPH0818837 A JP H0818837A
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JP
Japan
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window
nozzle
air
holder
cooling device
Prior art date
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Pending
Application number
JP6152321A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehito Ookubo
毅人 大久保
Takashi Nakayama
隆司 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0818837A publication Critical patent/JPH0818837A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温ガスによる赤外線カメラウインドウの温
度上昇をおさえて熱歪による破損を防ぎ、ウインドウ表
面に付着した水滴を除去し、鮮明な熱画像を得る。 【構成】 ホルダ3にリング状の流路5を設け、ウイン
ドウ2前面に第1のノズル6から円錐状にエアを放出
し、高温ガス15からの熱進入を防ぐ。また、ウインド
ウ2表面に第2のノズル10を設け、そこからウインド
ウ表面に平行にエアを電磁弁12を介して放出すること
により、ウインドウ表面に付着した水滴を除去し、さら
にウインドウを冷却する。 【効果】 高温ガスによるウインドウの温度上昇をおさ
え、鮮明な熱画像を得ることができ、ホルダの温度上昇
及び、温度不均一を低下する。また、ウインドウ表面に
付着した水滴を除去し、鮮明な熱画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、赤外線カメラを用い
た消火訓練設備に用いられる赤外線透過ウインドウの冷
却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】消火訓練施設に存在する消火訓練室では
消火訓練生が実際に消火活動を行う。その訓練生の消火
活動を評価するために、消火訓練環境下では可視カメラ
より画像が鮮明な赤外線カメラで訓練生をモニタする。
赤外線カメラは消火訓練室の隣部屋に設置し、上記二箇
所の部屋に共通する壁に赤外線透過ウインドウを設置し
ている。図5は従来装置の構成図であり、図において1
は壁に設置された耐熱コンクリートでできている耐熱ス
リーブ、2は赤外線を透過するMgF2で構成されてい
るウインドウ、3は上記ウインドウ2を上記耐熱スリー
ブ1に保持する金属のホルダ、4は上記ウインドウ2を
透して熱画像を得る赤外線カメラ、14は上記赤外線カ
メラ4の被写体、15は上記被写体周辺の高温ガスであ
る。尚、上記高温ガス15は上記耐熱スリーブ1及び上
記ウインドウ2に接している。
【0003】次に作用について説明する。従来のウイン
ドウ2は上記のように構成されており、上記耐熱スリー
ブ1及び上記ウインドウ2で高温ガス15の進入を防
ぎ、上記赤外線カメラ4の周囲温度が動作限界温度以下
になるようにして被写体14の熱画像を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】消火訓練には実際に炎
を使用するためウインドウの設置である天井付近では約
500°Cの高温ガスが発生し、従来のウインドウでは
高温ガスからの熱伝達によって、ウインドウの温度が上
昇すると、赤外線カメラ4で得られる被写体の熱画像が
不鮮明になるという問題があった。また、消火訓練の水
が高温になったウインドウ2にかかり、急冷却されるの
で熱歪により破損するという問題があった。さらに、破
損しないまでも、ウインドウに付着した水滴がすぐに蒸
発せずに残り、被写体14からの赤外線が水滴で吸収さ
れ、被写体の熱画像が構成できないという問題があっ
た。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ウインドウ2の温度上昇をMg
F2の耐熱衝撃温度である150°C以下におさえ、熱
歪による破損を防ぎ、被写体の鮮明な熱画像を構成する
ことができる赤外線カメラのウインドウの冷却装置を得
ることを目的としており、この装置に適した熱進入の遮
断方法を提供することを目的としている。
【0006】また上記目的に加え、ウインドウ表面に水
滴が付着した場合、水滴を遠隔操作によって除去し、鮮
明な熱画像を構成できる赤外線カメラのウインドウの冷
却装置を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るウインド
ウの冷却装置は、ウインドウ2を保持するホルダ3にリ
ング状の流路を設け、そこからウインドウ前方に先つぼ
まりの円錐状にエア層を放出するノズルとエアを供給す
るコンプレッサーを備えたものである。
【0008】また、上記コンプレッサーで生成されたエ
アを、遠隔操作できる電磁弁を介して、ウインドウ表面
に平行に設けたノズルから放出する機構を備えたもので
ある。
【0009】
【作用】この発明における冷却装置は、ウインドウ前方
に先つぼまりの円錐状にエアを放出する第1のノズルを
構成することにより、耐熱スリーブ内にエアカーテンを
構成して高温ガスからウインドウへの熱進入を防ぎ、ウ
インドウ2の温度上昇をおさえる。
【0010】また、この発明における冷却装置は、ウイ
ンドウ表面に平行に設置したノズルから電磁弁を介して
エアを放出することにより、ウインドウ表面を冷却し、
高温ガスからの熱ふく射によるウインドウ2の温度上昇
を防止できるとともに、ウインドウに付着した水滴をも
任意に除去できる。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は装置全体の構成図、図2は先つぼまりの円
錐状のエアの流れを示す正面図である。図において、1
〜4、14、15は従来の装置と同一のものである。5
は上記ホルダ3に設けられたリング状の流路、6は上記
リング状の流路5から先つぼまりの円錐状にエア層を放
出する第1のノズル、7は上記リング状の流路5に接続
された第1の配管、8は上記第1の配管7にエアを供給
するコンプレッサー、9は上記第1のノズル6から放出
された円錐状のエアの流れである。
【0012】次に作用について説明する。消火訓練を開
始する前にコンプレッサー8を作動させ、圧力2kg/
cm2 G、流量150Nl/min、温度15°Cの乾
燥エアをリング状の流路5を通して第1のノズル6から
直径120mmのウインドウ2の前面に45°の角度で
円錐状に放出する。すると消火訓練が開始して生じた約
500°Cの高温ガス15は耐熱スリーブの内に進入す
るが、先つぼまりの円錐状のエアの流れ9に沿って流れ
ることとなり、ウインドウ2の表面には直接到達しな
い。高温ガス15は円錐状のエアの流れ9により多少巻
き込まれるが、エアの流れが円錐状なので、円錐状のエ
アの流れ9とウインドウ2の間の空間が大きくとれ、高
温ガス15の対流熱はウインドウ2に到達しないので、
高温ガス15の対流熱を遮断でき、ウインドウ2の温度
上昇を高温ガスのふく射熱での温度上昇である100°
C以下におさえることが可能となる。このため、赤外線
カメラ4で従来よりも鮮明な熱画像を得ることができる
ようになった。また、消火訓練の水がウインドウ2にか
かっても、MgF2の急冷却温度限界が150°C以下
であるため、熱歪によりウインドウ2が破損することも
ない。さらにリング状の流路5を流れるエアがホルダ3
を冷却するので、耐熱スリーブ1からの熱伝導によるホ
ルダ3の温度上昇を防止することができるため、ホルダ
3からウインドウ2に熱が伝わらず、ウインドウ2の温
度分布も均一にすることが可能となる。
【0013】なお、上記実施例では赤外線カメラウイン
ドウの場合について説明したが、一般的なのぞき窓であ
ってもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0014】また、上記実施例では第1のノズル6は先
つぼまりの円錐状としたが、ウインドウの形状に合わせ
て先つぼまりの楕円錐や四角錐等であってもよい。但
し、その場合エアの流れが不均等になるため、巻き込み
が多く冷却効果は下がる。
【0015】また、第1のノズルに流出するエア量は1
50Nl/minとしたが、その流量はウインドウが大
きくなれば増やす必要があり、高温ガスの温度が上昇し
てもエアの流量を増やす必要がある。
【0016】実施例2.図3はこの発明の実施例2を示
す装置全体の構成図、図4はウインドウ表面のエアの流
れを示す正面図である。図において、1〜9、14、1
5は上記実施例1と同一のものである。10は上記ウイ
ンドウ2表面に平行にエアを放出する第2のノズル、1
1は上記第2のノズル10と上記コンプレッサー8に接
続された第2の配管、12は第2のノズル10からのエ
アをコントロールする電磁弁、13は上記第2のノズル
10から放出されたウインドウ表面のエアの流れであ
る。
【0017】次に作用について説明する。上記第2のノ
ズル10から電磁弁12を介して高速のエアを放出する
ことによりウインドウ表面を冷却し、ふく射によるウイ
ンドウの温度上昇を防止できると共に、消火訓練で消火
栓の水によるウインドウ表面に付着した水滴を遠距離操
作で電磁弁12を動作させることにより除去することが
可能となる。
【0018】
【発明の効果】この発明は以上に説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果がある。
【0019】以上のように、この発明によれば、ホルダ
にリング状の流路を設け、そこに円錐、楕円錐又は角錐
状にエア層を放出するノズルを設置し、高温ガスを遮断
するエアーカーテンを構成したので、ウインドウの温度
上昇をおさえ、鮮明な熱画像を得ることができ、また、
ホルダの温度上昇及び温度不均一を小さくする効果があ
る。
【0020】また、この発明はエアをウインドウ表面に
平行に放出するノズルを設け、電磁弁でエアをコントロ
ールすることにより、ウインドウ表面に付着した水滴を
任意に除去し、鮮明な熱画像を得ることができると共
に、そのエアによってウインドウをさらに冷却するとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1のウインドウの冷却装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施例1による円錐状のエアの流
れを示す正面図である。
【図3】 この発明の実施例2を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施例2によるウインドウ表面の
エアの流れを示す正面図である。
【図5】 従来の赤外線カメラウインドウを示す構成図
である。
【符号の説明】
1 耐熱スリーブ、2 ウインドウ、3 ホルダ、4
赤外線カメラ、5 リング状の流路、6 第1のノズ
ル、7 第1の配管、8 コンプレッサー、9円錐状の
エアの流れ、10 第2のノズル、11 第2の配管、
12 電磁弁、13 ウインドウ表面のエアの流れ、1
4 被写体、15 高温ガス。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱壁に設置された先広がりの円錐状の
    視野角を有する耐熱スリーブと、上記耐熱スリーブに設
    けられ、ウインドウを保持するホルダと、上記ホルダに
    設けられたリング状の流路と、上記流路から円錐、楕円
    錐、又は角錐状にエア層を放出するノズルと、一端が上
    記流路に接続された配管と、上記配管の他端に接続され
    たコンプレッサーとを具備したことを特徴とする赤外線
    カメラウインドウの冷却装置。
  2. 【請求項2】 上記ウインドウ表面と平行したエアー流
    を形成する第2のノズルと、上記第2のノズルと上記コ
    ンプレッサーに接続された第2の配管と、上記第2の配
    管に設置された電磁弁とを具備したことを特徴とする請
    求項1記載の赤外線カメラウインドウの冷却装置。
JP6152321A 1994-07-04 1994-07-04 赤外線カメラウインドウの冷却装置 Pending JPH0818837A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014067577A1 (en) 2012-10-31 2014-05-08 Force Technology Endoscope for high-temperature processes and method of monitoring a high-temperature thermal process

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