JPH08185953A - 半田入り電線接続コネクタの加熱装置 - Google Patents
半田入り電線接続コネクタの加熱装置Info
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- JPH08185953A JPH08185953A JP26595A JP26595A JPH08185953A JP H08185953 A JPH08185953 A JP H08185953A JP 26595 A JP26595 A JP 26595A JP 26595 A JP26595 A JP 26595A JP H08185953 A JPH08185953 A JP H08185953A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電線の接続状態及び接続部分の防水性能につ
いての品質が常時良好に保たれ、しかも作業効率の良い
半田入り電線接続コネクタの加熱装置を提供する。 【構成】 一定間隔で配設された複数の閉鎖型加熱ユニ
ット10と、この複数の閉鎖型加熱ユニット10をセッ
ティングステーション31、取出ステーション32及び
冷却ステーション33を含むループ状の搬送経路に沿っ
て搬送するコンベア20と、セッティングステーション
31において半田入り電線接続コネクタを収容した前記
閉鎖型加熱ユニット10が前記冷却ステーション33に
到着するまでの間、半田入り電線接続コネクタを加熱す
るようにヒータを制御する制御手段(図示せず)とから
構成されている。
いての品質が常時良好に保たれ、しかも作業効率の良い
半田入り電線接続コネクタの加熱装置を提供する。 【構成】 一定間隔で配設された複数の閉鎖型加熱ユニ
ット10と、この複数の閉鎖型加熱ユニット10をセッ
ティングステーション31、取出ステーション32及び
冷却ステーション33を含むループ状の搬送経路に沿っ
て搬送するコンベア20と、セッティングステーション
31において半田入り電線接続コネクタを収容した前記
閉鎖型加熱ユニット10が前記冷却ステーション33に
到着するまでの間、半田入り電線接続コネクタを加熱す
るようにヒータを制御する制御手段(図示せず)とから
構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電線が挿入された半
田入り電線接続コネクタを加熱する半田入り電線接続コ
ネクタの加熱装置に関する。
田入り電線接続コネクタを加熱する半田入り電線接続コ
ネクタの加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】先端が皮剥ぎされた電線同士を電気的に
接続する場合、接続作業性がよい、接続部分が小さ
くなる、接続強度が大きい等の理由により、半田入り
電線接続コネクタを使用することがある。
接続する場合、接続作業性がよい、接続部分が小さ
くなる、接続強度が大きい等の理由により、半田入り
電線接続コネクタを使用することがある。
【0003】この半田入り電線接続コネクタは、図8
(a)、(b)に示すように、両端部内周面に筒状のホ
ットメルト樹脂層51が形成された熱収縮チューブ52
と、その熱収縮チューブ52の長手方向の中央部に挿入
された金属チューブ53と、前記金属チューブ53の長
手方向の中央部に設けられた半田ブロック54と、前記
半田ブロック54を挟んでその両側の前記金属チューブ
53内に下方側に垂下した状態に設けられたバネ性を有
する電線押さえ片55とから構成されており、以下に示
すような方法で電線を接続するようになっている。
(a)、(b)に示すように、両端部内周面に筒状のホ
ットメルト樹脂層51が形成された熱収縮チューブ52
と、その熱収縮チューブ52の長手方向の中央部に挿入
された金属チューブ53と、前記金属チューブ53の長
手方向の中央部に設けられた半田ブロック54と、前記
半田ブロック54を挟んでその両側の前記金属チューブ
53内に下方側に垂下した状態に設けられたバネ性を有
する電線押さえ片55とから構成されており、以下に示
すような方法で電線を接続するようになっている。
【0004】まず、図9に示すように、前記熱収縮チュ
ーブ52の両端から前記金属チューブ53内に先端が皮
剥ぎされて芯線部aが露出した電線Aを挿入する。この
時、挿入する電線A自体によって前記電線押さえ片55
を上方に押上げながら先端の芯線部aが前記半田ブロッ
ク54付近にくるまで挿入すると前記電線押さえ片55
によって電線Aの芯線部aが押さえつけられているの
で、その挿入状態が保持される。
ーブ52の両端から前記金属チューブ53内に先端が皮
剥ぎされて芯線部aが露出した電線Aを挿入する。この
時、挿入する電線A自体によって前記電線押さえ片55
を上方に押上げながら先端の芯線部aが前記半田ブロッ
ク54付近にくるまで挿入すると前記電線押さえ片55
によって電線Aの芯線部aが押さえつけられているの
で、その挿入状態が保持される。
【0005】そして、このようにして電線Aが挿入され
た半田入り電線接続コネクタ50全体を加熱すると、図
10に示すように、前記半田ブロック54が溶け出して
前記芯線部aが金属チューブ53の内面に半田付けさ
れ、双方の電線Aが相互に電気的、機械的に接続され
る。この時、熱収縮チューブ52の両端部に設けられて
いるホットメルト樹脂層51が溶け出して金属チューブ
53の両端から延びる電線Aに密着すると共に前記熱収
縮チューブ52が収縮して金属チューブ53内の接続部
分が完全に密閉されるようになっている。
た半田入り電線接続コネクタ50全体を加熱すると、図
10に示すように、前記半田ブロック54が溶け出して
前記芯線部aが金属チューブ53の内面に半田付けさ
れ、双方の電線Aが相互に電気的、機械的に接続され
る。この時、熱収縮チューブ52の両端部に設けられて
いるホットメルト樹脂層51が溶け出して金属チューブ
53の両端から延びる電線Aに密着すると共に前記熱収
縮チューブ52が収縮して金属チューブ53内の接続部
分が完全に密閉されるようになっている。
【0006】ところで、このような半田入り電線接続コ
ネクタ50の加熱装置としては、ヒータが閉鎖された単
体タイプと、ヒータが開放されたコンベアタイプの2種
類がある。
ネクタ50の加熱装置としては、ヒータが閉鎖された単
体タイプと、ヒータが開放されたコンベアタイプの2種
類がある。
【0007】前記単体タイプの加熱装置としては、図1
1に示すように、ヒータ(図示せず)が内蔵された開閉
自在の筐体61に、半田入り電線接続コネクタ50に挿
入された電線A部分を嵌め込んで支持するための溝62
を複数組設けたものがあり、その溝62に電線A部分を
載置することによって半田入り電線接続コネクタ50を
筐体61内にセットし、その筐体61を閉じた後に前記
ヒータを作動させることによって加熱するようにしたも
のである。
1に示すように、ヒータ(図示せず)が内蔵された開閉
自在の筐体61に、半田入り電線接続コネクタ50に挿
入された電線A部分を嵌め込んで支持するための溝62
を複数組設けたものがあり、その溝62に電線A部分を
載置することによって半田入り電線接続コネクタ50を
筐体61内にセットし、その筐体61を閉じた後に前記
ヒータを作動させることによって加熱するようにしたも
のである。
【0008】一方、前記コンベアタイプの加熱装置とし
ては、図12及び図13に示すように、前記半田入り電
線接続コネクタ50を搬送する上下一対のベルトコンベ
ア71、72と、このベルトコンベア72の下方側に配
設されたヒータ73と、前記ベルトコンベア71、72
及びヒータ73を覆う外装部材74、75とから構成さ
れたものがある。前記ベルトコンベア71、72は、図
13に示すように、そのベルト71a、72aの外面に
前記半田入り電線接続コネクタ50が嵌まり込む多数の
溝71b、72bが連続的に形成されており、上段及び
下段のベルトコンベア71、72の双方の溝71b、7
2bによって半田入り電線接続コネクタ50を挟み込ん
で搬送するようになっている。そして、その搬送中に前
記ヒータ73によって半田入り電線接続コネクタ50が
加熱される。
ては、図12及び図13に示すように、前記半田入り電
線接続コネクタ50を搬送する上下一対のベルトコンベ
ア71、72と、このベルトコンベア72の下方側に配
設されたヒータ73と、前記ベルトコンベア71、72
及びヒータ73を覆う外装部材74、75とから構成さ
れたものがある。前記ベルトコンベア71、72は、図
13に示すように、そのベルト71a、72aの外面に
前記半田入り電線接続コネクタ50が嵌まり込む多数の
溝71b、72bが連続的に形成されており、上段及び
下段のベルトコンベア71、72の双方の溝71b、7
2bによって半田入り電線接続コネクタ50を挟み込ん
で搬送するようになっている。そして、その搬送中に前
記ヒータ73によって半田入り電線接続コネクタ50が
加熱される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した単
体タイプの加熱装置は、ヒータが内蔵された筐体61内
に半田入り電線接続コネクタ50を収容した状態で加熱
されるため、熱効率がよく、加熱が均一に行われるの
で、電線の接続状態及び接続部分の防水性能が常時一定
の品質に保たれるという利点があるが、一旦筐体61内
に半田入り電線接続コネクタ50を収容して加熱し始め
ると、加熱が終了するまでの間作業者に待ち時間が発生
するので、作業効率が悪いという欠点がある。
体タイプの加熱装置は、ヒータが内蔵された筐体61内
に半田入り電線接続コネクタ50を収容した状態で加熱
されるため、熱効率がよく、加熱が均一に行われるの
で、電線の接続状態及び接続部分の防水性能が常時一定
の品質に保たれるという利点があるが、一旦筐体61内
に半田入り電線接続コネクタ50を収容して加熱し始め
ると、加熱が終了するまでの間作業者に待ち時間が発生
するので、作業効率が悪いという欠点がある。
【0010】これに対して、上述したコンベアタイプの
加熱装置では、多数の半田入り電線接続コネクタ50を
連続的に加熱できるため、作業者に待ち時間がなく作業
効率が良いという利点はあるが、逆に、加熱が均一に行
われないので、電線の接続状態及び接続部分の防水性能
についての品質にバラツキが生じるといった問題があ
る。
加熱装置では、多数の半田入り電線接続コネクタ50を
連続的に加熱できるため、作業者に待ち時間がなく作業
効率が良いという利点はあるが、逆に、加熱が均一に行
われないので、電線の接続状態及び接続部分の防水性能
についての品質にバラツキが生じるといった問題があ
る。
【0011】そこで、この発明の課題は、電線の接続状
態及び接続部分の防水性能についての品質が常時良好に
保たれ、しかも作業効率の良い半田入り電線接続コネク
タの加熱装置を提供することにある。
態及び接続部分の防水性能についての品質が常時良好に
保たれ、しかも作業効率の良い半田入り電線接続コネク
タの加熱装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、電線が挿入された前記半田入り電線接
続コネクタを収容する筐体及びこの筐体内に収容された
前記半田入り電線接続コネクタを加熱する加熱手段を備
えた閉鎖型加熱ユニットと、一定間隔で配設された複数
の前記閉鎖型加熱ユニットを、前記半田入り電線接続コ
ネクタのセッティングステーションと前記半田入り電線
接続コネクタの取出ステーションとを含むループ状の搬
送経路に沿って順次搬送する搬送手段と、それぞれの前
記閉鎖型加熱ユニットが前記セッティングステーション
から前記取出ステーションに至るまでの間に前記加熱手
段を所定時間作動させる制御手段とを備えた半田入り電
線接続コネクタの加熱装置を提供するものである。
め、この発明は、電線が挿入された前記半田入り電線接
続コネクタを収容する筐体及びこの筐体内に収容された
前記半田入り電線接続コネクタを加熱する加熱手段を備
えた閉鎖型加熱ユニットと、一定間隔で配設された複数
の前記閉鎖型加熱ユニットを、前記半田入り電線接続コ
ネクタのセッティングステーションと前記半田入り電線
接続コネクタの取出ステーションとを含むループ状の搬
送経路に沿って順次搬送する搬送手段と、それぞれの前
記閉鎖型加熱ユニットが前記セッティングステーション
から前記取出ステーションに至るまでの間に前記加熱手
段を所定時間作動させる制御手段とを備えた半田入り電
線接続コネクタの加熱装置を提供するものである。
【0013】また、前記閉鎖型加熱ユニットの筐体に冷
却用空気の供給孔と放出孔とを設け、前記閉鎖型加熱ユ
ニットの移動経路における前記セッティングステーショ
ンと前記取出ステーションとの間に前記筐体に設けられ
た供給孔から冷却用空気を供給する冷却ステーションを
設け、前記制御手段が、それぞれの前記閉鎖型加熱ユニ
ットが前記セッティングステーションから前記冷却ステ
ーションに至るまで間に前記加熱手段を所定時間作動さ
せるようにしてもよい。
却用空気の供給孔と放出孔とを設け、前記閉鎖型加熱ユ
ニットの移動経路における前記セッティングステーショ
ンと前記取出ステーションとの間に前記筐体に設けられ
た供給孔から冷却用空気を供給する冷却ステーションを
設け、前記制御手段が、それぞれの前記閉鎖型加熱ユニ
ットが前記セッティングステーションから前記冷却ステ
ーションに至るまで間に前記加熱手段を所定時間作動さ
せるようにしてもよい。
【0014】
【作用】請求項1記載の半田入り電線接続コネクタの加
熱装置では、前記セッティングステーションに一定間隔
で次々と送られてくる閉鎖型加熱ユニットに半田入り電
線接続コネクタをセットすると、各々の半田入り電線接
続コネクタが、閉鎖型加熱ユニットによって所定時間加
熱された後、取出ステーションに次々と搬送される。
熱装置では、前記セッティングステーションに一定間隔
で次々と送られてくる閉鎖型加熱ユニットに半田入り電
線接続コネクタをセットすると、各々の半田入り電線接
続コネクタが、閉鎖型加熱ユニットによって所定時間加
熱された後、取出ステーションに次々と搬送される。
【0015】また、請求項2記載の半田入り電線接続コ
ネクタの加熱装置では、閉鎖型加熱ユニットによる加熱
完了後、前記冷却ステーションによって冷却された後、
取出ステーションに次々と搬送される。
ネクタの加熱装置では、閉鎖型加熱ユニットによる加熱
完了後、前記冷却ステーションによって冷却された後、
取出ステーションに次々と搬送される。
【0016】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。なお、半田入り電線接続コネクタについては、「従
来の技術」の欄で説明したものと同一故、その説明を省
略する。図1に示すように、この半田入り電線接続コネ
クタの加熱装置1は、一定間隔で配設された複数の閉鎖
型加熱ユニット10と、この複数の閉鎖型加熱ユニット
10をセッティングステーション31、取出ステーショ
ン32及び冷却ステーション33を含むループ状の搬送
経路に沿って搬送するコンベア20と、前記閉鎖型加熱
ユニット10の加熱を制御する制御手段(図示せず)と
から構成されている。
る。なお、半田入り電線接続コネクタについては、「従
来の技術」の欄で説明したものと同一故、その説明を省
略する。図1に示すように、この半田入り電線接続コネ
クタの加熱装置1は、一定間隔で配設された複数の閉鎖
型加熱ユニット10と、この複数の閉鎖型加熱ユニット
10をセッティングステーション31、取出ステーショ
ン32及び冷却ステーション33を含むループ状の搬送
経路に沿って搬送するコンベア20と、前記閉鎖型加熱
ユニット10の加熱を制御する制御手段(図示せず)と
から構成されている。
【0017】前記閉鎖型加熱ユニット10は、同図に示
すように、直方体の筐体11をその幅方向の中央部で2
分割し、各分割要素12、13同士を図示しないヒンジ
を介して開閉可能に連結したものである。一方の分割要
素12は、図2及び図3に示すように、その外側面12
aに取り付けられたソレノイド17及び一端がこのソレ
ノイド17に連結されると共に他端側がガイドローラ1
9に案内されて他方の分割要素13に連結されるワイヤ
ー18を備えており、前記ソレノイド17によってこの
ワイヤー18を一方の分割要素12側に引き寄せたり、
開放したりすることで分割要素12、13の開閉を行う
ようにしている。
すように、直方体の筐体11をその幅方向の中央部で2
分割し、各分割要素12、13同士を図示しないヒンジ
を介して開閉可能に連結したものである。一方の分割要
素12は、図2及び図3に示すように、その外側面12
aに取り付けられたソレノイド17及び一端がこのソレ
ノイド17に連結されると共に他端側がガイドローラ1
9に案内されて他方の分割要素13に連結されるワイヤ
ー18を備えており、前記ソレノイド17によってこの
ワイヤー18を一方の分割要素12側に引き寄せたり、
開放したりすることで分割要素12、13の開閉を行う
ようにしている。
【0018】また、一方の分割要素12には、図4及び
図5に示すように、その内側面12bにヒータ14が取
り付けられており、各分割要素12、13の当接面に
は、その短辺側の中央部に前記半田入り電線接続コネク
タ50に挿入された電線A部分が嵌り込む凹部15が形
成されている。
図5に示すように、その内側面12bにヒータ14が取
り付けられており、各分割要素12、13の当接面に
は、その短辺側の中央部に前記半田入り電線接続コネク
タ50に挿入された電線A部分が嵌り込む凹部15が形
成されている。
【0019】また、各分割要素12、13の両端面に
は、冷却用空気を供給及び放出するための孔16が2個
づつ形成されており、各分割要素12、13の一方の端
面に形成された孔16から供給された冷却用空気が他方
の端面に形成された孔16から放出されるようになって
いる。なお、図には示していないが、前記筐体11の内
表面には、加熱効率を高める為に断熱材が貼着されてい
る。
は、冷却用空気を供給及び放出するための孔16が2個
づつ形成されており、各分割要素12、13の一方の端
面に形成された孔16から供給された冷却用空気が他方
の端面に形成された孔16から放出されるようになって
いる。なお、図には示していないが、前記筐体11の内
表面には、加熱効率を高める為に断熱材が貼着されてい
る。
【0020】前記コンベア20は、両端に配設されたギ
ア(図示せず)に無端状の金属ベルト21を掛け渡した
ものであり、図示しない駆動源に接続された一方のギア
が回転することによって前記金属ベルトが移動するよう
になっている。
ア(図示せず)に無端状の金属ベルト21を掛け渡した
ものであり、図示しない駆動源に接続された一方のギア
が回転することによって前記金属ベルトが移動するよう
になっている。
【0021】前記金属ベルト21は、図6及び図7に示
すように、多数の金属板21aが連結部材21bを介し
て連結されたものであり、この金属板21aには一定間
隔で前記閉鎖型加熱ユニット10の支持部材22が固定
されている。従って、この支持部材22を介して前記閉
鎖型加熱ユニット10を取り付けると、前記金属ベルト
21aに一定間隔で複数の閉鎖型加熱ユニット10が支
持される。
すように、多数の金属板21aが連結部材21bを介し
て連結されたものであり、この金属板21aには一定間
隔で前記閉鎖型加熱ユニット10の支持部材22が固定
されている。従って、この支持部材22を介して前記閉
鎖型加熱ユニット10を取り付けると、前記金属ベルト
21aに一定間隔で複数の閉鎖型加熱ユニット10が支
持される。
【0022】以上のように構成された半田入り電線接続
コネクタの加熱装置1は、ある閉鎖型加熱ユニット10
が前記セッティングステーション31に到着すると、前
記ソレノイド17がワイヤー18を開放するので、その
筐体11が開く。ここで、作業員が一方の分割要素12
に形成された溝15に、半田入り電線接続コネクタ50
に挿入された電線A部分を嵌め込み、前記ソレノイド1
7を作動させて筐体11を閉じると、半田入り電線接続
コネクタ50が筐体11内に収容される。すると、前記
コンベア20が作動して、この半田入り電線接続コネク
タ50が収容された閉鎖型加熱ユニット10が送り出さ
れると共に次の閉鎖型加熱ユニット10がセッティング
ステーション31に送られてくるので、作業員は同様の
作業を繰返す。
コネクタの加熱装置1は、ある閉鎖型加熱ユニット10
が前記セッティングステーション31に到着すると、前
記ソレノイド17がワイヤー18を開放するので、その
筐体11が開く。ここで、作業員が一方の分割要素12
に形成された溝15に、半田入り電線接続コネクタ50
に挿入された電線A部分を嵌め込み、前記ソレノイド1
7を作動させて筐体11を閉じると、半田入り電線接続
コネクタ50が筐体11内に収容される。すると、前記
コンベア20が作動して、この半田入り電線接続コネク
タ50が収容された閉鎖型加熱ユニット10が送り出さ
れると共に次の閉鎖型加熱ユニット10がセッティング
ステーション31に送られてくるので、作業員は同様の
作業を繰返す。
【0023】このようにして、半田入り電線接続コネク
タ50が収容された閉鎖型加熱ユニット10が順次送り
出されて行くが、閉鎖型加熱ユニット10がセッティン
グステーション31から送り出されると同時に前記制御
手段が閉鎖型加熱ユニット10内のヒータ14を作動さ
せて収容された半田入り電線接続コネクタ50を加熱す
る。このヒータ14による加熱は、閉鎖型加熱ユニット
10が前記冷却ステーション33に到着するまで継続さ
れ、この間に半田入り電線接続コネクタ50内の半田ブ
ロック54が融解すると共に熱収縮チューブ52が収縮
する。
タ50が収容された閉鎖型加熱ユニット10が順次送り
出されて行くが、閉鎖型加熱ユニット10がセッティン
グステーション31から送り出されると同時に前記制御
手段が閉鎖型加熱ユニット10内のヒータ14を作動さ
せて収容された半田入り電線接続コネクタ50を加熱す
る。このヒータ14による加熱は、閉鎖型加熱ユニット
10が前記冷却ステーション33に到着するまで継続さ
れ、この間に半田入り電線接続コネクタ50内の半田ブ
ロック54が融解すると共に熱収縮チューブ52が収縮
する。
【0024】そして、冷却ステーション33では、それ
ぞれの閉鎖型加熱ユニット10の筐体11の一端側に形
成された孔16から冷却用空気が供給され、その冷却用
空気が筐体11の他端側に形成された孔16から放出さ
れるので、半田入り電線接続コネクタ50が冷却され
る。
ぞれの閉鎖型加熱ユニット10の筐体11の一端側に形
成された孔16から冷却用空気が供給され、その冷却用
空気が筐体11の他端側に形成された孔16から放出さ
れるので、半田入り電線接続コネクタ50が冷却され
る。
【0025】このようにして冷却された閉鎖型加熱ユニ
ット10は、コンベア20によって前記取出ステーショ
ン32まで搬送され、取出ステーション32に到着する
と前記筐体11が開くので、作業員は半田入り電線接続
コネクタ50を取り出す。
ット10は、コンベア20によって前記取出ステーショ
ン32まで搬送され、取出ステーション32に到着する
と前記筐体11が開くので、作業員は半田入り電線接続
コネクタ50を取り出す。
【0026】このようにして取り出された半田入り電線
接続コネクタ50は、前記閉鎖型加熱ユニット10によ
って十分かつ均一に加熱された後、冷却されているの
で、電線Aの接続状態が良好でしかもその接続部分につ
いて高い防水性能を有するものが得られる。
接続コネクタ50は、前記閉鎖型加熱ユニット10によ
って十分かつ均一に加熱された後、冷却されているの
で、電線Aの接続状態が良好でしかもその接続部分につ
いて高い防水性能を有するものが得られる。
【0027】従って、セッティングステーション31か
ら送り出された閉鎖型加熱ユニット10が冷却ステーシ
ョン33に到着するまでの時間は、半田入り電線接続コ
ネクタ50に対するヒータ14の加熱が十分に行われる
ように設定する必要があり、これを考慮してコンベア2
0の搬送速度及びコンベア20に取り付ける閉鎖型加熱
ユニット10の数を決定しなければならない。但し、加
熱時間を十分に確保するため、コンベア20の搬送速度
を下げると、セッティングステーション31及び取出ス
テーション32における作業員の待ち時間が長くなるの
で、この点も十分に考慮する必要がある。
ら送り出された閉鎖型加熱ユニット10が冷却ステーシ
ョン33に到着するまでの時間は、半田入り電線接続コ
ネクタ50に対するヒータ14の加熱が十分に行われる
ように設定する必要があり、これを考慮してコンベア2
0の搬送速度及びコンベア20に取り付ける閉鎖型加熱
ユニット10の数を決定しなければならない。但し、加
熱時間を十分に確保するため、コンベア20の搬送速度
を下げると、セッティングステーション31及び取出ス
テーション32における作業員の待ち時間が長くなるの
で、この点も十分に考慮する必要がある。
【0028】なお、この実施例においては、垂直方向に
コンベア20の金属ベルト21を移動させたが、特にこ
れに限定されるものではなく、水平方向にコンベア20
の金属ベルト21を移動させるものであってもよい。ま
た、コンベア20自体の構造もこの実施例において説明
したものに限らず、前記閉鎖型加熱ユニット10を一定
のループ状の搬送経路に沿って搬送できるものであれ
ば、それを適用すればよい。
コンベア20の金属ベルト21を移動させたが、特にこ
れに限定されるものではなく、水平方向にコンベア20
の金属ベルト21を移動させるものであってもよい。ま
た、コンベア20自体の構造もこの実施例において説明
したものに限らず、前記閉鎖型加熱ユニット10を一定
のループ状の搬送経路に沿って搬送できるものであれ
ば、それを適用すればよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明の半田入り電線
接続コネクタの加熱装置は、セッティングステーション
に一定間隔で次々と送られてくる閉鎖型加熱ユニットに
半田入り電線接続コネクタをセットすると、各々の半田
入り電線接続コネクタが、閉鎖型加熱ユニットによって
所定時間加熱された後、取出ステーションに次々と搬送
されるので、半田入り電線接続コネクタのセッティング
及び取り出しを行う作業者に待ち時間が発生することが
なく、作業効率がよい。しかも、半田入り電線接続コネ
クタの加熱は閉鎖型加熱ユニットによって行われるた
め、熱効率に優れ、加熱が均一に行われるので、電線の
接続状態及び接続部分の防水性能についての品質も常時
良好に保たれる。
接続コネクタの加熱装置は、セッティングステーション
に一定間隔で次々と送られてくる閉鎖型加熱ユニットに
半田入り電線接続コネクタをセットすると、各々の半田
入り電線接続コネクタが、閉鎖型加熱ユニットによって
所定時間加熱された後、取出ステーションに次々と搬送
されるので、半田入り電線接続コネクタのセッティング
及び取り出しを行う作業者に待ち時間が発生することが
なく、作業効率がよい。しかも、半田入り電線接続コネ
クタの加熱は閉鎖型加熱ユニットによって行われるた
め、熱効率に優れ、加熱が均一に行われるので、電線の
接続状態及び接続部分の防水性能についての品質も常時
良好に保たれる。
【0030】また、冷却ステーションを設けたものにあ
っては、半田入り電線接続コネクタが確実に冷却された
状態で取り出しステーションに搬送されるので、取り出
し作業も効率よく、直ちに次工程に移行できるといった
利点がある。
っては、半田入り電線接続コネクタが確実に冷却された
状態で取り出しステーションに搬送されるので、取り出
し作業も効率よく、直ちに次工程に移行できるといった
利点がある。
【図1】この発明にかかる一実施例を示す概略図であ
る。
る。
【図2】同上の閉鎖型加熱ユニットを示す側面図であ
る。
る。
【図3】同上の閉鎖型加熱ユニットを示す端面図であ
る。
る。
【図4】同上の筐体の分割要素を示す内側面図である。
【図5】同上の筐体の分割要素を示す断面図である。
【図6】同上の閉鎖型加熱ユニットのコンベアに対する
取付け状態を示す図である。
取付け状態を示す図である。
【図7】同上の閉鎖型加熱ユニットのコンベアに対する
取付け状態を示す図である。
取付け状態を示す図である。
【図8】半田入り電線接続コネクタを示す図である。
【図9】同上の半田入り電線接続コネクタを用いた電線
接続工程を示す工程図である。
接続工程を示す工程図である。
【図10】同上の半田入り電線接続コネクタを用いた電
線接続工程を示す工程図である。
線接続工程を示す工程図である。
【図11】従来例を示す斜視図である。
【図12】他の従来例を示す側面図である。
【図13】同上のベルトコンベアの詳細を示す斜視図で
ある。
ある。
【符号の説明】 1 半田入り電線接続コネクタの加熱装置 10 閉鎖型加熱ユニット 11 筐体 14 ヒータ 16 孔 20 コンベア 21 金属ベルト 31 セッティングステーション 32 取出ステーション 33 冷却ステーション 50 半田入り電線接続コネクタ
Claims (2)
- 【請求項1】 熱収縮チューブの長手方向の中央部に挿
入された金属チューブと、前記金属チューブの長手方向
の中央部に設けられた半田ブロックとを有し、前記半田
ブロックを挟んでその両側の前記金属チューブ内に先端
部が皮剥ぎされて芯線部が露出した電線を挿入した後、
加熱することで前記半田ブロックを融解させて双方の電
線の芯線部を前記金属チューブに半田付けすることによ
って双方の電線同士を電気的に接続すると共に前記熱収
縮チューブを収縮させて前記金属チューブから延びる電
線に密着させることによって前記金属チューブ内を密閉
するようにした半田入り電線接続コネクタの加熱装置で
あって、 電線が挿入された前記半田入り電線接続コネクタを収容
する筐体及びこの筐体内に収容された前記半田入り電線
接続コネクタを加熱する加熱手段を備えた閉鎖型加熱ユ
ニットと、 一定間隔で配設された複数の前記閉鎖型加熱ユニット
を、前記半田入り電線接続コネクタのセッティングステ
ーションと前記半田入り電線接続コネクタの取出ステー
ションとを含むループ状の搬送経路に沿って順次搬送す
る搬送手段と、 それぞれの前記閉鎖型加熱ユニットが前記セッティング
ステーションから前記取出ステーションに至るまでの間
に前記加熱手段を所定時間作動させる制御手段とを備え
た半田入り電線接続コネクタの加熱装置。 - 【請求項2】 前記閉鎖型加熱ユニットの筐体に冷却用
空気の供給孔と放出孔とを設け、 前記閉鎖型加熱ユニットの移動経路における前記セッテ
ィングステーションと前記取出ステーションとの間に前
記筐体に設けられた供給孔から冷却用空気を供給する冷
却ステーションを設け、 前記制御手段が、それぞれの前記閉鎖型加熱ユニットが
前記セッティングステーションから前記冷却ステーショ
ンに至るまで間に前記加熱手段を所定時間作動させるよ
うにした請求項1記載の半田入り電線接続コネクタの加
熱装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26595A JPH08185953A (ja) | 1995-01-05 | 1995-01-05 | 半田入り電線接続コネクタの加熱装置 |
US08/575,348 US5716206A (en) | 1995-01-05 | 1995-12-20 | Apparatus for heating a wire connection or connector |
EP95120693A EP0721231B1 (en) | 1995-01-05 | 1995-12-28 | An apparatus for heating a wire connection or a connector |
DE69511839T DE69511839T2 (de) | 1995-01-05 | 1995-12-28 | Vorrichtung zum Erhitzen einer Drahtverbindung oder eines Drahtverbinders |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26595A JPH08185953A (ja) | 1995-01-05 | 1995-01-05 | 半田入り電線接続コネクタの加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08185953A true JPH08185953A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=11469088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26595A Pending JPH08185953A (ja) | 1995-01-05 | 1995-01-05 | 半田入り電線接続コネクタの加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08185953A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101442764B1 (ko) * | 2013-12-18 | 2014-09-23 | (주)형제종합건설 | 열수축튜브,이를 이용한 전선 연결방법 및 연결장치 |
CN114188796A (zh) * | 2021-12-16 | 2022-03-15 | 苏州美仪自动化设备有限公司 | 一种漆包线剥皮焊接处理装置 |
WO2022185993A1 (ja) | 2021-03-02 | 2022-09-09 | 新明和工業株式会社 | 熱収縮チューブ加熱装置 |
-
1995
- 1995-01-05 JP JP26595A patent/JPH08185953A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101442764B1 (ko) * | 2013-12-18 | 2014-09-23 | (주)형제종합건설 | 열수축튜브,이를 이용한 전선 연결방법 및 연결장치 |
WO2022185993A1 (ja) | 2021-03-02 | 2022-09-09 | 新明和工業株式会社 | 熱収縮チューブ加熱装置 |
CN114188796A (zh) * | 2021-12-16 | 2022-03-15 | 苏州美仪自动化设备有限公司 | 一种漆包线剥皮焊接处理装置 |
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