JPH08186665A - 電話回線の信号検出装置 - Google Patents
電話回線の信号検出装置Info
- Publication number
- JPH08186665A JPH08186665A JP33928994A JP33928994A JPH08186665A JP H08186665 A JPH08186665 A JP H08186665A JP 33928994 A JP33928994 A JP 33928994A JP 33928994 A JP33928994 A JP 33928994A JP H08186665 A JPH08186665 A JP H08186665A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 通話信号を明瞭に取り出して録音・記録する
ことができる電話回線の信号検出装置を提供することに
ある。 【構成】 オフフックの検出回路2が動作すると、電力
供給回路5、6、7が整流回路3の出力を一定電圧とし
て増幅回路8へ出力する。電話回線L1、L2から送受
話の信号を入力している増幅回路8は、入力信号が小さ
い場合には増幅度を大とし、また入力信号が大きい場合
にはその増幅度を小さく抑えて、出力のレベル差を縮小
している。また、レベル差を縮小する増幅量の可変時間
を通話に適した時間に設定している。
ことができる電話回線の信号検出装置を提供することに
ある。 【構成】 オフフックの検出回路2が動作すると、電力
供給回路5、6、7が整流回路3の出力を一定電圧とし
て増幅回路8へ出力する。電話回線L1、L2から送受
話の信号を入力している増幅回路8は、入力信号が小さ
い場合には増幅度を大とし、また入力信号が大きい場合
にはその増幅度を小さく抑えて、出力のレベル差を縮小
している。また、レベル差を縮小する増幅量の可変時間
を通話に適した時間に設定している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線の送受話信号
を検出してピックアップする装置に関するものである。
を検出してピックアップする装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電話回線より通話信号を検出して
ピックアップする装置としては、回線間にコンデンサー
を結合したり、又は直流カットコンデンサーを介してト
ランスを結合することにより信号を得るものがあった。
ピックアップする装置としては、回線間にコンデンサー
を結合したり、又は直流カットコンデンサーを介してト
ランスを結合することにより信号を得るものがあった。
【0003】前記装置の場合、通話相手から送出される
受話信号が途中の線路損失により到着側で低下するた
め、この受話信号と送出する送出信号とのレベル比は、
数十分の一位の信号レベル差を生じることが多い。
受話信号が途中の線路損失により到着側で低下するた
め、この受話信号と送出する送出信号とのレベル比は、
数十分の一位の信号レベル差を生じることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例で述べたよう
に、レベル差のある信号を録音機で録音する場合、一般
的な録音機は殆ど自動レベル調整機能を有するため、相
手側の信号が小さいと自動レベル調整機能が最適録音レ
ベルを選択し、更にレベル差の大きい信号が過入力とな
らないように調整を行い利得をおさえる。この結果、信
号差の小さい信号の場合には、大きい信号の抑圧時間を
過ぎないと利得が増さない故に、録音した信号に相手側
の通話が明瞭に録音されないことがあり、大きな課題と
なっていた。
に、レベル差のある信号を録音機で録音する場合、一般
的な録音機は殆ど自動レベル調整機能を有するため、相
手側の信号が小さいと自動レベル調整機能が最適録音レ
ベルを選択し、更にレベル差の大きい信号が過入力とな
らないように調整を行い利得をおさえる。この結果、信
号差の小さい信号の場合には、大きい信号の抑圧時間を
過ぎないと利得が増さない故に、録音した信号に相手側
の通話が明瞭に録音されないことがあり、大きな課題と
なっていた。
【0005】本発明は上記課題を解決するためなされた
もので、その目的は、電話回線からの信号のレベル差を
縮小し、且つ増幅量可変の応答時間を短く設定すること
により、通話信号を明瞭に取り出して録音・記録するこ
とができる電話回線の信号検出装置を提供することにあ
る。
もので、その目的は、電話回線からの信号のレベル差を
縮小し、且つ増幅量可変の応答時間を短く設定すること
により、通話信号を明瞭に取り出して録音・記録するこ
とができる電話回線の信号検出装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電話回線の信号
検出装置は、電話回線と該電話回線に接続された電話機
との間に直列又は並列に介在し前記電話機の接続の開閉
を検出する検出回路と、前記電話回線から供給される電
力の極性をそろえる整流回路と、該整流回路に接続され
且つ前記検出回路が前記電話機の閉結を検出すると一定
電圧の電力を供給する電力供給回路と、該電力供給回路
からの電力の供給を受けると作動する増幅回路と、から
なり、該増幅回路が入力信号の大きさに応じて増幅量を
調整することにより前記電話機より電話回線に送出され
た送出信号と通話相手より電話回線に送出された受話信
号の信号レベル差を縮小し、且つ前記増幅回路における
増幅量を可変する応答時間を通話に適した時間に設定し
たものである。
検出装置は、電話回線と該電話回線に接続された電話機
との間に直列又は並列に介在し前記電話機の接続の開閉
を検出する検出回路と、前記電話回線から供給される電
力の極性をそろえる整流回路と、該整流回路に接続され
且つ前記検出回路が前記電話機の閉結を検出すると一定
電圧の電力を供給する電力供給回路と、該電力供給回路
からの電力の供給を受けると作動する増幅回路と、から
なり、該増幅回路が入力信号の大きさに応じて増幅量を
調整することにより前記電話機より電話回線に送出され
た送出信号と通話相手より電話回線に送出された受話信
号の信号レベル差を縮小し、且つ前記増幅回路における
増幅量を可変する応答時間を通話に適した時間に設定し
たものである。
【0007】
【作用】本発明の電話回線の信号検出装置においては、
オフフックの検出回路が動作すると、電力供給回路が整
流回路の出力を一定電圧として増幅回路へ出力する。電
話回線から送受話の信号を入力している増幅回路は、入
力信号が小さい場合には増幅度を大とし、また入力信号
が大きい場合にはその増幅度を小さく抑えて、出力のレ
ベル差を縮小している。また、レベル差を縮小する増幅
量の可変時間を通話に適した時間に設定している。
オフフックの検出回路が動作すると、電力供給回路が整
流回路の出力を一定電圧として増幅回路へ出力する。電
話回線から送受話の信号を入力している増幅回路は、入
力信号が小さい場合には増幅度を大とし、また入力信号
が大きい場合にはその増幅度を小さく抑えて、出力のレ
ベル差を縮小している。また、レベル差を縮小する増幅
量の可変時間を通話に適した時間に設定している。
【0008】
【実施例】図1及び図2は本発明における電話機に直列
に接続された電話機のオフフックを検出する検出回路等
の実施例を示す回路図である。図1において、1は電話
機、2は両方向性発光ダイオードであり、4はこの発光
ダイオード2と共に一体で組み込まれたフォトカプラを
構成する受光素子である。電話機1と発光ダイオード2
は互いに直列に接続されると共に電話回線L1、L2に
接続されている。また、電話回線L1、L2には、ダイ
オードブリッジからなる整流回路3が接続されており、
その出力はトランジスタ5のコレクタに接続されてい
る。トランジスタ5のエミッタには、電子スイッチとし
てのトランジスタ5の負荷となる自動レベルコントロー
ル(以下「ALC」と略称する)機能を持った増幅回路
8が接続され、また、トランジスタ5のベースにはAL
C機能を持った増幅回路8への供給電圧を制御するツェ
ナーダイオード7が接続されている。更に、このトラン
ジスタ5のベース・コレクタ間には、抵抗6及び受光素
子4が接続されている。図1において、発光ダイオード
2がオフフックを検出する検出回路として作用し、受光
素子4、トランジスタ5、ツェナーダイオード7及び抵
抗6が電力供給回路として作用する。
に接続された電話機のオフフックを検出する検出回路等
の実施例を示す回路図である。図1において、1は電話
機、2は両方向性発光ダイオードであり、4はこの発光
ダイオード2と共に一体で組み込まれたフォトカプラを
構成する受光素子である。電話機1と発光ダイオード2
は互いに直列に接続されると共に電話回線L1、L2に
接続されている。また、電話回線L1、L2には、ダイ
オードブリッジからなる整流回路3が接続されており、
その出力はトランジスタ5のコレクタに接続されてい
る。トランジスタ5のエミッタには、電子スイッチとし
てのトランジスタ5の負荷となる自動レベルコントロー
ル(以下「ALC」と略称する)機能を持った増幅回路
8が接続され、また、トランジスタ5のベースにはAL
C機能を持った増幅回路8への供給電圧を制御するツェ
ナーダイオード7が接続されている。更に、このトラン
ジスタ5のベース・コレクタ間には、抵抗6及び受光素
子4が接続されている。図1において、発光ダイオード
2がオフフックを検出する検出回路として作用し、受光
素子4、トランジスタ5、ツェナーダイオード7及び抵
抗6が電力供給回路として作用する。
【0009】図1に示す電話機1がオフフックすると、
電話機1には電話回線L1、L2より直流が流れ、フォ
トカプラ内の発光ダイオード2が発光する。この発光ダ
イオード2からの光を受光素子4が受光すると、この受
光素子4はオン状態になり、電話回線L1、L2より整
流回路3及び受光素子4を介して、トランジスタ5のベ
ースには正バイアスがかかり、トランジスタ5のエミッ
タに接続されたALC機能を持った増幅回路8にツェナ
ーダイオード7で制御された電力が供給される。
電話機1には電話回線L1、L2より直流が流れ、フォ
トカプラ内の発光ダイオード2が発光する。この発光ダ
イオード2からの光を受光素子4が受光すると、この受
光素子4はオン状態になり、電話回線L1、L2より整
流回路3及び受光素子4を介して、トランジスタ5のベ
ースには正バイアスがかかり、トランジスタ5のエミッ
タに接続されたALC機能を持った増幅回路8にツェナ
ーダイオード7で制御された電力が供給される。
【0010】また、図2においては、電話機1と直列に
接続され且つ電話回線L1、L2に接続される整流回路
9を設けている。この整流回路9には、その負荷電圧を
規制するツェナーダイオード10が接続されている。発
光ダイオード12と受光素子13は一体で組み込まれた
フォトカプラを構成し、発光ダイオード12はツェナー
ダイオード10に並列になるように整流回路9に抵抗1
1を介して接続されている。この図2における装置で
は、その他の接続及び構成に関しては図1のものと同様
になっており、発光ダイオード12、整流回路9、ツェ
ナーダイオード10及び抵抗11で構成される部分がオ
フフックを検出する検出回路となっている。従って、こ
の図2においても、電話機1がオフフックするとフォト
カプラ内の発光ダイオード12が発光し、受光素子13
がオンし、ALC機能を持った増幅回路8には電話回線
L1、L2より整流回路3及びトランジスタ5を介して
電力が供給される。
接続され且つ電話回線L1、L2に接続される整流回路
9を設けている。この整流回路9には、その負荷電圧を
規制するツェナーダイオード10が接続されている。発
光ダイオード12と受光素子13は一体で組み込まれた
フォトカプラを構成し、発光ダイオード12はツェナー
ダイオード10に並列になるように整流回路9に抵抗1
1を介して接続されている。この図2における装置で
は、その他の接続及び構成に関しては図1のものと同様
になっており、発光ダイオード12、整流回路9、ツェ
ナーダイオード10及び抵抗11で構成される部分がオ
フフックを検出する検出回路となっている。従って、こ
の図2においても、電話機1がオフフックするとフォト
カプラ内の発光ダイオード12が発光し、受光素子13
がオンし、ALC機能を持った増幅回路8には電話回線
L1、L2より整流回路3及びトランジスタ5を介して
電力が供給される。
【0011】図3は電話機に対して並列に接続する電話
機のオフフックを検出する検出回路等の実施例を示す回
路図である。図3において、電話機1と整流回路3とは
並列に電話回線L1、L2に接続されている。整流回路
3の出力側にはツェナーダイオード14、トランジスタ
17のベース及び抵抗15、16が接続されている。ま
た、このトランジスタ17のコレクタは、トランジスタ
5のベース・コレクタ間に接続されている抵抗6とトラ
ンジスタ5のベースとの接続点に接続されている。この
回路において、ツェナーダイオード14のしきい値電圧
を電話回線L1、L2に接続された電話機1のオフフッ
ク時の電話回線L1、L2間電圧以上に設定している。
上記回路においては、電話機1をオンフックすると、ト
ランジスタ17は電話回線L1、L2より整流回路3、
ツェナーダイオード14を介して正バイアスされてオン
し、同時にトランジスタ5はオフする。逆に電話機1を
オフフックするとトランジスタ17はオフし、トランジ
スタ5は抵抗6によりバイアスされ、ALC機能を持っ
た増幅回路8に電話回線L1、L2より整流回路3及び
トランジスタ5を介して電力が供給される。従って、こ
の回路においては、ツェナーダイオード14、抵抗1
5、16及びトランジスタ17がオフフックを検出する
検出回路として作用している。
機のオフフックを検出する検出回路等の実施例を示す回
路図である。図3において、電話機1と整流回路3とは
並列に電話回線L1、L2に接続されている。整流回路
3の出力側にはツェナーダイオード14、トランジスタ
17のベース及び抵抗15、16が接続されている。ま
た、このトランジスタ17のコレクタは、トランジスタ
5のベース・コレクタ間に接続されている抵抗6とトラ
ンジスタ5のベースとの接続点に接続されている。この
回路において、ツェナーダイオード14のしきい値電圧
を電話回線L1、L2に接続された電話機1のオフフッ
ク時の電話回線L1、L2間電圧以上に設定している。
上記回路においては、電話機1をオンフックすると、ト
ランジスタ17は電話回線L1、L2より整流回路3、
ツェナーダイオード14を介して正バイアスされてオン
し、同時にトランジスタ5はオフする。逆に電話機1を
オフフックするとトランジスタ17はオフし、トランジ
スタ5は抵抗6によりバイアスされ、ALC機能を持っ
た増幅回路8に電話回線L1、L2より整流回路3及び
トランジスタ5を介して電力が供給される。従って、こ
の回路においては、ツェナーダイオード14、抵抗1
5、16及びトランジスタ17がオフフックを検出する
検出回路として作用している。
【0012】図4は図1乃至図3に示す増幅回路8の詳
細な構成を示す回路図であり、図1に示す回路を例にと
って検出装置全体の回路構成を示している。ALC機能
を持った増幅回路8における増幅器18は、電話回線L
1、L2の送出信号と受話信号を整流回路3、コンデン
サ19及び抵抗20を介して入力信号として入力してお
り、また、その出力はコンデンサ24、ダイオード2
3、抵抗27並びに設置又は帰還側出力線との間に接続
された抵抗26及びコンデンサ22を介してトランジス
タ21のベースに印加されている。このトランジスタ2
1は増幅器18に印加される入力信号をその出力信号に
応じて分割するものである。
細な構成を示す回路図であり、図1に示す回路を例にと
って検出装置全体の回路構成を示している。ALC機能
を持った増幅回路8における増幅器18は、電話回線L
1、L2の送出信号と受話信号を整流回路3、コンデン
サ19及び抵抗20を介して入力信号として入力してお
り、また、その出力はコンデンサ24、ダイオード2
3、抵抗27並びに設置又は帰還側出力線との間に接続
された抵抗26及びコンデンサ22を介してトランジス
タ21のベースに印加されている。このトランジスタ2
1は増幅器18に印加される入力信号をその出力信号に
応じて分割するものである。
【0013】本実施例の図4においても、前述したよう
に、電話機1がオフフックされると、電話機1に電話回
線L1、L2より直流が流れ、これによりフォトカプラ
内の発光ダイオード2が発光し、その光を受光素子4が
受光し、受光素子4がオンする。このため、電話回線L
1、L2より整流回路3を介してトランジスタ5のベー
スには正バイアスがかかる。また、トランジスタ5のベ
ースにはツェナーダイオード7が接続されており、トラ
ンジスタ5のエミッタ負荷である増幅回路8の適正電圧
となるようツェナーダイオード7の電圧が設定されてい
るので、電話機1がオフフックされたとき、電話回線L
1、L2の電圧にかかわらず、トランジスタ5を介して
ALC機能を持った増幅回路8の増幅器18にはツェナ
ーダイオード7により適正電圧が供給され、ALC機能
を持った増幅回路8は機能する。
に、電話機1がオフフックされると、電話機1に電話回
線L1、L2より直流が流れ、これによりフォトカプラ
内の発光ダイオード2が発光し、その光を受光素子4が
受光し、受光素子4がオンする。このため、電話回線L
1、L2より整流回路3を介してトランジスタ5のベー
スには正バイアスがかかる。また、トランジスタ5のベ
ースにはツェナーダイオード7が接続されており、トラ
ンジスタ5のエミッタ負荷である増幅回路8の適正電圧
となるようツェナーダイオード7の電圧が設定されてい
るので、電話機1がオフフックされたとき、電話回線L
1、L2の電圧にかかわらず、トランジスタ5を介して
ALC機能を持った増幅回路8の増幅器18にはツェナ
ーダイオード7により適正電圧が供給され、ALC機能
を持った増幅回路8は機能する。
【0014】ALC機能を持った増幅回路8が作動し、
ALCに必要な利得を持った増幅器18に、入力信号が
コンデンサ19、抵抗20を介して加えられると、増幅
器18の出力は負荷抵抗25の両端に出力される。同時
に負荷抵抗25の両端の出力信号はダイオード23、電
解コンデンサ22により整流され、トランジスタ21の
ベースに印加される。トランジスタ21はそのベース印
加電圧によってコレクタ・エミッタ間のインピーダンス
を変化させるので、コンデンサ19からの入力信号は抵
抗20とトランジスタ21のコレクタ・エミッタ間イン
ピーダンスにより分割されて、増幅器18に印加される
ことになる。従って、負荷抵抗25の両端の電圧が大き
くなれば、トランジスタ21のコレクタ・エミッタ間の
インピーダンスは小となり、増幅器18には入力信号が
小となって加えられ、逆に負荷抵抗25の両端の電圧が
小さくなればトランジスタ21のインピーダンスは大と
なり、増幅器18には大きな入力信号が印加される。こ
のように、ALC機能を持った増幅回路8においては、
コンデンサ19を介して入力される入力信号の大小にか
かわらず、増幅器18の出力の負荷抵抗25の出力電圧
がレベル差の縮小されたレベルの信号となる。この増幅
量を調整するトランジスタ21のベースバイアスを制御
する抵抗26、27とコンデンサ22とからなる回路の
応答時間を小さく設定することにより(具体的には最長
1秒以下)、増幅器18への入力信号の急激なレベル変
動に対応できる。
ALCに必要な利得を持った増幅器18に、入力信号が
コンデンサ19、抵抗20を介して加えられると、増幅
器18の出力は負荷抵抗25の両端に出力される。同時
に負荷抵抗25の両端の出力信号はダイオード23、電
解コンデンサ22により整流され、トランジスタ21の
ベースに印加される。トランジスタ21はそのベース印
加電圧によってコレクタ・エミッタ間のインピーダンス
を変化させるので、コンデンサ19からの入力信号は抵
抗20とトランジスタ21のコレクタ・エミッタ間イン
ピーダンスにより分割されて、増幅器18に印加される
ことになる。従って、負荷抵抗25の両端の電圧が大き
くなれば、トランジスタ21のコレクタ・エミッタ間の
インピーダンスは小となり、増幅器18には入力信号が
小となって加えられ、逆に負荷抵抗25の両端の電圧が
小さくなればトランジスタ21のインピーダンスは大と
なり、増幅器18には大きな入力信号が印加される。こ
のように、ALC機能を持った増幅回路8においては、
コンデンサ19を介して入力される入力信号の大小にか
かわらず、増幅器18の出力の負荷抵抗25の出力電圧
がレベル差の縮小されたレベルの信号となる。この増幅
量を調整するトランジスタ21のベースバイアスを制御
する抵抗26、27とコンデンサ22とからなる回路の
応答時間を小さく設定することにより(具体的には最長
1秒以下)、増幅器18への入力信号の急激なレベル変
動に対応できる。
【0015】図5は図4に示すALC機能をもった増幅
回路8による入力電圧VINと出力電圧V0の特性図で
ある。図5より、電話回線L1、L2の送出信号及び受
話信号は、整流回路3を介してALC機能を持った増幅
回路8に印加されると、レベルの大小の差があっても、
ALC機能を持った増幅回路8からはレベル差が縮小さ
れた出力信号として出力される。また、電話機をオンフ
ックすればトランジスタ5はオフとなり、ALC機能を
持った増幅回路8も停止する。
回路8による入力電圧VINと出力電圧V0の特性図で
ある。図5より、電話回線L1、L2の送出信号及び受
話信号は、整流回路3を介してALC機能を持った増幅
回路8に印加されると、レベルの大小の差があっても、
ALC機能を持った増幅回路8からはレベル差が縮小さ
れた出力信号として出力される。また、電話機をオンフ
ックすればトランジスタ5はオフとなり、ALC機能を
持った増幅回路8も停止する。
【0016】尚、図4に示す増幅回路8は、図2及び図
3に示す回路にも当然適応するものであり、その動作も
図4に示す回路の場合と同様となる。
3に示す回路にも当然適応するものであり、その動作も
図4に示す回路の場合と同様となる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、電話機のオフフック時
に、ALC機能を持った増幅回路が電話回線より電力の
供給を受けるので、装置自体で電源を持つことなく、小
型化、簡略化することができ、コストダウンも可能とな
る。
に、ALC機能を持った増幅回路が電話回線より電力の
供給を受けるので、装置自体で電源を持つことなく、小
型化、簡略化することができ、コストダウンも可能とな
る。
【0018】また、電話回線の送受信号のレベルには途
中の線路状態で差が生じるが、本発明においてはALC
機能を有する増幅回路を設けているので、ラインレベル
差を縮小させた出力信号を得ることができ、かつ増幅量
の応答時間を短く設定することにより、電話回線より通
話信号を録音する場合に、相手側の通話信号を明瞭に録
音記録することができる。
中の線路状態で差が生じるが、本発明においてはALC
機能を有する増幅回路を設けているので、ラインレベル
差を縮小させた出力信号を得ることができ、かつ増幅量
の応答時間を短く設定することにより、電話回線より通
話信号を録音する場合に、相手側の通話信号を明瞭に録
音記録することができる。
【図1】本発明における電話機に直列に接続された電話
機のオフフックを検出する検出回路等の実施例を示す回
路図である。
機のオフフックを検出する検出回路等の実施例を示す回
路図である。
【図2】本発明における電話機に直列に接続された電話
機のオフフックを検出する検出回路等の実施例を示す回
路図である。
機のオフフックを検出する検出回路等の実施例を示す回
路図である。
【図3】電話機に対して並列に接続する電話機のオフフ
ックを検出する検出回路等の実施例を示す回路図であ
る。
ックを検出する検出回路等の実施例を示す回路図であ
る。
【図4】図1乃至図3に示す増幅回路8の詳細な構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図5】図4に示すALC機能をもった増幅回路8によ
る入力電圧VINと出力電圧V0の特性図である。
る入力電圧VINと出力電圧V0の特性図である。
1 電話機 2 発光ダイオード 3 整流回路 4 受光素子 5 トランジスタ 6 抵抗 7 ツェナーダイオード 8 増幅回路 L1、L2 電話回線
Claims (1)
- 【請求項1】 電話回線と該電話回線に接続された電話
機との間に直列又は並列に介在し前記電話機の接続の開
閉を検出する検出回路と、前記電話回線から供給される
電力の極性をそろえる整流回路と、該整流回路に接続さ
れ且つ前記検出回路が前記電話機の閉結を検出すると一
定電圧の電力を供給する電力供給回路と、該電力供給回
路からの電力の供給を受けると作動する増幅回路とから
なり、該増幅回路が入力信号の大きさに応じて増幅量を
調整することにより前記電話機より電話回線に送出され
た送出信号と通話相手より電話回線に送出された受話信
号の信号レベル差を縮小し、且つ前記増幅回路における
増幅量を可変する応答時間を通話に適した時間に設定し
たことを特徴とする電話回線の信号検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33928994A JPH08186665A (ja) | 1994-12-30 | 1994-12-30 | 電話回線の信号検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33928994A JPH08186665A (ja) | 1994-12-30 | 1994-12-30 | 電話回線の信号検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08186665A true JPH08186665A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18326051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33928994A Pending JPH08186665A (ja) | 1994-12-30 | 1994-12-30 | 電話回線の信号検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08186665A (ja) |
-
1994
- 1994-12-30 JP JP33928994A patent/JPH08186665A/ja active Pending
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