JPH08186711A - 符号化装置及びその方法 - Google Patents

符号化装置及びその方法

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JPH08186711A
JPH08186711A JP6329150A JP32915094A JPH08186711A JP H08186711 A JPH08186711 A JP H08186711A JP 6329150 A JP6329150 A JP 6329150A JP 32915094 A JP32915094 A JP 32915094A JP H08186711 A JPH08186711 A JP H08186711A
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JP6329150A
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Mitsuru Maeda
充 前田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラー画像から文字情報を抽出し、文字情報
は劣化を防いで符号化し、カラー画像情報は高効率で符
号化することが可能な符号化装置及びその方法を提供す
ることを目的とする。 【構成】 特定色抽出部3でカラー画像から特定色情報
を抽出し、文字画素判定部4で前記特定色情報のラン長
により文字線画部であるか否かを判定し、文字線画部の
画像データは文字情報符号化部6で可逆符号化が施され
る。また、カラー情報は絵柄符号化部7において不可逆
でも高効率な符号化が施される。両符号化データは合成
部8において合成され、通信インタフェース9を介して
通信回線10に送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、符号化装置及びその方
法に関し、例えば、文字情報を含むカラー画像を符号化
する符号化装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像を符号化して蓄積した
り、伝送したりする例えばカラーファクシミリ装置等の
画像処理装置が広く普及しつつある。カラー画像の符号
化方式においてはJPEG(Joint Photographic Exper
t Group)による標準化が行われ、JPEG符号化方式
として一般に広く使用されている。JPEG符号化方式
では、自然画等の画像をブロックに分割し、離散コサイ
ン変換(Discrete Cosine Transform:以下、DCTと
略す)を施してその係数を量子化した後に、符号化をお
こなっている。尚、ここではJPEG方式の詳細な説明
は省略する。
【0003】JPEG方式を適用した従来の符号化装置
のブロック構成を図21に示す。図21において、10
01はカラー画像データを入力するスキャナや、画像デ
ータを蓄積した記憶装置等により構成される画像入力部
である。1002は1画面分のカラー画像データを蓄積
するフレームメモリ、1003はJPEG符号化を施す
JPEG符号化器、1004は生成された符号化データ
を出力する通信インターフェースである。1005は通
信回線であり、他の通信機器や、装置内の不図示の記憶
装置等に接続されている。
【0004】図21において画像入力部1001から入
力された画像データはフレームメモリ1002に蓄積さ
れる。フレームメモリ1002に蓄積された画像データ
はJPEG符号化器1003でブロックに分割されてD
CT変換が施され、各係数は所定の量子化幅で量子化さ
れた後に符号を割り当てられる。生成された符号化デー
タは、通信インターフェース1004から通信回線10
05を介して他の画像符号化装置や記憶装置等に出力さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のJPE
G符号化方式では、量子化の際に高周波部に大きな量子
化ステップを割り当てることにより、情報量の削減を行
なっている。これはJPEG符号化方式に関わらず、直
交変換等により空間周波数に変換して符号化を行う符号
化方式では、一般的な方法である。
【0006】このような直交変換を用いる符号化方式に
おいては、例えば写真のような連続階調を有する画像を
符号化する際には高周波の成分は少なくなるため、再生
される画像の画質劣化は問題にならない。
【0007】しかしながら、黒文字や色文字等において
は、文字、特にエッジを構成する上で高周波成分が重要
となるため、その高周波成分に大きな量子化ステップを
割り当てる従来のJPEG等をはじめとする直交変換符
号化方式では、エッジがぼけたり、直交変換符号化特有
の折り返し歪みが生じたりしてしまい、文字画像の画質
を大きく劣化させてしまうという欠点があった。
【0008】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、カラー画像から文字情報を抽出し、
文字情報は劣化を防いで符号化し、カラー画像情報は高
効率で符号化することが可能な符号化装置及びその方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
一手段として、本発明は以下の構成を備える。
【0010】即ち、カラー画像を符号化する符号化装置
であって、前記カラー画像から文字情報を抽出する文字
情報抽出手段と、前記文字情報を符号化する第1の符号
化手段と、前記画像データを符号化する第2の符号化手
段と、前記第1の符号化手段による符号化データと前記
第2の符号化手段による符号化データとを合成する合成
手段とを具備することを特徴とする。
【0011】例えば、前記文字情報抽出手段は、前記カ
ラー画像から特定色情報を抽出する特定色抽出手段と、
前記特定色情報を参照して注目画素が文字を構成する画
素であるか否かを判定する文字画素判定手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0012】例えば、前記文字画素判定手段は、前記特
定色からなる線幅を抽出し、該線幅が所定値以下であれ
ば文字を構成する画素であると判定することを特徴とす
る。
【0013】また、例えば前記文字情報抽出手段は、前
記カラー画像から特定色情報を抽出する特定色抽出手段
と、前記特定色情報よりエッジ情報を抽出するエッジ情
報抽出手段と、前記特定色情報と前記エッジ情報とを参
照して注目画素が文字を構成する画素であるか否かを判
定する文字画素判定手段とを具備することを特徴とす
る。
【0014】更に、前記画像データのうち前記文字情報
に対応する画素を周辺画素により補間する補間手段を有
し、前記第2の符号化手段は前記縮小手段により補間さ
れた前記画像データを符号化することを特徴とする。
【0015】更に、前記画像データの解像度を変換する
解像度変換手段を有し、前記第2の符号化手段は前記解
像度変換手段により解像度を変換された前記画像データ
を符号化することを特徴とする。
【0016】例えば、前記合成手段は、まず前記第1の
符号化手段による符号化データを出力し、次に前記第2
の符号化手段による符号化データを出力することを特徴
とする。
【0017】例えば、前記第1の符号化手段は可逆符号
化を行い、前記第2の符号化手段は不可逆符号化を行う
ことを特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成において、入力されたカラー画像から
特定色による線幅やエッジを抽出することにより、画像
データ内の文字を構成する画素を抽出することができ
る。そして、文字を構成する画素は可逆な符号化方式で
劣化を防いで符号化し、カラー画像データは高効率に符
号化することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を、図面を参照
して詳細に説明する。
【0020】<第1実施例>図1は本実施例における符
号化装置のブロック構成を示す図である。図1におい
て、1はカラー画像データを入力するスキャナや画像デ
ータを蓄積した記憶装置等により構成される画像入力
部、2は1画面分のカラー画像データを蓄積するフレー
ムメモリである。3は、入力されたカラー画像から文字
を構成する特定色の画素を抽出する特定色抽出部であ
る。説明の簡便のために、以下、特定色抽出部3で抽出
する文字の色は黒であるとする。4は特定色抽出部3に
おいて抽出された黒画素のうち、文字を構成する画素を
抽出する文字画素判定部である。特定色抽出部3と文字
画素判定部4とにより、文字情報抽出部5を構成する。
【0021】6は抽出された文字画素に対して、例えば
算術符号やMMR等のエントロピー符号化等の可逆圧縮
を施す文字情報符号化部である。以下、文字情報符号化
部6のいては算術符号化を行うものとして説明を行う。
【0022】7はカラー画像を符号化する絵柄符号化部
である。以下、説明の簡便のために、絵柄符号化部7で
はJPEG方式による符号化を行うとする。8は文字情
報符号化部6と絵柄符号化部7とで生成されたそれぞれ
の符号化データを合成する合成部である。9は合成され
た符号化データを出力する通信インターフェースであ
り、合成された符号化データは、通信回線10を介して
他の通信機器や、装置内の不図示の記憶装置等に接続さ
れている。
【0023】以上の構成からなる本実施例の符号化装置
における動作を、以下詳細に説明する。
【0024】まず、画像入力部1から入力された画像デ
ータはフレームメモリ2に蓄積される。1画面分の画像
データがフレームメモリ2に格納されると、画像データ
は特定色抽出部3に入力される。特定色抽出器3では、
入力画像データを画素毎に均等色空間であるL*a*b*
信号に変換して、画素データ(Li,Ai,Bi)を得
る。この画素データと特定色のL*a*b*(Ls,As,
Bs)との色差を求め、次式に示すように所定の閾値T
h1と比較する。
【0025】
【数1】
【0026】 √(Li―Ls)2・・・・・ (1) ここで、本実施例における特定色は黒であるため、(L
s,As,Bs)=(0,0,0)となる。
【0027】特定色抽出部3では、上式(1)を満たす
画素、即ち、閾値Th1より色差が小さかった画素につ
いては、これを黒画素とみなして「1」を出力し、上式
(1)を満足しない画素については「0」を出力する。
このように特定色抽出部3からで出力されるデータを、
以下、特定色画素情報と称する。
【0028】次に文字画素判定部5では、特定色抽出部
3から出力された特定色画素情報を入力して、各画素が
文字領域に含まれるか否かを判定する。ここで、文字画
素判定部5の詳細構成を図2のブロック図に示す。
【0029】図2において、21は特定色抽出部3から
特定色画素情報を入力する端子、22は特定色画素情報
を1フレーム分格納するフレームメモリaである。23
はDSP等で構成される演算器MPUであり、フレーム
メモリa22から特定色画素情報を入力して各画素デー
タが文字を構成する画素であるか否かを判定する。MP
U23はプログラムメモリ24に格納されたプログラム
に従って動作し、MPU23における判定結果を、以
下、文字画素情報と称する。文字画素情報は、注目画素
が文字を構成する画素であれば「1」、そうでなければ
「0」となる。25はMPU23から出力された文字画
素情報を1フレーム分格納するフレームメモリbであ
り、26は文字画素情報を後続する文字情報符号化部6
に出力する端子である。
【0030】次に、MPU23で実行される符号化処理
について説明する。図3〜図8に、MPU23で実行す
る一連のプログラムのフローチャートを示す。尚、該フ
ローチャートは以下ステップ番号のみにより参照する。
【0031】本実施例においては、文字は一般的にその
線幅が細いことから、黒画素が文字を構成するか否かを
線画の幅を抽出することにより判定している。
【0032】また、本実施例においてはフレームメモリ
a22,b25におけるメモリアクセスを2次元で行う
こととし、そのアドレスを(x,y)で表わすとする。
ここで、フレームメモリa22上のアドレス(x,y)
の画素値をA(x,y)とし、フレームメモリb25上のア
ドレス(x,y)の画素値をB(x,y)とする。また、入
力画像のサイズを(Xsize,Ysize)とし、線幅の閾値
をTh2とする。尚、フレームメモリb25は、予め
「0」で初期化されているものとする。
【0033】以下、図3〜図8のフローチャートに従っ
てMPU23の動作について説明する。
【0034】符号化処理が開始されると、まずステップ
S01で副走査アドレスyを「1」にセットする。そし
てステップS02において副走査アドレスyが入力画像
の副走査方向サイズYsizeより大きくなければ、ステッ
プS03に進んで主走査アドレスxを「1」にセット
し、フラグflgを「1」としておく。ここで、フラグ
flgは注目画素が文字領域の画素であるか否かを示す
フラグであり、入力される黒画素情報が既に文字以外の
領域であると分かっている場合には「0」、そうでなけ
れば「1」を示す。
【0035】そして、ステップS04で主走査アドレス
xが入力画像の副走査方向サイズXsizeより大きくなけ
れば、ステップS05に進み、フレームメモリa22か
ら画素(x,y)を読み込んで、フラグflgが「1」
であり、かつ画素値A(x,y)が「1」、即ち黒である場
合に、ステップS06に進む。ステップS06ではルー
プカウンタiを「1」にセットする。そしてステップS
07に進み、ループカウンタiが所定の閾値Th2に等
しいか否か、即ち、Th2より小さいか否かを判定し、
小さければステップS08に進む。ステップS08では
フレームメモリa22から画素(x+i,y)を読み込
んで、その画素値A(x+i,y)が「1」、即ち黒であれ
ば、ステップS09でループカウンタiをカウントアッ
プし、ステップS07に戻る。このループにより、主走
査方向の線幅が検出できる。
【0036】ステップS08において画素値A(x+i,y)
が「0」、即ち白であれば、画素(x,y)は短い線幅
(Th2以下の線幅)の一部であると判定され、ステッ
プS10に進んでフレームメモリb25上のアドレス
(x,y)の画素値B(x,y)を「1」とする。そしてス
テップS11において主走査アドレスxをカウントアッ
プしてステップS04に戻り、主走査方向の次画素の処
理を行う。
【0037】また、ステップS07においてループカウ
ンタiが閾値Th2と等しかった場合、即ち、注目画素
から主走査方向に「Th2」個以上の黒画素が連続して
いるとみなされ、注目画素は文字を構成する画素ではな
いと判断できるため、ステップS16に進んで画素値B
(x,y)を「0」とし、ステップS17でフラグflgを
「0」とする。そしてステップS11に進み、主走査ア
ドレスxをカウントアップしてステップS04に戻り、
主走査方向の次画素の処理を行う。
【0038】また、ステップS05においてフラグfl
gが「0」であるか又は画素値A(x,y)が「0」である
場合、注目画素は文字を構成する画素ではないと判断さ
れ、ステップS13へ進む。ステップS13において、
画素値A(x,y)が「0」である場合には黒画素の連結が
切れていると判断され、ステップS14に進んでフラグ
flgを「1」にセットする。そしてステップS15で
画素値B(x,y)を「0」とする。一方、ステップS13
において画素値A(x,y)が「1」の時には、即ちflg
が「1」であるため、そのままステップS15に進み、
画素値B(x,y)を「0」とする。そしてステップS11
に戻って主走査アドレスxをカウントアップし、ステッ
プS04に戻り、主走査方向の次画素の処理を行う。
【0039】ステップS04において主走査方向での全
ての画素の処理が終了したら、ステップS12において
副走査アドレスyをカウントアップし、ステップS02
に戻って次ラインの処理を行う。
【0040】ステップS02において副走査方向での全
てのラインの処理が終了したと判定されると、主走査方
向における線幅のチェックによる文字画素の判定が終了
したので、次に副走査方向のチェックをステップS18
からステップS36で行う。副走査方向における文字画
素の判定は、基本的には主走査方向におけるチェックと
同様であるため詳細な説明は省略する。ただし、既に文
字画素であると判定済みの画素については、副走査方向
における判定は行わない(ステップS22,S23)。
【0041】ステップS19において、副走査方向の全
ラインの処理が終了したと判定されると、副走査方向に
おける線幅のチェックによる文字画素の判定が終了し、
文字画素情報がフレームメモリb25に格納されたこと
になる。
【0042】以上説明したようにして全ての文字画素情
報がフレームメモリb25に格納されると、次に該文字
画素情報の符号化を行う。フレームメモリb25の文字
画素情報は図2に示す端子26を介して順次読み出さ
れ、図1に示す文字情報符号化部6に入力される。そこ
で算術符号化が施され、合成部8を介して通信インター
フェース9から通信回線10に出力される。
【0043】そしてフレームメモリb25の文字画素情
報の符号化・出力が全て終了すると、合成部8はJPE
G符号化データの始まりを示すJPEGスタートコード
を生成し、通信インターフェース9から出力する。そし
て絵柄符号化部7ではフレームメモリ2に格納されてい
るカラー画像データをJPEG方式で符号化し、合成部
8を介して通信インターフェース9から通信回線10に
出力する。
【0044】そしてフレームメモリ2の画像データの符
号化・出力が全て終了すると、本実施例における符号化
処理を終了する。
【0045】尚、本実施例において、プログラムメモリ
24に孤立点除去のプログラム(例えば近傍8画素参
照)を格納し、MPU23において文字画素検出後にフ
レームメモリb25を走査して、孤立点と思われる画素
の画素値を「0」に置換しても良い。
【0046】更に、プログラムメモリ24に既存のアル
ゴリズムの網点除去のプログラムを格納し、MPU23
において文字画素検出後にフレームメモリb25を走査
して、網点を除去することも有効である。
【0047】また、線幅の閾値として主走査方向,副走
査方向共にTh2である例について説明したが、入力画
像や装置の特徴等により、主走査方向,副走査方向でそ
れぞれことなる閾値を設定しても良い。
【0048】以上説明したように本実施例によれば、画
像情報より文字情報を検出し、該文字情報に対しては可
逆な符号化を行い、画像情報そのものに対しては高効率
な符号化を行うことにより、文字の劣化のない画像を再
生することができる。
【0049】また、線画の幅により文字情報領域の判定
を行っているため、即ち文字情報のベタ部に関して判定
したことになり、従って例えば誤差拡散法等で2値化を
行っても、ベタ部に関して劣化のない再生を行うことが
可能となる。
【0050】<第2実施例>以下、本発明に係る第2実
施例について説明する。
【0051】図9は第2実施例における符号化装置のブ
ロック構成を示す図である。図9において、上述した第
1実施例における図1と同様の構成には同一番号を付
し、説明を省略する。
【0052】図9において、61は入力画像からエッジ
画素を抽出するエッジ抽出部、62は1画面分のエッジ
画素データを蓄積するフレームメモリc、63は1画面
分の黒画素データを蓄積するフレームメモリdである。
また、64は抽出された黒画素データとエッジ画素デー
タとから文字を構成する画素を抽出する文字画素判定部
である。
【0053】画像入力部1から入力された画像データは
フレームメモリ2に蓄積される。1頁分の画像データが
フレームメモリ2に格納されると、画像データは特定色
抽出部3に入力される。そして特定色抽出部3において
特定色画素情報が抽出・出力され、フレームメモリd6
3に格納される。
【0054】一方、エッジ抽出部61はフレームメモリ
2から画像データを特定色抽出部3をスルーして読み込
み、各色毎にエッジ抽出を行う。ここで、エッジ抽出の
方法は例えばラプラシアンや、注目画素と周囲画素の平
均値との差分による方法等、公知の方法であれば何でも
良い。そして、各色毎のエッジ情報とフレームメモリd
63に格納されている特定色画素情報で示される黒画素
データとを比較し、その論理和をとることにより黒エッ
ジを求め、各画素毎に、フレームメモリc62に黒エッ
ジ画素であれば「1」を、そうでなければ「0」を出力
する。
【0055】そして、文字画素判定部64においては、
フレームメモリc62の黒エッジ画素情報(「1」/
「0」の画素データ)とフレームメモリd63の特定色
画素情報で示される黒画素データとを入力して、各画素
が文字であるか否かを判定する。図10に、文字画素判
定部64の詳細構成を示す。
【0056】図10において、71はフレームメモリc
62から注目画素の黒エッジ画素データを入力する端
子、72はフレームメモリd63から特定色画素情報で
示される黒画素データを入力する端子である。73はフ
レームメモリc62からの黒エッジ情報とフレームメモ
リd63からの黒画素情報とを入力して、各画素データ
が文字を構成する画素であるか否かを判定する演算器M
PUであり、DSP等で構成され、プログラムメモリ7
4に格納されたプログラムに従って動作する。文字画素
判定部において、文字画素情報は各画素が文字を構成す
る画素であれば「1」、そうでなければ「0」として出
力される。75はMPU73から出力された文字画素情
報を1フレーム分格納するフレームメモリeである。7
6は文字画素情報を文字情報符号化部6に出力する端子
である。
【0057】次に、MPU73で実行される符号化処理
について説明する。図11〜図18に、MPU73で実
行する一連のプログラムのフローチャートを示す。尚、
該フローチャートは以下ステップ番号のみにより参照す
る。
【0058】第2実施例においては、文字は一般的にそ
の線幅が細く、エッジ画素を含むことから、線画の幅を
抽出し、かつエッジ画素を抽出することにより黒画素が
文字を構成するか否かを判定している。
【0059】また、第2実施例においてはフレームメモ
リc62,d63,e75におけるメモリアクセスを2
次元で行うこととし、そのアドレスを(x,y)で表わ
すとする。ここで、フレームメモリc62上のアドレス
(x,y)の画素値をC(x,y)とし、フレームメモリd
63上のアドレス(x,y)の画素値をD(x,y)とし、
フレームメモリe75上のアドレス(x,y)の画素値
をE(x,y)とする。また、入力画像のサイズを(Xsiz
e,Ysize)とし、線幅の閾値をTh3とする。
【0060】以下、図11〜図18のフローチャートに
従ってMPU73の動作について説明する。
【0061】第2実施例における符号化処理が開始され
ると、まずステップS101で副走査アドレスyを
「1」にセットする。そしてステップS102において
副走査アドレスyが入力画像の副走査方向サイズYsize
に等しくなければ、ステップS103に進んで主走査ア
ドレスxを「1」にセットし、フラグflgを「1」と
しておく。ここで、フラグflgは注目画素が文字領域
の画素であるか否かを示すフラグであり、入力される黒
画素情報が既に文字以外の領域であると分かっている場
合には「0」、そうでなければ「1」を示す。
【0062】そして、ステップS104で主走査アドレ
スxが入力画像の主走査方向サイズXsizeに等しくなけ
れば、ステップS105に進み、フレームメモリd63
から画素(x,y)を読み込んで、フラグflgが
「1」であり、かつ画素値D(x,y)が「1」、即ち黒で
ある場合に、ステップS106に進む。ステップS10
6では、直前の画素値D(x-1,y)が「0」、即ち白であ
れば、ステップS107でフレームメモリc62から黒
エッジ画素データ(x,y)を読み込み、その画素値C
(x,y)が「0」、即ち非エッジ画素であれば、当該画素
は文字でないと判断し、ステップS108に進む。そし
て、ステップS108ででフラグflgを「0」にし、
ステップS109でフレームメモリe75上のアドレス
(x,y)の画素値E(x,y)を「0」とする。次に処理
はステップS115に進み、主走査アドレスxをカウン
トアップし、ステップS104に戻って主走査方向の次
画素の処理を行う。
【0063】一方、ステップS106において直前の画
素値D(x-1,y)が「1」(黒)であるか、または、ステ
ップS107において画素値C(x,y)が「1」、即ちエ
ッジ画素であれば、ステップS110でループカウンタ
iを「1」にセットする。そしてステップS111でル
ープカウンタiが所定の閾値Th3に等しいか否か、即
ち、Th3より小さいか否かを判定し、小さければステ
ップS112に進む。ステップS112ではフレームメ
モリd63から画素(x+i,y)を読み込んで、その
画素値D(x+i,y)が「1」、即ち黒であれば、ステップ
S113でループカウンタiをカウントアップし、ステ
ップS111に戻る。
【0064】ステップS112において画素値D(x+i,
y)が「0」、即ち白であれば、画素(x,y)は短い線
幅(Th3以下の線幅)の一部であり、エッジ画素を含
むことから、文字部であると判定し、ステップS114
でフレームメモリe75上のアドレス(x,y)の画素
値E(x,y)を「1」とする。そしてステップS115で
主走査アドレスxをカウントアップしてステップS10
4に戻り、主走査方向の次画素の処理を行う。
【0065】また、ステップS111において、ループ
カウンタiが閾値Th3と等しかった場合、即ち、注目
画素から主走査方向に「Th3」個以上の黒画素が連続
しているとみなされ、注目画素は文字を構成する画素で
はないと判断できるため、ステップS120に進んで画
素値E(x,y)を「0」とし、ステップS121でフラグ
flgを「0」とする。そしてステップS115に進
み、主走査アドレスxをカウントアップしてステップS
104に戻り、主走査方向の次画素の処理を行う。
【0066】また、ステップS105においてフラグf
lgが「0」であるか又は画素値D(x,y)が「0」であ
る場合、注目画素は文字を構成する画素ではないと判断
され、ステップS117へ進む。ステップS117にお
いて、画素値D(x,y)が「0」である場合には黒画素の
連結が切れていると判断され、ステップS118に進ん
でフラグflgを「1」にセットする。そしてステップ
S119で画素値E(x,y)を「0」とする。一方、ステ
ップS117において画素値D(x,y)が「1」の時には
flgが「1」であるためそのままステップS119に
進み、画素値E(x,y)を「0」とする。そしてステップ
S115に戻って主走査アドレスxをカウントアップ
し、ステップS104に戻り、主走査方向の次画素の処
理を行う。
【0067】ステップS104において主走査方向での
全ての画素の処理が終了したら、ステップS116にお
いて副走査アドレスyをカウントアップし、ステップS
102に戻って次ラインの処理を行う。
【0068】ステップS102において副走査方向の全
ラインの処理が終了したと判定されると、主走査方向に
おける線幅のチェックによる文字画素の判定が終了した
ため、次に副走査方向における線幅のチェックをステッ
プS112からステップS143で行う。副走査方向に
おける文字画素の判定は、基本的には主走査方向におけ
るチェックと同様であるため、詳細な説明は省略する。
ただし、既に文字画素であると判定された画素について
は、副走査方向での判定は行わない(ステップS12
6,S127)。
【0069】ステップS123において、副走査方向で
全てのラインの処理が終了したと判定されると、副走査
方向における線幅のチェックによる文字画素の判定が終
了し、文字画素情報がフレームメモリe75に格納され
たことになる。
【0070】以上説明したようにして全ての文字画素情
報がフレームメモリe75に格納されると、次に該文字
画素情報の符号化を行う。フレームメモリe75の文字
画素情報は端子76を介して順次読み出され、図9に示
す文字情報符号化部6に入力されて算術符号化が施さ
れ、合成部8を介して通信インターフェース9から通信
回線10に出力される。
【0071】そして、フレームメモリe75に格納され
た文字画素情報の符号化が全て終了すると、合成部8は
JPEG符号化データの始まりを表すJPEGスタート
コードを生成し、通信インターフェース9から出力す
る。そして絵柄符号化部7はフレームメモリ2のカラー
画像データをJPEG方式で符号化し、合成部8を介し
て通信インターフェース9から通信回線10に出力す
る。
【0072】そしてフレームメモリ2の画像データの符
号化・出力が全て終了すると、第2実施例における符号
化処理を終了する。
【0073】尚、第2実施例においても、上述した第1
実施例と同様、孤立点除去や網点除去処理を行っても良
い。
【0074】以上説明したように第2実施例によれば、
文字画素情報の抽出の際に更にエッジ部による判定を行
うため、より正確な文字画素情報の判定を行うことがで
き、該文字情報に対しては可逆な符号化を行い、画像情
報そのものに対しては高効率な符号化を行うことによ
り、文字の劣化のない画像を再生することができる。
【0075】<第3実施例>以下、本発明に係る第3実
施例について説明する。
【0076】図19は第3実施例における符号化装置の
ブロック構成を示す図である。図19において、上述し
た第1実施例における図1と同様の構成には同一番号を
付し、説明を省略する。
【0077】図19において、81は抽出された黒画素
データとエッジ画素データとから文字を構成する画素を
抽出する文字画素判定部である。82は文字画素情報に
従って、フレームメモリ2のカラー画像データから文字
情報を取り除き、取り除いた後を周囲の画素により補間
する文字情報補間部である。83は入力画像を縦横1/
2に縮小する画像縮小部であり、既存の縮小方式、例え
ば投影法により縮小画像を生成する。
【0078】画像入力部1から入力された画像データは
フレームメモリ2に蓄積される。1フレーム分の画像デ
ータがフレームメモリ2に格納されると、次に画像デー
タは特定色抽出部3に入力され、特定色画素情報が出力
されてフレームメモリd63に格納される。
【0079】エッジ抽出部61では、フレームメモリ2
からの画像データを特定色抽出部3をスルーして読み込
み、各色毎のエッジ抽出を行う。その結果とフレームメ
モリd63に格納されている特定色画素情報で示される
黒画素データとを比較し、その論理和をとることにより
黒エッジを求め、黒エッジ画素であれば「1」を、そう
でなければ「0」をフレームメモリc62に出力する。
【0080】そして文字画素判定部81では、フレーム
メモリc62の黒エッジ画素情報(「1」/「0」)と
フレームメモリd63の特定色画素情報で示す黒画素デ
ータとを入力して、各画素が文字を構成する画素である
か否かを判定する。図20に、文字画素判定部81の詳
細構成を示す。
【0081】図20において、101はフレームメモリ
c62から注目画素の黒エッジ画素データを入力する端
子、102,103はフレームメモリd63から特定色
画素情報を示す黒画素データを入力する端子である。1
04はN画素分の画素データを格納するラッチ、105
は主走査方向のラン長をカウントするラン長カウンタ
a、106は副走査方向のラン長をカウントするラン長
カウンタbである。107,108は各ラン長と閾値T
h5とを比較し、それぞれラン長が閾値Th5より小さ
ければ「1」を、そうでなければ「0」を出力する。1
09は2入力の論理和とをるOR回路、110は2入力
の論理積をとるAND回路である。113は判定結果を
1フレーム分蓄積するフレームメモリf、111,11
2はフレームメモリf113のアドレスコントローラで
ある。アドレスコントローラ111はフレームメモリf
113の主走査方向の任意のアドレスに画素値を設定
し、アドレスコントローラ112は副走査方向の任意の
アドレスに画素値を設定する。114は、文字画素判定
部81における判定結果を文字情報符号化部6に出力す
る端子である。
【0082】以下、第3実施例における符号化処理につ
いて詳細に説明する。
【0083】まず、符号化処理に先立って、フレームメ
モリf113を「0」でクリアしておく。そして、フレ
ームメモリc62より注目画素の黒エッジ画素データが
端子101から入力される。そして、注目画素より「N
―1」画素先の黒画素データ(特定色情報)が端子10
2から入力され、ラッチ104にN画素分だけ格納され
る。そしてフレームメモリd63から、注目画素と主走
査アドレスが等しい副走査方向の「N―1」画素の黒画
素データが端子103から入力される。尚、「N」は上
述した閾値Th5+1以上であれば、適宜設定すれば良
い。
【0084】ラン長カウンタa105は、ラッチ104
の黒画素データにおいて、注目画素から主走査方向に黒
画素のラン長を調べ、比較器107に出力する。ラン長
カウンタb106は、注目画素から副走査方向に黒画素
のラン長を調べ、比較器108に出力する。比較器10
7,108においては各入力を閾値Th5と比較し、閾
値Th5より入力値が小さければ「1」を、そうでなけ
れば「0」を出力する。それらの結果はOR回路109
に入力され、論理和を求める。即ち、主走査方向、及び
副走査方向のどちらか一方でも、そのラン長が閾値Th
5よりも短かったら「1」を、そうでなければ「0」を
出力する。AND回路110はOR回路109の出力と
端子101から入力された黒エッジ画素データとの論理
積を取り、出力する。即ち、AND回路110の出力が
「1」であれば、注目画素は文字のエッジ部の画素であ
る。この信号はアドレスコントローラ111,112に
入力される。又、比較器107の結果がアドレスコント
ローラ111に、比較器108の結果がアドレスコント
ローラ112に入力される。これらの信号がともに
「1」である時に、各アドレスコントローラは動作可能
となる。
【0085】アドレスコントローラ111は動作可能に
なったとき、ラン長カウンタ105からラン長を読み出
し、フレームメモリf113上で注目画素からラン長分
の画素値を「1」とする。同様に、アドレスコントロー
ラ112は動作可能になったとき、ラン長カウンタ10
6からラン長を読み出し、フレームメモリf113上で
注目画素からラン長分の画素値を「1」とする。
【0086】そして、全ての画素についての処理が終了
すると、フレームメモリf113の内容を文字画素情報
として端子114から文字情報符号化部6に出力する。
文字情報符号化部6においては、入力された文字画素情
報に対して算術符号化を施し、合成部8を介して通信イ
ンタフェース9から通信回線10に出力される。
【0087】フレームメモリf113の文字画素情報の
符号化が全て終了すると、合成部8はJPEG符号化デ
ータの始まりを表すJPEGスタートコードを生成し、
通信インタフェース9から通信回線10へ出力する。
【0088】次に、文字情報補間部82は、フレームメ
モリ2からカラー画像を、フレームメモリf113から
文字画素情報を順次読み出し、処理をする画素が文字を
構成する画素であった場合、該画素を周囲のカラー画素
で補間することにより置換し、そうでなければ入力画素
をそのまま出力する。そして画像縮小部83では、入力
画像を投影法により縦横1/2に縮小して出力する。次
に絵柄符号化部7では、画像縮小部83で縮小されたカ
ラー画像データをJPEG方式で符号化し、合成部8を
介して通信インタフェース9から通信回線10に出力す
る。
【0089】このようにしてフレームメモリ2に格納さ
れた全ての画像データが符号化され、出力が終了したら
第3実施例における符号化処理を終了する。
【0090】以上説明したように第3実施例によれば、
文字情報と絵柄情報とを分離し、カラー画像から文字情
報を除去することによって、絵柄情報の高周波成分を減
じることができる。従って、符号化効率を向上させるこ
とができるとともに、文字エッジ周辺の劣化による折り
返し歪みに起因する画像の劣化をより一層低減できる。
【0091】また、縮小により絵柄情報の解像度を低く
して符号化することにより、画質の劣化を抑えながら高
効率の符号化が可能となる。又、第3実施例による符号
化をカラーファクシミリ等、複数の解像度による通信が
可能な画像処理装置に適用すれば、例えば低解像度のモ
ードでも、文字だけは高解像度で送信することができ、
伝えるべき情報を好適に伝送することができる。
【0092】<他の実施例>以上説明した第1〜第3実
施例においては、特定色抽出部3における特定色の抽出
を、均等色空間における色差計算により行う例について
説明を行ったが、本発明はこの例に限定されるものでは
なく、その他の変換によって距離を求めても勿論かまわ
ない。また、特定色を1色で構成した例を説明したが、
例えば地図画像ように複数色の線分と絵柄とから構成さ
れるような画像の場合、複数色を特定色として設定し、
複数の文字情報符号化器を並列に動作するように拡張す
ることで、本発明の主旨を逸脱しない適切な符号化が容
易に実現できる。
【0093】また、絵柄符号化部7における符号化の例
としてJPEG符号化を用いて説明を行ったが、やはり
これに限定されるものではなく、例えば、アダマール変
換とベクトル量子化を組み合わせた符号化等、他の符号
化方式を採用してもかまわない。
【0094】また、説明を容易にするために、複数のフ
レームメモリを用いて符号化を行ったが、ラインバッフ
ァ等を用いてハードウェア化しても勿論かまわない。
【0095】また、文字を構成する画素を判別するのた
めに、線幅をラン長により検出する例について説明した
が、検出方法はこれに限定されない。また、ラン長によ
り判別する場合の閾値は予め設定しても良いし、装置内
部で画像全体の統計量から閾値を算出して設定してもか
まわない。
【0096】また、符号化された画像データは通信イン
タフェース9を介して通信回線10に伝送される例につ
いて説明を行ったが、通信を行わずに記憶装置等に格納
する構成でももちろん良い。
【0097】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
字情報に対しては可逆な符号化を、カラー画像に対して
は高効率な符号化を行うことにより、全体として効率的
な符号化を行いつつ、文字部の劣化のない画像を再生す
ることができる。
【0099】また、文字情報をエッジ部のみでなく、ベ
タ部に関しても判定を行うため、例えば誤差拡散法等に
よる2値化を行っても高画質で再現することが可能とな
る。
【0100】また、文字情報の抽出もカウンタやバッフ
ァ等の小規模な回路構成で処理可能であり、処理そのも
のも単純であるため、高速処理を行うことができる。
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の符号化装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】本実施例における文字画素判定部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本実施例におけるMPUの動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】本実施例におけるMPUの動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】本実施例におけるMPUの動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】本実施例におけるMPUの動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】本実施例におけるMPUの動作を示すフローチ
ャートである。
【図8】本実施例におけるMPUの動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】本発明に係る第2実施例の符号化装置の構成を
示すブロック図である。
【図10】第2実施例における文字画素判定部の構成を
示すブロック図である。
【図11】第2実施例におけるMPUの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図12】第2実施例におけるMPUの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】第2実施例におけるMPUの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図14】第2実施例におけるMPUの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図15】第2実施例におけるMPUの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図16】第2実施例におけるMPUの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図17】第2実施例におけるMPUの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図18】第2実施例におけるMPUの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図19】本発明に係る第3実施例の符号化装置の構成
を示すブロック図である。
【図20】第3実施例における文字画素判定部の構成を
示すブロック図である。
【図21】従来の符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 画像入力部 2,22,25,62,63,75,113 フレーム
メモリ 3 特定色抽出部 4,64,81 文字画素判定部 5 文字情報抽出部 6 文字情報符号化部 7 絵柄情報符号化部 8 合成部 9 通信インタフェース 10 通信回線 23,73 MPU 24,74 プログラムメモリ 61 エッジ抽出部 82 文字情報補間部 83 画像縮小部
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 C // H03M 7/30 A 9382−5K

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を符号化する符号化装置であ
    って、 前記カラー画像から文字情報を抽出する文字情報抽出手
    段と、 前記文字情報を符号化する第1の符号化手段と、 前記画像データを符号化する第2の符号化手段と、 前記第1の符号化手段による符号化データと前記第2の
    符号化手段による符号化データとを合成する合成手段と
    を具備することを特徴とする符号化装置。
  2. 【請求項2】 前記文字情報抽出手段は、 前記カラー画像から特定色情報を抽出する特定色抽出手
    段と、 前記特定色情報を参照して注目画素が文字を構成する画
    素であるか否かを判定する文字画素判定手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記文字画素判定手段は、 前記特定色からなる線幅を抽出し、該線幅が所定値以下
    であれば文字を構成する画素であると判定することを特
    徴とする請求項2記載の符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記文字情報抽出手段は、 前記カラー画像から特定色情報を抽出する特定色抽出手
    段と、 前記特定色情報よりエッジ情報を抽出するエッジ情報抽
    出手段と、 前記特定色情報と前記エッジ情報とを参照して注目画素
    が文字を構成する画素であるか否かを判定する文字画素
    判定手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の
    符号化装置。
  5. 【請求項5】 前記画像データのうち前記文字情報に対
    応する画素を周辺画素により補間する補間手段を更に有
    し、 前記第2の符号化手段は前記縮小手段により補間された
    前記画像データを符号化することを特徴とする請求項1
    記載の符号化装置。
  6. 【請求項6】 前記画像データの解像度を変換する解像
    度変換手段を更に有し、 前記第2の符号化手段は前記解像度変換手段により解像
    度を変換された前記画像データを符号化することを特徴
    とする請求項1記載の符号化装置。
  7. 【請求項7】 前記合成手段は、まず前記第1の符号化
    手段による符号化データを出力し、次に前記第2の符号
    化手段による符号化データを出力することを特徴とする
    請求項1記載の符号化装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の符号化手段は可逆符号化を行
    い、 前記第2の符号化手段は不可逆符号化を行うことを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の符号化装置。
  9. 【請求項9】 カラー画像を符号化する符号化方法であ
    って、 前記カラー画像から文字情報を抽出する文字情報抽出工
    程と、 前記文字情報を符号化する第1の符号化工程と、 前記画像データを符号化する第2の符号化工程と、 前記第1の符号化工程による符号化データと前記第2の
    符号化工程による符号化データとを合成する合成工程と
    を有することを特徴とする符号化方法。
  10. 【請求項10】 前記文字情報抽出工程は、 前記カラー画像から特定色情報を抽出する特定色抽出工
    程と、 前記特定色情報を参照して注目画素が文字を構成する画
    素であるか否かを判定する文字画素判定工程とを有する
    ことを特徴とする請求項9記載の符号化方法。
  11. 【請求項11】 前記文字画素判定工程は、 前記特定色からなる線幅を抽出し、該線幅が所定値以下
    であれば文字を構成する画素であると判定することを特
    徴とする請求項10記載の符号化方法。
  12. 【請求項12】 前記文字情報抽出工程は、 前記カラー画像から特定色情報を抽出する特定色抽出工
    程と、 前記特定色情報よりエッジ情報を抽出するエッジ情報抽
    出工程と、 前記特定色情報と前記エッジ情報とを参照して注目画素
    が文字を構成する画素であるか否かを判定する文字画素
    判定工程とを有することを特徴とする請求項9記載の符
    号化方法。
  13. 【請求項13】 前記画像データのうち前記文字情報に
    対応する画素を周辺画素により補間する補間工程を更に
    有し、 前記第2の符号化工程は前記補間工程により補間された
    前記画像データを符号化することを特徴とする請求項9
    記載の符号化方法。
  14. 【請求項14】 前記画像データの解像度を変換する解
    像度変換工程を更に有し、 前記第2の符号化工程は前記解像度変換工程により解像
    度を変換された前記画像データを符号化することを特徴
    とする請求項9記載の符号化方法。
  15. 【請求項15】 前記合成工程は、まず前記第1の符号
    化工程による符号化データを出力し、次に前記第2の符
    号化工程による符号化データを出力することを特徴とす
    る請求項9記載の符号化方法。
  16. 【請求項16】 前記第1の符号化工程は可逆符号化を
    行い、 前記第2の符号化工程は不可逆符号化を行うことを特徴
    とする請求項9乃至15のいずれかに記載の符号化方
    法。
JP6329150A 1994-12-28 1994-12-28 符号化装置及びその方法 Withdrawn JPH08186711A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007129510A1 (ja) * 2006-05-10 2007-11-15 5Digistar Inc. 画像処理システム
JP2013230674A (ja) * 2012-04-04 2013-11-14 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム

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