JPH08187256A - 頸椎固定具 - Google Patents

頸椎固定具

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JPH08187256A
JPH08187256A JP1842195A JP1842195A JPH08187256A JP H08187256 A JPH08187256 A JP H08187256A JP 1842195 A JP1842195 A JP 1842195A JP 1842195 A JP1842195 A JP 1842195A JP H08187256 A JPH08187256 A JP H08187256A
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patient
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Tadao Takeshita
忠雄 竹下
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Taketora Co Ltd
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Taketora Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で個人差に対応して患者の首部を
しっかりと固定し得るようにした頸椎固定具を提供す
る。 【構成】 患者の首に巻き付けて使用される頸椎固定具
において、発泡ウレタン樹脂などの軟質合成樹脂材から
なり、患者の首に対してほぼ一巻状に巻回される長さを
有するとともに、その両端に係着手段12a,12bが
設けられた固定帯11と、上記患者の首の喉側において
上記固定帯11に患者の顎に対する支持位置を調節可能
に取り付けられるアタッチメント21とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は頸椎固定具に関し、さら
に詳しくいえば、患者の首回りや長さに応じて最適状態
で装着することができる頸椎固定具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】頸椎固定具はもっぱら鞭打ち症の患者に
適用され、図4にはその従来例が示されており、また、
図5にはその患者への装着例が図解されている。これに
よると、頸椎固定具1は例えば発泡ウレタン樹脂などの
軟質合成樹脂材により所定の厚さをもって形成された固
定帯2を備えている。
【0003】この固定帯2は患者の首にほぼ一巻状に巻
回される長さを有し、その両端には係着手段が設けられ
ている。係着手段としては、バックル式、面状ファスナ
などがあるが、この例では雌ファスナ3aと雄ファスナ
3bとが用いられている。
【0004】患者への装着は、固定帯2の中央部を首の
喉側にあてがい、その両端を首の後ろに回して雌ファス
ナ3aと雄ファスナ3bとを係合させることにより行な
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、図4にWと
して示されているように、固定帯2の中央部が患者の顎
に当接するようにもっとも幅広く形成されていて、これ
により首の前傾を阻止し、頸椎を固定するようにしてい
る。
【0006】しかしながら、首回りの大きさや長さは個
人差があるため、既成品では対応し得ない場合がある。
すなわち、固定帯と顎との間に隙間が生じたり、もしく
は固定帯の幅が広すぎるため、必要以上に顎が押しあげ
られてしまう場合がある。
【0007】このため、従来では前者のような場合には
固定帯に別途に用意した当て物を付加し、それを包帯な
どで固定して顎との間に隙間が生じないようにし、ま
た、後者の場合には固定帯を削って顎に対する適正な支
持位置を得るようにしているが、いずれにしても手間が
かかるという問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の事情にかんが
みなされたもので、その目的は、患者の首廻りや長さに
応じて、固定帯の幅を簡単かつ任意に調節できるように
した頸椎固定具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、患者の首に巻き付けて使用される頸椎固
定具において、発泡ウレタン樹脂などの軟質合成樹脂材
からなり、患者の首に対してほぼ一巻状に巻回される長
さを有するとともに、その両端に係着手段が設けられた
固定帯と、上記患者の首の喉側において上記固定帯に同
患者の顎に対する支持位置を調節可能に取り付けられる
アタッチメントとを備えていることを特徴としている。
【0010】この場合、上記固定帯の上記患者の首の喉
側にあてがわれる部分には、上記アタッチメントを嵌め
込むための凹部が形成されていることが好ましい。ま
た、上記凹部は上記軟質合成樹脂材を加熱加圧すること
により形成され、同凹部は他の部位よりも高い硬度とさ
れているとよく、さらには上記アタッチメントも上記固
定帯と同種の材質からなるとともに、上記凹部と同様に
加熱加圧によりその厚さが圧縮成形されていることが好
ましい。
【0011】
【作用】上記の構成において、固定帯を首に装着した
際、顎との間に首の前傾を許すような隙間が生ずる場合
には、その隙間を埋めるようにアタッチメントの取り付
け位置を調節すれば良い。
【0012】また、固定帯側に凹部を形成して、アタッ
チメントをその内部に納まるようにすれば、アタッチメ
ントの出っ張りがなく、違和感なく装着することが可能
となる。その際、同凹部およびアタッチメントを加熱加
圧により圧縮成形し、その部分の硬度を高めることによ
り、顎をしっかりと支持することができ、首の前傾をよ
り強固に阻止することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明による頸椎固定具の一実施例を
図1ないし図3を参照しながら説明する。これによる
と、同頸椎固定具10は、例えば発泡ウレタン樹脂など
の軟質合成樹脂材により所定の厚さをもって形成された
固定帯11と、同固定帯11に対して着脱自在、かつ、
位置調節可能に取り付けられるアタッチメント21とを
備えている。
【0014】固定帯11は、患者の首にほぼ一巻状に巻
回される長さを有し、その両端には係着手段が設けられ
ており、この場合、同係着手段には従来と同様に、雌フ
ァスナ12aと雄ファスナ12bとが用いられている。
【0015】図3によく示されているように、この固定
帯11の患者の首の喉側にあてがわれる部分、すなわち
中央部分には凹部13が形成されている。この実施例に
おいて、同凹部13は加熱されたプレス金型を所定の圧
力にて押し付けることにより復元し得ない程度に圧縮成
形され、したがって他の部位よりも硬度が高く成されて
いる。
【0016】また、凹部13の深さは、固定帯11の原
厚さを1とすると、その約1/2程度とされている。な
お、固定帯11の両側はその厚さが漸減するように形成
されているが、これは圧縮成形によるものではなく、切
削によるものである。
【0017】アタッチメント21は上記凹部13内に収
容されるような形状をなし、その材質は固定帯11と同
じく例えば発泡ウレタン樹脂などの軟質合成樹脂材から
なるが、この実施例では凹部13を形成したのと同様に
適度に圧縮成形され、比較的高い硬さを有している。
【0018】なお、アタッチメント21の厚さは、この
ましくは凹部13との合計厚さが他の部位の厚さと等し
くなるように選定される。ちなみに、この実施例では固
定帯11の原厚さが25mmであり、凹部13およびア
タッチメント21の各厚さは、それぞれ12.5mmと
されている。これは、厚さが1/2に圧縮成形されてい
ることを意味し、したがって凹部13およびアタッチメ
ント21の硬度は他の部位に比べて約2倍とされてい
る。
【0019】凹部13とアタッチメント21との間に
は、雌ファスナ14aと雄ファスナ14bとからなる面
状ファスナ14が設けられている。したがって、アタッ
チメント21は雌ファスナ14aと雄ファスナ14bと
が互いに係着可能な範囲で凹部13に対する取り付け位
置を変更することができる。
【0020】患者の首に装着するにあたっては、アタッ
チメント21を凹部13に取り付け、そのアタッチメン
ト21側を首の喉側にあてがって、固定帯11の両端を
首の後側に回して面状ファスナ12a,12bを接合す
る。
【0021】このようにして、固定帯11が首に一巻状
に巻き付けられることになるが、同固定帯11と顎との
間に隙間が生じた場合には、アタッチメント21の高さ
を調節してその隙間が生じないようにする。このように
して、固定帯11とアタッチメント21により首がしっ
かりと固定されることになる。
【0022】上記実施例では、固定帯11およびアタッ
チメント21を発泡ウレタン樹脂製としているが、材質
はこれに限定されるものではない。また、凹部13を加
熱加圧により圧縮成形しているが、場合によっては切削
加工によってもよい。なお、アタッチメント21の厚さ
にもよるが、固定帯11に凹部13を形成することな
く、アタッチメント21を固定帯11に取り付けるよう
にしてもよい。実際に使用する際には、固定帯11およ
びアタッチメント21の全体に、好ましくは伸縮性布地
からなるカバーが被せられる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が奏される。すなわち、患者の首に巻き
付けて使用される頸椎固定具において、発泡ウレタン樹
脂などの軟質合成樹脂材からなり、患者の首に対してほ
ぼ一巻状に巻回される長さを有するとともに、その両端
に係着手段が設けられた固定帯と、上記患者の首の喉側
において上記固定帯に同患者の顎に対する支持位置を調
節可能に取り付けられるアタッチメントとを備えた請求
項1の発明によれば、患者の首廻りや長さに応じて、そ
のアタッチメントの顎に対する支持位置を調節するとい
う簡単な作業により、患者の首をしっかりと固定するこ
とができる。
【0024】また、上記固定帯の上記患者の首の喉側に
あてがわれる部分に、上記アタッチメントを嵌め込むた
めの凹部を形成した請求項2の発明によれば、アタッチ
メントの出っ張りがなく、違和感を覚えることなく装着
することが可能となる。
【0025】上記凹部を加熱加圧することにより圧縮成
形し、同凹部を他の部位よりも硬くなるようにした請求
項3の発明によれば、座屈することなく顎の部分を強固
に支えることができる。
【0026】さらに、上記アタッチメントも上記固定帯
と同種の材質からなるとともに、上記凹部と同様に加熱
加圧によりその厚さを圧縮成形した請求項4の発明によ
れば、請求項2の効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による頸椎固定具の一実施例を示した正
面図。
【図2】同実施例に係る固定帯とアタッチメントとを分
離して示した斜視図。
【図3】同実施例に係る固定帯とアタッチメントとを分
離して示した側面図。
【図4】従来の頸椎固定具を示した斜視図。
【図5】頸椎固定具の装着状態を示した説明図。
【符号の説明】
11 固定帯 12 係着手段 13凹部 14 面状ファスナ 21 アタッチメント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の首に巻き付けて使用される頸椎固
    定具において、発泡ウレタン樹脂などの軟質合成樹脂材
    からなり、患者の首に対してほぼ一巻状に巻回される長
    さを有するとともに、その両端に係着手段が設けられた
    固定帯と、上記患者の首の喉側において上記固定帯に同
    患者の顎に対する支持位置を調節可能に取り付けられる
    アタッチメントとを備えていることを特徴とする頸椎固
    定具。
  2. 【請求項2】 上記固定帯の上記患者の首の喉側にあて
    がわれる部分には、上記アタッチメントを嵌め込むため
    の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の頸椎固定具。
  3. 【請求項3】 上記凹部は上記軟質合成樹脂材を加熱加
    圧することにより圧縮成形され、同凹部は他の部位より
    も高い硬度とされていることを特徴とする請求項2に記
    載の頸椎固定具。
  4. 【請求項4】 上記アタッチメントも上記固定帯と同種
    の材質からなるとともに、上記凹部と同様に加熱加圧に
    よりその厚さが圧縮成形されていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれか1項に記載の頸椎固定具。
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