JPH08186828A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH08186828A
JPH08186828A JP7000137A JP13795A JPH08186828A JP H08186828 A JPH08186828 A JP H08186828A JP 7000137 A JP7000137 A JP 7000137A JP 13795 A JP13795 A JP 13795A JP H08186828 A JPH08186828 A JP H08186828A
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JP
Japan
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white
data
color
reliability
white balance
Prior art date
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Pending
Application number
JP7000137A
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English (en)
Inventor
Noritoshi Shibuya
文紀 渋谷
Shigeo Sakagami
茂生 阪上
Masaaki Nakayama
正明 中山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好なホワイトバランスを得る。 【構成】 固体撮像素子100の画像信号から被写体の
色差データB−Y、R−Yを色差データ演算手段101
で演算するとともに、測色センサ102で周辺光のRG
B情報である測色センサデータを検出し、測色センサデ
ータが白色である確率を測色センサ信頼度演算比較手段
105で演算して基準値と比較する。ホワイトバランス
制御回路103により白色データの色温度と測色センサ
データの色温度とが等しく、現在の白色データ信頼度が
前回の処理時の白色データ信頼度より高く、かつ測色セ
ンサ信頼度が基準値を超えている場合に、白色データよ
りホワイトバランスゲインを演算して画像信号処理回路
に供給する。そして、画像信号処理回路104により画
像信号にホワイトバランスゲインを乗じる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いかなる光源や被写
体においても良好なホワイトバランスが可能なビデオカ
メラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラのホワイトバランス
は自動化の傾向があり、その正確さが重要視されてい
る。従来のホワイトバランス制御方法としては、例えば
特開平4−73356号公報に示されている。
【0003】以下に、従来のホワイトバランス制御方法
について説明する。図11はこの従来のビデオカメラに
おけるホワイトバランス制御系のブロック図を示すもの
である。図11において、1100は撮影レンズであ
る。1101は光量を制御する絞りである。1102は
被写体光をカラー画像信号s111に変換する撮像手段
である。1105は撮像手段1102によるカラー画像
信号s111の色信号ゲインを制御するゲイン制御手段
である。1103は撮像手段1102による撮像画面の
色温度を検出する色温度検出手段である。1104は撮
像手段1102によるカラー画像信号s111の色温度
を補償するために、色温度検出手段1103の出力であ
る色温度データs113をもとに色信号ゲイン制御信号
s114を発生し、ゲイン制御手段1105に供給する
色温度補償手段である。
【0004】以上のように構成されたホワイトバランス
制御系について、以下その動作について説明する。ま
ず、撮像手段1102によって変換されたカラー画像信
号s111がメイン信号系とホワイトバランス用信号系
とに分岐され、ホワイトバランス用信号系のカラー画像
信号s111は色温度検出手段1103によって撮像画
面の色温度データs113に変換される。
【0005】つぎに、色温度補償手段1104は、色温
度データs113をもとにメイン信号系のカラー画像信
号s111の色温度を補償するための色信号ゲイン制御
信号s114を算出し、ゲイン制御手段1105へ供給
する。ゲイン制御手段1105は色信号ゲイン制御信号
s114に基づきカラー画像信号s111の色信号ゲイ
ンを制御し、色温度補償されたカラー画像信号s115
を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、撮像画面に白色が存在しない場合、ある
いは白色に近い有彩色が存在している場合に、色温度検
出手段1103で誤った色温度を算出してしまい、誤っ
た色温度補償が生じてしまうという問題点を有してい
た。
【0007】この発明の目的は、いかなる光源や被写体
においても、良好なホワイトバランスを得ることができ
るビデオカメラを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のビデオカ
メラは、被写体からの光信号を取り込み電気信号に変換
する固体撮像素子と、周辺光の少なくともRB情報を検
出して測色センサデータを出力する測色センサと、固体
撮像素子により変換された電気信号から被写体の色差デ
ータを演算する色差データ演算手段と、ホワイトバラン
スゲインを演算し被写体のホワイトバランスを制御する
ホワイトバランス制御手段と、ホワイトバランスゲイン
に応じて固体撮像素子からの信号を変化させて出力する
画像信号処理回路とを備えている。
【0009】この場合、ホワイトバランス制御手段は、
色差データから被写体の白色部分に相当する白色データ
を検出する白色検出手段と、白色データの白色に対する
近似度を求める白色度算出手段と、白色データの個数と
算出された白色データの白色に対する近似度とに基づい
て、白色データが実際に白色である確率に相当する白色
データ信頼度を求める白色データ信頼度演算手段と、測
色センサデータが実際に白色である確率に相当する測色
センサ信頼度を求める測色センサ信頼度演算手段と、白
色データの色温度と測色センサにより検出された測色セ
ンサデータの色温度とを検出する色温度検出手段と、前
回のホワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼度
と現在の白色データ信頼度とを比較する白色データ信頼
度比較手段と、測色センサ信頼度の大きさが基準値を超
えているかを判断する測色センサ信頼度比較手段と、白
色データの色温度と測色センサデータの色温度が等し
く、現在の白色データ信頼度が前回のホワイトバランス
ゲイン更新時の白色データ信頼度より高く、かつ測色セ
ンサ信頼度が基準値を超えている場合に、白色データよ
りホワイトバランスゲインを演算して画像信号処理回路
に供給するゲイン演算手段とを備えている。
【0010】請求項2記載のビデオカメラは、被写体か
らの光信号を取り込み電気信号に変換する固体撮像素子
と、周辺光の少なくともRB情報を検出して測色センサ
データを出力する測色センサと、固体撮像素子により変
換された電気信号から被写体の色差データを演算する色
差データ演算手段と、ホワイトバランスゲインを演算し
被写体のホワイトバランスを制御するホワイトバランス
制御手段と、ホワイトバランスゲインに応じて固体撮像
素子からの信号を変化させて出力する画像信号処理回路
とを備えている。
【0011】この場合、ホワイトバランス制御手段が、
色差データから被写体の白色部分に相当する白色データ
を検出する白色検出手段と、この白色データの白色に対
する近似度を求める白色度算出手段と、白色データの個
数と白色データの白色に対する近似度とに基づいて、白
色データが実際に白色である確率に相当する白色データ
信頼度を求める白色データ信頼度演算手段と、白色デー
タが各種光源下での有彩色であるか否かを判断する有彩
色判断手段と、測色センサデータの色温度を検出する色
温度検出手段と、前回のホワイトバランスゲイン更新時
の白色データ信頼度と現在の白色データ信頼度とを比較
する白色データ信頼度比較手段と、現在の白色データ信
頼度が前回のホワイトバランスゲイン更新時の白色デー
タ信頼度より高いときに白色データよりホワイトバラン
スゲインを演算して画像信号処理回路に供給し、現在の
白色データ信頼度が前回のホワイトバランスゲイン更新
時の白色データ信頼度より高くても、有彩色判断手段に
より白色データがある光源下での有彩色と判断され、そ
の光源の色温度と測色センサデータの色温度が等しい場
合、白色データを有彩色と判断してホワイトバランスゲ
インの演算を禁止するゲイン演算手段とを備えている。
【0012】
【作用】請求項1記載の構成によれば、被写体からの光
信号を固体撮像素子により画像信号に変換し、この画像
信号を色差データ演算手段により被写体の色差データを
演算する。白色検出手段によりこの色差データから被写
体の白色部分に係る白色データを検出し、白色度算出手
段によりこの白色データの白色に対する近似度を求め、
白色データ信頼度演算手段により白色データの個数と白
色に対する近似度に基づいて、白色データが実際に白色
である確率に相当する白色データ信頼度を求める。測色
センサにより周辺光の少なくともRB情報である測色セ
ンサデータを検出し、測色センサ信頼度演算手段により
この測色センサデータが実際に白色である確率に相当す
る測色センサ信頼度を求める。色温度検出手段により白
色データの色温度と測色センサデータの色温度を検出す
る。白色データ信頼度比較手段により前回のホワイトバ
ランスゲイン更新時の白色データ信頼度と現在の白色デ
ータ信頼度とを比較し、測色センサ信頼度比較手段によ
り測色センサ信頼度の大きさが基準値を超えているかを
判断する。ゲイン演算手段は、白色データの色温度と測
色センサデータの色温度が等しく、現在の白色データ信
頼度が前回のホワイトバランスゲイン更新時の白色デー
タ信頼度より高く、かつ測色センサ信頼度が基準値を超
えている場合に白色データよりホワイトバランスゲイン
を演算して画像信号処理回路に出力する。
【0013】以上により、光源の変化や被写体の変化に
対する誤判断のない正確な白色データによる良好なホワ
イトバランスを得ることができる。請求項2記載の構成
によれば、被写体からの光信号を固体撮像素子により画
像信号に変換し、この画像信号を色差データ演算手段に
より被写体の色差データを演算する。白色検出手段によ
りこの色差データから被写体の白色部分に係る白色デー
タを検出し、白色度算出手段によりこの白色データの白
色に対する近似度を求め、白色データ信頼度演算手段に
より白色データの個数と白色に対する近似度に基づい
て、白色データが実際に白色である確率に相当する白色
データ信頼度を求める。有彩色判断手段により、白色デ
ータが各種光源下であるか否かを判断する。測色センサ
により周辺光の少なくともRB情報である測色センサデ
ータを検出し、色温度検出手段により測色センサデータ
の色温度を検出する。白色データ信頼度比較手段により
前回のホワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼
度と現在の白色データ信頼度とを比較する。ゲイン演算
手段は、現在の白色データ信頼度が前回のホワイトバラ
ンスゲイン更新時の白色データ信頼度より高いときに白
色データよりホワイトバランスゲインを演算して画像信
号処理回路に供給し、もし現在の白色データ信頼度が前
回のホワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼度
より高くても、有彩色判断手段により白色データがある
光源下での有彩色と判断され、その光源の色温度と測色
センサデータの色温度が等しい場合には、白色データを
有彩色と判断してホワイトバランスゲインの演算を禁止
する。
【0014】以上により、光源の変化や被写体の変化に
対する誤判断のない正確な白色データによる良好なホワ
イトバランスを得ることができる。
【0015】
【実施例】以下この発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。 〔第1の実施例〕図1はこの発明の第1の実施例のビデ
オカメラにおけるホワイトバランス制御系のブロック図
である。図1において、100は被写体からの光信号s
10を電気信号に変換し画像信号s11として出力する
CCD(電荷結合素子)等の固体撮像素子である。
【0016】101は、固体撮像素子100により変換
された画像信号s11から被写体の色差データ(B−Y
データ,R−Yデータ)s12を演算する色差データ演
算手段である。102は、周辺光のRGB(赤,緑,
青)情報である測色センサデータs13を検出する測色
センサである。
【0017】105は、測色センサデータs13が白色
である確率を演算し、基準値s17と比較し、比較結果
s16を出力する測色センサ信頼度演算比較手段であ
る。103は、周辺光のRGB情報である測色センサデ
ータs13と被写体の色差データs12と比較結果s1
6をもとにホワイトバランスゲインs14を演算しし被
写体のホワイトバランスを制御するとともに、測色セン
サ信頼度演算比較手段105に対して基準値s17を与
える周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス制御回
路である。
【0018】104は、画像信号s11にホワイトバラ
ンスゲインs14を乗じることによりホワイトバランス
ゲインs14に応じて固体撮像素子100からの画像信
号s11を変化させて画像信号s15を出力する画像信
号処理回路である。ここで、画像信号処理回路103と
測色センサ信頼度演算比較手段105とでホワイトバラ
ンス制御手段が構成される。
【0019】以上のように構成された第1の実施例のビ
デオカメラの動作について説明する。固体撮像素子10
0に被写体の光信号s10が入ると、固体撮像素子10
0は電気信号に変換し画像信号s11として出力する。
画像信号s11は色差データ演算手段101により被写
体の色差データ(B−Yデータ,R−Yデータ)s12
に変換される。測色センサ信頼度演算比較手段105
は、測色センサ102により検出された測色センサデー
タs13が実際に白色である確率(以下、測色センサ信
頼度という)を求めてホワイトバランス制御回路103
から与えられる基準値s17と比較し、比較結果s16
をホワイトバランス制御回路103へ与える。
【0020】この結果、周辺光の色温度を考慮したホワ
イトバランス制御回路103は、被写体の色差データ
(B−Yデータ,R−Yデータ)s12と測色センサデ
ータs13と比較結果s16をもとにホワイトバランス
を制御するためのホワイトバランスゲインs14を演算
して画像信号処理回路104に供給する。画像信号処理
回路104はホワイトバランスゲインs14を画像信号
s11に乗じてホワイトバランスのとれた画像信号s1
5を出力する。
【0021】図2は図1における周辺光の色温度を考慮
したホワイトバランス制御回路103と測色センサ信頼
度演算比較手段105の具体的な構成を示すブロック図
である。図2において、WB20は、B−Y,R−Yを
軸とした色差平面に任意の光源下の白色のB−Yデー
タ,R−Yデータの軌跡(以下、光源ラインという)を
記憶している第1の光源テーブルメモリであり、その出
力はs21である。
【0022】WB21は、色差データs12から第1の
光源テーブルメモリWB20を参照して被写体の白色部
分の色差データ(B−Yデータ,R−Yデータ)を抽出
して加算平均した値(以下、白色データという)と、被
写体の全ての色差データ(B−Yデータ,R−Yデー
タ)を加算平均した値(以下、全画面データという)を
求める白色検出手段であり、その出力はs22であり、
白色データおよび全画面データからなる。上記の全画面
データが請求項4における被写体の各色を加算平均した
データのR成分およびB成分のみをサンプルすることで
被写体の白色部分を検出する手段に対応している。な
お、白色検出手段WB21は、後述するように、白色検
出と全画面平均(全ての色差データの平均)の二つの処
理を行う。
【0023】WB22は、第1の光源テーブルメモリW
B20と同様の第2の光源テーブルメモリであり、第1
の光源テーブルメモリWB20と全く同じ内容のテーブ
ルが格納されており、その出力はs23である。WB2
3は、白色検出手段WB21の出力s22である白色デ
ータと全画面データの白色に対する近似度(以下、白色
度という)を求める白色度算出手段であり、その出力は
s25である。
【0024】WB24は、白色度算出手段WB23の出
力s25である白色データの白色度と白色検出手段WB
21の出力s24である白色データの個数をもとに白色
データが実際に白色である確率(以下、白色データ信頼
度という)を求めるとともに、白色度算出手段WB23
の出力s25である全画面データの白色度と被写体の色
差データのばらつき度をもとに全画面データの白色デー
タ信頼度を求める白色データ信頼度演算手段であり、出
力はs26である。なお、ばらつき度の算出手順につい
ては後述するが、このばらつき度は白色度算出手段WB
23で算出される。白色度算出手段WB23は、全画面
平均データのばらつき度と白色度、白色データの白色度
を算出して出力する。
【0025】WB25は、周辺光のRGB情報である測
色センサデータs13が実際に白色である確率、つまり
測色センサデータs13の測色センサ信頼度を算出する
測色センサ信頼度演算手段であり、出力はs211であ
る。WB26は、白色検出手段WB21の出力s22で
ある白色データの色温度と測色センサデータs13の色
温度とを検出する色温度検出手段であり、出力はs21
0である。
【0026】WB27は、白色データ信頼度演算手段W
B26の出力s26である現在の白色データ信頼度と、
信頼度メモリWB28の出力s28、つまり信頼度メモ
リWB28に記憶されている前回のホワイトバランスゲ
イン更新時の白色データ信頼度とを比較する白色データ
信頼度比較手段であり、出力はs29である。WB29
は、測色センサ信頼度演算手段WB25の出力s211
である現在の測色センサ信頼度と、信頼度メモリWB2
10の出力s214、つまり信頼度メモリWB210に
記憶されている基準値とを比較し、上記現在の測色セン
サ信頼度(出力s211)が基準値(出力s214)を
超えているかどうかを判断する測色センサ信頼度比較手
段であり、出力、つまり比較結果はs16である。
【0027】WB211は、測色センサ信頼度比較手段
WB29の出力s16と、白色データ信頼度比較手段W
B27の出力s29と、白色検出手段WB21の出力s
22と、色温度検出手段WB26の出力s210とをも
とにホワイトバランスゲインs14を演算するゲイン演
算手段である。つまり、このゲイン演算手段WB211
は、白色検出手段WB21の出力s22である白色デー
タの色温度と測色センサデータs13の色温度とが等し
く、現在の白色データ信頼度(出力s26)が前回の移
行時の白色データ信頼度(出力s28)より高く、かつ
測色センサ信頼度(出力s211)が基準値(出力s2
14)を超えている場合に、白色データ(出力s22)
よりホワイトバランスゲインs14を演算して画像信号
処理回路104に供給する。また、このゲイン演算手段
WB211は、出力s17を信頼度メモリWB210へ
基準値として与え、また出力s212として信頼度メモ
リWB28へ基準値として与える。
【0028】図3は上記した周辺光の色温度を考慮した
ホワイトバランス制御回路103のアルゴリズムを示す
フローチャートである。以下に、動作を図2および図3
を参照しながら説明する。白色検出手段WB21によ
り、第1の光源テーブルメモリWB20に記憶されてい
る光源ラインと被写体の色差データs12とを比較し、
光源ラインの近傍の色差データ(R−Y,B−Yデー
タ)をピックアップすることで被写体の白色部分の色差
データ(B−Y,R−Yデータ)を抽出して加算平均し
た値(以下、白色データ)と、被写体のすべての色差デ
ータ(B−Y,R−Yデータ)を加算平均した値(以
下、全画面データ)を求める(図3のステップ30)。
【0029】また、白色度算出手段WB23により、白
色データと全画面データ(s22)の白色に対する近似
度(以下、白色度)を第2の光源テーブルメモリWB2
2に記憶されている光源ラインと白色データと全画面デ
ータ(s22)とを比較して求める(図3のステップ3
1)。また、白色データ信頼度演算手段WB24によ
り、白色データの白色度(s25)と白色データの個数
(s24)とをもとに白色データが実際に白色である確
率(以下、白色データ信頼度)を求めるとともに、全画
面データの白色度(s25)と被写体の色差データのば
らつき度とをもとに全画面データの白色データ信頼度を
求め、白色データと全画面データの白色データ信頼度を
比較し、白色データ信頼度の高い方の白色データを白色
データ(s22)と再設定する(図3のステップ3
2)。
【0030】測色センサ信頼度演算手段WB29によ
り、測色センサデータs13が実際に白色である確率
(以下、測色センサ信頼度という)を求める(図3のス
テップ33)。ゲイン演算手段WB211により、色温
度検出手段WB26により検出された白色データの色温
度と測色センサデータの色温度とが等しいかどうかを判
定する(図3のステップ34)。また、白色データ(s
22)を求めた後、白色データ信頼度比較手段WB27
により現在の白色データの白色データ信頼度(s26)
と前回の移行時の白色データの白色データ信頼度(s2
8)とを比較する(図3のステップ35)。さらに、測
色センサ信頼度比較手段WB29により現在の測色セン
サ信頼度とメモリWB210に記憶されている基準値
(s214)とを比較する(図3のステップ36)。以
上の3つの比較結果に基づき、ゲイン演算手段WB21
1は、色温度検出手段WB26により求まった白色デー
タs22の色温度と測色センサデータs13の色温度と
が一致し(図3のステップ34)、現在の白色データの
白色データ信頼度が前回の移行時の白色データの白色デ
ータ信頼度より高く(図3のステップ35)、かつ測色
センサ信頼度が基準値以上である(図3のステップ3
6)場合に、ホワイトバランスゲインs14を演算して
画像信号処理回路104に与え、現在の白色データ信頼
度を信頼度メモリWB28に与え、測色センサに対する
基準値s17を信頼度メモリWB210に与え、それ以
外ならばホワイトバランスゲインの演算、現在の白色デ
ータ信頼度、および測色センサに対する基準値の出力を
禁止する。
【0031】ここで、白色データの色温度と測色センサ
データの色温度との一致を判定する意義について説明す
る。つまり、白色データの色温度と測色センサデータの
色温度とが異なっている場合は、被写体の白色と周辺光
の色が異なっていると考えられ、被写体の色は白色(無
彩色)ではなく、有彩色と判断できる。よって、有彩色
を褪色(無彩色にする)させないために、白色データの
色温度と測色センサデータの色温度との一致を判定して
いるのである。
【0032】つぎに、測色センサデータの信頼度を基準
値と比較する意義について説明する。つまり、測色セン
サデータの信頼度が基準値より低い場合は、測色センサ
データが白色である確率が低い場合であり(例えば、セ
ンサと被写体の距離が極端に小さい)、この場合に測色
センサデータを参照するのは誤動作の原因となるため
に、測色センサデータの信頼度を基準値と比較している
のである。
【0033】つぎに、白色データと全画面データの信頼
度を比較し、信頼度の高い方を白色データと設定する意
義について説明する。つまり、ホワイトバランスゲイン
を演算するときに使用するデータの候補を白色データと
全画面データの2つをあげておき、そのうち白色に近い
方のデータを使用するため、その手段として、信頼度の
高い方のデータをピックアップするということである。
【0034】図4は白色検出の処理内容を示す色差平面
図である。白色検出の被写体の白色部分の色差データ
(B−Yデータ,R−Yデータ)を抽出する処理の概要
を図4を用いて説明する。図4(a)はB−Y、R−Y
を軸とする直交座標系で、L1,L2は任意の光源下の
白色のR−Yデータ、B−Yデータの軌跡(以下、光源
ライン)であり、L1は黒体輻射軸、L2は蛍光灯の分
布軸を示しており、点A、点Bは被写体の色差データを
示している。
【0035】以下に白色検出の処理内容を説明する。光
源ラインL1と被写体のそれぞれの色差データ(点A,
点B)との変位量d3を求め、基準変位量δ3と比較
し、d3≦δ3である場合、つまり図4(a)の網点部
分内に色差データが存在する場合(点A)のデータをピ
ックアップし、d3>δ3である場合(点B)のデータ
のピックアップを禁止することで光源ライン近傍のデー
タのみをピックアップして加算平均し、白色データとし
ている。
【0036】図5は、白色度算出の処理内容を示す色差
平面図である。白色度算出の方法を図5を用いて説明す
る。図5はB−Y、R−Yを軸とする直交座標系で、L
は光源ライン、点Wは被写体の白色データもしくは全画
面データである。以下に、白色度算出の処理内容を説明
する。光源ラインLと点Wとの変位量d4を求め、基準
変位量δ4と比較し、d4>δ4である場合、 白色度=0 d4≦δ4である場合、つまり図の網点部分内に色差デ
ータが存在する場合、 白色度=(δ4−d4)/δ4×100 とする。
【0037】図6は、被写体の色差データのばらつき度
の算出方法を示す色差平面図である。全画面データの白
色データ信頼度を求める場合に必要となるばらつき度の
算出方法を図6を用いて説明する。図6はB−Y、R−
Yを軸とする直交座標系で、点Aから点Hは被写体の色
差データである。以下にばらつき度の算出方法を説明す
る。(B−Y)(R−Y)平面を色温度が4500Kの
白色に対する(B−Y),(R−Y)を原点としたx軸
y軸により4象限に分割し、色差データ全体の個数に対
する各象限の被写体の色差データ数の割合の和をばらつ
き度とする。
【0038】ばらつき度は以下の式で表わす。 ばらつき度=(s1/z+s2/z+s3/z+s4/
z)×100 ただし、 z…色差データ全体の個数(8個) s1…第1象限に存在する色差データ数(点A) s2…第2象限に存在する色差データ数(点B,点C,
点D) s3…第3象限に存在する色差データ数(なし) s4…第4象限に存在する色差データ数(点E,点F,
点G,点H) s1/z、s2/z、s3/z、s4/zはそれぞれの
値が0.25以上になった場合0.25とする。
【0039】図6の場合ばらつき度は、 ばらつき度=(1/8+3/8+0/8+4/8)×100 =(0.125+0.25+0+0.25)×100 =62.5(%) となる。
【0040】白色データ信頼度演算は、白色データの白
色データ信頼度については上記白色度と白色データの個
数をもとに算出し、全画面データの白色データ信頼度に
ついては上記白色度と上記ばらつき度をもとに算出す
る。以下にそれぞれの白色データ信頼度の演算式を示
す。 白色データの白色データ信頼度=(α×白色度+β×白
色データの量)/(α+β) ただし、 α,βは重み付けの係数 全画面データの白色データ信頼度=(白色度+ばらつき
度)/2 測色センサ信頼度演算は白色度算出の処理内容と同様の
計算方法で算出する。これを白色度算出方法を示す図5
を用いて説明する。図5は、B−Y、R−Yを軸とする
直交座標系で、Lは光源ライン、点Wは測色センサデー
タ(1点)である。
【0041】以下に、測色センサ信頼度の処理内容を説
明する。光源ラインLと点Wとの変位量d4を求め、基
準変位量δ4と比較し、d4>δ4である場合、 測色センサ信頼度=0 d4≦δ4である場合、つまり図の網点部分内にデータ
が存在する場合、 測色センサ信頼度=(δ4−d4)/δ4×100 とする。
【0042】上記の構成により、この実施例のビデオカ
メラは、過去の白色データ信頼度より高い白色データ信
頼度の白色データを用い、周辺光の色温度を参照するこ
とで、光源の変化や被写体の変化に対する誤判断のない
正確な白色データによりホワイトバランスゲインを演算
することで良好なホワイトバランスを得ることができ
る。
【0043】なお、上記実施例では測色センサが周辺光
のRGB情報を検出するものであったが、これは、少な
くともRB情報を検出できるものでも良い。なお、測色
センサに対する基準値は固定値でも前回ホワイトバラン
スゲインを出力したときの測色センサ信頼度の値でもど
ちらでも良い。また、上記実施例では白色検出として図
4(a)に示す方法を用いたが、光源の色温度枠によっ
て白色検出してもよい。この場合、図4(b)に示した
ように色温度枠b1,b2,b3,b4,b5,b6を
設け、枠内の色差データ(点A)をピックアップし、枠
外の色差データ(点B)のピックアップを禁止すること
で光源ライン近傍のデータをピックアップして加算平均
し、白色データとすることができる。
【0044】なお、色差データとして、(B/G、R/
G)、(B/Y、R/Y)を用いても良い。 〔第2の実施例〕図7はこの発明の第2の実施例のビデ
オカメラにおけるホワイトバランス制御系のブロック図
を示すものである。図7において、第1の実施例と異な
るのは画面有彩色と周辺光の色温度を考慮したホワイト
バランス制御回路703を用いた点と、有彩色判断手段
705を用いた点であり、これらが特許請求の範囲にお
けるホワイトバランス制御手段に相当する。その他の構
成は図1のビデオカメラと同様である。
【0045】以下にその動作を説明する。画面有彩色と
周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス制御回路7
03および有彩色判断手段705以外は第1の実施例と
同様の動作を行う。有彩色判断手段705は、画面有彩
色と周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス制御回
路703で処理された色差データs22が有彩色か否か
を判断し判断結果s76を出力するものである。画面有
彩色と周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス制御
回路703は、色差データs12と測色センサデータs
13と有彩色判断手段705の判断結果s76をもとに
ホワイトバランスを制御するためのホワイトバランスゲ
インs14を演算して画像信号処理回路104に供給す
る。
【0046】図8はこの発明の第2の実施例のビデオカ
メラにおける画面有彩色と周辺光の色温度を考慮したホ
ワイトバランス制御回路703の具体的な構成と、有彩
色判断手段705を示すブロック図であり、第1の光源
テーブルメモリWB20、白色検出手段WB21、第2
の光源テーブルメモリWB22、白色度算出手段WB2
3、白色データ信頼度演算手段WB24、白色データ信
頼度比較手段WB27、信頼度メモリWB28は第1の
実施例と同様である。
【0047】WB80は測色センサデータs13の色温
度を検出する色温度検出手段である。WB81は白色デ
ータ(s22)が各種光源下での有彩色か否かを判断す
る有彩色判断手段である。WB82は、色温度検出手段
WB80の出力s81と、有彩色判断手段WB81の出
力s76と、白色データ信頼度比較手段WB27の出力
s29と、白色検出手段WB26の出力s22とをもと
にホワイトバランスゲインs14を演算するゲイン演算
手段である。
【0048】図9はこの発明の第2の実施例の画面有彩
色と周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス制御回
路703のアルゴリズムを示すフローチャートである。
以下に、動作を図8、図9を参照しながら説明する。光
源テーブルメモリWB20、白色検出手段WB21、光
源テーブルメモリWB22、白色度算出手段WB23、
白色データ信頼度演算手段WB24、白色データ信頼度
比較手段WB27、信頼度メモリWB28の動作は、第
1の実施例と同様に白色検出手段WB21により白色デ
ータと全画面データ(s22)を求め、白色度算出手段
WB23により白色データと全画面データの白色度(s
25)を求め、白色データ信頼度演算手段WB24によ
り白色データと全画面データの白色データ信頼度(s2
6)を求める(図9のステップ30,31,32;図3
と同様)。
【0049】色温度検出手段WB80により測色センサ
データs13をもとに周辺光の色温度を算出し(図9の
ステップ92)、白色データ信頼度比較手段WB27に
より現在の白色データ信頼度が前回のホワイトバランス
ゲイン更新時の白色データ信頼度より高いかどうかを判
断し(図9のステップ35)、有彩色判断手段WB81
により白色データが各種光源下での有彩色か否かを判断
し(図9のステップ90)、ゲイン演算手段WB82に
より測色センサデータの色温度と光源の色温度とが一致
しているかどうかを判断する(図9のステップ91)。
【0050】以上のような判断処理結果に従い、ゲイン
演算手段WB82は、現在の白色データ信頼度が前回の
ホワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼度より
高い場合において、白色データが有彩色と判断されない
ときに、ホワイトバランスゲインs14の演算、現在の
白色データ信頼度の信頼度メモリWB28への出力を行
い、また、現在の白色データ信頼度が前回のホワイトバ
ランスゲイン更新時の白色データ信頼度より高い場合に
おいて、白色データが有彩色と判断されても、測色セン
サデータの色温度と光源の色温度とが一致しないとき
に、ホワイトバランスゲインs14の演算、現在の白色
データ信頼度の信頼度メモリWB28への出力を行う
(図9のステップ37)。
【0051】一方、現在の白色データ信頼度が前回のホ
ワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼度より低
い場合には、ホワイトバランスゲインs14の演算、現
在の白色データ信頼度の信頼度メモリWB28への出力
を行わない。また、現在の白色データ信頼度が前回のホ
ワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼度より高
い場合においても、前記有彩色判断により白色データが
ある光源下での有彩色と判断され、その光源の色温度と
周辺光の色温度(測色センサデータの色温度)とが一致
している場合、白色データを有彩色と判断し、ホワイト
バランスゲインs14の演算、現在の白色データ信頼度
の出力を禁止する。
【0052】ここで、有彩色判断手段WB81を図10
を用いて説明する。図10はB−Y、R−Yを軸とする
直交座標系で、点A、点Bは白色データである。図中領
域、1001,1002,1003,1004は各種光
源における有彩色の色差データ領域を示すものであり、
例えば、 領域1001はA光源における有彩色aの領域 領域1002はB光源における有彩色bの領域 領域1003はC光源における有彩色cの領域 領域1004はD光源における有彩色dの領域 とした場合、点Aは白色データではあるが、A光源にお
ける有彩色aのデータである可能性があると判断され、
点Bについても同様に白色データではあるが、D光源に
おける有彩色dのデータである可能性があると判断され
る。
【0053】なお、上記実施例では測色センサが周辺光
のRGB情報を検出するものであるが、これは、少なく
ともRB情報を検出できるものでも良い。また、上記実
施例では白色検出として図4(a)に示す方法を用いた
が、光源の色温度枠によって白色検出してもよい。この
場合、図4(b)に示したように色温度枠b1,b2,
b3,b4,b5,b6を設け、枠内の色差データ(点
A)をピックアップし、枠外の色差データ(点B)のピ
ックアップを禁止することで光源ライン近傍のデータを
ピックアップして加算平均し、白色データとすることが
できる。なお、色差データとして、(B/G、R/
G)、(B/Y、R/Y)を用いても良い。
【0054】以上の構成により、この実施例のビデオカ
メラは、白色データが過去の白色データ信頼度より高い
白色データ信頼度の白色データであっても、有彩色の可
能性がある場合、周辺光の色温度を参照することで、任
意の光源下での白色と有彩色の誤判断のない正確な白色
データによりホワイトバランスゲインを演算することで
良好なホワイトバランスを得ることができる。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載のビデオカメラによれば、
過去の白色データ信頼度より高い白色データ信頼度の白
色データを用い、周辺光の色温度を参照することで、光
源の変化や被写体の変化に対する誤判断のない正確な白
色データによりホワイトバランスゲインを演算すること
で良好なホワイトバランスを得ることができる。
【0056】請求項2記載のビデオカメラによれば、白
色データが過去の白色データ信頼度より高い白色データ
信頼度の白色データであっても、有彩色の可能性がある
場合、周辺光の色温度を参照することで、任意の光源下
での白色と有彩色の誤判断のない正確な白色データによ
りホワイトバランスゲインを演算することで良好なホワ
イトバランスを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例におけるビデオカメラ
のホワイトバランスを制御するブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施例における周辺光の色温
度を考慮したホワイトバランス制御回路と測色センサ信
頼度演算比較手段の具体的な構成を示すブロック図であ
る。
【図3】この発明の第1の実施例における周辺光の色温
度を考慮したホワイトバランス制御回路と測色センサ信
頼度演算比較手段のアルゴリズムを示すフローチャート
である。
【図4】この発明の第1の実施例における白色検出の白
色データサンプル領域を表した色差平面図である。
【図5】この発明第1の実施例における白色度算出の際
の被演算要素を表した色差平面図である。
【図6】この発明第1の実施例における全画面データの
ばらつき度を説明するための色差平面図である。
【図7】この発明の第2の実施例におけるビデオカメラ
のホワイトバランスを制御するブロック図である。
【図8】この発明の第2の実施例における画面有彩色と
周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス制御回路と
有彩色判断手段の具体的な構成を示すブロック図であ
る。
【図9】この発明の第2の実施例における画面有彩色と
周辺光の色温度を考慮したホワイトバランス制御回路と
有彩色判断手段のアルゴリズムを示すフローチャートで
ある。
【図10】この発明の第2の実施例における有彩色判断
手段を説明するための色差平面図である。
【図11】従来例におけるビデオカメラのホワイトバラ
ンスを制御するブロック図である。
【符号の説明】
100 固体撮像素子 101 色差データ演算手段 102 測色センサ 103 ホワイトバランス制御回路 104 画像信号処理回路 105 測色センサ信頼度演算比較手段 703 ホワイトバランス制御回路 705 有彩色判断手段 WB20 光源テーブルメモリ WB21 白色検出手段 WB22 光源テーブルメモリ WB23 白色度算出手段 WB24 白色データ信頼度演算手段 WB25 測色センサ信頼度演算手段 WB26 色温度検出手段 WB27 白色データ信頼度比較手段 WB28 信頼度メモリ WB29 測色センサ信頼度比較手段 WB210 信頼度メモリ WB211 ゲイン演算手段 WB80 色温度判断手段 WB81 有彩色判断手段 WB82 ゲイン演算手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの光信号を取り込み電気信号
    に変換する固体撮像素子と、周辺光の少なくともRB情
    報を検出して測色センサデータを出力する測色センサ
    と、前記固体撮像素子により変換された電気信号から前
    記被写体の色差データを演算する色差データ演算手段
    と、ホワイトバランスゲインを演算し前記被写体のホワ
    イトバランスを制御するホワイトバランス制御手段と、
    前記ホワイトバランス制御手段により演算されたホワイ
    トバランスゲインに応じて前記固体撮像素子からの信号
    を変化させて出力する画像信号処理回路とを備え、 前記ホワイトバランス制御手段が、 前記色差データから前記被写体の白色部分に相当する白
    色データを検出する白色検出手段と、 前記白色データの白色に対する近似度を求める白色度算
    出手段と、 前記白色データの個数と前記白色データの白色に対する
    近似度とに基づいて、白色データが実際に白色である確
    率に相当する白色データ信頼度を求める白色データ信頼
    度演算手段と、 前記測色センサデータが実際に白色である確率に相当す
    る測色センサ信頼度を求める測色センサ信頼度演算手段
    と、 前記白色データの色温度と前記測色センサデータの色温
    度とを検出する色温度検出手段と、 前回のホワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼
    度と現在の白色データ信頼度とを比較する白色データ信
    頼度比較手段と、 前記測色センサ信頼度の大きさが基準値を超えているか
    を判断する測色センサ信頼度比較手段と、 前記白色データの色温度と前記測色センサデータの色温
    度とが等しく、前記現在の白色データ信頼度が前回のホ
    ワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼度より高
    く、かつ前記測色センサ信頼度が基準値を超えている場
    合に、前記白色データより前記ホワイトバランスゲイン
    を演算して前記画像信号処理回路に供給するゲイン演算
    手段とを備えたことを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 被写体からの光信号を取り込み電気信号
    に変換する固体撮像素子と、周辺光の少なくともRB情
    報を検出して測色センサデータを出力する測色センサ
    と、前記固体撮像素子により変換された電気信号から前
    記被写体の色差データを演算する色差データ演算手段
    と、ホワイトバランスゲインを演算し前記被写体のホワ
    イトバランスを制御するホワイトバランス制御手段と、
    前記ホワイトバランスゲインに応じて前記固体撮像素子
    からの信号を変化させて出力する画像信号処理回路とを
    備え、 前記ホワイトバランス制御手段が、 前記色差データから前記被写体の白色部分に相当する白
    色データを検出する白色検出手段と、 前記白色データの白色に対する近似度を求める白色度算
    出手段と、 前記白色データの個数と前記白色データの白色に対する
    近似度とに基づいて、前記白色データが実際に白色であ
    る確率に相当する白色データ信頼度を求める白色データ
    信頼度演算手段と、 前記白色データが各種光源下での有彩色であるか否かを
    判断する有彩色判断手段と、 前記測色センサデータの色温度を検出する色温度検出手
    段と、 前回のホワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼
    度と現在の白色データ信頼度とを比較する白色データ信
    頼度比較手段と、 現在の白色データ信頼度が前回のホワイトバランスゲイ
    ン更新時の白色データ信頼度より高いときに前記白色デ
    ータより前記ホワイトバランスゲインを演算して画像信
    号処理回路に供給し、現在の白色データ信頼度が前回の
    ホワイトバランスゲイン更新時の白色データ信頼度より
    高くても、前記有彩色判断手段により前記白色データが
    ある光源下での有彩色と判断され、かつその光源の色温
    度と前記測色センサデータの色温度が等しい場合、前記
    白色データを有彩色と判断して前記ホワイトバランスゲ
    インの演算を禁止するゲイン演算手段とを備えたことを
    特徴とするビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 白色検出手段が、白色データのR成分お
    よびB成分を軸とした座標系に任意の光源下の白色のR
    成分およびB成分の軌跡からなる光源ラインを想定し、
    被写体の各色のR成分およびB成分によりプロットされ
    る位置が前記光源ラインの近傍にある場合の被写体の各
    色のR成分およびB成分のみをサンプルすることで被写
    体の白色部分を検出する手段を備えている請求項1また
    は請求項2記載のビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 白色検出手段が、白色データのR成分お
    よびB成分を軸とした座標系に任意の光源下の白色のR
    成分およびB成分の軌跡からなる光源ラインを想定し、
    被写体の各色を加算平均したデータのR成分およびB成
    分によりプロットされる位置が前記光源ラインの近傍に
    ある場合の前記被写体の各色を加算平均したデータのR
    成分およびB成分のみをサンプルすることで前記被写体
    の白色部分を検出する手段を備えている請求項1または
    請求項2記載のビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 白色度算出手段が、白色データのR成分
    およびB成分を軸とした座標系に任意の光源下の白色の
    R成分およびB成分の軌跡からなる光源ラインを想定
    し、白色検出されたデータのR成分およびB成分により
    プロットされる位置と前記光源ラインとの距離をもとに
    白色に対する近似度を算出する手段を備えている請求項
    1または請求項2記載のビデオカメラ。
  6. 【請求項6】 測色センサ信頼度算出手段が、周辺光の
    RB情報のR成分およびB成分を軸とした座標系に任意
    の光源下の白色のR成分およびB成分の軌跡からなる光
    源ラインを想定し、前記周辺光のRB情報のR成分およ
    びB成分によりプロットされる位置と前記光源ラインと
    の距離をもとに前記周辺光のRB情報の白色に対する近
    似度を算出する手段を備えている請求項1記載のビデオ
    カメラ。
  7. 【請求項7】 有彩色判断手段が、白色データのR成分
    およびB成分を軸とした座標系に各種光源下の有彩色の
    R成分およびB成分の領域を想定し、白色検出されたデ
    ータのR成分およびB成分によりプロットされる位置が
    前記領域内に存在するか否かを判断する手段を備えてい
    る請求項2記載のビデオカメラ。
JP7000137A 1995-01-05 1995-01-05 ビデオカメラ Pending JPH08186828A (ja)

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Cited By (8)

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