JPH08188044A - エアコンディショナのコンデンサファン用電動機の制御装置 - Google Patents

エアコンディショナのコンデンサファン用電動機の制御装置

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JPH08188044A
JPH08188044A JP1833195A JP1833195A JPH08188044A JP H08188044 A JPH08188044 A JP H08188044A JP 1833195 A JP1833195 A JP 1833195A JP 1833195 A JP1833195 A JP 1833195A JP H08188044 A JPH08188044 A JP H08188044A
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JP
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routine
condenser fan
energy consumption
electric motor
energy
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JP1833195A
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Tadashi Nakagawa
正 中川
Nobuo Fujita
信雄 藤田
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアコンディショナの省エネルギを図るこ
と。 【構成】 電動機(12)によって駆動されるコンデン
サファン(14)と、電動機(16)によって駆動され
るコンプレッサ(18)とを備えるエアコンディショナ
のコンデンサファン用電動機(12)を制御する装置で
ある。制御装置(10)は、コンデンサファン用電動機
の消費エネルギとコンプレッサ用電動機の消費エネルギ
との和を求め、当該ルーチンの消費エネルギと当該ルー
チンの1回前のルーチンの消費エネルギとを比較し、当
該ルーチンの消費エネルギが1回前のルーチンの消費エ
ネルギ以上であるとき、1回前のルーチンの消費エネル
ギとなるようにコンデンサファン用電動機を操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアコンディショナのコ
ンデンサファン用電動機の制御装置に関し、特に、風速
を有効に利用できる、車両用、家庭用、業務用その他の
エアコンディショナのコンデンサファン用電動機の制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外気温度が第1の所定温度より低く、ラ
ジエータの水温が第2の所定温度より低く、かつ、車速
が所定速度より大きい時にラジエータファン用電動機お
よびコンデンサファン用電動機を停止する制御装置が提
案されている(実開平1-145806号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電動機によって駆動さ
れるコンデンサファンと、電動機またはエンジンによっ
て駆動されるコンプレッサとを備えるエアコンディショ
ナの場合、図4に示すように、コンデンサファン用電動
機を停止したり、出力を小さくしたりすると、コンプレ
ッサの圧力上昇を招き、コンプレッサ駆動動力が増加し
てしまう。したがって、コンデンサファン用電動機を停
止したり、出力を小さくしたりすることによる省電力効
果と、この効果に背反して増加するコンプレッサ駆動動
力とを総合して考慮し、最適値またはこれに近い値とな
るように制御しなければ省エネルギを図ることはできな
い。
【0004】本発明の目的は、コンデンサファン用電動
機のエネルギとコンプレッサを駆動させる駆動手段のエ
ネルギとの和を最小にするように制御し、これによって
省エネルギを図ることができる、エアコンディショナの
コンデンサファン用電動機の制御装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動機によっ
て駆動されるコンデンサファンと、電動機またはエンジ
ンによって駆動される駆動手段を持つコンプレッサとを
備えるエアコンディショナの前記コンデンサファン用電
動機を制御する、ルーチンを繰返し実行する制御装置で
ある。この制御装置は、前記コンデンサファン用電動機
の消費エネルギと前記コンプレッサの前記駆動手段の消
費エネルギとの和を求める消費エネルギ計算手段と、当
該ルーチンの消費エネルギと当該ルーチンの1回前のル
ーチンの消費エネルギとを比較する手段と、前記当該ル
ーチンの消費エネルギが前記1回前のルーチンの消費エ
ネルギ以上であるとき、前記1回前のルーチンの消費エ
ネルギとなるように前記コンデンサファン用電動機を操
作する手段と、前記当該ルーチンの消費エネルギが前記
1回前のルーチンの消費エネルギより少ないときルーチ
ンの繰返しを実行する手段とを備える。
【0006】本発明はまた、電動機によって駆動される
コンデンサファンと、電動機またはエンジンによって駆
動される駆動手段を持つコンプレッサとを備える車両用
エアコンディショナの前記コンデンサファン用電動機を
車両の速度に応じて制御する、ルーチンを繰返し実行す
る制御装置である。この制御装置は、前記速度を所定値
と比較する手段と、車両の走行状態が定常であるか否か
を判断する第1の走行状態判断手段と、前記速度が所定
値以上であり、かつ、車両の走行状態が定常であると
き、前記コンデンサファン用電動機の消費エネルギと前
記コンプレッサの前記駆動手段の消費エネルギとの和を
求める消費エネルギ計算手段と、当該ルーチンの消費エ
ネルギと当該ルーチンの1回前のルーチンの消費エネル
ギとを比較する手段と、前記当該ルーチンの消費エネル
ギが前記1回前のルーチンの消費エネルギ以上であると
き、前記1回前のルーチンの消費エネルギとなるように
前記コンデンサファン用電動機を操作する手段と、前記
操作手段の操作中に車両の走行状態が定常であるか否か
を判断する第2の走行状態判断手段と、前記当該ルーチ
ンの消費エネルギが前記1回前のルーチンの消費エネル
ギより少ないとき、ルーチンの繰返しを実行する手段と
を備える。
【0007】
【作用および効果】請求項1に記載の発明では、当該ル
ーチンの消費エネルギと当該ルーチンの1回前のルーチ
ンの消費エネルギとを比較し、前記当該ルーチンの消費
エネルギが前記1回前のルーチンの消費エネルギ以上で
あるとき、前記1回前のルーチンの消費エネルギが最小
であるとみなし、その消費エネルギとなるように前記コ
ンデンサファン用電動機を操作する。これによって、コ
ンデンサファン駆動動力とコンプレッサ駆動動力とを総
合して最適値に近づけることができ、省エネルギを図る
ことができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、車両の速度が
所定値以上であり、かつ、車両の走行状態が定常である
とき、前記コンデンサファン用電動機の消費エネルギと
前記コンプレッサの前記駆動手段の消費エネルギとの和
を求め、当該ルーチンの消費エネルギと当該ルーチンの
1回前のルーチンの消費エネルギとを比較し、当該ルー
チンの消費エネルギが前記1回前のルーチンの消費エネ
ルギ以上であるとき、前記1回前のルーチンの消費エネ
ルギが最小であるとみなし、その消費エネルギとなるよ
うに前記コンデンサファン用電動機を操作する。このよ
うに、車両の速度に伴って発生する風速を有効に利用す
ることによって、エアコンディショナ駆動動力とコンプ
レッサ駆動動力とを総合して最適値に近づけることがで
き、省エネルギを図ることができる。また、車両の走行
状態が定常であるとき、コンデンサファン用電動機を操
作するため、操作の頻繁な切り換えが生じない。
【0009】
【実施例】制御装置10は、図2に示すように、電動機
12によって駆動されるコンデンサファン14と、電動
機16によって駆動されるコンプレッサ18とを備える
エアコンディショナの前記コンデンサファン用電動機1
2を制御するため、ルーチンを繰返し実行する。エアコ
ンディショナは、それ自体公知のもので、コンプレッサ
18と、コンデンサ20と、膨張弁22と、エバポレー
タ24とを備える。図示の実施例では、エアコンディシ
ョナは車両用である。
【0010】制御装置10による制御には、車両の速度
を検出するセンサ26、エンジンの回転数を検出するセ
ンサ28、コンプレッサ18の高圧圧力を検出するセン
サ30、コンプレッサの低圧圧力を検出するセンサ3
2、コンデンサファン用電動機12の電圧を検出するセ
ンサ34および電動機12の電流を検出するセンサ36
からの信号が制御装置10に入力することが必要であ
る。これらセンサそのものはそれ自体公知である。制御
装置10は、CPUまたはコンピュータによって形成で
きる。
【0011】制御装置10は、基本的には、コンデンサ
ファン用電動機12の消費エネルギとコンプレッサ用電
動機16の消費エネルギとの和を求める消費エネルギ計
算手段と、当該ルーチンの消費エネルギと当該ルーチン
の1回前のルーチンの消費エネルギとを比較する手段
と、前記当該ルーチンの消費エネルギが前記1回前のル
ーチンの消費エネルギ以上であるとき、前記1回前のル
ーチンの消費エネルギとなるように前記コンデンサファ
ン用電動機12を操作する手段と、前記当該ルーチンの
消費エネルギが前記1回前のルーチンの消費エネルギよ
り少ないときルーチンの繰返しを実行する手段とを備え
る。
【0012】制御装置10が車両以外の、たとえば家庭
用または業務用エアコンディショナのコンデンサファン
用電動機の制御に使用される場合、コンデンサの近くの
風速を測定し、この風速が所定の風速以上であるとき、
繰返しのルーチンを実行するように制御することができ
る。電動機の消費エネルギは、後述するように電動機の
動力の直接的な要因に基づいて求める他、たとえば電動
機の発熱量とエネルギとの関係、または電動機の回転数
とエネルギとの関係を前もって求めてマップとして記憶
させておき、このマップを使用することもできる。
【0013】制御装置10がCPUまたはコンピュータ
であり、車両のエアコンディショナのコンデンサファン
用電動機12を制御する場合、その制御は図1に示すよ
うに実行される。エアコンディショナの作動を開始(1
00)した後、n=0(101)とし、コンデンサファ
ン用電動機の電圧をエアコンディショナの設定量に応じ
て定め(102)、コンデンサファンを電圧Vで駆動す
る。通常、コンデンサファン用電動機の電圧は、高レベ
ルまたは低レベルの2段の設定となる。
【0014】車両が走行しているとき、車速wを読み込
み(103)、その車速wを所定値wa と比較する(1
04)。ここで、所定値wa は、車速に基づく風速によ
ってコンデンサが冷却される程度を考慮し、たとえば40
km/hに定めることができる。車速が所定値を越えないと
き、n=0とし(105)、コンデンサファン用電動機
の電圧をエアコンディショナの設定量に応じて定める
(102)。
【0015】車速が所定値以上であるとき、加速度また
は減速度|dw/dt|が所定値αより小さいか否かを判断す
る(106)。これは、車両が定常走行状態であるか、
または加速もしくは減速しようとしている状態であるか
を見極め、定常走行状態であるとき、後述の制御を実行
するための判断であり、これによってコンデンサファン
用電動機の電圧の頻繁な切り換えを避けることができ
る。したがって、所定値αは、わずかな加速または減速
では定常走行とみなすが、反面、確実に加速または減速
しているとき定常走行ではないとの判断をするために、
実験的または経験的に定めることが好ましい。加速度ま
たは減速度が所定値以上であるとき、n=0とし(10
7)、コンデンサファン用電動機の電圧Vをエアコンデ
ィショナの設定量に応じて定める(102)。加速度ま
たは減速度は加速度センサを用いて検出するか、または
車速を時間に関して微分して求める。
【0016】車速が所定値以上であり、かつ、車両の走
行状態が定常であるとき、コンデンサファン用電動機に
印加すべき電圧Vを、V=(V0 −nΔV)によって求
め(108)、この電圧Vをコンデンサファン用電動機
に印加する。ここで、ΔVは、前もって定めた値で、た
とえば、エアコンディショナの設定量に応じて定まる低
レベルの電圧値の1/10程度に定める。今、n=0である
から、結局、電圧VはV0 となるが、電圧V0 はエアコ
ンディショナの設定量に応じて定まる高レベルまたは低
レベルの値である。
【0017】電圧Vを印加した後、車両のエンジン回転
数Nn 、コンプレッサ高圧圧力PHn、コンプレッサ低圧
圧力PLn、コンデンサファン用電動機の電圧Vn 、コン
デンサファン用電動機の電流In を読み込む(10
9)。今、n=0であるから、回転数N0 、圧力PH0
圧力PL0、電圧V0 および電流I0 が読み込まれること
となる。
【0018】各値を読み込み、コンデンサファン用電圧
Vを印加した後、コンデンサファン用電動機の消費エネ
ルギを(V0 −nΔV)I0/φによって、またコンプレ
ッサ用電動機の消費エネルギをf(PH0,HL0,N0
によってそれぞれ求め、その和E0 を求める(11
0)。ここで、φはコンデンサファン用電動機の効率で
あり、fはコンプレッサの駆動動力算出の実験式であ
る。
【0019】消費エネルギE0 を求めた後、nが1以上
であるか否かを判断する(111)。これは、制御開始
後の1回目のルーチンを実行する時点では、前のルーチ
ンと比較すべき消費エネルギが存在しないため、ただち
に繰返しルーチンを実行することの必要性に基づく。
今、n=0であるため繰返しルーチンの実行となるが、
それに先だってE=E0 とし(112)、さらに、n=
n+1=1とし(113)、その後、車速が所定値以上
であるか否かを判断する(104)。
【0020】車速が所定値以上であり、かつ、車両の走
行状態が定常であるとき、コンデンサファン用電動機に
印加すべき電圧をV=(V0 −nΔV)から求めて(V
0 −ΔV)を得(108)、この電圧Vをコンデンサフ
ァン用電動機に印加する。この時点では、コンデンサフ
ァン用電動機に印加すべき電圧は、1回目のルーチン実
行時より低くなっている。
【0021】電圧Vを印加した後、エンジン回転数N
1 、コンプレッサ高圧圧力PH1、コンプレッサ低圧圧力
L1、コンデンサファン用電動機の電圧V1 、コンデン
サファン用電動機の電流I1 を読み込み(109)、コ
ンデンサファン用電動機の消費エネルギを(V0 −Δ
V)I1/φまたはV11/φによって、またコンプレッ
サ用電動機の消費エネルギをf(PH1,HL1,N1 )に
よってそれぞれ求め、その和E1 を求める(110)。
その後、ステップ111の判断では、n=1であるから
制御は下方のステップに移り、当該ルーチンの消費エネ
ルギE1 と当該ルーチンの1回前のルーチンの消費エネ
ルギEとを比較することとなる(114)が、E=E0
であるから、結局、E1 とE0 とを比較する。
【0022】当該ルーチンの消費エネルギE1 が1回前
のルーチンの消費エネルギE0 より少ないとき、E=E
1 とし(112)、n=n+1=2とし(113)、車
速が所定値以上であるか否かを判断する(104)。
【0023】車速が所定値以上であり、かつ、車両の走
行状態が定常であるとき、コンデンサファン用電動機に
印加すべき電圧をV=(V0 −nΔV)から求めて(V
0 −2ΔV)を得(108)、この電圧Vをコンデンサ
ファン用電動機に印加する。その後、各値を読み込み
(109)、消費エネルギE2 を求める(110)。当
該ルーチンで求めた消費エネルギE2 と1回前のルーチ
ンで求めた消費エネルギEであるE1 とを比較し(11
4)、その結果、消費エネルギE2 が消費エネルギE1
以上であるとき、1回前のルーチンの消費エネルギE1
となるようにコンデンサファン用電動機を操作する(1
15)。すなわち、コンデンサファン用電動機に印加す
べき電圧Vを、V=(V0 −(n−1)ΔV)=(V0
−ΔV)とし、この電圧のとき、コンデンサファン用電
動機の動力とコンプレッサ用電動機の動力とを総合して
最適の省エネルギを図りうるとみなすのである。
【0024】コンデンサファン用電動機にステップ11
5で求めた一定の電圧Vを印加して操作をする間、加速
度または減速度|dw/dt|が所定値αより小さいか否かを
判断し(116)、小さいとき操作を継続する。しか
し、加速度または減速度が所定値以上になったとき、車
速を所定値と比較する(104)。ここで、車速が所定
値より小さいとき、または車速は所定値以上であって
も、加速度または減速度が所定値以上であるときには、
n=0とし(105、107)、コンデンサファン用電
動機の電圧をエアコンディショナの設定量に応じて定ま
る高レベルまたは低レベルの電圧V0 に戻す(10
2)。
【0025】前記制御では、当該ルーチンにおいて1回
前のルーチンにおけるよりもコンデンサファン用電動機
の電圧を下げ、当該ルーチンで求めた消費エネルギと1
回前のルーチンで求めた消費エネルギとを比較し、当該
ルーチンで求めた消費エネルギが1回前のルーチンで求
めた消費エネルギより少ないとき、次のルーチンではコ
ンデンサファン用電動機の電圧をさらに下げている。こ
れは、図3aに示すように、車速が所定値wa に達する
まで、高レベルの電圧H1 または低レベルの電圧L1
あったものが、車速が所定値以上となったときある車速
までは、高レベルではH2 のように、また低レベルでは
2 のように、コンデンサファン用電動機の電圧が低下
することである。したがって、ステップ108で求めた
電圧とステップ110で求めた消費エネルギとについて
の実験を行って、図3aのような理想的なマップを前も
って記憶しておき、このマップに基づいて制御すること
もできる。または、図3bのような実際的なマップ、す
なわち高レベルの電圧H1がH3 のような段階状に、ま
た低レベルの電圧L1 がL3 のような段階状に変化する
マップを理想的なマップから得、これに基づいて制御す
ることもできる。
【0026】エアコンディショナの設定量に対応するコ
ンデンサファン用電動機の電圧が高レベル、低レベルの
2通りでなく、この間に1または複数のレベルの電圧が
くるように定めると、たとえば、中間レベルM1 の電圧
がある場合、その電圧は、車速が所定値wa 以上となる
と、理想的なものではM2 のようにH2 とL2 との間に
入る。同様に、実際的なものではM3 のようにH3 とL
3 との間に入る。すなわち、本発明に係る制御装置で
は、車速が所定値wa 以上のある車速まで車速に応じて
2 とL2 との間に、またはH3 とL3 との間にコンデ
ンサファン用電動機の電圧が入るように制御する。この
ようなマップに基づく制御では、車速が所定値以上にな
ったとき、読み込んだ車速に対応する電圧をコンデンサ
ファン用電動機の電圧とすることができ、簡便である
が、このマップがもともとステップ108で求めた電圧
と、ステップ110で求めた消費エネルギとに基づくこ
とに着目するならば、本発明はこのマップに基づく制御
をも当然に含むものである。
【0027】前記実施例では、コンプレッサは電動機に
よって駆動されている。これに代えて、コンプレッサは
エンジンによって駆動されることもあり、この場合でも
前記した制御を適用することによって省エネルギを図る
ことができる。したがって、コンプレッサは、電動機ま
たはエンジンによって駆動される駆動手段を持つという
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアコンディショナのコンデンサ
ファン用電動機の制御装置の実施例のフローチャートで
ある。
【図2】本発明に係るエアコンディショナのコンデンサ
ファン用電動機の制御装置の模式図である。
【図3】本発明に係るエアコンディショナのコンデンサ
ファン用電動機の制御装置に使用できるマップで、aは
理想的なもの、bは実際的なものを示す。
【図4】コンデンサファン用電動機の消費電力と消費動
力との相関を示す特性図である。
【符号の説明】
10 制御装置 12 コンデンサファン用電動機 14 コンデンサファン 16 コンプレッサ用電動機16 18 コンプレッサ 20 コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機によって駆動されるコンデンサフ
    ァンと、電動機またはエンジンによって駆動される駆動
    手段を持つコンプレッサとを備えるエアコンディショナ
    の前記コンデンサファン用電動機を制御する、ルーチン
    を繰返し実行する制御装置であって、 前記コンデンサファン用電動機の消費エネルギと前記コ
    ンプレッサの前記駆動手段の消費エネルギとの和を求め
    る消費エネルギ計算手段と、 当該ルーチンの消費エネルギと当該ルーチンの1回前の
    ルーチンの消費エネルギとを比較する手段と、 前記当該ルーチンの消費エネルギが前記1回前のルーチ
    ンの消費エネルギ以上であるとき、前記1回前のルーチ
    ンの消費エネルギとなるように前記コンデンサファン用
    電動機を操作する手段と、 前記当該ルーチンの消費エネルギが前記1回前のルーチ
    ンの消費エネルギより少ないときルーチンの繰返しを実
    行する手段とを備える、エアコンディショナのコンデン
    サファン用電動機の制御装置。
  2. 【請求項2】 電動機によって駆動されるコンデンサフ
    ァンと、電動機またはエンジンによって駆動される駆動
    手段を持つコンプレッサとを備える車両用エアコンディ
    ショナの前記コンデンサファン用電動機を車両の速度に
    応じて制御する、ルーチンを繰返し実行する制御装置で
    あって、 前記速度を所定値と比較する手段と、 車両の走行状態が定常であるか否かを判断する第1の走
    行状態判断手段と、 前記速度が所定値以上であり、かつ、車両の走行状態が
    定常であるとき、前記コンデンサファン用電動機の消費
    エネルギと前記コンプレッサの前記駆動手段の消費エネ
    ルギとの和を求める消費エネルギ計算手段と、 当該ルーチンの消費エネルギと当該ルーチンの1回前の
    ルーチンの消費エネルギとを比較する手段と、 前記当該ルーチンの消費エネルギが前記1回前のルーチ
    ンの消費エネルギ以上であるとき、前記1回前のルーチ
    ンの消費エネルギとなるように前記コンデンサファン用
    電動機を操作する手段と、 前記操作手段の操作中に車両の走行状態が定常であるか
    否かを判断する第2の走行状態判断手段と、 前記当該ルーチンの消費エネルギが前記1回前のルーチ
    ンの消費エネルギより少ないとき、ルーチンの繰返しを
    実行する手段とを備える、エアコンディショナのコンデ
    ンサファン用電動機の制御装置。
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